観 笑 亭 日 乗
12月31日（月） イタコを起こす 55678
ほら、おばあちゃん、お客さんがきたすけ、起きるすけ。岡田斗司夫さんの『30代独身女どうよ』読了。多少イタかったけれども（笑）、実に面白く読めた。30代独身女？いいじゃん、にいたる論理展開は、前著「フロン」と同じく、30代独身女症候群という奇妙な存在をフィーチャーライズ（こんな用語あるのか？）したうえで、同じような社会システム改革論に決着している。特にこの社会システム改革を女性の側から妨げる要因として、30代独身女症候群羅病者の心に巣食う、超自我、スーパーエゴならぬ、スーパーママを指摘したその功績は大きい。かといって、この本により私が、独身女性の心理を理解して、おのれの恋愛に役立てられるなどということとはまったく別の問題であるので、そこのところをツッコンではいけない。
午前9時半起床。多少二日酔気味だったので、朝食は食わずにコーヒーだけですませる。部屋でしばらくぼんやりして、午前11時半くらいから、父親つれてお寺まいり。車でぱぁっと行って、お墓を手早く掃除して、拝むというもはやルーチンワークなので、あっという間に終わったのだが、その後に思ってもみなかった問題が発生。車に戻ろうとすると、隣の車の後部につないであった犬、なんというかけむくじゃらで結構大きい奴が、運転席に乗り込もうとする私にむかって吼え付いてきやがったのだ。御主人さまの車になにをするんだワンというつもりなのかもしれないが、激しく唸り、クサリを引き千切るかのような勢いで突進してくるので、車にのれやしないのである。けりつける真似をしてみても、一向にひるまず、前にもまして激しく吼えたてるしまつ。仕方ないのでいつも持ち歩いている睡眠薬入りのソーセージを与えることにした。
私が敵であることをはっきり認識している筈なのに、そこが犬畜生の浅ましさ、尻尾まで振って二本与えた睡眠薬入りのソーセージを全て平らげる。私はほどなく眠り込んだその犬を隣の車の下に蹴り込むと、いそいで自分の車を発進させた。お寺の入り口で、左折するタイミングを窺っていたら、後方から「ギャー、どうしたざます、うちのワンちゃん、泡をふいているざます」という声が聞こえてきたような気がしたが、なに、単なる空耳であろう。
帰宅後、ラーメンを食べに出かけた弟夫婦に代わってＴ子のお守。これから4時間ほど、食事の時間を除いて、全力でＴ子の相手を務めていたら、もうくたくた。俺にはとても、子育てなど勤まるまい。とにかく、Ｔ子、普段と違ってやたらに人がいるので、燥気味にはしゃぎ回る。私はカレンダーで頭をぽこぽこやられたり、やたら、家の中をうろつき回る彼女の後をついて回ったり，まるで、グラウチョの我侭に悩まされるハーポとチコの如し。昼食後、そろそろ眠くなったのか、時折、動きがアホの坂田のようになり、また、由利とおるのようにカックンとずっこけたりするが、彼女は彼女なりに、こんな楽しい時間、私は腹が破れても食べつづけると決意しているらしく、「寝るか？」と問うても、断固として首を振るばかり。午後4時過ぎになって、ようやく限界を越えたらしく、寝息を立て始めたが、前回の来訪時より、弟夫婦がいない時には、私が抱いていないと寝ないといういささか困った性癖がついていて、私はＴ子が完全に寝付くまで30分ほども抱いていることになった。その後、Ｔ子を布団に寝かせ、事務所へ行って、日記つけ、ネットのチェックなど。うわあ、相変わらずカウンター回っているなあ。
午後7時より夕食。といってもメニューはお節のあまったのや（笑）、板わさ（笑）、博多がめ煮など。これらでビールや日本酒を飲み、年越しそばで〆。
後はひたすらＴＶ、9時から「Ｋ1対プロレス」、猪木のエキシビジョンマッチの意味のなさに激怒。こんなもんいらんから全試合をカットなしで見せんかいと猪木になんの思い入れもない私は考える。また、ＴＢＳのあざとい演出も噴飯もの。今時、借金こさえて離婚した父プロレスラーとその娘との交流のドキュメント流すなあ。このプロレスラー、勝ったのだが、このドキュメントのせいで、この勝利が八百長に見えてしまうぞ。いや、ショーというのは分かっているけれども、このご時世に「父かえる」はねえだろう、とにかく泥くさすぎるのだ。
シャワーを浴びてから「テレビタックルの超常現象スペシャル」を見る。“世界はこうしてダマされた”の2弾目、過不足無く否定根拠のデーターを提出していて、なかなか面白かった。また、こりることなく、出演しているノストラダムスビリーバー達への扱いが極端に悪くなっているのに爆笑。そりゃあなあ、1999年、七の月の予言であれだけ外しておきながら、今度はノストラダムスが「米国同時多発テロ」を予言していたなんて言い出すんだもの、それも仕方ないよなあ。
この後、何の気なしに見始めた「ガキの使いスペシャル」が異様に面白かったので、結局午前5時半まで起きていました。
12月30日（日） オカマたちの恋人 ホッテ 55428
ホッテ、歌のアルバム。司会の玉好きひろしです。この“元祖エロ倶楽部”普段は1日のアクセス数が130～140程度なのだが、2日前からいきなりアクセス数激増。270前後をコンスタントに記録しているから、まさに倍増といっていい。やっていることは普段と同じだから、アクセス数が増えて嬉しいというよりも、いささかの気味悪さが先にたつのである（笑）。別に掲示板があらされているわけではないので、2ちゃんねるで槍玉にあげられたのでもあるまい。皆さん、一体どこからいらっしゃっているのでしょうか？
本日も一応の休み。けれど、家賃の受け取りがあるので、事務所詰め。合間をぬって年末のお買物。しぶる弟の尻をたたいて、ホームセンターへ行き、新しいガス台を求め、ついでにガソリンスタンドへよって灯油を補充。事務所へ戻ってから急に風邪のために食えなかったクリスマスケーキの亡霊がとりつき、生クリームへの渇望で気が狂いそうになったので、コンビニのショートケーキ2つをコーヒーとともに貪りくらう。まあ、昼食代わりと思えばいいのだ。それにケーキなんて1年に一度食えば十分だからな。
午後5時過ぎに帰宅。東京の弟夫婦がすでに到着していた。半年ぶりのＴ子、コミュニケーション能力が別人のように発達しており、いささか戸惑う。前は興味のあるものを指差すとか、お気に入りの人間にだっこをせがむくらいが精一杯だったのに、今ではおぼつかない言葉をあやつり、ある程度の会話を成立させている。このくらいの子供の成長の早さに驚かされるばかりである。しばらく彼女の相手をしてから、午後6時のバスで天神へ。今日はちと遅くなったが、オタクアミーゴス公演のお疲れ様でした、乾杯、乾杯、いろいろオタク話しましょうの会なのだ。
6時半ごろに天神着。待ち合わせの7時まで、少し時間があったので、恒例の本屋周り。ジュンク堂で岡田斗司夫さんの新刊「30代独身女どうよ」を求めた。それから待ち合わせ場所にいって本日の参加者である、しおやさん、有久 幸次郎さん、しげさん、アンジェリーナさん、たけうちさんと合流。会場である天神のある居酒屋へ向かう。先にぴんでんさんが到着していたので早速に乾杯。
本日は12月30日であるので、店内がかなり込み合っている。この状況下では酒、食物ともに遅くなるであろうことが十分に予想できたので、みなさんと相談して、ニーサンコンビネーションでいくこととした。つまり、酒は必要数のダブル、食物はトリプルのフォーメーションだ。しばらく全員が餓鬼と化して、がつがつくらい、ぐびぐびと飲み狂う。15分ほど遅れて獅子児さんが到着したので、アミーゴス公演ビデオの配布、また改めて乾杯（笑）。全員が揃ったので、次回アミーゴス公演の開催月の話合い、あっというまに決定する。後はお三方に御了解をいただくのみだ。
あとは、私すらついていけなくなるようなオタク話、ぴんでんさんと獅子児さんがメートルを上げて、ピープロ話。これから出るボックスセットを全部買って1日24時間ピープロに浸るのですというぴんでんさん、ナニ、ザボーガーバイクのカッコ良さが分からない、あなた、なんということをいうのですかという獅子児さん、うーむ（笑）。圧倒されました。私はといえば、トークの持っていき方に失敗してしばらく落ち込んでいたと言うお粗末でした。
午後11時に解散。通常ならば、これから、カラオケなどにいってさらに暴れ回るのが常であるが、明日が仕事という人もいたので、大人しく帰ることとなる。あー、楽しかった。タクシーで帰宅。私はさらに焼酎を少し飲んで、「30代独身女どうよ」を読み始めたのだが、何時の間にか爆睡、気がついたら午前4時、おまけに、あー、読んでいた筈の「30代独身女どうよ」が背中の下になっていたではないか、表紙が折れてしまっているではないか。とほほほ。
12月29日（土） ローティーンと子供のポルカ 54982
ズビズバー、パパパヤー、ズビズバー、パパパヤー、なんだ、子供ばっかじゃん。怒る左ト全ファン。ある漫画で知ったのだが、糖尿病の自覚症状には次のようなものがあるそうだ。喉がやたらに乾いてビールや酒がたまらなく美味い、いくら食っても太らない、いつまでもぐーぐー、寝ていられる。これを聞いた弟、「夢のような病気だなあ」とうっとり。この弟、、3歳か4歳のころ、正月の雰囲気に酔って「ああ、食べ物がたくさんあって、好きなだけ寝ていられて、毎日正月だといいなあ」とのたまい、母親から叱られたという筋金入りのナマケモノなのである。それがそのままオトナになってしまったような人だから、上記の発言もあながち冗談ではなく、なかば本気なのだ。つくづく私の一家というのは私を含めてヘンな人間ばかりだと改めて思う。
一応、本日から年末の休みということになっているのだが、新自社物件の打ち合わせがあり、午前10時には事務所へ。昨日遣り残した掃除をだらだらやる。昼飯にコンビニの牛蒡天うどんを食べ、午後1時から来訪した建設会社の営業マンと1時間ほどかけて、今後の段取りを相談。打ち合わせ終了後も家賃の受け取りがあるので、事務所にそのまま居残り。だらだらとSFシネクラシックスを更新したりする。
午後6時半に帰宅。夕食はハマチ、カンパチ、イカ、蛸、マグロ、サザエ、サーモンの刺身づくし、細切り山芋にタマゴの黄身を落としたもの、お歳暮のハムを焼いたもの、生野菜。例によってビール二缶を飲む。仕上げに柔麺一杯。量的にはそんなに食っていないつもりだったが、腹がぱんぱんになってしまった。〆のコーヒーは如例。
その後、自室にてレンタルDVD『ヴァーティカルリミット』を大画面再生。映画館で一度見ているのだが、やはりPIANOによるハイコントラストの雪山の再現が素敵。現実感がありすぎて、ストーブをがんがん炊いているにも関わらず、寒くってたまらないような気持ちになる。映画そのものについては前に見た時と同じ、ニトログリセリンの使い方がへたという感想。遭難者救助のために、ニトログリセリンを使わざるを得ず、その扱いの難しさゆえに生まれるサスペンスというのがこの映画の骨子となっているのだが、この肝心のニトログリセリンの物語への導入の仕方がなっちゃいないのだ。もうちょっと上手く理由付けしてもらわないと、その違和感ばかりが目立って映画が面白くならないのである。
2回目で初めて気がついたのだが、2番目のニトログリセリンの大爆発で爆死するパキスタン人（？）ポーター役で、DS9のドクター・ベシアことアレキサンダー・シディグが出ておりますな。やー、今まで連邦の制服姿しか見ていなかったので、とんと気がつきませんでしたわ。
シャワーを浴びて後はだらだらTV。「めちゃいけ」などを見るが、うーん、面白いとか面白くないとか、もうあんまり言いたくない。唯一、雛形明子（こんな字だったっけ、まあ、どうでもいいや）本人に、不倫事件についてつっこむという禁断の技のみ笑えた。午前2時半ようやく就寝。
12月28日（金） ローティーンと海 54535
浜辺で撮影されたロリコン写真集のタイトル。捕まるって。ローティーンと聞くと、すぐロリコン方面へ一直線に向かってしまうのが、私の悪いクセ。12月6日にアマゾンから発送された『這い回る目』と『海底一万リーグからの妖怪』が今だ、到着しない。記録を調べるのがメンドウなので、記憶の範囲内で言ってしまうが、これは今までの最長記録ではないだろうか。やはりクリスマスシーズンという1年で最も間の悪い時期に注文したつけが回ってきたのだな。このまま年を越してしまうようであれば、ロストの可能性をも疑わねばなるまい。メールだ、メールだ、またアマゾンにメールを出すのだ。
風邪が治まったと思ったら、今度は痔が鳴動を始めやがったと仕事。本日は一応の仕事収め。げんみつにいえば、29日に建設会社との新自社物件の最終打ち合せがあるのだが、それはそれとして、午前中から昨日行けなかったところへ挨拶回り。ついでに管理物件の見回りをすまして帰社。昼飯にコンビニの冷凍ラーメンを食って、掃除、掃除。合間に家賃を受け取り。事務所が入っているマンションの玄関ガラスを拭いたり、事務所の台所をぴかぴかに磨き上げたり、慣れぬことゆえ、たちまち体のあちこちが痛くなる。年である。また、逆に出入りの業者さんの挨拶なども受ける。午後6時、ようやく終了。それから、各方面へのメール書き、帳簿類の整理など。
帰宅午後8時。夕食のメニューはステーキ、ブリの刺身、ブリ大根、生野菜。ステーキはもちろん、あらかじめ小さめにきって、たっぷりの刻みキャベツの上におき、福岡特有のキャベツのたれをだばだばかけた、ヤキトリヤショップ・スタイルだ。ブリ大根の大根もやたらに美味く、ビールが二缶すすんでしまった。ゴハンは一膳、こんなに飲み食いしていては風邪で落ちた体重なぞ、すぐ戻ってしまうであろう。〆のコーヒーは如例。
その後、自室で『キングコング対ゴジラ』を大画面再生。PIANOでは初めての観賞となる同DVDだが、輪郭のぎらつきは多少減ったものの、色が薄く、とても満足できる画質ではない。その分、音が頑張っていて、リミックスされた5.1チャンネル音声で聞くと、まるで、劇場で見ているのではないかとさえ錯覚してしまうほど。電源タップの導入で音質が向上した、我がAVシステム、なかなかである。
シャワーを浴びて、しばらくTV。だが、どうにもつまらなくて、またPIANOをスイッチ・オン！今度は『大巨獣ガッパ』を見るのだ（笑）。驚いた、これはなんという画質なのか。オベリスク島の原住民の村やジャングルのシーンで白が飛んでしまっているのが難点だが、それを除けば、現代の映画といっても通用するのではないかというレベル。でも、やっぱり映画そのものがダサいので、途中で再生をストップしてしまった（笑）。
熱海温泉外を破壊するガッパ夫婦のうち、雌の方が、咥えている大蛸、海から出現した時は足をだらんとさせているのに、戦車隊から砲撃を受ける直前になると、まるで、茹蛸のように丸まってしまっている。やっぱり、熱海温泉ホテルの火災の熱で茹ってしまったのかしらん。
12月27日（木） フォン・デュ本の世界 54185
チーズ・フォン・デュを世界的に大流行させて、人類をチーズ漬けにする、そうこれは、チーズの生産を一手に握り、チーズを餌にして、全人類を支配しようとする、秘密ユダヤ勢力の陰謀なのだ。ディスプレイもおかしければ、マウスもまともに動きゃしない。ポインターが左に行かないのだ（笑）。明かにマウスのボールにゴミが貯まったためと思われたので、何度も掃除しようとしたのだが、肝心のマウスの裏ブタが開かないのである。手で開けようとすると、生爪を剥がしそうになり、これじゃだめだと、マイナスドライバーを突きたてると、滑って顔面に突き刺さりそうになる。こんなブッソウなことはやっていられないので、近々マウスを新しいものに替えるつもりだ。なんか、一人暮しをしていたころに、カレーを作ったのはいいが、鍋を洗わずに放っといたら、カビが生えてきてしまい、戦慄して、鍋ごと捨ててしまった時のようで、アレから、私はちっとも進歩していないのであった。
ようやくウンコが常態に復した、やれ嬉やと仕事。午前中からちと気が早いかもしれないが、挨拶回り、ついでに管理物件の見回りをして、午後2時近くに帰社。3日振りの昼飯は、自宅にて冷凍食品のチャーハンとギョーザ。チャーハンはタマゴとシーチキンを混ぜ込んで自己流に味付け、ギョーザは指定より1分ほど長めに過熱したので、素敵に熱くて、はふっ、ほふっ。粗末なメニューであったが、実に美味かった。
午後からは物件シートの整理、立ち退きを担当している業者への支払いなど。午後7時半帰宅。
夕食は鳥の唐上げ、アラの刺身・ポテトサラダ。三日ぶりのビールを二缶堪能。ほんのり酔って毎日こうだとこりゃ泣けて来ると歌う。ご飯一膳食べて〆のコーヒーは如例。ああ、ああ、ちゃんと食べられるということは素晴らしい。その後、自室にて、だらだらTV、読書。年末恒例の女子アナ大会、番組そのものも面白いのだが、たまに中央のTV局に出演して、舞い上がったのか、明かに言動振る舞いがおかしくなっている地方局の女子アナがいて、ああ、この人の次の晴れ舞台は結婚式だなと、自分のことは棚に上げて考えたりする。
シャワーを浴びてから、なおも、TV。「いきなり黄金伝説」また、若手デブの石本が1週間で100万円分のメニューを食い尽くすという大食い企画、内山といい、彼といい、最近の若手デブ、この手の仕事ばっかりで、ますます体重を増やしているのではないか。石本、とうに体重100キロを超え、あのヒッチハイク後のすっきりとした姿とはまるで、別人のようだ。なんか、デブ芸人の中で誰が一番早く糖尿を患うか、チキンレースをやっているかのようにすら感じられる。でも、面白いからいいけどね。
12月26日（水） フォン・デュじゃない、フォン・デュじゃない、こりゃまた失礼しました 53944
チーズ好き。ディスプレイの異常、今だ回復せず。このことを掲示板に書いたら、しおやさんより親切なアドヴァイスを頂いた。結論は、ソフトウェアの問題ではなくディスプレイが死んだということ（笑）。出るべき色が一部正常に出ていないので、結果として赤が強くなってしまっているらしいのだ。弱っちまったなあ。畜生、来年9月の新事務所完成に合わせて、安価なノートパソコンを導入しようかと思っていたのだが、まさか、こんなに早く現用のディスプレイが逝ってしまうとは。持ち運びが大変で修理に出すのが面倒くさいし、パソコンとしての機能にはまったく問題がないので、このままガマンして使っていくしかないであろう。ビンボが悪いのや。
本日は一応お休み。だが、いろいろ雑用あり、ほとんど事務所へ詰めていた。食欲戻らず、朝食に調理パン一つ食って、またも昼飯抜き。これであんまりオナカが空かないのだ。ダイエットはこういう食欲のない時にやるに限る。午後1時過ぎからちょっと外出、BOOK OFFとレンタルビデオ屋、30分程冷やかしてからすぐ帰社。その後、SFシネクラシックスを更新したり、来月分の家賃を受取ったり、まあ、いい休日である。午後6時帰宅。夕食まで録画しておいてずーっと2週間放っておいた「スタートレック・ディープ・スペースナイン」見る。DS9占領中のカーデシア軍、ワームホールを封鎖していたロム謹製の自己複製装置つき機雷の除去方法を発見する。この機雷源がなくなれば、ワームホールの向こうで待機しているドミニオン2.400隻の艦隊がアルファ宇宙域に雪崩れ込み、事実上の戦争終結となってしまう。そうはさせじと艦隊を引きいてDS9へ急行するシスコ、また、DS9内部から武器システムの破壊を目論む、キラ、クワーク、ロム、ジェイクの面々、これで続く・・・のだからたまんないよなあ。
夕食は塩鯖と味噌汁という極々シンプルなメニュー。アルコール欲もまったくないため、ご飯二膳を食べておしまい。最近野菜の摂取量が足りないのではないかと考えて納豆を一パック。〆のコーヒーがやっと飲めるようになった。こんな食生活を続けていたら1週間で5キロは痩せてしまうであろう。もっともその前に栄養失調でひっくりかえるかもしれないが。
その後、自室にて『パールハーバー』の残りを大画面再生。なんじゃ、これだけすったもんだして、ラストは主人公の幼馴染が日本兵にやられそうになった主人公を庇って殺されるというだけ？しかも、主人公は看護婦といっしょになって、パラシュートの中でゴムもつけずにやったもんだから、できちゃった幼馴染の子供を大切にそだてるぅ？ふ、ふざけんなあ。誰も傷つかない、みんな良い人はっぴー、はっぴーの薄っぺらい恋愛話、3時間の映画にするなあ、あんなにかっこいい特撮使って、全米中のフライアブルなクラシックレシプロ機かき集めて、大予算かけて作ったのが、こんな女子高生までしか納得しないような、御都合主義話かい、ええい、死ね、死ね、死んでしまえ、はあはあはあ。
シャワーを浴びてからCS部屋に移って「ディープ・スペースナイン」の続き。シスコのディファイアントも間に合わず、またキラ達のテロも失敗に終わり、ついに機雷原は消滅、ワームホールに雪崩れ込むドミニオン艦隊、シスコは死を覚悟して、その前に立ちふさがるのだった。結局、よく分からないベイジョーの神々によってドミニオン艦隊は消滅し、殺到する連邦クリンゴン連合艦隊に恐れをなして、DS9を占領していたドミニオン、カーデシア軍は撤退することになる。手中に収めかけていた勝利が一瞬で消え去り、最愛の娘にも死なれてしまったガル・デュカット、ショックのあまり廃人になるのが哀れ。
続けて1週間前に録画しておいた「スタートレック・ヴォイジャー」、ヴォイジャーがある自然現象によって32の時間軸に分断され、現在のチャコティ、7年前のジェーン・ウェイ、スコーピオン危機の時のまだボーグのセブン・オブ・ナイン、17年後のイチェブ、ナオミ・ワイルドマンが入り混じってしまうというお得意の時間もの。いくつかの論理的矛盾がみられるが、さすが18番のプロットデザインで、楽しめた。特に7年前の何も起こっていない時間軸からやってきてチャコティから未来の話を聞いて「え、そんな大変なことがあるの」（笑）、「それなら私は絶対そんなことはしない」とビビる彼女に、「確かに大変でした、しかし、それらを乗り越えてこそ、7年後の私達があるのです」と説得するチャコティが「オトナ帝国」してて感動。
自室に戻って録画しておいた「フードファイトクラブ」見る。TBS、稼げるうちに、現在の大食いチャンピオン達を使い潰してしまおうという魂胆見え見え。レギュレーションがますます厳しくなり、短時間のうちにいかに大量の食物を詰め込めるかというベクトルに向いてしまっている。この方が見栄えして、面白いのは分かるのだが、番組中なんども、そりゃあ、生放送じゃないから、そんなことはあり得ないと分かっているけれども、口から噴水のように食べ物が噴き出すのではないかと思ってはらはらしたぞ。もうちょっと、細く長くいこうという考えはないのか、まあ、TBSがそんな長期的な展望を持てるはずがないか。
12月25日（火） 一つ積んでは母のため、ピカチュー積んでは父のため 53768
賽の河原で子供が石を積んでいるとぴかぴか光って気絶して、鬼がせっかく積んだ石を壊してしまうという・・・。ネットを回っていたら、突然ディスプレィが赤く染まってしまった。その他の動作にはなんら支障ないのだが、やたらちかちかして見難いことこの上ない。弱ってしまって、再起動を数回試みても症状は改善されず、ならばハードディスクの空容量が少ないためかと思ってゲーム関係のプログラムを削除し、さらにディスプレイの設定を弄ってみても、やっぱり赤いまんま。まるで、『怒れる赤い惑星』である。ひょっとして何らかのウィルスにやられたのかもしれないが、もう全然分からん、誰か助けて！
胃薬だけで、後は1日飲まず、食わずでいたら緑のウンコが出た、俺は虫かと仕事。朝から昨日の食いすぎが祟ったのか、胃が重くて重くて仕方ない、事務所へ出て、胃薬を飲んでみるが、食欲なく昼飯も抜き、水のようなウンコが2回出る。午後からはそれに加えて異常な寒気に悩まされる。やられた、これは風邪だな。だんだん体もだるくなってきて、ふーふー荒い息をつきながら、仕事をこなす。
帰宅は午後7時、やはり食欲ぜんぜんなく、風邪薬を飲んで、自分でうどんのスープにゴハン一膳分とタマゴ、春菊を打ち込んだ雑炊を作り、たっぷり一味唐辛子を振り込んですする。唐辛子で体が内部から温まったせいか、なんとか気分が良くなった。ビール？とんでもない、〆のコーヒー、ろくすっぽ食ってないのに、そんなもの飲んだら胃が死ぬ。
こんな状態でもレンタルＤＶＤ『パールハーバー』を大画面再生するのだ。映画が始まってから約20分、のっけから、女くどきまくりだよ、なんだ、これは（笑）。『アルマゲドン』まだしもと思わされる安っぽいラブストーリーだなあ。主人公が、懇ろになった看護婦を残してイギリスへ義勇軍パイロットとして派遣される。もちろん、こんな史実はないのであるが、けっきょくこれが無理矢理に三角関係をつくるための方便であるに過ぎないのだから呆れてしまう。
主人公が戦死したと聞いて悲しむ看護婦に主人公の幼馴染がさしたる必然性もなく接近し、看護婦もちっとは悩めばいいものを、すんなりと幼馴染とできてしまい、パラシュートの中でセックスするのである。だから、パラシュートの中でやるなあ、『バックドラフト』で消防車の上でやっていてびっくりしたけど、とにかく、パラシュートの中でやるんじゃない。二人ともちっとは性欲を我慢しなさいというのだ。そこへ、戦死したと思われていた主人公が実は生きていて、ひょっこり帰ってくるという・・。そして、ついにこんな三文恋愛芝居に業を煮やした日本海軍が真珠湾に対して怒りの鉄槌を打ち下ろす、いや、じっさいそういう風にみえるんだもん。
もっともこの日本海軍もろくなモンじゃない。戦闘シーンに金が掛かっている割には空母の艦橋のセットがせこくて、薄暗くてせまいところに山本五十六以下の幕僚が押し込められていたり、出撃を前にしたパイロットが両親にロウソクの火の下で手紙を書いていたり、だんだん、腹がたってきたぞ。極めつけは空母の艦橋に大きめの日めくりカレンダーが掛かっていて、12月７日（御丁寧なことにDECEMBERって書いてある）の紙をばりっとむしりとると12月8日、よし、さあ、出撃だとなるアホタレシーン。これは何かのギャグのつもりか、ジェリ公、ベイ公！
真珠湾空襲シーンは確かに凄い、いろいろなミスが散見されるけれども、それは素直に認める。しかし、真珠湾攻撃専用に開発された浅深度魚雷の木製安定板を再現するほどの徹底した拘りを見せながら、同時に零戦に民間人や病院などに銃撃を加えさせるという厚顔さはどうしたことか。またそれだけ調べてりゃ、海軍の最高指令部が野外で作戦会議をするなどという馬鹿なシーンは作れない筈だ。単なるミスならばまだしも、確実に知っていながらなお、恣意的に史実を捻じ曲げるこの図々しさはなんなんだ。
アメリカ国内だけで公開されるというならまだ分かる（日系人社会の問題はあるにせよ）、しかし、これは全世界へのセールスを目的としたハリウッド映画なのだ。真珠湾攻撃というテーマを扱いながら、アメリカ人のみに受ける（受けなかったんだけれど）大作映画にしかできなかったのは、製作陣の明らかなミスであろう。こんなんで、アメリカ国内の赤字を日本で取り返そうたぁ、いい度胸してんな、ジェリ公、ベイ公！
午後10時過ぎまで『パールハーバー』見て、後は明日のお楽しみ。薬を飲み、録画しておいた『世界丸見えTV特捜部』を見る。目当てはもちろん、あのセバスチャンのみ。まあ、TVだから、フケもないし、彼の異常性も随分と押さえられて、妙にキマジメなフランス人オタクという感じ。でもやっぱり変だよ、あいつ。
12月24日（月） 男よーい、どん！53595
大山 昇太走る。例の青森の横領犯のチリ人女房、何億と貢がれたのに、記者会見まで開いてイケシャアシャアと使ってしまったからお金は返せませーん、などといっている。事件の構造そのものは、悪い女にダマされた馬鹿な男という単純なものなのだが、金額の並外れた大きさ、またこのチリ人女性の不合理なまでの開き直りという要素がからんだことで、すでに私の中ではロス保険金殺人事件にも匹敵する一大怪事件となっているのである。それにしてもあのチリ人の女房の傲岸不遜さには、男として非常にはらがたつ。この女、どんなに奇麗事を言っていても日本国民の貴重なる財産を毟りとっていったことには間違いないのだから、政府は自衛隊の特殊コマンドウを派遣し、この馬鹿チリ女房の捕縛もしくは殺害に努めるべきであろう。自衛隊は国民の生命・財産を守るべく、存在しているのである。、こんな時に働かなければ、なんのための自衛隊か。そうして、首尾良くこの馬鹿チリ女をひっとらえることができたら、想像しただけで、あの中野貴雄監督が蒼白になって、はいてしまうような残酷きわまる拷問を加え、闇に葬ってしまうがよい、ひっひっひ・・・。
ひどい下痢をすると、ウンコと一緒に内臓まで出てしまうような感じがしませんかと仕事。さすがに年末のこの時期になると、部屋を借りようというお客様はまったくおらず、母親と一緒に決算作業に終始することとなった。昼飯はコンビニの弁当、肉ばっかり食い過ぎだよ、おまえは。
後は管理物件の見回りと年賀状作り。
ぴんでんさんより電話。「クリスマスイブですよ、また焼肉を食いましょうよ」という季節感というものをまったく考えてないお誘い。思えば昨年の12月24日も、天神ホルモンでぴんでんさんと差し向かいで焼肉食っていたのだった（笑）。その時、隣にいた、男一人、女4人のグループと仲良くなり、これはしめしめ、うまいこといったわいと思っていたら、ぴんでんさんが男の容姿について失言し、その彼女がかんかんになっていたたまれず、逃げ出したという出来事があった。くそおお、ぴんでんめ、君のその失言さえなかったらと大いにイキドおったのだが、まあ、彼の失言がなかったとしてもどうにかなったという訳ではないがな（笑）。
事務所を早仕舞いして、西鉄バス、西鉄電車を乗り継いで天神へ。ぴんでんさんと急遽参加の決まった藤原さんが、交通渋滞のために遅れるとのことであったので、先に天神ホルモンへ入って、まずは、付だしの酢もつをアテに生ビールを一杯。15分ほど遅れて二人が到着、改めて乾杯となる。ここからはまってましたの怪獣談義、『ＧＭＫ 大怪獣総攻撃』の否定派、藤原さんとばりばり肯定派の私とによる、お互い一歩も譲らぬ大トークバトルだ。
「いや、もうそうじゃありませんったら」ついにキレた藤原さん、背鰭を青白く発光させるやいなや、口から放射能火炎を吐き出した。まともに食らった私はたじたじと後ろに下がる。腹部の金色のウロコがやけこげるのがはっきり分かった。これはたまらん、私は翼をばっさばっさとふり動かして空中へまい上がり、3本の首をむちゃくちゃに振りながらむやみに引力光線を吐き散らす。ババッ，バッ、藤原さんの体に閃光が走った、まわりでは店員やら、七輪やら、ロースやらカルビやらはたまた隣にいた不幸なカップルまでもが空中に浮かび上がる。続いて私は藤原さんに両足キック！藤原さん、たたらを踏んだものの、素早く態勢を立て直して、渾身のテールスイングだ！私の首のつけねあたりに、パワフルな尻尾がまともに激突、体が軋む。私は「キケロロロ！キケロロロ！」と鳴きながら、最後の一発とばかり、藤原さんに翼を激しく振って、強大な風をたたきつけ、逃走を図った。ぐんぐん上空へまい上がりながら、右側の首を曲げて後方を垣間見ると、藤原さんが崖をごろんごろんと転がり落ち、盛大な水柱を上げて海に没するところであった。たった一人残されたぴんでんさんは呆然としている。
いや、というか、我々オトナですから（笑）、結果的には、会話の中で、『ＧＭＫ』の良かったところ、悪かったところを炙り出していくカタチになった訳で、非常に有意義だったんだけれども。こういうの、楽しいのよ。その後、えんえんとオタク話続けて、藤原さん、ぴんでんさんの二人とも買ったという『シベリア超特急』ＤＶＤ（馬鹿だね）の上映会も決定する。
みんな明日も仕事であるから、無茶をせず、午後10時半くらいにはお開き。主に半額メニューばっかり食っていたからか、勘定驚くべき安さ。これなら毎回ここで飲み会やるかとも思ったが、毎度、毎度、大量の焼肉詰めこんで、胃にもたれさせていては仕方ないのである。二人と分かれタクシーを使って帰宅。
録画しておいたいよいよセバスチャン登場の「世界丸見えテレビ特捜部」見始めたのだが、あまりの眠さに断念、午前12時過ぎ、突然襲ってきた寒気に震えながら床についたのだった。ううむ、これはひょっとして、風邪を引きかけているのかもしれない。
12月23日（日） スジャータ三四郎 53451
こういう企業キャラクターもあり。神国にして唯一絶対なる我が日本の周辺海域をば、小バエの如く飛び回っていた不審船、海上保安庁の巡視船により撃沈さる。これは太平洋戦争時の伊号潜水艦による重巡インディアナポリス以来の戦果（笑）でないか。件の不審船が3年前の覚醒剤密輸事件で使われた北朝鮮籍の漁船に酷似していることから、今回も北朝鮮のものである可能性がたかいという。これがもし中国のものであったなら、後々やっかいな事態を引き起こしかねない、今回の事件であるけれども、北朝鮮ならＯＫ（笑）、国際社会の理解も得られてめでたし、めでたしである（なのか？）
私には打ち捨てられた洋式便器に対するフォビアがあると仕事。年末の日曜とあって、お客さんなく、外部からの電話もない。ひたすら社内的な仕事に従事。昼飯はコンビニのカップちゃんぽんと握り飯。この握り飯、ＴＶでＣＭやっている、素材に拘った高級タイプというやつで確かに具のサーモンはふっくら、ちゃんと海苔の香りがするという優れものである。明日から昼飯はこれ一個にするかな。
午後から管理物件の見回り、このところ、寒いので問題となるヤンキーの活動が鈍っているのか、どの物件もきれいなもの。タバコの吸殻は相変わらず多いが、これはもうどうしようもない。帰社後、母親とまた決算の打ち合わせ。
午後5時過ぎよりバスで博多駅へと出る。また見合（笑）なのである。待ち合わせに多少余裕があったので、紀伊国屋書店へ行き、佐藤大輔の「レッドサンブラッククロス」の新刊を探すが見つからない。畜生、また発売が延期されやがったな。代わりに殊能将之の「鏡の中は日曜日」を求めた。それから待ち合わせ場所であるホテルのロビーへ行き、タバコ吸いつつ、「鏡の中は日曜日」に没頭。冒頭からかなりトリッキーな展開となっており、実に楽しい。楽しすぎて見合の相手から声を掛けられるまで、ぜんぜん気がつかなかったという失態を犯す。
まあ、こんな日にレストランなどには行けないので、違うホテルの居酒屋へ。いろいろ食べつつ飲んで話したのだが、相手との趣味があわず、また露骨に詰まらなそうな様子であったので、2時間でお開き。そのままお別れという時間とお金の無駄のような見合であった。その後，天神で餃子でも食べようかと思ったのだが、寒くまた雨がしょぼついていたので、タクシーを使ってとっとと帰宅。
私が見合だと思って油断したのか、私の部屋でテレビを見ながら焼酎などやっていやがる弟を追い出して、ぼんやりぼんやり過ごす。久し振りに「笑う犬の冒険」を見たが、やっぱつまんねえや。ウッチャン、かなり激しい体技を披露していたが、もう37歳だろ、いつまでも“体技による笑い”に固執している場合ではあるまい。それに彼の動きのギャグは彼自身が思っているほど、オモシロクないのである（笑）。
「笑う犬の冒険」が終わってから録画しておいた筈の「パワーパフガールズ」を見ようとしたら、あっ、なんということだ。また、別の局の“良い家訪問”みたいな番組が録画されているではないか。パワーパフ、今日が最終回なのに、どうしたことなのだ、ギャーギャー泣き喚く。怒りのあまり、ＡＶラックからビデオを毟り取り、窓から放り投げる。どうやら通行人に当たったらしく悲鳴が聞こえてきたが、そんなこと知るか。今の俺にはパワーパフの最終回のほうが、よほど、大事なのだ。
気を取り直して録画しておいた？キャイーンのスペシャル番組を見る。わぁ、白田と射手矢の丼によるタイマン勝負、こんな面白いネタ、ちぎりちぎりでやるなよ。これで2時間スペシャル作れよ。それだけの価値があるネタだよ。まあ、自転車でうすらみっともなくずっこけるデビ夫人は笑えましたけれども。
12月22日（土） ユーラシア太郎 53311
竜宮城はインド洋に存在した。あー、もひとつ上手くいかないや。やっぱりシャレを毎日続けるのは大変で、頭にアイデアがあればいいのだけれど、いざ日記をつけようとして、キーボードに向かうその時までまったく白紙ということがままある。こんな時は唐沢さんの過去日記のタイトルや諺や落語のサイトなど読み、ない頭を捻り尽くしてでっち上げるということになる。得てしてこういう場合のシャレ、たいがい出来が良くないもので、本当に労力の割りが合わないのである。いっそやめてしまえばいいのにという方もいらっしゃるかもしれないが、これは一種の修行であり、修行というものは訳の分からない事をただモクネンとやり続けることに他ならないから、この後に及んでやめることなどできないのだ。
私はダブルのトイレットペーパーが好きで、シングルの柔らかい奴が好きな父親と対立していると仕事。年が押し詰まって来てしかも土曜日、お客様などきやしない。それをいいことに午前中ずぅっと母親と一緒に資金繰りの相談。数字を眺めた瞬間、午前中であるのにも関わらず、眠くなってしまうのは性分だからどうしようもない。昼から、管理物件見回りのため、外出、昼飯は山小屋ラーメンでラーメンアンド替玉。この時、本屋で求めた月刊ＨｉＶｉで、ＦＵＮＡＩよりファロージャのプログレッシブ対応ＬＳＩ搭載のＤＶＤプレーヤーが発売されることを知り、驚愕。ＦＵＮＡＩのブランドイメージとファロージャが全然合ってないんだもの。しかも、このＤＶＤプレーヤー実売価格が4万円前後だというから二度びっくりである。
夕食はカニと豚肉の入った海の幸、山の幸連合鍋である。見るからに新鮮なワタリガニ、特にハサミの身の甘さはたまらないほどであったが、ほじるのが面倒くさくて一匹どまり。豚肉ばかりを主に責める。ビール二缶、弟が自分で買って来た日本酒を実にウマそうに飲んでいたので、つい手が出そうになったが、なんとかこらえ、チャーハンで仕上げ。しかし、いくら冷や飯がたまったからといって、鍋にチャーハンを組み合わせるかね。〆のコーヒーは如例。
自室でストーブをがんがん焚きながら「これ、マジ」という番組を見る。スカイフィッシュなど他局のそれとまったく同じことをやっていて著しく新味に欠けたが、ある気効師がアフリカにいって、あたるを幸いライオン、河馬、水牛、チータなどをかたっぱしから気効で眠らせてしまうという企画のいかがわしさに爆笑。マサイの戦士が「気効って凄いよね」とか言っちゃうんだぜ。アフリカまで行って、動物眠らせて満足か、世の気効師の人達は。もはや内気効、外気効というもともとのカタチからまったく外れた世界になっちゃってますな。
また乾貴美子がリポートしていた、エリア51の施設が移された先はアメリカの四州が交わるクロスポイントの地下巨大軍事基地だ！と言うネタもあまりに真実味に欠けていてイマイチ。だいたい、何十万人が働くという巨大地下施設があれば、食料の供給や給排気が不可欠であり、地上にまったくその手の設備がないなんてことはあり得ないのである。リポートでは連絡口が山の洞窟に繋がっているなどと言っていたが、Ｘ星人の基地じゃないんだからさ（笑）。実際，このクロスポイント、観光施設になっており、たくさんの人が訪れているのだが、ビリーバーにいわせるとこれもカムフラージュで、観光地にしておけば、余計な開発の手が伸びないのだって、なんでそうややこしいことをしなければならないのか。素直に軍事基地にして、一般人立ち入り禁止にしたほうがいいじゃんかなあ。
午後9時過ぎより輸入ＤＶＤの『インベージョン・オブ・アニマル・ピープル』を見る。冒頭からジョン・キャラダインの長ったらしいナレーション、5分近くも続くのであるが、録音が悪くてさっぱり聞き取れない。どうやら、科学は素晴らしいのだということを述べているらしいが、なんでこんなに長いのか。だんだん腹がたってくる。
ずっと我慢してようやく映画本編がスタート。深夜、光り輝く謎の物体が現われる。その異様な飛行音に目覚めたダイアン・ウィルソン（バーバラ・ウィルソン）、恐怖のあまり、ナイトガウンのまま、道路へ飛び出す。そこに現われた警官、彼女を保護するが、様子がおかしかったので有名な精神科医に連絡して治療を頼むのだった。突然、その医者を尋ねるダイアンの母親、ダイアンは私達が夫婦喧嘩していらい、友達の家に泊っていたんですのなどと言う。また3人の医者がダイアンの症状とその夜に現われた謎の物体の関連について論議したり、頭蓋骨の模型を使って音の聞こえ方を説明したりするシーンがながなが続く。ん？なに、これ、私、非常にいやな予感がするんですけど、なんか『ゼイ・セイブド・ヒトラーズ・ブレイン』と同じ匂いがするんですけど。
病気も治ってオリンピックの練習の為にいきなりスイスへ旅立つダイアン、するとラップランドの夜空にまたあの謎の物体が光輝いて、雪の大地に不時着する。んー、スイスとラップランドねえ、私は良く分からないのだが、何か地理的な混乱が生じているような気がしないでもない。この隕石の調査に派遣されたのは3人の地質学者、ダイアンの叔父であるウィルソン博士（ロバート・バートン）、エリック博士（スタン・ジェスター）、ヘンリック博士であった。アゴアシつきできた為か浮かれていっかな調査に向かおうとしない。エリックなんか、スキーを楽しんでいてダイアンとちょっとした喧嘩をして、彼女にスキーを持ち逃げされる有様。な、なんじゃ、こりゃ。
日も暮れてからようやく徒歩でホテルへ戻ってきたエリック、ぜーぜー言っていると、ダイアンが「アラ、もうすぐ夕食のパーティが始まるわよ」私だったら、こんな女、スキーのストックで100万回突き刺します。でパーティが始まると二人で踊っちゃったりして良いムードになるんですが、突然、軍人が会場に乱入して来て「大変なことがおこりました、すぐに来てください」と4人を連れ出すのであった。軍隊によって封鎖された現場には、なんと引き千切られた動物の死体がたくさん！スイス政府、たかが動物が死んでいるだけで、軍隊出すな、それに地質学者呼んだってしょうがないだろ。
ようやく飛行機で隕石の調査に向かう一行、ここまでに40分も掛かっているのだから、いやになってしまうのだけれど（笑）、とにかく隕石の側にはクレバスがあってアブナイため、少し離れたところに着陸。こっそり飛行機に潜り込んでいたダイアンを含めた4人は徒歩で隕石に近づく。それは隕石ではなく、四角い凸凹が無数に配置された球形宇宙船であった。その時、飛行機のそばに残っていたパイロットは何かを目撃し、恐怖に歪んだ顔でライフルを乱射。銃声を聞き付けた4人は急いで戻るが、そこにあったのは無残に破壊された飛行機だけ。
無線が使えなくなったので、スキーで救助を求めにいくダイアンとエリック。無意味に二人が滑るシーンがまたながながと続く。もちろん、これはアリモノのスキーのフィルムを流用したのだ。この間、好奇心にかられて宇宙船を覗きに行ったヘンリック博士、窓らしきところに人影が映ったのをみて、あわてて逃げ出すが、熱線のようなもので焼き殺されてしまう。
一方、また長々と雪原を疾走するダイアンとエリック。ダイアン、立ち木に激突して（笑）負傷します。エリックは彼女を山小屋に連れこんで、怪我の治療をするが、そこに現れたのは巨大で毛むくじゃらでチンケな牙の、海外のサイトでは“酔っ払いのチューバッカ”と呼ばれる雪男。ダイアン、悲鳴を上げるが、雪男、何もせずに立ち去るのであった。ところで、あんなでっかい雪男があの宇宙船にどうやって納まっていたんでしょうね。まるで、フラットウッズモンスターみたいですね。
雪男、何もせずに立ち去ったがなにせ、でかいもんだから、雪崩れが起こって山小屋を押しつぶす。エリックは柱の下敷きになって悶絶、ダイアンは無情にもとっとと逃げてしまう。やっぱりストックで100万回突き刺すべきだな、この女。ダイアン、必死に逃げるが、あえなく雪男につかまる。エリックの方は地元のラップランド人達に助けられるという、これはなんという皮肉でしょうか。いや編集がへたなだけだ！
雪男、ダイアンを抱きかかえて、うろうろするが、何もせずに優しく彼女を雪上に降ろす。で、また何もせずに立ち去るという、一体、こいつは何がしたいんだか。ダイアン、意識を取り戻し立ちあがるが、彼女が見たものは3人の額が高く盛り上がった異様な人間。これはさっきの宇宙船の中にいた宇宙人だ。ダイアン、また魂消る悲鳴を上げて失神。この宇宙人たちも何をするでなくいつの間にかいなくなってしまうという。なんだ、コイツラ、ただ、脅かしにきただけなのか？で、この後、また雪男が現われてダイアンを捕えるんだから、もう訳がわかんない。
ここに来てようやく蜂起した地球人たち。地元のラップランド人たちがたいまつを雪男にぼんぼん投げる。たまらず、ダイアンを取り落とす、雪男。ラップランド人達の後からついて来ていたエリック、ダイアンを抱きしめ、よかった良かった。雪男、全身火達磨となって崖から転落。宇宙人達、慌てて宇宙船を離陸させ（でもフィルム逆回し）、逃走する。地球は救われたのだった。
いやー、本当にこうしてストーリーを書いてみてもつまんねえ映画だねえ。この宇宙人、何をしにきたんだかさっぱり分からず、雪男との関係もはっきり語られないという、見ているだけで脳が溶けそうな、奇怪な作品であった。『ロボットモンスター』とか『ビースト・オブ・ヨッカフラッツ』とか史上最低の映画の評判にたがわずヒデぇ映画で、これ以下の映画って存在しないだろうと思ってたんだけど、いやいや、探せばいくらでもあるねえ、こんなのが。
12月21日（金） 横もれしちまった海、横漏れしちまった空 53170
『ゴジラ対ミッカメノヨル』世間的にはどうあれ、オタク的には100点満点のシャレと自負するしだいである。12月6日の注文残がようやく“まもなく出荷”というスタータスになった。やれやれである。これで安心して1月に次回の分を注文できる訳だ。心を躍らせて、エンパイアの新発売情報を覗いてみたのだが、目にとまったのが『モンタナの肉牛女王』というタイトル。1950年代の作品でおそらく、女で一つで牧場を経営している奥さんが回りの“へ、女に何ができる”という冷たい視線にもめげず、がんばって肉牛を育てモンタナ州の肉牛コンテストで優勝するみたいな映画なのであろうが（本当かよ）、日本語にするとあまりに間抜けな響きになるので、思わずディスプレィの前でけたけた笑ってしまった。平和だねえ。
こう寒いとウンチが柔らかくなって拭き取るのに苦労しますなあと仕事。午前中に案内の仕事が入り、さらにお客様に気に入っていただいた物件があったので、事務所へ戻って入居申し込み書を書いてもらう。1ＤＫのマンションでそう手数料は高くないが、おそらく今年最後のご成約、慎重にも慎重を期して手続きする。お客様を平尾までお送りして、ようやっと昼飯。また回転寿司で、よくあきないものだ。
そのまま管理物件の見回り、事務所へ戻って物件シートの整理とＨＰの更新。ガスファンヒーターをがんがん掛けているのだが、容量的に足りないのか、足が冷えて閉口する。午後6時を過ぎてからアミーゴス会議室に書き込み1件、私用・公用のメール書き。帰宅は午後7時半。
夕食は母親が買って来たスーパーの寿司。最近は冷蔵技術の発展によるものか、こういうものがなかなか馬鹿にできず、結構うまい。ビール一缶飲んで、キノコと豆腐の吸物で仕上げ。〆のコーヒーは如例。まあ、昼も回転寿司、夜もスーパーの寿司、ダイエットになってはいるのだろうが。
暫く自室でテレビをみてぼけぼけし、午後9時過ぎから待望の（笑）『月へのミサイル』を見る。ダーク・グリーン博士（マイケル・ウォーレン）とスティーブ・レイトン（リチャード・トラヴィス）の発明したロケット、画期的な燃料システムを持つ素晴らしいものであった。しかし、政府高官のこれから、このプロジェクトは国家によって統制されるという知らせにダーク・グリーン博士は激怒、文句をつけるが、その甲斐なく翌朝に全ての機材が接収されることになってしまう。そんなプンスカのダーク・グリーン博士をよそに、スティーブは婚約者のジェーン・セクストン（キャシー・ダウンズ）とお祝いだといってセロリをつまみにカクテルなんかやっている。セロリを齧る音がサクサク、グラスの氷がチンチロリン、一目も憚らずに良いムードになって、チンチロリンのサークサク、ア、ソレ、チンチロリンのサークサク、一生やってろ！
そんな中二人の脱獄囚ゲィリー（トミー・コック）、ロン（ゲィリー・クラーク）が隠れ場所を求めてこともあろうにロケットに侵入する。それに気づいたダーク・グリーン博士ズルそうな顔をすると二人を逃げられないように閉じ込め、ピストルで脅して「やい、刑務所に戻りたくたくなかったら、このロケットの乗組員になってワシと一緒に月に行くのだ」二人は困惑するが（笑）、ゲィリーの「おい、月へ行って戻ってきたら俺達英雄だぜ」という脳天気な一言で、博士の無茶な提案に同意するのだった。馬鹿め、英雄どころか刑務所に逆戻りがオチだよ。ダーク・グリーン博士、本当に脱獄囚二人を助手にしてロケットの発射準備にかかる。一方、チンチロリンのサークサクに酔いしれていたスティーブ、ロケット管制装置が作動し始めたので驚き何が起きたのか確かめるべくジェーンを連れてロケットへ。運悪く博士の企みに巻き込まれてしまった。
ロケット発射。特撮など使わず全てＶ-2ロケットの記録フィルムで済ませているのが男らしいですな。飛行は順調だったのだが、ゲィリーが長い刑務所で貯めに貯め込んだ男の精をぶちまけるべく、ジェーンにセクハラを始め、それを咎めたダーク・グリーン博士と宇宙船ファイトになるという小ネタを挟んで、ロケットは隕石嵐に遭遇。がんがんと激しく揺れるロケット！ダーク･グリーン博士、棚の上のバッテリーが落ちそうになったのをみて、押さえに走るが、逆に落ちてきたバッテリーに頭を直撃されて血だらけ（爆笑）。宇宙船なんだからよ、固定しておけよ、そんなもん。ホームセンターのカー用品売り場じゃないんだから。博士、「リードゥ、すまない、リードゥ」と訳の分からない一言を残して絶命。なんなんだかなあ。
それでも予定通、ロケットは月に着陸。発射に引き続いて、またもＶ-2ロケットの記録フィルム、しかも逆回転（笑）がカリフォルニアの砂漠に合成されるだけ。ここまで男らしいともう文句のつけようがありません。4人は早速月面に降立つが、オルドリン船長と違ってありもんのツナギの宇宙服、ヘルメットは助監督さんがジャンク屋から買って来た飛行機用のやつ、同様に飛行機用の酸素マスクをつけて、首筋のあたりが剥き出しになっているので、1分くらいで死にますな。てくてく歩いていると岩石人間、なんかガンビーみたいなカッコでぶっさいくなの、に追っかけられ、目についた洞窟へ逃げこむ。なぜかこの洞窟の中に酸素があるのに気がついて速攻で宇宙服を脱いでしまう。この先、酸素のある地帯が続くとは限らないのに、どうしてこう決断が早いかねえ。ほら、言わないこっちゃない、怪しいガスで失神させられてしまったじゃないか。
ここからはリメイク元の『月のキャットウーマン』と同じ（笑）。スティーブ達一行は、月世界女族に遭遇し、またもキャバクラ接待を受けるのだ。ゲィリーは女族の一人に案内されてダイヤモンドを取りに行き、ロンは同じく女族の一人ジーマと種族を越えた愛を育むことになる。月世界女族が月面の環境悪化によって絶滅の危機に瀕しているのもまったく同じ。だって、リメイクだもん。
そのまんまじゃあんまりだと思ったのか、ダーク・グリーン博士は地球侵略のための偵察に派遣されていた月人最後の男性だったという新機軸が盛り込まれている。女族のリーダー、リードゥ（Ｋ.Ｔ・スティーブンス）は盲目なので、スティーブをダーク・グリーン博士と間違えて！次代の支配者と定められたアルファ（ニナ・ラバ）と結婚させようとするのだった。ちなみにこのアルファ、久本 雅美姐さん、マチャミにそっくりで、気をそがれる事夥しい。
ジェーンにこのことを説明するスティーブ、そこへ現われたアルファ、彼に「うっふん、私達結婚するのよ」としなだれかかったからたまらない、たちまち嫉妬のほむら燃やしたジェーン、「何いってんのよ、このウスラトンカチ、この人はダーク・グリーンじゃなくて、私の婚約者スティーブよ」げに恐ろしきは女の浅はかさなり。がらりと扱いが違って監禁される地球人達。しかし、アルファは男欲しさから、リードゥを暗殺し、自ら支配者を名のる。そしてテレパシーを使ってスティーブをあやつり、結婚式をあげようとするのであった。もうこの結婚式、おねえさんがとんとてかん、とんとてかんと間抜けなリズムに合わせて踊り、スティーブが水玉模様のチャイナ服を着せられて突っ立っているという、実際に見た私すら信じられないほどの珍場面で、いや、ちょっとこのＤＶＤを買ったことを後悔しましたねえ。
ジェーンは人の恋路を邪魔する不届きものというわけで大蜘蛛の生贄にされようとしている。ここで、ロンと愛し合ったジーマ、彼とゲィリーにムーン手榴弾を渡して逃がす。そして、アルファと対峙して、テレパシーで対抗し、スティーブを解放するのだった。アルファのテレパシーに圧倒されそうになるジーマ、ロンの名を呼ぶと隠し持っていたムーン手榴弾で宮殿の窓を破壊、急減圧によって全ての月世界女族を死に至らしめるのである。か、感動・・・しねえよ、こんなので。
一行は危ういところで大蜘蛛の生贄になりかかっていたジェーンを救出し、ロケットへ急ぐ。ゲィリーのみ、「ちょっと用があるから、後から合流するから」といってダイヤモンドを取りに行く。ようやく洞窟の外に出たスティーブ、ジェーン・ロン、既に月の夜が明けていたことに気づいて愕然とする。私もべつの意味で愕然とする。「だめだ、日向にでちゃ、炙られてあっと言う間にやけこげになってしまうぞ。日陰だ、日陰を伝ってロケットに戻るのだ」一行は再び迫ってきた岩石ガンビーをムーン手榴弾でやっつけ、日陰を伝ってロケットへ急ぐ。そこへ両手一杯のダイヤモンドを抱えてのこのこ現われたゲィリー、ガンビーに追われて日向に出てしまってジュッ。ガイコツである。どうみたってスティーブ達の方が近いのに、自分から後ずさりしてガンビーの方へ行っているので、ぜんぜんコイツ、カワイソウに思えないんだ。
ようようロケットにたどり付いたスティーブ・ジェーン・ロン、彼らはロケットを離陸させ地球への帰還の途へついたのであった。でもやっぱりＶ-2の記録フィルムのまんまなんだけどね。
シャワーを浴び、録画しておいた「ぐるない」、「タモリ倶楽部」などをみて、午前2時半就寝。最近また寝付きが悪いんだよなあ。寒いからとっととベッドに入って寝たいんだけどなあ。
12月20日（木） ココイチの割礼 52981
男は割礼よというのも考えたのだが。とりあえず、“深さと切り取る皮の量は普通でよろしいですか？”と看護婦さんに聞かれると。12月6日にアマゾン・コムから発送された『海底一万リーグからの妖怪』と『這い回る目』がまだ届かない。さらに残りの注文についても、いっかな揃わず発送がいつになるか、見通しがたたない。老婆心ながら、これからＤＶＤの個人輸入をしようかという物好きな（笑）人に御忠告。12月は買うな、あきらめろ、注文したってアメリカ人、クリスマス、クリスマスで馬鹿になっているから、届きゃしないぞ。俺はこのリスクを承知で、また仮この繁忙期に取り紛れてＤＶＤがロストしたって、それはそれで、良い経験になるのではないかと思ってやっているのだから。ちなみにこれは負け惜しみじゃないぞ。
公衆トイレの性的な落書きであるが、みんな、ああいうのを書くためにわざわざ筆記用具をトイレに持ち込んでいるのか。俺なんか、ああ、うんこ、うんこが出ちゃう、ひー、トイレ、トイレと毎回焦って飛び込んでいるので、そんな余裕はとてもないのだと仕事。家賃の催促や立ち退きの経過報告を聞いたりとどーもダウン系の用事しかなく、ぱぁっとしたものがない。昼飯は、ダイエットのためにコンビニのお握り一つで済ませる。今テレビで宣伝している高級素材お握りという奴だが、確かにこれはうまいや。わざわざ自分の為にお茶を入れたくらい。
午後からは管理物件の見回り、営業など。午後3時すぎに帰社。来年早々あく部屋があるので、リフォームや入居募集の準備。帰宅は午後7時半。母親が祖父の看病のため、泊り込みになるため、当然ながら夕食もコンビニ飯。サラダ、冷凍食品のシューマイ、レトルトのカレーというメニューになる。シューマイをたっぷりの辛子でつまみながら、ビールを一缶、カレーはインド風スパイシーという奴で確かに辛いが、味の奥底に奇妙な甘さがあって、そう美味いものではない。まあ、コンビニ飯だからね、しょうがないやね。〆のコーヒーは如例。
その後自室でレンタルＤＶＤの『ティッカー』を大画面再生。米同時多発テロで邦題予定の『沈黙のテロリスト』が原題通りになったという曰くつきの映画であるが、邦題を変えようとも日本で勝手にケーシー・ライバックが出てこないのに、沈黙シリーズにされてしまった映画はクソというセオリーからは逃れられなかったとみえ、実にどっしようもない作品であった。ストーリーこそサンフランシスコ警察爆発物処理班のグラスは凶悪犯が仕掛けた爆弾の処理に失敗し、大惨事を招く……。1年後。謎の女性クレアを逮捕した刑事ネトルズは、爆弾犯スワンから、彼女を釈放しないと市街地を爆破するという脅迫電話を受け取る。彼はあと一歩のところで取り逃がし、市街地は大惨事に！
そして遂にスワンの最高傑作“気化爆弾”が新市庁舎屋上に仕掛けられた・・・ともっともらしいのだが、トム・サイズモア演じる殺人課の刑事がたまたま現場に居合わせた見たものはなんでも記憶しているという特技をもつホームレスの女に爆弾テロ犯の人相を聞出したり（しかもこのホームレス、この場面にしか登場しない）、最初にデニス・ホッパーの爆弾テロ犯と偶然に（笑）であって相棒を殺された現場に後からのこのこ出向いて重要な証拠品であるタバコの吸殻とマッチを見付けたり（サンフランシスコの警察は現場検証もしないのか）、爆弾テロが続発して、市内が厳戒体制になっているはずなのに、最重要施設であるところの新市庁舎屋上に時限気化爆弾（なんじゃそりゃ）がやすやすと仕掛けられたりとツッコミどころ満載。これでテンポが良ければまだ見られるのだが、途中、ミスで部下を殺してしまったというセガールの独白がエンエン続くたりしてかったるくてしょうがないの。これは多分セガール本人の発想だなというのは置いとくとして、近年珍しいレンタル代ももったいない大駄作であった。
シャワーを浴びてから今度は輸入ＤＶＤの『アイ・ベリー・ザ・リビング』を見る。ある広大な霊園の支配人となったボブ・クラフト（リチャード・ブーン）、どうもこれは地域奉仕の一環のようで、俺は会社の社長でとても忙しいんだ、こんな霊園の面倒なんかみていられるかと不満たらたら。彼はぶすぶすと霊園事務所にやってきて、なんだ、寒いなここはと文句言いながらこの霊園で40年も働いているという管理人アンディ（セオドア・バイケル）に主な管理仕事のレクチャーを受ける。アンディ「だんな、これが墓地の地図ですだよ、区画に刺してある、ピンは、白い奴が予約中、予約ったってビデオじゃないですだよ、ひっひっひ。黒い奴がもう死んで収まった奴ですだ」 その時、現われた新婚カップル、花婿の方が脳天気に、結婚の祝いにパパが墓地の区画をプレゼントしてくれたんだ、これからその場所を見に行くんだ」花嫁が「こんなのシュミ悪いわよ」と呟いたりしていくのがなんともオカシイ。こんな奴の相手をしなくちゃならないのかと青筋たてたボブは、腹立ちのあまり、白いピンを刺すべきところに、黒いピンを刺しちゃいます。するとその新婚カップル、その晩に事故死してしまう。はい、皆さん、この映画がどんなものかもう分かっちゃいましたね、でもね、分かっても口に出しちゃならないことが、ああ、なんだかフェラチオみたいですが、この世の中にはあるんです、みんな、大人になってもうしばらく、我慢しましょうね。
そのニュースはボブを戦慄させる。またアンディが「だんな、自分が間違って黒いピンを刺しちゃったりしたから、二人が死んでしまったなんて、考えているのでがしょ？」とか余計なことを言うもんだから、ボブはますます悩んでしまう。悩んだあげく、ものは試しとばかりに目を瞑って適当な場所に黒いピンを刺すボブ、するってぇと、その区画を予約していたぬいぐるみやの爺さんがテディベア作っている最中にがんと机につっぷして死んでしまうという・・・。死因は脳卒中であったが、偶然とは思えなかったアンディは友達に相談したりはては警察を呼んだりする始末。刑事から「あんた、そんなことがあるもんですかいな」と馬鹿にされるボブ、罪悪感のためか見る影もなく憔悴してしまう。
彼を心配した叔父さん（ロバート・オスタロー）は、「そんなものは偶然だ、試しにわしの友人の区画に黒いピンを刺してみろ」刺すなら自分のところにしろよ、馬鹿野郎（笑）。やっぱりその友人も死んでしまうという訳で、ボブ、もう本業のほうも手につかなくなってしまいます。叔父はますます心配して会社の重役会議で彼の休養を決定し、休養なんていやだとごねるボブに「じゃあ、休養がいやなら、ワシと重役の二人の区画に黒いピンを刺してみろ」と迫る。どうも、この会社、重役連中がみんな同じ墓地の墓所を買っているらしい（笑）。やむなくピンを刺したボブ、自宅に戻る気にもなれずに、霊園の事務所に篭城する。
そこへ重役の二人が死んだという友人からの電話（大爆笑）、彼に同行していた刑事もボブを馬鹿にしたけれども、これはただごとではないと思いしったのか、「今、何の某という人がパリで働いているから、その人の区画にピンを刺してみろ、これが超自然的な力によるものならば、地理的な条件など関係ないはずだ」とアドヴァイス。この映画の登場人物、揃いも揃ってみんなボブにピンを刺させたがるのはどういうことか、刺させたガールなのか？戦慄するボブの前に姿を現わした叔父さん、「わしゃ、こわい、こわいから逃げる」と彼に告げて車に乗り込むのだった。
半ば発狂しかかったボブ、ぼんやりとした頭で、もし俺に黒いピンを介して、人を殺す力があるのなら、死者を蘇らせることができるのではないかとこの手のホラー映画らしく考え、死んでしまった人達の黒いピンを白いそれへと取りかえる。とたんにそれぞれの墓石がぐらぐら揺れだし、土が盛り上がってギャー。ボブは何を恐れたのかありとあらゆるものを使って事務所の入り口にバリケードを作り、絶望的な眠りを貪る。
目を覚ましたボブ、おっかなびっくりで外にでてみたら、叔父さんが車の中で死んでいるではないか。そ、それに、墓が穿り返されていて、棺桶ごと死体がなくなっているではないか。ボブはピストルを使って自殺を図るが、そこへタイミングよく掛かってきた電話、それはパリの某が死んだという知らせであった。やはり・・・、俺が・・・、言葉も無く立ち尽すボブの後に現われた影、ギャー。それは墓守のアンディだった。アンディ、ピストルを奪って「だんながたがわしから、墓守の仕事を奪おうとしたですだ、わしは墓守の仕事が生き甲斐なんですだ、だから、わしはみんなを殺したんですだ」？？？ 全てはアンディの仕業だったのである。墓を掘り返したのもこの男だったのだ。アンディは犯行を告白したのち、狂い死に。意識を失ったボブが次に見たのは事務所へ雪崩れ込んできた警官隊であった。
刑事、得意げに「こんなことじゃないかと思っていたんですな。だから、パリのナンの某の奥さんに頼んでウソ電話をかけてもらったんですな、そうすれば犯人がでてくるんじゃないかと、いや、こううまくいくとは思わなかったですな」 あんた、みんな自然死だから、犯罪の可能性はないとかいってボブを馬鹿にしたじゃないかよ。第一、最初のバカップルは事故死だろ、どうなってんだよ、そこんとこ。そういう私の心の叫びをまったく無視して映画はジ・エンド。中盤の懊悩するボブの描写が優れていただけに、このとってつけたようなオチで全てぶち壊し。ゾンビだしときゃいいじゃん、どうせ、ホラー映画なんだからよ、あっそうか、ゾンビ出すほどの予算がなかったのか。
12月19日（水） 自虐大使 52823
どんなに、怪人送り込んでも、また俺自身が変身して挑戦してもどうせライダーにやられちゃうんだよな、テレビだからな、仕方ないんだよな、フン。この季節になると、クリスマス、クリスマス、クリスマスと世の愚かなる賤民どもが見苦しくも狂い騒いでおるが、まして醜いのが相手のいない寂しい男女というやつで、本気で、クリスマスイブには一流ホテルのダイニングでディナーして、プレゼントなど交換し、そのままファックするものだと思い込んでおる。それが“幸せ”だと決め込んでおる。そうならなきゃいけないと根拠もなく断定しておる。世の中そんなに甘くはないのだ。どうしてもフレンチやイタリアンの予約が取れず、ディナーならなんでもいいということで、何故かタイ料理のディナーなんかに行っちゃってトムヤムクン飲んでかれーっと顔をしかめているカップルがいるかもしれない、中華料理のコースなんか食べちゃって回転するテーブルを前に俯きあい、青島ビールを口数少なくなめているカップルがいるかもしれない。お前ら、そんな風になりたいか。
本日は休み。試験終了後、はじめての休みとあって、午前9時半まで惰眠を貪り、飛び起きてシャワー。寝ている間も寒くてたまらなかったので、熱いシャワーがことのほか気持ち良い。もちろん、寝ている間に毛布をもう1枚かけるなり、すればいいのであるが。朝食としてコンビニの調理パン、コーヒー牛乳。自室のテレビで午前中の地元番組をながめ、午前11時過ぎに事務所へいく。例によっての日記つけとネットのチェック。
昼食は本日オープンした“じゃんがらラーメン”（前身はステーキのファミリーレストラン）というところで、ラーメン。なんというか、当店は化学調味量の類を一切使っていない自然派のラーメンですと謡っているチェーン店特有の味。味が薄くってかなわない。もともと豚骨ラーメンてなものは下卑た食べ物だから、こんなコクのないスープを出すくらいなら、いいから化学調味量入れろっていいたくなります。加水率の大きい麺のみもちもちして美味かったが、この手の麺は所詮、豚骨ラーメンには合わないのである。これで600円だから結構な値段で、こんなことなら100円回転寿司に行くべきであった。
その後、本屋、レンタルショップへより、米澤 穂信「氷菓」、レンタルＤＶＤ『ハムナプトラ Ⅱ』を入手し、速攻で帰宅。いつもなら天神なりに行くのだが、もはや私の財布は空っぽにちかく、そんな贅沢はできないのだ。
自室にてタバコを吸いつつ，ＣＤをかけつつ「氷菓」読む。ある高校を舞台にした文系青春ミステリーという37歳のワタクシが読むには少々気恥ずかしいジャンルなのだが、恋愛の要素を潔いまでに切り捨てたキャラクター造形はなかなかうまい。まあ、みんな良い子ちゃんばかりで、ダークな面がまったくないのは物足りないが、なにせ第五回角川学園小説大賞ヤングミステリー＆ホラー部門奨励賞受賞作だからな、そんなこと言っては野暮にしかならない。今の高校生に清張の「高校殺人事件」みたいなエグイのを読ませるわけにいかないではないか。ただ、氷菓を英語にするとアイスクリーム、それが転じてI
scream 私は叫ぶという意味になるというオチは頂けぬ。お前は榊原郁恵か。
午後5時半よりまた事務所へ行って熱帯魚にえさをやり、アミーゴス会議室に書きこみ1件。自宅へ戻って夕食は近くの焼鳥屋から買って来た焼き鳥と刻みキャベツオンリー。ビール二缶飲み（焼鳥だからね）、お茶漬けで仕上げとする。〆のコーヒーは如例。
その後自室にてレンタルＤＶＤの『ハンナプトラⅡ』を大画面再生。よくもこんなＢ級丸だしのストーリーの映画にこんな大予算かけるよなという作品。前作どおりのイムホテップの復活というシンプルなストーリーに無理矢理もうひとつの絶対悪であるスコーピオンキングを絡ませたため、必要以上にややこしくなってしまっている。主要キャラクターの前世の因縁が分かるという趣向は面白いのだが。特撮については一言、ＣＧ使いすぎ。一番の見せ場であるところの砂漠での大決戦、数十万のＣＧ兵士がもつれ合うのだが、メリハリなくってつまらない。また人間の下半身が蠍になっているスコーピオンキングも、顔までフルＣＧなので、白けてしまう。こんくらい、人間の顔合成しろよ、なんでもＣＧにすりゃいいってもんじゃないんだよ。
12月18日（火） スワスチカの黄色いハンカチ 52671
もし、お前がまだ、俺のことを愛してくれているのなら、収容所の壁一杯にはためくユダヤ人から奪った黄色いハンカチで教えておくれ。やだよ、こんな映画。来年竣工予定の新自社物件に事務所を移転する計画がある。そうしたら、新しい事務所へ150センチ水槽を導入して、レッドテールを60センチオーバーまで大きくしよう、また現在レッドテールが納まっている、120センチ水槽があまるのでこれは自宅に戻して、中・小型ポリプ大集合水槽にしようとか、そんなことを夢想している。フツーだったら、これを気に仕事を頑張ろうと考えたりするのだろうが、そうならないところが、私の道楽者、ナマケモノであるゆえなのだろうなあ。
最近便通が快調しごくだが、やはり試験が終わったせいであろうかと仕事。午前中は主に物件の整理、クレームの催促、新自社物件についての打ち合せ、入居者予定の会社への連絡など、社内的な仕事。昼飯にコンビニの塩カルビ弁当というものを食い、午後から管理物件の見回り、営業と回る。午後5時半に帰社し、アミーゴス会議室に書き込み1件。やっぱり楽しいやあ。その後お客様来社されたので、帰宅は午後8時15分となった。
夕食は昨日のおでんの残りと、豚汁。全て残りもので作ったメニュー。しかし寒い時には有りがたい組み合わせなので、文句も言わず、おでんでビールを一缶、豚汁でゴハンを一膳。いやー、美味い、美味い。〆のコーヒーは如例。
その後自室にてレンタルＤＶＤ『レジョネア』を大画面再生。ボクシングの八百長試合をぶち壊したジャン・クロード・バンダムがギャングに追われ愛する女とも引き離されてフランスの外人部隊に入隊するという、プロットを見ただけで失笑せざるを得ないような映画。外人部隊の仲間との友情が描かれたりして、スタッフ一同の「わしら、単純なアクションじゃなくて『アラビアのロレンス』みたいな、文芸作品作ったるんえ」とジャン・クロード・バンダムの「わし、この映画じゃストーリーも担当しているから、アクション一辺倒の馬鹿役者やないんえ」という心からの叫びが聞こえてくるような映画であった。もっとも、文芸作品にしては薄っぺらだし、単なるアクション映画としてみるにも迫力不足というなんとも中途半端なもので、やっぱり、バンダムを外人部隊とからませちゃマズイだろう。
シャワーを浴びて体をあっためたのち、ＣＳ部屋にて録りだめしておいた「スタートレック ディープ・スペース・ナイン」「スタートレック ヴォイジャー」を続けて。「ディープスペースナイン」、シスコの出世、同じ可変種の女性にだまくらかされて結果的に仲間を裏切ることになってしまうオドー、ワームホール出口を封鎖している機雷除去作業を妨害しようとするキラ・ロムという重層的なストーリー展開。完全に1話完結のスタイルを崩して連邦・クリンゴン対カーデシア・ドミニオン戦争を描くようになっている。このまま最終エピソードまで突っ走るのか、なんだかしまいには凄いことになるのではないか。
「スタートレック ヴォイジャー」 ヒロージェンが久々の登場。彼らはジェーンウェイが供与したホログラム技術を応用して、シミュレーションによるハンティングベースとも呼ぶべきものをいくつか建造していた。狩りにやたら拘るヒロージェンのことだから、簡単に狩ることのできる獲物はつまんない、痛みを感じない獲物はつまんない、血を流さない獲物はつまんないと訳の分からないことを言い出してオリジナルのプログラムを改変してしまったのだ。あるハンティングベースのシミュレーションホログラムたちは繰り返し狩られる間に経験を積み、さらに独自のプログラムを付け加えることによって自身を進化させ、ついにはヒロージェンそのものを凌ぐ力を見につけてしまったのである。彼らはベースのヒロージェンを皆殺しにし、ヴォイジャーからドクターを奪って逃走する。
最初は彼等の行為に反撥していたドクターだったが、彼らが自我を持つまでになりながら、単なる獲物としてヒロージェンに繰り返し虐殺されるという体験を聞かされて、いつものごとく心を動かしてしまう（笑）。ドクターはジェーンウェイにホログラムたちの権利を認め、彼ら独自の世界を建設させてやるべきと進言するが、当然彼女は聞き入れない。思い余ったドクター、ヴォイジャーがかねてからの計画通りにホログラムたちを停止させようとしたその瞬間、連邦航宙艦の生命線とでも言うべき、シールド周波数のデーターを持ってホログラムたちの船に転送移乗するのだった。ここで前半終わり。あんまり面白かったので、続けて後半までみてしまう。
結局、ホログラムたちの目論みは、ホログラムリーダーのある種の宗教的妄想、彼は救世主であり、ホログラムたちを解放するために存在しているという思い込みにより、ついには無辜の人間まで殺して使役していたホログラムを奪うようになってしまうことで自壊するのだが、人間の尊厳、、ＴＮＧで提示されたデータは個人であったが、ここでは集団としての生命の尊厳をホログラムという存在を通じて問いかける内容になっているのが見事。このテーマこそ、ヴォイジャー最大の収穫ではないかと思わされるほとであった。
自室に戻り録画しておいた「踊る！さんま御殿」を見てから午前3時就寝。寒い、寒い、寒い。
12月17日（月） 眼底軍艦 52513
眼の奥には網膜というカメラのフィルムにあたる重要な膜があり、ここに多くの小血管（小動脈、毛細血管、小静脈）が分布しています。この部分を眼底といいます。だから？私もオタクのはしくれであるから、若い（まあ、20台前半のあたりか）頃は、アニメでも特撮でも、衆目を驚かすような完全無欠、映画なら一般作品に比べてひけをとらない、これが好きと声高に叫んでも恥かしくともなんともないという作品の登場をいつも願っていた。これはまぎれもなく自分がオタクであるということをコンプレックスだと考えていて、事実人からヘンだ、ヘンだと言われ続けてきたことに対する反動だったのである。ちょうど「エヴァ」に対する誰かさんみたいで、もう恥ずかしいったらありゃしない（笑）。それが30の半ばを過ぎると、物の理が少しは分かって来て、ジャンルに貴賎なし、あるのは、面白いか面白くないかというニ元的な評価軸のみということにようやく気がついたのだ。つまり映画を例にとれば、いくらそのテーマが高級なものであっても、恋愛という一般的受けするものであっても、面白いものもあるが、しょうむないものは、しょうむない、怪獣映画やアニメでもその事情はまったくかわらないという真理をようやく理解できたのであった。となれば、他人の目などまったく気にする必要などなくなってしまうのである。逆に2ちゃんねるの映画板などで、「ここは映画板なのに『クレヨンしんちゃん モーレツオトナ帝国の逆襲』のスレッドがあるのはおかしい」などと書きこんでいる馬鹿がいるとははは、まだまだ若いね、青いねと冷笑することさえできるようになったのだ。これに気づいてから、随分と、俺の人生、楽になったように思う。
でも、俺はオタクだからね、怪獣映画とかＳＦ映画ならどんなに駄目でも、それなりに愛しちゃうんだよね。
洞木みのる君をそろそろ買ってこなくちゃと仕事。ようやく試験が終わったものの、激しかった勉強の反動でボーっとしている。頭をふりふり、土日にたまっていた用事を片付けて、立ち退きを依頼している業者への催促、来月入居予定のお客様への確認など。昼飯は郷屋のラーメン、試験にかこつけて好き放題に食べていたので、そろそろダイエットしなくちゃならないのだが。
午後は自社物件のお客様の御案内。事務所として使うというわれたので、断ろうとしたのだが、話を良く聞いてみると、とあるディケアセンターの家族面接に使うのみということだったので、一転して、それなら大歓迎ですと伝える。不特定多数の人が出入りするようならマズイが、そのような使われかたをするのなら、こちらとしては何の異存もない。かえって家賃の支払いなど心配しなくていいのである。
午後8時半帰宅。夕食はおでん、他にかつおの刺身もあったのだが、スーパーが手を抜いたのか、それとも刺身に引いた母親が悪かったのか、もう骨だらけ。危うく喉の奥につきたてそうになり、食べるのをやめてしまった。おでんをつまみにビール一缶、キャベツの乱切りも少し。生卵と納豆でゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。
その後、自室にてジャッキー・チェンの『フー･アム・アイ』を再見。映画としての面白さはもちろんだが、このＤＶＤ、意外に音質が優れている。電源タップの導入で音質が向上したシステムで聞くと、このＤＶＤの音の良さってのがはっきりと分かるんだ。最初は前半のみを見るつもりだったが、ついつい最後まで見てしまう。うう、やっぱり大画面とサラウンドは楽しいや。
シャワーを浴びてから今度は輸入ＤＶＤの『WAR-GODS OF THE DEEP』を見る。時は1903年、ところは英国コーンウォール、主人公の鉱山技師ベンジャミン・ハリス（タブ・ハンター）はたまたま漁師たちが溺死体を発見して騒いでいるところに行き当たる。海藻をまとって冷蔵庫の中に放っておいた、特売の牛肉よりも冷え切って横たわっていたのは、知り合いの弁護士であった。ハリスはこの弁護士が担当していたアメリカ人女性のジル・トレゲリス（スーザン・ハート）にその突然の死を知らせるため彼女が滞在していた19世紀の領主屋敷を改造したホテルへ赴く。現れたジル、大きく胸元の開いたドレスで、ぱんぱんの乳が横ゆれしているという危険な服装、地震はタテ揺れがアブナイが、乳は横揺れがいけないのである。なんとなくハリス、弁護士の死を彼女に会うためのいい機会だと思っていると見えなくもない。他にもハロルド（ディヴィッド・トムリンソン）とも出会うが、この人は鶏をペットにしている画家という、まあ、コメディ・リリーフなので、これからはハリスの相方になると思っていただければよろしい。
ハリスは弁護士の部屋に侵入者がいるのに気づいて格闘となる。あっさりと侵入者に逃げられてしまうが、ちらりと見えた顔はあれま、驚きの半魚人、見ているこちらまでびっくり致します。荒らされた弁護士の部屋を片付けるハリスとハロルド、何冊かの本が消えているのが分かって考え込むのであった。万が一を慮ってホテルに泊るハリス、その警戒にもかかわらず、ジルはまた現われた半魚人にさわられてじゃなかった攫われてしまう。弁護士の部屋で隠し扉を見つけたハリスとハロルド、おっかなびっくりでジルを取り戻すべく、その扉をくぐるのであった。驚いたことに扉の向こうは階段のついた洞窟になっている。行き止まりにはぐるぐると水が回っている小さな池のようなものが！突然の地震にバランスを崩してその池に落ち込むとずずずずーっと吸い込まれてどこへとも知れぬ場所へ運ばれてしまった。まるで水洗便所だ。ちなみにハロルド、こんな時にもペットの鶏の駕籠を持って来ていて、カワイソウにこの鶏も水に落ち込むという・・・。
二人がついた場所、そこは、キャプテンと呼ばれる謎の人物（ヴィンセント・プライス）に支配される海底都市であった。キャプテンは部下達に二人を捕えさせると、いつもの荘厳な顔で、ここがどういう場所なのか、そして自分達はなぜここにいるのか、じっくり懇切丁寧に説明し始める。ここは偉大なる先人が作った海底都市なのだ、彼らはポンプを建造し、海底火山のエネルギーを利用して、酸素と熱を供給していたのだ、ここでカメラはそのなんだかよく分からないけど、とにかく凄いんだろうなポンプを映し出す。げっ、なんだこれ、東宝の『海底軍艦』のムー帝国の心臓部じゃないか（笑）。
びっくりしている私には委細かまわず話を続けるキャプテン、私はイングランドの荘園領主で、当時はそれはもうブイブイ言わせていたものだった。今の部下たちもその当時からのつきあいなのだ。ところが戦争に負けて敵に追い詰められてしまった。我々は逃げようとして偶然にもあの洞窟をみつけ、この海底都市に逃げ込んだのだ。不思議なことにこの海底都市にいると、酸素の按配のせいなのか、年をとらないのだよ。われわれはここを見つけていらい100年も住んでいるんだ。もう地上には戻れない体になってしまった。太陽光線を浴びればたちまち老いて死んでしまうだろう。この設定でＡＩＰでダニエル・ハラープロデュースの映画ですからな、もうどんなラストシーンになるのか分かってしまう。ところが最近、ほれ、あそこに見える海底火山が活発化していて、地震が頻発しているために困っているんだ、もうこの海底都市も長くは持たないかもしれない。ハリスとハロルドは驚くばかりです。
キャプテン、海底暮らしが長かったものですから、少しオカシクなっていて、部下が少しでも気に入らない真似をすると、すぐ「マンダの生贄とせよ」といって処刑してしまいます。自分達も処刑されるのではと危惧したハロルドはハリスを地震学の専門家、彼なら火山をなんとかできると偽って紹介、処刑を免れるのだった。キャプテンは二人をジルともう一人の囚人に会わせ、お前等きちんとやらないと、こいつらをマンダ生贄にしてしまうぞと脅迫する。
隙をみて脱走するハロルドとハリス、ジルと50年前に誘拐されてきたというじいさんの囚人に合流するが、キャプテンに企みを見破られて失敗。激怒したキャプテンは「この二人をマンダの生贄にせよ！」困り果てた二人を助けたのはジルとじいさんの囚人。このじいさんたら、さっきはああ、頭がぼんやりする、何も覚えていないと惚けていたくせに、急に「頭の中がすっきりした、地上へ戻る道も思い出した」とか言い出すのです。じいさんの案内にしたがってエアロックを目指す4人。じいさんはわしゃもう地上には戻れないからと後に残り、ハリス・ハロルド・ジルはクラシックな潜水服に身をつつんで海中へと逃げ出すのであった。うわ、ハロルド、潜水ヘルメットに鶏を一緒に入れてるよ、そんなことをして目でも突つかれたらどうするのか。
3人を追い掛けるキャプテンとその部下、この海底都市を作った偉大なる先人（ムー帝国人か？）の成れのはてである半魚人の混成チーム、でっかいヘルメットを被っているので誰が誰やらさっぱり分からない（笑）。何が起こっているのかさっぱり分からない。おまけに深海の筈なのに、浅瀬で水中シーンを撮影しているので、水面がすぐ上に見えるのが笑止、いったいどこにあるんだ、海底都市。
なんとか追跡の手を逃れて中継地点であるムー帝国人の神殿に到着した3人、先を急ごうとするが、ハロルドが逃げたペットの鶏を追っかけている間にキャプテン達に追いつかれてしまう。激しい戦いのすえにキャプテンの部下を全て倒すハリス、キャプテン、いよいよ激怒してハリスを射殺しようとするが、ついにバクハツした海底火山のせいで起こった地震で崩れた手の形をした巨大建造物に閉じ込められてしまう。この隙にと逃げ出す3人に向かって「ベアトリス、行くな、行かないでくれ」と悲痛な叫びを上げるキャプテン。実はジルはキャプテンの死んだ妻にそっくりで、彼はジルを妻の生まれ変わりと信じていたのだ。弁護士の部屋から持ってきた本の中に、ハロルドが描いたジルの絵が偶然挟まっていたため、キャプテンはジルを攫ってこさせたのである。キャプテンはその勝手な思い込みの力で重傷を追いながらもなんとか建造物の下から脱出、3人とは別のルートで地上を目指すのであった。
一方、再び潜水服を着込んだ3人、追いついてきた半魚人ふたりを水中銃でぐさりぐさりとやっつけ、ようやく海中から地上に戻る。その3人の前で起こる大爆発、海底都市の最後であった。ムー帝国の心臓部がバクハツしたのだから、とうぜん、あれですよ、轟天艦上から見えたあの水中の気泡で表現したあの爆発ですよ。泳いでいく、ムー帝国皇帝の姿が見えるのではないかとひやひやしましたよ。その頃、トンネル状の洞窟を通って地上へ到達したキャプテン、力尽きて息絶える。と、その顔がだんだん皺だらけになって、しまいにはミイラになってしまうという予想が100パーセント当たったラストでありました（笑）。
その後、録画しておいた「世界丸見えテレビ特捜部」を見て、就寝。なんなんだよ、この寒さはよ。
12月16日（日） ゾンビ主義 52351
永井荷風や谷崎潤一郎に怒られそうなシャレ。ついにやってきました管理業務主任者試験の日、私は午前9時に起きだし、シャワーを浴びるが、前回のように頭髪がごっそり抜けるなんてことはなく、安心して、事務所へ赴き、最後の仕上げ。午前11時からタクシーを使って会場である福岡大学七隅キャンパスへと赴く。例年、アミーゴスのチラシ撒きに訪れている同大学であるが、今日は過剰なばかりに真剣なので、いつもとまったく違って見えるのがオカシイ。学食でコーヒーを二杯飲んでから、試験場へと入った。
午後1時から3時まで管理業務主任者試験。問題としては考えていたものより遥かに易しかったのだが、俺が苦手でこればっかりは出題して欲しくないと思っていた貸借対照表の借方、貸方に関する問題があったのには大いに弱った。それも三問も出題されていたのだ（笑）。たちまちオナカが痛くなる。それでも、正解確実と思われる問題が36問あったので、なんとか合格点に達しているのではないかと思うが、コワイので、ぜったい自己採点はしないのである。
試験終了後、Ｍに電話してみる。試験が終わったので遊ぼう、遊ぼうというつもりだったのだが、案の定繋がらない。むむ、これは駄目なのであろうか。このＭという人、見合いして気に入らなかった相手からの電話は着信拒否してしまうという人である。つまり着信拒否女性、“見合シタル時ハ、相手男性トノ交際ノ是非ヲ遅滞ナク判断シ、非ナル時ハ、当該男性カラノ架電ヲ着信拒否或イハ無視スルコトヲ持ッテ、ソノ意思表示トス”という人なのである。泣きたくなって来る（笑）。
臨時編成のバスで天神へ。まず、なにをおいても真っ先に天神東宝へ行き、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』の時間をチェック、辛うじて見られる午後4時の回はすでに売りきれ、日曜とあって、もう一スクリーン上映していて、そちらで見ようかとも思ったのだが、受けつけのお姉さんに「どちらのスクリーンが大きいですか」とまことに、オタクらしき質問を発すると、「最初のスクリーンの方が大きいです」と、ああ、またきたよ、こんなのがという顔で答えてくれたので、その仰せにしたがうこととした。次回午後7時10分からの回のチケットを求めて時間つぶしに本屋をぶらつく。
この間、開店したばかりのジュンク堂書店に初めて行ってみたが、いや、なるほど、売り場面積が広く、書棚もおしゃれで、豪華なることかな。もっとも、書棚がおしゃれ過ぎて、本が探し難いこと夥しいのであるが（笑）。岡田斗司夫、唐沢 俊一両氏の著作もきっちり目立つように並べてあり、人事ながら嬉しくなる。ここで、黒岩研 「真闇の園」を求めた。
まだ上映まで1時間半以上もあるのに、人がいっぱいで、真中の席に座れなかったらどうしようという貧乏くさい衝動に突き動かされて、早くも天神東宝へ。家族連れはともかくとしてやたらにカップルが多いのにびっくりしたが、これは同じ階でやっている『冷静と情熱の間に』というスカした映画に来ていたのであった。俺は誤って『冷静と情熱の間に』の列に並んでしまい、係員に指摘されて、並び直す。ひいい、赤っ恥や。指摘される直前、前にいたカップルの男が俺はこんなこじゃれた映画を見に来ているけど、実はゴジラも好きなんだ、今日は午後1時からテレビで『ゴジラ対キングギドラ』をやっているのだとか偉そうなことを言っていたので「じゃあゴジラに並べよ」と言い放ち、行列を区切る為のポールで頭をさんざん殴り付けて殺していたのでその恥かしさも尚更であった。
開場まじかになって劇場スタッフがハムゴジたらいうおもちゃを配り始めた。私はいらないので、手を振って断るとそのスタッフ、明かにむっとして、「オタクの癖に生意気な」とでもいうような顔をしやがった。あまつさえ「お客様、本当にゴジラを見に来られたのですか」俺は心底頭にきたので、そいつの鼻に指ィ突っ込んで顔から引き剥がしてやろうかと思ったが、ここで騒ぎをおこすとゴジラが見られなくなる恐れがあったため、ぐっとこらえ「ああ、俺はゴジラが見たくて見たくてなあ、こんなに下半身がいきり立っているんだよ、勃起しているんだよ」と答え、かちんかちんのモノをズボンのチャックから露出させるだけに留めておいた。君ィ命拾いをしたな。
我慢に我慢を重ねてようやく見ることのできた『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』、一言でいってしまえば、前評判にたがわぬ大傑作である。特に前半部分の怪獣出現のバランスの良さ、金子監督の演出は“怪獣映画は子供がみるのだから、10分に一回は怪獣を出さなくてはならない”という頭の悪い思い込みを軽がると一蹴、未修学児童にすら飽きさせず、それでいて、映画的にムチャクチャ面白いという離れ業をやってのけているのだ。実は最近、怪獣映画のベストは『ガメラ対ギャオス』（昭和版ね）と思い始めているのだが、映画前半の好調さはこれをしのぐばかり、なのである。本編と特撮の整合性も極めて優れていて、ゴジラの歩行衝撃でゆれる旅館というシチュエーションを激しく突き動かされるセット、ばらんばらんと落ちてくる茶碗などの小モノだけで恐怖感たっぷりに表現したその手腕には唸るほかない。
また唐沢 俊一さんが指摘されている怪獣映画としてのリアリズムを人の死によって表現しているのはいかがなものかという点であるが、これもまたそのリアリズムが金子監督の病院シーンでの丁寧な演出に拠っていることを特筆すべきであろう。主人公の新山千春の後ろで、被害者の家族が看護婦を呼んで文句をつける、さらにその看護婦から呼ばれた国防隊員がかけつけるなどの小さな積み重ねがこれほどまでに観客に“痛み”を与える映像を作りだしているのだ。なるほど、唐沢 俊一さんの仰るように、この“痛み”は金子監督の堅実なる演出があってこそで、これを勘違いした凡庸な監督が人を殺せばいいだろ、病院のシーンを入れればいいだろうと勘違いして平成『モスラ』のような糞うんち小便たれ映画を量産するかもしれないという危惧も確かにあるな（笑）。
大いに興奮して映画館を出、西鉄電車を使って帰宅。途中とらやでビール・ギョーザ・ラーメンのおっさん夕食を食べる。「真闇の園」を読みながらさらに酒を飲んで午前1時過ぎ就寝。
12月15日（土） 幽霊城のコボちゃん一家
ハンナ・バーベラなら作るね！まあ、いろんな掲示板にですね、顔をだしてからに、「馬鹿をいうんじゃない」「お前は阿呆か」「ほんとに頭悪いよなあ」等々書き込んでみたいという欲望がありましてですね、ええもう、最近はどうにもそれが抑えきれなくなってきてですね、本当にやっちゃおうかと思うのですが、こういうこと書くならもう匿名しかないので、でも匿名を使うという行為も卑怯ですからちょっといやなんで、ああ、この小心さがなかったら、俺も大成していたんじゃないかと、こんなことを思っている次第なんで。
仕事をほとんどしていないので、いつものウンコネタはお休み。昨日に引続き、必要最小限の用事のみすまして、ひたすら勉強。後はもう丸暗記しかないので、カタカタパソコンのキーボードを一心不乱に打ち続ける俺。体が「もういやだよ、こんなこと、やめようよ、来年受かればいいじゃん」と激しく抗議するので、なだめるために、コンビニのチャーハンとカップラーメンという無茶な昼飯を詰めこむ。1時間ばかり休憩して、またカタカタカタ・・・。こんなんで7時間やりました。
午後8時過ぎに帰宅。刺身などの夕食をとってから、また午後9時から勉強。ひたすらテキストを読んで読んで読みつくして午前1時。合計11時間やったことになる。それでもまだ試験に受かる感じがしなくて、またＭに電話を掛けてもつながらず、むこうからも掛かってこないのが気にかかるが、どうしようもない。不安を殺すために酒をがーっと飲み、無理矢理寝た。
12月14日（金） オクトパス、寝てみつ 蚊帳の狭さかな 52044
海の加賀千代女。オタクアミーゴス会議室に書いているＤＶＤの輸入指南であるが、俺はアンタよりさきにＤＶＤ エクスプレスやＤＶＤ エンパイアでＤＶＤの個人輸入やってんだよ、いまさらなんだい、そんなこと、言われなくても分かってんだよという方がいらっしゃるかもしれない。でもアレはアミーゴス九州公演の時に岡田斗司夫さんや唐沢 俊一さんにリクエストされたからであって、ぜんぜんそんな人達の為、じゃないんだもんね。そんなことを私に言われても困る、のである。それにしても6日に発送された『海底一万リーグからの妖怪』と『這い回る目』、いまだ届きませんなあ。
ウィノナ・ライダーが万引きで逮捕のニュース。どうころんでもジュリア・ロバーツにはなれないこのヒトだが、逆にそれが魅力だったりするのだが、本人はいろいろ鬱積しているものがあるのかな。私は常々ウィノナ・ライダーにはキチガイじみた役が似合うと失礼なことを言っているが、これでは『17歳のカルテ』のまんまである。
朝、ウンコをしないで外出するのはとっても不安と仕事。試験が3日後にせまりいよいよ仕事サボり放題である（笑）。午前9時に事務所へ出て、必要最小限の連絡ややらねばならぬことだけ片付けて、後はどんとどどんとお勉強。5時間やった。しかもその内3時間はキーボードをかたかたやって、暗記をしているのだから、もう私のキャパシティの極端に狭い脳味噌はバクハツ寸前である。これではたまらないので楽しくなる、頭の中のへんな成分、早く出て来い！と思う。
外出もせず、昼飯はコンビニのお弁当ですませる。帰宅は午後7時半、カツオの叩き、ポークソテー、生野菜、ぐたぐたのスパゲッティ添え、豆腐とワカメの味噌汁、ビール二缶、ゴハン一膳という夕食を食べて休む間もなくまたお勉強。テレビを見るのもなんなので、音楽をずうっと掛けながら午前12時まで。本日だけで9時間やったことになり、さすがに死ぬ。その死んだ脳味噌を元に戻すべく焼酎をがぉっと飲み、午前2時過ぎ就寝。
酒を飲みつつ録画していた「ウリナリ」を見るが、なんだ、また素人芸の押付けかよ、ステップもろくすっぽ踏めないような奴（ウド）にダンスやらせるなよ、一生懸命やって感動というコンセプトがゴールデンの番組としてやむを得ないのは分かるけど、同じことをやりすぎなのである。お正月の度に馬鹿にしているスター隠し芸大会まだしもとすら思わされるひどい番組だ。それにしてもジニ－は可愛いな。
12月13日（木） 出雲のオナニー 51882
ストリップのオナニーショーのルーツは、１６０３年（慶長８年）、「 出雲のオナニー 」 という女性が、京都の四条河原（しじょうがわら）で演じた オナニー踊りに始まるといわれています。バッカじゃねえの。12月2日にオーダーしたＤＶＤ6枚のうち、2枚は発送されたのだが、残りの4枚がいっかな、動こうとしない。スタータス画面で2.3日うちの出荷となっているのが、24時間内の出荷となって、喜んでいると、すぐに4～6日内の出荷になってしまったりして、なんだ、前より伸びたじゃねえかと憤ったりしている。こういう状態は経験したことがないので、これが例のクリスマスシーズンのヘヴィトラフィックという奴なのであろう。それを承知で注文しているのだから、ぐたぐたいっても仕方がない、のんびりゆっくり待つしかないのである。
寒いのでオナカがゆるく、1日2回の排便は当り前と仕事。あんまりサボっているわけにも行かないので、午前中から管理物件の見回り、また業者の入院でのびのびになっていたクレーム修理を再依頼、母親を手伝って経理関係の仕事など。午後からは新自社物件の打ち合わせ。その合間をぬってお勉強。昼飯は例の回転寿司で済ませる。
午後7時から散髪。好い加減伸びてうっとおしくなっていたので、終わった後のすっきり感といったらない。事務所へ戻る時にやたら頭が寒かったが、それもまた一興。残りの仕事片付けて午後8時半帰宅。夕食は鱈と地鶏の鍋、カツオのたたき。ビール一缶飲んで、鍋の汁にうどんをぶち込み、ずるずる啜って仕上げとする。むふー、やはり、鍋の後はうどんだわ。当然ゴハンなし、〆のコーヒーは如例。
30分ほど休んでからシャワーを浴び、午後10時からマンション管理士のお勉強。あまりの眠さに途中何度も意識を失いかけつつ午前3時まで。午前1時過ぎ、アメリカがついに公表した、ビンラディン氏がテロの首謀者であることをはっきりと示すというビデオを見る。いや、確かにビンラディン氏が映っていて、アメリカでかなり気を使って翻訳したという彼の喋りの内容を読めば、彼が今回の首謀者であることは明らかなのだが、どうも釈然としない。ビン・ラディンともあろうものが、自分が能天気にしゃべっているところを家庭用のビデオで撮影させるなどということがあるのだろうか。湾岸の例を考えてみると、これは巧妙に作られたフェイクであるのではないかとさえ、思われるのである。やはり、今回の事件には大きなウラがあるに違いない。
世界を牛耳ろうと企んでいるユダヤ勢力がいよいよその牙をむいたのではないか。今回の事件によりイスラム教のイメージを徹頭徹尾貶めて、イスラエルの存在を正当化しようとしているのではないか。また、イスラエルを震撼させているテロ事件ももちろん、この陰謀の一環であり、この次にくるのはユダヤ勢力による世界征服に他ならないのである。そして、そのユダヤ勢力を影から支えているのは、あのニャントロ星人なのだ。ああ、なんと恐ろしいことなのだろうか。
12月12日（水） ちゃぐちゃぐバジリコ 51699
元のお祭りをよう知らんので、これもコメントのつけようがない。田代まさし、わあ、覚醒剤を所持していたことを白状しちゃったよう。所属事務所も速攻で解雇されて、これはもうだめかもしれないなあ。しかし、盗撮で謹慎中にお風呂を覗く（笑）、それで、捕まって、されなくても良い家宅捜査をされて、たまたま持っていた（のか？）覚醒剤を見つけられちゃう。まさに、どうして？という感じなのであるが、これが中堅どころの芸能人の破滅衝動というやつなのだろうか。
撮影済みだった田代まさし主演のＶシネマもお蔵いりになるのだろうが、共演していた女優が、しきりに「残念です、とても残念です」と繰り返していたが、あれは田代まさしが捕まったことが残念なのではなくて、自分が主演したＶシネマが日の目を見なくなったことが残念なのであるまいな（笑）。ひょっとしたらそのＶシネマでヌードになってたりして、もしそうだったら、なるほど凄く残念だ。『北京原人』でやる必要のまったくないヌードを披露した片岡礼子と同じくらい残念だ。
本日はお休み。お休みであるが、午前9時半に起きて速攻で事務所へ行き、管理業務主任者のお勉強。眠いよー、つらいよー。こればっかりだな。昼飯に久し振りのカツカレーを食べ自宅へ戻り、しばらくＣＤを聞いて休憩してから、またお勉強。ふー。夕食は母親の帰りが遅かったためにまたもコンビニ飯。サラダ、ハンバーグ、もしゃもしゃと缶ビール一缶をお伴に味気なく食べ、後は納豆ゴハンで〆る。〆のコーヒーは如例。
その後自室にてレンタルＤＶＤ『ザ・メキシカン』を大画面再生。メキシコの伝説の銃を巡っての争奪戦、こう書くと面白そうだが、もうこれがまったく時間の無駄使い大作であった。一応はコメディなのであるが、そのギャグにまったくコクがなく、クスリともできない。前半のだらだらまったりしたムードは悪くないが、ゲイの殺し屋ののろけ話をえんえん聞かされて、観客が喜ぶとでも思っているのか。ストーリー展開に力がなく盛り上がりも盛り下がりもしない2時間、これだけ平坦きわまる映画も久しぶりである。
物語の骨格がぐにゃぐにゃであるから、マクガフィンとなっている伝説の銃はどうでもいい扱いだし、何よりも、前半で張った伏線がまるで生きてこないのだ。味方であると信じていたゲイの殺し屋が実は別人で、敵だった、あー、そうかい、そうかい、敵かと思っていたらそれが実は大ボスの手下で、中ボスが大ボスを裏切ろうとしていたのだ、あー、そうかい、そうかい、ふーん。ブラッド・ピット、意外に出演作に恵まれているのだが、今回の『ザ・メキシカン』で大いに男を下げましたな。
シャワーを浴びてから午前2時までお勉強。合間に「オフレコ 大食い特集」を見る。カレー20杯食った後の白田と射手矢のレントゲン写真、枠からはみ出してしまうくらい、胃が膨れているの、だから、お前ら妖怪かってんだ。
12月11日（火） イノキ 凡平エ！ 51538
ホンジャマカのリング。私は早野凡平という人の芸を1回しか見ていないのだけれど、その時のホンジャマカの帽子のネタで、天辺の切れ目から頭をみみみっと出す出産というのがあった。いかにも恥ずかしげな顔で、「出産」というので、爆笑したのだが、早野凡平はその後、すぐに亡くなってしまったのだった。そういや、随分とヘンな汗をかいて尋常な様子ではなかったよなと思ったものであるが、あれは今から考えると最後の最後に早野凡平という芸人を生で見られたという実に幸運な一期一会だったのだなあ、うん。
トイレットペーパーは濡れると破けてしまうので、実は花粉症には向かないと仕事。家賃の受け取りとか、一言でいってしまうと、毎日繰り返している文字通りのルーティンワーク。合間をぬって管理業務主任者の勉強。えっ！管理業務主任者って、不正行為をして、登録を削除されたら10日以内に免許証を返納しなくちゃいけないの？ちーっとも知らなかった。よくこんなので試験範囲がほぼ同一であるマンション管理士試験が受けられたものである。昼飯はカツカレー、そろそろオナカの肉が気になってきた。
夕食は鯖の煮つけ、大根を出し汁で煮たもの、野菜の味噌和え。後は柔麺。大根が大変美味しく辛子をつけてかじるとビールがいくらでもいけてしまう。でもビールは一缶、柔麺を汁椀に二杯。〆のコーヒーは如例。
それから自室にて『ドクタードリトル Ⅱ』を大画面再生。映画秘宝にて奴隷制度を当り前とする旧来の世界観の持ち主であるドリトル先生を黒人であるエディ･マーフィーが演ずる皮肉が指摘されていたが、なるほど、もう原作のファンであった私からみると、違和感ばりばりの映画でありますな。英国人紳士たるドリﾄル先生のダンディズム、難破船でも身だしなみを忘れない、でも黒人は人間扱いしない（笑）、がないドリﾄル先生などただの調子の良いだけのおっちょこちょい、である。年頃で、なにかと諍いを起こす娘も動物の言葉が分かるという設定もぜんぜん生かされてなくて、意味不明。あんまりアタマの良い映画ではない。
ただ、動物に言葉を喋らせることについてのコダワリは相当なもので、特撮を使っているのはもちろんなのだが、リップシンクの自然さ、また、きちんとその動物独自のキャラクターを作りこんでいるのに驚かされる。中でもマフィアばりにイタリア訛りでまくしたてるアライグマとビーバーが出色。これだけでＤＶＤを借りたかいがあるというものである。
その後シャワーを浴びて録画しておいた「パワーパフガールズ」「踊るさんま御殿」などを見ながら管理業務主任者のお勉強。あっ、ストーブの灯油が切れやがった。寒いよう、眠いよう。
12月10日（月） 銭形平熱 51379
てぇへんだ、てぇへんだ、いつもは平熱の親分が今日に限って38度7分も出したァ。唐沢 俊一さんの一行知識掲示板にタバコにウランが入っているなどどいうトンデモを書きこんでいる人がいる。どうもタバコ嫌いなお人のようでネタではなく、本気らしいが、この人のデンに従えば、タバコの工場なんてものは原発と同じで回りの住民がみんな癌になってしまうのではないか（笑）。おそらく“買ってはいけない”式の妄言をどこかで見聞して、鵜呑みにしているのだろうが、掲示板に書き込む前に一度自分のアタマで良く考えてみるがよかろう。はっきり言って馬鹿じゃねえの。
ああ、トイレットペーパーがなくてティッシュで後始末してしまった、便所が詰まって数日前からのウンコや小便がぶりぶりと逆流してくるのではないかと仕事。試験明けで呆然とした頭で、呆然としたまま、管理物件の見回り、こんな時に事務所を訪れた不幸な（笑）お客様の御案内。南区のとある地域を5軒ほど回る。後は、クレーム処理の催促など。昼飯は山小屋ラーメンのラーメンアンド替玉。さすがに飽きてきたなあ。
午後7時半に帰宅。夕食はマグロ・サーモン・カンパチの刺身軍団、母親謹製のまったく辛くないマーボー豆腐、これらをツマミにビールを一缶飲み、マグロをヅケにして、ゴハンの上にのっけた簡易鉄火丼でゴハンを一膳。美味い、美味い。〆のコーヒーは如例。その後自室にてレンタルＤＶＤの『ハンニバル』を大画面再生。リドリー・スコットらしい、ゴージャスな画面構成を堪能する。何かと評判悪い本作であるが、へんなストーカーみたいになってしまっているレクター博士は別として（笑）、この良さをみんなどうして分からないのか。ラストのリドリー・スコットでなかったらギャグにしかならない、あの猟奇シーンなど原作をさらに昇華させ、ある種官能的なダークファンタジーとなり得ているではないか。でも、ジュリアン・ムーアってつくづくミニラに似ているよなあ。
このＤＶＤ、東宝らしく、実にクオリティの高い優れたものである。ネットのあちこちで、東宝は高い、東宝に洋画の権利を買わせるなとぎゃーぎゃー騒いでいるやつらがいるが、9.800円でこのクオリティ・画質ならば、文句のつけようがあるまい。私など、お気に入りの映画ならば、東宝からＤＶＤを出してくれと思うくらいで、別に金があるというわけではないけれども、東宝ならばある程度以上のＤＶＤを出してくれるという安心感があるのである。前述のネットで騒ぐ奴ばらが“見習え”と馬鹿の一つ覚えで叫ぶワーナーのＤＶＤなど、確かに2.500円は安いけれども、クオリティ的には決して誉められたものではないからな。そんなものをたくさん集めたって仕方あるまいに。
『ブレードランナー』、現在のソフトはＤＶＤ初期のものであるということを割り引いても、輪郭線くっきり、ノイズだらけのひどいものなので、いっそ東宝から9.800円で（笑）、画質音質最高、特典たっぷりの決定版とでもいうべきＤＶＤを出して欲しいものである。いや、これは本気だから。
シャワーを浴びてから3時間ほど管理業務者試験の勉強。気がのらぬこと夥しい。
12月9日（日） 広末の勝利 51247
広末涼子の勝利。こんなシャレを考えたって、元ネタの“ピュルスの勝利”自体がみんな、分からないだろうな、俺は、早川SF文庫の「宇宙船ピュルスの人々」で覚えたのだけれども。本日はいよいよマンション管理士の試験である。昨日午前4時まで勉強していたので、辛くてかなわない体を無理やりベッドからひっぺがして、シャワーを浴びる。髪を洗ったら、ごっそりと毛が抜けて戦慄。体が疲れているからなのだろうが、それにしても抜け毛の量が多すぎる。まるで、伊右衛門に毒を盛られたお岩のようだ。
事務所へ行って、最後の1時間の勉強。試験場で未練がましくみるためのレジュメを作る。午前11時に出発。バス、電車を使って試験場である市内の某大学へ到着。この大学、山の中にあるもので、険しい坂道が連続し、登るだけで、息が切れてしまった。不吉である。また、試験場入りしたころから、鼻がむずむずしはじめて、鼻汁がとめどなく流れ出るようになってしまった。プレッシャーでアレルギーが出てきたのか、ああ、僕って繊細だなあ。
この鼻の異常、試験中に治まるどころか、ますます酷くなり、押さえていないと鼻汁がたぱたぱと垂れ落ちる有様。ティッシュを用意していたのだが、それらをたちまち使いきり、それでも鼻汁が止まらないので、べたべたになった奴で、鼻を押さえていたら、どんどん染み込んでいって、まるで、注射の後で、これでしばらく押さえていてくださいと看護婦さんに渡される脱脂綿みたいになってしまう。感触はそっくりだが、あちらは薬用アルコール、こちらは鼻汁だ。似て非なるものとはこのことを言うのだ。
試験そのものは予想より易しかったのであるが、何しろ泥縄の勉強していなかった私のことである、そうヒドイ出来ではなかったものの、合格間違いないのですと胸を張るわけにはいかない。受かるにしろ、落ちるにしろ、ぎりぎりの点数になるのではないか。ああ、1月31日の合格発表がコワイ。
ようやく試験が終わって、トイレの大便ブースにかけこんで、トイレットペーパーで鼻を思いきりかむ、そして、むずむずをずっと我慢していたので、鼻毛を抜いて刺激し、クシャミ三連発、ハクション！、グシャ！、バフ！、射精のそれに比肩しうるほどの激烈な快感に身を震わせた。すっきりしてトイレを出て、電車を使って天神へ出る。丸善書店で、管理業務主任者の問題集を買って（今頃かい！）、戸梶圭太の新刊を探していたら、また鼻汁がじゅるじゅるしだした。しかも、今度は頭までくらくらしてくる。やっと、分かった、これは風邪だ（笑）。アレルギーなどではなく、寝不足からくる風邪だ、ああ、たった二晩、午前4時まで起きていただけなのに、この有様、つくづく年をとったものよなあ。
やっと戸梶圭太の新刊「ご近所探偵 TOMOE」を見つけて油断したら、鼻汁のやつめがぽたり。平積みの文庫本にぱた、ぽたぽた。ぎゃっと叫んでその場を逃げ出す。別のレジで勘定したのだが、恥かしさのあまり、顔が赤らんでくるのがはっきりと分かった。バスで帰社、事務所で仕事の後始末して、風邪薬を飲む。
午後7時に帰宅。夕食は生野菜と豚の味噌焼。風邪薬が効いて、調子が良くなっていたので、本当はいけないのだが、ビールを二缶、ゴハンを一膳。つかの間の開放感を存分に味わう。〆のコーヒーは如例。その後自室にてDVD『デイライト』を大画面再生。3回目くらいの観賞であるが、PIANOで見るのははじめて、また、音質が向上しているおかげで、初めての映画のような、新鮮な気持ちで見ることができた。いやー、毎日こうだとこりゃ泣けてくる。
その後、シャワーを浴びて録画しておいた「K-1 グランプリ」、まあ、誰が優勝したっていいのであるが、鼻が潰れたやつが一人、足の甲を骨折してぷっくり腫れたのが二人、こういうのを見ながらやる焼酎がたまらなく美味い。
「御近所探偵 TOMOE」 新婚カップルの奥さんがひょんなことから、近所のスーパーを舞台にした麻薬取引に巻き込まれるって、お前は赤川次郎か！とツッコンだのだが、そこは、それ、戸梶圭太だから、キャラクター全員が己の欲望そのままに身も蓋もなく暴れまわるのであった。爆笑。
12月8日（土） 通勤の砂漠 51089
当然、駱駝に乗って。PIANOを買っていらい、何かとAVづいちゃって（AVといっても、オーディオヴィジュアルのことである。アダルトビデオのことで断じてない。私は何があろうと、極普通にアダルトビデオを借りるのだ！）、いささか辟易している方もいらっしゃるかもしれぬ。また器械買い換えたからとか、豪儀な話ならまだしも、映像ケーブルや電源タップを変えたぐらいで、いちいち、騒ぐなという向きもあるかもしれない。放っといてくれよ（笑）、俺は結構こんなの楽しいんだよ！
最近1日にウンコが2回出ると仕事。仕事なんだけどね、サボったね（笑）。午前中に最小限のことだけをすまし、午後一番で管理物件の見回りに出た後は、ただひたすら勉強。頭が煮えるまで勉強。しかし、最終模擬試験の結果は34点、ぐあああ、まだ、予想合格点数に達していない。びーびーと泣き喚く。この間より1点良くなっただけじゃないか、あんだけ（約12時間）勉強して、俺はたった1点しか余計に取れないのか、この頭の悪さが恨めしい。
夕食は母親が出かけていたので、コンビニのサラダ、焼鳥。食欲なく、これとビール二缶、明太子でゴハン二膳しか食べなかった。〆のコーヒーは如例。その後、自室にて、電源タップにAVアンプ、オーディオアンプ、DVDプレーヤー、CDプレーヤーを接続して、いろんなソフトをツマミグイ。いささか酔っていたので、最初は違いが良く分からなかったが、酔いが醒める頃になって再生した『ガメラ 3』に激しくぶっとばされた。というか、画質と音質が良くなると、これほどまでに画面からの訴求力が違うものなのだろうか。ひとしきり名場面を再生して、また感嘆する。試験が終わったら改めてじっくりと見てやろう。
昨日より1時間ほど早く、午後10時からお勉強。まいまいまいと訳の分からぬことを呟きながら、午前4時まで。眠いとか、もう超越してしまったかのように頭は冴えているのだが、休憩時間中など、ふっと気を抜くと、体のほうがすっと眠りに入りこもうとするあたり、やはり年ですな。勉強の後、明日試験に持っていくものを確認して午前4時半就寝。寒い、寒い。
12月7日（金） アセトアルデヒド男と女 50935
こういう酒は二日酔いになるからねい。自室にテレビを見にきた弟に、例の電源タップを見せてみる。「おうおう、凄いだろうが、このケーブルの太さ、がっちりした筐体、それにこの電源プラグ馬鹿でかいだろう、これで、絵も音も物凄く良くなったんだぞ」弟、ぼそりと、「お前、工事でもすんのかよ」わははは、普段の彼奴めに似合わぬナイスな突っ込み。虚を突かれたので、思わず爆笑。御褒美に激しく張り倒してやった。
公衆便所で、たまに大便器の方に、トイレットペーパーが備えてあるのをみたら、なんだか嬉しくないかと仕事。午前9時より寝不足のため、がんがん痛む頭を抱えて仕事。そして、例によってマンション管理士のお勉強。やることが沢山ありすぎて、いつまでたっても終わらない無限地獄へ落ちてしまっているようである。昼飯は郷屋のラーメン、今はただ、モノを食うことだけが楽しみである。
夕食は、いや、ほら、モノ食うだけが楽しみだから、日常のささいな、あんまりそういうことを書きたくないから、一足飛びになっちゃうけど、カワハギの刺身と生野菜。ごくごく簡単なメニューであるが、刺身が美味かったので、文句は言わない（笑）。缶ビールもオイシー、これで試験さえなかったら十分幸せなんだけどなあ。〆のコーヒーは如例。
夕食後、また電源タップのテスト。今度はAVアンプ、パワーアンプ、DVDプレーヤー、CDプレーヤーに給電し、音質と画質のチェック。音の良さは相変わらずとして、これはDVDプレーヤーに直接給電したほうが、画質がいいのではないか。動きのある場面では昨日よりカラーブレイキングノイズが目立つものの、ホームシアターとしての総合的なクオリティは明らかにこちらの方が上、しばらくこれでやってみようと決意する。
と、ここで、問題が発生、ホスピタルグレードの電源プラグが大きすぎ、また、ケーブルが極太で極めて固いこともあって、現在使用しているボックス収納立ち上げ型スクリーンの後に収まらず、スクリーンを前方へ動かさざるを得なかったのである。こうなると、プロジェクターの投射距離が狂ってしまうので、またクソ重たいプロジェクター台をあれこれ調整しなおさなければならなかったのだ。約20分これに費やしてからレンタルDVDの『アイスランド』を再生。簡単に言えば、南極の超近代的刑務所に出現した、古代の超大型蛇が、やたらめったら人を食うという『パイソン』の流れをくむ大蛇パニック映画。
応援に駆けつけた兵隊がびびりながら進んでいくと蛇が出現、がぶりとやられるという工夫のない繰り返しに呆れる。『ジュラシックパーク』そっくりのシチュエーションで化石採掘現場から南極に連れてこられた古生物学者夫婦というのも登場するのだが、これがバルタン星人に対するイデの宇宙語くらいも役にたたず、ただおろおろするばかり。さらに悪いことに、大蛇と人のからみのシーンにぜんぜんリアリティがなく、例えていうならばバート・I・ゴードン師匠の巨大動物をCGに置き換えた程度のレベル（非常に分かりにくい例えでスマン）なので、もうタイクツで仕方なかったのである。スタンダード・ステレオながら、意外なほどの高画質・高音質だったのがせめてもの救いか。
このしょうもない映画が終わった後、『セブン』の“夜の図書室”のシーンだけをちょっと再生。ううむ、これは、PIANOをフツーのコンポーネントケーブル、付属の電源コード、家庭用のテーブルタップで見ていた時とはまったく別物だな。また、来月、PIANO用の電源タップと電源ケーブルを買って、改めて『セブン』を全編通してみてみようと思う。
シャワーを浴びて、午前4時まで、マンション管理士のお勉強。昼間、仕事をサボってやった分と会わせると、今日だけで9時間勉強したことになるのだが、なんですな、勉強時間が7時間を過ぎたあたりから、頭の中にへんな成分がでてきて、むしろ気持ち良くなってきますな。
12月6日（木） テキサスのアラバマ 50778
アラバマシリーズ第四弾。ヒース・ヒーリングの事。空間的不条理に満ちたシャレ。好い加減ネタがつきたので、アラバマシリーズ打ち止めにするから、怒らないでったら。ええもう、眠いですよ、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠いですよ、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、眠い、それでいて、模擬試験全然だめなのだから、つらいのですよ。
私はトイレットペーパーが破れてウンコが手についたりするのが、死ぬほど嫌なので、トイレットペーパーを三つ重ねくらいにして、尻を拭くと仕事。ちょっと寝坊気味だったので、あわててシャワーを浴び、どたどたと出社する。先日ある個人メーカーに注文していた電源タップがもう届いていたのに驚いた。
必要最小限の仕事をし、30分程仮眠をとって、あとは勉強、勉強、また勉強。こんだけやって試験に受からなかったら、俺はただの馬鹿だな。午後7時過ぎに帰宅。夕食は母親が出かけていたので、父親がスーパーで買ってきた寿司のパックのみ。ビール一缶飲んで、わすわすと平らげる。昼飯に例によってラーメン＆替玉を食べていたので、これくらいで十分なのである。〆のコーヒーは如例。
夕食後、あらかじめプリヒートしていた、アンプとCDプレーヤーを今朝とどいた電源タップに差込み、まずは音質のチェック。聞きなれた竹内まりやのCDをかけてみると・・・、なんだ、これは。はっきり言って、スピーカーを8万円のJBLPROから33万円のタンノイTD-700にリプレイスした時よりも音の変化が大きいではないか（笑）。もともとタンノイは定位感が優れているので、その点では特に違いは感じられなかったが、ドラムスのチィーン・シャーン（芸者ではない）という金属音が、実体感を伴って再生され、バスドラやベースの低音がぶりぶりと力強くなる。また弦楽器の倍音成分がより多く表現されるようになり、ヴォリュームを上げたかのように錯覚するほどだ。サックスのうめきも別ものでしばし陶然としてしまった。たかだか一万円の電源タップでここまで違ってくるのならば、今までこの手のオーディオアクセサリーに少なからぬ金額をつぎ込んでいた俺ってひょっとして馬鹿？と考えてしまったくらい。
続いて、今度はPIANOを接続して、画質にどのように影響するかをチェックする。あっ、確かにコントラストと色の純度が向上するようだ。例の暗部のざわつき、ミミズノイズも今まで使っていたノイズフィルター付のタップに比べてぐっと少なくなり、かなり注意してみてないと分からないレベルになっている。これでスクリーンをもっと低ゲインのものに替えたら全然目立たなくなってしまうだろう。そんな金はないけれども（笑）。心なしかカラーブレーキングノイズまで見え方が少なくなったように感じられた。しかし、音質ほどの劇的な効果は望めない様で、ここは音質を優先するか、それとも画質に拘るか思案のしどころだな。
とりあえずタップにPIANOを接続したままでスティーブン・セガールの『DENGEKI』（なんてセンスの悪い邦題か！）を見る。セガール映画最大のヒットなのだそうだが、粗雑極まるストーリーに爆笑。キャラクターが佃煮にできるくらい沢山出てくるのだが、掘り下げを全然やっていないので、よほど注意していないと誰が誰だか分からなくなってしまう。おそらく敵と味方の区別をし難くするという演出意図なのであろうが、いくらなんでもこれはやりすぎだよ。途中使い捨てられる女署長なんか、あまりにあっけなさ過ぎて、カワイソウになったほどであった。
この後、シャワーを浴びてまたマンション管理士のお勉強。通算6回目の模擬試験をやってみるが、33点、ぐわあああと懊悩し、午前3時まで、検討と暗記。眠いよー、ツライよー。
12月5日（水） アラバマ見てたのねー 50614
アラバマシリーズ第三弾、アラバママン、アラバママン、飲んだくれのろくでなし、アクションボタンで奥さんぶん殴る（缶ビール付属）、「サウスパーク/チンポコモン」より。アラバマになんで、こんなに拘るのかというと、これは間違い無く小林信彦氏の「極東セレナーデ」からで、初めて飛行機に乗って、アメリカに行くという女の子が、先輩から「税関でね、アメリカに来たのは観光目的ですか、それともビジネスですかと聞かれるから、そこで、うっかり、ビジネスでと答えるとアラバマで強制労働させられるから」とウソを教えられるというギャグがあったのである。それ以来、アメリカのウロンなところ、それはアラバマというイメージ（笑）、がしみついてしまっているのであり、決して、アラバマ州、及び居住する人々を馬鹿にする意図などないのであるから、絶対、抗議のメールとか送ってこないように。
本日は休み、休みであるが、午前9時半に起き、事務所へ行って、日記つけ、それからひたすらマンション管理士のお勉強である。楽しみにしていたいっぷくラーメンもなしにして、5時間ほどやる。しかし、いくら勉強しようとも馬鹿は馬鹿なのであり、昨日の続きの模擬試験、1回目が32点、二回目が25点という立派な成績で、あまりのふがいなさにキーキーギャーギャー騒ぎ狂う。いやあ、試験まで、後3日しかないのに、この有様、あー、俺は頭の悪い高校生か。昼飯は、カップ麺の長崎チャンポン（九州にはこういうものがありますと）、ああ、早くいっぷくラーメンが食べたい。
午後6時までへろへろになりながら勉強し、それから車で天神へ。ビックカメラでDVD素見し、丸善書店で、マンション管理士の模擬試験集（笑）と唐沢 俊一さんの「社会派くんがいく」を求める。午後7時にMと待ち合わせ、『ハリー・ポッターと賢者の石』を見に行く約束をしていたのだ（あー、今笑った人、前に出てきなさい、怒らないから、ただ、耳を片一方殺ぎ落とすだけだから、正直に言いなさい）。Mがしきりに『ハリー・ポッター』人が多くて見られなかったらどうしようと心配しているので、とっととユナイテッドシネマ福岡に行って、指定席のチケットを買う事にした。
ユナイテッドシネマに到着し、首尾良く真中近くの席を入手、映画までの2時間あまりをハードロックカフェで過ごすこととした（笑）。ここで、ビール二杯となんだか揚げ物とサラダを一品ずつ、それからたっぷりの会話。相変わらずMの見合い話には笑わされたが、まあ、いろいろさしさわりがあるので、省略。仕上げにコーヒーを飲んで、さあ映画だ。
えー、肝心の『ハリー・ポッターと賢者の石』ですが、最新の特撮技術を駆使して、実在感あふれるファンタジー世界を構築せしめたスタッフの努力に拍手すべきだろう。現実世界の裏側にふっと存在する、魔法を主体とした世界、この表現の上手さ、現実世界と掛け離れているようで、実は、密に接している、そのスタンスのとり方の巧みさが尋常でないのだ。原作が世界の大人気長編シリーズということもあり、世界観が既に確立しているというやりやすさもあったかも知れないが、その世界観をちゃんとヴィジュアライズする、これは簡単そうに見えて、なかなか難しいことなのである。って、俺、原作全然読んでいないのに、よくこんな偉そうなこと書けるよな。
ただ、2時間20分を越す上映時間はいくらなんでも長すぎ。特に前半は魔法学校の寄宿舎生活がまったりと描かれて、それ自体は悪いものではないが（いや、俺は「足長おじさん」の影響でイギリスの寄宿舎って大好きなの）、伏線ばかりがやたらに提示され、いっかな、話が進まないのには呆れてしまった。お前はエヴァかという突っ込みは置いとくとして、あのクィディッチの試合など、ヴィジュアルの見せ場なのは分かるのだけれど、思いきって刈り込んでしまうべきだったのではないか。後半の鍵鳥を捕まえる伏線になっているのだが、その伏線としてのバランスが悪すぎるのである。ハリー・ポッターは魔法の天才、天才が世界を救うという極々シンプルな話でいいではないか。
原作への配慮、そして、続編への足がかりを作っておかなければならないという制約があるのだろうが、それにしてもちと、いろいろな要素を盛り込みすぎましたな。
上手い子役に感心させられたが、その中でもハーマイオニー・グレンジャー役のエマ・ワトソンが出色、おしゃまで可愛くって、こんな女の子に、「もう、こんなに散らかして！」とか叱られてみたいですな。こういうことをMに話すと、馬鹿にされるので、黙っておいた（笑）。
映画が終わったのが午前12時過ぎ、Mを送り、帰宅。それから、シャワーを浴び、焼酎をがっと飲んでとっとと寝る。
12月4日（火） ロッテ歌のアラバマ 50461
アラバマシリーズ第二弾、だから、べつにアラバマ州を馬鹿にしている訳じゃないったら。昨晩見た夢。私が厳冬のロシアにいって、ロシア人の家に迎えられる。そこで、見たものはオンドル（だったっけ、それともペチカ？）の上に鎮座している、まぎれもない日本のコタツ。ロシア人得意顔で、これはロシア人の発明した暖房器具です。オンドルの上におけば、ほら、電気も石炭も使わないのに中がぽっかぽか。私は、いいや、違う、これは日本のコタツというものだ、ほれ、天板を外してひっくり返せば、ホラ、赤外線ランプがついているじゃないか。本当は、これに電気を通して暖めるのだと言い返すという、愛国心に満ち溢れた夢であった。
トイレットペーパーで事後の処理をしている最中、また便意に襲われて、脱糞してしまうのは、なんとも悔しいものですなと仕事。眠気と戦いつつ、ひーひー言いながら事務所へ出る。物件の整理、ＨＰの更新、しげさんがアミーゴス公演以来預かっていた供出のビデオカメラ・ラジカセを取りに来る。はたまた、お客様からの問合せに答えたりする。管理物件の見回りで、不法に放置されていたペットボトルをちぇっ、ちぇっと言いながら片付け、昼飯は例の回転寿司。630円なり。
午後からも雑務を片付け、一段落ついたところでマンション管理士の勉強。途中来客で、幾度と無く中断されたが、それでも合計して2時間はやったのではないか。
夕食はサーモンとハマチの刺身、レンコンと牛蒡の炊きあわせ、煮魚。ビール一缶、烏賊の塩辛茶漬けでゴハンを一膳。刺身を除いて昭和30年代のようなメニューであるが、いつもいつも揚げ物や肉ばかりでは体がマイってしまう。〆のコーヒーは如例。
夕食後自室にて、またもこりずにレンタルＤＶＤ『ミート・ザ・ペアレンツ』を大画面再生。恋人の親に会いに行った男が散々な目にあうというコメディであるが、ギャグの組み立て方が気に入らない、主人公を追い詰めすぎるのである。見ていて、なんかせつなくなってしまったぜ。その割りには恋人の父親（ロバート・デ・ニーロ）が元ＣＩＡという、コメディとしても突飛な設定が生きておらず、父親がこっそりと旅行代理店の男に会い、結婚する恋人の妹のためにハネムーンを企画しているのを目撃して、まだ現役でスパイ行為をやっていると勘違いするというギャグも無理がありすぎ。ラストの父親の呟きは面白かったけど、これだけのために1時間40分我慢したのか、俺は（笑）。
このＤＶＤ、画質も悪くていたるところにぷちぷちブロックノイズが現れ、ナナメの線がぎざぎざになってしまうという有様。ＰＩＡＮＯ内蔵のスキャンコンバーターのＩＰ変換ミスなのだろうが、他のソフトでは見られなかった現象で、やはり、このソフトに変換ミスを誘引する何らかの欠陥があるのであろう。
シャワーを浴びてからマンション管理士のお勉強。新しく買った市販の模擬試験集をやってみたら、最悪も最悪、なんと28点しかとれなかった。ギャー。俺は泣きながら、その回答と解説を繰り返し、繰り返し読むのであった。就寝午前3時、眠いよー、つらいよー。
12月3日（月） アラバマ神を信じますか？ 50278
アラバマシリーズ第一弾、べつにアラバマ州というところに格段のウラミがあるわけではないが。12月注文分のＤＶＤ、『這い回る眼』、『女宇宙怪人ＯＸ』（笑）、『エイプ』（韓国の大ザル怪獣映画だったかな）、『海底一万マイルからの妖怪』、『凸凹ミイラ人間の巻』（邦題これでよかったっけ）、『メッサ・オブ・ロスト・ウィメン』の6本。このうち、『海底一万マイルからの妖怪』が例によって、スペシャルオーダー、要するにいつ入荷するかわかりませーん、なので、これが他の5本の出荷を遅らせるようならば、また、キャンセルしなければなるまい。これで、何回目だ？
洋式便所で踏ん張ったら、驚くほどの大量のウンコがでてきて、もりもりと体がずり上がったことがあるなんて、そんなことあるわけねえだろうと仕事。午前中、家賃の受け取りや、クレーム工事の支払いなど。さすがに12月になってから部屋を借りようという酔狂な人は少ないらしく、問合せの電話が少ない事、少ない事。管理やってなかったらえらいことになっていたところである。
朝食に調理パンを食っており、さすがに最近食べ過ぎだったので、昼飯はお握り一個とする。朝飯を食っていればこんなので十分なのだ。それから、管理物件の見回り、事務所へ戻って、マンション管理士の勉強。
夕食はおでんと売れ残りを集めて一パックにしたのが、明白な刺身盛り合わせ。ビールを一缶飲んで、タマゴ、大根、牛筋、こんにゃく、モチ入り巾着などのネタを飽食する。ゴハンはとうぜんなし、というか、おでんの時は飯炊くなよ（笑）。〆のコーヒーは如例。
夕食後、自室にて、『15ミニッツ』の残りを大画面再生。東欧から食い詰めてアメリカに来た二人組の殺人鬼、こいつらの得意技が放火なので、全然畑違いの分野に巻き込まれた、主人公の火災調査官、マスコミを利用してニューヨークのヒーローとなった、刑事、視聴率の為ならどんなことでも厭わない、邪悪なみの・もんたとでも言うべき、ニュースキャスター、これだけ魅力的なキャラクターをそろえていてどうしてあんな、腰砕けの映画になってしまうのだ。アイデアは優れているのに、プロットの構成がなっておらず、派手な殺人事件を起こしておきながら、精神異常を理由に、無罪になってしまう司法制度の矛盾というテーマにまったく説得力がなく、浮いてしまっているのである。ラストで主人公にぶん殴られて、なお、やり方をかえない、ニュースキャスターのしたたかさのみ良かったが、ならば、なぜ、中盤からうまく物語にからませないのか、惜しい、惜しい、まったく惜しいよ。
シャワーを浴びてから、また、マンション管理士のお勉強。午後11時から午前2時までの3時間、眠いよー、ツライよー、そんなこと言うくらいなら、最初から映画など見ずに，勉強しておればよいのだ。
12月2日（日） ボーイも若きも 50127
なんだ、結局若い奴ばっかじゃん。えーっと、またある個人メーカーで電源タップを購入してしまいました。4つ口、コード2メートルで約一万円というお値段。こいつでPIANOに電源を供給しようというのである。安価なコンピューター用のノイズフィルター付きタップでさえ、あれだけの画質向上が見られたのだ、オーディオ用に特化された高品質の電源タップならば、どんな素晴らしい絵がでてくることか、それを考えると楽しみで楽しみで仕方ないのである。あっ、待てよ、アンプにも使ってみるかな、そして、もし結果が良ければ、CDを聞くときだけ、つなぎ替えてもいいな、うっしっしっ・・・。
誰の漫画だっけ、中学校の汲取り便所に生徒が落ちて、土佐衛門になっているという場面があって、便器の上から覗き込むと、うんこの中で顔をぱんぱんに張れ上がらせて死んでいるのがたまらなくいやだった、そうそう、あれは黒井ミサのやつだったと仕事。今日も今日とて、マンション管理士の講習。二日酔馬鹿頭でよろよろ起きだして、シャワーを浴び、飯も食わずに、車でももち浜へ。
本日は模擬試験のニ発目、管理業務主任者用の問題である。先生、「今日は昨日と比べてモンダイが難しくなっていますから、平均で5点くらい落ちますから」と言っていたがなるほど難しい。うんうん唸りながら一時間半ほども掛かってようやく終了させ、退出。2時間の試験時間の残りをタバコを吸ったり、ジュースを飲んだりして過ごす。Mから電話、「遊ぼう、遊ぼう」というので「うん、遊ぼう、遊ぼう、水曜日に遊ぼう」と答える。
試験時間が終わったので、講習室へスキップしながら（笑）戻ろうとすると、なにしろ、普段スキップなどしたことがないから、たちまち足を縺れさせ、出前のコーヒーを運んでいたウェイトレスさんにぶつかってしまった、彼女は悲鳴を上げてコーヒーを放り出す。その放り出されたコーヒーが、たまたま後にいたサラリーマンの顔にかかり、彼は「目が、目が見えない」と叫んで、助けを求めてたまたま後にいた、猫を抱えたオバさんに抱き付く、「にやあ」猫は驚いてサラリーマン氏の顔面に飛び付き、激しく引っかいたからたまらない、サラリーマン氏、ますますパニックに陥り、やみくもにだだだと駆け出す、とたまたま後にいた車椅子のおじいさんと激突した。そのいきおいたるや大変なもので、車椅子のおじいさん、がらがらと後方に向かって走り出した。車椅子だから、止まらない、とまらない、何人かを弾き飛ばしてから、廊下の壁に大音響とともに激突する。おじいさん、その反動で車椅子から放り出され、窓を破って遥か下の道路に向かって落ちていった。
こういうスラップスティックの文章、うまくいきませんなー。と元に戻ってテストの結果は33点、大変不満足な点数であった。先生、「気にする事はありませんよ、昨日に比べるとレベルの高い問題ですからね、でも、合格範囲が35点なのは変りません」なんだよ、平均点で5点下がるなら、合格範囲は30点じゃないのかよ、ちょっと愚痴った。
急いで帰宅。昼飯はコンビニのカップラーメンとお握り。がりがりと午前中すべきであった仕事をこなし、マンション管理士のお勉強。ああ、こんなんで、俺は本当に合格できるのか。
夕食は母親が旅行に出かけていたので、冷凍唐揚げと、サラダ、レトルトのカレーというメニュー。まあ、美味いとか、不味いとか、そういうレベルの問題じゃないな。ビール一缶、〆のコーヒーは序例。その後、レンタルDVDの『15ミニッツ』を1時間ほど、話が佳境に入ってますます面白くなるところだったので、中断するのは非常に辛かったのだが、勉強をしなければならないからね。
その後、3時間ほど勉強。その間に見た「パワーパフガールズ」、バブルスの落書きの怪獣が実体化するという、非常にどこかでみたようなお話。しかも怪獣の落書きが、東西南北に並んでいるという金子監督ライクなギャグに大爆笑である。うーん、俺、ちっと、バブルスと結婚したくなっちった（笑）。
12月1日（土） 見サリエリ、聞かサリエリ、言わサリエリ 50014
し、知らんよ、僕は、モーツァルトのことなんか、全然知らんよ。えー、この前ニフティのオタクアミーゴス会議室に書いた『巨大蟻の帝国』のレビューで使った、バート・I・ゴードンの自伝が「MAKE
IT BIG！」というギャグ、たいそう気に入っているので、そのうち、このHPのコンテンツにバート・I・ゴードンファンクラブというのを付け加えようと思っている。ファンクラブといってもバート・I・ゴードンのプロフィール、フィルモグラフィくらいのものだが、おそらく本邦初の内容になることは間違いないであろう（笑）。さー、これから、ネットあさってバート・I・ゴードンの顔写真やプロフィール拾ってこなくちゃ。
トイレの中に小さなセラミックヒーターを設備するのは、健康的な観点からいっても望ましいことであると仕事。先週と同じく福岡ドームちかくの西日本放送会館で、マンション管理士の講習があるので、午前9時過ぎに車でお出かけ。近辺の一番安い駐車場に車を止めて、3時間の講習を受ける。本日は、模擬試験の第1発目、この試験であんまり悪い点数をとると頭が禿てしまうので、昨晩3時過ぎまで、勉強していたのだ。結果はというと、五十点満点中の35点、先生によると「35点以上取った人は、おめでとうと言っていいでしょうな」ということだったので、ベストとは言えないが、ベターな数字であると言えよう。これで、一安心、今夜おおっぴらに飲みに行けるぞ（笑）。
途中例の回転寿司で昼飯食ってから事務所へ戻る。回転寿司、相変わらず上手かったのだが、土曜日なので、人が多く、いささか落ち着けず。その後、雑務とお勉強。
午後7時過ぎのバスと西鉄電車を使って天神へ。電車を降りた時、背後で「げろげーろ、げろげーろ」と声がしたので、驚く。まさか、青空球児、功児？と思ったのだけれども、もちろんそんなことはなく、法律用語の成年非後見人の人が、人を押しのけつつ、「げろげーろ、げろげーろ」と駆けていったのであった。ああ、びっくりした。
丸善書店にて唐沢 俊一さんの「凄いけれどヘンな人」と、建築協定を覚えるための宅建学習書をカードで求める。しばらく店内をぶらついてから約束の午後7時になったので、地下街へ降りていき、有久 幸次郎さんと合流、ほどなく、獅子児さん、しおやさん、ぴんでんさんがやってきた。今日の飲み場は、地下街からダイレクトに行ける○すまさというお店。うんよく座敷にとおされ、さっそく生ビールを頼む、がぶがぶ飲む、ばくばく食べる、生ビールのおかわり、この店は料理が出てくるのが早いかわりに何故か飲み物に時間がかかるので、おかわりは全てダブルだ！そして、どんどんオタ話。でも、ぴんでんさん、獅子児さん、俺、やっぱり電人ザボーガーのバイクはカッコ悪いと思うよ（笑）
午後10時半くらいにお開き、獅子児さんと別れて残りのメンバーはこの間、アミーゴス公演ビデオの上映会を開いた福岡市中央区某所のドラゴンというお店に行く。そこでさらにビールなどを飲んで私はもうふらふら。いやー一時でも勉強から開放されるってのはやっぱりウレシイものなのだな。といっても、明日、模擬試験のその2があるんだけれど（笑）。
TOPPAGEへ