8月31日（木）星 UMA
UMAっ、お前は未知動物界の輝ける星となれ、日本のロイ・マッカレル博士になるのだ。とあるサイトでこんな文章を見つけた。有名なネッシ－写真、“外科医の写真”が本人によってインチキであることが告白された。しかしこの事実をもってネッシーそのものがインチキであるとはいえない。他にも多数のネッシー写真がありネッシーの実在を否定するためには全ての写真がインチキであると証明しなければならないのだ。逆にいえばホンモノの写真が1枚あればネッシーの存在を証明できるのである。
うんうん、この理屈はわかるぞ、俺もかねがね“外科医の写真”がトリックだからと言ってネッシーそのものもインチキであるという賢しらぶった輩がいることを苦々しく思っていたのだ。ええい、ネッシーのことをろくすっぽ調べもせぬ愚物どもめが、あの“外科医の写真”は前々から研究者の間でもトリックであろうとみなされていたのだ、そんなことさえ知らずに得意げな口をききおってからに、では他の多数の撮影者によってカメラに収められたネッシーをどう説明するというのだ、ディンスディールフィルムをどう説明するというのだ、そういう根本的な事実には目をつぶってエラそうにしやがって、もうそういう奴らは死ね、死ね、死んでしまえなのだ、はあはあ。まあ、俺もネッシーごときでこんなに熱くなることはないのだが。
話がずれてしまった。無理やり元に戻すととにかくこの理屈は分かる、しかし、しかしだね、この人、マイヤーのUFO写真についても同じようなことを言っているんだよ。曰くマイヤーのUFO写真の一部はトリックであった。しかしこの事実をもってマイヤーのUFO写真の全てがトリックだとは限らない、マイヤーのコンタクトストーリーを否定する為には全ての写真がトリックであることを証明しなければならない・・・。だからあの鮮明すぎる一連のUFO写真はマイヤーが一人でこつこつ（笑）撮影したもんなんだって。ネッシーの写真のように不特定多数の人間によって撮影されたのではなくマイヤーという一個人が撮影したUFO写真の中の1枚がトリックであれば残りもまたトリック写真であると考えるのはごく自然なことであろう。
俺は小学生の頃からのオカルトマニアであり主にその興味はUFOや未知動物に向けられてきたがそれを悪い事だとは思っていないし、もちろん後悔している訳でもない。これからもこんな頭の悪いことを言わないですむくらいの最低限の判断力を持ちつつこの趣味を続けて行きたいと思っている次第。あっ、でもね、これで俺がネッシーの実在を確信しているなどと思われては困りますよ、あれは湖にあんな怪物が住んでいたらどんなに素晴らしいことだろうという俺の子供じみた願望に過ぎないのだから。
えーっと今日は仕事のことは書かないから。夕方までにAIQのチケットが出来てくるはずだったが6時になっても7時になっても音沙汰無し。ようやく7時半になってからタクミさん現れるがそれは集金の為でありこれから帰ってチケットのナンバリングをやるという。仕方ないのでそちらの店まで取りに行くから目処がついたら電話してくれと言う。
9時に一旦帰宅してカツオや貝柱の刺身、ニンニクの芽と豚肉の炒め物でゴハンを二膳。炒め物、母親が冷凍庫に死蔵されていた冷凍食品の剥き海老を使ったとかでその海老の味が他の材料に移ってしまっていた。作ってくれたのに文句を言って申し訳ないけれどとてもこの炒め物はマズイのでそんな海老は捨ててくださいと涙ながらに訴える。
その後自室でTVを見ながらタクミさんからの電話を待つが、10時を過ぎても掛かってこない。待ちあぐねて車で彼の店に向かったのだがなんとタクミさん、ナンバリングマシーン（正式名称を知らないの）を使わずに数字のハンコを組み合わせて1枚1枚ナンバーを打っている。そのくせ、店ではナンバリングマシーンを売っているんだ、アイツは。そんなんじゃいつまでたっても終わらないよと言って売り物のナンバリングマシーンを無理やり開けさせ残りの60枚ばかりを自らがちゃがちゃ打つ。タクミさん、これは早いですねえと目を丸くしていた。君ねえ、チケットの製作も引き受けているのだからナンバリングマシーンぐらい使わないと。今のままじゃそのうち過労で死んじまうよ。
出来あがったチケットを持ってAIQのしおやさんの事務所へ。しおやさんたらお風呂あがりとかでバスタオル1枚でお出迎え。俺は長年のお付き合いでしおやさんがホモでないことを知っているから良いけれどそうでなかったら顔色を変えて逃げるところだ。
8月30日（水）お笑いUMAモノ探偵団
えっ、ネッシーが実在するって（笑）。今、ネットを回っていろいろな未確認動物の写真、あるいはそれと称するものを集めているのだがいやもうやたらにありますな。UMAマニア歴26年になんなんとするこの私でさえ見た事がないような写真がぞろぞろある。中でも特に感動したのが飛行中のヘリコプターから撮影されたというコンゴの巨大ヘビ。事の真偽はともかくとして俺はやっぱりこういうモノが好きなんだなあ。なお、この写真は近日中に“お笑いUMAモノ探偵団”（こちらの方が気に入ったので改題）としてHP上で公開する予定である。
本日はお休み、午前9時半に起き出す。5時までドラクエやって寝たのが午前6時くらいであったから実質の睡眠時間が約3時間半。どうにも寝たりないのであるが月末であり家賃受け取りの為に事務所へ詰めておかなければならないのである。急ぎシャワーを浴びて事務所へ。朝飯の調理パンを食って日記つけ、ネットのチェックする。タクミさんから送られてきたAIQチケットの元原稿を念入りにチェックしてGOサインだす。これでなんとか9月1日の発売日に間に合いそうだ。
昼食はいったん自宅へ戻ってソーメン2把。お気に入りの麺ツユを切らしていたので冷蔵庫の中に偶然あったざるそば用のストレートツユを使ったのだがこれがあんまり美味く無い。ソーメンそのものの味は良かったのでつるつると平らげてしまったのだが、何か物凄く損した気分になる。午後6時過ぎまで事務所でうだうだやって帰宅。自室に入るなり「ドラゴンクエスト Ⅶ」を立ち上げる。夕食まで1時間ほどプレイ。
夕食はイサキの刺身、キャベツの荒く切ったのに焼鳥屋で使う酢醤油みたいなツユをかけたもの、出来合いの天丼弁当。刺身でビール一缶飲んで弁当を食べる。キャベツが美味しくていくらでも食えるのが我ながら不思議。
その後午前1時までひたすらドラクエやり続ける。石版を組み合わせて古代世界と現実世界をリンクさせる作業の繰り返しでいささか飽きたというのが正直なところ。早くダーマ神殿へ行って転職したいとまるで5年目の独身OLみたいなことを考えてしまう。
本日の「スタートレック・ヴォイジャー」実は狩猟民族ヒロージャは己の狩猟本能に忠実なあまり宇宙のあちこちへ出かけて他種族を狩ってばかりいたので種族としての統一ができずなかば絶滅しかけていたのである。まるで大酒のみが身代潰すようなものだがこの現状を憂えたヒロージャの一司令官がヴォイジャーのホロシミュレーションシステムを狩猟本能の解消に利用せんとして研究を繰り返していたのだ。
ジェ－ンウェイと対面した司令官はヴォイジャーを開放するかわりにホロシステムの技術を委譲しようという彼女の申し出を受け入れ、停戦を決意する。しかしその命令を快く思わなかった部下が反乱を起こし司令官を射殺してしまうのだ。最終的な破局はヴォイジャークルーの努力で避けられたものの、双方物質的にも人員的にも甚大な損害を受けてしまう。ようやくのことで停戦協定が締結されヴォイジャーを去ろうとするヒロージャにジェ－ンウェイはホロシステムの技術と機材を提供するのだった。「これは司令官の意思だった」と悲しげに呟くジェ－ンウェイ。上手い終わり方である。
8月29日（火）イェティな、何すんだよ、あっ！
雪山にて。また二日酔。いつもよりきつい。5年前ならこのくらいの二日酔、屁でもなくてばりばり仕事して夜はさあ、もういっちょいってみるかぐらいの元気さだったのに、やっぱり年なんだろうか。
おえおえ言いつつ仕事。午前中昨日のお客様の物件を引き続き探索。2件ほど格好のマンションが見つかったのだが連絡とってみるとどちらも入居者が決まってしまっているとのこと。取りあえずお客様に連絡とりその旨を伝える。うーむ、残念だけど仕方ない、あまりにも条件が厳しすぎたのである。その後タクミさんにAIQチケットを再発注。こんどこそ完璧なものを作らねばならぬ。
昼飯は郷屋でラーメン味濃い目。どうも最近飲み過ぎ、食い過ぎでよくない。来週辺りからまたダイエットしようと決意する。ついでに本屋へ寄って『トンデモ一行知識の逆襲』探すがまだ入荷していない。この本屋、所謂郊外系の大型店であまりマニアックな本は置いていないのだけれど唐沢さんの新刊が入荷しなかったことなんてないのにな。前作の「トンデモ一行知識の世界」もここで買ったのだがもう待ってはいられない。今夜は落語会で天神にでるのでそちらの大型書店で買うことにしよう。
午後は物件整理を急いでやって午後6時過ぎのバスに飛びのって天神へと向かう。丸善書店へ立ち寄りサブカル系のコーナーをチェックしたら、あった、あった、ありました、「トンデモ一行知識の逆襲」 震える手で奥付を見てみるとしっかり“エロの冒険者”という名前が・・・。うれしさのあまりふわりと舞い上がって天井にごつんとぶつかり落っこちる。実は「トンデモ一行知識の世界」の続編に自分の一行知識が採用されるというのがパソコン通信を始めた時の密かな目標であって会議室、掲示板にさまざまな書き込みをしていたのだけれど唐沢さんからメールを頂いて無かったので今回はだめだったのかと半ば絶望していたのである。またこれで野望に1歩近づいたな。
午後7時よりエルガーラホールで「柳昇・昇太親子会」 昇太師匠の枕にげらげら笑うが肝心の話が「ストレスの海」だったのがオソマツ。だって俺、この話聞くの4回目なんだもん。続いて柳昇師匠の「すき焼き兄弟」可もなく不可もない人情話であった。枕の「年中無休の寄席ってのはね、年末の大掃除もしないと」いうキメツケに笑っただけ。
中入りの後、再び昇太師匠の「ちりとてちん」古典でもここまであくどく、クサく演じられるともう笑うしかない。腐った豆腐に七味唐辛子をぶち込んでこねた奴、ちりとてちんを飲み下そうと四苦八苦する男の演劇的な描写が秀逸であった。とりは柳昇師匠の名作、「カラオケ病院」経営不振の病院がなんとか勢いを取り戻そうとしてカラオケの上手い患者はただで治療するという設定はそう珍しいものではないが、カラオケ大会が開かれて司会者が「えーそれでは1番の方から曲名と病名を言ってから歌ってください」というあたりがもう何回聞いてもおかしい。このしみじみとしたおかしみはやはり年期のなせる技で、いかに天才昇太と言えどもそうそう真似できるものではあるまい。
終了後、西鉄電車、バスを乗り継いで帰宅。この間に「トンデモ一行知識の逆襲」で使われていた私の一行知識をやっと発見。古代の結婚ネタであった。しかも欄外ではなく唐沢さんの意向と合致したのか本文のネタとして使われているではないか。またも舞い上がりバスの天井にごつんとぶつかって落っこちる。ああ、俺はシアワセものだあ。
遅い夕食はヒレカツ、生野菜、焼きナス。ビール一缶飲んでゴハン一膳食べる。食事中にも「トンデモ一行知識の逆襲」をにやにやしながら読んでいたので家族に気味悪がられる。
その後はドラクエ三昧。午前5時までプレイ。途中、ある村の宿を出たところでフリーズ。ああ、あの噂は本当だったのだ。
8月28日（月）睾丸、泣いてどうなるのか
惨めになるだけえええ。いや本当に。あの三原じゅん子が死産したそうである。人間としてこういうことを言ってはいかんのであるがあえて俺はざまあみろと言いたい。ええ、ええ、わかっていますとも。でもこの件では俺は鬼にも蛇にもなりますからってんだ。
実際、赤ん坊、生れてくるのが嫌になったのではないか。芥川竜之介だったと思うけど生れてくる前の赤ん坊が父親と問答したあげく人生におけるおのれのニッチを見出せずに生れないことを選択するという小説があった。三原・コアラの子供もオノレの父母がどんな人間であるか悩みぬいた末にあえて産まれない事を選んだのではないか。自分の人生、ぱっとしないタレント夫婦のネタに使われてたまるかってな具合でね。うんうんそのキモチ大いに理解できるぞ。
はらぱらと仕事。ドラクエ睡眠不足の為に頭が重い、重い。ずんだずんだと痛むのを我慢していたらまたまた上の部屋から水が出ないとの苦情。すぐさま業者を呼んで調べてもらったらどうも昨日の断水騒ぎの空気が入り込んだらしい。ポンプ等に異常はなく1時間ほどで無事復旧する。
昼飯はカップラーメン。その後外出して唐沢さんの「トンデモ一行知識の逆襲」、佐藤大輔「パナマ侵攻 3」を探すがどの本屋にも入荷なし。首都圏ではすでに発売されているのに一体どうなっておるのだこれは。
午後6時過ぎにお客様来社。すぐちかくのスーパーマーケットに単身赴任してこられた方でワンルームで二三日うちに入居できる物件はないかと尋ねられる。どあ、そりゃまた難しい条件をと思ったが運良く事務所近くに条件の合致するマンションが見つかり御案内。しかしあまり気に入られてないご様子であった。とりあえず明日の午前中までに他の物件を探して連絡することを約束するが、はたしてこれ以上の物件が見つかるであろうか。
午後8時過ぎにAIQのしおやさん、ぴんでんさん来訪。しおやさん謹製のチケット版下のチェック。タクミへ注文を出そうとするがどうにも時間が取れないとのことで明日改めて注文することにする。とにかく8月31日までに間に合わせてくださいと繰り返し念を押した。これでよもや納期が間に合わなかったりしたらはっきり言って俺は泣くからな。冗談抜きで次回分のチケット作成がうまくいかなかったら印刷代自腹を切るつもり。
それから近くの焼鳥屋で小宴会。軽く軽くと言いつつ店を出たのが何時か定かでないほど酔っ払っちまった。
8月27日（日）メドゥサ こちら 手の鳴る方へ
捕まると石にされてしまう鬼ごっこ。「ドラクエⅦ」プレイしています。今、ようやくカラーストーン鉱山をクリアして現実世界へ戻ってきたところなのだがプレイステーションにあるまじき読み込みの速さがよろしい。画面の切り替えや戦闘シーンでROMカセットとほとんど違和感なくプレイできるというのは実は凄いことではないのか。グラフィックがしょぼいという意見には頷けるが某FFのようにゲームとは思えないほどの美麗なグラフィックを実現していてもああ読み込みに時間がかかるより1兆億倍もましなのではないか。
バグが多くてやたらにフリーズするという情報もそこかしこに溢れているが私自身はプレイ時間6時間で1回も異常なし。今のところなかなか楽しめるゲームではないかといったところである。でもなあ、今日はチケットの打ち合せで遅くなりそうだし、明日（29日）は柳昇・昇太親子会だしなあ、プレイ時間があまり取れないのが悔しいなあ。当分ドラクエによる睡眠不足が続くかもしれない。
昨晩は3時まで飲んでいたから当然の如く二日酔。まるでアルコールの中に脳みそが使っているような最低の気分で起きだしシャワーを浴びて定時に出社する。コーヒー飲料、麦茶をがぶ飲みして胃を落ち付かせ気力だけで仕事に臨む。
昼飯はざる蕎麦、大盛りにする食欲なぞとてもなくいかにもうらぶれた様子でずるずるずる。蕎麦湯のみ美味しく感じられた。ついでに本屋へ寄って新創刊のハルキ・ホラー文庫の「ナース」山田正紀著を買って帰社。
午後タクミさんに連絡してチケット刷りなおしを依頼。すまないが特別価格で8月31日までにやってくれと頼み込む。了解を取ってからしおやさんに経過報告。あー、1回目でばしっと決めてりゃこんな苦労をしないですんだのだが・・・。
夕食はサーモンソテー、タイの刺身、牛たたき、生野菜。ビールを飲まずにゴハンを2膳。弟作成の鯛茶づけ、いくらなんでも塩辛過ぎた。その後待望の「ドラクエ Ⅶ」をプレイ。うおう、なんだこりゃ序盤は戦闘無かよ、それに古代遺跡の中が複雑すぎるだろうと夢中でやっているとまたまた悲劇が。
事務所の入っているマンションの最上階の住人から水がでないという苦情が来たのだ！すぐさまポンプ室を調べてみるとどうやらポンプが空回りしているもよう。業者を呼んで応急処置をしてもらう。最初は「ああ、これは簡単ですよ、すぐ終わりますよ、がははは」と言っていた業者さん、その割には暇が掛かって修理が終わったのは午後11時半。業者さんも疲れただろうが俺も疲れたよ。
ようよう自宅へ戻って再びドラクエやる。なんだかんだいって午前3時近くまでやっていたのだから、これはなんてアホなのだと言われても仕方ないよなあ。
8月26日（土）ダイ・インナ・ダービン
反核映画『オーケストラの少女』うふふふふ、ドラクエ買っちゃいましたよ。仕事で買いに行く暇がなかったのでバカな弟に予約券渡して買わせたのです。でも今日はAIQの会議と飲み会でプレイできないし、明日の日曜も勿論仕事。遊べるのは日曜の夜からになってしまうのだ。ああ、ああ、なんてことだ。早くプレイしたいよう、モンスターと戦いたいよう、主人公の名前をチンコにしたいよう、転職もしたいよう。いい年こいてまったく馬鹿だよう。
つくつくと仕事。昨日、駐車場で人の車にぶつけてしまうという世にもドジなことをやらかしてしまったのでその後始末に追われる。相手にすまないという気持ちでどんどん落ち込んで気分はもう最悪。まったく世界に俺ほど愚かで間抜けな男がいるだろうか、いやいる筈がないと漢文の解釈的苦悩に身悶えする。あー、もう車なんか乗りたくないやい。
それでも昼飯を食うのだ。カップラーメンと納豆巻きという中途半端なメニューだが出かけられないので仕方ない。このカップラーメン、行列のできる有名店シリーズという奴でTVチャンピオンにも登場した和歌山のなんとかいう店の醤油とんこつラーメンがモデルとなっている。どんな味かと喜び勇んで食ってみたらこれがちいとも美味しくない。とんこつのコクなどかけらもなくただただしょっぱいだけ。お願いですからこんなもの売らないでくださいと土下座してしまったぞ。これならばカップヌードル食ってた方がよほどマシであった。
午後6時くらいに注文していたチケットとチラシが届く。タクミさんをねぎらいAIQミーティングの会場であるとあるファミレスに繰り出したのだが…。本日の出席者は私、獅子児さん、しおやさん、ぴんでんさん、魔朱妲愛普羅さん、Aさん、クライ改めAマイナー君、オブザーバーとしてちゃか・ぽこさん。私は嬉しそうにチケット・チラシの完成を報告したのだが、なんと両方ともシャレにならないミスがあった。しかもこれは版下段階でのミスつまり我々のミスらしいのだ。急遽チケットを刷りなおすこととなる。チラシもいずれやりなおさねばならず私はもう真っ青。メイルシュトロームに飲み込まれる寸前で助かった船乗りのように一瞬にして白髪となってしまう。みんなは仕方のないことだと慰めてくれたがこれは私の完全なミスでありそうそう許されるものではない。かくなる上は今まで以上に公演の仕事を頑張り成功に導くしか挽回の方法はないであろう。
他に機材、航空券手配、チラシの営業先等々の打ちあわせ。今年は各大学の学園祭にも積極的に出向きできるだけチラシを置いてもらうこととする。大学と聞いてしおやさん、「あっ、女子大生？行く、行く、俺、行く」予想通の反応であった。
ミーティング後「天神ほるもん」で宴会。多すぎる憂さを晴らすべくビールをがぶがぶ飲み、焼肉を貪り食らう。それからSF大会のこととか、コミケでチラシを配れなかったこととか、とにかく四方山話。個人的にはAさんのSF大会で宮部みゆき姐さんとぶつかりそうになったというエピソードがツボにはまったかな。
午前1時近くに「天神ほるもん」を出てみんなと別れた後、ぴんでんさんとお馴染みスナックSに行って更に飲みつづける。ぴんでんさん、酒が一定量越えるとにわかに性鬼と化しついた女の子に*****、****、**********。私は常識人なのでこんなこととても書けません。結局、午前3時にへろへろとなって店を出る。俺はすぐにタクシーに転がりこんだのだが、ぴんでんさん、なんと牛丼を食いに行った模様。これはさすがにつきあえなかった。
8月25日（金）いいじゃないの、フェロモンじゃないし
ナンパシリーズの2、アンタってサイテ－。や、今「ウルトラマン」DVDの8、9を見ているんだけどやっぱり良いんだ、これが。「撃つな、アラシ」と「小さな英雄」の2エピソードでは、科特隊の存在意義すら問われていて、しかもそれがストーリーとしてちゃんと機能しているのだ。元祖にここまでやられては後のウルトラシリーズのスタッフなど堪らなかったに違いない。自分達がどのように苦心して新しいウルトラマン像を作ろうとしてもその影絵にしかならなかったのだから。苦悶の挙句に「あっ、キリンも象も氷になった」というヘンテコなものを作ってしまったとしても誰が責められようか。
格闘家 アンディ・フグの死に驚く。7月までK-1の公式戦に出ていて頑強そのものに思えた彼だが昔からのフィクションにおける最終兵器、白血病には勝てなかったらしい。発病からわずか2週間あまりで急死してしまったそうであり、こんなことを言うのはなんだがこれは白血病というものの復権だな。これで漫画やTVのドラマで白血病で死ぬ主人公という昔ながらの手法が復活するとしたらアンディは喜んでくれるだろうか。
というなんとも罰当たりな事を考えていたらTVのドラマで末期の脳腫瘍で余命いくばくもないカメラマンが人生をまっとうするために北アフリカの戦場写真を取りに行くというストーリーがあったので仰天する。こんなベタなお涙頂戴やってんのかいと突っ込んで見たもののやっぱり時代は『アルマゲドン』なのだ、ベタなストーリー展開には所詮敵わないのである。
仕事的には特筆すべきことなし。昼飯はまたまた牧のうどんできつねうどん。370円でオナカ一杯。貧乏くさいと言ってしまえばそれまでなのだがここのうどん、美味しいのだもの、いいじゃんねえ、それで。本日は引っかかる要件が無かったので午後7時には帰宅。
夕食はカツオのタタキ、カレー、生野菜。ビール一缶。久し振りのモルツが体に染みるぜ。その後近くの友人より“のみ”の誘いがあったのでいそいそお出かけ。戻ったのは午前12時過ぎで酔っ払ってへろへろ。ついにアミーゴス会議室のRTへの参加を断念したのであった。
8月24日（木）エヴァぬが華
アニメシリーズの3、ねえ本当にそうだったよねえ。夢の話。近所の叔母さんが何やら怪しいアルカリイオン水みたいなモノを売りにくる。普段ならそんなインチキなものはいらないと断るのだがラベルには“唐沢商会プロデュース”という文字が。結局10本ほど買ってしまう。何故だ？と言われてもこれは夢だからとしか答え様の無い不条理さであった。
つくつくと仕事。朝っぱらからまたもゴミの整理である。福岡市では使用禁止になっているゴミ袋で捨てている奴がいたので回収されなかったのだ。ばりばりと破いて中を漁り名前を確認、警告文を書いた紙を貼りつけその人の部屋の前にどさっ！引っ越してきたばかりで“コツ”が分からないのかもしれないが、ちゃんとやってよね、もう。
昨日遣り残した物件整理、お客様の御案内などで午前中が潰れる。昼休にちょっと外出してベスト電器片江店で「ドラクエⅦ」を予約する。実はビックカメラで予約しようとしたのだが電話では受け付けられないとのことだったのでし方無しに近くのこの店へ出向いてきたのだ。案の定、ゲームコーナーには3人の小学生がたむろしており「ドラクエ」を予約する俺を食い入る様に見つめている。あー恥かしいよう、だから電話で済ましたかったんだよう。ついでにあるレンタルショップで待望の『パイソン』DVDを借りて帰社。
午後は書類仕事、何時ものクレーム処理など。夕方、AIQのミーティングについてしおやさん、ぴんでんさん、魔朱妲愛普羅さんと電話で話す。しおやさんによると福岡でも11月くらいに“よさこいソーラン祭り”が行われるそうだ。福岡にはどんたくや山笠という立派な祭りがあるのに一体これはどうしたことなのか。多分、主催というか企画者は若い奴なんだろうけどやはり未だにこの世界では“若者のがむしゃらな熱気”というのが重要視されるのかねえ。
夕食は骨付きカルビの焼いたの、茹でて食べる生ソーセージ、生野菜、冷奴。こんなにツマミになるものがあったんじゃ堪らない、ついついビールを二缶すごしてしまう。後小さ目のお握り2個。ちょっと食べ過ぎ飲みすぎだな。もっとも昼飯を食っていないけれども。
DVD「パイソン」見る。一言で言ってしまえば特撮技術の進歩した『大蜥蜴の怪』かな。それでも40メートルもの大蛇がCGでずるずる動くのに大満足。もう完璧な怪獣映画で犠牲者の背後でぬうーっと巨大な頭が持ちあがる様なんざ、スパルタンなまでの快感を覚えてしまいましたよ。
その後は録画しておいた「TVチャンピオン 早食い世界一決定戦」を見る。結果は知っていたものの実際に画面で新井、赤坂、藤田の日本三大チャンピオンが1.2.3位を独占するのを見て、爆笑、喝采する。アメリカの伝統ある競技、それも独立記念日に行われるといういわばアメリカ人のアイディンティティの根源ともいうべきホットドック早食い選手権で日本人が上位を独占してしまったのだ、こんな痛快なことがあろうか。
しかしあの田中義剛の下品なはしゃぎっぷりはいけない。日本人の俺でも不愉快に思えたくらいだから、現地の人にとってはさぞうっとおしかったことだろう。最もこれで「そこなジャップ、成敗してくれるわ」という憂国のアメリカ人が腹立ちまぎれに高性能ライフル弾を田中義剛にぶち込むなんて事件が起こったらそれはそれで拍手喝采するのだが。
8月23日（水）信長の寵童 森・ランバラル
アニメシリーズの2。流石にネタ切れである。本日は休み、午前9時にふはっと起き出してシャワーを浴び、コンビニの調理パンで朝飯。朝のTVをのんびり見た後、母親を銀行に送り迎えしたりする。それから事務所へ行ってネットを覗き日記をアップ。睡眠不足で気が乗らず、日記ますます悪文となる。やっぱり一定の水準を満たすのは難しい。
車で外出。大野城市の大き目のレンタルショップ2軒回るがやはり『トレッキ-ズ』は入荷しておらずがっかり。やはりDVDになるのを待つしかないか。ついでに飯屋丼でトンカツとナスの味噌炒め定食なるものを食べる。780円でそこそこの味。今の俺にはこの程度の昼飯が似合いなのだ。その後、天神へ。ビックカメラで注文しておいたDVD『ウルトラマン9 10』をカードで買い、何軒か本屋のはしご。あれ？唐沢さんの一行知識本が入荷していないぞ、一体何時の発売なんだ？
午後3時過ぎに帰宅。またTVを見ながらぼんやりしているうちにすうっと眠りに引きずり込まれてしまう。約1時間ほど眠ったかどうか。自室のソファで横になっていたので体のあちこちが痛くなってしまった。午後5時過ぎに事務所へ戻ってレッド・テール水槽の水換え。掲示板などのフォローをして午後6時半に帰宅。
スカパーで初めて「魔法少女ちゅうかなぱいぱい」を見る。実に12年ぶりくらいの浦澤脚本の番組だったので楽しみにしていたがごくごくオーソドックスなドタバタコメディであった。唯一ヤクザのチンピラ達が健全な精神は健全な肉体に宿るとばかりに公園で遊んでいる子供達を追い出してバトミントンに興じるあたりが浦澤チックといえば言えるか。
夕食はアジつくし。空揚げにタタキを一缶のビールと共に平らげる。閉めに味海苔でゴハンを一膳。あーなんて健康的なメニューであることか。その後は自室で古い4コマ雑誌を読みふけるというなんかお前他にやることはないのと言われそうな3時間であった。
午後11時過ぎからディレクで録画しておいた『牛乳屋フランキー』を見る。今の目からみると予定調和にすぎるラストが不満。あのストーリーならもう一波乱あってもおかしくないと思う。主人公そのものの描写も深みが足りずかえってフランキー堺が一人二役で演じていた祖父のアクの強さのみが印象に残ってしまう。
この映画、豊頬手術を受ける前の宍戸錠が出ているのだが、そのハンサムなことにびっくり。あの顔にメスを入れて典型的な悪人顔にしてしまったのだからなんと思いきった事をしたものだと今更ながら感心させられた。
午前2時20分より『スタートレック ヴォイジャー』見る。いきなりホロデッキの話かいと思ったら狩猟民族ヒロージャが混じっていてしかもやけに大きな顔をしている。クリンゴンのメイキャップをしたジェ-ンウェイが失神させられたら、今度は舞台が変わって地球の第2次大戦中のフランス、どうやらジェ-ンウェイ、トウボク、セブン・オブ・ナインらはナチスに対するレジスタンス組織のメンバーらしい。
実になぞめいたオープニングで混乱したが次第に状況が明らかになる。なんとヴォイジャーはヒロージャの一部族に占領されメインクルーは研究の為に連邦の様々な闘いのシュミレーションに繰り返し参加させられていたのだ。しかも神経接続チップを埋め込まれた為にヴォイジャーのクルーとしての記憶を失っておりシミュレーションの登場人物そのものと思わされているテイタラク。
唯一正気を保っていたドクターとハリー・キムの活躍によってまずセブン・オブ・ナインが覚醒、ついでジェ-ンウェイが復帰していよいよヴォイジャー側の反撃が開始というところで“次回に続く”となった。いやあ、またまた来週が楽しみだなあ。
8月22日（火）照れてる坊主
い、いや、こんなところにアタシを吊り下げないで。恥ずかしいじゃない。なんかちょっと違うと思う。小学校の頃、ニ学期になってから“夏休みの思いで”なんて作文を書かせられましたな。で、級友のほとんどが、海に行きました、山に行きました、川に洗濯に行きました、ハワイの別荘に行きましたなんてのはさすがにいなかったのだけれど、まあ、みんな辺り触りのないことを書くわけです。そんな中私だけが『ゴジラ対へドラ』なんて題の作文を書いてしまう。しかもみんなせいぜい原稿用紙1枚か2枚なのにもう4枚も5枚も書いてしまう。やっぱり“怪獣映画好き”という恥かしいビョ-キは掛かったら最後一生治らないと見えますな。
朝っぱらからある管理物件より空き缶などが散らばっているというクレーム入りぶつぶつ言いながら出向いて片付ける。昨晩が燃えないゴミの収集日だったのだが袋に入れずにゴミ捨て場へ投げ込んだ奴がいるらしい。どういうキチガイだ。こんどやりやがったら指紋でもなんでも使ってきっと見つけ出してやるからな、カンカン二つに切ってその切り口を耳に押し当てて耳たぶ切り落としてやるからな、いたいいたいと言っても勘弁してやらないからな、か、覚悟しておけ、うひひひひ。
事務所へ戻ってネットのチェック。AIQパティオに獅子児さんから「私とアミーゴス」、パンフレットに転載許可の書き込みがあってほっとする。これは彼とアミーゴスとの関りを年代順に、またその間アミーゴス会議室で起こったある事件を絡ませて書いた労作であり、非公開のパティオだけで終わらせるのは勿体無さ過ぎると思っていたのだ。ともあれこれでパンフレットの目玉がひとつできた訳でまことに喜ばしい。気が早いと笑われるかもしれないが懸案であったパンフレットの全体像が少し見えてきた感じがする。
ほちほち仕事。物件シートの整理したり町費の徴収をやったりこまかい事で忙しい。6時過ぎに来社したタクミさんにAIQ公演のチケット・チラシの版下渡し、25日まで完成させるよう厳命する。チラシについては前回の印刷が悪かったのを指摘し、せめて昨年くらいの印刷レベルにしてくれと繰り返し頼む。もし不可能なら来年はもう頼まないとたっぷり脅かしておいた。来年って・・・、あ、どこかで鬼が笑っていやがる。
夕食は近くの中華料理屋から出前させた鳥から揚げ、酢豚、麻婆豆腐など。本日はビールを飲まないつもりだったが、このようなメニューでは仕方ない、だってここの料理美味しく無いんだもん、ゴハンのオカズになりゃしないんだもんと一缶飲んでしまった。仕上げに卵かけゴハンを一膳。ふう。
その後事務所へ戻ってとある人から提供してもらったとある会議室のリアルタイム会議のログを読む。あまりの面白さに時折声をあげて笑いながら読む。面白かったのだけれど事情があってどこの会議室の何時のログなどということは明らかにできぬ。これだけでは良く分からないと思うが仕方ないのだ。皆様、どうかよろしく想像されたい。それからとある人、どうもありがとうございました。
自室へ戻って「ガチンコ」見る。心配していた「ガチンコ漫才道」、講師がオール巨人でありこれならば考えていたよりもう少しまともなものになるかもしれない。まあ、礼儀がなっていないので出て行けと怒鳴るのはやり過ぎの感じがしないでもないが、指導の方法論が講師に一任されることになっているのでこれも仕方なしというところか。
8月21日（月）癇に障る・レクター
ああっ、畜生、クラリスにあんなことやこんなことを。ニフティのUFO会議室に“甲府事件”の宇宙人は当時発売されていたブルマアクのなんとかいう怪人のソフビに似ているとの書き込みがあった。たしかにあの宇宙人はキバが生えていて光線銃を持っているという子供の空想じみた容姿をしているのだがまさかこんな裏話があったとは。自分の勉強不足を痛感する。しかし、しかしだな、これでまた一つココロの拠り所がなくなったと思うとひどく悲しい。
わしわしと仕事。今日は来客が無かったので書類仕事、管理物件のクレーム処理などに終始する。暇だった故にダイエットの禁を犯して昼飯に“山小屋ラーメン”に行ってしまう。あまつさえ替玉までしてしまう。ああ、所詮俺は食欲に勝てぬ薄汚い豚なのだ、みんな、こんな俺を悪し様にののしってくれい。
午後7時過ぎにAIQのしおやさんからチラシ・チケットの版下ができあがったとの電話あり。いそいで事務所を閉め車でしおやさん宅へ直行。首尾良く版下受けとってチケットの枚数や公演の宣伝活動についてすこし話をする。それから今夜は飲まずに速攻で帰宅。いつもいつも打ち合せと称しては飲んでいるように思われるかもしれないけど、たまにはこんな日もあるのである。
夕食はシメサバ、豚肉と蒟蒻の煮物、あと自分で作った炒りタマゴのケチャップかけ。またまた調子に乗ってビール二缶、ゴハンなし。うーむ、最近食生活が自堕落になっているよなあ、ちょっと気をつけないと。
夕食後、「骨の袋」読む。あーん、まだ面白くならないよう。
8月20日（日）いざキャバクラ
男ならこの気持ちわかるよね。今、ニフティのアミーゴス会議室と裏モノ会議室の過去ログをまとめて読みかえしているのだがこれがもう面白いのなんの。M女史のキチガイ振りやOぴん氏のネット恋愛の相手さんとあんまり関係無いROMの人との身も蓋もない罵り合いなどまさに痴の電脳ワールド。今更言っても仕方ない事だがやっぱりこの大騒ぎをリアルタイムで体験したかったよな。
今日は食の解禁日なので朝からコンビニの調理パンを食べる。それから午前中割合暇だったので宅建のテキストを引っ張り出してなかば忘れかけている不動産の知識をリフレッシュ。もともと自分の趣味以外の事に関して極めて記憶力のない馬鹿頭なので半年にいっぺん復習しておかないと記憶が穴だらけになっちまうのである。
昼飯は例によって牧のうどん。ちょっと贅沢をして海老天二本入りうどん530円也。ここの従業員のおばさん達、言葉は乱暴だけど客に対する心遣いが天下一品。とにかくデカイ声でいらっしゃいませと叫べばいいと思っている“一蘭”のバカアルバイトは多いに見習うべきであろう。一度などラーメン食っているそばで大声出されてのけぞったことさえあるのだ。
午後もまったりまったり仕事。お客様の依頼で物件探し。2時間ほどかかってやっと適合するマンションを見つけてFAXする。案内は来週の火曜日くらいになるであろうか。
AIQのしおやさんだが、今日あたりチケット出力の受け渡しの件電話しますといっておられたのだが午後6時を過ぎても音沙汰無し。こちらから電話しようかどうしようかとしばらく思い悩む。お仕事が忙しいかもしれないし、そううかつに電話してじゃまになってもイケナイのである。迷った末、明日の午後1番に電話してみることに決めた。
夕食はぶたの冷シャブ。大根オロシに味ポンをかけたものをまぶしながら食うとまことにウマシ。調子に乗ってビールを二缶、生野菜、コンブなどもヤマほど食う。仕上げはゴハンに大根オロシを乗っけて。ああ俺はシアワセだ。
その後事務所へ行って過去ログを読む、読む、読む。読んでいる内にどうしてもエヴァの劇場版が見たくなり自宅へ戻って即再生。あろうことかあるまいことか続けてTV版の23話まで見てしまった。ちょっと恥ずかしいけど玉にはこんなのもいいじゃありませんか。
8月19日（土）アヌス大山
空手指導が嵩じて。未明に見た夢、どうもSF大会らしい。体育館のような大きな会場で誰だか分からないゲストの話を謹聴しているとどやどやとラグビー部らしき運動部の連中ががやがやと入ってきてあたりかまわぬ大声で打ち合せを始めるのである。あまりのことに不肖、この私めがメイワクだから出て行けと叫ぶとマネージャーらしい女が立ちあがって「そんなことはみんなで考えるべきでしょう」という。なんというか運動部と社会常識を盾にとる女あるいはインファント島の人を説得する星由利子みたいな女という私の二大コンプレックスがそのまま具象化されたような夢であった。当然目覚めてから凄く嫌な気分になる。
コンビニのチリドックで朝食をとりぷりぷり仕事。午前10時過ぎに自宅へスカパー設置の工事屋さんが来たので転送電話をセットして工事の立会い。ディレクの時は工事屋さんが「ディレクはやったことがないから」とぶつぶつ言ってて俺をものすごく心配させてくれたのだが、さすが天下のスカパー、工事屋さんもてきぱきと仕事を進めて約1時間で終了。終わり際「ディレクこんなに早くなくなるとは思いませんでしたよ、でもちゃんと無料で工事してもらったので良かったですけど」と話かけると「それでもね、怒っている人多いんですよ、高いディレクのチューナー買ったのにスカパー何故、こんな安物しか支給しないんだって」という返事が・・・。高いチューナーというとプログレッシブ放送に対応した奴だろうか、ぷぷっ、そりゃ怒るわな。あー俺は安物のチューナーしか買ってなくってホントウに良かった。
ダイエットの為昼飯はなし。グーグー鳴る腹を抱えてお客様の応対する。夕方、クライ君、しおやさんに電話。クライ君には会議の待ち合わせ場所を伝え、しおやさんにはチケット進行の状況などを聞く。7時半に事務所を占めて自分用の夕食のオカズを買って帰宅。
夕食は牛肉カルビ焼き、3パック1,000円の刺身、生野菜、カレー。ビール一缶。そこそこに満足できるものであった。その後、新設なったスカパー三昧、午後10時から「サタデー・ナイト・ライブ」、空時間に無料視聴の格闘技チャンネル除いて11時半から『怪奇大作戦』、シャワー浴びて12時より『アウター・リミッツ』見る。
『怪奇大作戦』は第19話の「こうもり男」、仮面ライダーではない。おそらく全エピソード中、最もデタラメな話。こうもり男が翼を広げてぴゅーっと飛んでいくのを見ても、ああ、アレはロケットをしこんであるのだと暢気なものだし、死亡証明もないのにSRIの的矢所長の葬式を挙げてしまう寺もデタラメ。今までの流れから行けば、劇中でコウモリ男はどうして飛べるのか？、リモコンコウモリの操縦方は？といった謎が解明されなければならないのだが・・・。またそれが『怪奇大作戦』の魅力の一つであったわけだしね。
『アウター・リミッツ』は「もう一人の自分」と題する「ボディスナッチャ-」に通ずるテーマを扱った佳作。顔の造作を自由に変える技術で某国のスパイがアメリカ合衆国大統領とすり替ってしまう。いくら就任前の大統領候補だといってもSPぐらいつけとけ、馬鹿。また副大統領に取って代わろうするもう一人のスパイが大間抜けで見ていて実に歯がゆい思いをした。
8月18日（金）炎上交際
おっ、お前がどうしても別れるっていうのなら俺はこの灯油かぶって、ひ、火をつけるからな！久方ぶりの大ポカ。昼にカップラーメンのミニを食おうとして薬缶を火に掛けていたのだが、気が変わってたこ焼きを食べた。そこまでは良かったのだがそのまんま火を消すのを忘れてしまったのだ。呆れたことに気がついたのがアミーゴス会議室のRTやろうと思って事務所に戻った午後11時であった。当然薬缶はちんちんに熱くなり部屋の温度も温室みたいにウワッ。あわてて消したけど下手したら火事になっていたかもしれない。カップラーメンを買いに行く間、ちょっとでも湯を沸かしておくべえととろ火にしていたのが裏目に出た。強火にしていればいかな薄ぼんやりの私といえども火に掛けっぱなしということはなかったろうに。
例の大分の殺人中学生、部屋に一本だけあったホラー映画のビデオに影響されているのではないかとの見方が出てきているらしい。アホらし、ホラー映画見て殺人に走るなら俺なんか300人くらい殺さなきゃならないぞ。理解できない凶悪事件を自分達に理解できるもので何とか解釈しようという気持ちはわかるけど、たった一本でしかもレンタルビデオでしょ、そんな程度で事件に結びつけようなんざまあ無茶というもんですよ。
さりさりと仕事。町費の請求やクレームの処理、お客様の問い合わせ、物件整理などなど。昼飯は前述のようにコンビニのたこ焼きですます。こいつが254キロカロリーで意外と腹持ちがいいのだ。当然添付のマヨネーズ小袋はゴミ箱へ直行、神様の調味料であるマヨネーズにそんな仕打ちをするのは耐え難いのだが、これもダイエットの為、いたし方あるまい。
午後は営業周り、ニ、三の顧客を回って管理の件など。帰社後、（有）宝 誠のホームページへ今日届いた物件の入力。夏休みを挟んで11日ぶりだったのでむやみに時間がかかる。夕食は出来合いの鳥の唐揚げ、串カツ、生野菜、各種刺身。揚げ揚げシリーズでダイエットしている身としては少し贅沢か。ビールも一缶飲んでご飯一膳。あーあ。
その後はTVを流しっぱなしにしておいてスティーブン・キングの「骨の袋」を読む。現在のところ主人公の見る悪夢の他、取りたてて超自然現象は起こっていない。まだまだおもしろくなるにはもうちょっとお待ち下さいの段階である。
午後11時45分くらいからアミーゴス会議室のRTに参加。初参加らしい“いちみさん”を交えて濃い話、薄い話いろいろ。テリ－天野さんと大分の殺人中学生のからみで部屋に置いておくと事件を起した時まずいソフトについて話す。やっぱり1番いけないのは『怪奇大作戦』の「狂鬼人間』であろうか。しかし、つくづく思うのだけれどこの会議室に出入りする人達ってのは俺を含めてみんな難儀な人種やのう。
8月17日（木）インテリゲンチャだめだ
アニメシリーズの1。このシャレの為に辞書引いて分かったんだけどこれは英語のintelligentsiaなんだね。語源はラテン語あたりかな。でも私の使っているようなソマツな辞書ではここまでしか分からない。誰か知っている人がいたら教えてくんなまし。
2ちゃんねるで「日航機墜落事故の疑惑ツリー」を読んだ。自衛隊の標的が激突したのだという説が存在しているのは知っていたけど、それを隠匿するために撃墜されたと大マジメに書き込んでいる人がいて仰天する。だいたいよう輸送機で私物を運んだだけで問題になるような組織の中でそんなことが隠しておけるとでも思っているのだろうか。この人自衛隊を過大に評価しすぎているのではないか。
はつはつと仕事。休みあけであるが故に雑事多し。午前中何かとばたばたする。午後一時を過ぎてから外出し顧客周り。昼飯はこのところお気に入りの“牧のうどん”。またまたきつねうどんに大量の一味をぶちこんでのるのるすする。途中、DVDレンタルの店によるがあいにく「パイソン」は貸し出し中であった。うえーん、うえーん、馬鹿でっかいヘビが出てくるのが見たいんだようと店内で子供のように泣きじゃくる。店員、キチガイを見る目で俺を見ていた。
午後暇が出来たのでとある人提供のあるパティオ、ぷっ、ぷぷぷ、いやあのサーガですよ、サーガ、の過去ログを読む。参加者が結婚しますというツリーに作者Kの私は略奪婚だったからという書き込みがあってひっくり返って笑う。そうかそうかKは不倫の果ての結婚であったか。いや別にそれが悪いという訳ではないのだがやっぱりさあ“あ、あの顔で”って思っちゃうじゃないですかねえ。
夕食はポテトサラダとタイの刺身。他にも副食物があったのだけれどこのサラダが美味いのでもうこればっかり食っていた。早くも禁酒の誓いを破ってビールを二缶。その後自室に篭って「一本包丁 満太郎」を読んだりテレビを見たり。うーん、そろそろ堪っているCSのビデオ見ないといけないのだがどうにも気がのらない。少なくとも“狸御殿映画”と「牛乳屋フランキー」ぐらいはチェックしとかないといかんのだがなあ。
8月16日（水）「傍聴人 味平」
被告人白糸バラシ。今日まで休み。午前9時に事務所へ行って昨日出来なかったポリプ水槽の水換えを速攻でやる。それからばたばたネットを覗いて午前20分には車上の人となる。これからヴァージンシネマズ久山へ行って『さくや妖怪伝』を見るのだ。
ほぼ1時間でヴァージンシネマに到着。夏休みの最中とあってポケモン目当ての子供がウジャウジャ。そんな人ごみを掻き分け掻き分け午前11時45分上映分の切符を買う。ペットショップP2や本屋で時間をつぶし開始10分前に第9番シアターに潜り込んだ。
そうして見た『さくや妖怪伝』、予想を遥かに越えた良質のエンターティメントであった。神の力が弱ることによって霊峰富士から出現した妖怪達を妖怪退治の宿命を担った葛城家の娘、さくやが使用者の生命力を食らう妖刀村正で退治ていくというメインストーリーが樋口真嗣の特撮によって見事に表現されている。ラストの巨大松坂慶子とのバトルなど今までの現代特撮映画とはまた違った破壊のカタルシスを堪能することができた。またドルビーデジタル音声の豪華さも特筆もので冒頭の藤岡弘が振るう村正の下品なまでに誇張された低音が映画をより一層盛り上げておりこれからの特撮映画は絵と音が補完しあって作られるべきという俺の持論が証明されたと言ってもいいだろう。
こんな映画がフツーの予算でこともなげに作られるのだからやっぱ特撮ファンやっててよかったと思うよ、本当。映画のあとはいつものとおりいっぷくラーメンを食って満足しきって帰途につく。途中あるレンタルショップによってDVD「BAT」を借りた。
2時間ほどテレビを見ながらぼんやりしてまた事務所へ。しおやさんから送られてきたアミーゴスチケットの原案をチェックしたり日記をつけたりする。午後6時すぎにぴんでんさん、来社。調子の悪いプリンターを見てもらう。印刷物に出るいやらしいスジを確認したあとクリ－ニングや果てはカートリッジそのものをティッシュで拭いたりいろいろやってもらったのだがついに症状の改善はならなかった。後はBJカートリッジそのものを交換するしか手がないっすねと爽やかに笑うぴんでんさん、いやどうも有難うございました。
夕食はマグロの刺身、秋刀魚の塩焼きなど。ビール無しでゴハンを2膳。いやー健康的であるなあ。その後、DVD「BAT」を視聴。軍事用に改造されたコウモリが人間に対して牙を剥くありがちなパニック映画だが派手なサラウンド効果がなかなか楽しめた。従来の動物パニック映画をおちょくるようなちょっと捻ったラストに大笑い。借りて損のない映画であった。
本日の「スタートレック・ヴォイジャー」 ドクター調子に乗りすぎ、セブン・オブ・ナイン踏んだり蹴ったりという回であった。体の不調からドクターに逆行催眠を受けるセブン・オブ・ナイン、ある異星人の武器商人から監禁されてボーグの技術を奪われるという抑圧された記憶を取り戻す、これはあきらかにレイプもしくは幼児期の性的虐待のメタファーなのだがこの記憶を元に件の武器商人を告発することになる。しかしこれはドクターの精神科医としての未熟さに起因する偽記憶であった。あわてて告発を取り下げるジェ－ンウェイだが時既に遅く武器商人は自殺に近い事故死を遂げてしまうのである。
生れて初めて自責の念に囚われるドクターとセブン・オブ・ナイン。ドクターは苦しさのあまり自らがプログラムした精神科医としてのスキルを削除したいとジェ－ンウエイに申し出るのだが却下される。「逃げてはいけない、その苦しみに正面からたちむかうのだ」と言い放つジェ－ンウェイ。久し振りに彼女がカッコ良かったと思わせる1本であった。
でもさ、現実のアメリカ社会にはドクターと同じようなミスを犯しても、自責の念に苦しむどころか次のカモを探しているような精神科医と称する輩がたくさんいるんじゃないかなあ。そういう風潮に対しての批判の意味が込められているストーリーではなかったのかなあ。
8月15日（火）“言い得て妙”とは俺のことかとゲーテ言い
これではさすがのゲーテも怒るに違いない。最近コンスタントにシャレが発想できるようになってきた。出来の良し悪しはともかくとして1ヶ月前は一つひねり出すのに一苦労だったからなあ、やはり何事も修練が大事なのである。でもいい年してこんなこと言っている俺って本当に馬鹿？
さて今日もお休み。昨晩飲み過ぎたせいで起床は午前10時過ぎ。あーうーと言いながらシャワー浴びて二日酔いのためコーヒーをがぶ飲みする。11時過ぎから事務所へ行って日記つけとネットのチェック。さっさと終わらせてポリプ水槽の水換えをするつもりであったのだがエッチサイト閲覧にはまって予定時間を大幅にオーバー。明日に延期することにした。すまん、熱帯魚よって1週間前同じこと書いてなかったか？
昼飯は冷凍食品のスパゲティ・ナポリタン。6分レンジで加熱するだけでそこそこの味のものができるのに驚く。やはり西暦2000年なんだいなあ。あっ、俺ね、決してパスタとかね、そんなスカした言葉使わないから、うん。だいたいね、ちょっと前までスパゲティ、スパゲティって言っててずーずー音立てて啜ってた奴らがね、にわかにパスタなんて言いだしやがってね、パスタはフォークで巻いて食べるものですなんてね、お前らイタリア人かってんだよ。だいたいな、アメリカでスパゲッティウエスタンと呼ばれているマカロニ・ウエスタンの立場を考えた事があるのかってな、へへへ・・・。
午後は日赤通りの「BOOK OFF」で漫画本ニ冊とずうっと探していた筒井康隆の「大いなる助走」を計315円で買う。その帰りにまたレンタルショップ2軒回るがやはり「トレッキ－ズ」は見つからない。ああもう分かった、来月頭にビックカメラに注文して買ってしまおう。その代わりと言ってはなんだがDVDレンタルの充実振りには驚かされる。今日行った2軒もDVDレンタルやっていたのでこの近辺だけでも5軒のショップがやっていることになるのだ。1ヶ月前まで大野城市へ30分も掛かって借りに行ってたのがまるでウソのようである。
夕食は豚の生姜焼き、イサキの刺身、生野菜。ビールを飲まずにゴハンを2膳。思うところあってまたまた今日から完全禁酒に突入するのだ。その後は録画しておいた『宇宙からのメッセージ』見る。やはり「回収」で言われていたように大時代な台詞回しに爆笑。何しろガバナス皇帝が開口1番「久しぶりの嵐よな、小気味良い」なんていうんだもの。お前は悪代官かと思わず突っ込んでしまう。それに地球人のリヤベの勇士の一人が何故か関西やくざで逆上して「お前ら、この落とし前はどないしてくれんねん」などと叫ぶ。やはりSFに関西弁は似合わないと思う。
続いてフジテレビの「UFOアプダクション番組」をビデオで見る。逆行催眠なんて何の証拠にもならないよと嘯いていたオーツキ教授、自ら逆行催眠にかけられ数年前の事故の記憶を取り戻したといって感激し、いやあ、逆行催眠も捨てたもんじゃないなあと感想を述べる。で、でも教授、その蘇った記憶なんて教授以外誰も検証できないんですよ、その教授御自身もつい最近までその事故についての細かな事実を忘れられていたというのにどうしてその取り戻した記憶とやらが真実だとわかるんです？記憶を取り戻したのではなくて新たな記憶を付け加えられたのに過ぎないんじゃないんですか。それで軽はずみに逆行催眠も捨てたもんじゃないなんて仰るなんてちょっとそれはいけなくありませんか？
それにアプダクションにつきものの空白の時間が有るわけでもないのに“甲府事件”や“開洋丸事件”の関係者にまで逆行催眠を受けさせるのはあきらかに的外れだと思う。まあ、俺は“甲府事件”のあの二人の小学生を見られただけでシアワセでしたけど。
8月14日（月）「納豆、踊るマハラジャ」
インド映画の人、ゴメンナサイ。最近つくづく後悔しているのが古川ロッパの「昭和日記」を買わなかったこと。確か高校生ぐらいの時に紀伊国屋書店で見た覚えがあるのだがさすがに高くて買えず、その後もなんとなく機会を逸してしまっていたのである。現在、古本屋などで探しているのだがどうも見つかりそうにない。最近、読まなかったことを悔やむあまりああ、アレさえ読んでおけばもうちょっと賢くなれたのになあ、アレさえあればもうちょっと良い会社に就職できていただろうになあ、この日記のシャレにこれほど苦労することもないだろうになあ、ああ、アレさえアレさえ読んでおけば結婚も出来てしかも不倫の恋人なんかいたりして本業でも大儲け、来年の今頃は市議会議員選挙にうってでるのだなどと夢想するようになってしまいこれではまるでキチガイである。
本日も休み。SF大会ビンボーなので何もできず、ただ冷房の効いた部屋でワイドショーを見たりするぐらいが関の山である。午後11時半に事務所へいって日記つけなどし、そのまま近辺のレンタルショップ巡り。5軒回ったのだがついに「トレッキ－ズ」は発見できず。これで昨日回ったところを合わせて8軒のレンタルショップに入荷無しという戦慄すべき事実が判明したことになる。いよいよビデオソフトの購入を検討すべきなのかもしれぬ。
午後6時に赤坂門角のマクドナルドにてAIQのしおやさんと待ち合わせ。付近のプリントショップでアミーゴス公演のチラシを裏表拡大コピーし、歩いて福家書店天神店へと向かう。そこで店長さんに御挨拶。拡大コピーを渡して店内に張ってくださるようお願いする。その後100円バスを使って福家書店のキャナルシティ店に周り担当のKさんにお会いしてまた公演のPRを依頼。今年の公演の営業初めとなった。
用事を済ました後、しおやさんに川端のとある居酒屋に連れて行かれて生ホウレンソウのサラダ、げそ天、にんにくえびせん、ピザなどを肴に焼酎を痛飲。お笑い芸人のこと、公演のこと、病気のこと、芝居のことなどもろもろについて話す。興がのったあまり12時半まで飲みつづけ料金も天文学的数字となりしおやさんにタクシー代の一部を借りるという情けないことになってしまった。どうも、しおやさん、ゴメンナサイ。
8月13日（日）「怪獣王 睾丸」
ネタのヒントは「回収」にあり。しかしヒューヒューやポーポーがどう思うか。アメリカの痛いスタートレックファンを描いたドキュメント映画「トレッキ－ズ」が見つからない。どのレンタルショップにも入荷していない。何しろこの映画、スタートレックを愛するあまり自分の歯科医院に「スターフリート デンタル」と名前をつけてしまった歯医者さんとか、陪審員として出廷する時には必ず連邦の制服を着用するおじさんとかが多数出演するらしいのである。中学3年いらいのトレッキーである俺としては見ないわけにはいかないではないか。眠田 直さんも探されているらしいのでここはひとつビデオソフト買っちゃうかなあ。
本日よりお盆休み、午前10時近くまでがあがあ眠りこける。起床後、携帯に何件か伝言が入っていたので聞いてみるとZUBATさんの「コミケ会場にチラシを持ってくるのを忘れましたという叫びが！10分間気を失う。ああもう何のためにみのうらさんにお願いしてチラシ渡してもらったと思ってるんだよ。
午前10時半より弟二人を車に乗せて母親の実家に向かう。恒例の親戚一同の集まりに出席するためだ。かなり車が多く道路状況が改善されているのにも関らず到着に1時間半を要した。三々五々集まってくる叔父やら叔母にいちいち挨拶して12時半くらいから宴会開始。
主役の祖父であるが正月から比べてまた体が衰えた様子、つえに縋ってやっとこさ歩いている。座椅子に座らせるといきなり後ろにひっくり返り襖に頭をごん！そのまま動かないのですわ意識を失ったかと親戚一同大いに慌てたのだが単にバランスを逸しただけであった。本当にびっくりしたんだから、そんな芸はいらないですからおじいちゃん。
宴会中二人の弟は偉大なる兄である俺に向かって「運転手は飲んではいけない」などと誠に失礼な事を言いつつビールをがばがば。ふんまた痔が破裂しても知らないからな、馬鹿め。喉元すぎれば熱さわすれるとはオマエのことだ。そのまま午後4時過ぎまでのんびりさせてもらいまた車を駆ってようよう帰宅する。
夕食は弟の買ってきた骨付きカルビや冷奴、生野菜などのテキト－メニュー。宴会で飲めなかった分を取り戻そうとビール二缶。またこれが美味いんでやんす。その後テレビを見ながらスティーブン・キング「骨の袋」を少し読んだりする。午後8時半より事務所へ行って日記つけやメールなどの返事書き。例のジュディ・ガーランドファンサイトの人からオフ会出席の是非を問うメールが来ていた。本当にこのサイトに集まる人は熱心なのだ。その熱心さに煽られてちょっと力いれて返事を書く。
事務所からの帰り道、何故か旧帝国陸軍の制服を着た年配の人に声をかけられた。「○○の自宅はどこであろうか」というので教えてあげたら「毎年帰っているのだが今年は新しい建物が多くってね、迷ってしまったのだよ」と気よわに笑っていた。別れ際、足がぼんやりと霞んでいるように見えたのはあれは私の気のせいであったのか。
8月12日（土）汗 体臭
どこへ行ったかねえ、新加瀬タイシュ－、坂本一生。私の出入りしているジュディ・ガーランドファンサイトでオフ会の話が盛りあがっている。それ自体はまことにケッコウなことなのだけれどやっぱり東京でやるんだよな。わざわざその為に上京するわけには無論行かず指を咥えてみているしかないのである。私は福岡という町がとても好きであり東京はもはやすむところではないと思っているのだけどこういう時はくやしいですな。
さて仕事、仕事。今日は朝から叔父が来てくれてブレーカーの工事。9時ちょっきりに始めて1時間半ほどかかったかどうか。その間、クーラおっとエアコンが使えないので、窓を開け放って汗まみれになりながら業務報の整理などする。昨日タクミさんに午前中電気が使えないから午後に来てよと言っておいたのにも関らず、風呂釜の工事屋さん、10時にやってきた。
その旨を伝えるとあ、別にいいっすよ、電気使いませんからだって。うーむ、それならそうと早く言ってくれい、余計な心配しちゃったじゃんかなあ。工事終了後後片付け手伝い、ブレーカーの復帰の仕方などの説明を受ける。新しいブレーカーにはリセットボタンがついておりこれを押してからでないと復帰できないのだそうだ。どうも触っただけで感電しそうでもあるしそういうことが起らねばいいのだが。
昼飯はチキンカツ。勿論ハイカロリーなのだが明日から休みでもあるしこれくらいの贅沢はいいのである。ついでに「遠い空の向うに」のレンタルDVDを借りてくる。その後はなんかあれこれ雑用こなして今日の仕事は終わりとなった。
夕食はまたも出来合いの空揚げやら生野菜やら。母親、夏ばてで料理などできぬと言う。そのくせ着物の講習会なんかには重たい荷物がらがら引きずっていそいそ出かけていくくせに。ま、いいけどな。
夕食後待望の「遠い空の向うに」見る。あっ、これはスティーブン・キングの「ザ・ボディ」（映画名『スタン・バイ・ミー』）によく似ているぞ。体育会系が幅を利かす田舎町で将来は工夫になることがなかば決まっているという閉塞感、兄がフットボールのスター選手で両親はそちらの方へばかり期待をかけているという不満、や、そっくりだなあ。それに『スタン・バイ・ミー』と同じ50年代のヒットナンバーが使われているし、これはある程度意識的に似せたといって間違いあるまい。かくてゴーディは小説を書き、ホーマーはロケットを作ったというところか。
ラストの父と子の和解劇がたんたんとしてじつに心地よい。最近の「美味しんぼ」で山岡士郎と海原雄山の関係をいやらしくキモチ悪く描いている雁屋哲、たまにはこんな良い映画を見て勉強するがよかろう。
8月11日（金）いいじゃん、別にヘルツェコビナもんじゃないし
地球上のとある地域で多用される口説き文句。そういや変わり雛でボスニア・ヘルツェコ雛というのがあったな。『絶版』の“オタク花嫁学校”のところを読んで以来しきりに考えるのが俺的な正しいレンアイのカタチである。もはやこうなった以上、世間一般で恋愛と認識されているような行為、例えば水族館でデートとかクリスマスにホテルを予約してディナーとかわははは、すまんつい笑ってしまった、遠距離恋愛して新幹線の最終便で別れを惜しんでぶちぶちといやらしくキスするなどということはとてもできかねる。ならばどうするか、これは決まっている。笑わせるのである。とっておきのジョークをまるで旧メカゴジラのようにめまぐるしく繰り出し息をする暇もないほどに笑わせるのだ。挙句に「ひー、もう止めて、オナカが痛くてアタシ死んじゃう」などと言われたらこれ以上の幸せはないのである。ついでに言えば俺が死んだ後見知らぬ子供がやってきて墓石にクレヨンで“彼は人を笑わせるのがとても好きな人だった”と書いてくれたら俺の人生まんざら無駄ではなかったと思うのだが、ここまで望むのはそりゃ贅沢というもんだろう。
話は違うけど宝石屋かなんだかのCMに電車の中で眠っている彼女の指に婚約指輪をそっと嵌めるという奴がありますな。やがて目覚めた彼女は指輪にきずいてぽっと頬を染める、そうして二人は末永く幸せに暮らしました、何がシアワセだ、この馬鹿野郎というのは置いとくとしてあれ目を覚ます時に「うーん」とか言って指輪を嵌めた手で目を擦ったりしたらどうなるのだ、あれダイヤモンドらしいが地球上で最もカタイ物質が危険なカタチにカットされているのだ、ただじゃ済むまい、きっと血だらけになるのではないか。だいたいそんな危険なCMを流していいのか、真似する奴がいるに違いないだろうに。
ほっぱんほっぱんと仕事。さすがに暇である。翌日の電気工事の根回しとか風呂釜の取替えの確認とかまああんまり忙しくないことばかり。ものみの塔とか科学物質がどうとかヘンなパンフレット持ってくる人のみ多し。何を間違えたか置き薬のセールスマンまでやってくる。たははは。
昼飯は“郷屋”のラーメン、ついでにあるレンタルショップへ行ってみるとなんと「遠い空の向うに」のDVDが入荷しているではないか。思わず借りようとしたが今晩は予定があるので諦めた。しかしなんだなあ、こう買おうと思っていたDVDがレンタルされるのもまた考え物だなあ、こういうのじゃなくて、ちょっと見てみたい、でも買うのはイヤという作品こそレンタルして欲しいのだがなあ、例えば「UMA レイクプラシッド」とかしつこい様だが「コモド」とか題名忘れたけど軍事用に遺伝子改造された馬鹿でっかいアナコンダが橋の上にみゅーっとでてくる奴とかああいうのが見たいのだがなあ、うーん、頑張れ、頑張れDVDレンタル。
夕食は家族で近くの焼鳥屋。久し振りのビールを痛飲する。いやもうこの禁酒中、筒井康隆の「夜走る」という元アル中のタクシー運転手がついに酒を飲んでしまい乗せている客ごと墜落死する短編を読んで飲みたくって飲みたくって仕方なかったの。アルコールがぐるぐる頭の中を回りだしなんだこれは焼鳥適当にと頼んだらイカばかり20本も出てきやがるおやじおやじ鰤のかま焼きがまだこねえといって帰りやがったあなんだこれはライムサワー誰が頼んだのこれ美味しいねああああ天井がぐるぐる勘定しておれ帰って11時過ぎには寝た。
8月10日（木）あなたは？ 音頭、ジェームス・音頭
さあさ、やってきました諜報部員、由緒正しいロンドンの、MI-6の名を借りて、ずどんと殺してハメまくり、はぁーよいしょよいしょ。俺に作詞の才能はない。先日、東京調布の弟の家で撮ってきた姪の写真だが母親が全部同じようなカッコばかりじゃんねえと文句を言う。無理言っちゃいけない。はいはいすらかなわぬ赤ん坊にそんないろいろポーズをつけられるものか。せいぜい、寝ているところ、うつぶせになったところ、抱かれているところ、ベビーチェアに収まっているところぐらいしかあるまい。そりゃ、言われれば逆さづりにして写真を撮ったりもするけどさ、いくらなんでもそりゃやりすぎですよ。
朝1番に電気工事会社の叔父が来てくれてマンションの配電盤を点検。いろいろ検討した結果、いま三つのブレーカーで賄っているところを一つ増設し、使用電力量の増加に備えることになった。二三日後に工事を行う予定である。それまでの繋ぎとして業務用のヒューズを何個か置いて行ってもらうことにした。私は事務所へ戻り、電気工事とその工事中停電する旨を伝える文章を作成して全戸に配る。
昼飯はまたまた“牧のうどん”できつねウドン。おっ、韻を踏んでますな。なんでこう3日も続けて同じ店に行くかというとだしや麺も美味いのだが、とにかく安いのよ、きつねうどんや丸天うどんクラスで370円。うどん自体にかなりヴォリュームがあるのでこれで十分なのである。また、スープの入った薬缶が各所においてあり減っちゃったスープを足し放題というのがまたうれしいの。ついでに間がさしてスティーブン・キング「骨の袋」を買ってしまう。2日前に金がない、金がないと言ったばかりなのにもうこの有様。この手の誘惑にあっけなくころんでしまう自分が情けない。
午後は雑用いろいろ。たくみさんにまだ終わってない風呂釜工事の催促など。帰宅は午後7時半、また母親が飯を作ってくれなかったのでコンビニの和風ハンバーグとサラダでゴハンを2膳。またまたビールはなし。これで4日目の完全禁酒である。
夕食後昨日見られなかった「007 ワールド・イズ・ノット・インナフ」を見る。例の導入部のアクションだが秘密兵器のモーターカヤックを使った追っかけでいきなりハマる。ジャンプしたカヤックが道路を突っ切り自動車をなぎ払い、レストランに突っ込んだ挙句またジャンプしてテムズ川へ飛び込む。うんうん、発想が斬新でよろしい。また雪山でボンドを襲うモーターパラグライダーがパラシュートを切り離してスノーモービルとなりそれがボンドの策略によって崖から落とされるとパラシュートを開いてまたまたパラグライダーへ変身するギミックにコーフン。それにソフィー・マルソーがよう、いい女でよう、演技も上手くってよう、映画全体を引き締めていたんだよう。現在のところピアーズ・ブロスナン・ボンドの最高傑作であろう。また「スターシップ・トルーパーズ」で頭の悪い主人公をフルいやないやな女、デニス・リチャ－ズがボンドガールなのも見逃せない。ここでもまた体育会系ばりばりなのが笑えるのだ。
シャワーを浴びてディレクで「さよなら ジュピター」を見る。公開時にビデオで見たっきりだから約15年振りの再見。トンデモ映画として著名な作品であるがそれ以前にお話がつまらなくてどうしようもない。ラスト近くの無意味としか思えない冗長さにいらいらさせられてあやうく途中でやめてしまおうかと思ったほどだ。それでもなんとか映画のカタチを為しているのは俺が邪推するに小松左京が撮ったどうしようもないフィルムを橋本監督以下スタッフがぶつぶつ言いながら編集したり撮り足したりしたからではないか。それで橋本監督がクレジットされたのだろうが、やはり橋本監督自身は「日本にもアレン・スミシーの制度があったらなあ」と思っていたりして。
とりあえずこの作品の俺なりの笑い所を一つ。ブラックホールに木星をぶつけてコースを変えようとする計画を阻止しようとミネルバ基地へ侵入するジュピター教団の挺身隊の連中だが、こいつらなんと大きな袋をかついでサンタクロースあるいは仕事帰りの7人の小人よろしく基地に“こっそり”潜り込むのである。この袋の中にビームライフルやヘルメットが入っているのだから呆れてしまう。これで宇宙船に乗り込みなおかつ基地にやすやすと侵入してしまうのだ。いったいセキュリティ・チェックはどうなっておるのか、きょうびの羽田空港の方がよっぽどしっかりしてまっせ。
おまけに“何にも怖くなくなる薬”を飲んでるしさ、あぶねえったらありゃしないの。ニューシネマじゃないんだからSF映画にこんな物はいらねえよ。
8月9日（水）「スタートレック・ジェネレーションギャップ」
わしらが若い頃には聞き分けの無い異星人はきびしく躾たものだがなあとはマッコイ提督の述懐。昨日の唐沢さんの日記のシャレ“もしも月経が上がったら”これは「もしも月給が上がったら」という古い古いコミックソングが元ネタである。私もラジオで一度聞いただけなのでしかと覚えていないが若い夫婦が月給が上がったら車を買おう、あれも買おうと夢を膨らませるなかなかたのしい歌であったように思う。
相変わらず仕事は暇。管理物件の掃除やクレーム受けつけ。昨日と同じように“牧のうどん”で昼食をとり午後から（有）宝 誠のホームページを改造しようと試みるがいいアイデアが浮かばない。できれば多数の物件を登録して御客様が検索できるようにしたいのだが、どういうプログラムを使っていいのかすら分からない。それにたとえそのような機能が用意できても入力の方が大変。アルバイトをやとうわけにはいかず、しばらくこのままで行くしかないのかしらん。でもなあ、このHP、不動産屋のそれとしてはいかにも中途半端なのだよなあ。
途中、AIQのしおやさんからTELあり。今日だけで福家書店へアミーゴス公演のチケット購入の問い合わせが2件あった由。ひー、有りがたや！ひとりはこのホームページから、もうひとりはSF大会で貰ったチラシからとのこと。反響が出てくるのはもう少し先だと思っていただけに実に嬉しい。SF大会で目を血走らせながらチラシを配ってまわったかいがあったというものだ。
ともあれチケットの発売は例年通りの9月頭から。これを明記しておかなかったのは明らかに私共のミスであります。本当に申し訳ありません。チケットの発売までいましばらく御待ち下さいませ。
夕食は出来合いのチキンカツ・生野菜、カツオのタタキ。夕食後部屋に戻って借りてきていたDVD「ワールド・イズ・ノット・インナフ」を見ようとした時、悲劇は起こった。（有）宝 誠の事務所が入っているマンションの7・8号室全階が停電してしまったとの一報が入って来たのだ。急いでシャツとズボンを身につけて息せき切って駆け付ける。どうやらブレーカーの異常らしい。これは私の手には負えないので九州電力に緊急連絡。その間、停電している各戸に後1時間くらいで復旧しますからとあやまったり、九州電力の人が来たら来たで全戸に修理の為、3分ほど停電します、パソコンを使わないで下さああいと知らせ回ったりでもうへとへと。
これだけ苦労したのに修理に要した時間はたったの2分。ブレーカーのヒューズが飛んでいたのであった。その後、また停電していた各戸に修理完了を知らせて回って帰宅は午後9時半。やれやれ。それからさらに自宅から電気工事会社をやっている叔父のところへブレーカーの取替え工事を依頼する。
本日の（厳密に言えば違うのだが）「スタートレック・ボイジャー」、前回登場したプレデターみたいな狩猟民族と生命体8247スコ－ピオンの争いに巻き込まれるヴォイジャー。セブン・オブ・ナインがスコ－ピオンを彼らの故郷である流動体宇宙に送り返そうというジェ－ンウェイの意向を無視してそれは俺達の獲物だと主張する狩猟民族へ引渡してしまった。結局、それがヴォイジャーの危機を救う事になるのだが、収まらないジェ－ンウェイはセブン・オブ・ナインの権限を大幅に削減してしまう。
しかし、これは明らかにジェ－ンウェイの判断ミスであろう。彼女はスコ－ピオンを故郷に送り返すという人道的処置をとる自分に酔っているばかりでその後起こるであろう狩猟民族の戦闘艦6隻との戦闘に対する具体案を何一つ持っていないように思えるからだ。これではセブン・オブ・ナインが「ボーグ集合体を離れる時、個性を持てと言われた、なのに自分の考えを実行すると罰せられる」と戸惑うのも無理はない。まあ、ここに“軍隊における上官の命令は絶対”というロジックが入れば幾分すっきりするのだが、いまだに宇宙連邦は軍隊ではないというヒトがいるからなあ、翻訳の段階で何らかの差し換えがあったのかもしれない。今度、原語で見てみようっと。
ともあれ、これでジェ－ンウェイとセブン・オブ・ナインとの間に新たな確執の種が撒かれたわけで今後の展開がますます楽しみである。
8月8日（火）脱糞だあ
志村けんがコント収録中に。スティーブン・キングの新刊『骨の袋』が発売されている。これは俺がペーパーバックスで買ってきて約50ページ読んだ所でストップしてしまっていたもの。そろそろ気合いいれて読まなくちゃなあと思っていたのだが、まさか、こんなに早く邦訳がでるとは。
だいたいいつまでも「IT」くらいの邦訳ペースのつもりでいるのがいけないのだ。
宮部みゆき姐さんがトークライブで言っておられたのはこの邦訳版についてだったのかと納得してさっそく買おうと思ったのだけれどいかんせん金がない。SF大会でお金を使ったのに加えてさらにもろもろあり貧乏をこじらせているのだ。くそー、悔しいけど来月頭に買うことにしよう。
疲れが抜けていないというか人並みに夏バテしたのか元気が出ない。食欲も今一つで睡眠も時間は足りているのだが変な夢ばかりみて落ち着かない。例年ならば焼肉にビールだということになるのだがあまりビールも美味しく感じられない今日この頃である。年を実感してしまう。
ぽちっとなと仕事。時期が時期だけにずいぶんと暇になってしまった。最も他の不動産屋からの問い合わせもぱたりと止まってしまったので同様に暇なのであろう。それだけが唯一の救いか。昼飯は牧のうどんのきつねウドン、店の人が悲鳴を上げるほど一味を入れて汗をだらだらかきながらすすりこむ。
午後はこの後におよんでいまだ8月分の家賃が未払いになっている人への督促文章を作成し直接ポストへ入れる仕事で終わってしまった。
昨日やらなかったポリプ水槽の水替えをして帰宅。夕食は母親が出かけていたのでコンビニの冷しゃぶとサラダ。ビールは飲まずにゴハン2膳。食欲のないところにむりやり詰め込む。
その後はぼけっとテレビ。「ガチンコ」、ボクサーの次は女子プロレス学院、漫才学院をやるそうである。ますます“あくび指南”じみてきましたな。本日、羽田空港で買った新田次郎「槍ヶ岳開山」、弟から借りた渡辺洋二「異端の空」読了。ロケット戦闘機秋水開発の実情に驚く。
8月7日（月）風の谷のはしか
大人になってからのはしかはしゃれにならないからねえ。いきなり昔話になるけれども小学校の時の給食ってのは食べられないくらいマズイメニューがあった。現在の私はごらんの通り食いものはスキか大好きの2種類しかないというくらいの人間なのだが子供の頃はそりゃあ口が肥えていたのだ。思い出すのもおぞましいホットサラダなどの日は給食時間内に食べられぬことが当り前であった。
そうなると当時の常識では駄目な子、イケナイ子とされてしまいイヤな思いをすることになる。ある時など“給食指導員”と称するお姐さんがやってきて開口1番、「あらあ、グリーンピースが食べられないの？そんな時はね、ジャムを塗ったパンに挟んで食べれば味が分からなくなっていいわよ」と抜かしおった。俺は大人しい子供だったからその間抜けな指示にしたがったけれど内心じゃ「このお姉さんは給食指導員といっていばっているが唯の味オンチじゃないのか、ジャムにグリーンピースというキモチ悪い組合せを思い付くことじたい、味雷がない証拠じゃないのか」と考えていたぞ。ああ、思い出したらだんだん腹が立ってきた。
はたりはたりと仕事。昨日の疲れがまだ残っていて仕事に対するモチベーションの低い事、低い事。物件整理などの事務仕事をやっているうちについつい居眠りしてしまうほど調子が悪い。砂糖無しのブラックコーヒーを何杯も飲んでようようやらなければならないことのみ、終わらせる。昼飯はカップラーメンにお握り。カロリーオーバーだがこんな状態でダイエットなんかしたら死んでしまうので仕方ない。
午後もこんな調子でお客様からの問い合わせに息も絶え絶えとなる。仕事が終わってポリプ水槽の水替えをやる予定だったが気力が完全に品切れとなり明日に延期することにした。すまん熱帯魚よ。
夕食は牛肉の炒め物、マグロぶつ、シメサバ、生野菜など。さすがにビールは飲まずゴハン2膳で締め。食欲も今一つなのが恐ろしい。夕食後、ようやくDVD「ロジャー・ラビット」を見る。公開時にレンタルビデオで見たっきりなのだがやはり傑作。狂燥的な漫画映画（カートゥーン）としょぼくれハードボイルドの世界観が違和感無く融合しているのが凄い。アメリカの天本英世と私が勝手に呼んでいるクリストファー・ロイドの演技も秀逸で特に正体を表した後などトラウマになりそうな悪魔的なものであった。
またこの映画の面白いところはフリーウェイの建設などのモータリゼーションの発達を必ずしもいいものとはとらえていないことである。車によって確かに人々の生活は便利になったけれどもその反面、路面電車などの古き良き時代の乗り物が失われてしまった。クリストファー・ロイドによってフリーウェイに変えられようとしている“カートゥーン・タウン”などはまさしくその古き良き時代のメタファーなのであるなあ。
映画そのものは抜群なのだが、レターボックス収録でメイキングなどの特典映像がついていないのが腹ただしい。「ユニバーサル・ソルジャー・リターン」にあんな長いメイキングをつけるくらいなら「ロジャーラビット」をスクイ－ズ収録、特典映像てんこ盛で発売すべきであろう。
8月6日（日）
SF大会実見記を参照のこと。
8月5日（土）
SF大会実見記を参照のこと。
8月4日（金）キュラソ猫を噛む
ガソリンはないかと民家に押し入ったキュラソ星人、猫に飛びかかられて思わずがぶッ。この間から古本屋で筒井康隆の本を色々買ってほぼ20年振りくらいに読み返しているのだが、実に面白いのですな。つくづく馬鹿であった高校生の頃に比べるとギャグの組み立て方などがばしばし分かる。同時に大層勉強になる。あまつさえ、俺だったらこうするのだがなどとエラそうに思ってしまう。やはりこの頃の筒井康隆は偉大なり。
明日からSF大会という1日であるので仕事に身が入らぬこと夥しい。うっかりすると明日は午前5時半起きだよな、おやつは何持っていこうかな、などと埒のないことを考えてしまい、手が止まってしまうのである。それでも4日、5日と事務所を閉めねばならないので仕事は多く、食事する暇もないほどであった。
午後6時過ぎにAIQのしおやさんが来社。チラシの直しについてうちあわせ、その後、ビールを飲みながら取り留めのないことをだらだら1時間ほど話す。公演のこと、お笑い芸人のこと、映画のことなどまるで居酒屋状態。しおやさんが帰った後であー、飯食ってなかったとはじめて気付き、いそいで帰って変わり映えのない夕食を貪る。
その後はこころ静かに読書。DVD「ロジャー・ラビット」見たいのだが、9時過ぎから見出すと近所迷惑になってしまうので今日は無し、ボリュームを絞って見ろと言われそうなのだが、それではわざわざDVDを買った意味がないのである。午後10時半にウイスキーを飲み、家中を引っ掻き回して見つけてきた目覚まし時計をセットして夢も見ずに爆睡。それでは皆さん、SF大会でお会いしましょう。
8月3日（木）給食、猫を噛む
ああっ、食パンが、シチューが、ミルメイクが放射能の影響で突然変異して。や、話題の韓国映画『シュリ』を見ました。韓国情報部の主人公が愛した女は北朝鮮の凄腕スパイ。サッカーの南北親睦試合に乗じて戦争を惹起させ一気に南北統一をはかる北の陰謀を阻止する為に主人公は再びかっての恋人と対決する。彼の対決により陰謀は阻止され、女スパイは罪をくいるかのように主人公の手にかかって死んでいくのであった。ううっ、し、しぶい。特撮も要所要所で頑張っていてとても3億というロウバジェットでつくられたとは思えないクオリティである。韓国国内はもとより世界市場で高い評価を受けたのもうなずける映画であった。
手放しで誉めていてもナンなのですこしばかり苦言を呈させてもらうとラストの尋問と留守電のシーンはいくらなんでも冗長すぎる。主人公に撃たれてなおこれでよかったのだという表情で息絶える女スパイのシーンでせっかくどーんと盛りあがっているのに台無しではないか。監督へのインタビューでは情感を高めるためと説明されていたが、映画全体が余計な説明を廃しハードボイルドなタッチで描かれているのでここだけ浮いている様に感じてしまうのである。また映画のマクガフィンとなっていた新型爆弾XTC、威力の設定がデタラメでテロリスト達の意図が不明瞭になっている。200ミリリットルで1キロ四方が吹き飛ぶという設定だったがあいつら自分達が爆死するのも厭わないつもりだったのか。ならば照明灯を使って爆発させるなんて面倒くさいことはせずに観客席に潜んでライターかなにかでじりじり炙ってりゃ良かったのだ。
南北朝鮮の首脳を暗殺するだけならばあんなに多量のXTCはいらないだろう。あれ、どう見ても500ミリリットルぐらいあったからサッカー場くらい吹き飛んでしまうはずだ。ストーリーを面白くしようという意図でこの設定は為されたのだろうがちょっと裏目にでましたな。
まあ、いろいろ文句は言ったけれども面白い映画であることは間違いなし。未見の人はDVD買えとまでは言わないけれども今すぐレンタルビデオでもいいから借りてみるべし。うん、おすすめよん。でもね、これだけは言っておくけどね、この映画見て泣くような女の人にはね、僕は恋しないと思うよ、うん。
本日は物件の整理、家賃・水道料の徴収、お客様御案内、タクミさんその他の業者への支払いなどなど。合間にM不動産にいって定期借家の契約書について話したりする。もちろん帰りがけに『絶版』を求めましたとも。昼飯は郷屋のラーメン濃い目。夏休みの学生らしき男女が5人ほど入ってきてあーん、席が飛び飛びにしか空いてない、これじゃ座れなーいとぴーちくぱーちく騒ぐ。うるさい、家族連れでもあるまいしハタチすぎたいい大人が並んで座れなきゃイヤなどと言うな、馬鹿。そんなに離れて座りたくなきゃラーメン屋なんかにくるな。ファミレスへ行け、ファミレスに。
夕食はアジの空揚げ、イサキの刺身、もやしとピーマンの酢の物など。調子にのってビール二缶飲んでしまう。その後前述の『シュリ』見て、待望の『絶版』読了。岡田斗司夫さんの「オタク花嫁養成学校というのがあってね、校舎の廊下には物凄い数の角があってそこで年がら年中ぶつかる練習しとる」に大爆笑。
本日の「スタートレック・ヴォイジャー」、ああ、ジェ－ンウェイがフラれてしまったぞ。そんな傷心のジェ－ンウェイにちょっかいかけたプレデターのようなエイリアン、やつあたりされてブラックホールに誘い込まれて全滅。げに女の怒りとは恐ろしい。
8月2日（水）それを金賢姫（キム・ヒョンヒ）が鉄砲で撃ってさ
スパイだからねえ。コンピューターの奴め、はんとしを変換しようとしたら嬉しそうにハント氏ってだしやがる。誰だ？ハント氏って。ヨーチンを発明した人か、それとも50年代に全米でベストセラーになったSEXのハウツー本の著者か、それともシェラネバダ山中で人肉を食って生き延びたドナー幌馬車隊の人か、誰か教えてくれ。
花輪和一の『刑務所の中』を読む。唐沢さんの日記にもあったとおりなんともはや凄まじい記憶力。日々のメニューの細かさなんてのはまるで受刑者として刑務所にいたというより、この人、取材で入っていちいちメモをとっていたのかとすら思えるほど。やはりこのカメラ的な記憶力と偏執的なコダワリがあってこそ、あの不気味な作風の漫画が書けるのだろうなあ。また雑居房の仲間の借金のもつれから山の中に連れて行ってみんなでよってたかって縊り殺したという話、たんたんと語られるものでかえってコワかった。この絵柄であんなこと書いてはいけない。
今日は休みであるが、家賃の受け取り等あるので事務所で待機。あーと馬鹿のような声を出しつつ、えんえんとエロサイトサーフィンやる。もっぱら女子高生のおパンツ丸見え写真ばかりえんえんと見る。何が楽しいのか。日記つけなどもしている内に家賃受け取りがようやく終わって午後一時過ぎから外出。
ラーメン屋“一蘭”の隣の中華料理屋で焼肉定食を食う。昨日もラーメン食ってしまったのでちと心苦しいのだが、なにせ土曜日からSF大会なのである。広い会場をひえーっと言いつつ1日中歩き回らねばならぬのである、チラシもまかねばならぬのである、眠田さんの企画も手伝わねばならぬのである、体力勝負なのである、ダイエットなどと言っておられないのである。
天神へ向かうが、ここで突然の便意。車の中ではっ、むはっと身悶えする。ビックカメラ近くの100円パーキングに駐車するつもりであったが、この切迫した事態ではビックカメラ内のトイレ利用は難しいと判断し、やむなくソラリアパーキングへ。隣接した“三越”のトイレへ駆込み、無事に脱糞。
やれやれと胸をなでおろしてビックカメラでDVD「シュリ」、「ロジャー・ラビット」、丸善書店で『刑務所の中』を見つけて『電脳なおさん』と共に衝動買い。車に戻ったところであっと気付いた。俺は『絶版』を買いにきたのであった。戻るのも面倒だし、金もないしという誠に俺らしい理由で今日は諦めることにした。楽しみは後に伸ばしたほうがよろしい。
早速『電脳なおさん 3』を読む。『シャイニング』の秀逸なパロディにげらげら笑った。ギャグ漫画で声を出して笑うなんてのは実に久し振りである。なおきさんの上手さに今更ながら感じ入った次第。その後床屋でSF大会のための散髪。
夕食は鳥のから揚げ、イサキの刺身など。本日より北海道の陸上自衛隊で長らく勤務していた弟がこちらへ配属換えとなりしばらく同居することになった。これからいろいろ自衛隊の裏話など聞きだすつもりである。
8月1日（火）怪獣“痩身”撃
カイジュウがいっぱい出てきて怯えていたら5キロ痩せちゃいました。最近、CSを見なくなってしまった。「だいじょうぶだあ」も「恐怖劇場アンバランス」も終わってしまったし、午後11時過ぎまで弟が「FF9」をやっているものでアンテナが繋がっているテレビが使えないこともあって自然に足が遠のいてしまったのである。一体どうしたのだ、オマエは。40になるまでくだらないB級・C級のSF怪奇映画や邦画のプログラムピクチャーを見まくるという決意はどこへいってしまったのだ、オマエの覚悟とはその程度のものだったのか。泣き言を言わずにもうちっとマジメにやれというわけでリハビリとして「宇宙からのメッセージ」や「さよならジュピター」を見ることにしようか。
はっちんはっちんと仕事。午前中は家賃徴収のため、外出もままならず事務所で待機。午前11時を過ぎてからNTTから送ってきたマニュアル、どうでもいいが最初に就職した会社の上司でマニュアルをアニュマル、アニュマルと呼ぶ人がいて笑いをこらえるのに苦労したなんて、本当にどうでもいい話だな。
おおっと話がそれてしまったぜ。・・・TTから送ってきたマニュアルを見ながらIP接続に挑戦する。新しいダイヤルアップネットワークを作ってユーザーID、パスワードを打ち込む。ここで少々手間取ったものの無事インターネットに接続できた。ふふふふ、これでつなぎ放題なのだ、ネットに繋いだまま、ぷりぷりウンコをしようがオナニーしようが電話料は一緒なのだ。焼肉食べ放題とか飲み放題とか放題大好き人間の俺としては実に嬉しいのだ。“放題”、おお、おお、なんてステキな言葉！
まあ冗談はともかくとしてインターネットの不動産物件サイトに常時接続しておいて来客されたお客様に素早く見せることができるという商売上の利点もあって、自然と笑みがこぼれてしまうのである。さあて、9月になったらニフティが2000円で使い放題になるので「ウルティマオンライン」でも買ってきてディープなネットゲームの世界にはまるかあって商売に全然関係無いじゃん。
午後7時半のバスに乗って赤坂門へ。途中、ビール500ミリリットル缶3本と1000円分の焼き鳥を買ってAIQのしおやさんの事務所へ向かう。そのままマンションの屋上に上がって大濠公園花火大会鑑賞。昨晩、「世界まるみえTV特捜部」で全米の花火師や花火オタクのドキュメントをやっていたが比較にならぬほどの見事さであった。俺は花火大会なんて30年ぶりだし、しかもその時の記憶もほとんどないから生れてはじめてといっていい体験に魅せられてしまう。感動のあまり、「あれ、下で火をつける係りの人がたいまつもって半狂乱で走り回っているんですかね」などといって回りの人を笑わせるのがせいぜいであった。無論、電気仕掛で点火しているのだ、念の為。
午後9時半になって花火大会が終了した後も居残ってぐびぐび酒を飲む。だらだらと11時過ぎまで話しこみ、使ったテーブルや食べカスを片付けてしおやさん宅を辞す。暫くぶりに“しばらく”のラーメン食って帰ろうかと思っていたら既に閉店しておりぶつぶつ言いながらタクシー拾って帰宅。どーんとベッドに倒れ込みがーっと寝てしまったのであった。
あ、そうそう忘れてはいけない。早くもアミーゴス公演チケットの予約が入ったのだ。しかも遠い、遠い、名古屋から。ありがたいよう、ありがたいようと半年振りに“ありがたや音頭”を踊ってしまう。しかし、これで我々AIQ実行委員会に新たな責任が課せられたのだ。実際にお客様から予約が入った以上、博多湾にムー帝国人が上陸しようが、北朝鮮からテポドンが飛んで来ようが、謎の伝染病が蔓延しようが公演を中止するわけにはいかなくなったのである。我々はついにルビコン川を渡ってしまったのだ。
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