観 笑 亭 日 乗
                           


 



 1月31日(水)
モスリムピアノが弾けたなら
 回教の弾き語り?ようやく国内信販のマスターカードが届いた。早速DVD EXPRESSに『怪獣ウラン』やら『原子力潜水艦』、『7人の侍』、『ロボットモンスター』を注文するつもり。しかし、ここでモンダイが発生、なんでも新しいカードを使った場合や初回の注文では、こいつ怪しい奴、拾った、或いは盗んだカードを使っているんじゃねえかと疑われてしまうらしいのである。その疑いを晴らすためには写真つきのIDやカードの利用明細のコピーをファックスしてやらなければならないのだ。IDは免許証を使えばいいのだが、何回も書いている様にこのマスターカードはDVD EXPRESSで買物をする為に作ったものであり、利用実績など当然ないのである。急いでなにかDVDを1枚買って利用明細が送られて来るのを待つ、うー、まだまだ時間がかかりそうだな。

 本日は休み、休みなのだが、家賃の受け取りがあるので事務所詰を余儀なくされる。午前9時半に起きてシャワーを浴びたらそのまま事務所へ。コンビニの調理パンとコーヒーでもそもそ朝食。ネット覗いたり日記つけたりで時間を潰す。『BROTHER』の感想で呻吟し、日記つけるだけで約1時間を要する。それであの程度なのだからもういやになっちゃうね。

 午後2時より、某銀行で去年のアミーゴス公演に投資していた3万ナニガシを引出す。おおう、おおう、久し振りだな、お前と再会の喜びにむせる間もなくその足で郵便局へ。第40回日本SF大会の参加費を振り込んだ。それから410円のチャーハンで昼飯をすませ、古本屋、レンタルショップと回って事務所へ戻る。「ディアブロ」で暇を潰し、レッドテール水槽の水換えなんかやって午後7時半に帰宅した。

 夕食は刺身お得用パック・豚肉のホイル焼き、生野菜。ビールは飲まずにゴハンを二膳。〆のコーヒーは如例。午後8時から『スタートレック・ヴォイジャー』見る。いきなりハリー・キムと異星人女性との激しいラブシーンだ(笑)。ハリー・キム「うーん、異星人の異性と個人的な交際をする際には上官の許可が必要なんだよな、規則破っちゃったよな、マズイよな」などとぼやきつつも相手の異星人女性とエッチな通信交わして御満悦。やはり鬱積したものがあったのであろうか。

 実はこの異星人、バール人は多種族との接触を一切しないことを国是とし、多数のモジュールで構成された航宙艦で一人宇宙を行くというかなり付き合いづらい種族であったのだ。ヴォイジャーのクルーははワープユニットの修理に協力するという名目で例外的に乗艦を許されていたのである。キムはその隙に乗じてうまいことやっちゃったと言うわけ。そんなおり、バール人のなかに独立を希望する一派がいることが判明して・・・。

 結局、独立派のテロ行為によってバール艦のモジュールの一部が崩壊、バール人はそれぞれの希望にしたがって残るものは残り、独立を希望するものは、モジュールに乗って旅立っていくのであった。キムの彼女も独立したい派というかテロに関っていた一人だったので割合さばさばした様子でキムに別れをつげ、じゃあねとかなんとか言ってあっさり行ってしまうのである。キムは対照的にくらい顔で俯いてたりして、なんというかまあアワレなことであった。

 その後、シャワー浴びてから『サウスパーク』DVDの残りを見る。シェフが体一つで、しかも1回100ドルなのに41万ドルを稼いだというギャグに爆笑。

 1月30日(火)タナトスにゴン!
 映画『ブラザー』を見て思い付いたシャレ。御馴染み2ちゃんねるの軍事板でこんなことを言っている奴がいた。武蔵の砲塔は三菱で作られたので製造上の不備が多く、大和のそれにくらべると著しく散布界のまとまりが悪かった。珍説である。奇説である。もちろん、大和級戦艦の砲塔は呉海軍工廠の砲熕部でまとめて製造されたのだ。専用の砲塔運搬船まで新造されているというのに、いったいこの人はどこでそんな誤った知識をみにつけたのだろうか。

 ウンコが柔らかくてふき取るのに普段の2倍以上の紙を消費してしまうと仕事。午前中来客2件、南区の物件を捜されている方とあとはタクミさん。それぞれあんなことやこんなことを言ってお相手。前者のお客様は今度の土曜にご案内することになった。昼飯はコンビニ飯でテキトーに済ます。

 午後は管理物件の見回り、空き物件の登録など。見回りのついでにBOOK OFFへより新田次郎の「八甲田山死の彷徨」を買ってきた。その後また来客有り午後7時までかかって応対。これくらいの忙しさがちょうどよろしい。午後7時半に帰宅して刺身、大根とワカメの味噌汁、生キャベツの夕食。ビール一缶、ゴハン一膳。味噌汁に落とした卵の上げ時を間違えて半熟どころか固ゆでに近くなってしまたのが残念至極。

 〆のコーヒーを飲んで自室で暫し休憩。午後8時半になるやいなや服を着替えてどたどたと自宅を走り出てばぁっと車に乗り込む。今からホークスタウンへたけしの『BROTHER』を見に行くのだ。前回と同じくちょっと早めについてしまったので時間調整のためにドームの周囲をぐーるぐる。人待ち顔でたっているネーちゃんがいたので、わざわざ車の窓を開けて「へーい、ネーちゃん、何してるんだい、よかったらこれからカーセックスとしゃれこまないかい、“夜の大艦巨砲”とまで言われたこの俺のワザを試してみないかい」と声をかける。すると彼女はぽっと頬を染め「何言ってんだよ、そんなボロ車でアタシとやろうなんて10年早いんだよ、このクソタコ!」やんわり断られてしまった。やはりナンパは難しい。

 午後9時半からホークスタウンのユナイテッドシネマにて『BROTHER』観賞。たけし扮する山本は組の抗争のあおりを食ってロサンジェルスに追い払われた落ちぶれヤクザ。腹違いの弟を頼るがその弟はちんけな麻薬商売に手を染めていた。麻薬の価格を巡ってのトラブルに巻き込まれた山本は敵対組織の幹部連中を射殺、その縄張りを乗っ取って一家を構えてしまう。

 死の回りをふわふわ漂っているようなたけしの演技がまた素晴らしい。とにかくこの男、組を構えるまでやたらに張りきっていたくせに、組織がうまく動き始めるとタバコなんか吹かしちゃってなーんにもしないのである。そしてマフィアとの抗争が始まり、子分連中が次々に殺されていくだんになると水を得た魚のように生き生きと動き出すのだ。最後はむしろうれしそうに、確実な亡びの場へ突入していくのである。映画全体が明解なタナトスで彩られているのがたけし映画の特徴なのだが、今回の映画ではこのタナトスがロスの乾いた風景とマッチして国内ではえられなかった効果を挙げているといえよう。『ソナチネ』との類似性を云々する人もいるようだが、何、監督としてのたけしは『ソナチネ』当時より各段に腕を上げていますよ。こんな一般的には不向きなテーマをちゃんとエンターティメントに昇華させているもの。これでヒットしなけりゃウソですね。

 映画が終わって急いで帰宅。酒を飲みながら録画しておいた「踊るさんま御殿」見る。オセロ中島の“目を開けて寝るのでまるで死体のように見える”話で大笑い。あのネタだけで10年食っていけるなというのは言い過ぎであろうか。

 
 1月29日(月)
セガがやった一家4人殺人事件
 家庭用ゲーム機から撤退することになったのでついむしゃくしゃして。タイトルの駄洒落ネタに窮してついつい、インターネット上にいくつか存在する駄洒落サイトなどを覗いてしまった。Googleで検索してクリックした瞬間、“駄洒落は笑いの原点”わあっ!“笑いは社会の潤滑油”ひっ!“今日もみんなで大爆笑”わあああっ!往々にしてこういう人が職場で親父ギャグを連発してOLに嫌われたりしているのである。

 今でも小学校では検便というものをやっているのだろうかと仕事。月末故に家賃の受け取りが数件、滞っているところが1件あり、督促の文書を作成して郵便受けに放り込む。管理物件の見回りや入居者のクレーム処理をやっているうちに午前中終了。昼飯は久し振りの“一蘭”ラーメン、あっ、なんということだ、スープが明かにマズクなっているぞ。麺に続いてスープも材料費ケチりやがったな。ぶつぶつ言いながら替玉まで食べる。食べた後やたらに腹にもたれるのはいつもの通りで並のラーメンになってしまってもこんなつまらないことだけ変わらないのである。

 レンタルショップによってマイケル・マンの『インサイダー』DVD借りて帰社。急いで物件の整理、ホームページ不動産部門の更新。ホームページビルダー、相変わらず調子が悪くてやたらに強制終了させられてしまう。そろそろハードディスクの増設を考えた方がいいのだろうか。その後、お客様のお相手し、午後8時半に帰宅する。

 夕食はハマチの刺身、肉じゃが、スパゲッティサラダ。一蘭ラーメンがまだ腹にこたえていたのでビール一缶飲んでご飯なし。ある意味、このラーメンってほんと、スゴイよな(笑)。〆のコーヒーを飲みながら『インサイダー』見た。うーん、マン独特のじっくりとした語り口は魅力的なのだが、その語り口を重視するあまりかディテールの好い加減さが目立つ。たとえばラッセル・クロウ演ずる告発者に対して告発の対象となった某タバコ会社が彼の離婚歴・犯罪歴等を暴くネガティブキャンペーンを展開するのだが、ドキュメント番組「60セカンズ」の敏腕プロデュ−サーのアル・パチーノ、これを当然予期してしかるべきなのに、びっくりしてあっとか言っているのである。苦りきってラッセル・クロウにお前、そんなこと言ってくれなかったじゃないかと噛み付くのだが、なに、てめえがちゃんと聞かないのが悪いのである。アル・パチーノが酷く無能に見えてしまうのが気の毒であった。うーん、『ヒート』の冷徹なプロフェッショナルイズムとストイシズムはどこにいってしまったのか。

 午前12時近くまでかかって『インサイダー』を見終わり、後はお酒を飲みながら漫画「キャプテン」を拾い読み。あっ、またBOOK OFFで欠けている巻を買ってこなくちゃな。

 1月28日(日)
ソリティア皆さん、また来週
 だっふんだア。最近、都市伝説についてやたら偉そうなことを書いているのだが、中にはこんな噴飯ものの都市伝説もあったりする。ある同人サークルに掛かった呪い。<業界では結構有名な話なんですが、某・漢字四文字の同人サークルが、同人RPGゲームをつくろうって事になったんですね。 それで、ゲーム中に三島由紀夫先生の怨霊を登場させようなんて馬鹿な事を言い出したんですよ。で、そのサークルのY・N氏とS・T氏が三島由紀夫先生の墓前に御報告に上がったんですよ。その時、三島先生の墓の前に兎の亡骸が転がってたんです。S・T氏は、手を合わせたんですが、Y・N氏は、「なんと不吉な」と、言っただけで、まったく弔おうともしなかった。  その後、その同人サークルはどうなったかと言うと、〆切は落としまくり、Y・N氏に至っては、ネット廃人になってしまい、その内、なぜか知らないけど、ネットに繋げないと言う現象に見まわれ、気がふれて、薬で落ち着かせているとかいないとか。 結局、三島先生の因縁をたちきる意味で、その同人サークルは三島先生をRPGに出す事を止めたそうです。 >三島先生に呪われると〆切り落としまくりでネットに繋げなくなるのである。なんという恐ろしさであろうか。

 三島由紀夫もこんなこと言われる為にハラキリしたのではあるまいという言わずもがなのつっこみはどうでも良いとして,お話がヘタなのでありますね。うわさ話が都市伝説たり得るにはショートショートとしての完成度、また裏モノ会議室で悟兄さんが仰ってたように「ありそうだな」という可能性と 「あったら嫌だな」という想像力とが絶対条件となるのだが、この話にはそのかけらもない。それでいて噂話としてのハクをつけようというのか業界では有名な話であるなどとイヤらしい言い方をする。お前、そんな事で消えるヒッチハイカーなどの名作都市伝説を作った人に恥かしくはないのかえ!誰に対して怒っているのだろうか。

 昨日1回、パンツ取り替えましたと仕事。終日雨で寒いのなんの。昨日の不調が尾を引いていて朝飯も食わず。午前中だけで2回トイレに行き、水のようなウンコをしゃーっとひりだす。極めて不愉快である。仕事のほうはまったくのルーチンワーク。来客なし。昼飯はぜんぜん食欲が無かったので、普段とは違うものを食べようと考えて日清のUFO焼きソバ買ってくる。でも美味しくなかった。

 昼休に本屋へ行って「浅草フランス座の時間」、「ガメラ完全化読本」のどちかを買うべきかで20分間迷って結局後者を求める。大失敗であった。データー的なものを認めるのはやぶさかではないが、怪獣映画を楽しむ為に不可欠なツッコミがまるでつまらないのだ。『ガメラ対ギャオス』、日光を浴びると危険信号としてギャオスの頭が赤くなるのだが、ギャオス本人には見えないよな、アレ、ってど阿呆、そりゃ映画としての約束事じゃい、あれはこの映画を見ている良い子達にギャオスは頭が赤くなるとアブナイのだと理解させるためにやってるんじゃい。こういうのを野暮なツッコミというんじゃい。ほんと、この業界、若手にいい人材いないよなと見当ちがいな怒り方をしてしまったぜい。

 ぶつぶつ言いながら仕事して午後7時に帰宅。夕食はまたもコンビニ飯。酢豚、冷凍食品のシュウマイ、ホーレン草のサラダ。食欲が今一つだったのでゴハンは食わずにビール二缶飲む。でへへへ。その後はまたも自室に篭ってTV。バーボン飲んで午前12時すぎには寝た。

 1月27日(土)衆道一直線
 お稚児の道に命をかけた・・・。コーフン覚めやらず『クロスファイア』DVDであるが、画質・音質は標準以上の出来。特に画質はわずかに輪郭強調が目立つものの、劇場での映像体験を彷彿とさせるタクミな色調構成が魅力である。んー、早いところ『クロスファイア』のようなナイス画質のDVDをプログレッシブの大画面で楽しめるようになりたいものだ。

 糞尿処理やゴミ収集に従事する人達の給料は高いとよく聞くのだが、じっさいどれくらい貰っているのだろうと仕事。コンビニの調理パンで朝食を済ませ、朝一番に管理物件の見回り。その後は家賃・水道料の受け取りなどする。昼飯はコンビニの笊蕎麦。ずるずるずる、ずるずるずる。

 午後からはお客様のお相手。この当たりで2DK、ウン万円の物件がないかとのことであったのだが、検索では該当するものがなく、案内する事ができなかった。幸い3月くらいまで見つかればいいとのことであったので、良い物件が出てくればその時点で改めて案内することにする。この後少しく暇となったので、この間見付けた大川興行のサイトを見てみたら、なんとハウス加賀谷が大川興行をやめ、引退するとの知らせがあった。体調がすぐれぬ為とのことであるが、何かあったのだろうか。彼の実家は非常に裕福なエリート一家との噂があり、この引退も芸人をやめて別の道に転進する為だという憶測がネットのあちこちで聞かれるのだが、それが本当ならば、引退の理由がこんなにアイマイな筈がないではないか。いろいろ考えてちょっとブルーな気分になってしまった。

 帰宅は午後8時。母親が夕食を作ってくれなかったので全てコンビニ飯。冷凍食品の空揚げ、ホウレンソウのバター炒め、アルミ鍋に入ったすき焼き。ビール一缶、ゴハン一膳。まあまあ美味しく食べられたのだが、食後なぜか腹が張り、ぷぷぷぷぷすと屁が頻発。同時にオナカもゆるくなって油断できぬ状況となる。それどころか、寒気がしてきて、体がだるくなってきた。本来ならば午後9時から「アウターリミッツ」午後10時から「サタデーナイトライブ」を見なければならないのだが、どうにも気力がなくてどちらもパス。録画だけに留める。

 「サウスパーク」も見る気になれず、あとはひたすらTV。普通の人ならばここで大人しく寝てしまうのであろうが、そこは寝付きが病的に悪い私、溜息をつきつつ、しょうもないTVに付き合うしか方法がないのであった。

 1月26日(金)
孫悟空干渉
 三蔵法師にあれこれ言う孫悟空。エライニュースである。アメリカ版DVD、ばりばりの最新作ではリージョンフリープレーヤーでの再生を不可能にする措置がとられることになってしまったのだ。現時点でそのイジワルソフトの数は2〜3タイトルに過ぎないが、当然これから続々増えていくであろう。私の場合輸入版はクズ映画か旧作だけに限ろうと思っているのでさほど痛手ではないが、それにしてもヒド過ぎる。それくらいいいじゃんかなあ。またこれは考えるだに恐ろしいことなのだが、まさか、国内DVDまでアメリカに追随するんじゃあるまいな。もし、もし、そんなことになったら、俺は、俺は、泣くぞ。何の為にリージョンフリープレイヤーを買ったと思っているんだよ、うっ、うっ、うっ・・・。

 私は2日以上の便秘になったことがないと仕事。本日は午後から不動産関係の研修会があるのでもろもろの用事を午前中に急いで済ませる。頼まれてた灯油なんかも買ってきて午前11時45分のバスで天神へ出た。まず、ビックカメラで待望の『クロスファイア』DVDを求め、飯食うところを捜しがてら丸善書店で佐藤大輔「皇国の守護者」第5巻を手に入れる。結局昼飯は例の益正にて牡蠣フライ定定食を食うことにあいなりました。それにしてもやはりタルタルソースというものはゴハンにはあいませんな。

 午後一時半よりアクロス福岡にて各種の講義を受ける。1.500名の不動産業者が出席しており、アクロス福岡の1番大きなホールがほぼ満席。その様は圧巻としかいいようがないのであるが、どうも窮屈でいけない。そんな中、本日のキモである消費者契約法の講義のみ熱心に聞いてメモをとる。その他の講義はまあ、レジュメを読んでおけば十分というものであり、私は「皇国の守護者」を読んでおりましたがな。またそうやってこそこそ読むのが面白いんだ、これが。

 3時間あまりの講義を終えてバスを使って午後5時20分に帰社。たまっていた電話の用件をばたばた片付ける。その後、午後6時からとある管理物件の一室の風呂工事に立会い。その間を利用して今日も裏モノ会議室へ書き込み1件。午後7時半に工事が終了し、午後8時過ぎに帰宅する。夕食はミニステーキに生野菜、刺身を少しと生ワカメ。ステーキを焼いている時、食べている時、裏モノ会議室に書いたプルコギ(焼肉)バンカーのことが頭をかすめるが委細気にせず、ビール一缶とゴハン一膳。そんなものに負けていられないのだ。

 〆のコーヒーをゆっくり楽しんだ後、いよいよ『クロスファイア』再生。やはり脚本がよろしい。青木淳子二部作とも言える「燔祭」「クロスファイア」の各要素が過不足なく盛り込まれていて、そうです、これが本当の脚色というものなのですと叫びたくなるバランスの良さ。また原作ではフゴーの娘であった倉田かおりを孤児院出身に設定することで、青木淳子、木戸皓一、倉田かおりら常人とは相容れない運命にある異能力者達の悲しみが見事に表現されている。まずもって小説の理想的な映像化と言い得るであろう。しかし、しかしだ、それだけにこの映画の悪役である長谷川警部のほとんどやけくそのような使われ方が惜しまれるのである。

 この人はとにかく悪いというキャラクターが立てられるだけで、劇中、何を目的としているのかさっぱり分からない。原作と同じくガーディアンの設定はあるのだが、この人の行動基準がどこにあるのかさっぱり理解出来ないのである。ラスト近くでまだまだ利用価値があったであろう木戸皓一やオノレの忠実な部下をあっさり射殺するところなど、あまりの支離滅裂さに失笑をもらしてしまった。ひょっとしたらガーディアンという組織の目的の一つに異能力者の抹殺があるのではないかと思ってみたりもしたけど、この後、何のフォローもないのであります。これではガメラ会議室で開田裕二さんがいみじくも仰ってたようにガーディアンの設定を省いて長谷川の個人的な行動としてしまったほうがよほどすっきりしたであろう。もっともそれでもいくつかの疑問が依然として残るのではあるが。

 くどくど文句を書き連ねてきたけど、やはり面白い映画だし、DVD自体の画質も良好。6.000円というファッキン・アスホールな値段がたまに疵だが、みんな、買うがいいぞえ。それとね、このDVD、特撮のメイキングが特典になっているんだけどね、あの青木淳子が警察署でパイロキネシスを発動させるシーン、本編の方で本当に紙を燃やして撒き散らしてたんだって。アブナイ現場だよね(笑)。

 「皇国の守護者」読了。1000円近い値段に驚いたがこのヴォリュームで、この内容ならば文句のつけようもない。
 
 1月25日(木)発禁ジャップくらい分かるんだよ、馬鹿野郎
 日本人の事は書いてもいけない。2ちゃんねるのと学会スレッド、結局とどのつまりと学会に対してオカルトそのものについてのちゃんとした反証ができずに、会員個々の性格悪いとかオタクだからという間抜けな議論に終始している。またと学会本が会員の飯のタネという論法を使いたがる人も多いのだが、ほんとにちゃんと本を読んでいるのだろうか。もしその人の言い分が本当でと学会会員諸氏の飯のタネがと学会本だけであるならば、もっともっと早いペースでと学会本が出版されているわな。まあ、なまじと学会本が売れてしまったのでこういう人が出てくるのはある程度仕方のないことかもしれないが。

 郊外型の大型本屋でトイレがそとにあり、しかも鍵をカウンターに借りに行かねばならぬようになっているところはけしからんと仕事。午前中、コインランドリーの件について火曜日とはまた別の業者さんが来訪(詳しく書くとまずいのでちょっとぼかしてあります)。さらに詳しく説明を聞く。コインランドリーもなかなか良い商売なのだなとすこぶる感心した(笑)。他の物件を捜すのももちろんだが、自社のテナントが今度空いたら声をかけてみようかとさえ思えるほどであった。

 昼飯は雨がざあざあ降って寒いので笊蕎麦をやめてコンビニのアルミ鍋に入った牛蒡天うどん。午後から外出し、2時間ほど営業廻り。ついでに本屋へよってアフタヌーンを買ってくる。事務所へもどり、急いで物件の整理。自分でも驚くほどスピーディにすすんで最高記録の1時間20分で整理を終えることができた。午後7時の来客予定までぽっかり時間が空いてしまったので裏モノ会議室に2件、唐沢さんの一行知識掲示板に1件それぞれ書き込み。これが楽しいのなんの(笑)。

 予定通りお客様のお相手をして午後8時半に帰宅。夕食は茹で腸詰、生野菜、生牡蠣。腸詰にマスタードをちょいとつけてがぶりとやるとこれがまた美味いんだ。ついついビール二缶を過ごしてしまった。よって今晩のゴハンはなし、コーヒーだけ飲んだ。その後自室で『サウスパーク』、相変わらず悪意たっぷりのオープニングトーク。あんまり凄かったので今回ばかりはちょっと引いてしまったぜ。

 その後バーボン飲みながらTV、漫画と極めて非生産的な時間を過ごす。極めて楽しい。

 1月24日(水)テンタクルズ馬肥ゆる秋
 もう何がなんだか分かりません。来年のゴジラ、あの金子監督が手がけるとの噂。まったくのガセと思っていたのだが、それなりに信憑性のある話らしいので驚く。考えてみれば東宝で『クロスファイア』作っている訳だし、可能性がまったくないということでもないのだな。もしこれが実現されたとしたら、業界全体(どんな業界じゃ)が金子イズムに染め上げられてしまう危険性が無きにしもあらずだが、面白い映画になることは間違いないであろう。あの人ならば大森監督の『ゴジラ対キングギドラ』みたいなどデタラメなものは作らないだろうからな。もっとも個人的には『ゴジラ対メガギラス』で非凡なものを感じさせた手塚監督の続投でもいいんじゃないかと思うけど。

 本日は休み。午前9時半までゆっくり休み、コンビニのパンで朝食。自室で1時間ほどうだうだした後事務所へ行って、ネットのチェックと日記つけ。午後12時過ぎから車でお出かけである。どうしてもたまらなく“いっぷくラーメン”が食べたかったので東区へ。時間塞ぎに原田、多の津あたりの古本屋を2件ほど回る。どいつもこいつもえぐいエロビデオばっかりで収穫無し、漫画本を数冊買っただけであった。午後一時過ぎにようやく空きはじめたいっぷくラーメンへ。いつも通りラーメン、替玉とうぜん固麺。あー、しみじみ美味いことよ。

 満腹の腹を抱えて今度は天神へ。ビックカメラにて予約していた『サウスパーク 6・7』を受け取る。しかし、楽しみにしていた『クロスファイア』は入荷が遅れたとのことで手に入れられなかった。喜びも半減で少々へこむ。丸善書店で「映画秘宝」をようやく手にいれたのだが、この心の空白を埋めるには至らなかったのです。ぶつぶつ言いながらレンタルショップでDVD『サマー・オブ・サム』を借りて帰宅。

 自室にて「映画秘宝」を楽しんだ後、また事務所へ行って、レッドテール水槽の水換えとメール書き。午後7時に帰宅して水炊きの夕食。どういうわけか、体が酒を求めてやまなかったのだが、なんとか意思の力でビール一缶に押さえた。なおも飲みたいよう、飲みたいようと喚き続ける我が馬鹿頭をゴハン一膳の力で黙らせる。

 午後8時より『サマー・オブ・サム』を見た。シリアルキラー、サムの息子ことデヴィッド・ヴァーコウィッツの恐怖に晒されたニューヨークの町とあんぽんたんイタリア人を絡ませたスパイク・リーの映画である。凶行を重ねるサムの息子に手を焼いたある刑事が知り合いのブロンクスのイタリア人コミュニティのリーダーに助けを求める。このリーダーの意をうけた部下のチンピラ達はすっかり自警団気取りとなって鵜の目鷹の目で犯人捜しを始めるが・・・。

 このチンピラ達があんまりボンクラで頭が悪いのに笑ってしまう。彼らは独自の容疑者リストを作り捜査をはじめるが、なにせ、ボンクラなもので確固とした根拠があるわけでもない。近所の変わり者、破戒神父、その当時は極めて異質であったろうパンクロッカーなどを次々に槍玉に挙げていくのである。そうして彼らの思い込みは頂点に達し、デヴィッド・ヴァ−コウィッツその人が逮捕された晩にまったくの無実であったパンクロッカーに対して巨大なる悪意を噴出させてしまうのだ。

 今までこういった映画ではとかく、謎の連続殺人犯に怯える善良な市民たちという文脈で語られることが多かったのだが、さすがはスパイク・リー、サムの息子も怖いが、同じに異質なものを無意識に排除しようとする地域社会の恐ろしさを看破しているのであった。

 本日の「スタートレック ヴォイジャー」、セブン・オブ・ナインのヴォイジャーへの乗船は実はボーグの深遠なる企みの一つであったということが明かにされたものの、予定調和的なラストにがっかり。どうも映画『ファースト・コンタクト』の二番煎じになってしまった感が否めないのだ。少しく期待しすぎたようである。

 1月23日(火)プラナリアロンドンブーツ
 つまりはプラナリアなみの頭だということ。でも考えたらオレ一度も彼らのネタみたことがないんだよな。TV番組をちょっとしか見ずに評価するのは傲慢というものだけど、いいんだ、いいんだ、オレくらいの年になったら、そういうことやったって。なにも不愉快なのを我慢してまで正当な評価を心掛けることもあるまいて。お笑い関連でもう一つ、マルセ太郎が死去。あーあ、ついに彼の芸を生で見る機会を持ち得なかったな。

 たまにはウオシュレットで柔らかくしないと拭ききれないウンコがあると仕事。午前中にお客様案内1件、他にコインランドリー用の土地を探している業者さんをお相手して、あっと言う間に時間が過ぎる。午後一時過ぎに自宅へ戻って買置きのインスタントラーメンに一味唐辛子をやたらに振り込んだものを食って昼食とする。これではあんまりと考えて後から納豆一パックを追加。まあ、気休めのようなものなのだが。

 午後からは管理物件の見回りと書類仕事。どたばたしていたら、また入居人から風呂の工事を今日約束していたのに、タクミさんが来ないとの苦情。さっそく電話するがつながらない。まったく、何をやっているんだ、アイツは。この間、ネット関係の用事をすませ、午後6時まで彼がくるのを待つが、徒労に終わる。入居人にその旨伝えて午後7時からとある不動産屋へ出かけて商談。午後8時半に事務所へ戻り、タクミさんに電話したらようやく通じた。いやあ、工事が明日に延びまして、入居人の方にも伝えてありますからなんていいやがる。頼むから逐一こちらへ連絡いれてくれと説教して、今日の仕事はお仕舞い。

 夕食は鰻の蒲焼、メンマ、山芋の短冊、酢牡蛎、生野菜。これらの豊富な(笑)食材をつまみにして、ビールを一缶。少な目の丼飯にタレを追加して蒲焼を二切れ乗っけて電子レンジで過熱した簡易インチキうな丼を作り、はふはふ頂いた。母親によるとこの鰻、中国産ということなのだが、十分に柔らかくて美味しい。かちんかちんに固い国産ものより数段上である。そして〆にいつものごとくコーヒーを飲んだ。

 夕食後、自室にて「魔人ハンターミツルギ」を3話分見る。初めは2話でおしまいにするつもりだったのだが、ストーリーが意外に面白くてついつい過ごしてしまったのである。また、回を消化するごとにモデルアニメも技術が多少向上したようで、ムカデ怪獣や地震怪獣の気持ち悪い動きが楽しい。もっとも主人公であるミツルギが相変わらず動かないのはちとあれだが。

 シャワー浴びて録画しておいた「踊る!さんま御殿」見る。山川恵理佳、元気が良いのはよく分かったのだけれどいかんせん、ボケの方向が間違っていて面白くない。さんまも明かに絡みかねている様子であった。がんばれ、山川恵理佳、そんなことじゃ早晩飽きられてしまうぞ、大リーグボケ養成ギプスでも使ってボケとトークを勉強するのだ、そうして芸能界の星となるのだ。あー、オレってうるさいオヤジだね。

 1月22日(月)『ドリブルの日』
 日韓ワールドカップ。一応、『トリフィドの日』の洒落なんでヨロシク!『ガタカ』という映画、やたらあちこちで評価が高いが、本当にそんなにええのんか?あれ。生れつき階級が定まっていると言うデストピアものなんだけど、未来世界のセットがどこやらの建物をそのまま使っているというえらくビンボー臭い映画だったんだがなあ。スタイリッシュな映像(笑)とか誉める人いるんだけど、あの程度でだまされるとは、映像体験の底がしれるというものよ。

 便器にこびりついたウンコを小便で流しているとバキュームカー内部の掃除のアルバイトという都市伝説を思い出しませんかと仕事。午前中は来客無く書類整理や物件の整理。事務所横の道路で工事をやっているのでうるさくてかなわない。車を駐車場を出すのも一苦労なので腹を立てる。好い加減終わってくれないものか。昼飯は郷屋のラーメン。久し振りに地鶏飯1個をつける。

 午後から管理物件の見回り。事務所へ戻ってから昨日見たマンションの販売会社にお断りの電話を入れる。ウン万円管理費を取るくせに管理人が常駐しないとはナニゴトか!ということで購入を断念したのだ。その代わり、同条件のマンション紹介を依頼。良い物件が回ってきますように。この頃から風邪をひいてしまったのか鼻水とクシャミが止まらなくなってしまったのだが、買置きの風邪薬を飲むと30分でぴたりと収まってしまった。あまりに効果がありすぎてかえって気味が悪い。その後、お客様の御案内、一行知識掲示板への書き込みなどをやって午後8時に帰宅。

 夕食は刺身盛りあわせお徳用パック、カツオのタタキ、生野菜、レトルトのカレー。刺身をつまみにビールを一缶。お徳用パックのマグロ、一片一片にもれなく骨があってちいとも美味しくない。ぶつぶつ文句をたれつつ食事を終えた。〆は当然のことながら一杯のコーヒー。その後自室に篭ってだらだらTV。「たけしのTVタックル」、セイン・カミュがこれからの国際化社会、英語のひとつも喋れない、学ぼうとしない日本人はおかしいという意味の批判を述べる。うるせー、てめー、コニャックみたいな名前しているくせに、大きなお世話だってんだよとにわかに下町の御隠居と化してチャンネルを変えてしまった。日本にくるならば、日本語の一つも覚えてくるがよかろう。アニメや怪獣映画みたさにきちんと日本語を勉強している自国のオタクを見ならえってんだ。ぷんぷん。

 本日の「世界丸見えTV特捜部」、ベストのコーナーで最新医療技術の凄さを紹介していた。両腕を移植した男性が登場すると、うおお、ブラックジャックだ!メガネに仕込まれたカメラからの視覚情報を信号化して直接脳へ送り込んでいる目の不自由な男性が登場するとうおお、ジョーディ・ラフォージだ!いちいち叫ぶ。これでも来月で37になるのだよ、私は。

 1月21日(日)
「さぶ」を見ることによる効果
 ホモになる。アメリカではロブスターを使った女性のオナニーがあるそうである。まず生きたロブスターを買ってきて、剣呑なるハサミをもいでしまう、そんな残酷なことできないわという貴方は輪ゴムや糸で縛ってしまえばよい。そうしておもむろにロブスターを挿入、どこになんて馬鹿なことをきいちゃいけない、決まっていますがな。股間からロブスターが顔をだすという世にも間抜けな状態にしておいてライターかマッチでロブスターの頭をあぶると、熱がって尻尾をふるだろう。その振動が貴方のとてもプライベートな場所に伝わってあああーん。後はロブスターを塩茹でにして食べてしまうと。言っときますけどね、これはアメリカの都市伝説なんですからね、真似をしちゃいけませんよ、真似してロブスターが苦し紛れに卵をひりだしてそれが体内で孵化したってね、責任はとれないんですから。

 昔、友人と足の裏に肛門があったらどうなるだろうと真剣に論議した事があって、そりゃ排泄は楽だろうが万一痔でも患おうならとんでもないことになるという結論に達したと仕事。午前中、近くで売りに出ていた中古マンションの視察。3LDKで駐車場はないが日当たりがとても良いという条件にひかれ、取りあえず購入申し込み。ぎりぎり押さえておける来週の火曜日までじっくり検討して最終的な結論をだすことにする。

 昼飯はコンビニのアルミ鍋ゴボウ天うどん。ま、美味いこた美味いんだが、やはり虚しくなりますな。午後は来客無く暇となる。その分普段出来ない管理物件の掃除や書類の整理。幸い今日は燃えないゴミの収集日なので大き目のゴミ袋2つ分のゴミをかき集める。午後7時半に事務所をしまいいったん自宅へ帰ってハマチの刺身、生野菜、チャーハン、豆腐と油揚げの夕食。例によってビール一缶、ご飯一膳。その後再び事務所へ取って返しネットで都市伝説のサイトを検索。二件ほど非常に読み応えのあるサイトを見つけてしばらくそれに没頭。いやー、やっぱり面白いわ、都市伝説。学生時代によく聞いたスクーターに乗った馬鹿な女子大生の話、その元ネタが思いがけないところで見つかって愕然とする。

 午後8時半からレンタルDVD『エリン・ブロコヴィッチ」見る。いわゆるベースド・オン・トゥルーストーリーという奴なのだが、イマイチ乗り切れない。ストーリーそのものは面白かったのだけど、無学な子持ちのプアホワイトであるエリン・ブロコヴィッチ(ジュリア・ロバーツ)が本職の弁護士にも負けない仕事をやってのけるという肝心な部分がうまく描けていないのだ。かえって彼女の上司である弁護士エド(ロバート・フィニー)の方がスゴイじゃんと思ってしまうのである。また、多分、この映画に関った全てのスタッフがしゃれていると思っているラスト、なんだかエドがエリン・ブロコヴィッチの罵詈雑言を聞きたくてわざとやったようにしか見えないぞ。調教映画か、これは。

 本日の「メレンゲの気持ち」、あの人はいま?のコーナーでなんと猿岩石が登場(笑)。なんでも彼らは調子にのって11枚ものシングルをリリースしたのだが、1枚目(風にふかれてだったか?)が113万枚ものセールスを記録したのに、最後の11枚目は7.510枚しか売れなかったという事実をしり、大笑い。タレント使い捨て文化の極地ですな。

 1月20日(土)マッキントッシュ師の後始末
  ぼ、ぼく、先生の御本、読んで感激しました、「マッキントッシュ師の後始末」とか「五体不満足」とか「買ってはいけない」とか・・・。そのうち井上ひさし先生も怒り出すであろう。月刊「まんがライフ」連載の後藤矢羽子「どきどき姉弟ライフ」、血の繋がっていない姉弟のほのかな恋愛感情ものなのだが、実はこのまんが、編集さんから“みゆきみたいな・・・”という注文があったのだという。これを聞いて腹を抱えて笑った。オレのツボをつきまくりで涙まで流して笑った。現時点での今年最大のヒットだな。

 ウンコをしている時に限ってお客様がやってくると仕事。昨日のようなことが無論続くわけもなく比較的暇な午前中。雨が降ってきたので着物の講習会にいく母親を天神まで送って帰ってくるだけで潰れてしまう。昼飯は朝飯を食わなかったものでちょいと重めのコンビニハンバーグ弁当。それなりの味に驚く。24時間開いていてこれだけの弁当がさらりと食べられる、そりゃあ、独身のやつはみな、コンビニ弁当で済ませるわな。

 午後は管理物件のクレーム処理、書類仕事など。お客様来店されるものの例によって駐車場捜しであり、お断りするしかなかった。午後7時に事務所を閉めて着替え午後7時20分のバスで天神へ。丸善書店素見して午後8時に今日の参加メンバーである、しおやさんとぴんでんさんと合流。待つうちにほどなく本日初対面の神代さんもやってきた。初対面の挨拶を交わし、といっても血がでちゃったとか痛かったというものではない、それは初体験であるということはどうでも良くて、ソラリア近くの居酒屋Mへ突入する。

 それからラストオーダーまでえんえんとオタク話、しおやさんからみのオタク居酒屋またはオタクパブネタで大盛上がり。素晴らしいオモシロ話がいくつも飛び出すが、ここから先は差し障りがあるかもしれないのでナイショ。また明日見合い予定のぴんでんさん、明日とはべつに某職業の女性と見合い話があるという。我々、すっかりコーフンし、ええ、あそこ美形多いじゃん、それにあそこなら好都合だし、そっちに決めてしまえ、明日のはソッコーで断ってぜひ、某職業の女性と結婚したまえと炊きつける。ええ、ええ、鬼畜非人道の奴ばらというのは自分でよく分かっているのでございますよ。

 かなり酔ってタクシーで帰宅。自室でコートのまま、ちょっとテレビを見るかとソファに腰を下ろしたのがうんのつき、寝てしまって気がついたら午前一時半、そのままそこで寝ていたいという欲望をなんとか押さえつけ服を脱いでベッドに入る。

 1月19日(金)やおいお七
 ああ、コミケにいけばまたあの憧れの君と会えるかも・・・。以前この日記で山道で女の幽霊に死ねばよかったのにと言われたという怪談が改変されだんだんエスカレートしていく事例を紹介したのだが、また同じような例を発見したので報告しておく。公園のトイレで女性が滅多切りにされて殺されるという事件が続いていた。トイレには内側から鍵が掛かっており、また明かりとりの小さな窓しかない。古典的な密室でありどう考えても浸入方法がわからなかった。困り果てた捜査陣はトイレ内にビデオカメラを設置し、婦警をおとりに使って犯人を逮捕しようとしたが、婦警が殺されただけという無残な失敗に終わったのである。ビデオカメラを再生してみると明かりとりの窓からカマを持った小さな小さな老女が飛び込んできて婦警を滅多切りに・・・。

 所変わって今度は温泉旅館、宿泊していた若い夫婦が滅多切りにされて殺された。部屋は中から施錠され小さな窓があるもののとても人間が出入りできるものではないという密室状態。数日後、その温泉旅館の息子が母親に付き添われて出頭してくる。母親の話によるとこの息子には天井裏から宿泊客の痴態をビデオで撮影して楽しむという趣味があるという。すわ、こいつが犯人に違いないと捜査陣はいろめきたち、さっそく尋問を開始するが、息子は怯えきった様子で頭を振るばかりで埒があかない。仕方ないので母親が提出したビデオテープを再生してみると小さな窓から小さな小さな老女が飛び込んできてカマで若い夫婦を滅多切り、血だらけになった老女は天井を見上げてにやりと笑い、「次はお前だ」

 話の完成度としては後者のほうが遥かに上だと思うのでみんなも人に話すときはこっちのヴァージョンを使おう。ただ、息子が天井裏にいるという時点ですでに密室という大前提が成立しないではないかという気がするが、何、気にする事はありませんやね。

 尻を拭いている途中でトイレットペーパーが無くなると物凄く悔しいのは私だけかと仕事。午前中に来客あり、条件が良かったのでさっそく3件ほど案内する。その中の1件が大層気に入られた様子だったので入居申し込み書を書いてもらい先方の不動産屋にFAX。お勤め先との法人契約となるのでまずこれで決まるであろう。入居までにすったもんだすることもあればこのお客様のように1日で決まる事もある。これもまた人生なり。

 昼飯は笊蕎麦の大盛り。なんと本山葵のおろしたてが薬味についてきやがった。ついこの間までおそらく業務用と思われる本山葵風粉山葵を使っていたのにいったいどうしたことか。驚き怪しみつつ山葵をぺろ、蕎麦をずるずる、山葵をぺろ、蕎麦をずるずる、うーん、美味い。残った山葵をツユにぶちこみ、蕎麦湯をそそいで啜る。これで720円なのだから文句のつけようがないではないか。

 午後は管理物件の見回り、ゴミの掃除などやる。ようやく終わって事務所へ戻ってほっとしていたら以前、この日記で触れたセコ入居人からまたしても水道代が高すぎるという苦情。入院していて2ヶ月ほとんど使っていないということなのだが、基本料金3.895円のところを3.983円の請求なのだ。いったいどないせぇちゅうねん。以前住んでいたと言う9個程度のアパートとある程度大きなマンションとの水道口径の違いによる基本料金の差を説明し、1時間半ほどかかってようやく理解してもらう。疲れきってしまった。

 その後なんだかんだとやって午後7時半帰宅。夕食はボラの刺身、薄切り鳥肉入り野菜炒め、豆腐とワカメとアブラゲの味噌汁。ビール一缶、ゴハン一膳。それから自室に篭ってTV見ながらこの間買ってきた井上ひさし「吉里吉里人」読む。この本を読むのは2度目なのだけれど、吉里吉里国独立の切り札の一つである臓器移植センター、備蓄してある死体全てがドナー志願の自殺者であるというのは反則だよなあ。

 1月18日(木)
リビドー鈴之助
 ペニスをたてては日本一の、夢は大きな・・・。時々自分がいやになるってこと、ありませんか。むごい程の貧乏である。SF大会の申しこみもあるし、アミーゴス公演の会場代も2週間の内に支払わなければならないし、1月24日にはサウスパークのDVDも買わなくちゃいけない。DVDといえばマスターカードがまもなく届くであろうから、DVD Expressに『怪獣ウラン』、『ロボットモンスター』、『7人の侍』を注文しなくちゃならない。買いたい本も山ほどある。ああ、こんなことじゃ今月後2回しか飲みにいけないよ。

 ウンコ、チンチンは笑いの基本と仕事。午前中に管理物件の見回りやり、いつもの如く収集されなかったゴミの始末。とあるところでカラスよけのネットが小さく纏められて金網につっこんであった。しかも、わざわざ金網の一部を折り曲げて簡単に取り外しできないようにしてある。どうもゴミ収集の人がじゃまになるネットに腹をたててこのような暴挙におよんだらしい。こちらもかっとなって事務所に戻り、しかるべき筋に厳重に抗議。こんなことでは困るのである。

 昼飯は久し振りに“牧野うどん”で卵うどん。相変わらず美味い。ついでにBOOK OFFへ行って井上ひさし「吉里吉里人」の中・下巻を買ってきた。物件の整理、自社物件用の土地捜しなど。レッドテール水槽の水かえをやって帰宅は午後8時。

 夕食は刺身とまたかの鍋物。ビール一缶飲み、ゴハン一膳。カニ(ガザミ)が入っていたのでスープが美味く、それのみ何杯もお代わりする。仕上げはコーヒーでまあ、代わりばえのしない夕食であった。その後は自室にてTV。本日は「TVチャンピオン」がまったく興味のないパチンコ王選手権だったので途中たまらずにOFF。「吉里吉里人」読みながらジュディ・ガーランドのオリジナルキャスト版CDを聞いた。

 不謹慎ながら笑ってしまったニュースあり。44歳の男性が、本・ビデオをため込みすぎて自室の床が抜けてしまい階下の母親が潰されて死亡した由。2ちゃんねるでは例によって44歳にもなって他の部屋をかりようとか考えなかったのかねなどという頓珍漢な疑問が呈されていたが、何、そんな金があるならコレクションそのものに費やすのがオタクというものだ。また、何で床が抜けるまで下らない漫画やビデオを集めるのかという向きもあろうが、あれはその人にとっての“知の集積”であり情報を収集し、何らかの形に体系化しようとするならばある一定以上の量がなければ話にならぬのである。

 私にとっては正に本がその対象であり、数多のオタクの例にもれず部屋に本が溢れかえっている。1冊の本で得られる知識というのはたかが知れている。整理に困るほど数がなければその知識をオノレのものとし、またその周辺をも踏まえて語るということはとうていできかねるのだ。だからこそ、ああ、本棚買わなくちゃ、でも全部納めるにはすくなくともあと三つは必要なのでお金は掛かるし、カラーボックスじゃ本の重みで中棚がこわれてしまうからだめ、それに今に床が沈み始めるどうしようなどと考えながら本屋に足を向けてしまうのである。

 1月17日(水)紀州料理季歎
 紀州の伝統料理が定まるまでの波乱万丈の物語。このデンで行くならば“機種流離歎”、航空自衛隊の次期主力戦闘機が決まるまでの波乱万丈の物語という具合にいくらでもできる。なお歎がもしかすると間違っているかもしれないが、そういうことを気にするようでは大物になれない。映画秘宝の掲示板で読んだ話。数々の豪快なエピソードで知られるPプロの社長、ワンフェスなどでPプログッズを買ってくれたお客さんを大切にするあまり購入特典として「オリジナル・クリップ」をホントにロールから切断してつけてしまうので全長版のフィルムは殆ど現存していないのだという。その為、DVD化も不可能なのだとか。信じがたい話だが、なにしろPプロだからなあ(笑)。これが円谷プロの話だとか言われたのならすぐネタと分かるが、なんてったってPプロだからなあ。

 本日はお休み。午前9時に起き出して朝飯もとらずに免許の更新にでかける。代書屋で書類を作り、勇躍自動車教習場に乗り込んだのだがなにせ5年振りなので勝手が分からず大いにマゴつく。受付で聞いてようやく場所が分かり、視力の検査や書類の受け渡しをして3階に上がり講習を受ける。優良者講習なので30分程しかかからず、午前11時には教習場を後にすることができた。

 午後12時半近くに車で迎えに来てくれたぴんでんさんと共に天神へ。最初に某ホールへ赴き本予約の申請書を提出。ついでにもう一度会場内部を見せてもらう。前回よりもさらに詳しい説明を受けたのだが、照明などをレンタルするとなんと専門の係員がこちらの要望通りに操作してくれるのだとか。西新パレスとエライ違いである(笑)。楽屋もいかにも楽屋、楽屋した(よく分からんが)つくりであり、なんだか自分達が素敵にベテランのイベントプロデューサーになったかのように誤解してしまうほど。いやー我ながらいいところを押さえたものだ。

 「赤のれん」でラーメンを食べたのち、福家書店に行って公演についての御報告。店長さんが不在のため、女性店員に伝言を頼む。ここでぴんでんさんと別れて私はバスで帰った。それから車で靴屋、レンタルショップなどを回る。AV一本を借りてきたのだがあまりのつまらなさに怒り狂いながらオナニー。元はとらねばならぬのだ。

 午後5時半に事務所へ行って、公演用のホテルを予約。そして日記つけ。すべてがうまくいっており自然と笑みがこぼれる。自分が無能でない事を知るのは本当に素晴らしい。午後7時に自宅へ戻って天ぷら、刺身の夕食。調子にのってビールをがぶがぶ飲んだ。

 本日の「スタートレック・ヴォイジャー」、光子宙雷を内部に転送するという荒業でボーグの探査船を撃破したジェーンウェイは、その残骸から得られた データーを元に事故により小破したボーグスフィアを発見。乾坤一擲のトランスワープコイル奪取作戦を計画する。その計画は成功するがセブン・オブ・ナインがボーグクイーンに囚われてしまった。彼女はヴォイジャーとそのクルーを同化しないことと引き換えに自らボーグ集合体に戻る事を決意したのだ・・・。第4シーズンと第5シーズンとをつなぐクリフハングスタイルの傑作エピソード。早く続きが見たい、ここで1週間待てというのはあまりにもツライじゃありませんか。

 1月16日(火)
檀家電撃隊
 お布施を出すのが物凄く早い、のか?日本放送の「ラジオビバリー昼ズ」が有線で配信されなくなって久しいが、どうやらデジタル衛星放送のラジオ放送で聞けるようになるらしい。思わずアンテナとチューナーを買ってこようかと考えてしまう。しかし、しかしだ、「ラジオビバリー昼ズ」と「吉田照美のやる気まんまん」だけを聞く為にアンテナを立ててしまっていいのだろうか、オタクだと思われはしないだろうか。

 相変わらず寒い、事務所のトイレは便座カバーがないので尻が凍えそうになると仕事。水道料金を計算したあと、昨日できなかったN銀行との折衝。大筋で合意に達する。とはいえ、まだ具体的なものはなく今年はこれこれ応援たのみますよという程度の話だからすんなり行くのも当たり前。続いてS銀行へ行ってAIQのお仕事。厄介後が片付いてほっとする。この後、他の管理物件回ったりして午前11時半に帰社。

 引き続いてバスで博多駅へ。本日行われる全日本不動産協会の研修に出席するためである。時間がなかったので吉野屋の牛丼普通盛で昼食をとり会場のホテルへ急ぎ向かう。午後一時からの講義に辛うじて間に合った。ここから、日本経済の見とおし、各種ローン、公庫融資についての講義が4時間。日本経済の見通しはともかく、他の議題は直接毎日の仕事に関係してくるだけに熱心にメモをとり、大層疲れた。我が馬鹿頭はつらいよう、つらいよう、もう帰ろうとうめきつづける。

 続いて行われたのがIモードによる不動産情報の利用の仕方についての講義。講師が実際にIモード端末をあやつりプロジェクターに映して見せるが脱線がはなはだしい。いや、そのうちにモバイルバンキングと言ってですな、自動販売機のジュースもIモードでキャッシュレスで買えるようになる、いや、そのうち営業社員に端末を持たせていれば、いまどこにいるのかはっきり分かるようになる・・・。そんなんどうでもいいから早いとこ、不動産関係のコンテンツにいかんかい、時間がないんだから。だいたいジュースぐらい現金で買え。いらいらさせられた挙句にようやく本題の不動産情報のコンテンツにたどりつき40分ぐらいで講義は終了。オレはなんとか理解できたが他の年配の参加者はどうだったのだろうか。

 寒風吹きすさぶ中を博多駅まで戻ってバスで帰宅。残りの仕事を片付けて午後8時半に帰宅。夕食は蕎麦、刺身、生野菜。刺身でビールを一缶飲み蕎麦に肉をたっぷり、卵までいれてはふはふやる。口福なり。〆のコーヒーとチョコレート菓子は如例。

 その後、自室でゲーム、TV。午前3時までだらだら起きていてようやく寝る。

 1月15日(月)屯田兵本の世界
 屯田兵は実はアイヌの子孫であった。新生児誘拐事件、無事解決。てっきり自分の子供をなくした母親がオカシクなって人様の子供を誘拐してしまったという一昔前のテレビドラマのようなことを想像していたのだが、結局、6歳の子供がいる犯人が自分の男がらみで犯行におよんでしまったというなんともけっな真相であった。こういう馬鹿をみていると、今現在の女性とはまったくかかわりのないところで生きている私の人生というものがやや素晴らしく思えてくるからフシギである。一人でいるのもラクじゃないけど、どろどろの愛憎劇なんてのも疲れるぞ。女性と付き合えるのが是、もてないのが非という価値観ももはや、流行るまい。とはいえ、私自身としてはまったく女性と関りたくないという訳でもないので、というか是非かかわりあいたいのでよろしく。

 雪である。ごわんごわんに積もっている。2.26事件を思い出させるような積もり具合というのはちと言い過ぎだが、場所を選べばきれいな雪だるまがつくれるぐらいには積もっている。当然、朝っぱらから大渋滞。お客様なんて来やしねえ。セールスの電話すらかかって来やしねえ。「鳴らない電話」のシンジ君か、おれは。

 よりにもよってこんな日が2ヶ月に一度の管理物件の水道検針。午前11時すぎから始めて50戸あまりの水道メーターを検針したら、手はかじかみ、くちは回らずあうあうあう、まるで花子につっこまれる大助だ。お湯で温めてなんとか感覚を取り戻し、水道料金の計算をする。昼飯はコンビニのほれ、アルミ鍋に入った肉うどん。事務所備え付けの一味唐辛子をやたらに振り込んで食べ、体を温める。

 午後も雪かきやら燃えないゴミの始末やら、雑用ばかり。雪は降りつづけ外出もできぬ。獅子子さんから送って来る予定のAIQ通帳も来ない。午後7時には事務所をしめてしまった。ほうほうの呈で帰宅する。夕食はカツオのタタキ、刺身お徳用パック、豚汁。刺身でビール一缶のみ、豚汁にまたも一味唐辛子を放り込んではふはふはふ。ゴハン二膳。食い過ぎだが美味い。

 寒くて映画を見る気にもなれず、ましてや「魔人ハンターミツルギ」などなおさら。ストーブをガンガン炊いて、TV・ゲーム・読書。「世界丸見えTV特捜部」、ザ・ベストに油田火災を消火するためのスーパー消防マシーンが登場。なんとミグ戦闘機のジェットエンジンを使って水を噴出させるという化け物。ロシア空軍、民間、軍用問わずに払い下げてんな。
 
 1月14日(日)
塩辛前からどうぞ
 ゴハンのオカズにどうぞ。ところで畑中葉子のスケベソング第2弾ってどんなのだったっけ、「イクまで待って」?、「一緒にイって」?「中で出しちゃだめよ」?、「ああ、抜けちゃった」?まさか、そんなことはあるまいが。今月の「噂の真相」で庵野監督と藤谷文子嬢の仲が暴露されている。我々は1999年の時点ですでにとあるルートからこの情報を得ていたので驚きはしないが、あれ、最近その例のルートからもう別れてしまったということを聞いていたのだがなあ。まだ続いているのかなあ。好奇心の塊となっている今日この頃である。ちなみに私はこの二人に関してはぜひぜひ上手くいって将来的には結婚してほしい派だ。だって、そっちの方が“面白い”じゃんねえ。

 ある日、歩いていると道路にウンコが落ちていた。近づいてじっくり見たらやっぱりウンコだった。念の為に触ってみてもやっぱりウンコだった。更に念を入れて舐めてみたら間違いなくウンコだった。あー、踏まなくて良かったという小話があったなと仕事。無闇に寒い。あろうことかあるまいことか雪まで降ってきやがる。当然客足も途絶え電話による問合せが数件あったのみ。どうもうまく行かない。

 昼飯にカップラーメンとお握りを食い、平尾駅でロデム君と待ち合わせ。彼ったら合うなり顔を赤くして「ボク、前から先輩のことが・・・」じゃないんだよ。だいたい先輩ってなんだ(笑)。そうではなくてバイトの都合で今年の公演当日、朝しか手伝えないかもしれないということだったのである。最悪、学校やバイトでAIQを抜けたいという事態まで想像していたため、内心ホッとする。しきりにすまながるロデム君に今年の公演が新会場にて11月某日に決まった旨を伝え、まあ、なんとか回避して出席できるようにしなさいと指示する。また新会場では椅子運びなどの人員が削減できるという見とおしを話して彼を安心させた。その後、お互いのメールアドレスを交換して私は仕事に復帰。もうちょっと付き合ってやりたかったが何せ仕事なものですから。

 午後、ますます寒くなる。こんな時に限って管理物件の管球換えの仕事が発生し凍え死にそうになる。ちと大袈裟か。その後インターネットで物件探索、掲示板の手当てなどやりAIQ関係のメールを書いて午後7時半に帰宅。夕食は久し振りだよのすき焼き。卵2個を使って肉、肉、肉、野菜、肉、肉、肉、という三深一浅みたいなリズムで飽食。ビールも一缶、ゴハン一膳。食い過ぎだぜ。

 今日は飲まぬつもりであったがあまりの寒さに閉口し、ウィスキーで体を温めて午前1時過ぎに就寝。

 1月13日(土)ショタの寿司
 あんまり美味しくなさそうである。竹丸の真打披露パーティでの話。大川興行の大川総裁、物知らずだったので文治師匠に向かって「オジさん!オジさん、じゃまだよ、なにやってんの!」文治師匠も大川興行を知らず相手が学生服を着ていたので「何だ、君は、学生の分際で、学生がこんなところに来て」どちらも頓珍漢なのである。大川興行の学生服ネタは他にもあって、とある高校の学園祭に呼ばれた大川興行の面々、楽屋の教室でタバコ吸っていると先生がやってきて、「なんだ、お前ら、タバコなんか吸って、停学だぞ、停学」と怒られた。「いや、我々は大川興行という芸人で、今日は学園祭のゲストで・・・」「ウソをつくんじゃない」 全然信じてもらえなかったという。

 さむいとウンコに行くのさえおっくうになりますなと仕事。午前中はAIQのやっかいごとに忙殺され仕事にならず。あちこち懸案の事項があるのだがこればかりは仕方ない。昼飯は奮発してコンビニの、あのアルミ鍋で水を入れて暖めればOKという牛蒡天うどんで済ます。そこそこの美味さであった。

 午後からはお客様のお相手、家賃の催促、書類仕事など。AIQのロデム君から電話、明日、会いたいんですけど・・・とのこと。いつもの彼に似合わぬ切羽つまった口調が気になる。とりあえず明日の昼休に会うようにしたのだが、まさか、告白でもされるんじゃないだろうな。ちょっとイヤな予感がするのだが、それはまあ、気のせいだろう。ようやく仕事を片付けて公用・私用のメールをいくつか書く。午後6時過ぎにアミーゴスのパティオを覗いてみると岡田斗司夫さんの某日九州アミーゴス公演開催承知の旨の書き込みがあって大喜び、さっそく新会場に電話して予約の手続きをする。

 午後8時に帰宅。夕食は出来合いのトンカツと牡蠣フライ、ハマチの刺身、豆腐とタマネギの味噌汁。マヨネーズにレモン汁をまぜこんだインチキタルタルソースで牡蠣フライを食べ、ビールを一缶。同じくレモン汁を振ってトンカツソースをかけたトンカツでゴハンを一膳。トンカツが冷たいのがたまに疵なのだが、いいではありませんか。

 あまりの寒さに震えつつCSで「アウターリミッツ」を見る。宇宙船によって持ち込まれた謎の宇宙植物に地球人類大パニック。恐るべき繁殖能力をもち挨拶代わりに毒ガス噴出す悪辣さ。人類危うしとなるが雨が降ったとたんに悲鳴を上げながら枯れて行くというオチ。少しく頭に来る。そりゃさあ、トリフィドみたいに塩水に弱いなんて弱点があるとは思っていたけどただの雨ってことはないべや。梅雨時が拙いなんて紫陽花にも劣るだろう。

 録画していた「メレンゲの気持ち」を見ながら酒を飲んでいたらいつのまにか眠ってしまって気がついたら午前4時。よく風邪をひかなかったものだ。

 1月12日(金)潮干狩りしません、勝つまでは
 貴様、それでも日本帝国臣民か!昨日の唐沢さんの日記に言及されていた立川談生HPの件、私は彼の高座というものを体験したことがないので唐沢さんの筆による描写に頼るしかないのだが、彼のような芸風であれば波風がたつのも無理からぬところであると思う。ただ、差別ネタがいけないなどと言うつもりはない。私はどちらかといえばその手のネタは好きだし、いや、正直に言えば大好きなのだ。単にこの芸風が日本人といういささか偏狭な国民性の社会にとうてい受け入れられぬものではないかと危惧しているのである。

 唐沢さんはアメリカのインサルト・ヒューモア、悪口芸もしくは罵倒芸と訳するべきか、に言及しておられたが、あちらはなんと言っても人種の坩堝、当り前のことを言うんじゃないよとそれこそ罵られそうだが、実際にその社会に触れてみないとその皮膚感覚というものはなかなか理解できるものではない。顔かたち、生活習慣、宗教の違い、それどころか極端な場合には言葉さえ通じない人々が自分達のコミュニティをそれぞれ形成し、より集まってアメリカ人社会というものをなしているのだ。

 いささか旧聞に属する話で恐縮なのだが、『エイリアンネイション』という映画が公開されたことがある。近未来のモハーベ砂漠に巨大宇宙船が不時着、その中には数十万のエイリアンが乗っていた。彼らはあたかも他の国から移民してきた人達のようにアメリカ社会の中に溶け込んでいくのである。映画そのものは大したものではなかったのだが、このエイリアン達は(後にTVシリーズが作られその中でタンクタンク星人という冗談みたいな名前をつけられた)完全にアメリカ社会の中のマイノリティとして描かれ、またその描写がさすが多民族国家のアメリカらしく上手いったらなかったのだ。

 主人公の刑事はこのエイリアン達が大キライで、ことあるごとに彼らの蔑称を使って「けっ、あのスラッグどもめが」と吐き捨てる。またエイリアンの女性がダンスを習っているのを見ると有名なダンスチームであるフレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースに引っ掛けて「ジンジャー&スラッグかよ」 このような地に足のついた表現は単一民族である(げんみつに言えばこれも怪しいのであるが)日本人には到底為し得まい。つまり彼らはこういった類のことを日常的に体験しその実例に晒され続けているのである。しかもそれらの実例は分かりやすい形で提示され、日本のそれのように陰湿ものではない。民族の多様性というものがごく自然に受け入れられているのである。

 ならば人権というものに非常に敏感になり、『エイリアンネイション』のような映画が作られ、インサルトヒューモアが容認されるのも当り前ではないか。こういった土壌のない日本での差別芸は差別ネタというだけで芸としての優劣は関係なしに、裏芸能とでもいうべき極めて狭い領域に止まらざるを得ないであろう。私はそれを惜しむ。もちろん主流になるのを望むわけではなくまたなってもいけないのだが、主流としての芸能と反主流の芸能が等価値で楽しめる、そういった社会になってくれれば・・・まあ、あと50年掛かっても無理だと思いますがね。

 時間が掛かってしまったので仕事の事はかかない。家賃催促、クレーム処理、工事打ち合わせ、これだけっ。昼飯はカップヌードル、夕食は母親がまたずぼらかましたのでコンビニの酢豚、サラダ、ラーメンライス。ビール一缶、ゴハン一膳、コーヒー一杯。寒くてたまらぬのでストーブがんがん焚きながらTV。あー、つまんねえ。

 午後11時半から事務所へ行き、久し振りにアミーゴス会議室のRTに参加。コミケの真実についていろいろ知る。

 
 1月11日(木)
ヨンガリよ、今夜もありがとう
 こういう気分にさせてくれるか。あのがたがた言うと筋弛緩剤うっちゃうぞ、この野郎看護士であるがメディアの扱いが思ったより小さいのが不満。はっきり言って10人だぜ、10人、あの勝田清孝を超えるビックなシリアルキラーだぜ。しかもその動機が金でも女でもないというところがスティーブン・キングの「ミザリー」に登場するアーニー・ウィルクスを思い出させる超弩級のキチガイだぜ。なぜもっと騒がないんだ!とは言え、彼はまだ容疑者の段階、限りなく黒にちかい灰色という存在でしかない。あんまりこういうことを書いちゃいけないのだ。自重しようね。

 ある人が地獄に行った。鬼が針山地獄、ぐつぐつ煮えたぎっている熱湯地獄、罪人が首までウンコに漬かってタバコをすっているなんだかよくわからない地獄と案内してどこに行くか自分で選べと言った、男は一もニもなくウンコ地獄を選び、ウンコに漬かって一服していると先の鬼がやってきて「はい、休憩終わり」とタバコを取り上げ頭を押さえてずぶりとウンコの中に押し込んだという小話があったなと仕事。午前中のメインは家賃の督促。電話では埒があかないので直接家賃を支払っていない入居人のところを回り、在宅であれば直接催促、不在であれば督促文書を郵便受けに突っ込んでくる。

 昼飯は間がさして山小屋ラーメンでラーメンとチャーハンのセット。カロリーが高いのは分かるけどたまに食うとうまいんだな、これが。午後2時に帰社して本年初の物件整理。年末の寂しさがウソのように新築物件が目白押し。HPに載せる物件を選ぶのに苦労したほどであった。この間、来客あり小笹方面の物件を案内する。

 帰宅は午後8時半、夕食は母親がずぼらしたためにコンビにで買ってきたウィンナーを炒めた物をつまみにビールを一缶、さらにオカズにしてゴハンを一膳。後はホウレンソウとベーコンのサラダ。昼間たらふく食っているのでこんな腹八分目どころか腹六分の食事で十分だ。その後自室で午後10時まで飽きもせず「トルネコの大冒険 2」をプレイする。

 シャワーを浴びてから録画しておいた『エノケンの天国と地獄』を見る。冒頭天国の審判所(これでいいのか?)で自分の人生を語るエノケン、サーカスの呼び込みをやっていた時分に女房としりあい、ごたごたがあってサーカスを辞め所帯を持つ。しかし、生来がヤクザ者で派手好きなエノケン、地道な暮らしなどできようはずもなく、女房の内職で生計を立てているありさま。子供が生れたのをきっかけにようやく定職につきやりなおそうとするのだがそのやさきに最愛の子供が重い病気を患ってしまう。エノケンは治療費の為に元いたサーカスの仲間と強盗を企てある大工場に忍び込むがあえなく見つかり逃げ回るうちにあやまって持っていたナイフで警備員の一人を刺してしまった。人を殺したと思い込んだエノケンは自殺し、この審判所にやってきたのだった。彼に下された罰は地獄での10年間の強制労働(笑)、ようやくつとめあげた彼は下界に1時間だけかえることを許されるのだが・・・。

 ほとんど喜劇的な要素のない人情劇でいささかがっかり。あまりにも重たくかったるいストーリーで正直辛かったです。それに実在のサーカス団が撮影に協力したということだが、この映画を見る限りよくも協力した物だと驚かざるをえない。女団長はすずめの学校の先生みたいに鞭を振りまわし子供の治療費を無心しにきたエノケンをすげなく追い返すし、他の団員も女、博打に明け暮れるどうしようもないやつらばっかりなんだから。

 恩田陸「月の裏側」読了。キングの「呪われた村」だと思っていたら“人類補完計画”と『吸血鬼ゴケミドロ』だったので驚いた。面白かったがこの作家の他の作品を単行本を買ってまで急いで読もうという気にはなれない。文庫になるのをゆっくり待とう。

 1月10日(水)トゥボクよ、あれがパリの灯だ!
 ヴォイジャーのホロプログラムにこういうの、ありそうだな。現在、オタクアミーゴスのお三方、唐沢 俊一さん、岡田斗司夫さん、眠田 直さんに今年の公演を11月某日に行う旨の打診をしているところである。例年に比べて明かに早いのだが新会場となる某ホールが安いだけあって人気があり、またその予約も11月に集中しているので今のうちに決めておかないと使えなくなる可能性が大きいのである。ならば10月、12月にずらせばいいじゃんと言われそうだが12月は年末進行の月、といっても年末にお金が帰ってくるやつじゃないよ、だし、10月は岡田斗司夫さんと眠田 直さんのお子さんの運動会というものがあるのでうかつにお願いできないのだ。けっしてヤミクモに突き進んでいる訳ではないの・・・である。

 唐沢さんの日記の故本多監督家訪問記、その嬉しそうなことといったらない。開田あやさんの日記で知っていたのだが、改めて読んであまりのウラヤマシサに七転八倒する。ああ、うらやましいよう、うらやましいようと転げ回ったあげくに頭をぶつけて瘤をこさえる始末。ぜひ詳しい顛末を上梓してほしいものだ。

 本日はお休み。いつもの如く午前9時半に起きてコンビニの調理パンで朝食。「トルネコの大冒険 2」を1時間ほどプレイして事務所へ。急いでネットのチェック、日記つけをする。終わるやいなやどたばたと灯油、ビールを買ってなんとか天神行き、午後一時のバスに間に合った。まず福家書店へ行き、店長さんとNさんに今年の公演はどこそこあそこでやりますからと伝え、一応の了解を得る。ついで丸善書店へ行って前々から気になっていた恩田陸「月の裏側」を求めた。

 それからのんのんずいずいと歩いて舞鶴一丁目の蕎麦屋、“はた蕎麦”へ。昨年、この日記にも書いたのだがしおやさんと飲んでいて偶然店主さんと知り合い、今度行きますと言ってから幾星霜、ようやく約束を果たすことになったのである。店は蕎麦屋らしからぬシックは構えでここでいいのかとメモを確かめたほど。まず、トリわさと卵焼きをオーダーし、当然お銚子も一本つける。突き出しの蕎麦ミソ舐めながら美味しいヌル燗を楽しんでいるうちに運ばれてきたとりわさを味わってみると、これがええっと驚くほどの美味さ。適度な固さで臭みの全くない鳥肉が濃い出し汁に浸されておりねぎと本山葵が添えられていてもう燗酒に合うことといったらないのだ。あまりの美味さにとりわさというどちらかと言えばゲテな食べ物も食材を洗練することによってこれほどの高みに達することができるのかと蒙を開かれる。また卵焼きもあつあつでショーユ混じりの大根オロシをのっけて食べたら思わずにこにこしてしまった。

 おつまみがこのレベルだから締めの笊蕎麦もおして知るべし。ぞぞろぞぞろとすすり込んで勘定を支払い大満足で店を出る。とりわさ、卵焼き、笊蕎麦、お銚子一本で2.800円(税別)という値段は確かに安い物ではないが、これだけの物を食わせるのだから文句のあるはずもない。うーん、来週また行こうかな、今度は天抜きでお銚子という熱いメニューを試してみようかな。

 その後、天神へ戻って例の某ホールを視察。平日であったので会場内部まで見ることができたのだが、まあ、いろんなカラミがあるので詳しくは言えないがまずは公演に理想的なホールであったとだけ言っておこう。

 コーフンしながらバスで帰宅し、車で古本屋へ行ったり自室でゲームをしたりしながら夕食までのときを過ごす。その夕食はコロッケとスパゲティサラダ、鱸の刺身というメニューであった。ビール一缶、ゴハン一膳は如例。コーヒーを飲んで昨日と同じチョコ菓子を3個齧る。

 本日の「スタートレック ヴォイジャー」、知性体のそれぞれの“夢”を餌として獲物をおびき寄せ宇宙船ごと食ってしまう超巨大生物が登場。これを仇と追いまわすエイリアンもからんでどちらかというとTOSに近いテイストのお話であった。
 
 1月9日(火)愛ちゃん・リターン
 マッカーサーか卓球少女か天才チンパンジーか。ようやく更新された唐沢さんの日記、洒落のネタ用にことわざ名言辞典を求めたとある。うん、その手があったな。私もたまに漢和辞典や和英辞書などを引いてしゃれを考えることがあるのだが、この手の辞書では用例が短過ぎてあんまり役に立たないのだ。よし、さっそく俺もことわざ名言辞典買おうっと(笑)。

 2ちゃんねるのと学会スレッド、無責任な噂流すものあり、真剣に擁護するものあり、人格攻撃に走るものあり、オカルトなんてそんなものさ、何をムキになっているのかと斜にかまえるものあり、百花繚乱で誠に面白い。でもどうしてみんな、「と学会年鑑 2001」における山本さんの後書きが読者に対する、と学会を批判するのならするで構わないが、根拠のない噂のみで批判するのはやめてくれ、またと学会シンパを名乗ってオカルトマニアに嫌がらせしている卑劣な奴は すぐに止めろ。そんな奴はと学会のシンパでも何でもないという宣言の他に前“糞と学会”スレッドに書き込みしたのは山本弘本人であるということの証明に他ならないことに気がつかないのか。いまだにあれは山本さん本人かどうかわからないなんて言っている奴がいるぞ。

 ウオシュレットというのはいいものだよねえと仕事。午前中より他社からの案内依頼が3件きて大忙し。自社物件に空はなくお客様から仲介依頼されていたマンション・アパートを紹介するがいずれも条件に合致せず、見送りとなってしまった。これで1件だけでも決まってくれればはずみがついあのだが。

 昼飯はまたもコンビニの笊蕎麦。飽きたなあと思っているのだがなかなかどうして凡百のカップラーメンや弁当よりも美味いのでコレから当分続くであろう。午後から営業廻り、3時過ぎに帰社して家賃の振り込み状況を確認する。二件ほど今月分の家賃が入金していないところがあり急いで電話。金がなくて払えないということではなくてずぼらを決め込んでいるのが明か、腹を立てる。

 午後8時半に帰宅。夕食は鯖の刺身にちゃんぽん。ビール一缶飲んで相変わらず具の多すぎるちゃんぽんをずるずるやる。食後、コーヒーとともにウェハースをチョコでくるんだお菓子を3個ばかり。これぐらいならかまうまい。それから自室で『オースティン・パワーズ デラックス』再見。新しいDVDプレーヤーで見ると赤が滲むと言うDVDそのものに起因する画質の欠点がはっきり分かってしまうのがスゴイ。

 それからシャワーを浴びて録画していた「踊る!さんま御殿」やPSの「トルネコの大冒険 2」をプレイしたりして午前4時過ぎに就寝。雨が降ったせいかいくぶん暖かなのがなにより。

 1月8日(月)ヨルダン禁物
 いろいろとブッソウなところだからねえ。本日は成人式。またいろいろヤンキーの人達があちこちでお乱暴などをなされ、キレタ社会的にえらい人がもう成人式などやらんとわめき散らすということが繰り返されるのであろう。まあ、これもありきたりの年始の風景ではあることよな。考えてみれば私は成人式には出ていないのだが、あれはもうあんまり意味のない儀式であるのでもうやめてしまうがよかろう。社会人ならばともかく学生の身で成人になりましたというのはおこがましいし、ましてや成人式の為にスーツや振袖(で良かったのかな)を誂えるなぞ洋服屋さん、呉服屋さんをよろこばせるだけだ。

 子供のころ、母親が持っていた育児書に載っていた赤ちゃんのいろんな状態のウンコの写真がスキで、飽かず眺めていたなあと仕事。午前中は昨日来られたお客様のご案内。休日らしく道が空いていてほいほい回れるのがありがたい。案内が終わった後、BOOK OFFへいって若林健次「ドトウの笹口組」を2冊200円で買う。近くのラーメン屋で昼をすまし、レンタルショップを冷やかして帰社。

 午後から新自社物件用の情報収集。ネットを駆使していろいろ調べ回るが、良さそうな情報が得られないまま時間のみ、かかる。後は管理物件の見回り、書類仕事など。午後6時すぎ裏モノ会議室をチェックすると私の前発言にやけに挑発的なレスがついている。九州って『タイタニック』見てわんわん泣くような人が多いんですかって、そんなんネタに決まっているだろう(笑)。以前にも落語と教科書を結びつけて思いっきり誇張したギャグを書いたら、「教科書に載せたら面白くなくなる」というまったくもって頓珍漢なレスを返してきたことがあったし、冗談・ギャグを全然解さないお人であるらしい。誤読している点を正そうかとも思ったが絡まれると面倒くさいので放っておく。

 その後、来客がありちょっと時間がかかって午後8時半帰宅。夕食はなんとかというマグロかカツオの幼魚。こいつが美味くてビールにあうのよ。その他に肉団子と野菜のあんかけ、ナメコの味噌汁でご飯を一膳食べてコーヒーで締める。最近肉ばっかり食っていたので野菜が美味しくてしょうがない。

 夕食後自室でDVD『ロスト・イン・スペース』を再見。冒頭30分だけ見るつもりだったのがあまりの画質の良さについつい最後まで見てしまう。ストーリー的にはつまらないの一言だけなのだが、この画質では文句が言えない。シャワーを浴びてから今度はCSで録画しておいた斎藤寅治郎監督の『凸凹岩窟王』を見る。悪奉行(なんと山茶花究!)とライバルの回船問屋の策謀によって絶海の孤島に幽閉されてしまったアチャコと勝新太郎が地下牢を破って脱出、その逃避行の最中に見付けた海賊の財宝を使って見事復讐を遂げるという物語。ああ!小林信彦の「オヨヨ島の冒険」でニコライとニコラスが地下道を掘って脱出しようとして別の地下牢にでてしまうというスケッチ、これが元ネタだったのか。どおりで“岩窟王の夕涼み”なんてギャグが使われるはずだ。

 ふふふ、明日はエノケンの映画を2本続けて見るか。

 1月7日(日)
UNKOWN秀明監督
 確かにミステリアスではありますな。ディズニーの大バカ戦争映画『パールハーバー』、見もしないうちに決めてしまうが、お馴染み2ちゃんねるでディズニーは第二次大戦でも戦意高揚映画を作っていたとか怒っている人がいて大笑い。そりゃあ、映画会社は戦争になれば戦争を煽る映画作りますがな。映画というものはそんなものですがな。アメリカに限らず日本でもイタリアでも同じことだ。どうにも頓珍漢な文句なのである。また製作・監督が『アルマゲドン』のコンビなので期待しているという人もいてびっくり。まあ、一般的にはこういう人の方が幸せなのかも知れませんが。

 『サウスパーク』でミスターハンキーが登場するとどうにも居心地わるいと仕事。したたかに飲んだ割にフツカヨイになっていないのはやはり例外的に早く寝たせいか。ほいほい仕事も進む。来客も二件あり、ようやく幕もあけたなと実感する。昼飯はまたまたコンビニの笊蕎麦。うまいっちゃうまいんだがな。

 午後3時過ぎにぴんでんさんが来訪。用済みになったソニーの旧DVDプレーヤーを渡す。ちょこっと売値にイロつけてもらい済まながる事しきり。またアミーゴス公演の新会場について昨晩懸案となっていたいくつかの事柄を先方の担当者に問合せてもらう。その結果が満足すべきものだったので、とりあえず11月某日に仮予約をいれる。後は獅子児さんとアミーゴスのお三方の返事しだいですね。

 午後7時に天神にて獅子児さん、ちゃかさんと待ち合わせ。当初の予定ではここで頼まれていた金庫とコインカウンターの受け渡しをするだけだったのだが、新会場という非常に大きな案件が浮上してきたためにやっぱり飲みに行く事になっちゃいました。ぴんでんさんにも参加してもらって料理が出てくるのが異様に早いという“益正”という居酒屋にて打ちあわせ。獅子児さんに新会場についてじっくり説明し、首尾良くここで行きましょうというコンセンサスを得る事ができた。ここでマジメな話はお終い、後はいつもの馬鹿話。

 実はこの馬鹿話の中で新しい会場に勝るとも劣らないような非常に大きなアイデアが提案され全員一致で決定されたのだが、今は明らかにする段階ではない。ただ、今後のAIQ、ひいてはアミーゴス九州公演を根本から変革せしめ得るアイデアとだけ言っておこう。

 さすがに2日続けてなので飲み会そのものは10時半で終わり。みんなと分かれて珍しく西鉄で帰る。帰宅してからスーパー“マキイ”で買ったガーリックトーストなどを齧りつつウィスキーを飲み就寝。

 1月6日(土)
バスクリン漫才
 バスクリンで緑に染まった風呂の残り湯を洗濯に使えるのかどうか考えると夜も眠れないんですよ。ロデム君が成人式の為にまた帰省するそうである。21世紀最初の年に成人式!まあ、そのタイミングで生れたのだからそんなことに驚いていてもしょうがないのだが。アミーゴス公演の打ち上げにて彼を唐沢さんのとなりに座らせたら、唐沢さんの言う事がふるっていたんだ、「いいのか、決めてしまって、まだやりなおしがきくぞ、オタクの道は茨の道だぞ」私も20歳前にそんなことを誰かに言ってほしかった(笑)。

 スカトロの人のセックスは後片付けが大変じゃないかと仕事。午前中母親と新物件についての話し合い。銀行との折衝を受け持つ事になる。なに、今までの実績があるのでそう難しいことではないのである。それより銀行の人は接待してくれないのか、この俺を、接待でフグとか食わしてくれないのか。

 昼食はコンビニの笊蕎麦。ぐるぐるに固まっている蕎麦に水をふりかけて念入りにほぐしてからゆっくり食べる。美味し。わざわざ湯を沸かして蕎麦を食べた後のツユに流し込んでこれまたゆっくりすする。当然、美味し。これで蕎麦にもっと腰があったらなあ。午後はクレーム処理、タクミさんを呼び出して修理の打ち合わせなど。それが終わってから公用、私用のメールや掲示板への書き込み。午後6時半に事務所をしまい、いったん帰宅して身支度を整え、高宮で行われる本日の3人会に向けてさあ、出撃だ。

 西鉄平尾駅にてしおやさん、ぴんでんさんと合流。5分ほど歩いてホルモン焼肉「東洋ショー」へと入る。さまざまな肉、ホルモンを1人前ずつ頼んでまずはビールでカンパイ。その後しばらく昨日私がアップしたアミーゴス公演の新会場候補についての話合い。実際にホールを見てきたぴんでんさんによるとロケーション、会場設備等申し分なしとのこと。機材が会場付属の物を使えるので使用料金も去年なみに押さえられ、しかもこれまでのような椅子運びの手間がかからないのが素晴らしいと興奮している。しおやさんもこのホールは知っていたとのことで全員一致でここを使う方向でいくこととする。明日にでも獅子児さんの意見を聞いてできるだけはやく仮予約を入れねばなるまい。

 AIQ関係の話合いがすんでから更にに牛の小腸、大腸、せっかく焼肉屋に来たのに、まっとうな肉はサガリと横隔膜しか食べず、怪しいホルモンのみを多数注文。3人して“この脂が素晴らしい”と叫ぶ。調子に乗ってアブラ、ファット、オイル、我らアブラミ三兄弟結成だと気勢を挙げ、店の人をあきれさせた。ちなみにぴんでんさんによると年齢に関係無くアブラミ三兄弟の長兄は私とのこと。するってぇとなにかい、私にもっと太れということなのかえ。

 ここ2日ばかりアルコールを断っていたので廻りの早い事、早い事。ビールコップに5杯、熱燗2本、焼酎ロックニ〜三杯で早くももう、飲んじゃだめだよサインのしゃっくりが出始める。ぴんでんさんは二次会に行きたがっていたが、この状態ではいかんともしがたく、涙を飲んでお断り。二人と分かれて寒風ふきすさぶ中を20分ほど歩いて帰る。まるで八甲田山死の彷徨かフランケンシュタインの怪物にも物怖じせぬ盲目の老人かのごとく、片手を前に突き出しよろよろ帰る。

 小林信彦「コラムは誘う エンタテインメント時評 1995〜98」読了。この人の本は小説だけにしようと思っているのだけどついつい買ってしまうんだよねえ。

 1月5日(金)オーストラリアの原住民 アブラゼミ
 みーん、みーん、みーん。この間DVDBOXを買った『魔人ハンターミツルギ』、ちょこちょこ見ているのだが、主人公兄妹の名前が上から銀河、彗星、月光、お前ら帝国海軍の爆撃機か。本編のストーリーは案外テンポが良く、見せるのだが、やはりクライマックスの人形アニメシーンが駄目、だって全然動かないんだもん(笑)。敵怪獣のデザインなど優れているのにまったく生かせてなくて惜しむことしきり。新しいココロミは認められるものの、これでは従来の着グルミを使ったほうが1兆倍も良かったに違いない。でも、でもね、買ったことを後悔しちゃいないよ、ええ、後悔するもんですかってんだ。

 あんまり寒くて布団をかぶっているのでうっかり屁をこくと臭いがなかなか逃げなくて閉口すると仕事。昨晩は午前2時半に床に入ったのだがあまりの寒さに寝られない。毛布を頭まですっぽり被っていると暖かいのだがそのうち息苦しくなり頭をだしてしまう。すると息苦しいのは解消されるがこんどは耳のあたりが冷えてきてどうにもたまらなくなりまた毛布を被る、あー、これはいいと思っているとすぐに息苦しくなってきて・・・、これの繰り返しである。午前4時過ぎにようやく寝ついたのだが、眠りが浅く、記憶に残らないほどの断片的な夢をいくつもいくつも見る。寝るだけで大仕事だ。

 結局3時間ほどしか寝ないままに出勤時間となりぼうっとして事務所へ。メールのチェックなどして昨日まで休みであった得意先へ挨拶回り。昼飯は笊蕎麦大盛り。最近、蕎麦がうまくてうまくてたまらないのだが、身体に何か変化でもあったのだろうか。午後からは事務所内での仕事。新管理物件用の土地を各方面で探索。こちらとしては地下鉄沿線を狙っているのだが、今のところ良さそうな物件がない。これからも情報収集に努めねばならぬ。午後6時過ぎよりAIQ関係の仕事。第4回公演のためのホールで良さそうなところを1件選び出しパティオにアップする。
 
 その後、車で天神へ。親不孝通りの遊膳亭で首尾良く預かってもらっていた携帯を取り戻し、一安心。店長さんに厚くお礼をいい、店を辞した。また近いうちに利用せねばなるまい。それからせっかく天神まできてこのまま帰るのもなんなので、しおやさんの事務所へ顔だし。福家書店へのチケット代請求の日付などを確認し、また新会場のことについて意見を述べ合った。しおやさん愛用のソニーのモニターTV、ついに寿命がつきたらしく?クレヨンしんちゃんの画面が一本の線になってしまっているのがおかしい。

 帰宅は午後8時。夕食はカレー、生野菜、鰤の刺身、コンブの煮物。明日にそなえてビールは無し。コーヒーを飲みながら自室でTVをぼけーっ。先日録画しておいた「人気者で行こう スペシャル」あまりのつまらなさに何度も意識が途切れかかる。オーストラリアまで行って、タレントに高いギャラ支払って大騒ぎで作ったのがアレかい!3時間くすりともできなかったというのはまた別の意味でスゴイな。ただ、アボリジニーの常食であるウィチッティグラブ、てっとりばやく言えば芋虫だ、を躊躇いも無く食べ、大蛇(あくまでも番組での呼び方)をがっと捕まえる岩崎ひろみのみ好感が持てた。

 川又千秋「対馬沖ソ連艦に突入せよ」読了。あっ、あかん、あかんて。

 1月4日(木)9回裏の帝釈天
 帝釈天、打った、大きい、大きい、入ったー、ぎゃ、逆転サヨナラ満塁ホームラン!2ちゃんねるのオカルト板にようやく新らしいと学会関連のスレッドが立っている。主に「と学会年鑑2001」についての文句、まさかこれを反論とはいえまい、なのだが、その大方が“2ちゃんねる内で反論できずに自分の著作物を使うのか”などといっておりずっこける。今でも参照できる前の“糞と学会”スレッドではちゃんと山本さんご自身が自分に対する誤情報に対してキチンと反論されているのだが・・・。最低限のことすら調べずに脊髄反射的なモノイイをする輩は2ちゃんねるでは珍しくないのだが、これはあまりにひどい。確かにここ最近の山本さんの2ちゃんねるについての言及は大人気ないところがあるなあと正直思っていたのだが、このレベルの低さをみるとそうなるのも無理もない気がする。

 尻を拭くときうっかりウンコがついちゃった時、アナタはどうしてますかと仕事。今年の仕事始めである。午前9時前に事務所へ行って、いつもの開店準備をして、普段はほこりを被っている神だなにお酒をそえて拍手を打つ、うん?何か間違ってないか?いそいで昨日なくした携帯の利用停止をしそれから各得意先へ挨拶回り。二三の会社で例年通りちょっと飲んでいけと言われるがこれもいつも通り車ですのでと丁重にお断りする。ラーメンで昼食をとり管理物件の点検。ゴミが残っていたり管球がきれていたリしているマンションがあったのでいったん事務所へ戻って準備を整えてからひとつひとつ処理して行く。

 全ての作業を終えたらすでに午後5時を過ぎていた。ふと思い付いて昨日の居酒屋に電話してみたらあった、あった、ありましたよ。ケータイ、なんでも便所に落ちていたので発見が遅れたらしいのだ。保管しておいてくれた店長さんに例をいい、明日取りに行く事にする。事務所を終い、レッドテール水槽の水換えをやって午後7時過ぎに帰宅。

 夕食はタイや鳥の入った鍋、明かに売れ残りの刺身をまとめた感じの御徳用パック。昨日たらふく飲んでいるのでビールは飲まずにゴハン二膳。腹八分目がちょうどよろしい。締めのコーヒーを飲んで自室でお馴染みの「警察庁24時」なんて番組をゆっくり楽しんだ。ついで「ココリコの黄金伝説」、大食いのコーナーでTVチャンピオン出身の中井理恵が負けたのをみて憤慨。やっぱりこの大食い企画にTVチャンピオン出身者をだしちゃいけないよ、痛くもない腹をさぐられちゃうよ、本当は痛いのかもしれないけど(笑)。

 シャワーを浴びてから昨日録画しておいた「スタートレック・ヴォイジャー」を見た。重力のエアポケットとでもいうべき空間のひずみに不時着してしまった、パリスとトゥボク。トゥボクは同じ漂着者である異星人の女性と恋に落ちるが・・・。凡庸な番組だとただの変わったラブストーリーにしかならないものを、トゥボクの少年時代に初恋によってヴァルカン哲学に疑いを持った事があるという過去を明かにすることでストーリーに深みを与えているのが上手い。

 その後、寒さに震えながら「TVチャンピオン 大食い新年会」を見る。やっぱり大食いはTVチャンピオンに限る、見応えが違う。

 1月3日(水)オンボウおばけ
 南伸介がやると笑えるが渥美清がやるととてつもなくコワイ。CSのファミリーチャンネルでエンタツ・アチャコの『凸凹岩窟王』という映画を録画した。年が明けて以来、21世紀、新世紀の幕開けたってちいとも変わりばえしないじゃないかと愚痴をたれている私であるが、その反面こんなマイナーな映画がさしたる苦労もなしに自宅のTVで楽しめる、素晴らしい時代じゃないか、なあ21世紀などと喜んでもいるのである。どうも我ながら節操がない。

 本日は休みの最終日。ああっとうめきながら午前10時まで惰眠を貪り、ようやくのことで起き出してシャワーを浴び、コンビニのパンで朝食をとる。自室でTVをみて時間を潰し午前11時過ぎに事務所へ。ネットのチェックと日記つけは如例。1時間ほどかかってその作業を終え、熱帯魚に餌をやってから車でお出かけする。

 わざわざ30分程掛かって早良区のBOOK OFFへ。実は以前ここで『妖怪大戦争』のDVDが2000某で売っていたのであわよくば買ってしまおうと思っていたのであるがモノズキはどこにでもいるとみえ、すでに売れてしまっていた。仕方ないので100円文庫本のコーナーで見付けた景山民夫の「休暇の土地」、「虎口からの脱出(題名うろおぼえ)」の2冊を求める。帰り道、かねてから気になっていた風靡というラーメン屋でラーメン、替玉の昼食。人が多いだけあって安全食堂やいっぷくラーメンには遠く及ばないもののなかなかのお味。やはり美味しいトンコツラーメンを食べるというのはいいものですな。

 午後は昨日に続いて「トルネコの大冒険2」をやってすごし、ポリプ水槽の水かえをしてからバスで天神にでる。しかし、このあと小さな失敗を続けざまにしでかし、これが後の大悲劇につながっていこうとは神ならぬ身の知るよしもないことであった。失敗その1、小銭を持たずにバスに乗ってしまった。乗り込んだ直後に気づき、まだ時間に余裕があったので運転手さんに言って降ろしてもらおうとしたのだが、大丈夫ですよ、天神に行くまで一万円札を崩せるお客さんが乗ってきますからと運転手さん余裕の表情。しかし以降だれ一人乗り込むお客さんはおらず、結局、手持ちの110円だけで勘弁してもらう。失敗その2、ビックカメラで『魔人ハンターミツルギ』のDVDボックスの取り寄せを頼んだら店員さんがちょっと待ってくださいと言いつつどこからか在庫を探し出してきた。取りおいてもらえばいいものを現物みるとたまらずこれから飲み会というのに買ってしまった。失敗その3、獅子児さんから頼まれていたAIQ備品のコインカウンターと金庫を忘れてきてしまった。

 最後の大悲劇。まるで紅白歌合戦のとりで身体にさまざまなキカイ装置をまとい空中浮揚してでてくる小林幸子よりも派手な大悲劇。なんと携帯をどこやらに置き忘れてきてしまったのである。ぴんでんさんと行った2軒目の焼鳥屋で気づき、たちまち狼狽して一次会の会場であった居酒屋などに電話してみるが携帯の忘れ物はないとの返事。焼鳥屋をでてからその店まで戻ってみるがどこにも落ちてない。とほほのほだ。明日朝1番で携帯の利用停止しなくちゃと底無しに落ち込む。

 とはいえ飲み会そのものはいつも通りの楽しさ、しおやさんが仕事の都合で来られなかったのは残念であるが獅子児さん、ぴんでんさん、アンジェリーナさん、ちゃかさんと周囲の人間が引いてしまうような馬鹿話。ちゃかさん、すこし羽目をはずしたのか、ランドセル、メガネの小学生に対するフェチズムをカミングアウト。私も負けずに私自身の冬支度の女性に対する変質的な感情についての論を一席ぶちあげる。2時間後、あんなことになろうともしらずまったくいい気なものである。
 
 1月2日(火)大政翼賛会レンズマン
 もうレンズマンも大政翼賛会も忘れちゃっているから気の効いたコメントは付けられません。前にこの日記で“ドルビープロロジックU”のことについて書いたけれどちょっと訂正と補足を。実はあれは従来のドルビープロロジックのソフトをあたかもドルビーデジタル5.1チャンネルのごとく再生するという技術だそうだ。そうなると膨大な数のあるLDや今だ5.1チャンネル化されていないDVDなどのアーカイブが最新の擬似5.1チャンネルで楽しめるという訳で、民生機への導入が待ち遠しい。しばらくAVアンプの買い替えは控えた方が得策だな。もっとも30万円もするAVアンプがそんな簡単に買える道理もないのであるが・・・。

 本日は毎年恒例の母方の実家での新年宴会。午前9時半に起き出してコーヒーなどを正月らしく心静かに飲み、驚くほどの大量のウンコをひりだし、渋る弟に殴る蹴るの乱暴を働いてむりやり運転手にして、さあ、出発だ。途中、大宰府天満宮へ初詣にいくらしい車の渋滞に巻き込まれかけたものの、まずは順調に1時間ちょっとで到着。6ヶ月ぶりに見た祖父、お盆の時より余程状態が良く、機嫌も良さそうだったのでほっとする。

 午前12時半過ぎに親戚一同が揃って宴会開始。今年は運転しなくてもいいので威張って大量のビールを飲む。羨ましげにこちらを睨んでいる弟に「くわ、この泡立ちと切れのよさ、さすがは恵比寿ビールですなあ」と見せ付けるようにして飲む。奴は歯噛みをしている、ざまあみろである。

 その後、午後4時までゆっくりと休み、祖父や祖母に挨拶してその場を辞した。1時間ほどかかって帰宅。そのまま弟に頼んで車を運転してもらいレンタルショップへ『ミッション・トウ・マーズ』を返却。その代わりといっちゃなんだがフランク・オズの『ビックムービー』を借りてしまった。夕食は昼にさんざん飲み食いしたのでインスタントラーメンとゴハンで済ます。

 午後8時半から『ビックムービー』見たのだが、いや、これが俺好みの大快作であった。エド・ウッドを思わせるインディペンデントのプロデューサー兼監督のボウフィンガー(スティーブ・マーチン)が彼の言うところのマグニフィセントな脚本を得たのをきっかけに久し振りの映画制作に乗り出す。そして大スター、エディ・マーフィーの起用を目論むのだがあえなく断られてしまう。そこで彼はスタッフにさえ内緒で隠し撮りでエディ・マーフィーの主演映画を作り始めるのだ。もちろん金はないので撮影機材は無断借用、クレーン車なんかはちょっと洗車してくるからといって持ち出してくる始末。不足している撮影スタッフに至っては国境警備隊の銃弾飛び交うなか、不法入国のメキシコ人をスカウトしてくるのだからイカレている。

 オーディションで選んだ、主演女優デジー(ヘザー・グラハム)はオハイオから女優になりたくてでてきましたというおぼこ娘臭をぷんぷんさせながらその実、オーディションで選んでくれたカメラマンとベッドへ直行してイヤーン、自分主体のシーンを書き加えてもらうために脚本家とイヤーン、ついでに監督のボウフィンガーとイヤーン、スタント要員としてスカウトした新人が実は大スターエディの弟であることが判明すると(だからエディ・マーフィーの二役なのだ)すぐさまイヤーンと要するに誰とでもやる女。こんな連中を引き連れ映画はいよいよ完成に近づくが・・・。

 こんなハチャメチャストーリーでげらげら笑わせなおかつ明かに実在のサイエントロジー教団をおちょくっているというしたたかさ。エディのつき抜けた演技も見物だが、脚本・主演のスティーブ・マーチンがぎんぎらに輝いている。前々からのファンであったワタクシなどは“スティーブ・マーチン イズ バック!”という事実がもううれしくてたまらないのだ。やっぱり彼の映画として『花嫁のパパ』はあまりにも物足りなかったからね。

 その後シャワーを浴びて録画しておいた『踊る!さんま御殿』見る。我らが杉田かおる姐さん、「金八先生」で共演した鶴見慎吾と仲がいいというのでさんまに「じゃ、なぜ結婚しなかったん」と問われるとぼそっと“だって武田鉄也来るから”鶴見慎吾も“うん、武田鉄也来るよね”と返しスタジオが騒然となる。さんまは必死に「やっぱり、小さい頃を知っている人だとどうしても照れくさいからね」とフォロー入れていたが、あれはどうみたって嫌われているんじゃんかなあ。

 1月1日(月)
キンシャサ旋風児
 誰がぁ呼んだか、ダイヤモンドガイィー。キンシャサでダイヤモンドが産出されるかどうかは定かでない。いよいよ新たなる世紀の幕開け、なんと、なんとの21世紀である。旧年中は大変お世話になりました。本年も変わらぬ御愛顧の程をよろしくお願いいたします。なんかこのWEB上にて日記を公開するというのも少々気恥ずかしくなってきたのだが、まあ、これも何かの縁だ、いやにならない限り読んで下さいまし。ついでで結構ですから、お友達なんかにこんな日記のページがあるよなどと宣伝していただけるとこれほど嬉しいことはないのでございます。

 午前9時半起床。シャワーも浴びずに出来合いのおせち、塩抜きしたばかりの数の子が並ぶ食卓に家族勢ぞろい。今年は母親が不精してお屠蘇を作らなかったのでビールでカンパイし、各自思い思いに黒豆やかまぼこ、ごまめ、なますをつまむ。一人平均2個のモチが入った雑煮でフィニッシュ。後片付けを手伝ったあと、自分宛の年賀状を自室にて点検。

 友人・知人、AIQの仲間たちの年賀状に混じって眠田 直さん、唐沢さんからも年賀状が届いていた。特に唐沢さんの年賀状にはわざわざ“今年のオタアミもよろしく”と書いてあって感激する。いや、当然今年も開催するつもりなのだが、こういう風に言ってくださるとイヤが応にも張り切らざるをえないではないか。その後、正月恒例の演芸番組をだらだら見た。途中、ビールの酔いもあって時々うつらうつらする。やはりこういうのが正月のシアワセというものであろう。

 午後一時過ぎに腹塞ぎにチーズケーキというハイカラなものを胃に納めてなおもTV。21世紀になっても西村知美と山田花子はペーパードライバーだし、柳沢真吾の警察無線の真似も変わりばえしない。子供の頃の未来像はいったいどうなってしまったというのであろうか。

 午後4時過ぎに事務所へ行き、熱帯魚の餌やり、ネットのチェック、日記つけなど。2時間ほどかかって終了し、帰宅して夕食。正月ゆえ、何もないので雑煮にゴハンをぶちこんだ雑炊とキムチですませる。この雑炊、サトイモが入っているのが珍なる味わいであった。それから自室にこもって今世紀最初の映画『ミッション・トウ・マーズ』を見る。映画秘宝でこてんぱんに言われていたほどひどくはないが、やはりこの映画で何を言いたかったのかさっぱりわからない。例の人面岩が火星人のモニュメントであるらしいのだが、ここへ首尾良く潜入した宇宙飛行士3名がホログラフで火星滅亡の壮大な絵図を見せられるところでココロが真っ白けにしらけてしまう。お前ら、メキシコで宇宙人に攫われて地球滅亡シーンを立体テレビで見せられたホセ・ロドリゲスさんか!

 その後、午前4時過ぎまでPSの『トルネコの大冒険2』をプレイ。


 
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