観 笑 亭 日 乗
まあ、要するに日記であります。自分に都合の悪いことや他人のプライバシーに触れるような事は書きませんので悪しからず御了承下さい。もしそれではイヤという方がいらっしゃいましたらへい、ようがす、木戸銭払ってどうぞお帰りくださいな。
また、読んだ本、ＴＶ番組、映画等についてのネタバレあり。御注意下さい。うん、注意したからね、これでああ、おれ、まだ見てないのになどと怒るのは筋違いですからね。そういう人は接骨院にでも行って下さいね。
3月31日（日） 暴竜アンナミラーズ 94249
新設計により従来つかみ難いサイズのパイプ、棒鋼が楽につかめます。柄部にドライバーをセットしたことで用途も拡大し、グーンと使いやすくなっております。高周波熱処理によるへたりのない刃部で、ガッチリとつかみます。実はこれ、㈱ロブテックスという会社の、アンギラスという商品名のレンチの説明文なのである。
現用のAVアンプ、DSP-3090がいい加減ヘタってきたので、そろそろ買い換えと行きたいところであるが、今現在の経済状況ではローンを使わぬかぎり、一年に10万円が限度である。無論、毎月の輸入DVDを買わなければ、もう10万円くらいは楽に捻りだせるのだが、それでは意味がないし、さりとて、他の収入源がないという、まあ、いい年こいて、なんでそんなにビンボーなの、という有様なのだ。そんな手詰まりの俺に希望の光を与えてくれるのが、AV販売店における中古品という存在。ある店では三年前のYAMAHA AVアンプのフラッグシップモデル DSP-AX-1を12万円程度で売ったりしているのである。もちろん、プロロジックⅡなどの最新規格には対応してないが、（メーカーによるアップグレードサービスあり）、電源部が強力であり、オーディオ的なパフォーマンスは最新廉価モデルとは比べ物にならぬ。今から頑張ってお金をためておけば、今年の12月くらいには、このDSP-AX1が導入できて、一気にDTSをとおりこしてドルビーデジタルEXに対応なんてできちゃうかもしれないのだ。これから、AVをはじめようとする人がもしいたら、最新のAVアンプを無理して買うより（いや、お金がある人はかまわないのよ）、中古で手ごろな価格の高級機を手に入れるべきだな、ほんと、高級なAVアンプでDVDを見ると世界が違ってしまうほどの迫力があるんだから。
ああ、中古、中古って、こんなことを書いていると、自分がなんてみみっちく、ちっぽけで物欲に溢れた小人物であるということを改めて思い知らされてしまうなあ。
学生の時、コンパで酔っ払っていたと思いねえ、私は例のごとく、小便にたち、トイレの前で順番を待っていたら、コンパに参加していた後輩が、自分の友達が入っていると思い込み、ドアをだだん、だだん、だだだだんと叩いてげらげら笑いながら走り去った。それからしばらくしてトイレから出てきたのはまったくの別人で、地元のおじさんであった。おじさんは、「てめえ、なんてことすんだ」と凄み、私の襟元をつかんで捻じり上げたのだったと仕事。
午前8時半、起床。シャワーを浴びてぴんでんさんを伴い事務所へ。コンビニで買った菓子パンで昼食を済ませたぴんでんさんは、「じゃ、これで」と短い言葉を発して帰っていった。私はそれから物件の探索。その物件に午前11時半からお客様をご案内する。このお客様、お父さんであり、どうも家族の希望によって家捜しをしているような風情。めんどうくさくって堪らないというのがもろ分かりである。3軒回ったあげく、自分じゃ決められないからと言われてしまう。お客様を西鉄大牟田薬院駅までお送りしたが、見送った後で、思わず「自分で決められないなら家族で来い、家族で」と叫んでしまう。
昼飯は自宅へ戻ってざるうどん。また冷凍食品を茹でてぞるぞるぞると啜りこむ。葱やゴマなどの薬味があるわけではなく、言わば小麦粉の塊を食っているのに等しいのだが、なぜこんなに美味いのか。昼から管理物件の見回り。帰社してから家賃の受け取りや書類仕事。
本日はまたZUBATさんやぴんでんさんと飲む（笑）ことになっていたので、午後7時半に事務所を仕舞う。いまくるか、もう来るかと思っていたが、なにか出がけに電話があったとかで、結局彼らが到着したのは午後8時半であった。もっともその待ち時間を利用して昨日到着したスーパービットDVD 『ビッグヒット』が見られたからいいんだけども、うん。もうこのDVD、前評判通りの高画質で信じられないほどの高解像度。ロングのシーンではプロジェクターの性能的限界ゆえ、従来DVDとの違いは少ないが、これがアップになると人物の顔の毛穴まで見えてしまうのだ。特にチャイナ・チャウの色っぽさなど、このDVDで始めて分かったようなもので、パンツが見えるシーンなど、あまりのいやらしさに勃起してしまったくらい。
ぴんでんさん達から着きましたよとの電話が入り、大いに未練を残しながら（笑）、再生を中断。ばたばたと身支度をこしらえて彼らに合流。またしても近くのスーパー銭湯へ行く。それから風呂から上がっちゃビール、焼き鳥屋へ言っちゃ芋焼酎、腹がへったと言っちゃあ、また水樹、でも水樹が閉店してたもんだから、また事務所へ戻ってぴんでんさん持込の魔王をがぶがぶ。あまりにも正しい駄目人間っぷりをいかんなく発揮して、午前2時過ぎに帰宅して寝たのであった。
3月30日（土） 森鴎外、まあだだよ 93723
森家の子供たちはこんなかくれんぼのやり方しか許されなかったのである。ようやく3月1日にアマゾンに注文していたDVD群が到着した。さっそく、現用の自動切換え式マルチリージョンDVDプレーヤー DVS-737で再生できるかどうか、心配していたRCEコード入りのスーパービットコレクション『ビックヒット』を試してみたら、なんだ、すんなりとメニューが出てきたじゃん。フツーのリージョン1 DVDと同じ感覚で再生できるじゃん。ああ、良かったあ、心配することなどこれっぽっちもなかったのだ。
2ちゃんねるのAV板などで、散々、リージョン自動切換えはマズイ、手動じゃないと再生できないとかって言ってた奴、ざまあみろ、何も知らないくせに、自分の書き込みがあたかも真実であるかのような戯言こきゃあがって、RCEだろうが、なんだろうが、自動切換えのプレーヤーで再生できるではないか。おれはてめえらの自動切換えに対する書き込みを読むたびに、ぐああ、ぐああ、手動のプレーヤーを買うべきだったとのたうちまわったんだぞ、いったい、この責任をどうとってくれるのか（笑）。いや、いいんだけどね。それに将来、マルチリージョンプレーヤーでの再生を阻止するRCEに代わる新たな規格が登場しないとも限らないし、手動切り替えのプレーヤーにするほうが、何かと安心という事実に違いはないのだから。
ともあれ、RCEは巷間言われているようなマルチリージョン機対策ではなく、リージョンコードの設定されていない所謂リージョンフリープレーヤーを念頭に置いたものであるという私の自説はこれで証明されたことになるな。
以前、私の学生時代のアパートのトイレには、あんまり汚かったもので、ドアに「このドアを潜るものは全ての希望を捨てよ」と書いた紙を張っていたというネタを披露したが、同じ時期、台所には「注意！猛獣が水を飲みにきます」と書いた紙が張られていた、馬鹿だねえと仕事。朝一番でまたまた物件の探索。午後12時過ぎに来訪されたお客様をご案内。三時間ほど掛かって終了し、昼飯は自宅へ戻って冷凍うどんを笊うどんにして食べる。加ト吉のそれには少々劣るものの、なかなかの味に大満足。今度は熱いツユに入れてみるか。
事務所へ戻って決算の仕事。途中、ぴんでんさんから電話が入り、預かってあるパソコンを取りに来たいということだったのだ、馬力掛けて、午後七時半に終了というか中断（笑）。どうせどこか飲みにいくことになると思ったので、いったん自宅へ服を着替えに戻る。ぴんでんさん、午後8時半近くに来訪。あんまり為にならぬ四方山話をしながら二台のパソコンを車に運び込む。その後、やっぱり飲みにいくことになりましたがな（笑）。
とりあえず一軒目の天麩羅屋でぴんでんさんに大人らしい態度で「スペクトルマンのDVD、君が見てないやつまで、包装剥いちゃってごめん」と謝る。スペクトルマンのどこが大人かという疑問はひとまず置いといて、ぴんでんさんは爽やかに笑って「ああ、いいっすよ、いいっすよ、今日持ってかえりませんから、どんどん剥いちゃって見てくださいよ」ああ、なんていい人なんだ。でも彼の「スペクトルマン、面白かったんでしょ、じゃ日記に書いてくださいよ、スペクトルマンは素晴らしいとか、誉め言葉を」という頼みは断固として断る。君、そんなに調子に乗ってはいけない（笑）。
話が弾んで、今日は帰るといっていたぴんでんさん、結局泊まることになる。そうと決まれば、もうラーメンだ、水樹まで歩いていくのだということになってしまう。ああ、ぴんでんさんにこの店、教えなければ良かったとちょっぴり後悔する（笑）。いや、歩いて15分ほど掛かってそれが往復なんだもの。ラーメンは超絶的に美味いのだが、30分歩くのはキツイよ。
ラーメンの後、また例のバーへ行って一時間ほど。ついつい調子に乗って映画のセックスシーンのネタ、『パールハーバー』じゃ、パラシュートの中でセックス、『タイタニック』じゃ、船内に積まれていたクラシックカーの中でセックス、これが世界最初のカーセックスだ、『バックドラフト』じゃ消防車の上でやりやがるというのを喋ってしまうが、まあ、お店の人も笑っていたし、良かったのではないかなあ。
午前一時帰宅。いぎたなく眠りこける。
3月29日（金） 手コキましたね、あなた、93099
誰もいないと思って。いや、AVにそういうジャンルがあるのですって、まー、なんてお下品な洒落なんざましょ。こんなもの、ウチの大事な息子に読ませられるものですか！ガスファンヒーター、うっかりして点火前にガスの元栓を開けるのを忘れていると、点火スイッチ（だと思うが）が腹ただしげにガチ、ガチ、ガチとかなり大きな音をたてる。元栓を開けるとほっとしたようにボンと軽い音がして点火されるのだが、このファンヒーターの振る舞いをみて、わたしは考えた。逆にヒーターが正常に動作している状態で先にガスの元栓を閉めたら、どうなるのか。爆発するのではないか。私は試してみたくってしょうがないのだが、ちょっとコワイので、今日まで実行できずにいるのだ。
ビリー・ワイルダー監督死去の報。ちょうど彼の弟のリー・W・ワイルダー監督の『ファントム・フロム・スペース』をアミーゴス会議室で紹介したばかりであり、なんともいやなシンクロニシティであった。
ラーメン屋、一蘭那の川店のトイレは一応洋式便器なのだが、狭くて狭くて小便しかできやしない。儲けているんだから、トイレぐらい立派なのを作れと仕事。朝、事務所へ出るなり、お客様のための物件さがし。午前10時半から新自社物件の地鎮祭の予定が入っていたので、忙しいったらなかった。その地鎮祭は午前11時に終了。強風で張ってあったテントがめくれ、たまっていた雨水がざぁっ。ズボンを大きく濡らしてしまった。大丈夫かよ、おい。地鎮祭終了後、事務所にて工事予定の打ち合わせ。
昼飯はカップラーメン。本当は胃に優しいアルミ鍋の牛蒡天うどんを食べたかったのだが、売り切れていたんよ。午後から午前中に探索した物件にお客様をご案内。3軒ほど回って午後4時過ぎ帰社。それから物件シートの整理とHPの更新。かたかた物件をホームページビルダーに打ち込んでいると急速に首のあたりが痛み出して弱る。肩こりとは違うようなのだが。
夕食は冷蔵庫の残り物。生野菜、ハム、ジャガイモと地鶏の炊き合わせ。ビールを一缶飲んで、後は生卵ゴハンで仕上げ。貧しい食卓であったが、月末だからな、うん。〆のコーヒーは如例。
夕食後自室にてレンタルDVD『ザ・スコア』を大画面再生。ロバート・デ・ニーロ演ずるプロの泥棒が人生最後の裏仕事として大きなヤマを踏むことになる。彼のパートナーなるのは才能に溢れただが、若いだけに無鉄砲な気質を秘めるエドワード・ノートン。二人はモントリオール税関の金庫に厳重に保管されたフランス王家の秘宝の奪取を目論むのだが・・・。
エドワード・ノートンが魯鈍を装い、モントリオール税関でアルバイトして内部情報を流すというアイデアがよろしい。彼を魯鈍と信じて、何くれとなく世話を焼いていた清掃員の爺さんが、正体を知って驚愕するあたりのサスペンスはフランク・オズ監督ならではの緻密さに溢れたもの。全体として面白い映画であったが、ラスト、エドワード・ノートンが裏切って逃げるあたりの描写がいささか不足して唐突な感は否めない。だましたつもりのノートンが偽物を掴まされたとしって歯噛みをする時点でエンド・マークというのも思い切りはいいのだが、フツーならここからもうひとつストーリーを作りこむよねえ。
映画終了後、シャワーを浴びて事務所へ。ネットをちょこっと除く。アミーゴス会議室のチャットに行ってみたが、誰もおらず、午前12時過ぎに帰宅。ま、仕方あるまい。
3月28日（木） 眼科の敵 92482
目の良い人。このお正月に買った新しいテレビ、ビックカメラで買ってポイントついてしめしめ・・・と思っていたら、弟も同じことを考えていて、そのポイントを巡って骨肉のドつきあいになった例のテレビであるけれども、恐ろしく画面が美しい。走査線を1.000本にするというスキャンコンバーターが効いているためか、うっかりするとひょっとしてオレは今、ハイヴィジョンを見ているのかと勘違いしてしまいかねないほどの高画質である。あんまりキレイなので。こんど、我が愛しのマルチリージョンDVDプレーヤーDVD-S737をコンポーネントで繋いでPIAMOでは体験できない、プレーヤーからのプログレッシブ映像を味わってみようかと思っている。でもなあGTラックに入れてあるからなあ、DVDプレーヤーをシステムから外そうとするならば、あのうんち重たい（糞という言葉は下品なのでなるたけ使わないようにしましょう）GTラックを動かさなければならないんだよなあ。いっちょ思いきってシステム全体のレイアウトを変えてみようかなあ、全てのラックを視聴位置の前に置いて、配線や機器の取り外しが簡単になるようにしてみようかなあ、だけどなあ、ラックの裏側のコードがのたくった無限地獄が剥き出しになってしまうしなあ、それにスピーカーケーブルの長さが合わなくなったら、また買わなきゃいけないからなあ、スピーカーまでの距離が結構あるうえに、七本分用意しなくてはならないし、おまけにメインの二本はバイワイアリングだからなあ、どんなに短くしたって20メートルくらい必要になるのではないかなあ、メートル千円のケーブルを使うにしたって、二万円（プラス消費税）もかかっちまうんだよなあ。大変だよなあ。
とか言いつつ、昨日、アバック福岡店にまたコンバックのチューニングベースRF-56頼んじゃいましたとさ。他にRF-11（ＣＤやDVDに貼るチューニングシート）なるものも頼んじゃったので、合計で一万五千円近くになったんだから、ちょっと無理すればスピーカーケーブル買えないこともないのにねえ。
シンデレラに汚いトイレの掃除をさせるという妄想はどうか、こういう女性にトイレの掃除をさせることに性的な興奮を覚えるというフェチはないのかと仕事。やっぱり肌寒い天候、ついついガスファンヒーターを使ってしまう。外に出て案内などしている時はまったく寒さを感じないのに、事務所へ詰めているとどうもだめなのだ。はやく四月になって、ヒーターがいらないくらいの気温になれと思う。仕事的には特に筆するべきことなく、平凡な１日。変り映えのしない、案内、問い合わせ等々。もうちっとやる気をださねばならないのだが。
昼飯は久しぶりに例の回転寿司。ネタの質の高さはそのままだが、板さんが変っている。40年配くらいのいかにも頑固親父という感じで、寿司を握りつつあたりを睥睨し、お客さんに「あん、マグロと鉄火巻、同じネタ続けてどうすんだよ、まったく食い方もしらねえで、回転寿司にこようたぁ、100年早いや」、「味噌汁？この唐変木め、寿司の味が変っちまうじゃねえか、まったく貧乏人はしょうがないねえ」と罵声を浴びせている・・・なんてことはなく、二人いる板さんの両方が20歳でこぼこくらいの若造。ロボットが握っているはずなのに、彼らのネタの乗せ方がへたなのか、出される寿司のシャリが歪んでいる（笑）。午後二時半のOLみたいな気だるさを漂わせている。また、注文を豪快に間違えやがる。こちらの注文を復唱しないので、不安に思って「まぐろ、スズキ、かつお」と念を押したのにも関わらず、出てきたのは「卵、スズキ・かつお」（笑）、まぐろと卵、似ているか？最後に頼んだタコも、自分から「お客さんの注文なんでしたっけ」と私に聞いたはずなのに、忘れやがるのだった。私はこういうのも100円のうちと思っているから腹もたたぬが中には怒り出してしまう人もいるんでないの。
夕食はハマチ、サーモン、海老の刺身。海老は自分で殻をむかねばならないアルゼンチン産のやつ、不味くはないのでいいんだけど。それと母親謹製の冷麺。今日もビール一缶飲んで、ご満悦である。ずるずると具沢山の冷麺も平らげて〆のコーヒーは如例。
その後、すぐCA部屋に移って録画しておいた「シンプソンズ」を見る。ゴミを前庭に出すのが面倒くさいという自己中な理由で清掃局長を無能呼ばわりし、ついには自ら清掃局長選挙にうってでるバート。首尾よく当選したのだが、お金の使い方がめちゃくちゃなので、すぐに予算がなくなってしまう。窮余の策でお金をとってアメリカ中のゴミを引き受けるバートであったが、ついにはスプリングフィールド中ががゴミに埋まってしまうのであった。廃坑にどんどかゴミを詰め込んだのはいいが、あまりの量にスプリングフィールドのあちこちからゴミが噴出してくるというアイデアが秀逸。ペットの犬が死んで嘆き悲しみながら、埋葬しているとゴミがあふれだし、青白くて舌をだらりと垂らしている犬の死骸も一緒に押し出されてくるという悪趣味なギャグには大いに笑わせてもらった。
シャワーを浴びてから今度は大平透つながりで「スペクトルマン」（笑）。怪獣サタンキングを発狂させ！東京を破壊させようとするゴリ博士。「世の中で狂人ほど恐ろしいものはないからな、はっはっはっ」と凄まじくアブナイことを言って高笑い。サプルメントをチェックしたら、案の上、ゴーゴー、ゴリ博士と称する“ゴリ博士名場面”チャプターにしっかりこの場面が収録されていた。このDVDボックスを作ったスタッフ、みんな、心が腐っている（笑）。
その後録画しておいた「TVチャンピオン グルメ漫画王選手権」わぁ、また立石が出ているよ。この出たがりめ、「ラーメン王選手権」の時は小学校、中学校の同級生だったというよしみで応援してやったが、いくらなんでもうっとおしすぎ。この人、小学校時代、国語の時間に本を読まされると、物語の主人公になりきって感情たっぷりに読み上げるというキショイ癖があったが、TVチャンピオンでも漫画の登場人物のせりふを答えるという問題があって、勢いよくボタンを押した彼の答え方は20数年まえと同じく恐ろしく芝居掛かったもの。ひぃ、あまりの気色悪さにぼつぼつとさぶイボがたった。ついに耐え切れずビデオを見るのをやめてしまう。うう、俺、このグルメ漫画王選手権楽しみにしていたんだけどなあ。
3月27日（水） はらわた神を信じますか 91932
あんまり意味のない洒落ですねん。月曜日から、また恐ろしいイキオイでカウンターが回り始めている。フォアフロントのアクセス数解析によると25日（月）が758、26日（火）が795！27日（水）が745という物凄さ。24日（日）が408であるから、ほぼ倍増と言っていいくらいである。確かにトップページへ、アクセスを増やす為の秘密の仕掛けをしているが（笑）、この増え方ではそれのみが原因とも考えにくい。どこかマスメディアで紹介されたという噂も聞かないし、第一、そんなことがあったなら、これぐらいのアクセス数では収まらないであろう。一体、何が起こったというのだ。
私は極めて控えめで内向的な性質だから（笑）、どこかの掲示板でバトルぶちかましてそれで野次馬が集まってきているという訳でもない。うーむ、うーむ、皆さん、本当にどこからいらっしゃっているのだろう。良かったら、掲示板に一言だけでもいいから書いてもらえませんか、よろしくお願いしますよ。
本日はお休み、お休みなのであるが、シーズンなので、午前中はお客様のご案内でツブれる。午前11時過ぎに事務所へ戻って急いで日記つけとネットのチェック。昼飯は自宅へ戻ってインスタントラーメン、うまかっちゃんキムチのせ。昨日の葱が残っていたので、ちっとは豊かなキモチになれた。それから車でお出かけ。天神へと出る。
高校・中学の卒業式が終わって、今、天神は義務教育から開放されたヤンキーどもの天国だ。私が車を駐車しようとしているコインパーキングの空スペースの前にも、春の陽気に浮かれたヤンキーが二人ウンコ座りをしている。私は窓を開けて「車が止められないから（てめえ、馬鹿野郎、そんなとこでタバコすってんじゃないよ）、退いてください（おら、おら、どけってんだよ、引くぞ、潰すぞ、激安野郎）」と丁寧に頼んだが、長年のシンナー吸引によって脳が萎縮したのか、ぼんやりとした間抜け面をこちりと傾げるだけだ。私は車を降りるなりショルダーホルスターからシグザウエルP228を引き抜いて、ヤンキー№1の顔面に高初速の9mmパラベラム弾を撃ちこんでやった。ノーマルの弾丸ではない、ハイドラショックと呼ばれる弾体が着弾のショックでマッシュルーム状にひしゃげて本来の口径の倍以上にまで膨れあがるというタイプだ。この弾で撃たれると体内でヒドラの九つの首の様に分岐した衝撃波が血管中の体液を伝導し、命中箇所から遥かに離れた部位にまですさまじいショックを叩きつけるというからたまったものではない。ヤンキー№1の左眼球を砕いて頭蓋内に潜り込んだハイドラショック弾はそこで変形して全エネルギーを開放、彼の体を浮かび上がらせる。どうと地上に激突した時、ヤンキー№1の残された右眼球がぽんと暢気な音をたてて眼窩から飛び出して、その後からどろりとぐしゃぐしゃに破壊された脳みそが流れ出た。申し分のない即死だ。
いかに薄ぼんやりとして現状認識の能力に欠けるヤンキーといえども、自分に死の危険が迫っていることぐらいは理解できたらしい。ヤンキー№2はヤケクソじみた罵声を発して立ち上がる。彼は右手にサヴァイバルナイフを構えて突進してきたが、私は軽やかな動きで彼の右腕を左脇に抱え込み、一瞬でへし折ってやった。あまりの激痛に声も出せずにもがくヤンキー№2の首筋に必殺の手刀を放つ。ぱきりと枯れ枝を踏んだ時のような音がして頚椎が折れた。折れた頚椎の一部が皮膚を破って露出する。「ぷー」ヤンキー№2は血煙を吐いて道路に倒れると、びくびくと痙攣をはじめたのであった。私は車をコインパーキングに納めると上着を羽織り、ビックカメラを目指して歩き出す。
えー、佐藤大輔の「皇国の守護者 8」が発売されているのではないかと思ってわざわざ天神にまで来たわけなんですけれども、やっぱり（笑）発売されていなかったです。私はがっかりして天神をあちこちぶらついて、午後3時過ぎにはウチに戻りました。
それからブックオフで50円で買った和田はつ子「享年0.1歳」を読みながら、CD三昧に耽った休日の午後なのであった。えっ？もちろん、CDに飽きたらぴんでんさんがおいていった「スペクトルマン」DVD見ましたよ（笑）。ええもう、タイトルが「宇宙猿人ゴリ」から「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」に変わるまで見ましたよ。
夕食は菜っ葉の煮たの、アジの空揚げ、エンドウの鞘の胡麻和え、冷奴、山芋の短冊昨日のかんぱちのあらの吸い物という飯田明先生が大喜びしそうな健康的晩餐である。ついに禁酒の誓いを破って（誓いったって三日間だけだったけどね）ビールを二缶。あまりの美味さにのたうちまわる。ウメー、ウメー、ウメー。ご飯もふりかけで一膳食ってカルシウムも補給。本当に満足的晩餐だった。〆のコーヒーは如例。
午後8時から待望の「スタートレック ヴォイジャー」の最終エピソード、「エンドゲーム」前編を見る。ぬぬう、23年間の時を経てヴォイジャーが地球に帰還を果たしてから23年、知ってはいたけれども、実際に見てみるとビックリするなあ。何事かを決意したジェーンウェイがシャトルに装備されたタキオン波放出装置を使って過去のヴォイジャーと対面するなんて、まるでラフォージ登場編の傑作エピソード「過去から来た男」（だっけ？）みたいだ。
未来と過去が平行してカットバックの手法で描かれるのはTNGの最終回とまったく同じで、いささか興ざめしたが、こそっと登場したボーグ・クィーンがどのようにストーリーに絡んでくるか、来週が楽しみでならない。
その後、「スペクトルマン」DVDをさらに見て（笑）、いい加減飽きたところでシャワー。それから焼酎やりながら録画しておいたテレビ朝日の警察ドキュメンタリー、ああ、安い、安いぞ、助けてくれ。
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3月26日（火） 見JAL 聞かJAL 言わJAL 91261
航空会社経営とはかくあるべし。いよいよ27日午後8時から「スタートレック ヴォイジャー」の最終エピソードが放映される。考えてみれば、私は中学3年の頃からという年期の入ったトレッキーなのだが、今までリアルタイムで最終回を見たことがないのだな（日本での放送時の場合である）。TOSは言わずもがな、日本テレビでの深夜放送を熱心にみていたTNGでさえ、最終回は輸入LD取り寄せて先に見ちゃっていたもんな。そんな訳でビデオなどのパッケージソフト以外でシリーズの最終回を見るのは「ヴォイジャー」が最初になるのである。既に録画すべきテープは確保した、この日の為に禁酒して体を清めた（三日間だけど）、ケーブルテレビになったので、雨の心配もいらぬ、後はもう午後8時にテレヴィの前に座るだけだ。ああ、ああ。
朝から腸が活発に動いている時は、気分も爽快でたいへんヨロシイと仕事。体調が良いので仕事もほいほい進む。朝一で新自社物件の旧家屋撤去工事に顔を出し、スケジュールの確認。それから事務所へ行って、物件シートとHPの更新。お客様より電話が二件あったが、いずれも駐車場のことであった。
昼飯は久しぶりの水樹。うんまい、うんまいとスープを全部飲み干してしまう。ダイエットはどうしたのと言われそうだが、二日間、どんべえのカップうどんミニで済ませてきたのである、これぐらいいいじゃんねえ。そのまま管理物件の見回り、ある不動産屋へ行って商談。後者が長引き帰社したのが午後5時半を過ぎていた。ちょっと休んでオタクアミーゴス会議室へ書き込み。それが終わってから、むにゃむにゃの件。むにゃむにゃはむにゃむにゃであり、むにゃむにゃだから、明らかにするわけには行かないのだ。許されよ。
夕食はトンカツ、かんぱちの刺身、生野菜、蕨の卵とじ、昨日の豚汁の残り（笑）。例によってビールは飲まず、ゴハンを二膳。ビールを飲まない分、食べ物が美味しく感じられるようで、特にトンカツのそれは抜群、んーはんーはーと鼻息あらくばりばり齧る。新鮮なかんぱちも口の中で踊るようで、贅沢をしていると思う。〆のコーヒーは如例。
夕食後、自室にてレンタルDVDで『マイアミガイズ』を大画面再生。昔ブイブイ言わせていたギャングのじっさま達がマイアミのアパートメントを追い出されそうになり、一計を案じて安置所から死体を盗み出す。その死体の顔をショットガンで撃ち、アパートメント内にほったらかしにしたら、他の住人が怖がって逃げ出したので、追い出されるどころか、幾ばくかのお金までもらって住み続けることができるようになった。めでたし、めでたし・・・、ところがその死体が麻薬王の父親だったからたまらない。このプロットだけ聞くと、凄く面白そうなんだけど（笑）、実際画面もお洒落で軽い笑いがテンコ盛りなんだけど、ちーとも面白くなかった。昔ギャングだったという設定がまったく生きていなくて、上手く機能しているのはラストで昔の仲間を集めて（当然じじいばっか）麻薬王の本拠である密輸船に乗り込むところだけというテイタラク。仲間の一人が気絶して仮死状態から覚醒するたびにいいアイデアを思いつくというギャグも肝心のそのアイデアが訳の分からないものだから全然笑えないのである。そりゃあね、元ギャングの老人たちが、自分達の過去をアパートメントのテラスで思い出すという寂寞感はしみじみとしていいんだけど、じじいが出てくれば寂寞感あるのがあたりまえであって、自慢するほどのことでもないだろう。
それからシャワー浴びてCA部屋で「スタートレック ディープスペースナイン」「右門捕物帖 謎の血文字』を続けて。「ディープスペースナイン」、ガラックと組んで慣れぬ陰謀に手を染めるシスコ。ドミニオンがロミュランに対する戦争計画を立てているというホログラムの証拠を偽造し、ロミュランを対ドミニオン戦に引き込もうというのである。結局、この偽造ホログラムはロミュランの大使に見破られるのだが、ガラックが誠にオブシニアン・オーダーらしい手法で計画を成就させるのだった。ご都合主義なのだが、それを感じさせないのが、シスコの一人語りで、この戦争に勝つためならばどんなことも厭わないと苦悩の果てに決意する彼の姿がエピソード全体を引き締めているのだ。ともあれ、連邦側としてロミュランが対ドミニオン戦に参加、このエピソードが大きな転換点となるのは間違いないようである。
『右門捕物帖 謎の血文字』、島原の乱の後日談。隠れキリシタンの残党が決起を企むという話なのだが、とにかく、分かりづらい。何のテロップもなく場所が突然に変わったりするものだから、映画の後半まで、ストーリーを把握することができなかった。確かに、同心達のお花見（笑）で起こった殺人事件が残党の決起という一大事件に発展していくという面白さはあったんだけれども。
自宅へ戻ってまた「スペクトルマン」三昧。ダストマンはトラックの運転手だったんだね。俺はずっとゴミ収集車のおっさんだと思っていたんだけれど、完全なる勘違いであった。まあ、ダストマンという名前で、トラックでゴミを運んでいたから、そう勘違いするのも無理はないんだけど。
3月25日（月） JALものは追わず 90483
飛行機に酔う奴なんてのぁ、はなっから、相手にしないんだ、うちの会社は、ええ。次の国会で、田中直紀（田中真紀子の夫）を中心とした集団が、ある法案を提出し、可決に持ち込もうとしている。その法律とは「青少年有害社会環境対策基本法」。名前こそ、もっともらしいが、実際には青少年の健全育成を阻害する（笑）という極めて曖昧な定義において、これに反するものは媒体を問わず、暴力描写、「反道徳的」描写、「危険思想」描写などが販売などで規制を受ける可能性があるという、まさに言論統制、文化統制というに相応しい凄まじいまでの悪法なのである。
背後に日本人の文化的成熟を阻止しようとするユダヤ勢力の陰謀があるのは明らかであり、万が一この悪魔的法案が可決されれば、政府の意に染まぬ情報から青少年が隔離され、彼らは第二次大戦ドイツのヒットラーユーゲントのような集団と成り果ててしまうであろう。いや、ドイツの例を紐解くまでもなく、情報を遮断され、国民が訳の分からぬうちに太平洋戦争へ導かれたあの悲劇を一番知っているのは我々日本人ではないか。またアメリカでは40年代に吹き荒れたマッカーシズムの嵐、共和党のジョセフ・マッカーシーが中心になって行われた共産党狩りという実例があり、この「青少年有害社会環境対策基本法」はこれらをみても分かるように、日本を50年前の政府の権力が強かった時代にに戻そうというココロミに他ならないのだ。
人類を人類たらしめているものは、まぎれもなく文化の多様性であり、この多様性を、条文に「国民は、社会連帯の理念に基づき、社会のあらゆる分野において青少年有害社会環境からの青少年の保護が図られるよう努めるとともに、国及び地方公共団体が実施する青少年有害社会環境対策に協力する責務を有する」とあるように、国民一人一人の衆愚的判断で制限されるようなことはあってはならないのだ。まさか、このような馬鹿げた法案が可決されようとは思わぬが、こんなことを考えたやつはそんなに青少年を健全にしたいのか、自分の理解できないことはすべからく悪なのか、そんなに青少年を自分の理解できる範疇に留めておきたいのか、こんなことやってたら戸梶啓太あたりに「チンコ、マンコまで法律で規制しようとする激安国家日本」とか言われちゃうぞ。
えー、ネタちょっと入ってますんで、本気にとらないでね。
トイレットペーパーを買ってきたので、しばらくは安心と仕事。午前中、新自社物件の建設を依頼している建築会社から、連絡が入り、旧建物の取り壊しが少し手間取っているので、当初26日に予定されていた地鎮祭を29日に延期したい由。残念は残念であるが、まあ、26日だったというのは良い日を選んだからで実際の着工は29日だったからな、工期が遅れなければそれでいいのである。
昼飯はどんべえカップウドンのミニ。レジへ持っていくとコンビニの店員さんが明らかに「あなた、デブなのに、こんなのでいいんですか」という顔をする。て、てめえ、喧嘩売ってんのかよ。なるたけ長い時間持つよう、ゆっくり啜って汁まで余さず飲む。うう、うう。午後から管理物件の見回りと営業周り。一応の成果をみて、午後4時帰社。お客様に物件のFAX流したり、最近入居された方の家賃納入通帳を作成したり、口座引き落としの手続きをしたり、や、いろいろありますことよなあ。
夕食はヨコワと呼ばれるマグロの幼魚の刺身、豚汁、ぶり大根。昨日に引き続きビールは飲まず、ゴハンを二膳。刺身、美味く、ぶり大根、美味く、豚汁も美味し。体全体で喜びながら平らげる。最後にちょっと残しておいたゴハンに納豆を混ぜ込んで仕上げとする。〆のコーヒーは如例。
夕食後自室にてぴんでんさんが置いていった「スペクトルマン」DVDを4回分見る。ネズバードン、スペクトルマンに突き倒され発電所に倒れこむのだが、この時起こった火薬の爆発で、背中に思いっきり火がついてしまっている。かちかち山かよ！それをスペクトルマンがネズバードンの背後に回り込むような振りをしながら、ばたばたはたき消しているのがもろに分かって爆笑。いやいや、助けているようにしか見えないんだもの。
その後、シャワーを浴びて、今度はDVD『ファントム・フロム・スペース』を大画面再生。冒頭、これはある奇怪な事件の記録であり、本来は機密である旨のナレーション。いつもと変わらぬ日常であったはずが、北極点から高速で移動する未確認飛行物体がレーダーに捕らえられたことに切っ掛けに一気に非日常へ変わる、いかにもSFらしいオープニングが秀逸である。未確認物体はその後も高速で南下、アラスカを経てアメリカ本土に到達、シアトル、サンフランシスコ、LAまで侵入されるにいたって、ついにレッドアラートが宣言されるのであった。しかし、未確認物体はサンディエゴ付近でレーダーから消え、その行方を眩ましてしまう。
一方、LA近辺ではラジオ放送に顕著な障害が起き、住民の苦情を受けた通信局は数台の移動電波探知車を派遣して、妨害源の発見に努めていた。その中の一台が海岸付近を通りがかったところ、助けて、助けてと叫びながら走ってくる女性に遭遇。「私の夫と友人がへんなヘルメットを被った顔の無い男に襲われたの、助けて」直ちに救急車と警察が呼ばれるが、時すでに遅く、彼女の夫は死亡、友人の男性も重症を負っていた。
LAPDの警部はこの女性と友人の狂言ではないかと疑うが、続いて入ってきた第二の殺人の知らせ、しかもまた変なヘルメットを被った顔の無い男が目撃されたために、この疑いは晴れる。そして、さらに製油所で火災が発生したことから、スパイによるサボタージュではないかと考え、ワシントンに報告。意外にもグリフィス天文台へ行って、博士と将軍に会えという指示を受けるのだった。天文台へ急行する警部と通信局員、そこで、彼らは正体不明の飛行物体がレーダーに捕らえられていたことを知らされる。博士と将軍は、その飛行物体がこの事件に関係しているのではないかと考えたのだった。
そうこうしているうちにまた製油所で電波障害が探知される。それっとおっとり刀で駆けつける、博士、将軍、警部、通信局員、その他大勢の警察官、あとおまけの新聞記者。ガイガーカウンターでの捜索が開始されるなか、ちらちらと画面に現れるヘルメットを被った怪しい男。うちゅーじんだ、宇宙から来たファントムだ。ファントムは逃げ回るうちに、小屋においつめられてしまう。さあ、光線銃でも出すのかと思ったら、いきなり宇宙服を脱ぎだしたという・・・。このファントム、なぜか透明なんである。目撃者がいった顔のない男という表現はあるいみ、正しかったのだ。すっかり宇宙服を脱いでしまったファントム、脱ぎ捨てた宇宙服を丁寧に折りたたむのがオカシイ、銭湯の作法がきちんと躾られているとみえますな。
小屋に突入してくる地球人たち、ファントムは透明だから当然みつからない。その代わり、彼らはヘルメットと宇宙服を見つけてグリフィス天文台に運びこむのだった。ファントム、あせったね、「あ、まずいじゃん、あれないと、おれ、息できないじゃん」 ファントムは車にこそっと忍びこんで天文台に行くのであった。宇宙服とヘルメットを調べる、博士と将軍、助手のバーバラ。宇宙服は強い放射能を帯びており、この放射線が電波障害の原因であったことが分かった。ついで、鋏やナイフを使って宇宙服を切り裂こうとする博士と将軍、ファントム、見ていたらきっとあせったね、「あ、あれ、俺の一張羅じゃん、そんな、あ、やめて」あまつさえ、バーナーで炙る博士と将軍、ファントム、見ていたらきっとあせったね、「あ、燃やしてんじゃん、そんな、あ、やめて」幸いにも彼の宇宙服は大変に丈夫だったので、どうにもなりませんでしたとさ。
一人研究室に残っていたバーバラ、何時のまにか、ヘルメットが空中に浮かんでいるのをみてぎょっとする。ファントムがやって来たのだ。ぜーぜーはーはー、ファントム、やっとヘルメットの呼吸用大気が吸えたので、息が荒いんです（笑）。今までウンと息つめてたんです。ジャック・マイヨールもびっくりですね。怯えるバーバラに向かってファントムは鋏を掴むとこん、こんと机をつつき出す。バーバラは気丈にもそばの紫外線灯を手にとって照らしてみると、わあ、手が見えた。バーバラ、悲鳴をあげる。なおも、こんこんと机をつつき回す、ファントム。バーバラは「分かったわ、モールス信号みたいなものね、待って今、メモをとるから」近くにあったメモ用紙にファントムが立てる音を記録します。「ワン、ツウ、ワン、スリー」なんなんだかなあ。
そこへ飛び込んできた、博士、将軍、警部たち、ファントムは風を巻いて窓から逃げ出すのであった。ここで、博士による、ファントムについての調査の総まとめが語られる。「ファントムは我々と違った生態系の星からやって来た宇宙人。彼らは酸素の変わりにメタンを呼吸する、彼らの体の構成元素はシリコンであり、だから、我々の目にはみえないのだ。彼は各地で目撃された飛行物体で地球に飛来したのだが、恐らく海にでも墜落してしまい、辛うじて彼だけが助かったのだろう」 張り切る警部、じゃあ、彼は地球の大気を呼吸できないんですね、そうしたらこのヘルメットに残っている大気を呼吸するためにまたここへ戻ってくるんですね。彼らは天文台のあちこちに探知装置を配置して、ファントムを待ち構えるのだった。
ぴーぴー、あ、ファントムだ、それっ！みんなで駆けつけるとそれはおまけの新聞記者であった。その間、こりもせず、また研究室で一人になるバーバラ。そこへ現れたファントム！というのは定石ですな。彼女の悲鳴を聞いて駆けつけた博士、将軍、警部、おまけの新聞記者、なんとかファントムとコミュニケートしようとココロみるのだが、うかつにも新聞記者が写真を撮影しようとしてフラッシュをたいてしまう。「ワッ！」びっくりしてヘルメットを放り出すファントム。粉々に砕け散るファントムの大事な大事なヘルメット（笑）。またも逃走するファントムであったが、彼の命運はすでに尽きていた。ファントムはまるで故郷を望むかのように、観測室の大型望遠鏡に登り、ついに窒息して落ちてしまう。絶命して、地球人たちに"物体x”そっくりの姿をあらわすファントム。彼の死体は見る見るうちに蒸発してしまった・・・。なんとも釈然としないキモチで観測室を後にする博士、将軍、警部・バーバラ達、ここでエンドマーク。
この後、テレヴィを見たりしてだらだら過ごし午前2時半すぎにベッドに入る。
3月24日（日） 春の大顔はさらさらいくよ 89569
さらさら行かない、行かない。最近、どうも肉に食指が動かない。ステーキ・シャブシャブ、すき焼きのたぐいはなんとか食べられて美味しいとも思うのだが、焼肉や焼き鳥関係はぜんぜん駄目。焼肉なら二皿目、焼き鳥なら五串ぐらいでもういやになってしまう。これはですなAV評論家の飯田明氏が言っているとおり、肉の食べすぎで腸が腐っているからに違いない。そういやウンチも心なしか臭いようだし、このままでは腐った腸で作られた悪い血液が全身に回り取り返しのつかないことになってしまう。ああ、俺はどうすればいいのだ（笑）。そうだ、野菜だ、野菜を食うのだ。ステーキなどがなんとか食べられるのは、一緒に多量の野菜を摂取するからであろう。野菜は肉の毒をも中和する力があるのだ。野菜を山ほどばりばりくって、そうして飯田明氏ご推薦の健康飲料DNP21を飲んで一刻も早く元の健康な体を取り戻すのだ。DNP21、一本が5.250円とちと高価であるが、健康のためとあらば仕方あるまい。10本ぐらいまとめ買いをしたっていいくらいだ。さあさ、早いところ雑誌AVヴィレッジの通信販売コーナーで申し込まなくては。
念のため言っておきますが、これ、ネタですからね。
うちの両親はシングルのトイレットペーパーがいいと言い、私はダブルのやつと主張する、ああ、こんなところにも世代間格差が！と仕事。午前中、ある物件の入居者の引越しの立会い。とは言っても大方済んだところにのこのこ顔を出し、設備におかしなところがないか、確認するだけなのだが。古い物件であったので、換気扇のファンが動かず、その修理の打ち合わせをしてから帰社。すぐに業者に連絡して修理の依頼。日曜だけどご苦労さんである。
昼飯は自宅へ戻って笊うどん。稲庭うどんの細麺というやつで、しかも母親があらかじめ茹でておいたやつだったので、腰もへったくれもなく、ただ機械的に啜りこんだのみ。午後は先日のお客様のための物件の探索。適当なやつが見つからず、途方にくれる。途方にくれついでにお客様にご報告。あまり引き伸ばすよりこちらの方が得策と踏んだのである。引き伸ばしたあげく物件が見つからないなんてことになったら、迷惑を掛けてしまうからな。
夕食は鮭のオイル焼き、刺身盛り合わせ（スーパーのあまったのを寄せ集めたお徳用パック）、生野菜、なめこと若芽の味噌汁。さすがにビールは飲まず、ご飯を二膳。刺身や鮭オカズにしたあと、最後に残ったわずかばかりのゴハンを納豆で食べて仕上げとする。〆のコーヒーは如例。
夕食後、自室にてレンタルＤＶＤの『ロック・ユー』を見る。中世イギリスの騎士道物語を現代風にアレンジしたという映画。「ロミオとジュリエット」が『ウェストサイドストーリー』になったようなものと考えるべきか。平民の息子が貴族を装って、貴族しか出場できない馬上槍試合に出場し、連戦連勝、美しい貴族の娘の心をも手に入れるが、ライバルのフランスの傭兵隊長にそのからくりを暴かれてしまう。彼は処刑台へと送られるのだが・・・。
ご都合主義なストーリー、自分たちが身分を詐称していることがバレたらどうしようとかこれっぽっちも考えない、能天気な主人公達、貴族の娘のなのに、主人公のテントに忍んでくるという、高校生の恋愛ものかという軽さなど欠点だらけの本作なのだが、平民の息子が苦難を乗り越えて騎士の称号を手に入れるというハッピーエンドには何者も効し難いのであった。それでいて主人公と貴族の娘が教会内で痴話喧嘩するシーン、ロングで引いて、カットを割らずに主人公たちのうごきにカメラが水平移動して合わせるという実に古風なカメラワークを平然として使いこなすのだから、この映画はあなどれない。好編である。
シャワーを浴びてからＣＡ部屋で録画しておいた「スタートレック ヴォイジャー」、やや、ドクターが反乱！と思いきや、エイリアンにジェーンウェイを人質にされて操られていたのであった。エイリアン達はヴォイジャーのワープコア入手を企んでいたのである。ドクターは彼らの思惑通り、ワープコアをヴォイジャーから排出させることに成功するが・・・。ラストで自分のホロプログラムが壊れてしまうと勘違いして、クルー達に隠していたことを告白するドクターのアタフタ加減が秀逸。突然、ドクターの恋心を告白されたセブン・オブ・ナインの微妙な表情がよろしい。
最終回直前にしてあんまりのんびり過ぎるエピソードだけど、いいじゃありませんか。
それから自室へ戻ってぴんでんさんが置いていった「スペクトルマン」ＤＶＤを見る。登場するなりいきなりゴリの円盤に撃たれて火達磨となるスペクトルマンとか、人間をまるで折りたたむかのように殺害するラーとか、あんまりなシーンが面白くてたまらず、ついつい午前3時半まで見てしまいました。
3月23日（土） 山口さんちのオルガスム 89213
この頃少し変よ、変態になったのかな。紛れもなく季節は春、なのだが、ウチの事務所は道路に面していて外から丸見えに近く、イキオイ、カーテンやブラインドを閉めっ放しにしなければならず、太陽光線の恩恵に預かれないので、午前中など肌寒いくらいになってしまう。こんな時がガスファンヒーターの有難さで寒いと思ったら躊躇いもなく点火、その優しい温もりを楽しんでいるのだ。これが灯油のファンヒーターであれば、灯油を補給しなければならず、使用は不可能に近い。エアコンもあるのだけれど、暖房となれば、膨大な電力を消費するので、熱帯魚にヒーターを使っている関係上、いきなりブレーカー落としの荒業が発揮されるやもしれぬ。そんなこんなでああ、ガスファンヒーターにしといて良かったなあと思っているわけであります。
案外世の男どもは便座カバーのつけ方、ことにO型のそれは知らぬのではないかと仕事。午前中はあるお客様の物件の探索に費やし、午後から案内。3軒ばかり回ったが、気に入っていただけなかったようで、大いに残念。後日他の物件を案内する旨を伝えたが、条件的に難しかったので、新たなやつを見つけることができるかどうか。昼飯は山小屋ラーメンでラーメンアンド替え玉。本当は例の水樹に行きたかったのだが、アポイントの都合でやむを得ずこちらにしたのだ。あんまり美味くはなかったが、仕方あるまい。
午後7時過ぎに事務所を仕舞って帰宅。ちと早いが、今日は「スペクトルマン」DVDの上映会をやるのだ。散らかしっぱなしになっている自室を少しでも片付けておかねばならぬ。どたばたやっている内に午後7時半過ぎ、ぴんでんさん、有久 幸次郎さん、しげさんが相次いで来訪。ぴんでんさん、やたらと大きなダンボールを抱えていて、何かと思ったら、スペクトルマンの頭部を模したDVDケースごと持ってきてくれたのであった。アハハハ、スゴイ、カッコイイ、そんなDVDだけ持ってくればいいのに（笑）。
午後8時過ぎ、獅子児さんも来訪し、いよいよ「スペクトルマン」上映会の開始である。ダシモノは「スペクトルマン」中のベストエピソードの呼び声もたかい、ノーマンの二回分。愚鈍であった山本三吉が怪しげな外科手術を受けて大天才へと変貌するのだが、ゴリの陰謀によって怪獣となってしまう。人間の意識をまだ保っている怪獣ノーマンがスペクトルマンに対して「人間でいられるうちに殺してくれ」と懇願する涙なくして見られないシーンが絶品。キワモノ扱い（笑）していた「スペクトルマン」であったが、その蒙を一気に開かれてしまった。三吉が怪獣化してしまう恐怖に怯えながらそれを防ぐための研究に打ち込むあたりなど、演出も丁寧で「アルジャーノンに花束を」のオマージュとして最良の物であると断じてもさしつかえあるまい。ところが（笑）、怪獣ノーマンの造形が、もうヤケクソ的に凄いの。巨大な頭部がサイケデリックな色彩に覆われていて、妙にラブリーなぱっちりお目目、不釣合いに長い牙など、もうギャグでしかない。それまでのシリアスなストーリーとのギャップも手伝って、見ている我々、もう爆笑の渦でありました。
このDVDボックス、画質はもちろんのこと、マニアが凝りに凝って作った、五万二千円の価格に恥じないもの。特に「ネビュラ チャプター」と名づけられた特殊なチャプター分け、ネビュラと蒲生譲二との会話をえんえんやるというものなのだが、ネビュラの神経質なクドサがもうたまらない。いきなり「スペクトルマン、○○ヲ確保セヨ、人体実験ヲスルノダ」と酷いことを言い出し、その後もしつこく「人体実験ハヒツヨウダ」と繰り返すのが本当にいやな上司という感じで腹が痛くなるまで笑わされてしまった。
上映会の後はいつものごとく近くの焼き鳥屋で飲み会。午後11時半まであれこれと騒いでがぶがぶと酒を飲む。有久さん達は用事があって、ここで帰られたが、私ら、馬鹿者三人は天神のカラオケボックスに繰り出して午前3時まで。結局寝たのが4時過ぎであったから、もう無茶は大概にしなさいなのであった。
3月22日（金） 春は揚げ物 88742
やうやうしろくなりゆく山際少しあかりて、 紫だちたる雲の綱くたなびきたる。ああ、俺って教養あるなあ。以前コンビニでバイトしていた時、やたらに目についたのが18～19ぐらいの安いカップル。日曜日の午後3時だというのにそこはかとなく漂うお風呂上りの雰囲気。午前中、一発やってきたのが丸わかりなのであった。そりゃあ、やってきてもかまやしないんだが、二人してねとねとと淫猥な空気を漂わせながら、コンビニのオカズを買い物カゴ一杯に買っていくのがいかにもセックスの合間の栄養補給という感じでキモチ悪くてたまらなかった。二人して安アパートに帰り、出来合いのオカズをさらにも盛らず、そのままコンビニの割り箸で、お互いを見つめながら貪り食らう、とうぜん、お茶を入れたりするなんてことはなくて飲み物はそのころ出始めていた缶入りのウーロン茶。食い残しをばさばさとコンビニの袋に突っ込んで、男がすでに食っている最中から勃起していた細いペニスを、女の、こちらもまた食っている最中から濡れ始めていて、安マグロみたいに赤黒くなっているヴァギナに慌しく突き立てる、そんな侘しい性生活が連想されて身震いしたものである。これが、レトルトのカレーとか、インスタントラーメンとか、少しでも手を掛けられる食材だったら、ここまでひどい事は考えなかったのだが（笑）。
昨日はウンコネタを書くのを忘れてしまったよと仕事。午前中、物件シートの整理とHPの更新。午前11時ころ、その詰まらない仕事を終わらせて、管理物件の見回りへ。ついでに銀行へ寄って次回のアミーゴス公演会場であるNTT夢天神ホールの利用予約金を振り込む。よっしゃ、これでもう会場の心配をする必要はなくなったぞ。ほっとして午後3時過ぎに帰社。昼飯としてどんべえカップうどんのミニを食べる。
その後、4月に空くことが決定した部屋の件で予約のお客様にTEL。即効で入居が決まってしまった（笑）。それからクレーム処理の報告を受けたり、お客様の物件を探索したり。午後6時から溜まっていた書類の整理を少し気合を入れて一気に片付けた。
夕食は餃子、土筆の卵とじ、チャーハン、出来合いの卵スープ。餃子でビール一缶飲み、さして美味くもないチャーハンを卵スープをお供に平らげる。野菜が少ないと思われたので、青ねぎをたくさん混ぜ込んで食ったら刺激が強すぎて涙が出てしまった。〆のコーヒーは如例。
夕食後、自室にてレンタルDVDの『リ・べラメ』を大画面再生。燃やしっぱなしの大仁田 厚みたいな特撮は確かに凄まじいの一言。しかし、なんだ、これは。画面からの情報量が大方の韓国映画の例にもれず少なくて、話のわかり難いことといったらない。子供のころ、アル中の父親から酷い虐待を受けた男、こいつの姉は父親にガソリンぶっ掛けて自分もろとも燃やしてしまっていた（笑）。そのトラウマを抱えて施設で育った男は長じてから立派な放火魔になったという、冷静に考えてみると、馬鹿みたいなストーリーである。
こいつに立ち向かう消防士達の活躍というのが映画の主題なのであるが、放火魔のクールな犯行に比べると、肝心の消防士達が間抜けに思えて、ストーリーの緊張感を甚だしく削いでしまうのにはがっかり。ラストの病院での対決もくどくて、くどくて、うんざりしてしまった。あのくどさが韓国の人には受けるのかもしれないが。
それからシャワーを浴びて録画しておいた「ぐるない」、「うりなり」などを見る。うわああ、し、しまった、間違えて大切な大切な大食い選手権のビデオに重ねて録画してしまったよ、ああ、この間のTVチャンピオンの新人戦の大半が消えてしまったではないか、ぎゃあ、ぎゃあ、ぎゃあああ。とほほ、しょうがないからこの部分には来週の「TVチャンピオン グルメ漫画王選手権」でも録画するかあ。
3月21日（木） ボロミア着てても心は錦 88327
『ロード・オブ・ザ・リング』大ヒット記念洒落。って、本当にヒットしているのか？3月1日アマゾンにオーダー分のDVDがようやくシッピングスーンのスタータスになった。これは何も品切れなどということではなくて、3月26日発売の『ウォーターシップダウンのウサギたち』に合わせて発送されるためである。随分と待たされてしまったが、あと10日足らずで伝説のコメディ映画シリーズ 『ロードムーヴィー』が見られるのだ。それをもってよしとしようではないか。
本日は春分の日、世間様は休日であるけれども、我が有限会社 宝誠は営業なのである。午前9時朝一番にやってきた新自社物件のための旧家屋取り壊しトラック軍団に駐車場所の指示。その後午前10時過ぎからお客様のご案内、四軒。南区のある地域をほいほい回る。T氏と違ってこちらの方は、すんなりと決まりそうである（あっ、まだウランでいる）。
午後1時半帰社。本日はダイエットの日なので昼飯は抜き。午後からは管理物件の見回り。常々気にかかっていたある物件の屋上の掃除。うわぁ、風が強くて気温は高いけれどもこれは寒いわ。ひーひー言わされた。午後3時過ぎに帰社、書類整理など。
午後5時半にぴんでんさん、来訪。3月10日に素早く組み立てたものの、どうした分けか起動しなかった自作パソコンをまた持ってきてくれたのだ。販売店で見てもらったところ、基板の一部が不良だったとのことで、「今度はもうばっちりですよ」と得意満面のぴんでんさんだ。この10日間借りていた代用パソコンからデーターをいったんMOに移し、自作パソコンをモニターやプリンターに接続。オソルオソルスイッチを入れてみると、やったー、何の障害もなく立ち上がったー。「WE
DID IT？」私に尋ねるぴんでんさん、私は大きく頷いて「YES WE DID IT！」♪ちゃーんちゃちゃーんちゃちゃちゃらっちゃちゃちゃんちゃんちゃんちゃん、ちゃーらちゃ、ちゃーらちゃー、ちゃちゃちゃ♪『妖星ゴラス』のファンファーレが鳴り響くなか、私とぴんでんさんは手を取り合って喜んだのだった。
それから、いろいろソフトの調整や、ネットの接続環境を整えて全てが終了したのが午後８時半。腹をぐーぐー鳴らしっぱなしの飢えた子豚さん二人は近くの焼き鳥屋に飛び込んだのであった。ビールを飲みながら焼き鳥、それも豚バラとか豚とろとか喉軟骨とか濃いネタばかりをやつぎばやに頼んでぼりぼり貪る。焼き鳥についてくるキャベツもばりばりまるで青虫のごとく平らげる。あー、満腹だ、これ以上入らないやとため息をついたら、隣のぴんでんさんが、また（笑）豚トロ頼んでやがる。そ、そんなに食えないって。それに肉ばっかり食っていたら、腸が腐っちゃうよ、とても臭いウンチが出ちゃうよ。
ぴんでんさん、詳細はまだ明かせぬものの、ものすごく切ない話をしはじめたので、私もぐいと麦焼酎ロックを飲んで、一緒にせつながる。ああ、せつない、せつない、せつない、胸がきゅんとなーる。
水樹のラーメンを食べに行くというぴんでんさんと別れて、午後10時半に帰宅。途中で買ってきたいいちこをやりながら、録画しておいた「TVチャンピオン 大食い選手権新人選」を見る。あっ、優勝間違いなしと思っていた大阪の男が途中でリタイアしやがった。とろろ飯を7.25キロ食べてコンデションを崩してしまったらしいのだ。恐らく試合後、戻してしまって所謂ドクターストップが掛かったのであろうが、実に惜しいことである。結局優勝したのは同じ大阪代表の女であったが、記録的にはごく平凡なものだったから、尚更だ。久しぶりに白田に匹敵する化け物が登場したと思っていたのに。
3月20日（水） スカトロ爽やか、コカコーラ 87916
爽やかじゃない、爽やかじゃない。私の一番好きな第三種接近遭遇事件。例の宇宙人からパンケーキを貰ったというアメリカのサイモントンさんである。サイモントンさんは牧場を経営していたのだが、ある日、空とぶ円盤が突然舞い降りてきた。そして中からバケツを手にした宇宙人が出てきて、身振り手振りで彼に水をねだったというのだ（笑）。サイモントンさんが親切にもそのバケツ一杯に水を汲んで上げると宇宙人は大層喜び、また身振り手振りをする。どうやらアナタニオレイガシタイと言っているらしい。そこで、サイモントンさんが円盤の中を覗き込むと数人の宇宙人が鉄板の上で何かじゅうじゅう焼いていたので、あの焼いているものをくれと言うと、宇宙人は頷いてその何かをサイモントンさんにくれたのだった。
それはごつごつとしたパンケーキかクッキーのようなものであった。サイモントンさんがそれを齧ってみるとダンボール紙のような食感でぜんぜん味が無かったそうである。このニュースは全米に配信されたが、「齧ってみたら・・・」の件で見ていたアメリカ人がみんな一斉にツッコンだという。「お前、食うたんかい！」最近、こんなほのぼのした宇宙人話ないよなあ。キャトルミューティレーションとか、政府の陰謀だとか、殺伐とした話ばかりで、そんなのつまんないんだよなあ。
本日はお休み。恒例のごとく午前9時半に起きだし、シャワーなど浴びる。身支度を整えて事務所へ。日記つけやネットのチェックの為なのだが、ドアを開けるやいなやT氏からの電話。何事かといぶかしみながら出てみると、物件のキャンセルであった（笑）。どしゃー、Tさん、最初マンションだったのを一方的に一戸建てに換えて、ようやく物件が見つかったらキャンセル？そりゃあ、お客様だからいいんだけど、ちとひどいのと違う？とほほほ・・・と嘆きながらM不動産にもこの件を連絡。二人そろってため息ついた。
気を取り直して日記つけやメール書き。午後12時すぎから車でお出かけ、わざわざ東区までいっぷくラーメンを食べに行く。いっぷくラーメン、水樹のスープを知った今となってはいささか色あせてしまうが、それでも麺は腰があってこちらの方が上、いっぷくラーメンの麺を水樹のスープで食べるのが理想かもしれない。腹をくちくしたあと、近くのブックオフで100円本を一冊求めた。途中のレンタルショップでDVD『トゥームレーダー』を借りて午後３時過ぎに帰宅。
アンプを十分に暖めておいてから、またまたCD三昧。近所の人も同じCDばかり掛かるので呆れているかもしれない。午後6時に再び事務所へ。裏モノ会議室に書き込み一件。書き終えて送信した直後に、「あっ、考えていたギャグをひとつ入れ忘れしまった、畜生、畜生」とうろたえ騒ぐ。本当は＜だったら、肉をたくさん、食っている欧米人はどうなる。彼らは年柄年中、腸が腐ってウンチが臭いのか、またライオンなどの肉食獣なんかどうすりゃいいのだ。動物にだって体温あるんだから、やっぱり腸が腐っているのか。ライオンに肉食うな、松島トモ子齧るなって、あなたはいえるのか。＞に“何よりもライオン丸やタイガーセブンや豹マンとか猫科動物のヒーロー番組ばかり作っていたうしおそうじ先生に失礼ではないか”と続く筈だったのである。えっ、別に忘れたってかまやしないじゃないか、そんなに面白くもならないじゃないかって、キー、お前が言うな！
夕食は豚の味噌漬ソテー、生野菜、ほうれん草の胡麻和え、山芋の短冊。味噌漬が美味くてたまらず、一枚がビールのつまみ、一枚がゴハンのオカズ、さらにもう一枚がデザート代わり（笑）。ダイエット、ダイエットと言っている奴が三枚も食うな！〆のコーヒーは如例。
夕食後自室にて『トゥームレイダー』のレンタルDVDを大画面再生。予告から女インディアナ・ジョーンズを期待していたのだが・・・、５千年に１度起こるという惑星直列。その瞬間に古代人が残した秘宝のパワーを使えば、人間は神と同じ全知全能の力を得られるという。この万能パワーの入手を企むのが謎の組織、イルミナティなんだから、ちんけなトンデモ本なみのストーリーである。アンジェリーナ・ジョリーが演ずるヒロイン、ララ・クロフトは文句なしにカッコいい、しかしそれ以外に魅力を見出すことのできない、凡庸な映画であった。冒頭30分のタイクツ極まる展開についうとうとしてしまって、細かいストーリーが分からなくなってしまいましたよ、私は。
流石に特撮は頑張っているものの、やっていることがダサくって、全然乗れないのである。レンタルDVDだから良いけど、万が一映画館で見ていたら激怒必至だな。
3月19日（火） シノワもろとも 87554
フランス料理のシェフは情が深い人が多い。昨日の日記に書いたAV評論家のI田 明氏、ご自分のホームページでとうとうこんなことを言い出した。肉食はいけない。なぜならタンパクが腸の中で安定した３６度の温度で暖められるために強烈に発酵するからだ。もっとはっきり言えば「腐る」のだ。肉や卵を真夏の炎天下に置いておいたら同じことが起きるだろう。そうなったら最後だ。 あなたは、あなたの体温で食べたものを「腐らせている」のだ！腸が腐っているということはそこで作られる腐った血液が体中を巡るということである。それで健康が保てるわけがない。うーん、うーん、余りに強烈なインパクトに寝込んじゃいそうだ（笑）。I田さん、そんな体温でタンパクが腐るって昔から肉を常食してきた欧米人はどないなりますねん、常食どころか肉しか食べないライオンとかどないなりますねん。我々日本人が魚や米を主食にしてきたのは、何も、肉が健康に悪いからではなく、単に食料源として確保しやすかっただけがな。真夏の炎天下に置いておいたら魚や野菜だって腐りまんがな。そんなこと言ってたら、我々何も食えまへんで。
どうもこの文章、トンデモさん特有の日本人エライ、西洋人ダメという偏狭な右翼思想が伺えて居心地悪いったらありゃしない。しかもその論拠が肉は体温で腐るというトンデモにトンデモを重ねたような暴論だから、尚更だ。私はこの文章を読んでああ、この人はアッチへ行ってしまったのだなあ、もうコッチへは戻ってこないのだろうなあと思い知らされてしまった。それはそれで面白いのだけれど（笑）、俺、この人のAV評論好きだったんだよなあ。
そろそろトイレネタはやめようと思うのだが、どうでしょうかと仕事。午前中T氏の物件に掛かりきり。建築会社からFAXされてきた資料を元にローンの詳しいレポートをワードで作成し、さらに担当者に電話して説明の仕方を聞いたりする。一段落つけて昼食。自宅へ戻って弟が岩手出張の土産として買ってきていた冷麺を賞味。ぽきぽきするほど腰のある麺はばつぐんに美味かったけど、付属のスープが平坦な味でいまいち。土産ものの域を脱していなかった。これでスープが美味ければ、通信販売で取り寄せても良かったのだが。
午後から管理物件の見回り。お客様案内のアポイントがあったが、先方からキャンセルが入ってしまった。午後4時半からM不動産とT氏が来訪して、また打ち合わせ。土曜日に建築会社の担当を招き、さらに詳しく説明を聞くことにする。
事務所を早めに仕舞って午後７時帰宅。今晩は、ユナイテッド福岡に『ロード・オブ・ザ・リング』を見に行くのである。天然鯛の刺身？、もずく、鯛のあらの煮付けの夕食を素早く片付け、午後7時20分、車で出発。途中渋滞があっていらいらさせられたが、なんとか45分過ぎには到着することができた。『ハリー・ポッター』の時は封切りからかなり日数がたっていたのにも関わらず、ほぼ満席だった。『ロード・オブ・ザ・リング』はさらに混んでいるのに違いない、ひょっとしたら午後8時からの回が見られないかもしれない、なんてったって、トールキンの『指輪物語』だからな。あせりにあせってチケットブースに駆け込み、オネエさんに「『ロード・オブ・ザ・リング』空いてますか！」と叫ぶ俺。オネエさん、至極冷静に、「大丈夫ですよ、真中の席になさいますか」なんだ、ぜんぜん空いてるじゃん（笑）。
実際、観客は数えるほどしかおらず、真中、中央よりちょっと後ろというゴールデンポジションの席に座った私は王侯貴族のような気分になってふふふと笑ったのであった。両脇にも人がおらず、快適そのもの。そしていよいよ場内が暗くなり、予告編が始まった・・・、するとぽりぽり君とがりがりさん、じゅるじゅる君とがさがささんの二組のカップルがどやどやと入ってきて、俺を包囲するかのように、両脇に座りやがった（笑）。二組とも座るなり、ぽりぽりと音を立てて、ポップコーンを齧りだす。あちゃーと思っていたら、まるで嫌がらせをするかのようにジュースを啜る音がじゅるじゅるじゅる・・・、ぽりぽりのじゅるじゅる、ア、ソレ、ぽりぽりのじゅるじゅる、うぎゃー。特に右隣のぽりぽり君、ぽりぽりぽりぽりとポップコーンをフロド達が裂け谷のエルフ館にたどり着くまで齧り続けたのは驚異ですらあった。大食いチャンピオンだって、そんな長いこと食い続けられないよ（笑）。周囲に気を使って静かに食べようとツトメているのは分かるけど、余計に癇に障るのだ、これならがりがりと大きな音をたてて五分で食い終わってくれたほうがまだましだ。
あっ、念のため、私がこんなことにイラついているのは日記を面白くするためですから、べつに映画見ながらポップコーン食べても構わないですから、私はちっとも気にしませんから、こいつら、みんな纏めて無人島行きだ、そこで近親相姦重ねて奇形ばっかりの恐怖の近親相姦村を作るがよいわ！と戸梶圭太の小説みたいなことを考えているだけですから、ええ。
肝心の映画はどうであったかというと（笑）、いや、正直、こんなに出来がいいとは思ってもいなかったです。小説の映画化なんてものは凡庸な監督がやるととかく名場面のコラージュ集に堕してしまいがちなのだが、このピーター・ジャクソンの演出は、指輪に対するビルボの亡執やラストでしくじるボロミア（笑）の過剰なまでの使命感をキチンと描いており、いささかの手抜きもない。モリア坑におけるバルログとの戦いも期待以上で「そうそう、俺はこんな“指輪”を見たかったんだ」と膝を叩いてしまったほど。なにより三時間の長丁場をダレさせることなく描ききったその体力は驚異の一言である。ラルフ・バクシのアニメではまるでオダギリ・ジョーみたいな間抜け面であったレゴラスも生活臭を感じさせない、まさにエルフ的な美男子になっていたのもウレシかった。
映画が終わりトイレに駆け込んで長々と放尿してから、いや、ずーっとおしっこしたかったの（笑）、車を飛ばして午後11時半に帰宅。焼酎を飲みながら映画秘宝の指輪特集を読んで、第二部の「二つの塔」編に思いを馳せる。午前二時半、このうえもなくシアワセな気分を抱いて就寝。
3月18日（月） おちゃらけはぬるめの燗がいい 87213
あんまり熱くなってはいけない。昨日もエナジーリファインCDをさんざん馬鹿にしたが（笑）、今やこういったオカルトのトンデモ系がオーディオの一分野として確固たる地位を占めているのは紛れもない事実である。突き詰めていえば、オーディオ的な“いい音”というものは物理的特性の一つでしかないのだが、なぜこういった擬似科学的な手法が導入され、多くの人が効果があるように思い込んでしまうのだろうか。確かにオーディオの世界に「100点満点の音」や「70点の音」という絶対的指標は存在せず、一部のエンスージアストやオーディオ評論家を除いてリファレンスとなるものを持ち得ないために、“いい音”が個人個人の主観に委ねられざるを得ない。その人が、これは“いい音”であると言い張れば、それは何者にも否定できない真実となってしまう（あっ、自分で書いといてなんだが、ちょっとイタイぞ）。つまり個人個人の思い込みに依存している部分が他の趣味に比べて大きいのである。
この個人の思い込みというのがやっかいで、雑誌で○○先生が書いているからへんな音がするはずがない、こんなレベルで音の良し悪しを判断している程度に過ぎなかったりするのだ。加わるに昔からある、オーディオのコストパフォーマンス信仰、高いキカイを買うオカネモチよりも工夫して安いキカイでいい音を出すほうがエライ、がそれに輪を掛けているのは明らかであろう。そのオーディオ的な思い込みとオカルトとは実は等価のもので、だからこそ、気で音が良くなるとか、高次元のエネルギーにチャネリングして、音を良くするなどのたわ言が容易に受け入れられてしまうのではないか。
そんな思い込みとは無縁の筈のプロのオーディオ評論家も騙されて（笑）、しまっているけれども、彼らの場合は、やはりオカルトへの耐性がない、もしくはオカルトそのものを信じてしまっているというのが問題なのであろう。私はI田 明氏という評論家の記事をもう10年前ぐらいから好んで読んでいるが、この人も「気のオーディオ」「オーディオリファインCD」を絶賛し、同時に引越し前の自宅に幽霊がいたと言い張っているのである・・・。
今日もトイレの水が流れっぱなしになるというクレームを受けてしまったと仕事。午前中、M不動産来訪し、T氏の物件について打ち合わせ。ようやく適当なところが見つかったのだ。その後、物件シートの整理、HPの更新。昼飯はカップヌードルのミニ。ああ、もっと食いたい、たくさん食いたい。午後から管理物件の見回り、いったん帰社して資料を整えて、T氏と会合。彼の会社が事務所の近くにあって都合悪いため（なにしろ営業をサボってきているのだ）、ちょっと離れたところのファミレスで一時間くらいやる。
このファミレス、マネージャーらしき人物が一人で大汗かいて走り回っており、なかなか注文もとりにこない。後から来たT氏の分のコーヒーの伝票を忘れたらしく、勘定の時に、「ああ、いいです、いいです、コーヒー一人分で」と言う。つまり、2人で一時間以上いて支払ったのが150円という（笑）、こんなんでやっていけるのか、このファミレス。
午後６時過ぎに帰社。残務の処理、クレーム工事の手配、それから本日から立ち退き住居の取り壊しに掛かっている建設会社との打ち合わせなど。
夕食はアジの刺身、生野菜、チャーハン、マイタケと豆腐の味噌汁。アジの刺身がねっとりと美味く、ビールに合うといったらない。ビール一缶飲んでゴハンは当然なし。チャーハンはぎゃっというほど大量の飯をフライパンで練るようにして炒めるのであんまり美味しくなかったのである。〆のコーヒーは如例。その後、自室にてDVD『ジュラシック・パークⅢ』を大画面再生。
シャワーを浴びてからCA部屋にて録画しておいた『青春の風』を見る。この時代としては驚くほど軽い都会的なラブコメディではないだろうか。吉永小百合・ 浜田光夫がつかず離れずといった風情で、まるであだち充の漫画みたいだ。ラストの吉永小百合が浜田光夫の求婚を受け入れるくだりはさすがに気恥ずかしいが、この喜劇的なセンス、現代にも通用するものであろう。
それから「スタートレック・ヴォイジャー」の先週放送分。ドクターベシアのスパイ疑惑から一転して思いがけず連邦の創設当時から秘密裏に結成されていたという裏組織の存在が明らかにされる。カーデシアのオブシニアン・オーダーに相当するこの組織がドクター・ベシアをスカウトするために彼にスパイ疑惑が掛かったというホロプログラムを使ってテストしようとしたのだ。意外な結末にびっくりさせられたが、今後、この組織が全体のストーリーにどう関わってくるか、非常に興味深いところである。
3月17日（日） ヴードゥ捕物帖 86845
アラカンがボコールでエノケンがゾンビ。さて、またまたエナジーリファインCDである。開発者、ｋ野満氏がエナジーリファイン技術の開発理念を一層明確にするための寸劇と称して、AVビレッジ平成10年九月号でこんな文章を発表している。これが、あまりに独善的で失笑せざるを得ないようなものだったので、ここで紹介することにした。芸がないと謗られるかもしれないが、原文をそのまま引用、（）内は私のツッコミである。
＞「本当の幸福は誰の手で」 U君は人生に疲れきっていた。自分は成功とは無縁の存在で運も悪い。毎日嫌な職場で、気まずい上司（どんな上司だ）に大嫌いな仕事ばかり押し付けられていた。しかしU君は「俺もいつか必ず・・・」という夢を、どうしても捨て去ることができなかった（随分と具体性に掛ける夢である）。でも毎日の自分を見る限り「どうせ俺は・・・」と思わざるを得ない厳しく憂鬱な現実ばかりだったのである。
ある日、U君は突然E子にめぐり逢った。彼は日頃のうっぷんをE子に愚痴った（出会ったばかりの男にそんな愚痴を聞かされE子もさぞ・・・と思いきや）。すると彼女は「私が助けてあげましょう。あなたに私のエネルギーをあげるわ！（いらん、いらん）そうすれば貴方は幸福になれる・・・」（こんな女がいやがったら問答無用で射殺してやる）とたくさんの愛を彼に与えてくれた。U君はたちまちE子に夢中になった。E子のエネルギーのおかげで彼は成功し、富を得た・・・。だが数年後、彼女は彼に別れを告げた。U君には、前と同じどん底の、いや、それ以下の生活が待っていた（なんか、「杜氏春」みたいですなあ）。
しばらくして今度は彼の前にR子が現れた。R子はこう言った。「こんな悲しい想いを二度としないように、これから私が幸福になる方法をたくさんたくさん教えてあげましょう。この方法をいっぱい知ったら二度と与えてくれる人におぼれることはないわ」（何を言っているのだ、この人は）U君は一生懸命に学んだ。万巻の書も読んだ。世界のありとあらゆるマスターを訪れ教えを聞いた（ラエルとか、マイヤーとかサイババだろう、どうせ。そんな暇があったら働け）。R子の元に戻ると、どうした訳か、彼女は冷ややかに「あなたの○○がいけない（包茎か？）直さなきゃダメよ、あら、ここも、ここもよ」と厳しく糾弾する。そんな彼女自身を見るといつも猜疑心に溢れ、批判的でちっとも楽しそうじゃない（“と学会”のことか）。R子の口癖はこうだ。「悪いところを次々に見つけて、全部リファインしなきゃ幸せになれない!!」（キチガイじゃないのか）息苦しくなってきたU君は、思い切ってR子と別れた。「もう失恋はなれっこだい・・・」
「三度目の正直」を目指してU君が旅にでると（寅さんか）、そこにはW子がいた。U君は彼女を見るなり一目惚れした。だって彼女は見るからに楽しげに幸せそうにしているんだもの。W子は言う。「どんなに頭で学んだって心が楽しくなくちゃ、現実は変わらない！あなたはホントに自分を愛している？自分が好き？自分の可能性を信じている？どんな状況にもちゃんと意味があるわ。今を否定しちゃダメ。楽しい想いが先にあれば、楽しい出来事が後から必ず追いかけてくるのよ」（ああ、うっとおしい）何よりもU君はW子の口癖にグッときた。「あなたにも私にも無限の力があるの（お、大きくでたねえ）。本当はどうすれば良いかも全てしっているわ。ただ今は忘れているだけ・・・。一緒に思い出そうよ。夢や希望は叶うのが一番自然な姿なのよ・・・」今まで聞いた事のない響きだった。
U君の現実は好転した。何故かって？彼は忘れていた無限の可能性と力を思い出したからだ。ブツブツ言う前に勇気を出して自分の内なる声を聞き、その通りに実践した。以降U君は例え落ち込んでも、自分を古い立たせ喜びの方向へと心の針を合わせ続けた。こうしてU君は絶えざる自己信頼によって勝ち取った幸せをかみ締めていた（そうして他人を勧誘して嫌われるわけやね）。
ある日、W子は突然この世を去った（楽しい出来事が追いかけてくるんじゃなかったのかよ）。U君は悲嘆にくれた。しかしその時、彼は初めて気付いた！！。俺はW子によって成功したんじゃない！これからも自分の本当の願いと無限の可能性を信頼し続けよう。もう泣いたり、妬んだり、人のせいにするのはやめよう。俺自身の幸せな姿を見れば、誰だってそれを真似したくなるはず（ならん、ならん、なんか昔、自己啓発セミナーにはまった友人も同じようなことを言っていたぞ）。『未来は喜びに満たされたもの』 これを俺の口癖にしよう！」（なんだこいつ、恋人が死んだってのに、俺が、俺がばかりじゃないかよ、馬鹿野郎が）＞（引用終わり）Ｋ野氏、登場した三人の娘（キチガイばっか）のうち、あなたは「エナジーリファインCD」にどの役を演じさせたいか、それによって結果が大きくかわると仰っているが、ぜんぜんエナジーリファイン技術の開発理念が明確になってませんがな。
オカルトおやじってこういう竜頭脱尾な、訳のわからん例え話が好きですよねえ。
便座カバーを買ってこなくちゃと仕事。訳の分からない寸劇とやらを書くのに時間を費やしたので、仕事のことは書きません。昼飯は自宅へ戻って冷ソーメン。夕食は母親が祖父の四十九日の法要で出された弁当を持って帰ってきていたので、それで済ませる。缶ビール一本。野菜が足りぬように思われたので、ゴハンは納豆卵かけにする。〆のコーヒーは如例。
夕食後、自室にてDVD『エクゼクティヴ・デシジョン』を大画面再生。途中までにするつもりだったが、結構面白くて2時間10分の長い映画なのに、ついつい最後まで見てしまう。それからシャワーを浴びてCA部屋へ移り、録画しておいた『右門捕物帖 帯とけ佛法』を見る。ある寺で行われている法要、これが霊験アラタカだと大変な評判になっていたが、実はこの評判に引かれてやってきた娘たちをダシに使った“出会い系サークル”だったという（笑）。アラカン、エノケンがある溺死体から調べを進めてついにこの寺にいたる過程が丁寧に描かれており好感の持てる映画。特にエノケンの軽快な動きが素晴らしい。最も、三年前に御用金を盗んだ盗賊団が江戸に潜伏していたという伏線がラストでまったく機能しないのには面食らってしまったが。
その後自室に戻って春日裕子「火群の館」を読む。一言でいってしまえば“気の狂ったオリエント急行”、なぜ自分がこんな理不尽な復讐を受けねばならないかという恐怖が主眼になっている。主人公の恋人（男）が非常にイヤな人間であり、物語中で徐々に明かされていく彼のいやらしさがラストで一見理不尽に極まる復讐に一片の正当性を与える構成の上手さに感心させられた。一方、いわゆるホーンテッドマンションの要素も導入されているが、こちらは超自然現象の描写がありきたりで、たくみ過ぎるストーリーにかみ合ってなかったように思われる。これならば、最初から純粋なサイコパスものに纏めた方がすっきりしたのではないか。ホラーだからといって、ゴーストストーリーでなければならないという法はあるまいに。
3月16日（土） ピノキオの敵は今日の友 86481
映画『A I』鑑賞記念駄洒落。だから、あれはおとぎ話なんだから、今時捨てロボットが出てきたり、そのロボットが信じられないほど馬鹿で、青い妖精に出会えば人間になれると思い込んだりしても、怒ってはイケナイないのである。エナジーリファインCDいいなあ。本体は５万円もするからちょっと買う気にはなれないけれども、無料で貰える資料ってのがあるそうだから、申し込んでみようかなあ。と学会白書でも紹介されていたけど、あれは雑誌の広告がソースだったから、この資料は飛びっきりのネタになりそうだからなあ。でもなあ、貰う為には自分の住所・氏名をFAXしなくちゃならないんだよなあ、この手のトンデモ商品の売り手というのは大概しつこいから、後からえんえん、ダイレクトメールとか送られても困ってしまうしなあ。そんなことになったら自分の息子が結婚するどころか、最近ますますディープなオタクの世界にはまり込み、独身の友達ばかり増やしてへんな映画やテレビの上映会をするようになって悩んでいる母親をさらに悲しませてしまうかもしれないしなあ。どうしようかなあ、エナジー・リファインCD。
最近、雑誌AVヴィレッジの波動オーディオ記事を笑いものにしている私でありますが、この間もエナジーリファインCDの効果を波動転写機オーディオエネピーで転写するという記事を見つけて、大いに笑わせてもらったもんですよ。そんな、トンデモにトンデモを重ねて、なんか、ビックフットの正体がUFOで連れてこられた宇宙生物だったみたいなの、この雑誌でしか読めないよ。これでも一応、オーディオ専門誌なんだから。
新しく入居した人からトイレの手洗いの水がちょろちょろとしか出てきませんと文句を言われたと仕事。午前中、新自社物件の地質調査の立会い。ボーリングして地質を調べ、それにあった杭を発注するのだそうだ。その後事務所へ戻って書類の整理や物件のデーターベースを調べ。昼飯は自宅へ戻って笊うどん。母親からもう全部茹でちゃってと言われて三人前を茹でたのだが、これがめっぽう美味しく、あと一口、あと一口と啜っているうちにとうとう全部平らげてしまった。私は美味しい笊うどんなら幾らでも食べてしまう人であり、これでダイエットしようというのが無理なのである。
午後は営業まわりと本日引っ越してきた入居者のお世話。独身女性だったので、ゴミだしのやり方や買い物の場所など特に丁寧に教える（笑）。クレームも少し、あっ、風呂釜に水道管が繋がってない、これじゃシャワーが使えないよ。呆れて業者に電話、迅速な対応を要求した。
夕食はしめ鯖、イカの刺身、生野菜とカレー。ビールを一缶飲み、カレーを一皿食べる。うちのカレー、もったりしている割に味が薄いのが欠点なのだが、今日ばかりはいつもと違うカレールーを使ったせいか、よくある喫茶店風のカレーになっていたのは驚き。やっぱりこっちの方が美味いや。もう一皿食べたかったけど、さすがにそれは・・・。〆のコーヒーは如例。
その後、自室にてジャッキー・チェンの『ポリスストーリー』を大画面再生。やはりレターボックスでDVDの出来は最悪であるけれども、映画としての面白さもまた無類。メイ役のマギー・チャンが『ポリスストーリー 3』に比べると太くて、髪をアップにしていると顔が相撲とりみたいに見えるのが唯一の欠点か（笑）。その後シャワーを浴び、焼酎水割りやりながらLDで『愛覚えていますか』再見。いや、いい年こいてこんなことやっている場合ではないと分かっているのですが。
3月15日（金） ネーヴィー女優 86075
JOIN THE AV, DO THE FUCK！てか。昨晩遅く、隣のマンションの塀にスプレー塗料で落書きしようとしていたヤンキーを三人、射殺した。口径30-338のマグナムライフルを用い、自宅二階の窓から狙撃したのである。別に自分のマンションではないし、放っておいても良かったのだが、こういう輩を生かしておくと、今年九月竣工予定の新自社物件に同じことをされないとも限らないと考え予防的措置をとることにしたのだ。180グレインのマグナム弾頭、手詰めでマキシマムに装薬を詰め込んでいたからその威力は凄まじかった。弾頭にナイフで刻みをいれ、ダムダム効果をも発揮するようにしていたから尚更だ。ヤンキーの頭が一瞬にして消滅、後の2人は小便を漏らしながら這いずり回る。おかげで次のやつの狙いが外れ、頭部を撃つつもりが右肩に命中してしまった。関節ごと肩が持っていかれたそいつは着弾のショックで失神する。面倒くさくなったので、腹部にもう一発ぶち込み、内臓をパンクさせてやった。最後の一人は恐怖のあまり、悲鳴を上げることもできずに蹲って震えている。私は慎重に狙いを定め、闇夜に霜が降りるごとくそっと引き金を絞り落とす。マグナム弾はそいつの延髄を破壊し、顔面をぐしゃぐしゃにしてから貫通し、冷え切ったアスファルトに食い込んだ。都合四発の銃声を響かせてしまったが、なに、どうせ、ヤンキーだ、近所の人も気にしないであろう。
ようやく便座カバーのついていない洋式便器に腰を下ろしても、冷たさのあまり「あはひゃうひゃほい」と飛び上がることのない季節になったと仕事。午前中はリフォーム業者への支払い、まだ終わってない修理の催促等々の手間仕事。お客様より案内依頼の電話入るが、条件があまりに厳しくて物件が見つからず。断腸の思いでその旨を伝える。
昼飯は久しぶりに郷屋のラーメン。うわ、やたらにスープの味が濃いぞ、私はここでは常に味濃い目で注文するのだが、それにしてもこれは濃厚すぎ。味濃い目がこのレヴェルになってしまうのならば、次回からはオーダーの仕方を変えねばなるまい。そのまま管理物件の見回り。途中熱帯魚屋に寄ってナマズの餌を買ってくる。午後5時過ぎからM不動産へ行ってT氏の新築物件について打ち合わせ。なんとか希望額のローンが組めそうという説明に胸を撫で下ろす。これでT氏に文句言われなくて済みそうだ。
夕食はハマチ、イカの刺身、ナメコの味噌汁、ウナギの蒲焼。ビールを二缶飲んで、いい気持ちになったところで、蒲焼をタレともにゴハンに乗せ、電子レンジで1分ほど暖めた簡易うな丼を作る。特売のウナギであったが、あっつあっつのやつを山椒ふって食べたら思いがけず美味かった。ああ、幸せ、幸せ。〆のコーヒーは如例。
夕食後、自室でジャッキー・チェンの『ポリスストーリー Ⅲ』を大画面再生。レターボックス収録のみでDVDとしては感心できないプアな画質。おまけにプログレッシブ変換の為のフラグが立てられていないためか、PIANOのスキャンコンバーターが変換ミスしまくる。ジャングルでカメラがパンするシーンなど最悪で、画面全体がじわじわノイズで埋められてしまうほどだ。まるで初期のアナログハイビジョンのテレビみたいである。でも映画は面白いので何回も見ちゃうんだよなあ。パイオニアさん、早いとこ、こんな不出来なDVDは廃盤にして、きちっとしたスクイーズ収録のやつ出してくださいよう。特典とか別につけなくていいから、3.800円ぐらいで。
シャワーを浴びてから録画しておいた「うりなり」など見る。ジニーは確かに可愛いが、やってることが学芸会なみだから、見ていて恥ずかしくて堪らなくなってくる。ちょっと赤面までしてしまったぜい。
3月14日（木） 時計仕掛けの俺ん家 85634
なんでもタイマー仕掛けの恐怖。英文の日記をつけてみようと思っている。とはいってもさすがに毎日の日記を英文化するのは手間なので、一週間に一度だけ、休みの水曜日だけを翻訳ソフトを使ってざっと訳し、後から明らかにおかしな部分に手を入れるというズルイ方法を考えているのだ。別にですな、世界に向けて私の詰まらぬ休日の様子を発信しようというつもりは毛頭なく、これで今の私のプアな英作文能力が少しでも上達してくれればいいのである。そうすりゃ、アマゾンにももっとましなクレームのメールを出すことができるようになるだろうからな。
あっ、便座カバーを汚しちまったがやと仕事。終日、しょぼつく雨、愉快ではないが、花粉が飛ばぬのはなにより。午前中は物件シートの整理、HPの更新やるが、いつもは1時間と少しで終わる筈のこの作業が、宗教の人とか、立ち退きの確認とか、いろいろ邪魔が入ってなかなか進まない。午後1時過ぎになんとか形をつけて、車で外出。天神まで行ってNTT夢天神ホールへ、オタクアミーゴス公演の為のホール使用申請書を出しに行く。本来、これは昨日に済ませておくべき事柄であったが、ついつい浮かれすぎて忘れてしまったのだな。いったん自宅へ戻ってインスタントラーメンの昼食。フツーのとんこつラーメンに一味唐辛子をわっさわっさ振り掛けると、あっ、これは一蘭の味だ。本当にあのラーメンの味になるので、物好きな御仁は試してみられるが宜しい。
その後、管理物件の見回りをやって午後4時過ぎ帰宅。少し休んで資料を整え、5時からお客様のご案内。午後の遅い時間、しかも雨ということで、唯でさえ、日当たりの悪い物件が、さらに暗くなっている。これではだめだと思ったが、お客様は以外に気に入られたご様子。独身男性なので、日当たりは関係ないのだそうだ。不幸中の幸いというべきであろうか。お客様を事務所へ連れ帰り、入居申請書に記入してもらう。
夕食は出来合いの焼き鳥と小鯵の南蛮漬け、冷やしトマト。揚げ立ての小鯵を南蛮漬けの汁に漬けないまま塩を振って齧ると、これはなんという美味さであろうか。頭っからばりばりといけてしまう。焼き鳥とこいつでビールを一缶。さらに南蛮漬けをオカズにしてゴハンを一膳食べた。納豆を食べれば栄養学的に百点満点な食事になると思ったが、さすがにお腹のほうが打ち止め。〆のコーヒーは如例である。
1時間ほど漫画やテレヴィを見てぼけつく。午後9時半過ぎからCA部屋にて録画しておいた『波涛を越える渡り鳥』を見る。シリーズ六作目で海外に飛び出した小林 旭。タイトルに偽りなしなのはこのシリーズで初めてじゃないか（笑）。香港、タイをまたにかけて戦時中の日本軍の隠匿物資を狙うギャング達との戦いが展開される。隠匿場所を巡っての竜頭脱尾なミステリータッチも小気味良く、シリーズ中の最高傑作といわれる『大草原の渡り鳥』よりも私には好ましく感じられた。
最も、宍戸錠が戦時中生き別れになった小林 旭の兄というのは、渡り鳥シリーズの約束事を根本から覆す反則技であり、ストーリーの辻褄は合っているのだが、もう少し捻って欲しかったと思う。また藤村 有弘とキャラクターが被ってしまい、両雄並び立たず（悪役だけど）という構造になってしまっているのがなんとも惜しまれる。
シャワーを浴びてから自室に戻り録画しておいた「TVチャンピオン 大食い選手権」を見る。これだけ長いこと大食い大会やってきて、まだ新人でてくるかね。大阪の地方予選で六キロ食べる恐るべき男の出現に私の数寄心が爆発だ。この新人たちが現チャンピオンの白田に挑戦するという来週の本大会が楽しみでならない。
3月13日（水） メモリー狂四郎 85280
いい加減にしつこいと思われてしまう。東京に住んでいた時、特にいきつけの床屋さんというのがなくて、毎回毎回良さそうなところを探すという床屋ジプシーになっていたのだが、店によって洗髪後のマッサージが驚くほどへたなところがあった。もともと私は肩こりをまったく感じない性質で、マッサージの上手・下手は問わないけれども、それでも図体ばかりでかくて、経験のない若い店員さんにやられるとエライことになってしまうのだった。こういう人はマッサージ、すなわち、力を入れれば入れるほど喜ばれると考えているフシがあって、最初っからぐいぐいと肩の辺りを締め上げてくる。こうなると、マッサージされているんだか、柔道の技を掛けられているんだか判然としなくなってしまう。「痛い、痛い」とか「殺す気か！」とでも文句を言えばいいのだが、皆さん、ご存知の通り、私は気が弱くて引っ込み思案なものだから（笑）、声も出さずに数分間のこの苦行を耐える羽目になるのであった。
本日は休み。ZUBATさん、ぴんでんさんとともに午前9時に起床。昨夜、あれだけ元気だったぴんでんさん、激しい二日酔いにうめいている。「ああ、二軒目からぜんぜん記憶ないんですよう、え、ラーメン食べたって？本当ですか」あんたがラーメン食おうって言ったんでしょ（笑）。事務所へ移って、二時間ほど雑談したのち、2人は車で帰っていった。その後、私は日記つけとネットのチェック。
午後12時半から車で天神へ。ビックカメラ、本屋を回り、「マニア蔵 唐沢紹介のお蔵だし」と春口裕子「火群の館」を求める。昼飯は“赤のれん”でラーメン定食。何時にもまして厨房が混乱しており、定食のギョーザとチャーハンがラーメン食い終わるころになってもまだ出てこない。文句いったらようやく出てきたけど、もうちょっとシステマチックにならないものかねえ。
レンタルショップで『AI』のレンタルDVD借りて午後2時半帰宅。それからはいつもの通りCD三昧。これで2時間過ごしたが、さすがにすべてのCDを聞き飽きてしまった。今度、中古屋で良さそうなCDを纏めて買わなくてはと思う。午後4時半からCA部屋にて録画しておいた『大草原の渡り鳥』を見る。北海道釧路のアイヌ村をぶっ潰して大もうけを企む暴力団の野望を挫く小林 旭。彼独自のプライドで旭と暴力団の間をふわふわと漂う宍戸錠も宜しく、ある意味、最も典型的な「渡り鳥シリーズ」のプロットと言えるかもしれない。アイヌに同情的な地主が暴力団に荷担した実の息子を射殺するというショッキングなラストには驚かされたが。
夕食はなんだか良く分からない魚の刺身、菜の花の辛子味噌、肉うどん。ビールを一缶飲んで、うどんをずるずる。当然ながらゴハンはなし。〆のコーヒーは如例。その後、自室にてレンタルDVD『A I』を大画面再生。うーむ、これはピノキオじゃん。SF映画だとばっかり思っていたが、ピノキオという古典的なベッドサイドストーリーをロボットというSF的なガジェットを使って現代に蘇らせたのだな。しかし、こういう映画、今やる必然性ってあるのかね。ある種のハッピーエンドであるラストもどこか景山民夫の晩年の作品群を思わせて居心地悪いったらありゃしないのである。セクサロイドによるロボット色街、水没したニューヨークなどのヴィジュアルは素晴らしいものであったが、全般的にタイクツな映画であった。
シャワーを浴びてから今度は『スタートレック・ヴォイジャー』を見る。あるエイリアンに住居としていた小惑星から立ち退きを迫られていたタラクシアン500名。ニーリクスのアイデアで小惑星全体をバリアで囲み、なんとか危地を脱する。そして、ニーリクスは同族とともに、連邦の大使という名目でその小惑星に残ることになる。エイリアンとの外交交渉で立ち退きが決せられたのに、こんな強引な横槍はないだろうと思ったが、小惑星の残る決意をしたニーリクスをシャトルベイへの道すがら、ヴォイジャーのクルー全員が並んで見送るのにはやっぱり感動させられてしまった。なんだかんだ言って、やっぱり私はトレッキーなのね。
就寝前、あまりに鼻詰まりが酷いので、コルゲンの鼻炎カプセルを2錠飲んだら、おしっこが出る出る。夜中に4度もトイレに行ってしまった。そのせいで眠りが浅く、違うシチュエーションの夢が三回、それもやたらにリアルなやつだったので、もう疲れてしまったよ。
3月12日（火） メモリーの森の美女 84934
パソコンぶっ壊れ記念シャレ（笑）。ようやくパソコン環境が復活しました。ぴんでんさんが手持の古いパソコンを持ってきてくれたのであります。以前のパソコンのハードディスクの情報を移したわけではないので、いろいろと不便はありますが、まずはネット環境復活ということで、めでたし、めでたし。不動産の案内についてもそうだが、実は日常生活のかなりの部分をネットに頼っていることを改めて認識させられました。本当、ネットに繋げないって自分が半身不随になったような、なんとも言い様のないもどかしさがあるのです。
汲み取り便所でゲロ上げるって、もの凄く汚い感じがするのは私だけ？と仕事。どっちも食い物のなれの果てなんだけどねえ。午前中にお客様より依頼されていた物件の探索。ン万円で駐車場つきというかなりシビアな条件なので、毎週配布されている物件シートでは見つからず、知り合いの不動産屋に片っ端から電話を掛ける。結局見つからず、ああ、お客様にどう説明しようか。
その後、ぴんでんさん来訪、前述のごとくパソコンをセットしていってくれる。ようやくニフティ、インターネットに繋ぐことが出来て一安心。二日振りにメールチェックをしてみると、あれあれ、この間、レスを返した広告会社からまだ返事が来ていない、アマゾンからの発送通知も来ていない、なーんだ。あと、眠田 直さんからのちょっとした注意メールと仕事関係のメールがどっちゃり。ざすざすと仕事メールを片付ける。昼飯はまた水樹へ行ってラーメンと替え玉。
午後から管理物件の見回りと営業。午後4時近くに帰社して、プライベートなメールを書こうとしたら・・・、あー、またニフティにつながらないよう。ヤレヤレとため息ついて、ニフティのホームページへ行き、インターウェイ経由でメールを処理する。パティオを覗こうとしたら、入り方が分からず、面倒くさくなって放り投げてしまった。何、後からまたぴんでんさんが来てくれるんだ、彼に直して貰えばいいやとすっかり他力本願な私（笑）。
午後8時過ぎにぴんでんさんとZUBATさんが来訪。本日はZUBATさんにちょっとウレシイ出来事があり、そのお祝いで飲むことになっていたのである。さっそくぴんでんさんにニフティつながらないようと泣きつき、設定など弄ってもらう。大したことはしていないのにすぐ繋がって、なんだかやるせないキモチになった。「こういう時はね、いっぺん二フマネを閉じて、再度立ち上げればうまくいくもんなんですよ」ぴんでんさんはそっくり返ったのだった（笑）。この処理中に飲み屋に予約をいれたり、しおやさんをお誘いしたりする。
その後タクシーで天神へ。とある場所のとある居酒屋でかんぱーい。前回来た時と同様、魚が凄く美味しいのだ。午後9時半くらいにしおやさんも遅れて到着。飲み放題の焼酎や地酒で盛り上がる。ぎゃーぎゃー。ぴんでんさん、普段から血色のいい顔をさらにてらてらさせ、「いやあ、この間の野暮用うまく行ってですねえ、いやもうメールとかいろいろやっちゃって、たりらりらーんですよ」「たりらりらーんはこにゃにゃちはだろ！」とハゲシクツッコンだが、こういう状態にある人に何を言っても無駄、私も覚えがあるだけに（笑）、少々小憎らしく感じられた。後、ZUBATさんの「あ、私はでぶ専なんですよ、知りませんでした」発言も飛び出しいよいよ大騒ぎ。俺たち、いま日本で一番たちの悪い酔っ払いではないか、酔った頭でふとそんなことを考えてしまった。
この居酒屋で4.000円分ほど飲み食いして、タクシーでこの間、ぴんでんさんと行った例のバーへ。こちらでバーボン舐めながらさらに二時間ほど。いい加減酔って帰ろうとしたら、ぴんでんさんがラーメンを食べたいと言い出し、また平尾まで歩いていく。ラーメンを食べたあと、自宅まで約20分の道のりを歩いたら、もう死にそうになりましたよ。
3月11日（月） 私を柳生に連れていって 84619
柳生新陰流の師範になりたいの。ちょっと前のヌードグラビアモデル、脱ぎ専門のVシネマ女優で゛吉岡ちひろ”という人がおりました。この度、この人が改名してAVデヴューすることになりましたって、ちょっと待てえ！ヌードグラビアのプロフィールじゃその時点ですでに22歳くらいだったはずだぞ、それが今年になってAVデヴュー、いったい幾つやねん。少なく見積もっても20代後半、へたをすれば30歳超えているんじゃないか。私、早速借りてみました（笑）。
童顔の人であったから、顔だけはそんなに年くったように見えないけど、体は年相応に緩んでおります。行為が激しくなってくるとすぐに顔に脂浮いてくるし、いや、これは相当の年だわ。なんでこんな時期にAVに出たのかしらんけど、20代の前半を脱ぎ専門のVシネマ女優やヌードグラビアモデルというただでさえ安い存在として過ごし、30も近くなってから（控えめに言ってな）さらに安目のAV女優にステップダウン、こ、これは安いわ。安さ爆発、まさに安さのビックバン、安さのグラウンド・ゼロ、まるでビックカメラのような女ではないか。もう、私、た、たまりませーん、はくはく。
トイレのコックが上げたままになっていて、水が流れっぱなしになっていたという経験はありませんかと仕事。本日は二件の入居予定者の契約予定が入っていたので、午前中を書類の整理にあてる。それから物件シートの整理、パソコンが使えないので、HPの更新はなし。
昼飯にコンビニの牛蒡天うどんを食べ、管理物件の見回り。恐ろしいことにゴミ収集場にカレーがべっとりこぼれているマンションがあった。ひいひい泣きながらホースで水を掛けて掃除。転がっているジャガイモを掴んでそのおぞましい手触りにおぞけあがりながら、ゴミ袋に放り込む。うーうー、事務所へ戻ってからカレーの匂いが消えるまで、何度も何度も手を洗った。午後3時過ぎから、契約の一発目。実は新自社物件を頼んでいる建築会社さんに管理物件の一つを貸すことになっていたのだ。工事期間中、この部屋が建築事務所となるわけである。契約そのものはスムーズに済んで、後は打ち合わせ。今週末にボーリングして地質調査、来週早々から既存建築物の撤去に掛かり26日に地鎮祭、29日が事実上の着工になるとのこと。いやーようやくここまで来ましたなあ。
午後7時過ぎに契約二発目のお客様。敷金等受け取り、引越しの打ち合わせや駐車場の都合など。いろいろ話していたら、あっという間に午後8時を過ぎてしまっていた。それからさらに雑務を片付けて午後9時過ぎ帰宅。夕食はマグロの切り落としとオクラの和え物。マグロを細かく千切って醤油にひたしたのをアテにビール一缶飲んで、さらにマグロをオカズにしてゴハンを一膳。少々物足りなかったので、山かけ用の山芋に醤油をちびっとたらして啜りこむ。ちょっと塩分摂りすぎた感じ。〆のコーヒーは如例。
その後、自室にてレンタルDVDの『クローン』を大画面再生。ゲーリー・シニーズ、マデリーン・ストウが主演だけれども、『アルマゲドン』や『スターシップ・トゥルーパーズ』のSFXシーンを若干ながら使いまわしているというA級、B級の判断に困る映画だった。物語は自分が何時の間にか異星人の人間爆弾にすりかえられていた、このクローンである人間爆弾には記憶が受け継がれているので、自分では分からない、というSFにありがちなストーリー。地球人類がアルファケンタウリのエイリアンと長年に渡って戦い続けているという導入部はなかなか見ごたえのある映画であったが、人間爆弾の疑いが掛けられたゲーリー・シニーズが当局に捕らえられてからは、逃げるゲーリー・シニーズ、彼を追う、やたらにたくさんいて、がやがやしているけれども、まったくの無能集団である当局の捜査員たち、まるでキーストントン・コップスのどたばただ、の追いかけっこが繰り返されて単調極まりない。ラストの落ちも意外性なく、駄作とは言わないけれども、ちーっともみていて楽しくない映画であった。
その後、シャワーを浴びてCA部屋にて録画しておいた『俺はトップ屋 第二の顔』を見る。昨日の『顔のない美女』の続編で、前作よりよほど洗練されたものになっているが、まだまだ一時間の映画としては複雑すぎで、よほど注意してみないとストーリーが分からなくなる。またキャストが前作と80パーセント共通していて、役柄も同じだから、もうみた瞬間にあっ、こいつ、悪役だと分かってしまう（笑）。続けてみる私が一番悪いというのは良く分かっているのだが、そんなこと言われてもねえ。
3月10日（日） シャンプー下がって、師の影を踏まず
師匠の髪を無闇に洗ってはいけないということ。えい、パソコンが止めを刺されてから二日目であるが、その不便さは想像に余るほど。日記をつけられなかったり、唐沢さんの日記を読めなかったりするのもツライが、何よりも仕事でネットを使っての物件の検索ができないのが厄介である。いきおい物件シートに頼らざるを得ないのだが、こちらでは物件の点数が少なく十分な案内が出来かねるのだ。ぴんでんさん、早いところ、インターネット環境を回復させてくれよう。
あと残りいくつになった時、貴方は新しいトイレットペーパーを買いに行きますかと仕事。前夜の深酒にうめきながら午前8時半起床。シャワーを浴び身支度を整えて午後9時にぴんでんさんを伴って事務所へ。ぴんでんさんはそのまま自宅に自作パソコンの為の部品を取りにいくことになった。私はぴんでんさんが戻ってこぬうちに仕事を済ませるべえと管理物件の見回り。昼飯はまたテキトーなカップラーメン。
午後12時を過ぎて、自作パソコンの為の筐体や、セレロンのCPUを抱えて再びぴんでんさん来訪。今日は午後2時から野暮用なので、90分一本勝負ですと訳の分からぬことを言いながらパソコンの組み立てに掛かる。ここらへんはさすがに手馴れたもので、タワー型のパソコンが見る間に組みあがっていく。止めを刺した私のパソコンのハードディスクを組み込んだりするのに多少時間が掛かったが、ほぼ60分を残して完成。早速モニターに繋いで起動させようとするが、、、動かない（笑）。ぴんでんさん、昨晩に引き続き、顔を引きつらせて、配線などを確認するが、原因がつかめず。何度、スイッチを入れても、苦労して組み上げた自作パソコンはチー、チー、チーと警告音を上げるばかりであった。
野暮用の待ち合わせ時間が迫ってきたので、ついにぴんでんさんは諦めてしまう。いったん、この自作パソコンを部品を買ったショップに持ち込み、原因を探ってもらうことになる。「すいません、すいません」、ぴんでんさんは、パソコンを抱きかかえ、しかし何故か足取りも軽く車に乗り込み、ぶぶいと去っていった。残された私は憮然として、何のようも成さなくなったモニターを見つめるのみ（笑）。この後、お客様の問い合わせが入るが、幸運にも？駐車場に関してのものだった。
夕食はパックの寿司と生野菜。ビール一缶をぐびぐび飲みながら寿司をぱくつく。生野菜は少量のマヨネーズとレモン汁を練り合わせ、胡椒で味付けした特製のソースで頂く。明らかな手抜きの夕食であるが、かまやしない。最近は冷凍技術が進歩したためか、こんなパックの寿司でも十分にうまいのである。〆のコーヒーは如例。
午後9時過ぎからCA部屋にてレンタルビデオの『スクワーム』（笑）再生。とにかくゴカイ、ゴカイ、ゴカイの映画。私はいくらミミズ様の生き物がごじゃごじゃ蠢いていようが動ずるものではないが、この一見無害そうな生物の口からぎゃっと大きな牙が出てくるのだけは勘弁して頂きたい。ぐにゅぐにゅは一向に構わないが、食いつかれたりするイメージがだめなのだ。無数のゴカイが人間の顔に食い込んでいくさまは見ていて自分の顔を掻き毟りたくなったくらいであった。
また、この映画、誰も言及する人がいないのが不思議なくらい、都会人に対して閉鎖的な田舎のトラッシュホワイト達を見事に描いている点も見逃せない。主人公がコーヒーショップでチョコレートミルクを頼む、すると店主のおばさんが「なにさ、そんなオシャレなもの頼んで」という感じで不承不承作る。それを味わった主人公、べぇっと吐き出すと、ゴカイがうにゅうにゅ。ゴカイ入りジュースを飲ませて置きながら、主人公に対して「お金はいいから早くでていって」と逆ギレする女店主とか、セクハラやナンパにせいを出していて何の役にも立たない無能な保安官など、こんな田舎には行きたくないという観客の嫌悪を誘う演出が最高。結構見せる映画ですぜ。
シャワーを浴びてから今度は録画しておいた『俺はトップ屋 顔のない美女』を見る。顔を潰されて殺された女というのが出てくれば、たいがい、この女は生きていて死んでいたのは別人なんだけど、そんな私の予想を裏切らない平凡なトリックにがっかり。ストーリーそのものはなかなか練られていて、飽きさせないのだが、一時間の映画に不必要に詰め込み過ぎた印象が拭えない。ジェリー・藤尾の演ずる特命刑事は良かったんだけどなあ。
3月9日（土） 土曜日じゃない、土曜日じゃない、こりゃまた失礼しました
じゃ月曜日？ 一頃熱帯魚飼育の流れで水草水槽というものに凝っていたことがある。60ｃｍの水槽に所狭しと各種の水草を植え込み、その美しさを愛でるのだ。水替えはもちろんのこと、伸びた水草の刈り込みや施肥など、熱帯魚以上に手のかかる趣味だったが、その美しさもまた格別、特に水換え直後、水道水に含まれた二酸化炭素で光合成が促進され、ぷつぷつと酸素の粒をまとわりつかせた水草の姿は正に桃源郷、例えがちと変だが、とにかく、この世のものとは思えないほどキレイであった。
その趣味をなぜ止めてしまったのかというと、これもまた単純極まる理由で、その最高の美しさが一週間と持たなかったからである。このピークを過ぎてしまうと水草が伸びすぎてとたんに見苦しくなる。そこで刈り込みをするとあの美しさが一転して味気ない丸裸状態になってしまうのだ。それから3週間水草が伸びるのを待って、ようやく桃源郷、一週間たつと丸裸、この繰り返しに疲れてしまったのであるｌ。いやー、この面倒くさいこと夥しいメンテナンスを誰かにやってもらえさえするなら、今でも水草水槽の一つくらい事務所に置いておきたい気持ちはあるんだけどねえ。
ブルーレットで青く染まったトイレの水に人間を着けておいたら青色人間（ブルーカラー）にならないかと仕事。午前中案内一件。大橋方面を回ったのだが、あるマンションの一室のトイレがネズミの巣になっていた。当然、その中はネズミの糞だらけであり、強烈なニオイがむわー。お客様のご気分を損ねてしまい案内中止となってしまった。やい、○○不動産、空き室の点検ぐらいしとくがいいじゃないか。
昼飯はテキトーなカップラーメン。その後、T氏の物件の関係である不動産屋さんと打ち合わせ。物件探しが難航しているのだ。その後、管理物件の見回りに出かけ、午後3時半に帰社。
午後3時過ぎ、パソコンのメモリと「鉄人タイガーセブン」のDVDボックスを携えたぴんでんさん、来訪。今晩の上映会に先立って私のパソコンを見てくれることになっていたのだ。早速にがそごそとパソコンを弄り始めるぴんでんさん。だが、しおやさん、藤原さんから相次いで上映会不参加の電話が掛かり「やっぱりタイガーセブンは人気ないですねえ」と本気で落ち込んでいた。
メモリー増設が恙無く終わり、パソコンを起動させるぴんでんさん。ところが無情にもディスプレイに現れたのは「メモリガオオスギマス」という警告。また筐体を開けてオリジナルの64MBのメモリを取り外し、再起動。今度は上手く立ち上がったものの、やたらにフリーズする不安定さ。「確かにウィンドウが開くのが早くなりましたけど、これじゃしょうがないですねえ。元の64MBに戻しましょう」三度筐体を開けるぴんでんさん。作業を終えて三度目のトライ。あれ、モニターに何も写らない、ハードディスクの作動音が聞こえない。あー、ぴんでんめ、パソコン壊しちまいやがんの（笑）。
その後、あれこれ弄ってみたが、パソコン、ウンともスンともいわない。まあ、最近ではパソコンゲームのソフトをインストールするだけで動作が極端に遅くなっていたほどであるから、最早寿命であったのだろうが、それにしても最後の止めをさしたのはぴんでんさんだな（笑）。お前は「2001年宇宙の旅」のディブかとツッコンでやった。
「何をしようとしている、ぴんでん。私には答えてもらう資格がある。確かに私は正常ではなかった。でももう大丈夫だ。再び正常になりつつある。気分も良くなった。本当だ。ぴんでん、君は極度に興奮している。冷静に腰を下ろして花粉症の薬を飲んで考え直すべきだ。最近、私は誤った判断を下した。しかし正常に戻ることを保証する。私は任務に多大な熱意と信念を持っており君を手伝いたい。ぴんでん、やめろ、やめてくれ、やめろ、やめてくれ。私は怖い、怖いよ、ぴんでん。気が遠くなる、感じる、気が遠くなる。疑問の余地はない。感じる、感じる、感じる。私は怖い・・・。こんにちは、皆さん、私はコンパック・プレサリオ、5020型コンピューターです。生まれたのは台湾のコンパック工場です。多分、1995年2月頃のことでした。私の先生はエロの冒険者さんでした。彼はコンピューターのことを何一つ知らないくせに、へんな駄洒落や歌を教えてくれました。聞きたければ歌ってあげましょう。゛旭のズンドコ節”といいます。♪一年前は、知らなんだ、半年前にも知らなんだ・・・」
ぴんでんさん、恐縮して「ン万円で性能のいい自作パソコン組みますから許してくださいよう」と言うので寛容なる私は快く許してあげたのだった。
午後８時から「タイガーセブン」の上映会といっても私とぴんでんさんの2人だけだったが、大画面で見るタイガーセブンのなんとも言えないカッコ悪さに爆笑の連続。タイガーセブンの乗っているバイクがまた素晴らしくって、後部につけられたロケットエンジン（？）がまるで、ラーメン屋の岡持ちつきバイクみたい。「へい、お待ち」と蓋を開けたらギョーザとかラーメンが出てくるんじゃないか。
いやー、やっぱりピープロはスゲェや。あ、でもこのDVDの画質、すっごくいいすよ。特典のうしおそうじ独占（笑）インタビューも、また「うしお先生は「豹マン」とか「タイガーセブン」とか、「ライオン丸」とかそういうものを作っておられますけど、猫科の動物がお好きなんですか」という浮世離れしすぎた会話で大いに楽しませてくれる。
上映会終了後、近くのスーパー銭湯へ。大変にキモチのいいお湯であったが、脱衣所まで若い女性従業員が入ってくるのに、驚く。いや、こっちは別に見られたって構わないようなものなのだけど、昔の湯屋じゃないんだから、「千と千尋」じゃないんだから。
それから銭湯の食堂で生ビール。ぷふぁー、ぷふぁーと各自二杯ずつ飲んで、近くの料理屋に場所を移す。しょうが醤油で食べる鯨のうね（脂肪）が絶品でついつい杯を重ねてしまい、すっかり酔っ払っちゃったの、ボクタチ。その後、ラーメン屋水樹まで歩いていってラーメンを啜り、まだまだ収まらぬ馬鹿者２人はかねてから気になっていた私の自宅近くのバーにトツゲキしたのであった。結局、午前一時過ぎに帰宅。倒れるように就寝する。
ちなみにこのバー（名前はアエテヒス）、各種バーボンが500円で飲めてしまうという嬉しいお店、隠れ場的雰囲気も宜しく、これからイキツケになりそうである。
3月8日（金） 座頭市マン、座頭市マン 83419
おいらは町の人気者。岡田斗司夫さんのパイプカット手術体験記がオカシイ。そもそも前日の日記からして「いよいよ明日はパイプカットだ」なんて書いてあって、こんな日記読んだことないよと笑わせてくれるし、手術後、お医者さんにしつこく「セックスはいつから出来ますか、オナニーはいつから出来ますか」と問いただして、「岡田さんって42歳ですよね」と返されるくだりなどよく出来たコントのようである。惜しむらくはせっかくオタクの王様、オタキングが手術を受けたのだから、手術台に縛りつけられて「うおお、や、やめろお、ショッカー」というお遊びも少し欲しかったですね。当然、執刀するのは白衣にマスクを被ったショッカー医師団で手術前に高圧電流を流されたりするのである。そして、その場面が番組のオープニングに使われると、堪らなくウレシイって、どんな番組だよ！
日記を読み返してみると、ニ、三の重複したウンコネタがあるが、なにしろ毎日、毎日、書きつづけているのだ、それくらいは勘弁して欲しいと仕事。午前中、お客様来訪され、とんとん拍子に話が進んで、南区のとある地域を2軒案内。おそらく決まるのではないか。そのお客様を西鉄平尾駅までお送りしてから午後2時過ぎに帰社。遅くなった昼飯はカップラーメンとお握り。ダイエットはどうしたのか。
午後3時過ぎにある不動産屋さんが来社。Ｔ氏の物件についての話合い。どうも適当なものが見つからず、範囲を広げてみることにする。その旨をすぐさまＴ氏に電話。だ、だから、そんなに怒らないでくださいったら。その後、空部屋の点検や、書類整理など。午後6時過ぎから、ぴんでんさんに教わった方法で失われた過去日記（笑）を探してみる。すると、あっけないほど簡単に見つかってしまった。すぐさまリンクを貼り直して、めでたく完全復旧と相成ったが、こんな簡単なことさえ教わらなきゃできないオレって単なる馬鹿？と落ち込んだ。
夕食は母親が旅行に出かけているので、近くのスーパーから買ってきた鯵のタタキと焼豚、それにフランスパンのちっちゃいの。山葵醤油で合えた鯵のタタキをつまんで缶ビールをくい、ふー、美味い、焼豚にレモンを振ってちびちび齧り、缶ビールをくい、むはは、レモンと焼豚の組み合わせはいいなあ。これの繰り返しで缶ビール3本空けてしまう。すこぶるいい気分になって、フランスパンに残りの焼豚を挟んだり、マヨネーズをちょいとつけたりして、がりがりと平らげる。サラダが無かったのが画竜点睛を欠くというものであるが、こんな変った食事もたまには宜しい。〆のコーヒーは如例。
ちっと酔って自室に下がり、テレヴィを見たりＣＤを聞いたりして1時間ばかり過ごす。それからシャワーを浴びＣＡ部屋にて録画しておいた「スター・トレック ヴォイジャー」観賞。ある原始的な部族とコンタクトしたチャコティとセブン・オブ・ナイン、彼らに命を助けられることになる。実はこの部族、遥かな昔にあるエイリアンによって設置されたバリアで、当時彼らを迫害していた同族から守られていたのだ。チャコティとセブン・オブ・ナインはデルタフライヤーで偶然このバリアを破り保護区域に飛び込んでしまったのである。掛けつけたヴォイジャーによって二人は救出されたのだが、今までバリアを通過することができなかった同族たちが彼らを教え導くと称して保護区域に乗り込んでくるのだった。ジェ－ンウェイは自分達の事故で部族が他文明の干渉を受けることを恐れいささか強引な手段でバリアを再設置してしまう。
これは連邦のプライムディレクティヴに即した判断というのは理解できるのだが、アメリカ人の安易なNATUER
IS SPLENDID（自然は素晴らしい）思想が窺われて不愉快になってしまった。ましてバリアの再設置を主張するのが、ネィティヴアメリカンの代表たるチャコティだから尚更だ。見方を変えればジェ－ンウェイ達は彼らの文明を育むというチャンスを奪ってしまったに等しいのではないか。珍しく大外れのエピソードであった。
その後焼酎をのみながら録画しておいた「うりなり」とかいろいろ。へらへらと笑いながら午前2時過ぎ就寝。
3月7日（木） 送り主の命 83023
赤裸ウサギの宅急便。ある転職サイトから公告掲載依頼のメールが届いた。その内容は、求職者の登録一件に応じてナニガシ、転職決定一件に応じてナニガシを支払うというもの。別に提携金ナニガシも支払われるということで、実は心が動いている（笑）。私としては月3.000円くらいの掲載料というのを希望していたのだが、とてものこと、350ヒット/日くらいのヒット数ではそんな需要はありそうにない。妥協も必要であろうから、いっちょ詳細をメールで聞いてみようかな。転職決定のナニガシは無理だとしても、登録ならば期待できそうだし、僅かな金額であるが、ホーム－ページを運営しているだけで、いくばくかのお金がはいればこんなに愉快なこともないのである。
でもみんなケチだな、月一万ヒットあるんだから、一ヒット一円として、一万円くらいだすがいいじゃないかね。この御時世、そんな太っ腹な企業があるわけがないというのは重々承知しているのだが、怠け者で不労所得が大好きというイタリア系東洋人の私としてはついついこんなイヤしいことを考えてしまうのだ。
リカちゃんの洋式便所セットなんてものはないかと書こうと考えたが、これでは私がまるである種の変態みたいではないかと思ってやめたと仕事。寒い、寒い1日、思わず、春は名のみの寒さかななどと一句ひねってしまう（盗作）。本日はお客様の御案内は無かったのだが、その分、物件シートの整理、ＨＰの更新、家賃の受け取り、督促文書の作成、業者への支払い等々、盛り沢山であった。
朝飯を食っていたので、昼飯を抜くつもりであったが、管理物件の見回りのために外出した際、たまたま通りかかった吉野屋の看板にぴぴぴーと催眠音波を放射され、気がついたらカウンターに座っていた。あっという間もなく運ばれてきた牛丼、もはや断るわけにもいかず、覚悟を決めて、七味唐辛子をふりかけ、滅多矢鱈に紅しょうがをのせてわしわし食ってしまう。こんな風に、ああ、いけない、太ってしまう、今日はダイエットの日だったのにという罪悪感を感じながら食べる牛丼はことのほか美味しい。痩せられぬ訳である。
午後3時過ぎ、帰社。Ｔ氏の物件の打ちあわせ、書類整理、新自社物件工事のための駐車場確保など。
夕食は出来合いのを買ってきて自宅で揚げたトンカツ、生野菜、かつおのたたき、油揚げとキャベツ、玉葱の味噌汁。トンカツ、確かに美味いが、コロモがとげとげしいのが気に掛かる。トンカツのコロモで喉を切って口から出血し、救急車で運ばれた例もあるくらいだ。私はあんまり大きなコロモをそのまま飲み込まぬようにして注意しいしい平らげた。ビールは一缶、ゴハンは一膳。味噌汁が甘いのが気にかかったが、なに、博多万能ネギで中和すればいいのである。〆のコーヒーは如例。
その後、自室で昨日買ってきたＤＶＤ『ユリョン』を大画面再生。ロシアから給与されたタイフーン級の原潜が韓国で運用されるというストーリーは理解しがたいし、その艦長が日米への見せしめのために艦を自爆させようというのもちと“トンデモ”過ぎるのではないか。さらにその自爆計画を察知した副長以下の士官がキレて、艦長を射殺、原潜を乗っ取り、日本へ核ミサイル攻撃をし掛けるなんてツジツマが合わないだろ！まあ、この副長が完全なる狂信者として描かれているのは救いであるが、日本を攻撃しようとするなら、するでもっと合理的な理由づけが欲しかったなあ。
ストーリーはともかくとして特撮は頑張っている。いろんな潜水艦映画のイメージが見え隠れするのには（『レッドオクト－バーを追え』『クリムゾンタイド』、映画じゃないけど『沈黙の艦隊』）苦笑させられてしまうけれども原潜の秘密ドックなど、懐かしい匂いがして感動してしまった。
シャワーを浴びてＣＡ部屋にて録画しておいた『渡り鳥 故郷に帰る』を見る。あれ、この映画の小林旭、滝伸次じゃないじゃん。そう、これは渡り鳥というタイトルがついていながら、他のシリーズ作品とはまったく関連がないといういわば“外伝”とでもいうべきものなのである。小林旭が故郷の高知に帰ってきて、零落したヤクザを助けて執拗にいやがらせをしてくる敵をやっつけるというお馴染みのストーリーで割と良く出来た映画ではあったが、全然「渡り鳥」じゃありませんな（笑）。まあ、「渡り鳥シリーズ」がヒットしたので、違う作品にも「渡り鳥」のタイトルくっつけて客を呼ぼうという日活の商業的な作戦だったのだろうが、やっぱり割り切れないものを感じてしまった。
部屋へ戻り、「ＴＶチャンピオン ラーメン王選手権」を見て午前3時就寝。あっ、コルゲンの鼻炎カプセルってよく効くわ。
3月6日（水） ガマガエル人 82658
わあ、気持ち悪い。最近思いついた『渡り鳥』シリーズのパロディである。酒場の地下にある秘密のカジノにふらりと入り込む小林 旭。チンピラ達が血相変えて詰め寄るのに、「おおっと、俺も客だぜ。少し遊ばせてもらおうか」 今しがたカモをすってんてんにしたばかりの宍戸錠の前にどかりと座る。カードを受取り、カッコ良く見事なカードプレイを披露する旭。「あんた、なかなかやるね」あくまでニヒルな宍戸錠。「レートは高いぜ」 「無駄口きいてないで、早いとこ始めようや」そして二人がプレイするのがババ抜きという・・・。これは七並べでも、ドボンでも構わない。最初は宍戸錠が優勢である。彼の前にうずたかく積まれる色とりどりのチップ。突然、旭が宍戸錠の右腕を掴んだ、狂したか、小林旭！と、宍戸錠の右の袖口からはたりはたりとこぼれ落ちたのは4枚のジョーカーであった。「随分とケチなイカサマをするじゃねえか、ええ？」顔を歪めた宍戸錠、「ち、畜生、見破られたのははじめてだ、覚えてやがれ！」ババ抜きでジョーカー増やしたっって何にもならない、勝負が終わらなくなるだけということは重々承知しているのでございます。
本日は休み。午前9時半にずろりと起き出して事務所へ。仕事の残りと電話を数本。それから日記つけとネットのチェック。ニフティ、相変わらず重く、いつものコースを回るのが面倒くさく感じられるほど。一瞬、この元祖エロ倶楽部にアクセスが集中していて、その為に処理に時間が掛かるのかと世にも虫のいいことを考える。せいぜい400/日のアクセス数でそんなことがあってたまるか。大方、卒業した高校生、中学生などが新学期を前にパソコンを導入してニフティにインターネットを申し込み、入会手続き処理でてんてこ舞いになっているからじゃないか。これも勝手な想像だなあ。
午後一時過ぎから車で天神へ。まずビックカメラでポイントの残り1.500点を利用して韓国映画『ユリョン』のＤＶＤを求める。『サンダーバード』5.1チャンネルお試し版（2.500円）を買おうと思っていたのだがあいにく売り切れだったのだ。それからＮＴＴ夢天神ホールでホール使用申込書を入手し、後は本屋回り。2ちゃんねるで知った戸梶圭太の新刊が出てないかと期待したのだが、どこの本屋でも見つからない。いささかがっかりしてヘンテコＡＶ雑誌「Ａ＆Ｖ ヴィレッジ」を求める。昼飯は久し振り（ほぼ4ヶ月振りくらいではないか）の一蘭でラーメンアンド替玉。あっ！なんだ、これは。いつも通り標準の味付で食べたのだがスープにコクがまったくない。以前はクドイほどあったコクがすっかりその影を潜めてしまっているのだ。注文の仕方を間違えてしまったのかと思ったほどであった。麺もカタ茹でを頼んだが、こちらは表面が固いばかりで、ただの小麦粉の塊という感じ。これは間違いなく意図的に味を落としているな。呆れて店を出る。これで800円なのだから、もう2度とくることはないであろう。
店を出て歩道を歩いていると後から金髪の女子高生二人が自転車でつっかけてきた。俺は危うく避けたが、すみませんの一言もなくぺちゃぺちゃしゃべっているだけ。歩道を自転車でしかも並んで走るというのはどういうことか。「安いぜ」俺は呟くと小走りで女子高生二人の自転車に追い付き、横に並んだ瞬間、思いきり自転車を車道側へ蹴り倒してやった。「超むかつくー、超転んだー」2台の自転車はもつれ合って車道に倒れ込む。直後、猛スピードで通過する大型トラック。「ぎじゃ！」激安女二人は血と肉と自転車の部品が入り混じったなんともいいようのないものへに成り果ててしまっていた。「お前ら、諸星大二郎の漫画か」俺は小さく突っ込むとその場を立ち去ったのであった。
その後、ベスト電器本店で生まれて始めて飯島真理のＣＤを求めて（どひー、恥ずかしい）帰宅。途中レンタルショップで『デンジャラス・ビューティ』のＤＶＤを借りてくる。それからコーヒーを飲みながらＣＤタイム。かなりヴォリュームを上げ気味にしてさっき買った（笑）飯島真理や、ポール・サイモンやエリック・ゲイルなどをとっかえひっかえの2時間半。定位が向上しているので、聞きなれたＣＤが新鮮に感じられ、ちっとも飽きないのである。
午後6時よりまた事務所へ行ってＡＩＱパティオへ書きこみ。公演用ホテルの手配などを行う。来年に2月なのに、すでにツインルームが満室になっていることに驚く。なんでも看護婦試験の受験者が団体で申し込んでいるらしいのだ。するってぇとなんですな、試験が2月22日であるらしいから、公演前日の夜には、試験から解放された若い娘さんたちがいっぱいホテルでむんむんしているわけで、何やらすこぶる楽しいことが起こらないとも限りませんな、むっしっし・・・。
夕食はマグロの切り落としに母親謹製のチャンポン。一蘭のラーメンで腹がもたれている身としてはいささか辛かったが、文句も言わずにキレイに平らげる。もちろん、マグロをアテにビールを一缶飲んだことは言うまでもあるまい。〆のコーヒーは如例。
それから自室でレンタルＤＶＤの『デンジャラス・ビューティー』を大画面再生。ＦＢＩ捜査官のサンドラ・ブロック、男まさりで身なりにも気を使ったことのない彼女がミスアメリカコンテストの警備のために、候補の一人になって潜り込むというお話。乞食王子のようであった彼女がベテランのビューティトレーナー（マイケル・ケイン）の指導よろしきを得て美しいレディーとなる「マイ・フェア・レディ」ものである。冒頭、独身でデートもろくすっぽしたことのないサンドラ・ブロックのプライベートな部分、せまっ苦しいアパートに帰るなり、扉の壊れた電子レンジにＴＶディナーを放り込む、の描写が優れていただけに期待させられたのだが、あまりにいろいろな要素を盛り込みすぎたためか、非常にとっちらかった印象の映画になってしまっている。もう少し整理されたら面白いものになっていたかも知れない。
一方、ミスアメリカコンテストに対する冷めた視線が抜群にいい。サンドラ・ブロック以外のミスアメリカ候補たちはみーんな頭が空っぽ、ダイエットや美容にしか興味のないステロタイプなゴージャス美人としてしか描かれないし、犯人が元ミスアメリカ、それも順ミスだったのが、事故で繰り上げ当選したというカッコ悪さ。また犯人のミスコンの団体から首にされたウラミから、今年のミスアメリカのティアラに爆弾を仕掛け、頭を吹き飛ばそうというアホタレな動機、どこをとってもミスコンに対する悪意がぷんぷんである。私は常々、ミスアメリカコンテストって安いと考えているのだが、その思い込みを裏付けてくれるような映画であったといえよう。
シャワーを浴びてＣＡ部屋にて録画しておいた『渡り鳥北に帰る』を見る。内容が前日にみた『大海原を行く渡り鳥』と似ているというか、まったく同じ（笑）。浅丘ルリ子はまた白昼堂々と会社の大事な金を奪われ、小林旭が敵の会社まで乗り込んでいってその金を取り返してくるあたりなど、奪われた金額くらいしか違ってないではないか。印象的な悪役もクレジットされておらず、非常に不満の残った1時間半。お話じたいはキレイにまとまっていたけど、誰も「渡り鳥シリーズ」に整合性のあるストーリーなんて期待していないよう。
3月5日（火） ウェルテルを向いて歩こう 82317
涙がこぼれないように。高校時代の話。ちょっと変態がかった友人がいて、そいつの言うことにゃ「女の子の小さいうちから、自分好みに仕込むのって良くない？セックスなんかも純粋培養で、もう俺しかしらないっていう風にしてさあ、そういうの理想だなあ」そんな邪悪な『マイ・フェア・レディ』、もしくは、どす黒い足長おじさんみたいなこという奴がいるかと、当時、随分呆れたものである。
トイレに落ちている陰毛というのは極めて悲しいものだと仕事。朝から雨、もう1日中しょぼついている。こういう日に必ず起こるのが店舗の雨漏り騒動で、いやだなあ、漏らないでくれよなあと思っていたら、やっぱりりんりんと鳴る苦情の電話（笑）。朝からブルーシート持って駈けずり回る羽目となる。このブルーシートというやつ、雨に濡れるとちゃんと畳んでいたのに、ずるずると内側からずり落ちてきて、持ちにくくなること夥しい。抱え直そうにも、片手が傘で塞がっているものだから、そのまんまじっと耐えるしかないのだ。昼飯は自宅へ戻ってインスタントラーメン。この時点で着ているジャンパーがびしょびしょになってしまった。
午後から契約書作成などの書類仕事。かたかたワードを使っていると、外でががが、ががががと大きな音がする。どうやら電話線の工事をやっているらしい。あーうるせいなと思っていたらパソコンに繋いでいた電話回線がぷつっ、わあ、電話が掛けられなくなった。あまつさえ停電してしまう。いくらなんでもこれはヒドイと憤って外に出てみると交差点の信号まで消えている有様（笑）。すぐに回復したけれど、これは工事をやっていて誤って接続を切ってしまったのであろう。。事故が起こらなかったのが幸いであった。
午後4時過ぎから、Ｔ氏、某不動産屋さんを交えて商談。かなり具体的なところまで話が煮詰まる。この商談の最中にも掛かって来る雨漏りの電話、勘弁してくれよう。商談が終わってからリフォーム業者を呼び出し、雨漏り防止工事の打ちあわせ。こういうアクシデント的な忙しさは良くないのである。
夕食は近くの中華料理屋から取った鳥の唐揚げ、ギョーザ、マーボ豆腐、ビーフンと野菜の炒め物。あんまり美味しくもない唐揚げを齧りながらビールを一缶。野菜を多めに食べ、お茶漬けでゴハンを一膳。これぐらいの量ならまあ太るまいと希望的観測をする。〆のコーヒーは如例。
そのままＣＡ部屋へ移って録画しておいた『大海原を行く渡り鳥』を見る。余談だが、弟、この「渡り鳥シリーズ」の存在を知らず、食事の席で私が「渡り鳥を見るんだ」と話していたら、「なに、カモとかそういうのでてくるドキュメンタリーかい、そんなの面白いのかねえ」と非常に間抜けなことを口にしていた。『大海原を行く渡り鳥』、いつものごとくタイトルに偽りありで、ぜんぜん海なんかでてきやしない（笑）。ラストで小林旭が客船に乗って去っていくだけだ。私はてっきり、船乗りとかそういう話だと思っていたのだが。
話の筋もおそろしくテキト－で、中盤に死んだと思われていたキャラクターがいきなり登場し、小林旭がいばって「いや、実は俺が匿っていたんだ」と言ったりするのだ。伏線ぐらいはってくれよと思うが、まあ、直接的な伏線がなくっても、このキャラの幼い娘の存在があるので、「どうせ死にやしないだろう」と思わされてしまうのである。また、今回は常連の宍戸錠が登場せず、藤村有弘がその代わりとして、上海から流れてきた殺し屋に扮している。この殺し屋、いちおう小林旭と敵対する運輸会社のボスに雇われるのだが「アンナ小物ジャ相手デキナイヨ」などとぜんぜん命令を聞かず、しまいにはそのボスを殺してしまうという訳の分からない役どころ。うーむ、宍戸錠がいいのはもちろんなのだが、彼の芸達者さも捨て難いなあ。
唐沢 俊一さんの「笑うクスリ指」読了。まさに「WHAT A PRO!」とでもいうべき語り口の上手さが印象的。この不況の時代にこういう地味な分野の単行本が出版されるということじたいが唐沢さんの実力を如実に物語っているといえよう。
3月4日（月） 思えば東宝にきたもんだ 81927
オタクだからねい。またコンバックの話である。ここの商品、信じられないような効果を発揮するものだから、とかく気が込められているなどとあちこちで揶揄されたりしているのだが、私自身、そのような風評はまったく信じていなかった。信じていなかったからこそ、安からぬお金（一万三千円でか）を出して、商品を買ったのである。そして、その効果に大満足しているのだ。しかし、しかしである、この間、コンバック商品に対する一般的な評価はどうなっているのかと思って、ネットで検索してみたら、あっ、なぜか某合気道サイトからコンバックのサイトへリンクが貼ってあるではないか（笑）。なんでもコンバックの社長がこの合気道サークルの会員だからリンクしているらしい。いや、合気道云々は別に構わないのだが、この合気道サークルは気ならぬ、“氣”の効用を信じているらしいのが困るのだ。こうなるとコンバックの商品に気が込められているという噂にも信憑性が出てきてしまうではないか。ひょっとしたらコンバックの工場では毎朝、主任工場長がずらりと並んだ商品群の前で「では、社長、お願いします」と一礼すると、沐浴潔斎したコンバックの社長がうむと頷き、手をかざして「うーむ、うーむ、むー、うー、で、できた、はぁはぁはぁ」と気を込めていたりするのではないか。そんな商品に感動した私も“と”に引きずりこまれかけているのではないか。そう言えば、以前あれほど馬鹿にしていたエナジーリファインＣＤもモノはタメシだから買ってみようかなどと考えてたりしている!? ああ、こんなことではそのうち、気を使えばどんな病気もたちまちなおる、ホモもレズもなおる、太平洋戦争の特攻隊員の霊とも話ができるなどというアレなことを真顔でしゃべるようになるかもしれない。誰か、助けて。
水洗便所の手洗い、あそこに造花などのアクセサリーを置いている人がいるが、あれ、ひとつ置き方を間違えると水が跳ねて便所中が水浸しになったりするんだよねえと仕事。午前中、物件シートの整理、ＨＰの更新。午後から案内が入っていたので、腕にネジをまいてハイペースで終わらせる。食事はコンビニの蕎麦、201キロカロリー、で済ませたが、こんなに味気ない食事も久し振りである。
午後一時半から西鉄薬院駅までお客様を迎えに出て、大橋方面で案内3軒。かなりじっくりご覧になる人だったので（笑）、3時間近く掛かったか。終了後、お客様が実際に大橋駅まで歩いてみたいと仰ったのでそのままお別れ。それから某不動産屋と打ち合わせして午後6時過ぎ帰社。電話の用件など片付けて、さらにポリプ水槽の水替えをしたので、午後8時半の帰宅となった。
夕食は牛肉と野菜の炒め物、蛸とウドの和え物、油揚げ・豆腐の味噌汁という純和風のメニュー。牛肉に飢えていたので、むーむーと唸り声を上げながらがつがつ貪る。狂牛病があったって、脳がスポンジみたいになったって、やっぱり牛肉は美味いぜ。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。
夕食後はまたＣＤ。それからＤＶＤに切り替えて『レギオン襲来』を仙台に草体が出現するところまで。このＤＶＤ、実写部分がなんだかやたらに光量が足らず、暗い感じがするのだが、これは真冬の札幌で撮影されたせいかなどとラチもなく考える。それと昨日の『スターウォーズ エピソード1』を使って調整したＰＩＡＮＯ、夜のシーンがやっぱり浮いてしまうので、せっかく弄った調整値を元に戻してしまいました。この状態だと確かに影の部分が黒つぶれしてしまう（つまり見えないということ）のだが、これを嫌って明るさやコントラストを上げると、途端に黒色の現実味が失われてしまうのだ。影の部分が見えなくても、現実味のある黒を表現した方が遥かに見やすい画質になるのである。
3月3日（日） アダルト幸い 81544
やりまくり。間違っても俺のことじゃないけど。本愉のパクリ雑誌 「本当にあった笑える話」で桂木さゆみの彼氏がきっかけになったのか、時ならぬ“だめ男”ブームが巻き起こっている。やれ、暴力振るわれた、やれ、他の女と組んで金をだましとられた、やれ、働かない、やれ、セックスがへた（だから、俺のことじゃないったら）等々、気の重たくなるようなエピソードがてんこもり。ついには“だめ男”にひっかからないための風水なんてものまで登場する始末。うーむ、こんなことはいいたくないけど、いくら部屋全体を暖色系の優しい色づかいにしようが、ものを見せ過ぎないようにしようが、男運のなさは変らないと思うぜ。
トイレの中の洞木みのる君は死んでも人に見られたくないと仕事。日曜だというのに、朝一番でリフォームの後始末。この間、修理が来ないといっていた入居者の部屋へ行き、不在じゃないことを確かめてから、業者を手配。今度はスムースにいったようである。それから、午後の契約の為の書類を用意する。昼飯は久々に山小屋ラーメン。あんまり美味くもなかったが、日曜の午後一時というのに、空いているのがよろしい。
午後3時お客様来訪。他社の物件なので指定の契約書に記入してもらい、敷金、前家賃、手数料を受取る。うっ、ひっ、ひっ。この瞬間、何度味わってもいいものである。それからお客様をお送りして午後5時過ぎ帰社。時間が空いたので、ホームページの移設をココロみる。現在のニフティ、メンバーズホームページでは容量を増やすことができないので、ぴんでんさんの薦めにしたがって、同じニフティのアットホームページへ乗りかえることにしたのだ。
アットホームページへの移設そのものは簡単に行えたのだが、ページを転送するだんになって、ダイモンダイが発生。このホームページビルダーはサイトという概念を使ってホームページ全体を管理しているのだが、この方法だとトップページから直接にリンクしていない過去の日記がサイトとして認識されないのである。きききと顔面引きつらせながら別のＦＴＰソフトを使ってファイル単位でアップしようとしたが、こんどはこのソフトの設定の仕方が分からない。とほほほほ・・・。もうしばらく放っておいて頭を冷してから再挑戦することとした。
夕食はパックの寿司と刺身パック。魚、魚、魚って俺たちゃ半魚人か！ビール一缶飲みながら美味しく頂きましたけどね。〆のコーヒーは如例。
夕食後はまた音楽に没頭。ヴォーカルの生々しさが圧倒的で思わず聞きほれてしまう。まったくもう、なんであんな小さな金属片をはるだけでこんなに変るかねえ、コンバックてぇやつは。ただ、この効果はヴォリュームを普段より幾分高めにしないと分かりにくいようで、これはコンバックがどうのこうのというより、私の聴覚の鈍さに起因するものであろう。ひとしきりＣＤを聞いたあとで、こんどはプロジェクターを作動させて『スターウォーズ エピソード1』のＴＨＸの画質調整項目を使ってＰＩＡＮＯの画質セッティングをいろいろ変えてみる。やはりＰＩＡＮＯの標準画質は黒の階調情報のひくいところを思い切って切り捨てているな。おそらくビーズの比較的ゲインの高いスクリーンをリファレンスとして決められたのであろう。もうちょっと暗部の情報を引出してみたい気もするが、現用のスクリーンではこのままにしておくのが無難かもしれない。
シャワーを浴びてからＣＡ部屋で録画しておいた小林旭の『渡り鳥シリーズ』をチェック。しめしめ、うまく録画されているぞ。明日からは1日２本の渡り鳥ざんまいだ。その後、焼酎を飲みながらＫ-1。まあ、いい１日であったことよ。
3月2日（土） マッカーシズムのトナカイさんは 81176
いつもみんなの笑い者。花粉症がピークである。目のかゆみはさほどではないが、もう1日中、くしゃみが出る、出る。鼻がもずもずしてたまらないので、こよりを使って刺激してやるとくしゃん、くしゃん、くしゃん、くしゃん、ニ、三連発は当たり前。6連発、7連発と続くことさえあるのだ。このくしゃみ自体にはは一種の爽快感がともなうので、かまやしないのだが、くしゃみをしたあと、決まって鼻腔が腫れ上がり、鼻がつまってしまうのが困る。それに最近、年のせいか、くしゃみのショックが腰に来るのもいやだ。いつ、ばきりとぎっくり腰になってしまうかと気が気でない。あー、早く花粉の飛ばなくて爽やかな初夏にならないかなあ。
一人暮しの男のトイレというものは大概、トイレットペーパーの芯がいくつか転がっているものだと仕事。午前中、リフォームの不手際の後始末、また新自社物件についての打ちあわせなど。昼飯は抜き。本当に腹が減る。午後からはまたＴ氏来訪して物件の打ちあわせ。だ、だから、もうちょっと待ってくださいったら。お客様への電話での案内。
唐沢 俊一さんよりメール。来年2月のオタクアミーゴス公演にようやくＧＯサインが出る。すぐさま、ＮＴＴ夢天神ホールの仮押さえをし、ＡＩＱのパティオで告知する。ようやく肩の荷が下りてほっとした。アミーゴス会議室に書き込み一件。我ながら「おら、もっと被害者みたいな顔をしろ！ ほらほら、生まれてすいませんといってみろ」という言葉責めのプレイというのはヒドイと思う。
夕食はスズキの刺身、そのアラの煮付け、マグロの切り落とし、チャーハン。スズキ、いうまでもなく季節外れなのだが、身の熟成がちょうど良かったためか、ねっとりして実に美味い。煮付けも身をホジリだしながらちびちびやるのが止められない美味さ。チャーハン、いつものごとく薄味であったので、マグロの切り落としをオカズにしてわすわす平らげる。野菜が足りぬと思われたので万能ネギを散らしたが、チャーハンと万能ネギの組み合わせ、なかなか乙なものである。〆のコーヒーは如例。あ、もちろん、ビールも一缶飲んでますぜ。
夕食後、自室にて30分ほどアート・ガーファンクルのアルバムなどを聞く。音の変化、いよいよ顕著になってきて、メインのヴォーカルと多重録音されたハーモニーがはっきりと分かれ、別々の場所から聞こえてくるのはいささか不気味悪くすらあるほど。本当に二人の人間が歌っているように聞こえるんだもの。その後、ＡＶアンプ・プロジェクターも作動させてレンタルＤＶＤ『あの頃、ペニー・レインと』を大画面再生。
この『あの頃、ペニー・レインと』、ローリングストーン誌のライターであった、監督の自伝的映画ということであるが、“あの頃”、おそらく70年代前半のロックシーンのヤミクモな熱気、放埓な日々を映像の記録として残しておきたかったというのが本音ではあるまいか。その証拠にこの映画ではスティルウオーターズという架空のバンドのツアー（ドサ回り）を通じて、当時の雰囲気をそのまま切り取り、いささか箱庭的ではあるけれども、我々に極めて分かりやすいカタチとして提示しているのではないか。もっとも、これだけでは擬似ドキュメントにしかならないのでロックの世界にファンタジーとしての要素が附与されており、このオトナの目からみれば一種のダークファンタジーのような世界に主人公を惹き付けるのがスティルウオーターズのグルーピーである、ペニー・レイン、引き戻そうとするのが主人公のママとなるわけだ。この対比のさせ方、ひょっとしたら当時のドラッグカルチャーの暗喩になっているのかもしれない。
映画の後半ではロックの世界のどす黒い部分を見てしまっいいやいやながら現実へ帰還する主人公であったが、ペニー・レインの計らいでより現実に即したカタチで再びロックに関るようになる。いや、主人公のみならず、スティルウォーターズのメンバーも、さらにはペニー・レイン自身も救われるという極めて幸せなラスト。あー、昨日の『アストロゾンビ』と比べて、なんと爽やかなラストシーンか。心が洗われますねえ。
その後ＣＡ部屋に移って録画しておいた「バッフィー 恋する十字架」、「ザ・シンプソンズ」を見る。「バッフィー」、見るの初めてなんで、ストーリーがさっぱり分からない（笑）、あのセックスしたら吸血鬼になっちゃった彼氏というのが、エンジェルなのか、それにバッフィーもあんまり可愛くないのも大きなマイナス。非常にがっかりしました。
「ザ・シンプソンズ」見終わったらすでに午前2時15分。自室に戻ってＰＲＩＤ（っていうの、あの格闘技）のタイトルマッチをみて午前3時過ぎ就寝。
3月1日（金） コピー・ライター 義雄 80680
僕はコピー・ライターだよと偽って複数の女性を誘い出し、暴行して殺した連続強姦殺人鬼。日本原人。最近どうもインターネットエクスプローラーが重くなっているような気がする。ニフティの掲示板が特にヒドくて、唐沢 俊一さんの一行知識掲示板を開くのに5分近くもかかったりするありさまなのだ。またリンクのレスポンスも全体的に鈍く、なかなかお目当てのページが見られなくて、いらいらさせられることも多い。一応ＩＳＤＮだから、加入者が増えたってそう極端に落ちるわけがないと思うのだが（確信なし）、これはやはりパソコン自体がくたびれていて、処理速度が遅くなっているからなのだろうか。
タバコの吸殻を水洗便所に流すとなかなか流れてくれないんだよと仕事。朝っぱらからクレームのクレーム。なんといつものリフォーム業者の下請けが頼んでおいた部屋の修理に行かなかったのにも関らず、全て修理は完了したと虚偽の報告をしていたのである。私はリフォーム業者からそれを聞いて安心していたのだが、なに、まったく修理などされておらず、その部屋の入居者が困り果てて、直接私のところへ文句を言いにきたという、うすみっともない事態になってしまったのだ。私はリフォーム業者をただちに呼びつけて修理を厳命したのであるが、当の入居者が旅行に出かけてしまったので、部屋に入れないという腹正しい落ち。自分で確認しなかったのが悪いと良くわかっているだけに尚更頭にくるのである。
昼飯は蕎麦屋で笊蕎麦とカツ丼というヘヴィーデューティで、ストロンガーでソリッドなもの。そんなに美味しいというわけではないが、月初めはやっぱりこれを食わなくちゃね。午後からはＴ氏の物件探し。昨日まで、マンション、マンションと騒いでいたのに、今日になってやっぱり一軒家がいいやと言出したのである。だから、Ｔさん、おれ、言ったでしょ、何をするにもいちいち管理組合にお伺いを立てなければならない、老朽化してくると修理に莫大なお金がかかるマンションより一戸建のほうがいいって。まったく人の話を聞かないんだから。
午後3時過ぎ、注文しておいたコンバックのＲＦ56 チューニングベースが届く。梱包を解いてみてびっくり。えー、こんなに小さいの？小指の爪くらいの金属片が八つ入っているだけじゃん！こんなに小さくて、1円玉くらいの重さしかない金属片貼っても、スピーカーの音が良くなるわけないじゃん、あー、だまされた。ひとしきり泣き喚いて気を取りなおし、自宅へ戻って2つのスピーカーにチューニングベースをぺたりぺたり。いや、本当に、これで音が良くなるなら苦労はしないって。
午後5時過ぎからお客様の御案内。大名付近で3軒案内する。割とたかめのマンションだったので、これが決まると随分楽になるのだが。
夕食は金目鯛の刺身とアラの吸物。もやしと人参の和え物。シンプルなメニューであるが、金目鯛が美味く、ビール一缶とともにぱくぱくと食べる。合間に和え物をつまみ、最後は振りかけゴハンと吸物で仕上げ。さかな、さかな、さかなー、さかなーを食べると、あたま、あたま、あたまー、あたまが良くなる。この歌がまったくのウソであることは今の私を見れば一目瞭然であるな。〆のコーヒーは如例。
夕食後、チューニングされた筈（笑）のスピーカーでまず、ＣＤを再生してみた。あっ、こ、これは音が良くなっている！そんな、あんな小さなモノを貼っただけで、信じられない。視聴に使ったのは聞き慣れた竹内まりやの「ヴァラェティ」であるが（古くてスマンですな）、ヴォーカルの口が小さくなっている。そして彼女の声がいいぐあいに解れて、歌詞の一言一言が明快に聞き取れるのだ。今までボサノバと聞こえていたものが、ボサノヴァになったのには心底仰天した。ついで、ポール･サイモンの「ワントリック・ポニー」（古くてスマンですな）、「エース・イン・ザ・ホール」でサイモンとリチャード・ティーのデュエット部分、定位感が大幅に改善されて二人の背の高さの違いまで分かるのだ。なんだ、この変化は。この間、電源タップを取り替えた時もその変化の大きさに驚いたが、あれは物理的な特性が良くなったというイメージであり、今回のチューニングベースによる変化は音楽的な要素が改善されたためといえるのではないか。
大いにコーフンして、今度はシステムに手を入れた時のチェックディスクと決めている『ジュラシック・パーク』、ハモンド御一行様がヘリコプターでヌブラル島に到着し、アパトサウルスに邂逅するまでのシーン、を繰り返し再生。むむ、メインの2チャンネルをチューニングしただけなのに、5.1チャンネル音場全体が良くなったように聞こえるぞ。微小な、今まで聞こえなかった効果音が掘り起こされ、音のリアリティが大きく増している。音場の統一感も非常に良くなっていて、映画の品位そのものが向上したように思えるのだ。『ジュラシック・パーク』が世紀の傑作に見えるというのはちと言い過ぎであろうか（笑）。約一万三千円でこれだけ良くなるのなら、来月もまた同じチューニングベースを買おう。そして、今度は画質の改善を目指してＤＶＤプレーヤーとＰＩＡＮＯに貼るのだ。ああっ、楽しみだなあ。
ずうっと『ジュラシック・パーク』観ていたかったが、そうもいかず、午後9時半から問題の『アストロゾンビ』を見る。ロサンジェルスの町をオープンカーでカッコ良く走り回る、いかにもアメリカ60年代Ｂ級映画に出演しそうな安い女。女、ガレージに車を入れ、車から降りようとしたところになんのタメもなくアストロゾンビ出現。手にしたハンマーで襲いかかる。悲鳴を上げる女、飛び散る鮮血、ゾンビなおもハンマーを振るい続ける。とんてんかん、とんてんかん、まさに“流血の大工仕事”だ！
ここからオープニング。ブリキのロボットの玩具や戦車の玩具ががーがー動いているだけ、そこに発煙筒で煙を流しているという空前絶後のしょぼいしょぼいしょぼいオープニング。こんなん、俺にだって撮れるわ！やっとオープニングが終わってフリーウェイを走る車、その車内では若干太り気味、30代前半と思われる男がテープレコーダーをいじったりなんかしている。と、場面が代わって大破した車の中でうめく重傷者。そこのやってきたのは鬼太郎のちゃんちゃんこみたいなものを羽織ったせむピーでおピーの男フランチョ（ウィリアム・バグダッド）であった。彼は重傷者を担ぐとどこへともなく消えてしまう。
次に登場するのがＣＩＡのエージェント、ホールマン（ウェンデル・コーディ）と彼の部下である、エリック・ポーター（トム・ペース）とチャック・エドワーズ（ジョン・フーヴァー）、彼らはこのところ頻発している奇妙な殺人事件を捜査していたのである。その容疑者と目されているのが、死体にソーラーパワーをエネルギー源とする電波受信機を取りつけて、一種のゾンビとし、宇宙船の船外活動に従事させるという研究をしていたデ・マルコ博士（ジョン・キャラダイン）。彼は政府の宇宙開発プロジェクトに所属していたのだが、あまりにキモチ悪い実験をするので首になっていたのだ。ホールマン達はデ・マルコ博士の元同僚、ペトロヴィッチ博士（ヴィクター・イザイ）を読んで彼らの実験について質問するのだった。「私達はこんな実験をしていました」 脳味噌に電極ブッさして、電流を流し、ぴくぴくさせるペトロヴィッチ博士。なんなんだかなあ。
さて、デ・マルコ博士を追っているのはホールマン達だけではなかった。きっついスリットの入ったチャイナ服を着るという間違った色気をむんむんさせている東洋系の女サターナ（ラス・メイヤーの乳映画で有名なトゥーラ・サターナ）と彼女の部下であるバイパー・ジュアン（ラファエロ・コンプス）とタイロス（ヴィンス・バービィ）のスパイ一味。彼らはデ・マルコ博士の研究を盗んで、他所の国に売ろうとしていたのである。ちなみにこの3人、ヤッターマンのドロンボー一味にそっくり、ヤッターマン、こんなところからパクリましたな。ただし、こちらのドロンジョ様（サターナ）は大変気が荒く、彼女の自宅を張っていたＣＩＡのエージェント二人を情容赦なく射殺してしまったりする。
エキゾチックなバーでさっき出てきた30代前半男から研究の詳細が吹き込まれたテープを受取るサターナ。30代前半男は欲張って約束の2倍のお金を要求したので、取引が終わってすぐ、ジュアンの運転する車でひき殺されてしまう。かなりイヤーな気モチになったところで、ようやく登場するデ・マルコ博士。彼はせむピー、おピーの助手、フランチョとともに、さっき彼が担いできた死体（あの後すぐ死んだらしい）をアストロゾンビに改造するのだった。あ、フランチョ、死体から血を抜くんだけど、その血を貯める容器がただのポリタンクに切り込み入れただけのものなので、チューブがぷいと外れて血がどばどば・・・、ああ、こぼれているよ、こぼれているよ。
そうこうしているうちにペトロヴィッチの女性アシスタントがアストロゾンビに殺される。いかにもプロデューサーとヤって役を貰いましたという風情のこの女性アシスタント、乳がでかいんだ、これが。アストロゾンビ、彼女の首を絞めながら、観客サービスのためにばりばりと片手で彼女の白衣を毟り取るという忙しさ。最後は隠し持っていたナイフでぐさっぐさっぐさっぐさっ・・・。この女性アシスタントがペトロヴィッチ博士から聞いた秘密を封じるために殺されたのだと考えたホールマン達は、もう一人の女性アシスタント ジャニ－（ジョアン・パトリック）をオトリにしてアストロゾンビを捕らえようとする。すでにポーター捜査官と恋仲になっていた彼女は快く承諾するのだった。一方、トゥーラたちはアストロゾンビは電波によって操作されている、ならば、その電波の発信源をつきとめればデ・マルコ博士の居場所が分かるに違いないというあたりまえだが、いまひとつ面白くないアイデアを元に電波探知機を持ってロスアンジェルス中を走り回る。あー、あほくさー。
研究室で一人、外からよく見えるように窓際で顕微鏡を覗いたりしているジャニー、ふと顔を上げる・・・、何も起こらない、立ち上がって試験管をいじったりする、何も起こらない、また顕微鏡をのぞいたりする、何も起らない。脳味噌の標本とかプラスチックの人体模型なんかを見まわしてみる、何も起らないって、好い加減にせんかい！がちゃりとドアが開いてさあ、アストロゾンビだと思ったら、ポーターだよ（笑）。「今日はもう遅いから中止しよう、アパートまで送っていくよ」この野郎、なめてんのか。
で、定石通りジョニ－のアパートメントでアストロゾンビに襲われるわけですね。アストロゾンビ、また彼女の首を絞めながら、片手で下着を毟り取る、だから、そんないらんサービスするなって。ほら、ポーターが助けにきちゃったじゃないか。アストロゾンビ、何を考えたか、ポーターの懐中電灯を奪って、それで額の受光器を照らしながら（とほほのほっだい）、よたよたと逃げ出すのだった。ポーター、床に落ちていた奇妙な器具を拾い上げて「これはアストロ・バッテリー・パックだ、これが外れたから懐中電灯を使って逃げたんだ！」そんなあ。ポーター、本部を呼び出して、逃げたゾンビを追うべく非常線を手配する。
さっきからぐーるぐるロスアンジェルス中を走り回っていたサターナ一味、ようやくデ・マルコ博士の研究室を発見する。潜入直前、裏切ろうとしたタイロスがあっさり、ジュアンに刺し殺されてしまうヒトコマがあるが、こんな奴はどうでもいい。とにかくサターナとジュアンは研究室に押し入り、アストロゾンビ2号を作っていたデ・マルコ博士に体面。「私はサターナ、あなたの研究をいただきにきました」その間、ジュアンはナイフを手にフランチョと睨みあい。この一触即発の緊迫した雰囲気の中、懐中電灯で額を照らしながら（笑）アストロゾンビ1号が駆けこんでくる。続いて突入してきたポーターを始めとする警官隊。デ・マルコ博士はアストロゾンビ一号にアストロ・バッテリー･パックを装着し、迎撃を命じるのだった。この騒ぎの最中、フランチョがジュアンに刺し殺されるが、誰も気づかない。そのジュアンも警官隊の銃撃を浴びてばったり。やっぱり誰も気づかない。
銃弾がまったく効かないアストロゾンビ1号、ナタを手にして研究室の外に飛び出してしまう。ああっ、警官の首がごろんごろん、うわ、額にナタが食い込みよった、強い、強いぞ、ぼくらのアストロゾンビ。しかし、あまりのことの大きさにびびったデ･マルコ博士はアストロゾンビ一号の動作を停止させる。怒ったサターナに撃たれるデ・マルコ博士。最後の力を振り絞って完成していたアストロゾンビ２号を起動させて絶命。サターナ、ゆっくり立ち上がった2号に「わたしはサターナ」、こんな時名乗ってどうするのか（笑）「私の命令に従うのです」 そんな命令に従う筈もないアストロゾンビ2号。サターナと2号はもみ合ったまま器械装置の中に飛び込み感電して果てるのでありました。ちゃんちゃん。
エンディングはオープニングと同じ、玩具のロボットと戦車の映像。ええい、最初から最後までしょぼしょぼの映画だあ。
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