The Woman Eater (1957) 　女食い　

　『女食い』57年　米映画。言い訳みたいに聞こえますが、僕、毎日こんな映画見たくて見てるんとちゃいますよ、とりあえず届いたＤＶＤ、1回見て、不具合がないか確認せんとあかんのですよ。放っておいて後から見て、あ、ここのところの画像が出らんやんか言うても、もう交換きかなくなるんですよ。

　イギリス在住のモラン博士、死人を蘇らせる部族の噂を聞きつけ、アマゾンへ飛びます。日頃の運動不足がたたってジャングルの中でぜえぜえ言っているとぼんぼかぼんぼん、ぼんぼかぼんぼん、どこからともなく聞こえてくるタイコの音、覗いてみたらば、いけにえの儀式の真っ最中。黒人女性は怪植物に食われてしまいます。あっ、人が入って動かしている（笑）。

　その5年後、モラン博士はなぜかイギリスの自分の屋敷でアマゾンから連れてきたあの部族の青年を助手に怪植物を大切に育てている。じつは、この植物、女を食わせると死人を蘇らせる液を出すという、まさにＢ級ホラーの王道みたいなやつなんです。博士、若い女性をナンパしちゃ、植物に食わせているというオタクの大久保清状態。

　一方、下関の郷土物産博で自動車修理工の一夫と知り合った踊り子の民子（21歳、倉敷出身）こんな踊り子の仕事イヤダワとぶうたれる民子、一夫のつてで家政婦としてモラン博士の屋敷に住み込むことになります。民子の色香に迷った博士、ロッテンマイヤーさんみたいな古参の家政婦を絞め殺し、どうだ、どうだ、わしはこんな研究をしているのだ、どうだ、偉いだろう、ふふふ、ちとそのスカートをまくってみなさいと迫るのですが・・・。

　公開当時、観客のみなさんが、「若いムスメをさらってきたなら、もっと他にやることがあるだろう！」と一斉にツッコンだという怪作。しょうもないストーリーですが、意外なラストの捻りが楽しい。おまけに民子ほか登場する女のコのレベルが無駄に高いもんでもう僕、まいっちんぐ。

　レターボックス収録（ヴィスタサイズ？）、画質は良好。しかし、高音がわれて台詞が聞き取りずらいのが惜しまれる。イメージエンタティメント
のＤＶＤなので例によって紙製ケース、海苔弁式フタ。

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