観 笑 亭 日 乗
3月31日（土）アヌスという字は明るい日と書くのね
書かねえよ。角松かのりのＶＣＤを買おうか買わないでおこうか大いに迷っている。ある通販サイトだと本体価格が約3,000円、送料を含めると4.000円弱か。大した金額ではないのだが、何せ今月は100ドル相当の輸入ＤＶＤ、『ブルースブラザーズ』、『ブルースブラザーズ2000』、『ギララ』（笑）を買わなくちゃならないからなあ。あっ、そうだ、東宝の『キンゴジ』も今月だったんだ。うーむ、どうしようかなあ。
あったかい便座というものは粗相をするとなんかまずい事にすぐさまなってしまうような気がすると仕事。ZUBATさんを連れて事務所へ行き、調理パンの朝飯。ZUBATさん、ゴハンが食べたくてなどといいつつ、朝っぱらからハヤシライスみたいなものをがががと掻き込んでいる。ああ、羨ましい（のか）。ZUBATさんを送り出してのち、書類仕事、新入居人の引越しの立会い。現在駐車場がいっぱいなのでやりくりが非常に面倒くさい。
午前12時すぎから修理が終わった車を取りに行く。なんでもバッテリー液がしたたり落ちてエアコンのパイプにピンホールを生じさせ肝心のガスが漏れてしまったそうな。修理代の一万ナニガシを支払って急いで帰社。途中、とあるＢＯＯＫ ＯＦＦで吉村昭「海の祭礼」を求め、また昼飯としてラーメンを食べる。
午後から問合せのメールの返事書き、その中に特に場所を指定せず、値段のみで物件を探しておられるお客様がいらっしゃって、むやみに時間がかかる。中央区・南区・博多区・早良区などの物件シートをひっくり返さねばならずいたずらに時間のみ過ぎてしまったのだ。この後、来訪されたお客様のお相手、御案内、気がついたら午後7時、しえー。
夕食はなんとなんとのお寿司。花見のかわりである（笑）。まあ、寿司といっても安物の宅配寿司だから、マグロは向こうが透けて見えるほど薄く、イカは山葵のみつよく、いくらは思いっきりな人造いくら。貝柱だけが美味かった。禁を破ってビールを一缶。文句をいいつつたくさんたくさん食べた。
夕食後、コーヒーを飲みながら『食人族』をみる。ああ、またしても残り少ない人生を無駄にしてしまったな。画質は思ったよりよかったのだが、後半の残酷シーンが酷くくらく何をやっているのかさっぱり分からない。動物虐殺シーンのみよかった。特にあの巨大がめ、内蔵を所在無さげに弄くりまわすところ、思わずえずきそうになる。
シャワーを浴びてから録画しておいた「フード・ファイト・クラブ」？を見る。4月4日に行われる本選の出場選手紹介のような番組。大食いメンバーの豪華さにびっくりした。赤坂尊子、エンペラー岸、プリンス小林、新井和響など「ＴＶチャンピオン」でお馴染みの猛者がぞくぞく登場。本大会のレギュレーションもかなり過酷なものになるようで、これは4月4日が楽しみ。
3月30日（金）コーホートだったら、ひとつにかける
かけてもつれた謎をとく。だから、もう好い加減にしろというのだ。一度お墓の引越しをいうものを経験したことがある。古いお墓を暴いてお骨を取りだし、まとめて納骨堂に納めるという作業を担当したのだが、お寺の住職さん、こんなことを言っていた。「お墓の中は冬は暖かくて夏は涼しい、だからよく蛇がいるんですよ」 私はしゃれこうべの目から太い蛇がずるずる這い出してくるというイタリアン・ホラーな絵柄を思い浮かべすっかり憂鬱になってしまった。住職さん、なんでこんな余計なことを言うかなあ。
トイレに消臭剤を置いたらなんだか良い香で、ウンコするのがちょっと楽しみになってしまったと仕事。朝から駐車場の改修工事。現在使われていない、洗車用のスペース、営業用の車を止めることにしたのだが、どういうわけか入口のところで車の下をこすってしまう。いくら廃車寸前のボロといっても毎回、毎回がりがりやるのは心臓に悪く、ン万円かけて入口のでっぱりを削ってもらうことにしたのだ。この工事が終了したのが午前12時。私は入居者のクレーム処理、書類仕事など。
昼飯は自宅に戻って例の100円冷凍焼飯。今回はちょっとクッキングパパ的に工夫してとき卵に辛子明太子を混ぜる。焼飯をフライパンで炒めて解凍が終わった頃合に混ぜ込むとこまかな辛子明太子のつぶが全体にまんべんなく回ってとっても良い具合。じゃこもいれたので栄養バランス的にも優れたものとなった。コップ一杯の麦茶ではふはふと頂く。あー、うんめえや。
午後から管理物件の見回り、問合せのメールへの返事書き、お客様のお相手。今日は午後8時から飲み会なので午後7時に事務所を仕舞って急いで帰宅。服を着替えて7時20分のバスを待つ。しかし、しかしだ、この天神行きのバスが来やがらないんだよ、これが。いらいらしながら待つが35分になるにあたって、とてもこれでは間に合わないと判断、博多駅行きのバスに乗り込む。平尾で西鉄電車に乗り換え、なんとか午後8時に待ち合わせ場所のアクロス福岡に到着する事ができた。
本日の参加者は、ぴんでんさん、鹿児島からわざわざ『ギャラクシー・クエスト』を見にきたZUBATさん、有久幸次郎御夫妻。ここで私がとてつもなく馬鹿馬鹿しいミスをしでかしていたことに気づくのだが、みんな、俺達は大人だからな、なんにも言うなよな！迷惑をかけるようなことにはならなかったのでちょっと安心（笑）。
それから久し振りの“魚民”へ移動し、カンパーイ。4日振りの酒が時速638.14キロの速度で体中を駆け巡る。あわ、あわ、あわわわ。『ギャラクエ』の話、ピープロの話、私にはよく分からないアイドルの話、がんがん飲む。この間やった血液検査の結果いかんによってはもう酒が飲めなくなるかもしれない。意気込みがまるで違うのだ。
午前12時くらいから近くのカラオケボックスに移動。すでにもうへろへろ。それでも頑張って4曲ほど歌う。午前2時過ぎようやく解散してズバットさんを伴い帰宅。あー、そりゃこんなことやってりゃ血圧もあがるわな（笑）。
3月29日（木）コーホート思えば、またまたアチラ
浮気な人ね。だから、やめろってばよ。大学1年の時にまったく突然にウンコに赤いものが混じっていたことがある。当時はいろいろな意味でイノセントであったから、他の病気の可能性は考えずに、じ、ぢ、ＪＩ、痔、ヒサヤ大黒堂かとうろたえ騒いでいたものであった。結局、その頃毎日のように飲んでいたトマトジュースが原因でないかと気づき、試しに飲むのをやめたところぴたりと収まってしまった。しかしあれから17年たった今、しきりにあれはやはり、痔ではなかったか、トマトジュースのせいなどではありえなかったのではないかと考えてしまうのである。人はいつまでもイノセントではいられないということか。
ウンコの話を続けるわけにはいかないと仕事。午前中に案内1件。帰社後、その間にたまったものをかたづけ、昼飯はテキトーにカップラーメンですませる。午後から管理物件の見回り、その後、物件シートの整理、ＨＰの手当て。午後4時過ぎから管理関係の営業。終わってからビックカメラに電話して間違って買ってしまった『食人族 最後の晩餐』と本物の（笑）『食人族』との交換をお願いする。ひー、思ってた通りむやみに恥かしい。
帰宅は午後8時。やっぱりビールを飲まずに、カツオタタキ、ハンバーグ、博多名物がめ煮でゴハンを二膳。もらいものの辛子明太子が美味い。それからコーヒーを飲みながらぼんやりとＴＶ。昨日の寝不足の疲れがどっと出てソファーの上で眠り込んでしまった。目を覚ましたのが午後10時、ここでベッドに直行、そのまま睡眠の続きに入ればなんの問題もないのだが、そうは問屋が卸さない、お目目ぱっちりでココロなしかコーフンしてくる。
シャワーを浴びて録画しておいた「いきなり黄金伝説 3時間スペシャル」というのをみる。ココリコの田中をひっかける恋愛ドッキリ、ヒデェなあ（笑）、ああ、じわりじわりとやられたらおおかたの恋愛べたな男はひとたまりもなくやられてしまうよ。いくらかのやらせがあったにせよ、これだけ丁寧に番組を作っているのならばなにもいうことはない。ゲストをたくさん集めて爆笑エピソードで盛り上げるというヴァラェティ番組のやりかたにはもうあきあきの私はこんなことを考えてしまうのであった。
午前2時半にベッドにはいる。鼻の調子がよく、さしたる苦労も無しに眠りにはいれたのがうれしい。
3月28日（水）コーホートであったが百年目
久し振りの会心のシャレ（笑）。俺は何にもしらないよ、そんなこと興味無いよという顔をしていても世代的価値観からは逃れがたいということ。掲示板にまたぞろアダルト関連の書き込みがされている。荒らしにしては妙にタンパクだし、一体なんの目的なのだろう。宣伝のつもりかもしれないが、あの文面じゃ覗いてみようという気にはとうていなれないしな。ま、実害は今のところないようだし、しばらく静観するつもりである。
本日は休み。午前9時半に起きてコンビニの調理パンで朝食。その後30分経過してから昨日病院で処方された血圧の降圧剤を飲んでみる。それからうだうだつまらないTVを午前11時までみて事務所へ。ネットのチェックだけを急いでやって、ウンコを垂れてから車でお出かけ。まずはビックカメラの天神店。自宅用のエアコンを注文し、DVD売り場で『ブルース・ブラザーズ』、『ブルースブラザーズ2000』ツインパックを予約。と、ここで悪魔が俺にささやいた、「あんさん、あんさん、『食人族』が出てまっせ、わずか2.800円でっせ、さっきのエアコンのポイントで買えるやおまへんか」ふらふらと『食人族』を手に取りレジへ向かう俺。だがこの愚かなる行為が次の大悲劇を生もうとは神ならぬこの身がどうして知り得ようか。
次に丸善書店で宮部みゆき姐さんの「模倣犯」下巻、唐沢・鶴岡両氏の「ブンカザツロン」を求める。もうお金がないので支払いはもちろんカード。ああ、情無や。丸善書店を出るとざあざあ雨が降ってきてこの惨めなるワタクシをこれでもかと濡らすのであった。それから車で15分ほどかかって山田電器へ。修理に出していたデジカメを受取る。またプリンターの修理を頼もうとしたが最低七千円ほどかかるとのことであり、思いきって約1.4万円の新品を買ってしまった。
途中、車の修理工場によって代車に乗り換え、達磨ラーメンでラーメンアンド替玉食って午後2時半帰宅。肌寒かったのでストーブをつけ、ソファーに寝転がって「ブンカザツロン」をゆっくり読む。やはりオタクはオタクによって語られなければならない、既成のアカデミズムなどオタク分化解析のクソの役にもたたないという意を強くする。
午後4時に再び事務所へ行って日記つけ。熱帯魚に餌などをやって早々に退散。自室に戻って買ったばかりの『食人族』DVDをラックに並べようとすると、えっ、ちょっと待って『食人族 最後の晩餐』？ストーリーも違うし、有名な串刺し写真もない。あわてて映画秘宝のバックナンバーをチェックしてみると、ああ、なんということだ。これは『食人族』と一緒に食人シリーズとしてDVD化されたまったく別の作品なのだ。ぐあああ、へ、返品しなくちゃ、だけど、だけど、ビックカメラに電話してこう言うのか、「間違って『食人族 最後の晩餐』買っちゃったんすけど、俺が欲しかったのは『食人族』なんすよね、交換してほしいんすけど」 ああ、これはあまりに恥ずかしい。
夕食はカレー、生野菜、マグロの幼魚の刺身、芽昆布の酢のもの。ビールをまったく飲まずに夕食にカレーを食べることなんてのはそれこそ15年振りくらいであり、量の加減がぴんと来なくて、かなり食べ過ぎてしまった。その後、〆のコーヒーを飲みながらお馴染みガメラDVD BOX観賞、今夜の出し物は『ガメラ 3 イリス覚醒』である。期待に違わず画質、音質が目を見張るほどのクオリティ。LDのそれがなかなか良かったので、前ニ作ほどの違いは感じられないだろうと思っていたが、なに、これが一番だったというウレシイ誤算。ただ、画像のサイズがねえ、劇場サイズに忠実なあまり向かって左側に黒味が生じているのがやっぱり頂けない。LDも同じだったのだがDVDのそれは画像の左上が角を落としたように丸くなっているのである。煮崩れを防ぐ為じゃあるまいし、かなり凹んだぞ、これは。このBOX唯一の瑕疵であった。
シャワーを浴びてから録画しておいた「スタートレック・ヴォイジャー」を見る。とある惑星より発信されていた救難信号、キムをリーダーとする上陸班が見つけたのは、事故によりその機能の大半を失った人工知能であった。調査の結果、その人工知能は極めて高性能の大量破壊兵器であることが判明。ジェーンウェイはただちに投棄を決定するが、情にほだされたドクターの主張により修復が試みられることになる。
しかし、その修復作業を自身への攻撃であると誤解した人工知能はドクターのホロマトリクスを乗っ取り、中断された任務を遂行すべく、ある宙域へ向かうようジェーンウェイを脅迫するのであった・・・。アイデア・プロットともに平凡な印象。予想通のラストに少々、ずっこける。
『模倣犯』読了。昨日のピースに関する予想、思いっきり外れた（笑）。でも綾辻行人ならそうしているよな。全体のプロットが「長い長い殺人」に酷似しており、こちらでも期待を裏切られた印象。しかし、やはりそこはみゆき姐さん、ストーリーテーリングの巧みさは筆舌に尽くしがたい。特にラストの鮮やかな幕引きなど、目新しさはないものの、計算しつくされた良質のミステリーといえよう。酷い目にあってばかりだった登場人物もそれぞれの救いを見出し・・・って、あの蕎麦屋の家族はぜんぜん救われてないけれども（笑）。
またも鼻の調子が悪く午前5時過ぎまで寝られず。明日は死ぬることであろう。
3月27日（火）亜硫酸女房は身代の薬
姉さん女房シリーズその2。最近、よく考えるのだが、どうして私はDVDを個人輸入までしてあんな馬鹿映画のコレクションをしてしまうのだろう。輸入版なら輸入版でもっとあたりさわりのない『スリーピーホロウ』とか『グラディエーター』（なんてったってアカデミー受賞作だしさ）、『ターミネーター2』とかを買わないのか。そりゃね、『ID4』とか『ザ・ロック』なんてものを買えとはいわないよ。そんな恥かしいことはしなくていいけれども、ろくすっぽ英語字幕もついてないような50〜60年代のどうしようもないSF特撮映画ばっかり買わなくてもいいじゃないか。予告編でも集めたDVDでも見ておけばいいじゃないか・・・、そういうことでは我慢できないのだから仕方がないんですな。
あ、ウンコの中にエノキだけが混じっている！と仕事といいたいところだが、始業前にこの前と同じくH医院に駆けつけた。本来ならば休日を利用するべきなのだろうが、胃の薬が切れており、また一刻も早く各種検査が受けたかったのだ。早めに受けつけすれば待たなくていいだろうと思っていたのだが午前9時ちょっと前にすでに先客が5人。結局前回と同様1時間待ちとなった。
先生にお願いして採尿、採血、胸のレントゲン、心電図の検査フルコース。初体験の心電図は体のあちこちに電極をとりつけられ、まるで電気椅子の死刑囚のよう。いつかびりびり来るのではないかと怯えていたのだが、さいわいそんなことはなく拍子抜けするくらいあっさりと終わってしまった。服をととのえ、すこし休んだ後先生からの説明を受ける。すぐに結果の出ない血液検査を除いてあとはまったく異常なしとのこと。しかしやはり血圧が高いので塩分を控え、酒をひかえ、タバコを控え、セックスを控え・・・、これはあんまり関係がない。薬局で血圧を下げる薬を貰って午前11時帰社。
たまっていた仕事をばたばた片付ける。そのまま管理物件の見回り、途中そばとカツ丼のセットという凶悪なる昼飯を食べ、本屋で宮部みゆき姐さんの新刊「模倣犯」上巻を求めて帰社。駐車場工事の打ちあわせ、先日入居した人へのゴミの捨て方のレクチャーなどなど金にならぬ雑用がどっさり。とほほほ。レッドテール水槽の水替えやって午後8時半帰宅。
夕食は自分でやくステーキ、フライドポテト、サーモンの刺身・ミックスベジタブルの炒めたもの、茹でキャベツなど。当然のことながらビールは飲まずゴハンを軽めに二膳。まあ、こんなところで十分だろう。
夕食後、コーヒーを飲みながら『ガメラ2 レギオン 襲来』を見る。予想通に5.1CH音声が数段洗練されていることに大満足。またLDではハイライトが飛んでいた特撮場面の色調がきちんと補正されている。ただ、1箇所、仙台の草体シーンのみがむやみに白っぽいがあれはレギオン草体ががんがん酸素を放出しているという表現なのだろうな。
シャワーを浴びてから『模倣犯』を読む。裏の主人公とでも言うべき栗橋浩美が実に不愉快なキャラクターであることに驚く。だいたい、宮部みゆき姐さんの小説の登場人物というのはいささか浮世ばなれしているほどのマットウな人々が多く、またそれがジャンルを問わず宮部みゆき姐さんの小説世界の通低をなしていたのである。たまさか悪辣な人物というのが出てきてもあくまで主人公側のキャラクターとは正反対の存在であり、小説の根幹を成立させるものではなかったのだ。こういうことをいうのは面映いが、私などひそかに、これはみゆき姐さんのお人柄によるものではないかと思っていたくらいである。
そんな私の思い込みをあざ笑うかのようにみゆき姐さんはシリアルキラーとしての栗橋浩美を丹念につむぎ出していく。まだようやく上巻を読み終えたばかりなのにオカシイと思われるかもしれないが、この「模倣犯」、「火車」以来の傑作になるのではないかというシアワセな予感がするのだ。
それにしても栗橋浩美のパートナーというより指導者的な立場にあるピース（本名は語られない）、生身の人間としての存在感がまるでないのだが、ここらへん、大きなどんでん返しが隠されているような気がする。
3月26日（月）ケツアルコアトル三度ある
もう見るまいと思いつつまた馬鹿映画を買ってしまうこと。明日病院へいくつもりである。前回、胃カメラだけだったが、こんどはレントゲン、採尿、血液検査などありとあらゆる検査をしてもらうつもり。今までの野放図な生活にも関らず胃に大した異常はなかったのだが、さて、今度はどうなるか。ヘタしたら肝臓で引っかかってもう酒なんか飲むんじゃねえよ、この野郎ということになってしまうかもしれない。という訳で検査の結果がまだ出ていないであろう30日の飲み会はこれが最後となるかもしれないので一生懸命飲むことを決意した。いよっ、酒のみの特攻隊！
そろそろ便座カバーがうっとおしくなってきたなと仕事。午前中は管理物件の見回り、書類仕事のルーティンワーク。午前12時近くになって物件シートが届いたので、ましらのごとく働いて整理、HPの手当て。昼飯は例によって自宅に戻り、100円の冷凍チャーハン。ちりめんじゃこ、エノキダケをいれ、最後に卵をいれてぽっくぽく。値段が信じられぬほどの美味さ。水一杯飲みながら素早く平らげる。
昼休の時間を利用して天神のビックカメラへ。予約していた『ガメラ』DVD BOXをようやく手にいれる。3作とも幾度と無く見返している映画なのでBOX買っても大した感慨はないだろうなと思っていたがいざ実物を手にするとすっげえ嬉しかった（笑）。にやにや笑いを張り付かせたまま車を飛ばして帰社。我ながらへんな奴だと思う。
午後から来客あり、長住近辺の物件を案内する。思いの他時間が掛かった。午後4時過ぎから別のアポイントメントが入っていたのであせることしきり。幸いにも最後に案内した物件を気に入って頂けたようで、一安心。事務所で入居申込書を書いてもらい有難うございましたと送り出したら、とたんにピンポン。ぎりぎりで間に合ったのだ。
来社したのは知り合いの不動産屋M氏から紹介していただいたある信用保証会社の営業マン二人。保証人のいらない代理制度について詳しく聞く。思ったよりこちらに負担がかからないことに驚いた。さっそく来月からでもこの制度を取り入れることを決意した。という訳で皆さん、保証人が立てられなくても賃貸マンションに入居できます。そりゃ若干の例外があるけれども普通の社会生活を送っている人ならばまず問題無く入居できます。頑迷な日本の保証人制度に悩まされているあなた、今すぐ連絡ください。
その後,クレーム処理などがあり帰宅は午後8時半となった。夕食は鯵のから揚げ、生野菜、マグロ・あま海老・ネギトロ・ウニの刺身軍団、菜の花の辛子味噌合え、豆腐とエノキの味噌汁。もちろん、ビールは飲まず、軽めのゴハンを二膳。ぷふぅ、美味い。
〆のコーヒーを飲みながら自室で待望のDVD『ガメラ 大怪獣空中決戦』を見る。う・・・、こ、これはなんという高画質か。タイトルバックのところで早くも息を呑む。リミックス5.1CHもいたずらに技巧に走らず、オーディオ的にすこぶる質が高い。LDと段違いのクオリティにまるで新しい作品を見るような錯覚すら覚えてしまった。あちこちで感動しながらラストまで突っ走る。
『ガメラ』がこれほどのクオリティを誇るならば『レギオン』『イリス』も大いに期待できようというものである。特に『レギオン』、LDの5.1CH音声はぐりぐりとよく動く代わりに、オーディオとしては割とプアなものであった。これがDVDでどのように改善されているか。そんなことを考えるともう明日の夜が待ち遠しくてたまらなくなってしまうのである。まったくもう、お前は新婚ほやほやの人妻 みち子（24歳）かっつーの。
シャワーを浴びてから録画しておいた（笑）日本テレビの警察番組を見る。おい、札幌派出所の人情お巡りさんなどどうでもいいから、もっとアレな暴走族とか、シンナーやって歯が溶けかかっている若者とか、薬物で幻覚みて震えている男とか、そういうのを写せよ。
3月25日（日）エリック・プランクトン
ライレ。でもンがひとつ足らなくてアナグラムにはなっていないんだよね。少年キングで読んだヘンな野球漫画の話。ある高校の下手糞な三塁手、予選に臨むにあたっていいことを考えついた。そうだ、胸に打球を当てて前に落とせばいいのだ。馬鹿なことに試合でその通りにすると上手くいくんだ、これが（笑）。皆の頑張りがあっってその高校は勝ち進む。このヘン記憶が曖昧で申し訳無いのだが地方予選の決勝戦を前にこの三塁手、あんまり胸にボールを当て過ぎたもんで胸を病み吐血してしまう。医者にも止められるのだがそれを振り切って試合に出場。チームは目出度く勝って甲子園への切符を手にするが、三塁手はがっと血を吐いて死んでしまうという・・・。この高校はのちに甲子園の常連となるのだが、現在でも試合前にこのあほ三塁手を偲んで三塁ベースのところで円陣を組んでいるというのだ。子供心にも練習してグローブで取れるようにならんかああと思いましたね。これで一応実録もの（笑）だというのだから今から考えるともう笑うしかない。
この他にも少年キングでは巻頭カラーグラビア特集までした草野球で二百連勝したジジイ投手の話とか（相手チームが二百連勝を阻止しようとしてバントで責める）、裏モノ会議室にも書いたのだが北海道のヤクザがF-14を奪ってソ連まで飛んでいく話とか、何気にヘンな漫画が多かったので是非ともこういうのを集めて復刻してほしいものである。
柔らかなトイレットペーパーは肛門にも優しい反面、破れてウンコが手についちゃわないかと心配になると仕事。日曜日なのでお客様が見えないと暇なのよ（笑）。メールで頼まれている物件の探索とか自社物件の候補地を捜すなどして午前中終了。飯でも食うかと思っていたら弟がにこにこして事務所にやって来た。彼の新車が届いたのだ。どうだどうだと威張るので頭にきてこっそりガソリンタンクに角砂糖を放り込んでやった。ざまあみろである。
昼飯はまたもインスタントラーメン。好い加減飽きた。そのまま管理物件の見回りに出かける。途中本屋に寄ってみると宮部みゆき姐さんの新刊「模倣犯」を発見。頭の中のコンピューターがカエ、カエ、カエと喚き散らすがその時の所持金は1.256円。どないせえというんじゃ。悔しがりつつ帰社。その後見えたお客様の御案内、アミーゴス会議室への書き込みなど。
帰宅は午後8時。夕食が焼き肉だったもんでついに禁酒の誓いを破って缶ビール二缶。肉がオイシー、ビールがオイシー、野菜がオイシー、シイタケがオイシー。もうたまらんのである。久方ぶりの酒だったので速やかに回って目の前がぐわらん、ぐわらん。この気持ちを味わうためだけに禁酒した甲斐があったなと本気で思う。
コーヒーで酔いをさましてからDVD『空飛ぶ翼蛇』を見る。1946年の映画なので画面の劣化が激しく時折大きく揺れたりする。ストーリーは考古学者がアステカの財宝を守るために、他の考古学者や保安官などにケツアルコアトルをけしかけて殺していくのだがしまいにはわなに引っかかって逆にケツアルコアトルにやられてしまうという話。つまらん。音も悪くて会話が聞き取り難く、最後の財宝に関するオチがわからなかった。ううう、俺は何の為にこんな面白くない映画を１時間も見ていたのか。
その後、毒食わば皿まで精神でバーボン飲み、したたかに酔っ払って寝た。
3月24日（土）アミダラ石を穿つ
ナタリー・ポーﾄマンがいりゃ、何でもできるつーの。アルコールを断っているせいか、どうにもねむれない。例えば午前1時に床に入っても本を読んでいるうちはすぐにうつらうつらするくせに、電気を消して本格的に眠ろうとすると目が冴えてしまう。舌打ちして電気をつけ、本の続きを読もうとするとまたすぐにうつらうつら。どたんを本を落としたりするのだ。この繰り返しですぐ午前3時、4時になってしまう。それでいて昼間眠くなるというわけでもなく頭がぼんやりして、目がしょぼしょぼ。これはなかなか辛いものですよ。
トイレットペーパーはシングルとダブル、どちらがいいかと仕事。コンビニのパンで朝食をとりわっせわっせと書類仕事。午前10時半くらいから新入居者の引越しが始まった。とりあえず挨拶して契約書の入居人控えを渡し、ゴミの捨て方などのレクチャー。小柄な若い女性であり、まあ良さそうな人だと安心する。いや、別にふふふふ、留守の間に合鍵を使って侵入し、あんなことやこんなことをというどす黒い考えを持っている訳では無く（当り前だ）、髪を金髪に染めた兄ちゃんから見るからに面倒臭そうに挨拶されるよりははるかにこちらの方が良いのである。
昼はとあるラーメン屋にてラーメンアンド替玉。帰途、本屋に寄って戸梶圭太 「溺れる魚」を求めて帰社。お客様のお相手、御案内、メールの返事書き、清掃など。この間午後3時半ごろ地震があって驚く。事務所の120センチ水槽がぐらぐら。かなり酷い揺れであり倒れては敵わないと水槽に飛び付き押さえ込む。どんとでっかい揺れが来るのではないかと怯えていたが、さいわいすぐに収まった。これといった被害はなかったが120センチ水槽、揺れのため上部フィルターの中の汚れが落ちてきて水が濁ってしまった。レッドテールが怯えているのがおかしい。
早めに事務所を仕舞って帰宅は午後7時半。アマゾンコムから『原子力潜水艦』、『フライングサーペント』DVDが届いていた。夕食はオムレツ、生野菜、カツオ、マグロの刺身。例によってビールは飲まずご飯を二膳。この時、家族より事務所のレッドテール（南米産ナマズ）は地震を予知しなかったのかという話が出たので、いいや全然、それどころか揺れに驚いていたと説明すると、あわれレッドテールは役立たずのデブナマズにされてしまった。
夕食後〆のコーヒーを飲みながら待望の『原子力潜水艦』を見る。北極で謎の原潜行方不明事件が頻発。調査を命じられた米海軍最新鋭原潜タイガーシャークは勇躍北極圏へと向かう。そこで出会ったのは異星人の空飛ぶ円盤であった。てめえ、この野郎といきなり魚雷を発射するもまるで通じない。焦ったタイガーシャーク艦長は無謀にも体当たりを決意するが・・・。
お、おもしれえ、水中シーンの特撮がちゃちで多用されている記録フィルムととてつもなく差があるとか、円盤内部の構造が暗すぎて良く分からないとかの欠点があるものの、円盤との邂逅からミサイルによる破壊までノンストップで見せる第1級のエンターティメントだ。特にラストは円谷特撮していて涙がちょちょぎれます。
シャワーを浴びてから今度は「溺れる魚」読む。はみ出し警官二人が犯した罪を不問にすることと引き換えに自分達も良く分かってない特殊任務につく。その任務自体はどうということもなくあっさりと終了してしまったのだが、そこから思いもかけない誘拐・脅迫事件が起こって大騒ぎ。うん、これもいいわ。ラスト近くの現金引渡しのドタバタが、大人数の登場人物が同じ時間枠の中で重層的に動かされるというまるでデ・パルマ映画のような画面構成。午前1時を過ぎていたがぐいぐいととりつかれるように読んでしまった。
この小説、いかに若い人に受けそうなキャストで映画化されているのだが（すでに公開が終わってしまっている？）、この群衆劇、さまざまな立場のさまざまな登場人物達の思惑が複雑に交錯するこの面白さをどこまで表現できているのだろうか。
3月23日（金）オレガノ男の生きる道
このスパイスさえたっぷり使っておけば、殿方は喜ぶものでございマース。現地時間、3月12日にアマゾンコムより発送されたはずの『原子力潜水艦』、『フライングサーペント』がまだ届かない。もう10日経過しているから当然届いていいはずなのにまだ届かない。すわ、初のロストか、まだ3回目なのに、何をやってるねえ、アマゾンなーんちゃって、状況によっては2週間以上かかることがままあるようなので、ぜんぜんあせっちゃいないのだ、だいたいこのぐらいのことであたふたしていたら個人輸入なんてやってられないのだ。泰然自若、座して待つなり。あっ、あといろいろあって資金計画が頓挫しかけていたDVDガメラBOX、なんとか26日には買えそうですわ。
トイレ掃除は面倒くさい、ほっといたら小人がでてきて知らないうちにぴっかぴかということにはならないかと仕事。午前中、ある業者さんと駐車場改修工事の打ちあわせ、意外と時間がかかってしまったのでついでに6月退去予定の店舗を見せ、リフォームについて相談。この後、管理物件の見回りに出かける。昼飯は自宅に戻ってインスタントラーメン。万能ネギを山ほどぶち込んで食った。
ミールが落ちてくるかもしれないので午後2時前には帰社。書類仕事、ドア交換の立会い。夕方見えられたお客様のお相手をして午後8時に帰宅。夕食はシャケの焼いたの、スパゲティのケチャップまぶしの、生しいたけをやいたの、ホウレンソウをゴマと和えたの、まあいろいろ。本日もビールは無し。あー、飲まないと体がだるーい、体によくなーい（笑）。
本日もアマゾンからの荷物が届かなかったので自室にこもってコーヒー啜りながらおとなしく読書。映画秘宝最新号をゆっくり、すみずみまで上から下から、後ろから前からどうぞと読む。『ハンニバル』と秘宝的DVDの特集が秀逸。しかし、こちらでDVDエクスプレスが輸入サイトとして推奨されているが、現在の状況は分かっているのか。
シャワーを浴びて昨日に引続き「大航海時代外伝」。海賊として大暴れ。捕えた水夫は手のひらに穴をあけて数珠つなぎ、女は犯しまくり、子供は奴隷として売り飛ばす。あまつさえ慈悲を乞う船長の舌をずんべんばらりと切り取ってやった。あー、気持ち良い。分かっていると思うけど、実際のゲームではこんなことはできませんからね。
午前2時過ぎに就寝。しかし夜間工事の音が気になって午前4時過ぎまで寝られない。ち、畜生、俺を殺す気か。
3月22日（木）ゲロ戦はやと
空中戦には強いのだが、この飛行機酔いがなんとも、おえ、おえええ。私が通っていた中学校、年に一回だったか、二回だったか生徒総会というものがあった。全校生徒が講堂に集まって校則などについて話合うという趣旨だったのだが、こんな事件があったことを記憶している。質問の時間で、仲間の声に後押しされて台上に上がってきた、その当時全校に名を轟かしていたヤンキー、口を開くなり「あノー、チョーセンジンが着ているような衿の服はいけないんですか、あのチョーセンジンの」一瞬にして講堂がなんとも言えぬ冷え冷えとした空気に包まれた。先生、非常に困った顔をして「君ね、チョーセンジンとかそんなね、言い方をしちゃだめだよ」ヤンキー、なおも「えー、なんでですか、チョーセンジンはチョーセンジンじゃないですか」確かに校内政治に全生徒を関らせるというコンセプトは間違っていないかもしれない。でも、やっぱり馬鹿に喋らせちゃいかんよ、馬鹿に。私はしみじみそう思いましたです。
最近、鍵屋さん（と言っても花火の時に叫ぶアレではない）から聞いた話、跳梁跋扈するピッキング強盗のせいで、鍵の取替えを希望する人が殺到し、メーカーの生産が追いつかない状態である由。幸い、うちの管理物件でそういう被害にあった人はいないのだが、これから全管理物件の鍵の交換をも考えなければならないかもしれないのである。また、出費が嵩むことであり、てめえ、ピッキング強盗、表に出ろという感じだな。
ウンコしはじめるなりお客様が来られるのはどういうわけか、西手新九郎、意地が悪すぎるのではないかと仕事。午前中、管理物件の見回り、物件の整理、HPの手当てなど。昼飯は朝食にコンビニの調理パンを食っていたので、軽めに冷ソーメン2把ですます。午後、来客がなく今日は暇かと思っていたら終業間際の午後6時半に慌てた様子でお客様がかけ込んでこられた。こっちもつられて焦り、電話を掛け捲って2件ほど、平尾方面の物件を案内。帰宅が午後9時近くになった。
夕食はカツオ、ハマチの刺身、キャベツ・トマトの生野菜、メカブの酢のもの、ジャガイモ、玉葱、牛肉の炊き合わせ。ビールはもちろん飲まず、ゴハンを二膳。うーん、ヘルシーなことじゃのう。このあと、〆のコーヒーを飲みながら自室でゲーム「大航海時代外伝」にうち興じる私なのであった。
このゲームが意外に面白く、気がついたらもう午前1時。慌ててスイッチを切り、寝床に入るが、もんもんして午前3時過ぎまで寝られず。好い加減たまらんのである。
3月21日（水）今そこにあるケーキ
あああ、ダイエット中なのにいいい。また輸入DVDの話で恐縮なのだが、岩窟王さんのサイトで紹介されていた、カナダのA&B SOUNDというショップを覗いてみた。カナダドルなので確かに安いのだが、私好みのタイトルが見事なくらい見つからない。また検索システムも使いづらく、ジャンルに関係無くタイトルの頭文字でしか探せないのには驚いてしまった。アマゾンのようにSFというジャンルがさらに怪物モノとかキチガイ博士モノとかに分類されていてコンプリートのリストがでないというのも困るが、いくらなんでもこれはシンプルすぎる。やはりDVDエクスプレスやファンタジウムのように、SFならSFで全てのタイトルがずらっと並ぶ方が私のような買い方をするものにとっては使いやすいのだな。あと、このコンプリートリストにタイトルの頭文字で検索できるシステムが併設されていれば、もう何もいうことはないのだ。
本日は休み。少々お寝坊して午前10時に起きちゃったの、ボク。コーヒーを飲みながら午前中のかったるいTVを見て午前11時から事務所へ出向いてネットのチェックと日記つけ。昨日の『ギャラクシークエスト』ショックがいまだ覚めやらず、何もしていないのにもう興奮している（笑）。昼過ぎから車に故障して『原始怪獣現る』のLDを飲み込んだままのLDプレーヤーを積み込み、博多駅近くのパイオニアサービスセンターへ。プレーヤーと一緒に『原始怪獣現る』のジャケットも出したのだが、ひょっとしてオタクだと思われたんじゃないかなあ、ジャケットだけ『フォレストガンプ』とか『ターミネーター2』とかのアタリサワリのないやつにしておいたほうがよかったかなあ。まあ、いいや、今時LDプレーヤーを修理に出すこと自体、私はオタクですといっているのと同じだからな。
その後東区まで出向いて“いっぷくラーメン”でラーメンアンド替玉の昼食。ふうふうずるずる、汁まであまさず啜り込む。やっぱりうめいやあ。余韻を引きずりつつ天神へ向かう。ビックカメラを素見して丸善書店へ。「笑芸人」を発見してすばやく求める。それからマンション管理士、管理業務主任者関係のテキストを探したのだが1冊もそれらしいものはなし。全日の事務所へ相談するしかないな。福家書店にも寄ってみたのだが強度の貧乏のため、何も買わなかった。
途中レンタルショップでAVのDVDを借りて帰宅。ソファーに寝転がってゆっくり「笑芸人」読む。浅草キッドは好い加減、お笑いとプロレスを絡めて語るのはやめたらどうか。底の浅い主張の繰り返しで読んでいていらいらしてくる。午後5時からまた事務所へ行ってHPの手当てとオタクアミーゴス会議室への書き込み。
夕食はマグロの刺身、鰻の蒲焼、さやえんどうのゴマ和え。ビールは無し、ゴハンを二膳。あー、早くビールの飲めるマットウな体になりたいなあ。〆のコーヒーを飲みながらCSで「スタートレックヴォイジャー」を見る。あ、あれ、これは地球で、ドライドックの中には儀装中のヴォイジャーが。そこに視察のために訪れるジェーンウェイ。どうやらスタトレお得意のタイムスリップエピソードらしい。そこにその時点では存在しなかった筈のセブン・オブ・ナインまで登場。頭が一気にこんがらがる。
実はこれは25世紀の連邦の時間管理艦によるヴォイジャー救出作戦であった。何者かが仕掛けた時間爆弾を取り除く為、セブン・オブ・ナインが過去の世界に派遣されたのである。いくつもの時間枠に渡って展開されるテロリスト阻止作戦、そして意外な犯人が明らかになって・・・。劇中、ジェーンウェイは安易にタイムスリップに近づき過ぎるとぼやく未来の連邦士官が楽しい。こういうセルフパロディもお手のものになってきましたな。
シャワーを浴びてから今度はディレクTVのSFチャンネルで録画しておいた『べラ・ルゴシのジャングル騒動』見る。もう読むだけで腰砕けになりそうな酷い邦題。おまけに何のつもりか字幕がついていないのだ（笑）。慰問の途中でどじ踏んで南海の孤島にパラシュートで降りてきた歌手と芸人の二人組。親切な現地の人達に助けられ一安心。歌手のほうは自慢の喉なんか披露しちゃってまあいい気なもんである。この島、なぜかべラ・ルゴシが住んでいてなにやら怪しい研究をしているというやるのか、お前という設定。二人はよせばいいのにこのべラ・ルゴシ扮する科学者に助けを求めるのだ。
そうこうしているうちに2枚目の歌手は酋長の娘と良い仲になって、アメリカに来ないかとかほっかほか気分。私はテレビにリモコンを投げつけたいのをじっとこらえている。べラ・ルゴシ、じじいの癖にこの娘に惚れていて二人の仲が進展していくのにやきもき。ついに彼は姦計を用いてかねてから研究していた逆進化薬を歌手にぶすりと注射してしまうのであった。歌手、たちまちゴリラと逆進化してしまう。なめてんのか、この野郎。この後、本物のゴリラが絡んだどたばたが続き、ついにべラ・ルゴシは歌手ゴリラに向かってライフルをずどん。彼をかばった芸人が撃たれて・・・、全てはこの芸人の夢だったというゴージャスなオチ。この野郎、表へ出ろ、表へ。
今日やっていたミスター・マリックの手品のネタばらし番組、ミスター・マリックが超能力者だと言い張っていた人達はどんな気持ちで見ていたのだろうか。
3月20日（火）鬼も十八、ばあちゃんも出花
若い娘には負けないよ。昨日、あんなに苦労した胃カメラなのだが、あれはじつは日本人の発明によるものだ。ことの顛末は吉村昭の「光る壁画」に詳しいのだが、簡単にいうと初期の胃カメラは小さなカメラを胃に押し込んでいたのである。現在の胃カメラはカメラ本体が別になっていて光ファイバーを用いた端末を挿入するようになっている、しかし、それでもあんなに苦しいのだ、ましてや光ファイバーなど考えられなかった黎明期の胃カメラはどんなに苦しいものであったか。想像すると、手足の先が冷たくなってきますな。うええ、う、げえええ、があ、うえ、げえ、んが、ごえ、あがああああ、へぐへぐ、んぐごがえ。
極めて春らしい天候なれど、やっぱりウンコと仕事。出社するまえに買った九州ウォーカーで本日より待望の『ギャラクシークエスト』が公開されることを知ってにやり、にやり。そろそろアマゾンコムに頼んでいた『原子力潜水艦』と『フライングサーペント』も届くはずだし、まったくオタク的に明るい春、なのだ。
午前中は書類仕事、管理物件の見回り、午後は店舗物件の打ち合わせなど。来客はなし。そろそろ引越しのシーズンも終わった様である。事務所を仕舞い、レッドテール水槽の水替えなどして午後7時半に帰宅。夕食は母親がまたズルして近くの中華料理屋からの出前。だからよう、俺、酒飲めないんだから、ゴハンのオカズになるようなものにしてくれよう。これじゃつまみばっかりじゃないかよう。味気ない思いでゴハンを二膳食べる。あと、〆のコーヒーは如例。
夕食後、ドリフの特番見てげらげら笑い、午後8時半から車で出撃。『ギャラクシークエスト』上映館のAMCキャナルシティへビームミイアップ、スコッティ。時間の見積もりが少々甘く、ぎりぎりになってしまった。あせっていたのでチケットブースで駐車場の割引をしてもらうのをまんまと忘れてしまう。まったく何を浮かれているのか。
そうして見た『ギャラクシークエスト』、面白かったですよ、良かったですよ、体の10分の2が確実に「スタートレック」で出来ている私としては、涙をぐいと袖で拭い、大喝采ですわ（心の中で）、イタイスタトレオタクの生態で笑わせながらも、このスタトレオタクの助力によって危地を脱するところなんざ、脚本の上手さに心底参ってしまった。こんな素晴らしく良く出来た映画をロードショー公開しなかった映画関係者は何を考えているのだ、土下座して詫びろと本気で思いましたです。
欠点もない訳ではない。機関室へ向かうダクトの件はギャグのみがストーリーから遊離していたし、秘密兵器オメガ13の扱いも中途半端、あそこまでひっぱったんなら、やっぱりアレはコーボマイトだよな、コーボマイト。しかし、それを補ってあまりある感動を与えられて呆然としてしまった私なのでありました。
終了後、ロビーで偶然、有久幸次郎夫妻と出会う。お互い感動が顔に出ていてなんとも気恥ずかしくそうそうに分かれてしまった。どこかでちょっと反省会（笑）でもと思ったが、そうなると俺という人間は必ず酒を飲んでしまうからなあ、どうも、ごめんなさい。
3月19日（月）虎穴にイナズマン虎児を得ず
これはなにか、トラバンバラとかそういうのがいるのか。昨日、DVD EXPRESSの件で、もはや交換を頼んでいた『パイソン』が届く可能性はあるまいとかいたばかりなのだが、仕事が終わって家に帰ったら届いてました（笑）。一応、経過を説明しておくと、2月の19日に、配達されたDVDのうち、『パイソン』のケースに破損があり、中で動いたDVDが傷だらけになっているのを発見。再生には不都合はなかったのだが、ダメでもともと、2月20日に、クレームメールを出す。翌21日にはDVDエクスプレスから、交換品を送るとの返事。すばやく親切な対応に満足する。
しかし、まてど暮らせど交換分の『パイソン』は届かない、それどころか発送しましたというメールもこない。とうとうたまりかね3月4日に催促のメールをだすがこの頃からしきりにDVDエクスプレス経営危機との噂がネットのあちこちでささやかれるようになる。私、物凄く心配する。3月11日、ついにDVDエクスプレスが会社更生法（チャプター11）の適用を受けたというニュースが！私、絶望する。このチャプター11、事実上の倒産でありこれからは債権者主体で会社再建の道を模索していくという制度らしい。こうなってしまっては日本の一ユーザー、しかも2回しか買物したことのない、小口の客の交換品など忘れられてしまうのが当然ではないか。
頭を掻き毟っていると3月11日分の催促メールの返事が3月12日に届いた。今、在庫がないのでもう少しお待ち下さいという内容であった。半ばやけくそになり布団を引っかぶって寝る。3月18日にある掲示板でDVDエクスプレスから配送事故品の日本への再送はしない旨のメールを受取ったという人の書き込みを読んだ事もあり完全に諦めていたのだが、意外にも3月19日に交換品が届いたというわけ。発送日を逆算してみると3月12、13日だから、こりゃ、催促メールの効果があったということであろうか。
いろいろあったがやはりDVDエクスプレスの対応は親切だと言えるし、配送もアマゾンに比べると早いのでなんとか再建されるといいのだが。
今朝、午前5時過ぎににわかな胃痛に目をさます。もう七転八倒の大騒ぎとまではいかないが、わ、なんだ、これは、こんなの今まで経験したことないぞという痛み。こ、これは胃がんか、胃潰瘍、真っ青になり、事務所の留守番を母親に頼んで午前10時過ぎに我が家かかりつけのH医院へ。1時間ほどまって診察してもらう。病状を説明し、まずは超音波診察機でオナカの中をみてもらう。胆石等ではないということで、続いて胃の検診をうけることになった。
H先生からバリウム飲んでレントゲン撮りますか、それとも胃カメラにしますかと聞かれ、おう、先生様よお、こちとら江戸っ子だい、思い切ってばぁっとやっちゃってくんな。初体験の胃カメラを選んだ。看護婦さんに別室に連れて行かれて喉を痺れさせると言うゼリー状の薬剤を飲まされる。看護婦さん、3分間喉に溜めておいてくださいねとにこやかに言うが、これがなかなか難しく何度もえずきそうになる。まるで口内射精をされたAV女優みたいだ。ようやく3分経過したところで喉に溜めていたゼリーを膿盆に吐き出して一安心。この時点でもう帰りたくなった。
しかし看護婦さんは容赦がない。今度は精神安定剤を飲んでください。いやもおうも無くコップの水で一息にゴックン。たちまち効いてきて酔っ払ったようになる。ここで、先生様登場。筋肉注射、静脈注射をそれぞれ一本ずつ。私の血管が細いということで静注に手間取ったのだが、なにせ、安定剤が効いているものであんまり痛くもない。へらへらしている。
そうしていよいよ胃カメラ様、御登場。先生がマウスピースをはめた私の口にそろそろ挿入、あ、先生、そんなことを・・・、うええ、う、げえええ、があ、うえ、げえ、んが、ごえ、あがああああ、へぐへぐ、んぐごがえ、いっぺんで正気に戻った。あまりの苦しみように、先生はいったん胃カメラを抜いてもっと体の力を抜いてと厳しい口調でいい、無慈悲にも再挿入、うええ、う、げえええ、があ、うえ、げえ、んが、ごえ、あがああああ、へぐへぐ、んぐごがえ、今度はうまくいったようだ。
いったん挿入されてしまえば少しは楽になるかと思えばとんでもない、ひっきりなしにえずきがこみあげてきてよだれだらだら。目が霞んでくる。先生は、よだれを飲み込んではいけない、でもコードは飲み込みなさいと無理なことを仰る。でふーでふーと荒い息をつきながら耐えること10分、ようやく胃カメラが口の中から引き出された。先生、コードをまとめながら大丈夫、軽い胃炎だね、ガンとか胃潰瘍とか重大なものじゃないからと笑っており一安心。しかしこんなに苦しんだ挙句にあ、あんた、ガンだよ、もうだめだよとかあ、明日手術ねとか言われた日にゃたまったもんじゃないですよ。
精神安定剤を抜く為に三十分ほど休み、最後の診察を受けてようやく病院から解放された。事務所の母親に連絡を入れ、午後2時ちょっと前に帰社。途中山小屋ラーメンでラーメンプラス替玉という言語道断の食事をしたのだが、朝から何も食っておらず、また安心したせいもあってうまいこと、うまいこと。涙を流さんばかりにして貪り食う。
安定剤のせいか頭がぼんやりして適わぬので本当に重要な仕事のみ片付け、ポリプ水槽の水替えをして午後7時半に帰宅。夕食は刺身各種、生野菜。ビールはもちろんのまず、病院で高血圧を指摘されてもいたのでゴハンを二膳の他は生野菜、それもマヨネーズを使わず、酢醤油で食べるに止まる。
疲れがどっと出て自室で休息。午後10時過ぎからシャワーを浴びてディレクTVのSFチャンネルで録画しておいた『美しき生首の禍』（THE
BRAIN THAT WOUD'NT DIE）を見る。死んだ肉体を再生させる血清を発明したブラックジャック型キチガイドクターの物語。名作扱いされているのだが、事故で首だけになった恋人が一生懸命、代わりの肉体を探すドクターを恨むにいたったのかの過程がうまく描かれておらず、消化不充分の印象を受けた。ラストのあっけなさなどちょっと怒ってしまったくらい。あー、DVD注文しなくて良かった。
例によって午前2時過ぎに就寝。昼間の乱暴狼藉で喉が傷ついたのかいつまでも痛むのが困る。処女の初体験後もこんなものであろうか。
3月18日（日）メカゴジラ鼻へ抜ける
とても変身するのが早い、人のこと。ある人がDVDエクスプレスからの荷物が届かないため、問い合わせのメールをだしたところ、次のような返事がかえってきたそうだ。「日本方面への配送事故があまりにも多いため、DVDの再送は行わないことになりました、あしからず」ついにDVDエクスプレスぷっつんしちゃったようである。つまりはこちらから送った荷物が配送の段階でどうなろうとしったこっちゃありませんと言っているわけであり、これは正に日本への輸出はもうなるたけしたくないのですという宣言なのであろう。すると、俺の『パイソン』もこれから届く可能性は皆無に等しいということなのだろうな。とほほほ。
じゃあ、アマゾンで買おうということになるのだが、こちらも他のIT関連業者の例に漏れず、業績がさしておもわしいものではないとの噂もある。この分だと、これから、北米版DVDを個人輸入しようという人にとって、冬の時代がやってくるのかもしれないなあ。
ようやく爽やかな春の日、昨日が雨だったので花粉の飛翔も押さえられたのか、鼻の調子もよく、なにかと絶好調である。ウンコをぶりぶり便器から盛りあがるほどヒリだしてさあ、仕事。例によって管理物件の見回り、書類仕事。昼飯は自宅に戻ってインスタントラーメンとミニチャーハンを食べる。もちろん、チャーハンはちりめんじゃこがたっぷり入ったヘルシー版。これで百円なのだから言う事もない。
午後、お客様がなく、やきもき。午後3時過ぎにようやくある御夫婦が来社されるが、入居を希望されていた管理物件がすでにふさがっていることを説明すると、あっ、そう、風邪の如く立ち去ってしまった。こちらの手持ち物件を紹介する間もない早業であった。その後、ある入居人からのクレーム処理に追われて帰宅は午後7時半。
夕食は出来合いの白身フライ、牡蠣フライ、生野菜。お新香。ビールを一缶飲み、おしんこでお茶漬け。最近の食い過ぎがきになっていたのでごくごく軽くすませた。
自室に戻って〆のコーヒーを飲みながらこりもせずLD『原始怪獣現る』の再生をココロミルが、またも同じ地点でストップ。ちくしょうといいつつB面を再生したらこれがくやしいことに上手くいくんだよね（笑）、まだ押しがたらないかとエジェクトボタンを押したら、わあ、ターンテーブルが引っかかって出てこない、ういーん、ういーんというだけで出てこない。おまえ、LDがまだ中に入っているんだよ、それはないだろうとボタンを何度も押してみても出てこない。わーん、またLDプレーヤー壊れちまったよう。修理に出さなくちゃならないので、また出費が嵩むだろ、この野郎。
気を取り直してディレクのSFチャンネルで録画しておいた「ロッキー・ジョーンズ 宇宙海賊を追え！』を見る。ううむ、いくら50年代の作品とはいえ、小惑星上の宇宙基地なのに、ドアノブのしたにつっかい棒をかまして敵を閉じ込めるというのはまずくないか。捕虜の手足をただのロープで縛るだけというのもまずくないか。
シャワーを浴びてから大人しく、読書アンドTV。鬼頭覓宏の「なるたる」、1〜4巻、読む。いやあ、アフタヌーンでも読めるんだけどさ、女のコのキャラクターが誰が誰だか分からなくなって、ストーリーがこんがらがってしまってたんだよ。だからブックオフで買ってきたんだよ、何か文句あんのかよ。
3月17日（土）尿療法は倉が建つ
ぼろもうけである。昨晩、見た夢。昼間庭木の害虫駆除をやった。ところが家に帰ってみるといろんなところから毛虫が出てくる。なんか、ヘンだなと思いつつ風呂に入って洗面器を使ってお湯をじゃばあ。うわ、そんな、毛虫が体中に！どうやら昼間、この洗面器を使って薬液か何かを撒いたらしくて、毛虫達がそのカタキウチとばかりに洗面器に張り付いていたのだ。浴室を飛び出し、脱衣所で半狂乱になって無数の毛虫を払い落とし、足で踏みにじる。毛虫に刺されたのか、両腕が赤黒く腫れあがっていた・・・というところで目が覚めた。いったい、なんちゅう夢みるんや、アンタは。
いっぺん、汲取り便所でウジ湧かしたことがあってな、あまりの恐ろしさに絶叫しながら灯油を撒いて退治したのだが、その時、あやうく火のついたマッチを投げ入れるところだったと仕事。昨晩からの雨がいまだしょぼついている。午前中、管理物件の見回り、掃除、書類仕事。昼食は自宅へ戻ってサッポロ一番醤油ラーメン。ロースハム2枚をチャーシュー代わりにいれ、やたらに胡椒を振って食う。
午後から物件の整理。物件シートとともにマンション管理士のテキストが届いた。ぱらぱらと拾い読みすると、このマンション管理士というのは個人的な資格であり、管理会社としての業務とは関係無い事が判明する。これとは別に管理業務主任者という資格があり、こちらのほうがマンション管理会社には必要になるらしい。現在の業務へのプライオリティは当然、管理業務主任者の方が大きいのだな。今度、こちらのテキストも探してみなければと思う。午後4時過ぎからこの間、案内したお客様のクロージング。意外に簡単に済んでしまい、この労力で、ん万円頂くのが悪いような気がする。
この後、帰社してから多少暇ができたので、裏モノ会議室への書き込み1件、アマゾンコムのサイトをあちこち弄りまわしているうちに、なんと、てっきりDVD未発売と思っていたバート・I・ゴードン先生の『終末の兆し』を発見。商品名がMystery
Science Theater 3000: Beginning of the End となっていたので検索にひっかからなかったらしい。狂喜してさっそくウィッシュリストに追加する。よーし、来月はこれと同じバート・I・ゴードン先生の『生きていた人形』との2本立てだ。
午後8時帰宅。夕食は野菜炒め、マグロ、ハマチの刺身、春雨・ハム・キュウリの酢のもの。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒーは如例。夕食後、レンタルDVDの『上海ヌーン』を観賞。120年前の中国のお姫様がアメリカへ誘拐される。近衛兵のジャッキー・チェンは姫を奪還するべく大冒険を繰り広げるといったお話。期待できそうなストーリーなのであるが、実際はアメリカでの相棒となる間抜けな列車強盗、オーウェン・ウィルソン
との人種を超えた友情というものに重点がおかれ、盛上がらぬ事おびただしい。あまり面白くもない会話が二人の間でえんえん繰り返されるので正直退屈してしまう。またひょんなことからジャッキーの妻となる、インディアン娘、2度も二人のピンチを救う重要なキャラクターなのにも関らず、ラストでジャッキーとお姫様が恋仲になってしまったため、唐突にオーウェン・ウィルソン
と出来てしまうあたりの好い加減さにぶっとんだ。ま、レンタル料金分の価値はあったかな。
その後、シャワーを浴び、録画しておいた「K-1」、「ウリナリ」、「メレンゲの気持ち」などを見る。午前3時まで掛かってしまったが、何、どうせ眠れないのだ。
3月16日（金）デフォーの腫物、ところかまわず
ウィリアム・デフォーはどんなところでも小説を書いた。3月13日にアマゾンコムに「あんたんところのDVD新譜情報、DVDエンパイアにあった『モンスターフロムグリーンヘル』、入ってませんで。どうしてもアマゾンに注文したいんで扱ってくれまへんか？」というメールを出したことはすでに記した。このメールに対する返事、じつはその3時間後に届いていたのである。いくらなんでも早過ぎるわ（笑）。内容こそ、ウェブページにある以上のことはわかりかねます、あしからずといういささか期待はずれなものであったが、このレスポンスの迅速さには正直驚かされた。案外、日本からこんなメールがきた、長い事商売やっているが、こんなアホタレなタイトルを欲しがる日本人は初めてだ、余程のキチガイらしい、こんなキチガイを放っておくと何をするか分からない、ええい、とにかく返事を送るのだと言われてたりしてな。
こう花粉症がひどいとウンコもままならないと仕事。午前中にお客様の案内1件、そのまま管理物件の見回り。昼飯は昨日に引き続いて牛蒡チャーハン。例によって仕上げに生卵を落としてほくほくにする。コップ一杯の水とともに平らげた。午後は書類仕事などのルーティンワーク。管理物件への他社からの紹介にGOサインを出す。これで月末には入居が決まるであろう。
帰宅は午後8時。今日は友人のT氏、ぴんでんさんとともに飲みに行くつもりだったが、両者ともに都合が悪く、結局とりやめ。ちぇ、なんだいと呟きつつ近くの居酒屋へ行って生ビール二杯、チューハイライム一杯を飲む。つまみは牡蠣フライ、馬刺しなど。3.000円以内に納めるつもりであったが計算間違えたか、お勘定は3.600円。ちょっと食いすぎ、飲み過ぎであるな。
その後、自室で心静かに読書。角川ホラー文庫「アンダー・ユア・ベッド」大石圭著を読む。おお、爽やかな変態の登場だ。主人公はどうしようもなく狂っているストーカーなのだが、その主人公が自分の意中の女性を夫の肉体的、性的虐待から救い出すという一種のラブストーリーになっているのが素晴らしい。全然モンダイの解決になっていないのだが、なぜか明るいラストなど多いに感心した。これだから、なんど裏切られても角川ホラー文庫が止められないのだ。
焼酎のロックでかなり酔い、午前1時過ぎ就寝。酒を飲んでも花粉症はつらい。
3月15日（木）敵を知り己れを知れば、百戦してアルカトラズ
良く調べて、慎重に行えば失敗してアルカトラズ刑務所に入れられることはない。禁酒法時代のマフィアの戒め。先日やっていた「オフレコ」UFO特集、志水一夫先生が出ていたので、ちょっとはマジメな番組と思って真剣にみたら、なんじゃ、相変わらずスペースデブリをUFO扱いしているし、とっくに他局で放送されている宇宙人のミイラとやらの映像をスクープだと言い張る厚顔さ。こんなことなら録画してそのままになっている『歌う女大名』でも見た方が一億倍もましであったな。
私は天神の福ビル地下1階のトイレが好きと仕事。朝1番に昨日の内に届いていた物件シートの整理、HPの更新。管理物件の見回りと水道検針。暖かいのがなによりである。昼飯は自宅へ戻って買置きの冷凍牛蒡チャーハンというやつ。そのまま作るのでは面白くないのでちりめんじゃこを振り込み、多めに塩胡椒、最後に卵を投入してぽろぽろに仕上げる。製作5分、摂取、5分。美味いんだよ、こんなのが。
昼から来客2件、リフォームが済んだばかりの空部屋、早くも埋りそうで結構なことである。懸案となっていた駐車場もうまく解決できそうで、一安心。毎日こうだとこりゃ泣けてくる。最後のお客様が午後7時過ぎだったので、事務所を仕舞ったのは午後7時50分であった。
夕食はなんとなんとのすき焼き。はくはくはぐぐと肉を食らい、ビールを一缶、うどん玉を入れてようく味のしみたところでずるずるずるる。あー、たまらない。最近、夕食が美味いのはいいのだが、その分食いすぎてしまうキライあり。気をつけねば。最後のコーヒーは如例。デザートと称して小さなチョコレート菓子を三つばかり食べてしまった。
またも『原始怪獣現る』の再生に失敗してしまったので仕方なく午後10時近くまでぼんやりTV。つまんねえと100回呟いてからシャワーを浴び、録画しておいた『エスパイ』見る。福田純監督作なので全然、期待していなかったのだが、おお、なかなかいいじゃん、このオープニング。国連の平和使節団をいきなり射殺する敵組織の超能力者がいかにもプロフェッショナルライクでかっこいいしヨーロッパを股にかけた海外ロケも豪華。しかし、由美かおるが敵組織に捕えられるあたりからだんだんおかしくなってしまった。
催淫剤を飲まされて下着姿でエッチに踊る由美かおる、いきなり画面が物凄く助兵衛になったので驚いていると、こんどは半裸の黒人が登場、おまえ、白黒ショーじゃないんだから、黒人はまずいだろ、黒人は。人種差別的な意識は毛頭ないのだけれど、監督の意図があまりにも見え見えなんだ。黒人、こいつもエスパーなんだが、由美かおるの両肩をつかみ、ブラジャーをバリ！おっぱい、ぽろん。由美かおる、こんな映画で脱いでいる（笑）。
このいらんサービスカット以降、映画は急速に果てしなく安っぽくなってしまうのであった。ま、福田純監督だから、仕方ないといえば仕方ないのだが。
この跡、録画しておいた「TVチャンピオン B級グルメ王選手権」見て寝ようとするが、どうにも鼻がむずがゆく、目がしょぼしょぼして、寝られない。結局、午前4時近くまで鼻をぐずぐず言わせていたのであった。
3月14日（水）地獄のサーシャも金次第
ほほほほ、金さえだせばコスモクリーナーを地球まで送ってあげてよ、ほほほほ。昨日読了した横山信義の「日本国際旅団1 エトロフ派遣命令」、横山作品としてはよくできた部類か。相変わらず人物描写がへたなのはともかくとして、こういうジミなテーマでシリーズを作ってしまえるのが彼の強みだよな。でもな、ラストに出てきた「返せ、太陽」の替詞、これは恥かしいぞ、読んでて顔を赤らめてしまったぞ。
本日は休み。午前9時半に起床し、コンビニのパンで朝食。午前11時から母親を連れて車で太宰府の税理士先生宅へ向かう。ほぼ1時間で太宰府近辺に到達したのはいいが、母親は道を知らず、私は私で7年前に一度来たきりだったので、いとも簡単に迷ってしまう。全然知らない住宅街をぐーるぐる。また母親の案内も好い加減極まるもので、あの山の向こうよ、あっちよ、早く行きなさいって、行ける訳がない。結局20分ほど掛かってようやく税理士先生宅を発見することができた。これなら電車で来た方がマシだったじゃないかとぼやくことしきり。
こちらに2時間半ほど滞在し、税金関係の書類を作成。昼食は先生の助手さん手作りのパンと目玉焼きを頂く。ようやく作成が終わって先生宅を辞し、再び車を駆って帰宅したのが午後3時半。もう1日が終わったもどうぜんである。そのまま外出し、本屋で今月の「噂の真相」を読んであきれた後、角川ホラー文庫「幻視」
米山公啓著を求め、またペットショップP2でナマズの餌を買って事務所へ行く。わらわらとパソコン立ち上げてネットのチェックと日記つけ。
終わった頃にはもう午後6時。仕事のための太宰府行きとはいえ、やはりこういうのは虚しいよなあ。
夕食は鯵の刺身、鯵の南蛮漬け、生野菜。鯵づくしである。ビール一缶飲んで、卵かけゴハンを一膳。ま、美味かったからいいか。夕食後、自室で〆のコーヒーを飲みながらまたLD『原始怪獣現る』の再生を試みた。おっ、今度は一発で再生が始まったぞ。うまく行くかと思ってカーテンを閉め、プロジェクターを作動させて大画面で見始めたのだが、17分経過したところであえなく撃沈。ふえーん。頭に来て上に載せる雑誌を2倍に増やして押しのやりなおし。明日だめだったらもう返品だって最近おれ、こればっかりだな。
気を取り直して先日届いた輸入DVDの『知られざる島』を見た。第2次大戦中に偶然恐竜が生き残っている島を発見した主人公、シンガポールで腕利きの船長を雇って調査に出かける。地図に載っていない謎の島という割に、あっと言う間に着いてしまうのがオカシイ、双眼鏡で島を覗くといきなりブロントサウルスが見えるのに大笑い。この安易さが気持ちいいのだ。
連れて行った現地人クルーの反乱、仲間割れなどの殺伐としたストーリーが進み、ラストはケラトサウルスと大ザルのタイマン勝負。この間に主人公達はまんまと島を脱出することに成功する。だけど、主人公、あんまり恐竜の写真、写真と拘るものだから、私より写真が大事なのねと同行した婚約者にふられてしまうのでありました。
映画が終わってからシャワーを浴びて録画しておいた「スタートレック・ヴォイジャー」を見る。なんとジェーンウェイの祖先が主人公の異色のストーリー、ほぼ全編が21世紀の地球で展開されるという大胆なつくりに驚く。人気があるってことは強いんだなあ。
午前1時まで掛かって「幻視」を読了。なんだ、これは。この作者、コンピューターウィルスというものを誤解していないか。いくらホラーだからといってもう少しプロットに説得力を持たせろよ。むー、また角川ホラー文庫でスカ引いてしまったじゃないか。
3月13日（火）イルミナティの一族
佐清の陰謀じゃ。あー、ソニーのプロジェクター、欲しいなあ、ファン音が静かでプログレッシブ対応、DRCもついていて天吊りOK。欲しいよなあ。でも、実売40万円だもんなあ、今俺の使っているLPH520J2を下取りに出したとしても35万だもんなあ、高いよなあ、あっ、5月に発売されるヤマハのDLPプロジェクターもいいよなあ、やっぱりファン音が静かでプログレッシブ対応、液晶と違って黒も沈むというしなあ、欲しいよなあ、でもこちらはこちらで定価88万円だもんなあ、どうしろって言うんだよなあ。
アナタはトイレで本を読むほう、それとも読まないほう？と仕事。午前中から書類仕事、管理物件の見回り等のルーティンワークをてきぱきこなす。昼飯は久し振りに“一蘭”でラーメンを食ってみる。前回、味が著しく落ちたと感じ、それ以来足が遠のいていたのだが、今日もやっぱり不味かった（笑）。あの唐辛子調味料を覗けばなんの変哲もない凡百のラーメン。多分私は2度と行かないであろう。
午後からお客様のご案内。午後4時過ぎに帰社し、いろんなところにいろんなことで電話。ばたばたやっていたらあっと言う間に午後6時。最近時間の進みが早いと思えるのは気のせいか。午後6時過ぎからアマゾンコムに英文のメールを書く。曰く「あんたんところのDVD新譜情報、DVDエンパイアにあった『モンスターフロムグリーンヘル』、入ってませんで。どうしてもアマゾンに注文したいんで扱ってくれまへんか？」 こんなメール送ってキチガイだと思われないだろうか。
午後8時過ぎに帰宅。夕食は空揚げ、マグロ、赤貝、サーモンの刺身。豆腐とワカメの味噌汁。刺身を当てにビール一缶、空揚げかじりながらご飯を一膳。あーうめー。幸福感をかみ締めながら、どうも安い幸福ですんなせんなあ、〆のコーヒーを飲む。
夕食後、反り直し中のLD『原始怪獣現る』をオソルオソル再生してみる。一回目、U1という表示が出てプレーヤーがストップ。ディスクをいれ直して再トライ、やっぱりだめ。これで駄目ならもう返品だああと叫んで3回目にチャレンジしたら、お、おう、見事に再生されたのではないか。時々うひひと笑いながらゆっくり楽しむ・・・筈だったのだが、再生開始5分でプレーヤーのピックアップが反りに対応するためかがちゃがちゃ音を立てだし、ついにストップしてしまった。うおお、せっかく北極にリドザウルスが姿をあらわしたところなのに。畜生、まだ反っているのか。
LDを不承不承プレーヤーから取り出し、本を積んでまた反り直し。何時になったら全部見られるのだろうか。とほほほ。
仕方ないので代わりに輸入版「サウスパーク」の「ミスターハンキーのクリスマススペシャル」を見た。10曲のクリスマスソングで構成されたミュージカル版なのだが、その中にこんな歌詞が。ミスターハンキーはいろんな姿をしている、水っぽいハンキー、こちこちのハンキー、半分崩れているハンキー、汚いったらありゃしねえ（笑）。ほんと、小学生みたいなギャグだよな。
3月12日（月）巧遅はセックスに如かず
こういう考え方も、ある。ネットで話題のDVDエクスプレスからメールが来た。この間問い合わせた『パイソン』交換品の納期についての返事だったのだが、予想通り、いまんとこ、いつになるかわかりまへん、もうちょっと待っててくれまへんかという内容であった。まっててくれまへんかと言われても、あんたんとこ、イツまでたっても入荷せんやないかい。DVDエクスプレスの対応の丁寧さには好感を持っていたのだが、肝心のモノが来なけりゃ話にならない。残念だが、こちらで注文する事は2度とないであろう。
あっ、便座が冷たいと仕事。がちゃがちゃと詰まらぬ用事が目白押し。えいやっと片付けて午前11時から管理物件の見回りと営業。昼飯はカップヌードル。とほほのほっだい。午後から鍵の交換に立会い、お客様のお相手。どうにもうまくいかなくていらいらする。
午後8時帰宅。アマゾンコムから『知られざる島』が届いていた。3月1日の発送だったから到着までに約10日を要したわけだ。DVDエクスプレスに比べると若干遅いが、ま、いいんじゃないのこのくらい。ただ、先日届いた『7人の侍』に比べると梱包がいかにもゾンザイ。厚手のダンボールで巻いてあるだけだった。ひょっとして値段で差別されるのか（笑）。
夕食はモツ鍋。鯵の刺身。母親がツユをケチったものでスープが薄い。それでもビール一缶飲みながらざくざく食い、ちゃんぽんのメンをずるずるすする。あー、美味いったらありゃしねえ。〆のコーヒー飲んで、珍しく今日は美味かったよと母親をホメた。
夕食後、反りが改善された『原始怪獣現る』を見る・・・つもりだったのだが、プレーヤーが受けつけてくれない。まだ反っているのかと愕然とし、速攻で分厚い雑誌を積み上げて押しのやりなおし。これで事態の進展が見られないようなら、返品してしまおう。
仕方ないのでレンタルDVDの『ジェネティックコップ』を見た。明かにティーンエージャーに的を絞った香港アクション映画。スタッフもティーンエージャー並で頭の悪すぎる展開に白けてしまう。ラストでジャッキー・チェンがちらりと顔を見せるのが御愛嬌。
映画を見終わってからシャワーを浴び、グインサーガ78巻「ルノリアの奇跡」を読む（笑）。センセー、もはやストーリーテリングも忘れてしまったのか、あまりのつまらなさに呆然とする。いくらなんでもこりゃひでぇや。
3月11日（日）ウルトラ独協大対怪獣軍団
こりゃもう何がなんだか分からんよ。DVDエクスプレス、ついに会社更生法の適用を受けたらしい。即会社そのものがなくなるわけではなく、これから再建を模索していくのだとか。過去、このような事態から奇跡の回復を遂げた会社はいくつもあるらしいのだが、名前をみてみると日本人の俺でも知っているような大企業ばかりなんだよな。ああ、どうなるのか、俺の『パイソン』、いっそのこともう諦めて代わりのトールケースどこかで買えないか捜してみるか。
学生時代のアパートの汲取り式のトイレ、雪解けの時とか梅雨時には汚水槽の水位が上がってきてよ、ウンコを垂れるとおつりがひどかったんだ、うん、ぶりっでぴょんと飛ばないとエライ目にあってしまうんだと仕事。昨日リフォームの為、できなかった管理物件の見回り、1日置いただけでえらくゴミが散らかっているのはなぜか。ぶつぶつ言いながら片付けて帰社。書類仕事などをやっているうちに午前中終了。昼飯にカップラーメンを食べる。レジに並んでいるうちにお握りをつけたくて、つけたくてたまらなくなってしまったのだが、なんとか我慢。この摂生の努力、我ながらウツクシイ（笑）。
午後からは事務所に詰めてエアコン取り付けの立会い。この間に「ジャングル」という中古ソフトショップに注文しておいたLD『原始怪獣現る』が届いた。送料を含めた代金4.000円也を支払ってどきどきしながら梱包を解いてみると、おお、ジャケット、キレイじゃん、解説書もきっちりついていて予想以上の高品質。だけど、LDが反っている（笑）。それもシャレにならないくらい反っている。がっかりしてクレームの電話を入れると今、代替品がないので重石を乗っけて反りを直してくれませんかとのこと。さっそく床においたLDの上に大量の本を乗っけてみる。これで直ってくれればいいのだが。
午後4時過ぎに来客あり。平尾近辺の物件を捜されている方であり、好条件の物件があったこともあって早速御案内。5軒回る。詳しい結果を明かにするわけにはいかないが、まあ、多分上手くいくであろう。お客様をお送りして事務所へ戻ってきたのが午後8時。後片付けをして午後8時半に帰宅。
夕食は母親が出かけていたのでまたもコンビニ飯。酢豚、サラダでビールを飲み、レトルトのカレーでゴハン。特筆すべき事は何も無し。その後、自室で〆のコーヒーを飲みながら『7人の侍』後半を見た。期待に違わぬ面白さ。今までこの映画を知らなかったとは俺はなんて人生の無駄遣いをしてしまっていたのか。お世辞にもタクミなストーリーとは言いがたいし、要塞化された村のまわりをぐるぐる回るだけの野武士の無策にも呆れてしまう、しかし映画的なかっこ良さなど微塵もない、生の人間をたたきつけた荒々しいタッチにもうまいってしまったのだ。見終わってしばらく頭のなかであのテーマ曲が鳴り響いていた。
余韻を楽しみつつシャワーを浴び、牧野修「アロマパラノイド」を読む。この人の初期作品特有のカオスに満ち溢れた異色作。作者自身は気に入っているようだが、やはりもう少し整理すべきではないかな。しかし臭覚を通じて別の世界にアクセスするという発想にはさすが牧野修というべき非凡さが感じられた。
読了したのが午前3時。あわててベッドにはいるがまたも午前4時過ぎまで寝つかれず。まったくもうつかれてしまうよな。
3月10日（土）居候、3回目は外出し
居候は遠慮しいしいだから、そんなセックスでも3回続けて中だしなんて。ある大学の職員をやっている弟からの情報。今年の卒業生でなんとWAHAHA本舗に入団し、柴田理恵の付き人をやっている奴がいるよし。そんな早まったことを（笑）というのはおいといてお笑い芸人（？）という厳しい道を選んだ彼に拍手を送りたいですな。
学生時代の俺のアパートのトイレ、汲取り式であんまり汚かったので自棄になってドアに“このドアをくぐるものは全ての希望を捨てよ”と書いた紙を張っていたと仕事。午前中お客様の御案内、書類仕事。昼飯は久し振りにカツ丼とザルソバのセットなどという罰当たりなものを食べる。そのままばたばたと帰社して超特急で物件の整理。なんと1時間10分で終わってしまった。
午後3時過ぎからリフォームの立会い。午後10時まで掛かるかもしれないとのことだったので午後7時にいったん夕食を食べに帰宅する。なんとも間の悪い事にアマゾンコムからDVD『7人の侍』が届いていた。今日届いたのはこれ1枚だったのだが、丁寧な梱包の仕方に感激。厚手の台紙にDVDがシュリンクパックされていて輸送中に動くことがないよう配慮されているのだ。小包の中でがたがたDVDが動いていたDVDエクスプレスとはエライ違いである。これじゃDVDエクスプレス、勝てんわな。
夕食は母親が買ってきた山形ウドン、ソバ。カツオ・マグロの刺身。刺身でビール一缶飲み、そば・うどんをずるずるやる。〆のコーヒーもそこそこに事務所へ戻るマジメな俺（笑）。午後9時半にようやく全てのリフォームが終了。職人さん達に礼を言って送りだし、事務所を仕舞ってようよう帰宅。
シャワーを浴びてから『7人の侍』を見る。恥かしながらこの映画、これが初見だったのだが、時代を感じさせないキョーレツな面白さに驚く。今年も野武士がやってくるだ、侍やとうだという導入部から7人の侍が村に向かうまでのダイナミズムに満ち溢れたストーリーにぐいぐい引きずりこまれてしまった。こ、これがクロサワの力か！午前12時を過ぎてしまったのでインターミッションで観賞を中断せざるを得なかったのがなんとも残念。明日ゆっくり残りを見ようっと。
その後、酒を飲みながら録画しておいた「めちゃいけ」。どうにも年よりくさいのでこういうことは言うまいと自戒していたのだが、ええい、もはや我慢ならぬわ、そこな、テレビ屋、極楽とんぼの加藤の彼女がどうのこうの、うわああ、やめてくれえとうめく加藤だらいうネタでゴールデンの番組つくるとは、父ちゃん、情けなくって涙が出らあ。
3月9日（金）インドア・乱歩
ああっ、なんということでしょう。乱歩先生は1日中家にこもって原稿ばかり書いているのでした。松岡敬祐の「千里眼 ミドリの猿」を読んだ。前作から引き続いての登場であるヒロインの岬美由紀、冒頭でアフリカの小国にODAの為に視察に行っていきなり戦闘ヘリを操縦、お前、イーグルのパイロットじゃなかったのかよ。いっぺんで白けてしまう。しかも相手のアパッチを2機撃破、しかも機体だけで搭乗員には傷をつけないというスーパーガール振りなのだ。それでいて私はただのカウンセラー、傷ついて助けを求めている子供達を救いたいなどと考えているのだからズウズウシイにも程がある。また後半登場のまるでユダヤ陰謀論を思い出させるような敵巨大組織、今時こんなのはやらないんじゃないかなあ。
まあ、多くは期待していなかったけど、それに文庫本だから良いけれど（本当はよくないのだが）、これ、単行本で買っていたら俺、間違いなく本屋を破壊していたね。
ウオッシュレットのヒーターで低温火傷をすることがあるというがそう言えば、弟が小学校のころ、電気カーペットに寝ていた友達の一家全員が低温火傷になってしまったという事件があったなあと仕事。相変わらず寒い。町全体が真冬の水死体のように冷えきっている。ガスファンヒーターを効かせて書類仕事、リフォームの立会い、変更箇所についてタクミさんと打ちあわせ、など。
昼飯は朝食にサンドイッチを食べていたので、軽めにするべえと思ってコンビニの冷やし小たぬきうどん。昨日マズイと書いたので申し訳ないのだが、他に適当なものがなかったので仕方ないのである。午後も引続きリフォームの立会い、物件整理など。来客無くふて腐れる。夕方知人のT氏より架電。飲みにいかないかとのお誘いであったのだが、急なことであり断ってしまう。たちまちT氏、拗ねていた（笑）。あんまり袖にしていると逆上するかもしれないので来週末にもこちらから誘って飲みにいく事にしようっと。
リフォームの職人さんが仕事を終えて引き上げたのが午後8時10分、あと片付けして、事務所を仕舞ったのが午後8時25分。うーむ、やはりT氏の誘いを断って正解であった。約束しておいてこんなに遅くなったらどんな目に合わされるか分からないからな。夕食は鍋物。鶏と鯛の混合部隊。それにハマチの刺身がついた。ビールを一缶飲み、ゴハンを一膳。二日振りの〆コーヒーがオナカにしみることよ。
夕食後、レンタルDVDで『デッド・オア・アライブ 2』を見る。本当は今日、ぴんでんさんと『シベ超2』をナイトで見に行く予定だったのだが、スポーツ新聞に午後9時からの上映があると書かれていたのにも関らず、劇場に直接問い合わせたら午後11時からだったのでさすがにキャンセルさせてもらったのである。代わりに『デッド・オア・アライブ 2』を見た、という訳なのだが、ぎゃははは、監督・脚本の大暴走、私はとてもついていけましぇーん。ヒトを食ったならぬウドンを食ったラストに大爆笑。なんて言うのかなあ。
シャワーを浴びて、アミーゴス会議室のリアルタイム会議に出席するべく事務所へ行こうとしたのだが、あまりの寒さに断念。あー、早く暖かくなってくれないかな。せっかく録画している『エスパイ』だって見られないじゃんかなあ。
3月8日（木）エド・ウッドは五月の鯉の吹き流し
悪評なんて平気の平左。アマゾンコムに注文している5枚のDVDのうち、『カニバル・ザ・ミュージカル』を含む3枚がいまだに発送されない。どうやら『カニバル〜』の入荷待ちらしいのだが、注文時には2〜3日内に発送できますということだったので何か納得行かない。『原子力潜水艦』など見たくて見たくてたまらないので、『カニバル〜』をキャンセルしてしまおうかとも考えたのだが、やっぱり『カニバル〜』も見たいんだよなあ（笑）。これが『フライング・サーペント』が在庫待ちというのなら即座にキャンセルしてしまうだろうに、やはりなかなか個人輸入というのは難しいものである。
かたや、DVDエクスプレス、『パイソン』交換品の納期をメールで問い合わせたのだが、いまだ、返事がない。商品リストを見ても当然品切れのまんま。だんだん怪しくなってきた。他の掲示板などでも悪評しきりでどうもこれはエクスプレスという会社自体が相当危うい状況にあるのではないか。個人輸入初心者の俺が言うのもなんだが通販サイトとしてはエクスプレスの方が数段使いやすいのでなんとか持ちなおしてくれないものかと思うが・・・。
おうおう、どうしたい、めちゃくちゃに寒いぞ、雪だって降ってるぞ、3月じゃなかったのかい、ええ、お前さんと震えながら出社する。昔肛門科にいったら固いウンコは痔によくないということでウンコを柔らかくする薬を貰ったのだが、飲んでみたらシャレにならない下痢になってとてつもなく憂鬱になったと仕事。書類仕事、管理物件の見回り、六月に退去するという貸事務所のオーナーにあって、現状復帰の打ち合わせなど。昼飯はコンビニの小たぬきうどんという奴。冷たいツユで食べるのだが、うどんはともかくツユをすった挙げ玉が膨れ上がって気味が悪い。あんまり美味しくなかった。
昼休に駄目もとで間違って買ってしまった300WのサーモスタットをP2に持ち込んだら意外にあっさりと返品させてくれた。案ずるよりうむが易しとはこのことであんなに悔しがったのが馬鹿みたいである。うーん、いい店だねえ、これからもここで買物させてもらうからねえ。
午後からお客様のご案内、業者との打ちあわせ。打ち合わせが長引いたので帰宅は午後8時半となった。夕食はまたも出来合いのお弁当とオカズ。全然足りないのでコンビニから酢豚とサラダを買ってくる。これらをつまみにビール一缶飲んでお弁当。豆を切らしていたので〆のコーヒーはなし。ううう、寂しいよう。
夕食後LDで『怪傑ズバット』を3話分。顔の真中に十字架を張り付けた中ボスが登場。拳銃を構えていたのだが、顔の真中に十字架があるもんで実に狙い難そうである。くすくす笑い、心の中のノートにメモした。
午前3時近くにようやく就寝。鼻がムズ痒くてなかなか寝付けないのはどうにかならないもんかね。
3月7日（水）荒野の白袴
諺。荒野を白袴で歩くと汚れてしまう、何事にも準備が肝心という意味。おおう、次のゴジラは
「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」
だぜ、しかもカントクは金子修介だぜ。ストーリーを読むと不安になってしまうが（笑）これはもう期待するっきゃないぜ。公開は12月だぜ、相変わらず時間はないが、なんとかしてくれると思うぜ。バラゴンも出るらしいが何故、タイトルに名前が出ないのかという不満はこのさい置いておこうぜ。今度は初日の夜に見に行こうぜ、久々に怪獣オタクの血が騒ぐぜ。
取りあえず金子監督にはオタクに迎合したような無難な映画ではなく、『ガメラ 3』のようにそっぽを向く奴がいれば俺みたいに熱狂的なファンもいるような、とてつもないモンダイ作を作って欲しいと切に願うものである。
本日は休み。午前10時ちょっと前に起きだし、コンビニのパンでいつも通りのテキトーな朝食をとる。父親が風邪を引いたらしくうんうん唸っているので病院に連れて行く。これで1時間ちょっとかかったので予定していた『シベリア超特急』観賞計画はあえなく断念。その代わりと言ってはなんだが、午後一時過ぎから天神へ。ビックカメラ、丸善書店、福家書店、ベスト電器とあてもなくぶらぶら。丸善書店で「サウスパークコンプリートガイド」を発見して、どうするかと20分迷った挙句、注文していた福家書店に断りいれて買ってしまった。ここはあくまで福家書店で買うべきだったかもしれないが、2月７日に注文していまだに入荷しないので仕方ないのである。
午後3時過ぎに帰宅。やたらに寒いのでストーブをつけて「サウスパーク コンプリートガイド」をゆっくり楽しむ。エピソードガイドがよろしい。その他のコラムはほとんど映画秘宝からの転載であり目新しいものがなかったのが残念。まあ、千円ですからね、エピソードガイドだけで元が取れたようなものですけど。
午後5時過ぎに事務所へ行って日記つけとネットのチェック。その後ふと思い付いてレッドテール水槽の新しいヒーターを壊れているサーモスタットにつないでみると、なんと、見事に通電するではないか。壊れていたのはヒーターだけでサーモスタットに異常はなかったのだ。ぐああああ（またかよ）、無駄な買物をしてしまったあああ、3.700円もドブに捨てちまったあああ、3.700円あればDVDの1枚も買えるのにいいい、我ながら好い加減うっとおしくなってきたのでこれでやめることにする。
夕食はカツオの刺身、菜の花の辛子味噌合え、茹でワカメ、肉団子と野菜の炒め物、ワカメと豆腐の味噌汁。ビール一缶。カツオの刺身に醤油をつけ、山葵代わりにマヨネーズを少量つけると、驚くほど美味しい。皆さん、一度騙されたと思って試してごらんなさい。でもちょっと太るかもしれないよ（笑）。仕上げにゴハンを一膳、今日はコーヒーなし。
本日の「スタートレック・ヴォイジャー」、あれあれ、ドクターがどんどん人間臭くなっていくな。もともとスタートレックはTOSのスポックのように異星人としてのキャラクターが魅力だったはずなのに、最近の脚本ではセブン・オブ・ナインしかり、ドクターしかりで人間性を取り戻す過程にばかり重点が置かれているのではないか。これではどうやってもデータの二番煎じにしかならないのに。ちょっと不満を感じてしまいました。
3月6日（火）宇宙遊泳ペリー・ローダン
タマにはオタクらしいネタをいれないとね。
Village Of The Giants という映画がDVDで発売される。監督はあのバート・I・ゴードン、ティーン・エージャーがゴーゴー踊って巨大化するという、あんまり頭のいい人がみるものではない彼の作品群でも飛びぬけてトホホな馬鹿映画だ。もう嬉しくって嬉しくって早速DVDエクスプレスのウイッシュ・リストに入れてしまった。多分、この映画がDVDになるってことだけでこんなに喜んでいる日本人は俺一人だな。
ウンコが柔らかくって尻の始末をするのにトイレットペーパーを沢山使っちまったぜと仕事。午前中早速にお客様が見えられほいほい案内。物件を気に入られなかったようで残念至極。後日他物件の案内を約束して西鉄平尾駅までお送りする。それから帰社して書類仕事、昨日のお客様のための物件探索。2件ほどいいところが見つかるが問い合わせたらいずれも入居者が決まってしまっていた。
昼飯はちょっと奮発して山小屋ラーメンでラーメンとチャーハンのセット910円也。くいながら平山夢明の「異常快楽殺人」を読んでいたのだが、警官がエド・ゲインの自宅であんなものやこんなものを発見して半狂乱になるところでめげた。大人しく店にあったスポーツ新聞などを読んで代わりとする。やはり食事時にあんなものを読んではイケナイ。
そのまま管理物件の見回りして午後2時過ぎに帰社。家賃の受け取り、リフォームの打ち合わせ、他の不動産屋との打ち合わせなど。午後7時にレッドテール水槽の水かえをしようとしたら、あ、あれ、水が冷たい！びっくりして水温計を確かめると21度しかない。ヒーターとサーモスタットが壊れているのだ。ぶつぶつ言いながら午後8時に店を仕舞い、ペットショップP2へ代わりのヒーターとサーモスタットを買いに行く。
200ワットのヒーター2本ととテトラのサーモスタットを買い込んで約7.000円也。早速帰って水槽にセットしようとしたらぎゃ、ぎゃあああああ、サーモスタットが300ワット対応のやつだああ、ヒーター2本（合計400ワット）を繋がなきゃいけないのにコンセントが一つしかないいい。しかもサーモスタットはすでに水に浸けてしまっているので返品もできなあああい。泣きながら一本のヒーターだけ繋いで午後8時半に帰宅。とほほほ、400ワットのサーモスタット買わなくちゃ、でも８，０００円近くするんだよなあ。
夕食は両親が親戚の通夜に出かけていたのでコンビニメシ。サラダと焼鳥、アヤシゲな牛肉の炒め物。ビール二缶飲む。さて、親戚の通夜なのになぜ私が出かけないかと訝しがっておられる人もいるだろうが、これにはちょっとあんまり言えない事情があって、うん、ま、そういうことにしておいてください。
午後9時過ぎからレンタルDVDの『ナバロンの要塞』見る。有名な作品であるがあまりに捻りがない凡庸な脚本・演出に呆然とする。要塞の入り口のドイツ兵倒して侵入したら、人っ子一人いないでやんの。もう爆弾仕掛け放題なのだ。いくら陽動作戦で主力を別方面に集結させているといったってこれはあんまりだ。また主人公が閉めた要塞の頑丈なドアをドイツ兵がよってたかってがんがん叩いているのに大笑いする。これってあんまり言われないけどりっぱな日向のウンコ映画だよな。
3月5日（月）糖度のつまり
こんなもん、甘くって食えるかああ。私がよくDVDを借りる某レンタルショップ、広めの駐車場の片隅にトイレが設けてある。なかなかキレイでそれ自体はとても良いトイレであるのだが、ヘタな車の止め方をするとドアがつっかえて出られなくなくなってしまうという恐怖の欠点があるのだ。当然、トイレのドアが開くだけのスペースをあけて駐車してくださいという注意書きがはってあるのだが、みんながみんな、素直に従うわけではない。
ある日、『Xメン』のDVDでも借りようとこのレンタルショップに来た私、見るからにヤンキーな車が注意書きを無視してトイレのドアぎりぎりに駐車してあるのを発見、世の中にはこんな馬鹿がいるから気をつけないとなあと店に入った。首尾良くDVDを借りて出てきたら、トイレのドアがぱたんぱたんと動いているではないか。うわあ、スゲエ、閉じ込められているのを初めて見たぜと感動していると、ドアの隙間からマジメそうな男の顔が覗いた、そして、ドアぎりぎりに止まっている車を見て、口をあんぐり。そう、「レイクエンジェル」のコマーシャルでロブスターをねだられた男がやるだーいピンチの顔だ！私は笑いをこらえながらその男の存在を店員さんに告げたのであった。うひゃうひゃひゃ、エエモン見せてもらったなあ。
トイレネタもさすがに飽きてきたぜと仕事。家賃の受け取り、催促、お客様のお相手。このお客様、かなり急いでおられたようで良い物件さえあれば即案内で即成約が見込めたのだが、あいにく適当な物件が見つからず涙を飲む。くそ、非力な自分が恨めしいぜ。昼飯は自宅に戻ってインスタントラーメン。3分でつくって2分で食べる。
午後から管理物件の見回り、書類仕事。他、家賃についてのクレームなどあって処理に手間取り、帰宅が午後8時となる。夕食はマグロの刺身、豆腐とワカメの味噌汁、温めるハンバーグ、生野菜。ビールは飲まずにゴハンを二膳。味噌汁に卵を落としたのだが、加熱時間を見誤ってゆで卵と変わらないありさまとなってしまい、オオイに悔しがる。鶏さん、御免ね。〆はコーヒー、デザート代わりにチョコレート菓子をほんの少しだけ齧った。
夕食後、自室でレンタルDVDの『マグノリア』見る。ジャケットのストーリー解説の面白くなさに呆れて今まで敬遠していたのだが、映画秘宝などでの高評価に促されてやっと見たしだい。これからの3時間、様々な人生の織り成す終焉と再生の物語に酔いしれたのであった。その再生の象徴となるのが初めて映像化されたと思われる空から蛙が降ってくる（それも土砂降り）という超常現象なのがイカしている。
午前12時過ぎまで掛かって『マグノリア』を見終わり、シャワーを浴びてうだうだ。午前2時に床に入るがうまく寝付けないのはいつもの通り。
3月4日（日）ハンニバル来たぜ、函館
さあ、食うぞ！いまちょこちょこ「ザ・ファミレス」というパソゲーをやっているのだが、ゲーム内世界の不条理さに大ウケ。プレーヤーが経営者となってファミレスチェーン店を展開するどうってことはないシュミレーションのこのゲーム、24時間営業を選択すると料理人は24時間フライパンを振りつづけ、店員は料理を運び続けるのだ。こんな無茶苦茶な労働条件はない。そのうち、あまりの疲労にみんなばたばた倒れて欠勤してしまうのである。なんか、明治の富岡製糸工場みたいだ。
大量に食った焼肉のせいでウンコが固いと仕事。大したフツカヨイではないのだが、胃が重い事、重い事。まるで石でも飲んだようだ。コーヒーや麦茶などを飲んで昼飯前になんとか回復したが、それでもあまりストロンガーなものは食べられず、コンビニの牛蒡天うどんをふたふたに柔らかくしてゆっくりすする。
午前中は家賃の受け取り、お客様のお相手。午後から管理物件の見回りに出たのだが、これが涙がでるほど寒い。あまつさえ雪まで降ってきやがった。おいおい、3月だぜ、Marchだぜ、Rのつく月だぜ、5月になったらもう牡蠣は食べられないぜ、なのに、なんで雪が降るとぼやく。いくつかの物件で切れていた管球の取り替えをやったらもう手が凍えて、凍えて・・・。こんなに寒さに弱くなったのはやはり年のせいか。
午後7時半に帰宅。夕食は母親が出かけていたのでコンビニメシ。ギョーザやソーセージの焼いたの、マーボー豆腐などでこりもせずにビールを一缶、仕上げに明太子をぶち込んだ永谷園のお茶漬け海苔。とどめにコーヒーはいつもの通り。
夕食後、レンタルDVDで『Xメン』見る。正直言ってさあ馬鹿にしてやろうと見たのだが・・・、これ、なかなかいいよ、田舎町の寂れたバーで主人公のウルヴリンとローグが出会うシーンなど、異能力者の悲哀が滲み出ていてぐっと来る。また電撃ぴかぴかのヴィジュアルも一見の価値有り。そりゃ、登場するミュータント達ががおっと吼えて馬鹿力だけのライオン男、なんにでも化けるロデム娘、天候を操る雷娘などあんまり役にたたないような奴ばかりであるとか、ラストの自由の女神像の中の最終決戦のつなぎが荒くてせっかく盛りあがるところなのに何やっているか良く分からないという欠点はあるものの、これならば映画館で見るべきだったなと思わせられた作品であった。
午前2時過ぎにベッドに入るが花粉症のための鼻詰まりが気になって午前3時半過ぎまで寝られず。やれやれ。
3月3日（土）胸騒ぎの放火後
そりゃあ、どきどきもするわな。DVD エクスプレスがどうもおかしいとの噂。新作の入荷が極端に悪くなっているせいか仕入れでなんらかのトラブルが起こったのではないかとの憶測がネットのあちこっちを飛び交っている。そういえば、『7人の侍』がずーと在庫切れのまんまだし、これは本当にアブナイのかもしれぬ。ちょっと待て、そうなると俺の『パイソン』の交換品はどうなるのだ、こちらも品切れになっているので今だ発送された様子がないのだ。ひょっとしてこのままエクスプレスが倒産などの事態に陥ったりしたら私の手元に残るのはつめが折れてもはや使用に耐えぬケースと傷だらけのディスクだけではないか。メールだ、メールだ、メールで催促するのだ。
わあああ、便器のふちにべったりウンコをつけてしまったああと仕事。午前中は事務所に詰めて家賃の受け取り、午後から管理物件の見回り。ついでに名も知れぬラーメン屋でラーメンアンド替玉の昼飯。午後3時頃帰社し、リフォームの立会い、お客様のお相手。来週そうそうにも1件決まりそうだ。本日は有久幸次郎夫妻他2名、ぴんでんさん、ロデム君を招いての『チンポコモン』上映会であり午後7時に事務所を仕舞って部屋の片付けを急ぐ。ばたばたしていたら午後7時半前に早くも有久さんからつきましたよーという電話、部屋の片づけが済むまで申し訳ないけど近くのセブンイレブンで待機してもらうこととする。
あせって掃除機をかけていたら母親から「○○さん（ぴんでんさんの本名）という方から電話よお」、あれ、ぴんでんさん自宅の電話番号知っていたかなといぶかりながら電話に出ると妙にハイテンションの女が「新しい出会いに興味ありませんかああ」、なんだ、結婚相談所の営業じゃねえか。「新しい出会いとかもういいです、さようなら」がちゃんと切る。女性だったのであわてて呼んだのだという母親に「私に電話を掛けて来る女性というのはたいがい営業のヒトです。37年間も付き合っているのに何故、それが分からないのですか」と説教。まったくもう、忙しいのになんてことをしてくれるのか。
そんな騒動があり、またぴんでんさん、ロデム君が遅れるというトラブル（笑）があったのだが午後7時20分過ぎからなんとか上映会をはじめることができた。アラバママン、アラバママン、飲んだくれでろくでなし、アクションボタンで奥さんぶん殴る（缶ビール付属）、アラバママンのフィギュアほしいなあ（笑）、私はこのギャグが一番好きなのだがみんなにはイマイチ受けが悪かったようだ。
上映会終了後、有久さんの劇団の人（なんと英語の先生だったりする）提供の車で高宮の東洋ショーへ。別に脂身が好きではない人が入っているのにいつものように脂身たっぷりのホルモンをがんがん頼む我々、我ながら少し考えろと思った（笑）。そこで2時間ほど飲んで食べて話いろいろ。特にオタクではない劇団の人とその奥さんが目を丸くしているのが面白い。
有久さん、ロデム君と別れた後、ぴんでんさんと焼鳥屋でさらに飲み、ひそひそと“AIQの今後のアリカタ”というものについて話す。そこでも焼鳥を食べたがいくらなんでもこれは食いすぎである。今晩に限っていえば体脂肪率70パーセントくらいあるんじゃないか、なあ、俺よ。
3月2日（金）クレーム艦長
提督、なぜいつもいつも私にばかり面倒な仕事を押し付けるのですか。昨日オーダーしたアマゾンコムからウエルカムメールが届いた。“小鳥さんが貴方がオーダーしたことを教えてくれたんですのよ、もちろん厳重なセキュリティのあるコンピューターシステムなんだけど、小鳥さんは慣れているみたい”、キチガイかあああ、お前は。
そのアマゾンコム、注文したDVDが全て揃ってから発送というオプションを選択していたのにも関らず、噂に聞いていた通り、在庫のある分からがんがん送ってくる。まず在庫のあった『7人の侍』が3月1日、数時間後に『知られざる島』と相次いで発送、残りの3枚は在庫待ちの現状。これで余分な送料が発生しないというのだから応えられないではないか。こういう仕組みになっていて数倍の送料が掛かる注文したDVDの在庫がある分から順次発送というオプションを選択する奴っているのか。
ウオッシュレットはなかなかキモチイイのだが、これで肛門の快感を覚えてホモになってしまった人はいないのかと仕事。午前中に来客1件、それから先日物件探索したお客様の御案内。ついでに管理物件の見回りをして戻ってきたらすでに午後2時となっていた。コンビニで買ったカップヌードルとトロ鮭お握りという昼飯をとり、ぐうぐういっているオナカをなだめる。しかし、なんだな、このトロ鮭おにぎりというやつ、むやみに美味いな、おれ、このおにぎりが2個と麦茶でもあれば、結構幸せになれるのではないか、コンビニの食事が昔と比べると劇的に美味しくなったとつねづねいっている私だが、このトロ鮭にぎりは別格、うーん、侮りがたしコンビニのメシ。
物件の整理、書類仕事、仕舞がけに事務所の天井シーリングの工事の立会いをやったので帰宅は午後8時半。工事のオジさん、配線をペンチで切っていたらいきなりボン、ショートさせてブレーカーをフッとばしやがった。あ、ここの分、スイッチないんですねって、最初に気づけよ。
夕食はステーキ（といっても安い肉を自分で焼く）、生キャベツ、サーモンの刺身、トロロ芋の短冊に切った奴。昨日禁酒の誓いを破ってしまったのでええい、毒食わば皿まで、矢でも鉄砲でも持ってこいとまたビール一缶飲んでしまう。ゴハンを一膳、コーヒーで〆。
夕食後レンタルDVDで『ザ・ビーチ』を見る。やっと辿り付いた秘密のビーチでフランス娘とズッコンバッコン、すっきり顔のデカプー、小さな鮫を殺して得意満面のデカプー、ちょっとピンチになるとゲームボーイの画面に入りこむデカプー、ランボーを気取ってみたが結局へたれのデカプー、逃げるのに足手まといになるからと鮫に襲われた負傷者を窒息死させるデカプー、死ね！
正直、こんなに絞め殺したくなるような映画のキャラクターは始めてであった。ぷんぷん怒りながらDVDを片付け、シャワーを浴びてから事務所へ。不具合のあったHPの日記の手直しをし、DVD関係の掲示板をいくつか回る。時々、アミーゴス会議室のRTを覗いていたのだが、参加者がなかったので午前12時半に自宅へ戻る。まあ、仕方ないのだが。
3月1日（木）ロボトミー秀吉
ふはははは、藤吉郎、お前は織田家お抱え医師団によって高度の脳外科手術を受け、ロボトミー秀吉に生まれ変わったのじゃ、行け、ロボトミー秀吉、あの小賢しい毛利めを叩き潰すのじゃ。うっふっふーん、アマゾンコムで注文しちゃったよーん、『7人の侍』と『原子力潜水艦』と『カニバル！ザ・ミュージカル』と『フライングサーペント』と『知られざる島』の5枚だよーん、いつ頃届くかなーんと、そんなこと考えるのが楽しいんだよーん。ちなみにこの5枚のうち、3枚は映画秘宝の「怪獣秘大百科」に載っているんだよーん。
まるで気が違ったようだが、これはこれでいいのだ、春だしな。しかしちょっと気になるのが、アマゾンコムの“貴方へのオススメDVD”という奴、クリックしてみると『太陽の怪物』とかその手の映画がぞろりぞろりと並んでいるのがなんともイヤーンな感じである。オススメの理由もちゃんとあって、読んでみるとそれはね、貴方がこんな役体もない映画ばっかりウイッシュリストに入れているからですだって。大きなお世話じゃ、畜生め。
ウオッシュレットのトイレでお尻洗いのスイッチを押すと最初、シャワーヘッドがウイーン、ウイーンと前後するが、あれは人の肛門の位置を測っているのかと仕事。ざんざん雨が降って不愉快な事極まりない。その分、花粉が飛んでいないのか鼻がすっきりするのはなにより、であるが。家賃の受け取り、管理物件の見回り、敷金精算、お客様のお相手など。昼飯はあんまり美味くないのだが、漫画本が充実していて（金龍ではナイ）、ついつい行ってしまうラーメン屋でラーメンアンド替玉。恒例の電灯チェックで切れている管球を3本ほど取替えたので少々時間を食って帰宅が午後8時となった。
夕食はマグロの刺身、豆腐とナメコの味噌汁、鰻の蒲焼、春雨・ハム・キュウリの酢のもの。土曜の上映会に備えて禁酒するつもりでいたのだがついつい禁を破ってビールを一缶。二日振りのアルコールが優しく体の中を駆け巡る。うーん、やっと手の震えが止まったぜい。ゴハン一膳を食べてコーヒーを飲む。
夕食後、レンタルDVDの『千里眼』を見る。原作小説がとほほな日向のウンコだったのでハナから期待はしていなかったのだが、これがもう原作に輪をかけたデタラメな映画であった。自衛隊の電子機器だけを作動不能にして米軍基地に何の影響もない電磁波発生装置？なんじゃ、それは？黒木瞳が所長のカウンセリング研究所の患者を洗脳してその電磁波発生装置の部品を観音像の中に運び込ませる？誰が組みたてたんじゃい？百歩譲って警察の目を逃れて首尾良く完成させたとしてもその動力をどこから得ているのか。観客を馬鹿にするのも好い加減にせい！映像もやたらにクローズアップにしたり傾けたりしまいには目が眩んでしまったぞ。それでいて監督はふふふ、おれってばスタイリッシュな映像を撮るヒトだからとか思っているのに違いないのだ。まったくもう、実相寺世代に映画撮らせるとロクなことがないんだから。
有体にいって、学生演劇のような映画であった。腹がたったので買おきのバーボン飲んで酔っ払って寝る。
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