観 笑 亭 日 乗
                           

1999年11月10日から12月16日までの日記

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 観食亭訪食記 熱帯魚の話 改作落語
 ジ・ワン・アンド・オンリー(ジュディ・ガーランドの全て)
 なんだばかやろう(ドリフ映画全集)
 扉言葉集 オタクアミーゴス 天才馬鹿本 灰色の話 松村邦洋のひみつ
掲示板
 


 9月30日(土)俺には笑芸てめぇという強い味方があったのだあ
 ホントだよねえ、お笑いというものがなかったら今、この年まで生きていられたかどうか。井上ひさしの「四千万歩の男」を読んでいる。地図、測量馬鹿の伊能忠敬を描いた大作であるが、その中の1節、“私は自分が生きている証に47冊もの日誌を記してきたのです。自分の脳味噌がその日たくわえたありとあらゆることを筆と墨を用いて半切の美濃紙の上に忠実に写し取ってきた。つまり日誌がわたしなのです。わたしのこの身体は、日誌に本当のわたしというものを遺すための道具、手段にしかすぎません。ですから日誌がなくなるということは、その期間のわたしがなくなってしまうことと同義なのです。”に感動する。世の日記を書く人、あまつさえその日記をウェブ上で公開しようというおっちょこちょいはすべからくこうあらねばならないのではないか。

 ちたちた仕事。午前中は家賃、水道料の受け取りし、午後一時過ぎから天神のとある不動産屋へ案内予定の物件の鍵を取りに行く。このころより激しい雨。もう傘が役に立たないほどの豪雨でたちまちびしょぬれとなる。ひいひいいいながら鍵を受け取ったが、1時間もするとうそのように収まりやがった。ち、ちくしょう、せっかく冬のスーツをだしたばかりなのにしわしわになってしまったではないか。どこにも持っていきようの無い怒りに身を震わせる。

 昼飯は筑後屋というラーメン店で、ラーメン、半チャーハンのセット。チャーハンの量が多くてびっくりする。おいおいこれでチャーハンなのかい、じゃ、普通のチャーハンてのはどうなっているのだ、米一升分くらいあるんじゃないか。

 午後4時すぎからO氏を薬院駅まで迎えに行って物件案内。3件回ったのだがいずれもあまり良くない部屋であった。中でも最初のマンションはベランダのすぐ側に別のマンションが立っていて日がぜんぜんあたらないというまるでギャグのような部屋、うっかり水でもこぼした日にゃ100年かかっても乾きゃしねえよというヒドサ。また物件を捜して次の土曜日の案内を約束する。しかし物件の案内には間取りとかは詳しく書いてあるが日当たりに関してはなんの言及もないものなあ。どうもO氏に無駄足を踏ませてしまったようだ。悪いことをしてしまった。

 それから物件の鍵を返しに行って午後6時40分帰社。ばたばたと残りの仕事を片付けて午後7時20分のバスで天神へ向かう。福家書店によってお話を伺うと現時点でチケットの売上が58枚とのこと。むむ、やはりもっともっとチラシを撒かねばならないな。それからアクロス福岡へ行き、しおやさん、獅子児さん、ぴんでんさん、ロデム君、魔朱妲愛普羅さんと合流して地下2階のロッテリアにてAIQミーティング。主にこれからの営業先と機材について話し合う。

 ミーティング終了後、同じ階のMKというしゃぶしゃぶ屋にて飲み会。3.500円でのみ食べ放題ゆえみんながばがばがばがば飲んでもりもりもりもり食べる。ここから合流したO氏など店のオねえちゃんにテーブルが料理が一杯なので皿を置く為のテーブルもしくは椅子をもってこい、ええいつべこべいうな、さあさあ早くもってこいと叫ぶしまつ。はっ、俺達ってひょっとしたら嫌われるお客なのかしらん。

 午後11時過ぎにMKを出て私、獅子児さん、O氏、ちゃか・ぽこさんとで二次会。ここで口論となり私、逆上して数千円をテーブルに叩きつけ、これが俺の飲みしろぢゃああと叫んで店を出た。タクシーを拾った後にあっ、しまった、今日は獅子児さんを泊めるのだったと思い出したが、あんなことを言って出た手前、今更戻るわけにはいかないではないか(笑)。どうもすみません。

 9月29日(金)バカチン市
 あたいの名前はねえ、ほ、法王っていうんだよ。シャレというよりアナグラムギャグ。朝6時半に叩き起される。弟が東京へ出張なので空港まで送っていくことになっていたため。車中、俺はあうう、昨晩は3時に寝たので睡眠時間3時間じゃねえかよう、眠いよう、弟はあうう、昨晩は飲み過ぎて二日酔だよう、気持ち悪いようと交互にうめく。まったくしょうがない兄弟だこと。

 空港で弟を送りだしさあ、帰ろうとしたころから突然の便意。あーたいしたことないや、家までもつと思っていたらにわかに狂暴化しなにやら熱いモノがどんどんつき下げてくる。時々、は、はんとうめきながらなんとか駐車場へ辿り付いた。自宅まではとても我慢できなかったので事務所のトイレに掛け込み、便器に座り込む。1.2.3.4、ドバー、それ行けキャプテン・ウルトラぁーと驚くほどのウンコが出てしまった。ああ、やれやれ朝っぱらから気づかれすることよな。

 自宅にもどったのが丁度午前8時。余裕があったのでハムエッグを作り(卵が1個なのでハムエッグスとはいわない)、2枚のトースト、1杯のコーヒーと共に食べる。久し振りにマーガリンをたっぷり塗ったトーストを食べたので美味なことこの上なし。それからTVをちょっと見て、身支度を拵えて改めて出社。

 午前中、例によって家賃・水道料の受け取り。ある居住者から風呂釜がおかしいとのクレームが入りあわててタクミさんに電話して修理の手配。昼飯は食わずに30分程仮眠をとる。1時にむりやり目を覚ましたのだがあまりに眠たくて気分が悪くなるほどであった。午後は物件整理、AIQの雑事など。午後6時すぎからある不動産屋に明日案内する予定の物件の鍵を取りに行く。ついでに黒木書店によってアミーゴスチラシの営業をするが、チラシを置く為には本部の許可がいるとのこと。本部の電話番号を聞いてすごすご退散。

 夕食は母親が出かけていたのでコンビニ飯。ホルモンをつまみにビールを一缶飲み、焼肉ハンバーグ定食という実に体に良さそうなものでゴハンを一膳。その後は自室で読書三昧、といってもと学会関係の本を再読しただけなんだ、これが。

 午後11時半過ぎよりアミーゴス会議室の定例RTに参加。俺も人のことはいえないけどさ、よくみんなあんな話すことがあるもんだよな。

 9月28日(木)怪獣物に御用心めされよ
 オタクになっちゃうからねえ。アミーゴス会議室で『宇宙からのメッセージ』が話題になっている。音楽がカッコイイという意見があったのだが、あれ、ショスタコの5番のちょっとパクリじゃないかしらん。単にインスパイアされたというにはあまりにも似過ぎているのだ。パクリがいかんとは言わないが、もうちょっと控えめにしたらどうか、あんなにえんえん流す事はないと思うのだが・・・なんてクラシックにはてんでウトイ私の独り言なのであんまり気にしないで欲しい。

 えろえろ仕事。二日酔頭でよろよろしている。最も6時間近く寝ているので肉体的には楽な方。前は5時の看板まで居座ってそれから2時間寝ただけで出社なんてこともあったからなあ。うん、これは俺が帰りたくないよう、もっと飲もうようと言った訳では決してない。すべてタクミさんが悪いのである。

 午前中掛けて管理物件の見回り、家賃の受け取りなど。昼飯をカップラーメンミニですましてさらに問合せへの答、書類仕事など。午後4時過ぎにO氏よりこれから案内してほしいとの連絡が入るが、聞いてみると土曜日でもよいということだったので改めて土曜日に案内させてもらうこととする。やはりね、よほど急いでいるとかもう休みが全然ないという事情がある場合を除いて物件をみるのは日中に限るんですよ。暗くなると周囲の環境も良く分からないし部屋の印象もまったく違ってしまいますからね。でその上でもう一度午後9時くらいにみてみるというのが理想的な物件の見方なのである。これ、俺の経験からのアドヴァイスです。

 午後9時過ぎに帰宅。夕食はさんま、鯛の刺身、アジの揚げたの、生キャベツ、それからなんと珍しいことに豚の角煮。刺身をツマミにビールを一缶飲んで角煮でゴハンを一膳。いやあ、美味し、美味し。豚の角煮があまりにもごりごりしすぎていたけど、それは言わぬが花というもの。

 夕食後、部屋へ引っ込んで録画していた「TVチャンピオン」「ジャングルTVスペシャル」「全国警察24時」を見る。しかし「ジャングルTV」はスペシャルの時はあんなに面白いのに普段はどうしてああやる気がないのか。まるで「だいじょうぶだあ」に出ていた時のWINKではないか。また「警察24時」では無銭飲食で警察に捕まったおばさんが「ああ、教祖様、助けて」などど叫び出すのに大笑い。おお、これは番組で教祖様の正体を暴いてくれるかなと期待したのだがさすがにそこまではやってくれなかった。

 9月27日(水)
アクセクする
 いやあ、ちょっと前までは接続料を払う為にあくせく働いたもんだがなあ、安くなったなあ、ニフティ。2ちゃんねるのとある板で読んだ話。生放送で子供相談室の番組をやっていたのだが、30代の女性とつきあっているという16歳少年から電話が掛かってきた。このままでよいのでしょうかという相談でもうカウンセラーのおじさん、オバさんが張り切っちゃって「あなたはその女の人のどういうところが好きなのですか?」そうすると少年、「アノ−、肛門トカー、舐めてくれるんデ−」と言い出した。はい、番組中止となったそうだ。いかにも都市伝説ぽいが面白いからいいじゃありませんか。

 本日は休み。午前9時半に起きだしすぐさま事務所へ行って航空券の手配。日記をつけ自宅近くの旅行代理店でチケットを受取れることを確認して車でお出かけ。天神のビックカメラでDVDをチェックし「赤のれん」でラーメンを食べる。しかし、おっさんよう、俺が「替玉下さい」って言ったら返事くらししろよな、忙しいのは分かるけどさ、あと店内でパートのおばさんとアルバイトの少年に言い争いさせんなよ、えーっ、俺注文したよ、だって通ってないでしょとかさ、うるせいよ。ほんと、ここは繁忙時に行く店じゃないね。

 それから福大近くの黒木書店へアミーゴス公演の営業。ここは学生が多いだけあってサブカル関係の棚が充実しておりもちろんお三方の著書も揃っているというチラシを置いてもらうにはまさにうってつけの場所なのである。レジのおばさんに聞いてみると私は単なるレジのおばさんなので何も分からない、午後5時以降なら店長がいるのでそちらに話をしてくれとのこと。今日は夕方よりとても大切な用事があるので日を改めて再訪することにした。

 この後いったん帰宅して午後5時まで録画しておいた「踊るさんま御殿スペシャル」を見る。特に3組目のゲスト陣が絶品で涙がでるまで笑う。あまりの話の盛り上がりにあのさんまがオタついているところが素晴らしい。その後、また事務所へ行って裏モノ会議室への書き込み。久々に気の狂ったことを書く。時々、うひひと笑ったりする。何度も何度も読み返して手をいれ納得のいくものになってからようやくアップする。自信作ではあるけれどもこんな基地外じみた書き込み、誰もレスつけてくれないだろうな。

 午後8時から天神大丸屋上のビアホール17でぴんでんさん、しおやさんと飲み会。ちなみにここはビアホールじゅうななではなくビアホールセブンティーンというのだ。予約のときにじゅうななといって笑われたのだ。ちくしょうとそんなことはどうでもいいのだが、ここは3.500円で飲み放題、バ−べQが食べ放題、しかも炭火焼というなかなか良いところ。受けつけの女の子が可愛いのもよろしい。思わず「ああっ、僕も炭火焼にして」と言いたくなるほどだ。

 閉店時間まで粘って大量の肉、ホタテ、海老、イカ、各種野菜、ビールを摂取しどうでもいいことを語り合う。ふふふ、オタクのし・あ・わ・せ。その後、しおやさんと分かれてぴんでんさんと私、バカモノ二人は親不孝通りのスナックSへ向かう。

 お気に入りのI嬢に「アナタの話は面白いって他の子達も言ってるよ」などと言われて有頂天。ああ、俺のばか、ばか、ばか、ばか・・・。

 9月26日(火)悪所大魔王
 誰のことかは言わないけれど。昨日の日記に書いてある通り自宅に新しい畳が入った。実に清潔な感じがして新しい井草の臭いがとても気持ちいい。別にヘンな趣味があるわけではないけれどこの畳を見ているとああ、このざらざらが、ああ、この畳のヘリがとうめきつつころがり回りたくなりますな。

 しかし弟など、臭いが強烈すぎて頭がいたくなると言うのだ。最近の若い者はみんなこうなのだろうか。この世界に誇るべき畳の良さが分からないのだろうか。ああ、地に堕ちたり日本人。これでは新たに作られる賃貸マンションがみんな安っぽいフローリングになってしまうのもむべなるかな。

 がっしがっしと仕事。物件の整理を猛スピードでやる。昼飯は吉野屋の牛丼、すいませんねえ、金がないんです、その後、元AIQのO氏より依頼された物件捜し。幾つか良さそうなのをピックアップし管理先の不動産屋へ電話を掛け捲る。午後5時過ぎにO氏に結果を伝え、木曜日くらいに案内することとなった。その後、ばたばたと残りの仕事をやり終え午後6時20分のバスで天神へ向かう、ああ気ぜわしい。

 本日の出し物はいっこく堂ライブ「ひとりにも程がある」、今までの腹話術の概念とはまったく違ういっこく堂の芸に酔った2時間であった。例の人形と自分の声が入れ替わってしまうパフォーマンスなどいっこく堂は口を動かして出すキャラクターの声、口を動かさないで出すキャラクターの声、口を動かさないで出す自分の声、さらに通常のしゃべりを使い分けているわけで見ていると頭がぐらぐらしてくる。まったく何度見ても凄いとしか言い様の無い芸だ。

 ただライブの構成そのものに難があるのが惜しい。腹話術を使った長めのコントを続けられるとダレてしまうのだ。全体の順番を入れ替えて長いコントの幕間を短めのスケッチで繋ぐようにすればもっと良くなるのではないか。それとラスベガスでやったというカーナヴィゲーションのスケッチだがツッコミがたりないぞ、笑芸として成立させるためにはもっともっと捻らなくちゃ。全体的には腹話術師としての完成度は凄いが笑芸としてはまだまだというところかな。

 とはいえ彼の腹話術の枠を越えたまったく新しい芸の地平を開こうという姿勢は十分に評価できる。私としては2年後のいっこく堂に期待したいってなんか今日の俺、凄くエラそうだな。

 終了後、西鉄電車を使って平尾までいき、とぼとぼ歩いて帰宅。ロクなオカズが残っていなかったのでコンビニで焼鳥、キムチ鍋を買ってきて俺の母親は一家の大黒柱にゴハンさえ食べさせないのかと泣きながらもそもそ飲み下す。もちろん、ビールも二缶。

 9月25日(月)燻蒸天皇
 自宅に新しい畳が入ったのでそれから連想したんですわ。えーっとFENというものがありますな、日本全国の米軍基地の軍属向けのラジオ放送。なにかとあちらのヒット局が国内のラジオ局よりも早くかかるとかそんなことばかりクローズアップされがちですが、実はそれだけではない。たまあにクイズ番組なんかやってたりするんですよ。

 何時だったか誠に素人くさい二人で司会をやっていた「大リーグクイズ」なんてものがありまして、**年のホームラン王は誰でしょうと問題を出すとりりーんと電話が掛かってきて三沢基地のマリリンですというて答よる。パンパカパーンと鳴って商品獲得というオーソドックスな番組進行だったが機械の故障か、どんどん電話回線が使えなくなっていったのですな。ライン1イズアウト、ライン2イズアウト・・・と悲鳴のような声が上がってしまいには一回線しか繋がらなくなってしまった。それでも件のアナウンサー氏は残された一回線を使って、なかなか繋がらなくてゴメンナサイとか言いつつ番組をやり終えてしまったのです。うーん、私はここに真のプロ魂を見た。ってもキカイが古いからこういうトラブルが起こってしまう訳で、戦闘機やら戦車に金を使うのも良いけど、少しは福利厚生施設にも力を入れた方がいいと思います。

 ぽてりぽてり仕事。家賃・水道料の受け取りや書類仕事に追われる。いったん外出して牧野うどんで昼飯をとり管理物件を見回ってみたらげすっ、燃えないゴミの袋になにやらプラスチックの柵みたいなのが突っ込んである。これでは収集されるわけがない。いったん事務所へ戻ってそのゴミを始末し、ワープロで警告文を拵える。ぶつぶつ言いながらまた管理物件へ行って各戸に警告文を突っ込んで回る。まったくよお、いまだに燃えるゴミと燃えないゴミを区別できない奴がいるからなあ、ああ、かなわんよ。

 帰宅は午後8時半、夕食はなんだかよくわからない白身の刺身、卵サラダ、カレー。卵サラダをぼりぼり食べて缶ビール二缶。初めてハーフ&ハーフというのをやってみたがこれがなかなか。黒ビールだけでは苦さだけが際立ってしまうのだが、ここに半量の普通のビールを混ぜ込むことによって飲み易くかつ黒ビールのコクが楽しめるというわけ。今度ビアレストランとか行った時、また試してみようと思う。

 ぴんでんさんから電話あり。水曜日に大丸のオープンビアホールへ行く事とする。ぴんでんさん、悪所で金を使ってしまったそうであり二次会には行けそうもないとのこと。うーん、残念。ま、それはそれとしてしおやさん、ロデム君も誘ってみよう。

 午後9時からのドラマ「ナニワ金融道」、中居君、コートを羽織っているのにとある場面でセミが盛大に鳴いていたのが珍なり。何か製作上のトラブルでもあって撮影が遅れたりしたのか。またドラマそのものも納得できない部分が多く白ける。肉欲ビルを占有した灰原(中居)、非常事態というのに女を泊まらせ、朝、暢気な顔で送り出したりしている。そんなん、債権者に攫ってくれと言っているようなものではないか。

 9月24日(日)新築、逃げちゃ駄目よ
 今だエヴァの影響から逃れられない俺。ソニー、三菱などの国内の三管式プロジェクター製作メーカーが揃って三管式プロジェクターから撤退する由。なんでも三管のレンズを作っている会社が世界にただ1社しかないため、嵩にかかって大幅な値上げをするためだという。まあ、液晶プロジェクターの性能も上がってきていることだし、個人的には対した影響のないニュースだがそうすると飛行機で使っている三管式も将来的には液晶に置きかえられちゃうのかねえ、頭の上にあのデンとしたのがないってのは昔のJASみたいでちょっと寂しい気がする。

 昨日に引き続いて朝食にソーセージパンを食って事務所へ。ぷちぷちと仕事をする。ほぼルーティンの仕事であり退屈極まるがこういうのが(有)宝 誠の屋台骨をささえているのだ、ナマケテはいけない。昼飯はダイエットの解禁日なので蕎麦屋でミニカツ丼とざるそばのセット。ここのどす黒いカツ丼はなんとかならんのかと思うがそれでも美味い美味いと平らげ蕎麦湯も一滴たりとも残さぬ様一生懸命すする。あー満足、満足。

 午後は2件の来客あり、例によってどたばた。午後5時過ぎになってようやく落ちつき暇が出来たので裏モノ会議室とアミーゴス会議室にそれぞれ書き込みをする。これで“宇宙からのメッセージ”ツリーが盛上がってくれればいいが。その後、午後8時半くらいまで事務所に残って書類仕事。

 夕食は弟が出張の際に買ってきた川棚温泉名物の瓦蕎麦。サラダ油をしいたフライパンでやけとあるがいっかな本物のようなぱりぱり感がでない。それどころか焼けば焼くほどだんだんぐたっとなるので呆れる。そのぐたっとなったのに肉や錦糸卵を乗っけて暖かいツユでずるずる。思ったより美味かった。他にマグロの刺身やキャベツを食ってビール二缶。いやいやご馳走様でした。

 その後は何もすることがないのでぼんやりTV。といってもロクな番組がないので巨人のナイターをみることとなる。巨人、9回裏まで0-4とリードされていたのに江藤の満塁ホームランであっというまに同点。ここで中日のピッチャーの緊張の糸が切れてしまったのか次の仁科がぽんとホームランを打って逆転勝。わずか3分ほどの出来事であった。

 その後事務所へ行ってAIQ関係の仕事を少し。獅子児さんに電話して航空券購入の打ちあわせをする。

 9月23日(土)貧すれば鈍すの花嫁御寮
 貧乏だと花嫁衣裳もままならぬ。ドラクエ、ハスの花に乗ってひょろひょろ浮かぶ神殿についたのはいいが?の石版が一つ足りず進めない。さりとて地上に戻ることもできなくなってしまった。ネットで調べてみたがこのような事例はどこにもなく完全に身動きできなくなってしまった。どうしようもないのでしばらくCSで映画三昧になって頭を冷やし、別のバックアップデータ−でやりなおす事にする。ホント、人生の無駄遣い。

 朝食にソーセージパンを食ってほりほり仕事。管理物件の見回りなど。昼飯は食わずに外出し知り合いのM不動産を回ってからついでに本屋で映画秘宝、「エイリアン クリック」なる小説(後述する理由があって作者は書かない)を求めて帰宅。前夜の寝不足の為、この頃から猛烈な眠気に襲われるがコーヒーニ杯を立て続けに飲んで雄々しくお客様の御案内、書類仕事やる。

 夕方もう一度管理物件の見回りやって午後8時ごろ帰宅。夕食は母親が多忙の為、コンビニ飯。焼鳥とキャベツ、酢モツでビール一缶飲んで、ラーメンライスを食す。その後またコーヒー。

 自室に戻って映画秘宝、「エイリアン クリック」を読む。映画秘宝、力の篭った「ゾンビ」特集が嬉しい。オレは当然完全版を輸入LDで所有しているのだが本編中の聞き取れなかった台詞を特典として収録されていた台本をコマ送りしてチェックするほどの“ゾンビバカ”である。バカなので「ゾンビ」のバージョン違いの解説を読んだだけでかようにシアワセな気分となれるのだ。最もこのくらいのバカではLDの巻末に収録されていたあのショッピングセンターで開かれたサイン会の模様で嬉しそうに行列を作っていた真性バカ達にはとても敵わないのである。

 続いて「エイリアン クリック」読んだが・・・、これはひどい、しろうと同然の文章でどうにもつまらないストーリーで呆れる。というかこんなの売って良いのかというくらいのレベル。ここ5年くらいで読んだ本の中のワースト1だな。作者の紹介に“ディーン・ク−ンツ”に私淑しなどと書いてあるのにも激怒。どあほ、ならもっとマシなもの書かんかい。いわゆる巷のトンデモ本の方が笑えるだけマシだぞい。

 シャワーを浴びてCSの「モンド総合研究所 日本三大オタク奇祭巡り」を見た。あの中野貴雄監督がホスト役でコミケ・ワンフェス・SF大会を紹介するというもの。あっ、そうか、眠田さんの「デスアニメ2000」に、中野監督が現れたのはこの番組の為だったのか。そうそう中野監督が眠田さんにインタヴューしていた時、おれそばにいてそのインタヴュー聞いていたもんな、げっ、そうするとオレ映っているかもしれない、どうしようと冷や冷やするが、結局日本全土に恥を晒す事態はなんとか回避されたのであった。

 9月22日(金)
ホラれる、裂けるはゲイの時に言う言葉
 新宿2丁目のとある店の店員が開店前に唱和するそうだ。疲れる夢を見た。何故か秋葉原で大学の時の友人と飲んでおり「いやあ、あんときゃ大変だった。お前、酔っ払ってJRの高架から向のビルに飛び移ると言い出してな、ジャンプしたのはいいが届かずに下の道路へまっさかさまにダイビングだったよな」死んでしまうわ、そんなんしたら。俺、うろたえて「え、覚えてない、そんなことあったの、うわあ、ごめんごめん、世話かけたなあ」と平身低頭するという・・・。その友人と分かれて新幹線で帰福しようとするがあ、新幹線って6時間かかるんだっけ、飛行機と間違えていた、ああ、これでは明日の仕事に間に合わないと悩みつづけるのである。途中、小用に起きた後も同じ夢をみてエンエン新幹線、新幹線ともがき苦しむ。まったく馬鹿みたいな夢だ。これはひょっとしたら眠田さんの新幹線がひっかかっているためか。

 呆然として仕事。ようやくポンプの工事が終わり一安心。これであと30年は大丈夫と工事の人が笑うがあと30年たったらオレは66歳、果たして次のポンプ工事まで生きていられるかな。その後、問合せへの対応している内に早くも午前中終了。息付く暇もなくいったん自宅へ戻って
畳、襖の搬出に立ち会う。実に35振りに畳をはがしたのだが床板のきれいなことに一驚。ところどころ腐ったりしていると思っていたのだが。ただ、床の間の部分にぽっかり穴があいていて不気味なことこの上なし。夜になったら何か出てくるんじゃないか。

 昼飯はコンビニのトロロ蕎麦。ちっとは運動すればまともな昼飯が食えるのだが何せ散歩もキライなぐらいなのだから仕方ないのだ。それから銀行などへ行って書類仕事。このころから雷雨となりパソコンが心配でしばしば作業の中断を余儀なくされる。6時過ぎにアミーゴス関係のパティオに書き込みをし、更に仕事をして8時半帰宅。

 夕食はアジの塩焼き、マグロの刺身、砂肝の塩焼き、キャベツであった。砂肝とアジの塩焼きコンビでビール一缶飲み、ぐずぐすに裂いたマグロ刺しでゴハンを一膳。くわっ、すきっ腹に染みるぜ。夕食後自室で録画しておいた「ぐるぐるナインティナイン」を見る。これで何回目になるのか分からない岡村の見合いネタなのだが、いつもとは少々オモムキが違っていて女性側の参加者が島崎和歌子、岡本夏生、松野明美、アジャコング、磯野貴理子という凄まじいメンバー。のりのりでやってきた岡村がメンバーの顔を見るなりもう引く、引く。心底イヤそうな表情で島崎和歌子に「岡村君と結婚したくてきましたて言うてもあんた、こういう企画の定番やないですか」とぶーたれる岡村に爆笑。

 それから続けてこれまた録画しておいた「スタートレック ヴォイジャー」を見る。チャコティ副長と異星人との悲恋モノなのだが、これが良く出来たストーリーでなあ、久々に感動してしまったのよ。この異星人、とにかく逃げ隠れが得意な性質で、特殊なフェロモンを出して関った人々の記憶を消し、またコンピューターなどのハードに対してはウィルスを用いて自分達の存在した痕跡を完璧に消去してしまうのである。この記憶の消去という設定がストーリーにうまく生かされているのだ。野暮はいやなのでストーリーそのものは詳しく書かないけれど、ラストで異星人の恋人を忘れないために、消去される可能性のあるコンピューターを用いずにあえて旧式の紙とペンを使って副長個人日誌をつけるチャコティに感動する。ま、みなさん、よろしく御想像願いたい。

 午後11時半過ぎからまたアミーゴス会議室のRTに参加。前半はAIQメンバーと公演の非公式な打ち合せ、後半はテリー天野さんとの映画の話。いつも思うんだけど翌日が仕事じゃなければいいのになあ。

 9月21日(木)
あなたが噛んだ小遊三が痛い
 円楽の独り言。哭きの竜さんの同人誌、“伊藤さん物語”が販売中止になった由。唐沢さんの日記によれば当の伊藤氏より抗議があったためだそうでむりむりと腹をたてる。なんだ、アイツぁ、裁判の時にもさんざん芸を見せます、芸を見せますといっておきながら結局なにもできなかったくせにまた自分の気に入らないことがあればぞろ抗議をしてそれを潰すような真似をするのか。今回の同人誌でもならば自分の芸、文章で対抗しようと言う気にならないのか。“自分はかっこいい、だから馬鹿にするような奴はゆるせない、絶対抗議してやるのだ”という発想は一般人のものであり物書きのソレではあるまい。

 それに比べると哭きの竜さんの態度は大人であり潔く販売を中止したのは立派だと思う。しかし、しかしですよ、なまじ裁判でも勝っちまって(笑)こんどの抗議もすんなり通ってしまったことで彼の人が、オレは正しいのだ、これからもオレを批判するような愚か者には“抗議”をもって対抗すればいいのだと思い込んでしまわないだろうか、私はそこのところだけちょっと残念に思う。

 らちらちと仕事。マンションのポンプ工事が入っているのでむやみに忙しい。工事の人からヘンなところからパイプがわかれているのですが、これなんですかなどと聞かれる。母親に聞いてもらちがあかず、30年前にこのマンションを建設した会社に問合せてもさあ、工事を担当したものが退社しておりますので・・・とつれない返事。仕方ないのでそのパイプを辿ってみるとマンション前面の庭に引いてあることが判明した。どうももう10年前に死んだ祖父がそのスペースに畑を作ろうとしてやったらしい。

 ただそのパイプの引き方が無茶苦茶でマンションの水槽に入る前の大本から引いてあるためにメーターさえ経由していないのだ。どこのどいつがこんなデタラメやりやがったと憤慨しつつパイプの改造を指示する。まったくこんなことで時間を取られちゃかなわんのよ。

 ただでさえがちゃついているところに数人のお客様が来店されてんやわんや。午後2時くらいまで目の回るような忙しさ。ようやく一息ついてカップラーメンの昼飯を食い、物件の整理などやる。合間にAIQの仕事をぽつぽつ。いくつかの金券ショップに連絡し新幹線(博多−東京間)の値段を調べる。

 工事が終わるのを待って午後9時に帰宅。夕食はカツオのたたきに具沢山のオムレツ。なかなか美味でツマミにぴったり。ビール二缶飲んでしまった。当然ゴハン一膳で締め。

 その後はまた自室でドラクエ。しかしとある場所でどつぼにはまる。これひょっとしたら最初からやりなおさなきゃいけないの?

 9月20日(水)
火事場はどこでぇ、火事場はどこでぇ
 もしも江戸時代に“カバディ”があったら。国勢調査の時期になった。今年は我が家がこの近所の担当になっており連日母親がふうふう言いながら回っている。しかし考えて見ればこの制度何か馬鹿げているような気がする。個人のプライヴァシーに関する調査を近所の人間にやらせるってのはいくらなんでも時代にそぐわないのではないか。郵送だと住所不定の人の調査ができないし、近所の人なら事情をしっているからやりやすいということなんだろうけど、住所不定の人は調査なんかしなくてもいいし、近所の人ならなおさら知られては困る事柄だってあるだろうに。

 欧米人からすればおよそ信じがたい制度だと思われてもしかたないのではないか。まあ、そういう地域的コミューンの濃密さがこれまでの日本社会の美点であったとも考えられるのだが、ああた、何せ風呂場を覗いたことを叱られた子供が夜中に侵入してきてドス・ぐさ、ぎゃあ、ビシュ!助けて、ひいいとかやっちゃう時代だぜ、“古き良きニッポン”などと暢気なことを言っている場合じゃないのだ。ここは思いきって改善するか国勢調査そのものを廃止してしまうべきではないだろうか。

 さて本日はお休みなのだが雑事に取り紛れてのびのびになっていた管理物件の水道検針を朝1番でやる。午前11時過ぎにやっと終わらせ事務所へ行って日記つけとネットのチェック。裏モノ会議室、常連さんたちが例の“れれれのおじさん”をどうころがすか考えあぐねているところが可笑しい。おいらもいろいろ考えたのですが、なかなかあの人はあれで扱いがムツカシイのですよね。アイデアはあるのだが実際にやってしまうとしつこく付きまとわれかねない予感がしてどうにも思いきれないのだ。へたな事して会議室の雰囲気を壊してもいけないし、ちょっとだらしない様であるがもうしばらく静観することにしよう。

 午後1時、AIQのしおやさんと赤坂のキンコ−ズで待ち合わせ。アミーゴス公演のチラシを拡大コピーして福家書店、福岡店にお届。旧チラシで作ったポスターと交換してもらう。それから休む間もなく西日本新聞社へ。イヴェント欄へ掲載してもらうようお願いする。担当のS氏、いやあ、これどこのジャンルにいれるか毎年苦労するんですよねえと笑う。今だ福岡ではオタクアミーゴスに限らずトークライブというジャンルそのものが定着しておらずお笑いトークライブとカテゴライズしてしまうと集客が難しくなってしまうのだ。我々はそんな現状を打破するべく日夜戦いつづけているのだというのはカッコつけ過ぎかな。

 しおやさんと別れた後、いかんいかんと思いつつ“赤のれん”へ寄ってしまう。久し振りに食べたラーメンがもう美味しくて、美味しくてついつい替玉まで頼んでしまった。その後『サウスパーク』のサントラ探して天神中を歩き回る。結局見つからず天神紀伊国屋でジャン=ジャック・バルロワの「幻の動物達」を求めて帰宅。畜生、サウスパークのDVDと一緒にビックカメラに注文してしまおうかしらん。

 夕食はラーメンがまだ胃に残っていたのでおしんこでビール一缶、お茶漬け一膳。また生キャベツを例の酢醤油でぼりぼり食べた。その後、事務書へ戻ってAIQの仕事。また航空券のやりくりで頭を悩ませる。

 午後9時近くに自室へ戻って「幻の動物達」読む。著者の“未知動物学者は、科学の真の探偵であらねばならぬ”という件に拍手する。そりゃあ唯でさえアヤシゲなものを研究するんだもん、やっぱこうでなけりゃね。

 9月19日(火)キョンシー危うきに近寄らず
 いや、あやうきに近寄ったからキョンシ―にされちゃったんだけどね。またまた2ちゃんねるの話、TV板でおなじみのやらせであるとかないとかの議論になっていたのだが、とある人が「さんまのからくりTV」の「ご長寿クイズ」は面白いところだけ組み合わせて放送しているから“やらせ”であると書き込んでいてそのあまりのアタマの悪さに椅子からずり落ちてしまった。

 あほう、それはやらせじゃなくて“編集”と言うんじゃ、お前は番組録画したらそれを残らず使うのが正しい思うとるんかい、もうちょっと考えて書き込みやがれということはおいといて、この人のデンで言えば、ニュースさえやらせになってしまう。面白いというと語弊があるが、重大なニュースだけ組み合わせて放送しているじゃないか!という訳だ。

 こういう人がインターネットの普及に伴ってどうどうと自分の馬鹿な意見を発表してしまう、これはちとマズイのではないか、馬鹿であるゆえに今までは黙殺されていたであろう人がインターネットという強い武器を得てドーンとこんな頭の悪い意見を声高に主張する。インターネットが普及したら馬鹿も普及してしまいましたではシャレになるまい。私はインターネットによる日本の知的水準の低下を真剣に危惧するものである。

 てなこと言っても力んでもインターネットを武器にしてしょうもないことを書き散らしているのは私なので説得力というものがありませんな。

 ぼつぼつ仕事。合間にAIQのチケット発送などやる。昼飯は郷屋のラーメン味濃い目、やなんかこのスープを飲んでいると落ち付くのだ。午後はお客様の御案内、契約など。

 夕食は出来合いのチキンカツ、ひれカツ、生キャベツ。母親があんたに食わせる飯はないというのでご飯は無し。代わりにビール二缶飲んだ。その後は自室に篭ってまたまたドラクエ。うーん、このような生活が何時まで続くのか。

 本日の「踊るさんま御殿」、桜庭あつ子というのは私の想像を遥かに越える恐るべき女であった。ネタもないくせに騒ぎまくりやたらに人の話に首を突っ込んでくる。どうしようもない馬鹿だ。それでいて当人は“アタシってリーダーシップがあるから”などと勝手に思い込んでいるようなやつだからどうにも始末に終えないのである。こんな女は早いところ大型の肉挽き器につっこんでどろどろのひき肉に変えてしまうのがよろしい。

 9月18日(月)アステアという字は明るい日と書くのね
 こういうデキの良いしゃれはなかなかできるものではない。よって使いまわし。ええと裏モノ会議室、ヘンな人が飛び込んできた。最初はつまんねーおっさんだなと思っていたのだが、まあだいたいおっさんというものはこういうつまらないことを書くということはどうでもいいのだけど今時社会の歪みが“おかま”を作るとなどと書いてあって仰天する。

 BWPにもこの人に関する情報がアップされており有名なキチガイである由。久し振りに多いに笑わせてもらった。かくなる上は、もうメジャーデヴューはしてしまったのであるから何にも臆する事なくがんがん書き込んで欲しい。その、なんというかボタンを掛け違えたどころではなく背広を逆に着たような訳の分からぬことをどんどん書き込んで欲しい。この人に関しては1日10発言、20発言しようともなんにも文句はいわない。ただただモニターの前でひっくり返って笑うのみである。

 ちりちり仕事。午前中ぼけっとしていたら午後からやたらにたて込んで大慌て。物件整理など午前中にやっておけば良い物をへへ、午後やればいいやなどと暢気に構えているからこういうつまらない目にあう。すこうし反省。

 昼飯は“一蘭”のラーメン。1ヶ月に一度食べる分にはいいやなと思ったのだが後でやたらに下痢。三度もトイレに掛けこんで液体状のウンコをちゅーちゅーだす。しまいには肛門が痛みだしウオシュレットの水を掛けたらあむぅという苦悶の声を洩らす始末。やはり“一蘭”のラーメンなど食うものではない。

 夕食は生いくら、アジのタタキ、生キャベツなど。母親が取り寄せたホンモノのイクラが矢鱈に美味い。調子に乗ってビール3缶、ゴハン二膳を食べる。ううむ、北海道でいくら丼に2000円も3000円も出すヒトの気持ちが分かったような気がする。

 かなり酔っ払って自室に戻る。TVの「警察24時」を見ているうちにいつのまにかねむってしまったようだ。

 9月17日(日)
水金地下鉄土天海冥
 お前らは知らないだろうがな、この太陽系には下鉄星というのがあってな、矢追純一の番組にでたりとかロズウェルに落っこちたりするUFOってのはみんなそこからやってくるのだ。俺はその宇宙人と会ってUFOに乗せてもらったりしたんだ。あっ、笑ってやがるな、気候が良くなるとこーいうのが出てくるんだとか言ってやがるな、はははは、この愚か者共め、今にその宇宙人、偉大なるワントホエリャ人に地球は占領されてしまうのだ、みんな、手に穴を開けられて荒縄で繋がれてしまうのだ、その時になってワントホエリャ人代理地球最高権力長官たるこの私に慈悲をこうても遅いのだ、はははは、みんな、下鉄星に連れて行かれて宇宙牛の餌になってしまへ、はは、はははは、あっ、お、おい、何をする、このおまわりめ、ザ・ドッグズ・オブ・ナショナルめ、この地球最高権力司令官たるこの私をどこへ連れて行こうというのだ、は、はなせ、お前らなどワントホエリャ人に頼んで塵芥に変えてしまうからな、おい、は、はなせったら・・・。

 唐沢さんの旅行日記、美味そうなものばかり食べていて実に羨ましい。腹が減っているところにがんがんと文章が染み込んでくる様である。俺もあんな旅行をしてみたいなどと思うがこの俺の今の体力ではアウシュビッツ収容所を回った時点でへばってしまっていることだろう。どだいそんな事は考えない方が宜しい。

 しかし唐沢さんの日記を読んでいてやはり恐ろしいのはユダヤ人虐殺という非人道的行為がドイツ人の几帳面さもあって(笑)国家的大事業として日常的にたんたんと行われていたという事実だな。目を血走らせた変態ナチス党幹部が食事も取らずにユダヤ人を拷問していて痩せてしまったなどという巷間よくあるイメージは理解しやすいのだが、実態の把握にはまるで役に立たぬ。

 ごく普通の、家へ帰れば良き父親、夫であったろうドイツ人が国家の命令の元にまるで工場で何かを生産するかのように効率第一でユダヤ人を処理していった事実が私にとっては堪らなくコワイのだ。やっぱりみんな普通のドイツ人だから、俺みたいに計算に疎い奴がいて上司から「お前なあ、昨日、398人処理したのに残りが146人ってのはどう言う訳だよ、最初、500人いたんだよ、計算が合わないだろう、計算が。お前適当にやって給料貰えばいいやって思っているかもしれないけど、報告書がおかしいって上から怒られるのは俺なんだから、え?お前、大学で何勉強してきたの?ホントしっかりやってもらわなきゃ困るよ」と怒鳴られていたのではないかなどと考えると恐ろしさもいやいっそう増すばかり・・・なのだ。

 つりつり仕事。来客が無かったのでおおむね事務所内の仕事。平日であれば営業にまわるところだがお客様自身が休みなのでそうもいかない。取りあえず午後7時に事務所を閉めて帰宅。

 夕食はステーキ、地鶏ウィンナー、鰻の蒲焼、生キャベツ。なんだか良く分からないメニューだった。ビール一缶飲み、かしわ飯握りを1個食べて夕飯終了。自室へ引きこもってコーヒー飲みつつドラクエ。ようやく先が見えてきた感じがする。

 9月16日(土)
おかま八目
 新宿2丁目なんてのはね、アンタ、脇から見た方がよくわかるってなものなのよ、ねェー!鼻のアレルギーがヒドイ。朝から事務所でくしゃみばっかりしていた。通常の人にとってはどうということもない症状であろうが、私はくしゃみの時に日本で3番目くらいに唾液、鼻汁、タンをとばすという特異体質なのだ。うまくタイミングを合わせてティッシュなりハンケチを鼻に当てないと目もあてられないことになってしまう。

 ぽてりぽてりと仕事。午前中特に来客無く廃品回収の準備に追われる。あるお客様が残して行った引っ越し用のダンボール、貯まっていた物件シート、どこかの馬鹿がゴミ捨て場に投げ込んで行った空缶、事務所で昼飯時に呼んだ「週刊漫画ゴラク」などをざっとまとめて玄関先に出す。いつもながら大仕事で汗びっしょりとなる。

 昼飯はダイエットのため、コンビニのたこ焼きのみ、244キロカロリーなり。もちろんマヨネーズ抜きだ。午後からはお客様を御案内したり問合せに答えたりする。なんだかんだと忙しくて午後8時半帰宅となった。

 夕食はサトイモと竹の子の炊き合せ、刺身、秋刀魚の塩焼き、春雨とハムの酢の物、焼き豚。焼き豚をつまみにしてビール一缶を飲みご飯を一膳。あーあの冷凍してあるステーキ肉が早く食べたいよう。

 それからレンタルDVDでピーター・ハイアムズの「エンド・オブ・デイズ」を見た。手っ取り早く言えば結局何のモンダイもなかった2000年の幕開けですがその裏にはサタン対シュワルツネッガーの激しい戦いがあったのですという映画。まじめに見るものではない。ただ、相手が悪魔なのにその本拠地へいつものごとく大量の武器・弾薬を抱えて殴り込むシュワルツネッガーはやっぱりステキ。

 その後ドラクエをちょっとやって録画しておいた「メレンゲの気持ち」を見る。ゲストはえなりかずきと沢口靖子。当然、あの話を期待したのだが沢口靖子、涼しい顔で『竹取物語』ではブルーバックで演技したのでとても大変でしたなんて言ってやがる。そんな誰も覚えていないような『竹取物語』なんかどうでもいいからゴジラの話をしろよ、ゴジラの話をよ。

 9月15日(金)体がために鐘は鳴る
 200X年、柔道の国際試合では“一本”の掛け声の代わりに鐘がならされる事になった。ところで柔道の決め技に体がためってあったのかしらん。掲示板に日付順表示とスレッド表示というのがありますな。私はどうしたものかこのスレッド表示という奴がダメでして、もう書き込みは時系列順に読まないとよく理解できなかったりするのである。ぴんでんさんから会議室の過去ログをスレッド表示できるというフリーウェアというのを教えてもらって愛用しているのだけれど、それも結局日付順で読んでいたりするのですね。なんというか技術の進歩にまったく対応できなかったりするのであります。

 すしすしと仕事。朝から何件かの問合せがあるものの案内まで至らずいささかがっかり。昼休を利用して宛先不明であったAIQ案内メールを再チェック。あ、こりゃ、俺の打ち間違いって奴が結構あるなあ。昼飯は金が無かったので牧野うどん。

 午後は管理物件の見回り等して後は書類仕事。タクミさんから貰った領収書、収入印紙が貼ってない。急いで電話してとっとと持ってきてくださいという。また水道関係のメンテを依頼していた会社の請求書をチェックしたらなんとかかんとかバルブなどの訳の分からない名詞が続出で頭が痛くなってきた。

 早めに仕事を仕舞って床屋へ行く。私は元々肩がこらない性質なので洗髪後のマッサージがもう面倒くさくてかなわない。かといってやってくれるものをムゲに断ることもできず、大人しくされるがままになってしまうのだ。そういえば東京に住んでいたころ初めていった床屋で若い理容師さんが「お客さん、めちゃくちゃ凝ってますねえ、これは私の力ではとても揉み解せません、でも安心してください。いいキカイがありますから」といいだし店の奥から巨大なマッサージ器を取り出してきた事があったな。何しろ親切でやってくれているのだ、あ、全然つらくないから、俺にとってはこれが自然なんだからとも言えずマッサージ器を首のところに当てられて10分ほどぶいんぶいんとやられるという間抜けな事態になってしまった。しつこいようだが別にこれは気持ちいいわけではないのである、でも何しろ親切でやってくれているのだ、理容師さんの好意に報いるべく「ああ、ああ」といかにも気持ち良さげな声をださなければ仕方ないではないか。

 夕食は刺身、チキンカツ、生キャベツ。ビールを一缶飲んでゴハン一膳。ニュースで台風の接近に伴って波浪注意報が発令されたことを知って心配するが別に大したことはなく、酒飲んで寝てしまった。

 9月14日(木)密通のペリカン便
 そうしてあなたは宅配便の人と親しくなってついに浮気をするにいたったと、そういうことですね、奥さんといいつつ実は密かに興奮しているみの・もんた。レンタルDVDで『ミステリーメン』を見た。いつともどこともしれない町の若者、3人が実在のスーパーヒーロー、アメ−ジング・アメリカに憧れて頼まれもしないのに活動を開始、だけどフォーク投げたりシャベルでぶん殴るくらいが関の山、たちまち返り討ちにあってしまいライバルと目するアメ−ジング・アメリカに助けられる始末。

 これではイケナイと一念発起した3人は人が見ていると透明になれないと主張する自称透明人間、スカンクの如き能力を持ったへっぴり人間、ボーリングの玉をブーメラン宜しく操るボーリング女を仲間に加える。ちなみにこのボーリングの玉にはボーリング女の父親の頭蓋骨が入っていてボーリング女はいつでもどこでもこの玉に向かって話しかけるものだからみんなびっくり仰天。

 そんな特殊人間達がおりしもアメ−ジング・アメリカを捕らえ意気上がる大悪党、フランケンシュタインに正義と平和とアメリカン・ウエイ・オブ・ライフを取り戻す為に闘いを挑んだ・・・。ストーリーだけ聞くと凄く面白そうでしょう?そうプロットはとても良く出来ているのに、テンポが悪く冗長なのが惜しい。だいたいこの手の映画で2時間というのはいくらなんでも長過ぎる。これもうちょっと細部を刈り込んで話の密度を上げたら面白いものになっていたのになあ。ま、借りる価値はありという映画でした。

 うひいうひいと仕事。途中アウトルックエクスプレスを起動させたらメールが14通、ひやあこれみんなチケットの注文かいと喜び勇んで開いてみたら全部宛先不明で戻ってきていたのでした。思わずカトちゃんばりに激しくずっこける。これ、アドレスチェックして再発信しなけりゃならないだろうな、ああ、また仕事が増えてしまったよ。

 ダイエットの為、昼飯は食わずに午後も仕事。だんだん血糖値が下がってくるうちにいらいらし、コーヒーを矢鱈に飲んだ。あんまり腹が減ったので午後7時にいったん帰宅し母親が出掛けていたので出来合いのハンバーグをあっためキャベツの荒切りとともに貪りながらぐいぐいとビールを飲んでいく。仕上げはインスタントラーメンとゴハン一膳。まあ、こんなのも玉にはいいもんだよ。

 その後、事務所へ戻って残りの仕事を片付け、メールアドレスのチェック。ぎゃあ、すげえ眠たい。

 角川ホラー文庫の和田はつ子「密通」読了。北海道開拓の歴史の中で男共に虐げられた芸妓の霊がある女子高生の飼い猫に乗り移って復讐を遂げるというお話。これだけで十分なのに主人公の恋人がある種の超能力者で僕達は新人類のアダムとイブになるのだと見栄をきるのが解せぬ。どうかんがえてもこれは必要の無い設定じゃないかとおもうが。

 9月13日(水)
どっこい生きてる雑嚢なかァー
 唐沢なをき的シャレ。『サウスパーク』の劇中歌、「BLAME CANADA」を聞いているとアメリカ人でもないのに愛国心を刺激されてなにやら“カナダ討つべし”といった気持ちになってくる。うーん、サントラ買いたい。

 本日は休み。しかしなんと起きたのが午前11時半、ベッドの中でぎょっとし呆然とする。しばらく煩悶しつつこれが紛れもない現実であることが分かって慌てて飛び起きた。急いでシャワーを浴びて事務所へ行くがこの時点ですでに午後12時を過ぎており貴重な休日を半日無駄にしたことを嘆く事しきり。ここのところいろいろあって、睡眠4〜5時間の日が続いていたのだがそのつけが一気に吹き出たらしい。飲み屋などで30代前半にしか見えないなどと言われていい気になっていたのだが本当の年齢はごまかせないというところか。

 急いでネットのチェック、日記つけなど。唐沢さんの日記は相変わらず更新が途絶えたまま。外国旅行であるから中途の更新もむつかしいのだろうがやはり寂しい。あのアウシュビッツを裏モノの神様唐沢 俊一がどのように評するか、これはチケットの売上とならんで俺の目下最大の関心事なのだ。

 自宅にてソーメン3把食って昼食とする。それから車で天神へ。ビックカメラ、福家書店、丸善書店と回ってDVD『スタア誕生』、「インターネット無法地帯」、牧野修「病の世紀」を求める。それからビックカメラに在庫が無かった『サウスパーク』のサントラを捜しにベスト電器天神店まで行ったのだがやはり見つからず。きぃ、くやしい。

 事務所へ戻って通販分のチケット2枚を郵送、しおやさん宅へミシンメカッターを届に行ったりしたらもう午後7時半。あ、もう休みが終わったと心底がっかり。人はこういう時に『笑点』なんか見ると落ち込んでしまうのです。夕食は出来合いのハンバーグ、鯛の刺身、例によって生キャベツ。ビールを二缶、ゴハンを二膳。この鯛の刺身、まったく味がなくてまるで蝋細工を食っているよう。これでは鯛茶づけにする気にもなりゃしない。

 それから自室で「病の世紀」読む。午後11時近くに読了。登場人物が多すぎてともすれば関係がわからなくなる嫌いがあるがやはり面白い。オカルトのビリーバーが訳わかんないことをいうのはある特殊な疾病のせいだという設定に腹を抱えた。

 本日の「スタートレック・ヴォイジャー」、連邦の佐官クラス、各艦長にしか知らされていない秘密指令オメガに従って爆発すれば亜空間を破壊しかねない窮極の高エネルギー分子、オメガを処理しようとするジェ−ンウェイとクルーのお話。劇中で「原爆の開発を進言したアィンシュタイン、ジェネシスを開発したマーカス」という台詞が出て来たがこれは映画「スタートレックU カーンの逆襲」に登場したマーカス博士のことである。「スタートレックU」の“ジェネシスの開発に成功したらマーカス博士はアィンシュタインと並び称されるであろう”という台詞に対応している訳。こういうの、俺みたいな古いトレッキ−にはうれしいんだよね。

 9月12日(火)
体位はV
 えっ、これってどうやるの、こうこうこれこれ足を絡めて・・・。アミーゴス公演の夢を見た。50人しか観客がおらず開場ががらん、がらん。働いているスタッフが白けた顔をしていてアミーゴスのお三方も口には出さぬが明らかに怒っている。あまりの恐ろしさにわああっと声を上げて飛び起きた。近年、これほど本当(現実)でなくて良かったと安心した夢はなかったぞ。ああ、胃が痛い。

 ほつほつ仕事。ようやく全入居人の家賃支払いが終わって一安心。牧のうどんで昼飯をすまし物件の整理などやる。午後二人お客様がこられるがどうも冷やかし気味であり契約には至らなかった。

 夕食はオデン、生キャベツ。2日振りのビールが美味いのなんの。ほとんど勃起しかねない勢いでがばがば飲んだ。ゴハンはなしで大量のおでんタネ、生キャベツを食って満足至極。俺ってば本当に安上がりな男なのだ。その後、事務所へ戻ってアミーゴスチケットにミシン目を入れる。しらけ鳥飛んでいく、南のそーらーへ、ミシン目、ミシン目。

 9時近くになってももち浜のユナイテッドシネマに向かって出発。ところがナイター帰りのラッシュに撒き込まれて福岡ドームの裏あたりで身動きできなくなる。待っているであろうぴんでんさんに電話を入れて間に合わないかもしれない、済まないがその時は一人で見ておくれと伝える。ここらへんあんまり言いたくはないが、どうもホモっぽいなあ。

 割り込んだりスピンターンをしたりドリフトかけたりありとあらゆる秘儀を駆使して映画開始5分前にようやくユナイテッドシネマに到着。ぴんでんさんに遅れたことをあやまって、コーラ、ホットドックを買い、さて『サウスパーク 無削除長編版』のはじまり、はじまり。ところがこれがとんでもない傑作であった。

 冒頭のMGMミュージカルのパロディからはやげらげら。爽やかな冬の朝、主人公が歌いながら町を闊歩している。HIY、近所の人達、素敵な人達ばかり住んでいる素敵な私達の町、おお神様ありがとうといったミュージカル映画にありがちなシーン、歌詞が後半一転してレッドネックばかり住んでいる糞タレな田舎町となるのが見事。この一見もっともらしい価値観というのは実は恐ろしくファッキン・アスホールなものなのだよという精神を通低音としてストーリーが進んでいくのだがラストで登場人物全てがレッドネックばかり住んでいる糞タレな田舎町(アメリカ)だがそれでもすてたもんじゃないと歌い上げるのだ。ぴんでんさんの手前もあって涙こそ流さなかったものの、感動いたしました。感動のあまり俺はこの映画を見るためにこそ生れてきたのだなどと考えてしまう始末。どっかの誰かさんみたいでどうも恥かしい。

 終了後、ぴんでんさんより飲みに誘われるが車であり、またこの感動を引きずったまま酒を飲んでしまえばとてもニ、三杯では終わらず語りこんでしまうことがわかりきっていたので残念ながらお断りする。ごめんなさい。

 9月11日(月)
江戸・オクトーバーを終え
 江戸の10月も過ぎて。相変わらずドラクエについての不評が多いようだ。曰くグラフィックがヘボ、CGムービーなどいれない方がよかったなどなど・・・。後者については俺も大賛成だけれど(笑)FF9と比べたらグラフィックがクソなのでつまらないゲームだという考え方はどうだろうか。グラフィックより先にやることがあるだろうというのが俺の正直な感想である。世界観のうすっぺらなエセファンタジーとかもうこの年になってやりたくはないの。いくらグラフィックすげえ、CGムービーもすげえとか言ってても所詮、飛行船がぶわーっと飛んだり大砲がちゅどーんとなったりするだけだろう。そんなん、映画なりアニメなりを見れば済む事じゃん。他の映像メディアで出来ることをそんな大金かけてやってもらっても仕方ないのだ。なんだか今のFFって古の『スタートレック・ザ・モーション・ピクチャー』みたいに途中でSFX監督が交代したので無駄金を使ってしまいました。映画そのものも外見はかっちりしているけれども中身はぐずぐずという日向のウンコみたいなものです。でも宣伝はしなければならないので“ハリウッド映画NO1の制作費”とはったりをかましてしまいましたみたいなもんじゃないか。

 あっ、言っておくがこれはスクエア内部でトラブルがあったとかいうことじゃないよ。あまりこの手のゲームの本質に関りのないグラフィックやCGムービばかりがクローズアップされるRPGってFFに限らず所詮こんなもんじゃないかっていうことのメタファーに過ぎないのだから。へんな誤読はしないようにお願いします。まあドラクエとFFのどちらが好きというのは個人的な趣向に過ぎないのでFFサイコ−という人がいてもおかしくないのだが、それでもFFと比較してドラクエはシナリオが良くないなどとと言う輩はゲームなぞするな、へそで茶でも沸かして飲んでおれですな。

 仕事は特筆すべきことなし。通常のルーティンワークである。それでもある管理物件の駐車場に置いてあった盗難車らしいスクーターを母親読んで二人がかりで外へ出す。ハンドルロックが掛けてあるので到底一人では持ちだし得なかったのだ。大汗かいて駐車場脇のコンクリート壁にスクーターをもたせかけて腹立ち紛れにケリを一発。たくもう、この近所にはロクな奴がいやしない。

 昼飯は昨日と一転してコンビニのカップラーメンミニ240キロカロリー。ううむ、キャベツを切ったのを袋に入れて事務所へ持ち込み、例の酢醤油を掛けて昼飯にしようかと考えるほどの味気なさ。端からみるととても変わった男に見えるかもしれないが、腹は膨れるし、栄養的にも優れているしなによりもカップラーメンよりは美味いだろうからな。

 午後7時過ぎにAIQのチラシが入荷。苦労しただけあってやっとマトモな物ができたようだ。残りの仕事片付けてのち車でしおやさんの事務所へお届け。しばらくアミーゴス公演の打ち合わせなどして帰宅。

 夕食は母親の友人から送ってきたという生さんま。父親が作った刺身ならぬ引き裂きを食ってみるとあっと思うほどの美味さ。調理技術がないのでずたずたになってしまっているにも関らず次から次へと手が伸びてしまう。ちょっと猫の気持ちが分かったような気がした。後は塩焼きでご飯をニ膳頂いたのだがこちらは刺身とは逆にあっさりしすぎて物足りない。この時期のさんまというのは刺身には最高、しかし塩焼きには今だ時期尚早というものなのか。

 ちなみに今日もビールは無。夕食だけとってみると実に健康的だな、俺は。

 その後ドラクエプレイ。ようやく稀代の英雄メルビンを仲間に加えたが能力的には今一つ。実戦で使ってもあ、お前、なんでステテコダンスとか踊るの、そんな暇があったら切れ、突け、殺せなのであった。

 9月10日(日)
ハクビシン薄命
 ハクビシンは飼い方がむつかしいからなあ。ダイエーまさかの7連勝、8月末に5連敗した時点でもうだめだろうと踏んでダイエーファンの弟をさんざんからかって溜飲を下げたのがうそみたいな撒き返しである。残り18試合で2位西武とのゲーム差が3.5、これは優勝の可能性が大きくなってきましたな。首尾良くダイエーが優勝ということになればセリーグはまず間違い無く巨人であろうからついにON監督日本シリーズ対決が実現、10月の福岡は蜂の巣をつついたような騒ぎになるであろう。ああ、AIQの日程を去年と同じにしなくて良かった。

 いじいじと仕事。午前中2件のクレームが入りあたふたあたふた。幸い水が出ません、これでは喉が渇いて死んでしまいますとかガス漏れです、このままだと中毒死かバス、ガス爆発ですよといった緊急性のあるものではなく休みだろうタクミさんをたたき起こして工事を手配、日程をクレーム物件の住人に電話で伝える。

 昼飯はダイエットの解禁日なのでコンビニのカルビ焼肉弁当を食った。本当は郷屋のラーメンか牧のうどんへ行きたかったのだが日曜ゆえの行列を思い出してしまったのである。この弁当、なかなか美味いのだが、やっぱりココロが虚しくなりますよね、電子レンジで肉もろとも暖められたタクアンがどうしても好きになれないのです。

 午後1時より昨日のお客様の御案内、いずれの物件もあまり気に入っては頂けなかったようで更なる物件の探測を約して帰社。昨晩の疲れから10分ほどうとうとしているとぴんでんさんから架電あり、福岡ドームのコミケが終わったのでこれからそっちへ行くとの事。あわてて午前中使った来客用のコップなどを洗ったりする。

 30分後ぴんでんさん来訪。彼の友人のブースでチラシを撒いてくれた由。またこれから11月まで福岡は元より北九州、久留米などで10数回の同様のイヴェントがあるので皆で手分けしてチラシを置いて回りましょうという提案であった。ううむ、10月は各大学の学園祭もあるし、これは戦場のような忙しさになるな。またプライベートな件として12日の夜に「サウスパーク」を見に行くことを約す。

 午後8時過ぎに帰宅。夕食はイサキの刺身、カレーライス、生キャベツとキュウリ。ビールを飲まなかったのでカレーが美味い事、美味い事。その後はまたずーっとドラクエをプレイ。すでに50時間を過ぎているのにいまだDISC1、皆どれくらいかかってクリアしているのか。
 
 9月9日(土)
優香知らず
 あんな乳がでかいだけのネエちゃんのどこがいいのか、え?何?優香の写真集買うから金を貸せ?俺はけちだから絶対イヤだよ。私の飼っている熱帯魚、レッドテールキャットは欲しがるだけ餌を与えていると生後1年で60センチにもなり最終的には1.5メートルもの大きさにならんとする巨大魚である。もちろん1.5メートルもの魚を満足させるだけの施設など用意できよう筈もないので餌の量を押さえて成長を止めているのだ。どうにも済まないと思っているのだが、当人は、いやこの場合当魚か、いたって暢気な顔で漂っておりますます私の胸を痛ませるのである。

 すちすちと仕事。午前中物件紹介依頼が1件あり、いささか難物であったのでどたばたして探す。幸い2件ほど良い物件があったので日曜午後の御案内を約束する。昼飯はコンビニのたこ焼き240キロカロリー、パックの麦茶とともに味気ない思いで飲み下す。どうもこれっぱかしの量だと逆に食欲を刺激されますます空腹になるのが不思議。

 午後2時にタクミさんと前の会社の同僚であったU君が来訪。彼がその会社を辞めてから実に1年ぶりの再会である。6時くらいまで四方山話に花が咲く。その間にタクミさんと自宅の補修の打ち合わせなど。U君が他の友人と会う約束があるのでそれがすんでから飲みましょうということになった。禁酒を決意していたのだが何しろ友、遠方より来るなのだ、飲むよりほかないではないか。

 午後8時に仕事を終えて帰宅。夕食は鳥の唐揚げ、ポテトサラダ、イサキの刺身、生キャベツなど。カムフラージュの為、ビールは飲まずゴハンを二膳。ウスターソースを掛けて食すポテトサラダがことのほか美味であった。それから自室でドラクエプレイしながらタクミさんからの電話を待つ。

 ドラクエ、海底神殿のボス“グラコス”だったかな、を苦戦の末、ようやく倒したのはいいが、宝箱に入っている筈の石版が取れていなかったのでやむなくリセット。まあ、面倒くさい仕掛はもう分かっているので2度目はそう苦しむことはあるまい。

 午後11時ちょっと前にタクミさんから架電、喜び勇んで天神某所のスナックSへ。お気に入りのI嬢がいたのでトークに力が入ること、入ること。最初はドラえもんの大山のぶよとのび太の小原乃梨子は実は大変に仲が悪くてアフレコでも離れてやっているなどというあたりサワリのない話で受けを取っていたのだが、酔いが回ってくるにつれて下ネタへ一直線。

 高校の時の同級生Nが受験で初めて上京、泊まったホテルのHチャンネルを見て世の中にはこんな凄いものがあると知り受験前夜にも関らず22回オナニーをした話とか俺が学生の頃本格的にレンタルされはじめたAVをみて世の中にはこんな凄いものがあると知り(こればっかりですな)ちんぽも裂けよとばかりにオナニーした話でI嬢を笑わせ、ついでにオナニーは時に自家発電と呼称されるからこれが本当の人間発電所“ブルーノ・サンマルチノ”と浮かれるが、そもそもこんな若い子がブルーノ・サンマルチノなど知っている訳がないではないか。

 さらにディープな方向に会話が進んでいきなりI嬢から「好きな体位はなに?」と聞かれる。「アタシは正常位だけどアナタは?」いや二十歳の女の子の口から発せられる体位という言葉の響きのなんと甘美なことかということは置いといていやん、いやん、俺そんなこと言えない、恥かしいもんと抵抗したのだが度重なる追及に耐え切れずついに「私の好きな体位はバックです」と白状させられてしまったのであった。ああ、恥かしい。

 9月8日(金)リヒャルト・ワーグナーの旦那様
 元音楽家の乞食。ここのところ大川興行のライブのせいで酒ばかり飲んでいる。公演のコーフンを引きずったままだと夜どうにも眠れそうにもないからだ。それに食事もたくさんたくさん食べているので体重がかなり増えてしまっているかもしれない。そういう訳で今日からまた禁酒アンドダイエットの日々となる。まあ肉体的にツライのだが自堕落にならず自分をいじめるというみみっちい自己満足がまたキモチ良かったりするのよ。

 とちとち仕事。なんやらかんやらで忙しいのにまた物件シートが届けられていささか慌てる。さらにその最中、AIQチケットの開演時間が違っていることに気づいて真っ青。急いでしおやさんに架電して善後策を協議。しかしなんでかねえ、大の男が3人でためつすがめつしてそれでも間違うかねえ。ホームページや福家書店で告知するということで落ち付き、一安心。午後2時近くになってカップヌードルミニの昼食。

 午後も見苦しく騒いでようやく午後7時半に仕事終了。夕食は母親が細川たかしのショーを見に行ったとかで京懐石風のオカズ弁当。これ高かったのよと自慢げに言っていたがキュウリの酢のモノや煮豆ばかりでどうもおかずになりそうにない。仕方ないので鯛の刺身でゴハンを一膳、残った刺身を鯛茶づけにしてもう一膳、恐ろしく低カロリーの夕食であった。

 夕食後は例によってドラクエをプレイ。すでに40時間以上もたっているのに今だストーリーの全体像が見えてこない。いまだにDISC1をうろちょろしているに過ぎない。単純計算としてエンディングを迎えるまで後50時間くらいかかるかもしれないな。シナリオの出来は申し分ないので当分楽しめそうだ。

 ちなみに現在のパーティの内訳はバトルマスター×2 賢者×1 バトルマスターがマックスレベルになったら僧侶、パラディンを経てゴッドハンドを目指し、賢者の方はいまだ良く分からない羊飼いなどの職業を点々とさせるつもりである。

 午前12時近くからアミーゴス会議室のRTに参加。午後一時半まで『獣人雪男』がどうした、『緯度ゼロ大作戦』で敵の潜水艦、黒鮫号にのっていたヴァンプなネーチャンは三田村邦彦の元妻だとか、そういった事どもをぺたぺたいやらしく話したのであった。

 9月7日(木)
了解人間
 了解しました(べム)、分かりました(べラ)、かしこまりました(ベロ)、早くノウの言える人間になりたい。スティーブン・キングの「骨の袋」を読了。ストーリーの根本となる謎が最後の最後で明かされるというキングにしては珍しいミステリタッチの作品であった。これがSF大会で宮部みゆき姐さんが仰ってた何か違和感のあるキングなのかと一人納得する。それにしても俺、作中で言及されるデリーの警察官、アラン・パングボーンの名前を忘れていたのが情けない、あれほど熱中して読んだ「ニードフルシングス」の主人公だったのに。こんな事は言いたくないのだがここのところいささかたるんでいるのではないか、お前。

 弟がヤフーオークションであるミュージシャンのライブのチケットを落札したらしい。と、そこまでは良かったのだが手違いで2枚あれば良かったものを3枚も取ってしまったと悩んでいる。俺は優しい兄であるので“じゃ、お前もオークションに出せばいいじゃん”と的確なアドヴァイスをしてあげたら何故か睨みつけられた。

 ぽしぽしと仕事。火曜日にできなかった物件の整理を大急ぎでやっているといきなりアミーゴス公演のチケットを予約したいという電話が掛かってくる。1枚だけであったがこれは幸先いいぞとうきうきする。とにもかくにも今年の公演、200枚は売れてくれないといや売らなければならぬ。かつかつでやってスタッフに負担をかけているようでは公演をやる意味がないのだ。という訳で皆様よろしくお願いします、買ってください、遠方からという方にはホテルもお世話いたします。何か、ポン引きの人のようではあるが。

 昼飯は名もしれぬ定食屋でカツ丼。人参が入っているのが珍しい。ただ、ついてきた味噌汁があまりにも塩っ辛くて一口飲んだだけで残してしまう。本来出された飯を残すというのは性に合わないのだがこんなものを飲んでいたら体を悪くしてしまうよ。

 大川興行ソロライブ3daysのトリは江頭2:50、さすがTVの人気者らしく大入り満員の盛況である。ただ、ここから怒りモードに入らせてもらうが観客の質があまり良くない。大したことのないギャグで気でも違ったかと思われるほどに笑いこけやがる。ちょっと音楽が流れるとすぐさま手拍子を始めやがる。まあ、誤解を承知で言っておくが大川興行(総裁)の芝居というものは笑う為に存在するのではないのだ、じっくり息をつめて見入り脚本・演出の意図を理解すべくタタカウべきなのだ。だから江頭自身も小さな笑いをとろうととろうとしないでじっくり演技をしてほしい。彼にはそれだけの実力があるのだから。

 いやさ、俺の左後ろに座っていたデブがさ、本当にげらげらデカイ声で笑うもんだからさ、西鉄ホールでの芝居見物という一種の非日常的空間が一気にTVのヴァラェティ番組なみのレベルまでに落ちてしまったんだよ。俺がもしあの時、あの瞬間にサヴァイバルナイフなんか持っていたとしたら件のデブに「君の笑い声が大きくて立派なのはもう分かったから、すこし静かにしてくれないか」と言うなり顔の真中にさくりと突き立てていたね。

 肝心の江頭の芝居であるが2番目にやった“引きこもりなんだけど袋をかぶって外出し前向きにけなげに生きる女”が抜群。存在する筈のない異常なキャラクターを演じさせたらこの男の右にでるものはいないのではないか。

 ライブ終了後、いったん事務所へ戻ってタクミさんにチラシの版下を渡す。原価割れしかねないほどの安値で印刷させるのでい、いや、この値段は今回限りということで・・・と目を泳がせる様に同情する。同情ったって俺が安く安くとつっついた本人なのだが。
 
 9月6日(水)底抜けラッセンゲーム
 二束三文のクソみたいな複製画をこれは将来値が上がりますよなどと言って無垢な学生さんやら昨日福島から出てきたばかり明日が初出社ですという新社会人に何枚売りつけられるかを競うゲーム。あの15CHにいきなり私の名前が出てきてビックリ。おいおい私は15CHにスレッド立てるほどの度胸はないぞ(笑)、ましてやこの私が金成さんや見えない世代さんを誹謗中傷する筈などないではないか。君達がどう思おうと勝手であるけれども私は本来、小心者で何事にもおどおどびくびくしている“とるに足りない森の小動物”のような人間なのである。そこのところ誤解しないように。
 
 最も私もあのスレッドで唐沢さんの日記のシャレについてつまんない書き込みをした奴に兆発的なレスをつけたりしているのであんまりえらそうな事は言えないのだ。そうです、あのしょうも無い書き込みをしたのは私なのです、どうもゴメンナサイ、もうしません。でもやっぱり匿名ならではの書き込み易さというのは否定できないですね。

 本日はお休み。午前9時半に起きた後例によって事務所へ行って日記つけやネットのチェック、AIQの仕事などをする。インスタント味噌ラーメンにネギとラー油と一味唐辛子をしこたまぶち込んだものを昼飯とし、それからドラクエZをプレイ、プレイ、またプレイ。本当は『サウスパーク無修正版』を見に行くつもりだったのだがドラクエの誘惑に負けてしまったのだ。なんて詰まらない休日と笑わば笑え、誰がなんと言おうとドラクエが面白いから仕方ないのだ。

 午後6時のバスで天神へ。大川興行単独ライブの2日目は松本キックの「楽観的避寒論」。うーん、これはイケナイ、非常に中途半端な出来で正直退屈してしまった。一人芝居というより一人コントに近い「下男」は基本の設定はいいんです、いいんですけれどもギャグが滑っていて実に勿体無い。何も無理して笑わせよう、笑わせようとすることはないのだが。またトリネタの自殺の方法をコーディネートするHPを主催する男のオハナシ、この男はある日謎の存在からこれで優勝したら好きな方法で死ぬ権利を与えられるという“三途の川横断ウルトラクイズ”に招待されて出場、健闘空しく敗れてしまう。優勝者(仮に松本さんと呼ぶ事にする)は他の出場者のそんなに頑張れるんだから何も死ぬことはないじゃないかと惜しむ声をよそに見事首をつってみせる・・・。実はこのウルトラクイズそのものが主人公のコーディネートした自殺法そのものであったというオチに仰天。いくらなんでもこりゃ10年前の手法だぜ、とてもじゃないが3.000円取って見せる芸ではあるまい。

 しかしこの松本キック、役者としての実力はキチンとあるのだよね。対人関係のスキルがまるでないくせに、あっ、まるで俺のようだ、ある種のセミナーなどでやたらに前向きな奴ってのを演じさせたらピカイチだったのだ。弱者を装いながら半ば習慣的に他人にやさしくする女性にむかって「その覚悟もないくせに優しくするな」と叫びながら追い詰めていく演技が素晴らしかった。この演技者としての実力と創作者としての実力がアンバランス極まりないのだな。演技者としてはプロ、しかしながら自身の脚本・演出でソロライブをやるのは10年早いというのが俺の偽らざる感想である。
 
 ライブ後、AIQのしおやさんの事務所へ行ってチケットの申請書、納品書を渡す。贅沢にもタクシーを使って帰宅した。だって、1時間に一本のバスしかないんだぜ、腹も減っているしそんな40分も待ってられるかってえの。歩けばいいじゃんという人もいるかもしれないが、私は歩くという行為がこの世で17番目くらいにキライなのだ。

 本日の「スタートレック・ヴォイジャー」愛想のいい顔で近づき、精神を転移させて相手の体を奪う異星人が登場。トム・パリスが犠牲となるがそこは1時間にお話が完結するスタートレック世界、異星人はまんまと捕まってトムも元通りになってメデタシ、メデタシ。しかしこのトム・パリス、最初はキャプテン・カークばりのプレイボーイだった筈なのにキャラクターを作りこみすぎたのか何時の間にかコンプレックスばりばりの連邦宇宙域一のダメダメ男になってしまったようだ。

 9月5日(火)仮性人記録
 俺は仮性で断じて真性じゃないから、こうやって毎日剥いていれば、いて、いててて。唐沢さんの「トンデモ一行知識の逆襲」早くも増刷が決まった由。しかし、私がいつも行く本屋であるところの黒木書店(片江店)には今だ入荷されず。以前、この本屋でほとんどの氏の著作や、と学会関係の本を買っていたのに一体どうしたことなのか。山本弘さんの「トンデモ大予言」はいの1番に入荷したくせに「トンデモ一行知識の逆襲」を入れないのはどうしたことなのか。唐沢さんに何かウラミでもあるのか、え、どうなんだ、そこのところ黒木書店め。それと入口でコンピューターと英会話の御紹介です、抽選会もありますとやっているお姉さんとお兄さんをどうにかしろ。1日1回行くたびにいわれるのでうっとおしくてたまらないぞ。

 ちりとてちんと仕事。いつもの如く届いた物件整理をやっているうちにとんでもない大仕事が舞い込んできた。どんな仕事かはプライベートな事情もあるゆえ明かせぬが、とにかく昨日1日その仕事に忙殺されたとだけ言っておこう。昼飯は郷屋のラーメン味濃い目、まこれはこれで良し。

 午後6時過ぎまで掛かって一段落つけバスに飛びのって天神へ。午後7時より大川興行ソロライブ“親愛なる総裁へ”を見る為だ。オープニングの宴会芸がどうしようもなく詰まらなかったのでどうなることかと思ったのだが、第二幕からの一人芝居が絶品。特に夫の浮気に“ワイドショー的”に悩む人妻に腹を抱える。顔にモザイク、音声を変えられた状態で水曜日はいつも残業とアナタ言っているのに、ぜんぜん違う場所のコンビニのレシートを持っていたじゃない、オロナミンC二本も買って、アタシもアナタも炭酸だめなのに、どうして・・・。やっぱりその女は寝る前と朝出勤する前にオロナミンC一本づつ飲むのね、そう思うとたまらなくなって駅のホームにある大塚製薬の自動販売機をみるだけで、あのファイブミニの横に並んでいるオロナミンCが見られなくって・・・とえんえんとオロナミンCに拘り続けるのだ。やはりうまいとしかいいようがあるまい。

 午後9時にライブが終了。そのまま西鉄大牟田線を用いて平尾まで出て、20分ほど歩いて帰宅。途中テムジンでギョウザ、特製ホルモン、生ビール2杯の夕食をとる。その後「骨の袋」を読みながらウィスキーを飲んで午前1時就寝。

 9月4日(月)
イェティ、イェティも好きのうち
 何言ってんのよ、アタシがあんたみたいに毛深い人を好きになるわけないじゃない。スティーブン・キングの「骨の袋」面白くなってきた。ヤンママとの出逢いから主人公が意外な事態に引き込まれると共に私も物語の中に引き込まれていく。まだ3分の一も読んでいないのだが、「骨の袋」が私にとってのベストキング作品になるのではないかというシアワセな予感がするのだ。

 朝、出勤するといきなり事務所横の階段にコンビニで売っているオデンの食いカスが散らばっている。どうやらドキュンの人が入り込み朝食を食べたらしい。げげげと怒り狂って道路向のセブンイレブンまで食いカスを捨てに行った。しかしどういう奴らなのだ、ビニール袋にまとめてあるならともかく食い散らかしたそのままなのだ、箸が散乱し、あまつさえ齧りかけのサトイモがころがっているという乱暴さ。まるで犬、猫の所業である。急ぎ、不審者を見かけたら110番してくれるよう居住者に促す注意書きを作成し、目立つところに貼りまくる。俺はさあ、人の生き方に文句はつけない主義だけどこんな奴ばかりふえて20年後の日本大丈夫なのかとついつい思ってしまう。

 だっちだっち仕事。平行してAIQの仕事もいろいろやる。昼飯はまたもコンビニのソーメン、美味いんだかなんだか。午後は面倒なお客様からのクレームが入り四苦八苦、うーん、かなわんわ。午後7時にAマイナー君と待ち合わせ、ようやくチケットを渡す。これ10枚売るとスペッシャルマネージャーになれるから、取り分が10パーセント増えるから、うん、ステージも上がって“正大師”になれるから、でもね、この段階では大した儲けではないんだ、これで子会員を5人勧誘すると代理店資格がもらえて売上の50%が君のものだから、やっぱさあ、どうせやるならそこまでいかなくちゃというギャグを考えていたのだが人通りが多かったので断念する。30過ぎの男が学生にこんなことを言っていたら警察に通報されかねないからな。

 仕事をしながらぴんでんさんからの電話を待つ。今日はAIQのしおやさんの事務所へ行ってチラシの最終校正をやる予定なのだ。ところがぴんでんさんの仕事の都合で予定が遅れ、しおやさんの事務所へ着いたのが午後10時過ぎとなってしまった。それから急いで校正、その他の打ち合わせをする。結局、近くのKINKO`Sでチラシの版下を製作し終えたのが11時半過ぎ。ぴんでんさんに送って貰ってベーコンサンドとビールの遅い夕食を取って寝る。

 9月3日(日)転失気捕物帖
 いざとなったら屁をひれ、力の溢れる不思議な屁を。なんだかよく分からない。ハルキ・ホラー文庫の松尾未来「ばね足男が夜来る」を読んだ。倫敦の切り裂きジャックと都市伝説を組み合わせてスポンティニアス・ヒューマン・コンバッションのスパイスを効かせた佳作。図書館にあった謎の本がキーとなるところなどスティーブン・キングの「図書館警察」を思い出させる。このハルキ・ホラー文庫、先日読んだ山田正紀の「ナース」がどうしたものかといった出来だったので内心心配って俺が心配しても仕方ないのだが、この先、大丈夫なのだろうかと思っていたのだ。しかしこの「ばね足男が夜来る」クラスの作品がコンスタントに収録されるならばいささか商売に走り過ぎの感がある角川・ホラー文庫より期待がもてるかもしれぬ。とにかく俺は長編のばりばりのモダンホラーが読みたいわけで角川・ホラー文庫でやたらに大きな顔をしている某ゲーム系作家の薄っぺらな作品などもう沢山なのである。

 今日は朝から雨。出勤直前にどばっと降ってその後1日中じんわりと降りつづける。久方振りの雨なので強すぎない限り涼しくなって宜しい。仕事は午前中1件来客こなし、案内まで。成約には至らなかったものの来週半ばころには決まるのではないか。昼飯はコンビニのソーメン、以前この手のソーメンは腰も何もへったくれのないものであったが今日食ったそれにはどういう仕掛なのかちゃんと腰がある。自分で茹でたものにはもちろん及ばないがこれはこれでなかなか美味い。

 午後は書類仕事、家賃の受け取り、物件の掃除など。午後6時にクライあらためAマイナー君へAIQのチケットを渡すために西鉄平尾駅へ。しかし待ち合わせ時間を過ぎてもいっかなやってこない。待ちあぐねて電話してみると、あっ、なんということだ、こいつ、寝てやがった。20分位で来られるとのことだったが仕事の途中であり受け渡しを明日に延期することとする。急いで事務所へとって返し、仕事の残り。

 夕食のメインは1枚220円のカンザスステーキ。塩胡椒してレアめに焼いたのに肉汁に日本酒とショーュをぶち込んだソースを掛けて貪り食う。これとハマチ、マグロの刺身でビール一缶、ゴハンを一膳。その合間に例の酢醤油を掛けたキャベツをぼうりぼり。まるで原始人のような食事であるがこれでいいのだ。その後コーヒーを飲みながら母親に明日もキャベツをとリクエスト。いやもう千切りなんかにしなくていいから、適当に荒く切って水洗いしてくれればいいから。ああ、また早くキャベツが食べたい。

 夕食後はまたまたドラクエ三昧。30時間余のプレイ時間を要してようやくダ−マ神殿のイベントを終了。あまりに濃い内容の為、もうへとへと。それでも転職が嬉しく、午前3時近くまで戦士・武闘家・僧侶の熟練度上げをやってしまった。

 9月2日(土)星 病魔
 星君!そちらが急性胃カタルならこちらは手足口病ですたい。昨晩、夜中に事務所へ行こうとしたら自宅の壁に立小便をしているオヤジがいた。それから30分ほどして戻ってくると別なオヤジがまた同じ場所で立小便をしてやがった。既に放水を終え、仕舞い込んでいる最中だったので何も言わなかったがやっぱりこういうのは頭に来るのだ。どうにかして止めさせたいのだが、立小便禁止の看板くらいでは効果あるまい。いっそのこと広末涼子とか藤原紀香とかの等身大の写真を置いてみるというのはどうか。ううむ、立小便はやむかもしれないけれども今度は別のモノをひっかける奴が出てくるかもしれないなあ。

 ちょりそりょりそと仕事。今日は全般的に暇でありこんな時こそと思って営業回り。昼飯をカップラーメンとお握りで済まし午後は事務所に居残って家賃、町費の受け取りなど。

 午後6時40分くらいにぴんでんさん来訪。AIQの仕事色々。月曜までに公演の案内DMとメールを送らなければならないのでいろいろと忙しいのだ。午後7時半にぴんでんさんが帰った後、暫く仕事して午後8時過ぎに自分も帰宅。母親が旅行でいないので、コンビニの焼鳥、焼飯、生キャベツのざく切りの夕食を取る。昨日から焼鳥屋用の酢醤油をキャベツに掛けて食べているのだが、これが美味いのなんの、キャベツがあっさりと幾らでも食べられてしまうのだ。マヨネーズというのもいいものであるが何せカロリーが高い、その点、この酢醤油はノンカロリーであり肥満を気にしないでいいのがありがたい。

 ここで他地方在住の方の為に説明しておくと福岡では焼き鳥を頼むと自動的にキャベツのざく切りの上に乗せられて出てくるのだが、このキャベツにあらかじめ掛けられているのが件の酢醤油という訳。焼鳥を食べる傍らにキャベツをちょっとつまんで口中の油をさっぱりさせるというなかなか麗しい習慣なのである。栄養的に云々などという野暮はいわないが、このキャベツがまた美味いのよ。

 夕食後、またまたまたドラクエプレイ。どうも石版を取り忘れて立往生というシチュエーションが多すぎるようだ。その度に事務所へ行ってネットで調べるのだからなんだか自分が馬鹿になったように思えてくる。

 9月1日(金)
願望っ、願望っ、がんがん願望。
 アニメシリーズその4。海が見えるよ、願望。この間おなじみのBOOK OFFで城山三郎の「重役養成計画」という文庫本を100円で買ってきたのだが読んでいるうちに何かボールペンで書かれたような短い線があちらこちらにあることに気づいた。なんだろうなと好奇心に負けて指で触ってみるとぐっ、ぐわあああ、これは鼻毛だ、どこかのオヤジが、もう断言してしまうけれども、本を読みながら鼻毛を抜いてページに貼り付けたのだ。あまりのおぞましさに速攻でゴミ箱に放り込む。本来ならば私は本を捨てることなどできない性質の人間なのであるがこれは堪らない。吐きそうになりながら手を何度も水で洗った。

 しかしなんだな、本に鼻毛を植えつけるなど一体どういうつもりなのだ、文庫本とは言えども立派な本ではないか。鼻毛関係は漱石の「猫」のくしゃみ先生にでも任せておけばいいのだ。それにしてもそんな本をしれっとして古本屋に売るなよな、だいたいBOOK OFFの店員もページの中身ぐらいチェックするがいいじゃないか。最も私にしても古本屋で城山三郎の経済小説を、しかも百円で買ってくるという趣味の悪さを指摘されたら何にも言えないのであるが。

 チャットウェイと仕事。午前中は懸案だったお客様を物件に御案内し、一安心。そのまま昼飯として“一蘭”でラーメン食べた。あっ、味が変わってやがる、随分タレが薄くなっているぞ。前は麺を改良と称してぼそぼそにし、今度はスープの手抜きか。俺如きが言う事ではないかもしれないが、大丈夫か、“一蘭”、そんな儲け主義に走っちゃって。午後2時過ぎに前の会社の同僚であったT氏が事務所へ来訪。物件整理でおおわらわの私を尻目にソファーに腰を落ち付け缶コーヒーなどを飲んでいる。いや、来てくれるのは嬉しいのだが、3時間も居座られるのはちょっと・・・。彼も営業の仕事をサボってきているわけでやはりもう少し仕事した方がいいのではないか。

 夕食は刺身、鰻蒲焼、ジャガイモとピーマンを炒めたもの。とりあえず、刺身でビール一缶、残りをオカズにしてゴハン一膳。夕食後はまたまたドラクエ三昧。さんざんさ迷った末にようやくフォーリッシュをクリアすることができた。

 午後12時近くからアミーゴス会議室のRTに参加。午前1時近くになって参加されたテリー・天野さんに『獣人雪男』の話をもうすこし伺いたかったのだが眠気エンジンが作動を開始、堪らず抜けさせてもらったのだった。だって、だって、土曜日も仕事なんだもん。


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