観 笑 亭 日 乗
1999年11月10日から12月16日までの日記
1999年12月17日から2000年2月29日までの日記
2000年3月の日記 2000年9月の日記
2000年5月の日記 2000年12月の日記
2000年6月の日記
2000年7月の日記
2000年8月の日記
観食亭訪食記 熱帯魚の話 改作落語
ジ・ワン・アンド・オンリー（ジュディ・ガーランドの全て）
なんだばかやろう（ドリフ映画全集）
扉言葉集 オタクアミーゴス 天才馬鹿本 灰色の話 松村邦洋のひみつ
掲示板
11月30日（木）ミコ、アマテラスオオカミでごめんね
くるし紛れ。輸入ＤＶＤで『怪獣ウラン』というハマーのタイトルがリリースされているのだが、どうした訳か私が普段使っているＤＶＤファンタジウムが在庫してくれない。これはどうしても欲しい映画なのでＤＶＤ EXPRESSを使って購入しようと思うのだが、こちらは確か、クレジットカードを使うシステムじゃなかったかなあ。オレの持っているＪＣＢのカードは使えるのかなあ。使えないとしたらあらたにカードをこしらえなければならないのだが、たかが『怪獣ウラン』になあ。
朝、午前6時半に弟にたたき起こされる。眠い目をこすりつつシャワーを浴びて身支度をし、車で弟を福岡空港まで送っていく。道々、彼の出張の実態を聞いてびっくり、大きな声では言えぬが、旅費や出張手当でそこそこ浮く（笑）らしい。なんだ、じゃタクシー拾っていけよ、この糞野郎と笑顔で弟の頭をぽかぽかやる。帰宅は午前8時、出社までの時間を利用してバタ付トースト2枚と目玉焼きの朝食をとった。まりまりとウンコをたれてさて出社だ。
子供のころ、大きなフケが取れると妙に嬉しかったりしたもんだと仕事。ぐりぐりと物件整理をやって管理物件の見回り。月末なので銀行で家賃の振り込み状況を調べ、帰社してからは事務所に居残って持参分の家賃の受け取り。とりあえず、今の所遅れている人はなし、大家さんにも安心してもらえるし、自社物件のほうもラクでよろしい。昼飯はコンビニのザル蕎麦。おう、これけっこうイケるぜ。
帰宅は午後8時、イサキの刺身、肉じゃが、生野菜。イサキをつまみにビール一缶飲んで肉じゃがでゴハンを一膳。あいにくキャベツ用の酢醤油が切れていたので大量のキャベツにトンカツソースをたらして貪り食う。その後、自室にてつまらないテレビをだらだら流しながら昨日買ってきておいた霧舎 巧「ラグナロク洞」読了。非常に頭のよい、理路整然とした嵐の山荘ものであったが、トリックを言葉のみで弄りまわすのが気に入らない。まるでたがみよしひさの推理マンガのようである。第一、あれでは動機がよわ過ぎると思うのだが。
シャワーを浴びてから録画しておいた「アウターリミッツ」をみる。今回は地球人の殺人という行為に興味を持った火星人が実際の現場に赴き、時間逆行機を使って殺人の瞬間を巻き戻したり、時間を早めたり遅くしたりしてツッコミを入れながら研究するというお話。お前ら、「プロ野球珍プレー、好プレー」のみのもんたかよ。
本日の最大のお楽しみは御存知『ＴＶチャンピオン』大食い選手権北海道決戦
いやあ、この段階で岸・新井・赤阪を破る人材が出てくるとは。また番組の内容も決勝の結果が塩ラーメン、14、15、16杯であったことから分かるように大変充実したものであったといえよう。ここ最近の「大食い、早食い選手権」にはクイタリない部分があって不満をつのらせていたのだが、それらを吹き飛ばすような名勝負であった。
11月29日（水）悪凝りズム
いやプログラムの組み立てに凝りすぎちまって・・・。スタートレックのパロディ映画『ギャラクシークエスト』、いやー、面白そうなのだがねえ、この間、公演でも眠田 直さんに代表の役得だ（笑）ってことで予告編のビデオをちょこっと見せて貰ったし、是非劇場で見たいのだが、どうも東京、大坂のみの限定公開となるらしい。なんだ福岡じゃやんないのかよ、こんなにシネコンあるのに、ＴＨＸシステム装備の劇場だって2つもあるのに、どういうわけだよ、こん畜生とぶすくれている今日この頃なのである。
本日はお休み。本来ならば土曜日、日曜日と公演の為休んでいるので仕事するべきなのだが、去年と違って代表ともなると後始末をすべき事項がいろいろあってそうもいかぬのだ。それでも午前中は昨日のお客様の物件探索にあてたのだから仕事の神様も許しくれるのではないかと勝手に考える事にした。お客様に連絡をいれてから２日分の日記をつけ、ネットのチェックなど。
午後一時から車でチラシを置いてもらった福岡大学、九大の教養学部を回る。その間にファミレスでステーキ大根オロシソースがけの昼食をとる。それから天神へ向かい福家書店に御挨拶、ビックカメラに行ってみたがめぼしいＤＶＤソフトの入荷はなし。まあ、現在のところ絶望的に金がないのでかえって好都合だったか。
その後大手門のしおやさんの事務所へ行って福家書店へ出すチケットの請求書を作成。いろいろ話し、今週土曜日にでもぴんでんさん交えて飲もうかということになった。じゃ、その日まで禁酒しよっと。急いで帰宅し事務所でさまざまなメール、パティオへの書き込みをやる。これに思いの他時間を取られて帰宅は午後７時半。
夕食は豚肉のしゃぶしゃぶとハマチの刺身。3時間前の禁酒の誓いをもう破ってビール一缶。ちらと後悔するがこのメニューでは仕方あるまい。それにオレにとってビールなんか酒じゃないのさ、あははん。やはり豚肉が美味くゴハンを一膳でやめるのに物凄い意思の力を必要としたほどであった。
本日の「スタートレック・ヴォイジャー」連邦のプライムディレクティブに違反したトム・パリスが少尉に降格されるまでを描く異色作。冒頭で唐突にパリスの処分が決定され拘束室の中で父親へのメッセージを記録するというかたちでその詳細があきらかにされるといういわばとうじょ推理小説ににた手法になっている。これまでプライム・ディレクティブに関連したエピソードは数多く作られてきたが今エピソードの目新しさはパリスその人に状況を打破する決定的な力があるということ。なにやらその強大な軍事力で“世界の警察”を自認するアメリカを皮肉ったようなストーリーではないか。またこの事態に対するジェーンウェイの決然たる処置が素晴らしい。これまで疑問視しがちだった彼女の艦長としての資質を再認識させられたエピソードであった。
11月28日（火）末梢の女
瑣末なことをねちねち言い立てて相手の男を狂わせるという恐ろしい女。確か小学校の低学年だったと思うが自宅の庭で友達数人と魔女の反対はなんだろうという話になったことがあった。どうしてそんな会話をしていたのかもう覚えていないが大方魔女ごっこ（笑）でもしていたのだろう。とにかくおっちょこちょいが一人、「マジョの反対だったらマダン（魔男）だろう」言い出したのだな。それをさらにおちょこちょいの私が「そりゃ、言い難いよ、だからマオトコだよ」「そうだ、そうだ、間男だ」後年、間男の正しい意味を知ってこの会話を思いだし愕然としたものである。どうりで側にいた母親が微妙にイヤそうな顔をしていたはずだ。
毎日毎日洗髪してリンスまで使っているのに何がしかのフケが出て来るのはどうしてなのかと仕事。睡眠不足で頭が重い。昨日届いていた物件シートの整理や家賃の受け取りなどをやる。一段落ついてから外出してザル蕎麦食って昼食とし本屋に寄って映画秘宝12月号を買った。帰社後、事務所のソファーで20分ほど仮眠してようやく普段の体に戻ったのであった。
午後はがしがし仕事して午後6時過ぎからパティオや裏モノ会議室に書き込み。さあて仕舞おうかなと考えていたらお客様来訪。ワンルーム程度の部屋がこの近くにないかとのこと。ひょえ、これまた難しい条件である。平尾や薬院ならワンルームあるんですけどと説明したがやはりこの近辺でないと駄目らしい。時間を貰って捜してみる事にした。
帰宅は午後8時。夕食はマグロ、サーモンの刺身、野菜の煮付け、ポークソテー。ビールは飲まずにゴハン片手にぱくぱく、うんうん、サーモンはやっぱりゴハンに合うねえ、山葵を多めにつけるとこりゃうまいわ、ぱくぱく、ずるずる、はあ、ああ、このポークソテーだけど、もうちょっと塩を利かせて欲しかったなあ、レモンをしこたま振りかけてしょうゆをちょっとたらして、ぱく、うん、ぱくぱく、うまい、うまいってこれで満足なのだ。
夕食後はＴＶをぼんやり見ながら「映画秘宝」を読む。12月はこれまたどう言う巡り合わせなのか『バトルロワイアル』、『ゴジラ対メガギラス』等々見るべき映画が4本もある。1000円になる最終上映を狙ってどしどし行かねばなるまい。しかしやはり『ギャラクシークエスト』は東京のみの公開なのか、馬鹿にしているのか畜生、こんだけシネコンあっても公開しないというのはどういうわけだ、この野郎、本家のスタートレックの映画より絶対うけるのに（笑）。
このころから非常に眠くなり私としては珍しく午前1時過ぎにベッドに入る。久し振りにすとんと寝られたのがウレシイ。
11月27日（月）タンドリー・忍
女子プロレスのインド興行で。この日記、月の終わりが近づいてテキストの量が多くなるとホームページビルダーの反応が遅くなってかなわぬ。ちょっと文字を変換するだけなのにずずっとかいいやがって2〜3秒もかかることがあるのだ。思い余って最新の日記のみ別ファイルにしようかと思うのだが、アップロードの手間が掛かるしなあ。それに私自身人の日記を読む時は半月分とか1日分読んだだけで別のリンクに飛ばなくてはならないというのが面倒くさく感じてしまうタチなので、やっぱこのままのカタチで続けようかな。
本日は仕事。とは言え公演の疲れが全身に重くのしかかり出社するのがやっと。最小限の仕事をするのが精一杯だったりするのだ。そんな時に限ってお客様の来訪が多かったりするのだから皮肉なものである。途中、獅子児さんに電話。唐沢さんを無事空港までお送りしたとのこと。ようやく実質的な公演が終わったと安心する。獅子児さん、どうもお疲れ様でした。
昼飯はダイエット、ダイエットと言いつつ郷屋のラーメン。タチのいいスープが疲れきった私の胃を優しく癒してくれる。午後2時過ぎからお客様をお一人御案内。説明に熱が入らなかったせいか、どうも気に入っていただけなかったよう。後日別の物件案内を約束する。それから管理物件の見回りなどして午後8時半にいったん帰宅。食事して供出分のテレビやビデオを持ってきてくれるというぴんでんさんを待ちうけた。
午後9時半近くになってぴんでんさん来訪。事務所に来てもらってＡＩＱの備品関係を倉庫に運び込む。この際、打ち上げの仕切りの悪さを指摘されてしょげる。確かに私ももう少ししっかりしなければならない。さもなければこのＡＩＱ自体が立ち行かなくなってしまうぐらいの自覚を持つべきであろう。それから事務所でいろいろ話して、また私の自宅にテレビ、ビデオ、スピーカーを運び込んで午後10時すぎにぴんでんさんが帰って行った。いや、遅くまでどうもすみません。
その後シャワーを浴びて昼間買ってきておいたなをきさんの「カスミ伝△」を読んだ。カスミ達が電脳世界に取り込まれいわゆる顔文字だけで表現される1篇に抱腹絶倒。また腰を痛める。それからＣＳで「サタデーナイトライブ」疲れているのだから早く寝ろよオマエ。しかし午前2時を過ぎて床に入りうつらうつらしたと思ったら目が冴えてもう眠れない。しかたないのでＴＶを見て、タバコを吸い、オナニーして午前5時近くになってようやく夢の国に忍び込む事ができた。
11月26日（日）レストアのジョー
“レストアという字は明るい日とかくのね” 好い加減にしやがれ。本日はオタクアミーゴス第3回九州公演の日、ぴんでんさんのマンションで午前7時に起床。素早く身支度を拵えて半過ぎに出発する。私は近くの地下鉄の駅で降ろしてもらい、一路西新パレスへ。ぴんでんさん、ZUBATさんは香椎の駅を回って魔朱妲愛普羅さん、当日手伝いのオオクボ君を拾い機材の積み込みをするのだ。
私は首尾良く8時20分過ぎに西新パレスへ到着。途中、「私、電話じゃおきないんですよ」と言っていた為ちょっと遅刻を心配していたロデム君と出会い、一安心する（笑）。ひとまず本日の集合場所となっている西新パレス下のミスタードーナッツに入りコーヒーとパンで腹ごしらえ。そうしているうちに三々五々スタッフが集合してきたので簡単な打ちあわせをおこない、午前9時に西新パレスに入場しただちに会場設営にとりかかる。
午前9時半近くになってからぴんでんさん達の機材チームが到着。会場設営はほとんど終わっていたのでその人員の大部分を割きアンプやプロジェクター、スクリーンなどの音響映像機材をわっせわっせとはこびこむ。前日のリハーサルを念入りにやっていた甲斐があって接続そのものは短時間で終わったのだが、ワイヤレスマイクのハウリングの調整やスクリーンとプロジェクターの位置決めに少々手間取っていたようだ。それでも機材担当のkouさんが昼飯すら食べられなかった昨年に比べると驚くほどスムースに事が運んでいる。午後12時過ぎには全ての準備が終わり全員が揃って弁当を食べることができた。この前後にお三方も会場入りされてさあ、後は開場を待つばかりである。
しかし受付の準備などで思わぬ時間がかかり当初午後12時半であった開場を30分繰り下げることになってしまう。受付でお待ちになっているお客様に口頭でその旨を伝えさらに数枚の告知ポスターを急いで作成し会場のあちこちに貼った。当日来ていただいた方々、どうもスミマセンでした。
午後一時きっかりに開場、お客様が会場に吸い込まれて行く。私は受付にいて会場内をちらちら覗いていたのだが福家書店のブースに人山の黒だかりじゃなかった、黒山のひとだかりができていて岡田斗司夫さんの同人誌「超オタク」やお三方の著書が飛ぶように売れているようだ。やはり熱心な人が多いのである。
午後一時半、いよいよアミーゴスの登場、長めの前振りトークを経ていきなり福岡では初の『ファイティングマン』上映だ！あの変身シーンで異様などよめきが沸き起こる。今年こそは『ファイティングマン』をと、唐沢 俊一さんにしつこいくらいお願いしていたのでこの反応はウレシイ。思わずこころの中でガッツポーズだ！この後もエンディングまで笑いの絶えない『ファイティングマン』なのであった。
この後私はしおやさんと交代して受付を変わる。この時点で14枚の当日券が売れているということを知り驚く。なにせ、第１回、第２回の公演とも当日券は５.６枚しか売れていなかったのだ。この公演の主催者としてこれほど喜ばしいことがあるだろうか、いやあるはずはないとヘタな漢文の解釈風にうきうきしているとさらに２名のお客様が御来場、ほんとこういうのはスタッフ冥利につきるよな。
午後５時過ぎに好評のうちに公演が終了。続けて唐沢 俊一さんと岡田斗司夫さんのサイン会へと移行する。その間に椅子や机、使用機材を片付け撤収の準備を整えていくスタッフ達、この辺の手際の良さは3回目だということだけではなく（なにせ、市内在住スタッフの大半が入れ替わっているのだ）会場の下見を繰り返し打ち合せを重ねた効果があったのだろう。特に機材の運搬、撤収に尽力してくれたぴんでんさんには感謝の言葉もない。
公演終了後、お三方とスタッフ全員で恒例の記念撮影、謝礼をお渡ししタクシーでホテルへ戻っていただく。獅子児さんに会場料金の支払いをしてもらって当日スタッフの皆さんはここで解散し各自打ち上げの会場へ向かってもらうことになる。私は寝太郎さん、anieさんと自宅へいったん戻ってタクシーを使ってお三方の宿泊しておられるホテルへ向かう。その後お三方を御案内して打ち上げ会場へ。
午後８時すぎから打ち上げ開始。ぴんでんさんたち、機材チームもほどなく合流したのだがこの時点で席が足りなくなり彼に不愉快な思いをさせてしまった。本当に申し訳ない。午後10時15分に打ち上げを終了、締めはこれまた恒例の唐沢 俊一さんによるオタク３本締め。
全体的にみて今回の公演は唐沢 俊一さんのワイヤレスマイクの不調や打ち上げでの不手際など幾つかのトラブルがあったものの、昨年の公演より約20人増しの188人という観客を集めておりまずまず成功だったと言えるのではないか。目標の200人までは届かなかったものの来年にむけてのよき教訓が得られただけでもよしとしなければなるまい。個人的には打ち上げの後で唐沢 俊一さんにカラオケを付き合っていただいたのが望外の喜びであった。
11月25日（土）おお、かに玉、かに玉、助けてパパヤ
左卜全の好きなもの。本日はいよいよオタクアミーゴスのお三方が来福される日。この日ばかりは事務所を休み、午前中から会場内の貼り物やチラシを拡大コピーしたりなどする。ＡＩＱスタッフの獅子児さんとの待ち合わせが12時半だったのでその時間に間に合う様私の供出分の小型ＴＶやＶＴＲなどを車に積み込み、正午きっかりにいよいよ出発。博多駅前にて首尾良く獅子児さんと合流しこれからの段取りを話しながら福岡の有名蕎麦屋の“ひさや”でざる蕎麦をすする。
午後一時過ぎに福家書店天神店に赴き、当日会場で売る岡田斗司夫さんの同人誌「超おたく」やお三方の著作を店員のＮさんに手伝って頂いて車に積み込む。その際、前売券の売れ行きを聞いてみると18日から14枚も売れている由。よしよし順調だ、昨年はこの公演直前の伸びが無かっただけに嬉しくなる。その後天神南のファミレスでZUBATさん、ロデム君と待ち合わせ。フツーのファミレスでフツーのお客さんがたくさんいるところでこそこそと後ろめたくおたく話。この間にも公演についての問合せが3件ありますます嬉しくなってしまったのであった。
午後3時すぎに先に機材レンタルのショップに向かったぴんでんさんを追っかけるように出発。各人の荷物や福家書店の販売物でいっぱいの後部座席にZUBATさんとロデム君を押し込んだら「こんな狭いところに乗れませんよう、ぎゅう」「やかましい、しばらくそこでじっとしてオレ」と足でげしげし押し込んで無理やりドアを閉めた。
午後3時半に福岡市東区のとあるレンタルショップＡに到着。ぴんでんさん、ZUBATさん、ロデム君に機材の受け取りを任せて私と獅子児さんは近くのスーパーでお茶などこまごましたもののお買物。それが済んでからぴんでんさん提供の（笑）の倉庫に機材や必要物品を集約させて映像、音響セッティングのリハーサル。既にレンタル業者から詳しいレクチャーを受けていたのですらりすらりと結線できてしまう。プロジェクターの画像調整など細かいところまで詰めてリハーサル終了。私は一足先に車を置きに自宅へと急いだ。
そのままバスに飛び乗り天神から地下鉄で福岡空港へ。既に到着していた獅子児さん、ぴんでんさん、ZUBATさん、ロデム君と共に胸をどきどきさせながら（笑）、アミーゴスのお三方の到着をまった。定刻より10分ほどおくれてお三方が御到着。ぴんでんさんの乗用車で天神のホテルまでお送りした。我々は地下鉄経由にて天神へと戻る。
ホテルでチェックインの後、しばらく休んで頂いてから岡田斗司夫さんと唐沢 俊一さんを福家書店に御案内。眠田 直さんは飛行機酔いのせいか体調が良くなかったのでそのままうちいり会場へと向かっていただくことになった。福家書店にて岡田斗司夫さんたら「これ、あれでしょ、写真集、ビニールかける前の、見放題でしょ」聞いている我々ははやげらげらである。ちなみに最近の写真集は出荷の段階からシュリンクパックされているそうで店員さんと言えども見ることはできないそうだ。
福家書店からタクシーを使って今夜のうちいりの会場である中洲の鳥料理専門店“鳥膳”に向かう。私のつたない乾杯の挨拶のあと、ようやくうちいりが開始したのであった。幸い、ここの料理はお三方に大好評で岡田斗司夫さんと唐沢 俊一さんは店の通信販売の柚子胡椒をその場で申し込んでおられたほど。美味い焼酎に酔って遅くまで唐沢 俊一さんをお話できたりなんかして今日の俺は日本一の幸せ者、だな。
その後唐沢 俊一さんをホテルまでお送りし私とZUBATさんはぴんでんさんのマンションにお泊り（はぁと）することになった。実はうちいりの後、、ぴんでんさんのお知り合いでわざわざ名古屋から公演に来てくれたＩさんと飲もうかということになっていたのだが、いかんせん時間が遅過ぎ挨拶程度しかできなかったのがまことに残念であった。
11月24日（金）アート驚く為五郎
なに？いきなりのキムタクと工藤静香の婚約発表、ワイドショー的に盛り上がるのだろうが、私は今のところちーとも感心がない。どうせ公演が終わるまで世の中の森羅万象に気を配っている余裕などなくテレビを見ていてもほとんどウワの空なのである。幸いといってなんだが、裏モノ会議室も小休止状態であるのでここはひとつ公演に全力を注ぎ、無事終わらせてからまたくだらないことをばんばん書き込むつもりだ。
だらだら、はあはあ、だらだら、はあはあと仕事。しかし午前中にお客様の問合せに答えたのみであとはＡＩＱの仕事ばっかり。ＡＩＱノートをひっくり返してチケット予約者のリストを作り備品の欠品をチェックし、会場の注意書きのコピーをしたりなどする。昼飯は自宅に戻ってインスタントラーメンと冷凍食品のしゅーまい。
昼飯を食い終わってから外出。仕事の用件を済ましてから対唐沢さん迎撃用焼酎兵器「魔王」を捜して右往左往する。普段は在庫を置いているんですけどねえという店を4件ばかり回ってみたのだがいずれも売りきれ、最後に行った店など3日前まで3本あったけどある人がまとめ買いされましてねえとひどい事を言われる（笑）。しかたないので在鹿児島のZUBATさんに抱き合わせ7.500円で売っている魔王セットを買うように指令。急いで事務所へ戻った。
その後午後5時すぎに明日お三方を御案内する水炊き屋の“鳥膳”より入荷が不安視されていた魔王が無事入手できた旨の連絡が入る。あわててZUBATさんに電話して指令を取り消し。なんとかまにあってほっとする。せこいようだがこの手元不如意の折、なるたけ節約できるものは節約しなくてはならないのである。
夕食は肉団子と野菜の炒め物、ハマチの刺身。これらをつまみにビール一缶をうぐうぐやる。今日、母親が買ってきたというお茶がむやみに美味かったのでゴハン一膳をごくごくシンプルな茶漬けにし、醤油をひとたらしゴマをふりかけてじゅるじゅる。うーん、ダイナマイトだぜい。
シャワーを浴びてから事務所へ戻りＡＩＱのパティオに様々な書き込み。その後久し振りにアミーゴス会議室のＲＴに参加。しかしあろうことかあるまいことか突然落とされ再接続ができなくなってしまった。仕方ないのでぴんでんさん、獅子児さんに電話いれ明日のことなど簡単に打ちあわせる。
11月23日（木）ハカイダー明太子
ハカイダーとんこつラーメン、ＪＲハカイダー駅。数書けばいいってもんじゃない。事務所ようやくカーペットが乾いてきて靴下をぬらさずともコーヒーを入れたりする事ができるようになった。しかしまだ微妙に水分が残っているのでタイルカーペットの1枚、1枚が膨れているらしく前のように、えーっ、ウソウソ、これ1枚のカーペットでしょうという具合には収まってくれぬ。縁が捲れあがったりしているのでどうもみっともないこと夥しい。さて、今世紀中にこの状態は改善されるのであろうか。
大フツカヨイで仕事。ううむ、ううむとうめきながら管理物件の見回りやり親父を目医者まで送る。昨日の夕方とどいたチケットの通販分を投函して牧野うどんで昼食。ようやく人がましい状態に戻る事ができた。その後、事務所へ戻って物件整理、ホームページを更新しお客様のご案内など。こちらはうまく行けば来週の半ばにでも決まるであろう。漏水事故の為にのびのびになっていたレッドテール水槽の水かえをやって午後8時半に帰宅する。
夕食は出来合いのヒレカツ、牡蠣フライ、ハマチと鯛の刺身、生キャベツどっさり。ビールを一缶飲んでヒレカツでゴハンを一膳食った。最近どうも食べ過ぎで公演が終わったらまた本格的なダイエット態勢にもどさなきゃな。
その後自室で借りてきていたＤＶＤ『パーフェクトストーム』を見る。画質最高、音響効果はまさに驚くべきもの。しかしなんだ、このストーリーは！漁師さん達が魚が取れないので危険を覚悟で普段は行かないような危険な海域に行きました、そしたら大漁でほっくほく。でも製氷機が壊れたので急いで港に帰らなければなりません、そこで嵐をつっきっていこうとしたらドツボに嵌りましたというんだぜ。ラストは漁船が転覆して登場人物全員がぶくぶく沈んで行くというもう笑うしかないような捻りのなさ。これで感動しろっちゅうんかい、ヴォルフガング・ピーターゼンはよ。エンドクレジットが終わるのを待たず躊躇い無くプレーヤーのエジェクﾄボタンを押してしまいました。
気を取りなおして今度は昨日録画しておいた『スタートレック ヴォイジャー』を見る。オープニングから氷の中に埋まっているヴォイジャー！そうしてどうやらそれを捜索に来たらしいハリー・キムとチャコティ。二人ともえらく老けてるしキムなんかチャコティに対してタメ口聞いているぞ。実はこれは15年後の世界でヴォイジャーは量子スリップストリーム航法中の事故でこの惑星に不時着しキムとチャコティだけが連邦宇宙域への帰還を果たしていたのだ。二人は連邦のお尋ね者になってまで非合法の通信機器を手にいれ時空を越えて15年前のヴォイジャーに警告を発しようとしていたのである。過去と未来の世界が平行してスティーブン・キングの「ＩＴ」（当節はやりのアイティーではない）を思わせるカットバックの手法で描かれており見応え十分。ヴォイジャーの不時着シーンなどＴＶでここまでできるのかと正直呆れてしまったくらいであった。これは疑いもなくこれまでのヴォイジャーの中でのベストエピソードだな。なお、チャコティとキムを追跡するギャラクシー級航宙艦の艦長としてジョーディ・ラフォージが特別出演、さすがこのエピソードの監督だけあるなあ（笑）。
11月22日（水）産休革命
我々はぁ、女の当然の権利としてぇ、一律1年の産休をお、勝ち取らねばならぬう。昨日の水槽漏水事故、濡れたタイルカーペット剥がして干しているのだが、はがせる部分はいいのだ、問題は水槽の下やら冷蔵庫の下になっている部分でこれらは干せないからもうほっとくしかない。ああ、いつになったら乾くことやら。
本日は休み。午前8時半に親父にたたき起こされ車で20分ほどの自動車試験場まで連れて行く。そのままとんぼ帰りで帰宅し、コンビニの調理パンで朝食を取る。午前11時までうだうだして事務所に行き、ネットのチェックと日記つけ。終わってから車で勇躍天神へ。眠田 直さん用の新幹線チケットを金券ショップに買いにいったのだが、こういうところで売っているチケットというのは回数券なのですな。だから途中下車ができないのだ。いったんお金を支払った後でこのことに気づき、あわてて払い戻す。いやー、危ないところであった。
その後福家書店に赴いて売れたチケットの枚数をチェックして店員のＮさんと公演前日の運搬物について打ち合わせ。ついでに取り置いてもらっていた岡田斗司夫さんの同人誌「超オタク」と月刊「Hi-Vi」、ゆうきまさみ「じゃじゃ馬グルーミングアップ」26巻を買ってくる。昼飯はとある喫茶店で豚の生姜焼き定食を食べた。
急いで帰宅しソファーにねっ転がって戦利品をゆっくり読む。「超オタク」、思わず3回ほど爆笑してしまったぜ。その後また事務所へ行ってパティオの書き込みやら弁当の手配やら。うう、日本広しといえども料理屋にあっ、「魔王」って入荷が定かじゃないんですか、じゃあ申し訳ないけれどもこちらで買って持ち込みなんかしていいですかとか言っている代表なんてオレくらいのもんだな。午後6時すぎにアミーゴス公演チケットの郵送申し込みが1件。あー、明日は祭日だし、今から速達で送っても当日まで間に合わないかもしれないぞ。面倒くさいが住所から電話番号調べてもし間に合わなかった場合会場で受取ってもらえるよう手配することを決意した。
それからバスに乗って大手門のしおやさんの事務所へ。アミーゴスのビデオを見てビールなどを飲んでいる内にようやくぴんでんさんが到着。しっしっしと笑いながら3人で近くの居酒屋へ行く。まーた、焼酎をカッパカッパ飲んでいろいろ食べて大騒ぎ。へろへろになってしおやさんと別れ私とぴんでんさんはまーた親不孝通のスナック“Ｓ”へ。仕事の疲れで爆睡するぴんでんさんを尻目に私はまーたＩ嬢とエッチ極まる会話を交わして御満悦。結局帰宅は午前3時半となったのであった。
11月21日（火）今週のお白洲
今週の咎人は代官の平田佐衛門之介と回船問屋の橘屋でーす。現在ドルビーラボラトリーズでは新しいサラウンド方式の“ドルビープロロジックU”が実用段階に入っているそうだ。リアがステレオになりサラウンドチャンネルの帯域制限がなくなっているという。またドルビーデジタルのようなディスクリート方式ではなく2チャンネルでの再生が可能だとか。するってぇと何かい、ひょっとしたら非圧縮なのかい。むむう、惜しい、ＬＤが生き残っていたらドルビーサラウンドに続く第2の標準音声になり得たかもしれないのに。
へへ、この汗の甘酸っぱい臭いというのが好きな人にはたまらんのでしてねと仕事。朝出社すると事務所の床がなんだかおかしい、普段静かなポリプ水槽からしゃーっという音もしている。電気をつけて驚いた。ポリプ水槽から水が漏れ出して事務所の執務スペースの半分が水浸しになっているではないか。どうやら昨日の水換えした時にエーハイムフィルターのジョイントバルブの締め付けが甘くそこから徐々に水漏れしたらしいのだ。
あわててバルブを閉めなおして漏水を止めびしょぬれのタイルカーペットを剥がしてベソをかきつつ乾かす、その下にたまっている水をぶつぶつ言いながらバスタオルで吸い取る。こんなんで1時間も無駄にしてしまった。不幸中の幸いと言えるのはもれ方がゆっくりだったのか約7リットル程度の水しかこぼれていなかったこと。これが水槽全量に及んでいたら当然ポリプは死に、ヒーターは壊れ、フィルターも加熱して下手をすればおしゃかということになっていたかもしれぬ。本当にこの程度ですんで良かった。しかし、この馬鹿フィルターめ、水換え後1時間はそ知らぬ顔をしていてオレが帰宅するやいなやにししと笑ってじゃーじゃー水をこぼし始めたのだ。5年も付き合っているというのになんと薄情な奴なのか。
午前11時半より外出、六本松のＦ不動産からＯ氏の物件の鍵を受け取り、室見へ出向く。引越しが3時からになってしまったので暇つぶしに安全食堂のラーメンをうまいよ、うまいよとうめきながら食い西新のある不動産屋を訪問。とりあえず自社物件の情報交換などする。午後3時に室見へ戻り鍵を渡してようやくこの案件が終了した。最初に電話を受けたのが9月の終わりだったから実に2ヶ月近くをようした訳である。あー、無事すんでほっとしたよ。
急いで事務所へ戻り貯まっていた仕事を超スピードで片付ける。その間アミーゴスの問合せ電話1件あり。帰宅は午後9時になった。夕食は母親がサボったのでカワハギの刺身とネギトロ巻き、ビール一缶飲んでセブンイレブンのカツ丼弁当で締め。カワハギはうまかったんだけどねえ。
本日の「踊るさんま御殿」、出演していた若い役者のマネージャー、楽屋でいいか、俺はドラマ方面のコネがないからな、この番組で少しでも多くしゃべって目立たないとドラマの仕事なんか来ないからなと言っていたと飯島愛が暴露。大笑いする。やっぱ芸能界というところは厳しいもんどすええ。
清水一行「虚構大学」読了。
11月20日（月）火星から来た出川ガール
まずいよ、まずいよ、松っちゃん、まずいよ。とても楽しい夢を見た。どの位楽しかったかというと目が覚めてからシャワーを浴びている間中、余韻にひたりなおかつにやにやしてしまうというくらい楽しかったのだ。その内容はというと・・・、いかん、いかん、こんな事を口にしたら世の中の全ての人に馬鹿にされてしまう。あまつさえ精神病院の救急車が（あるのか、そんなもの）がうーうーとサイレン流しながらすっ飛んできて医者と看護婦さんが降りてくるなり“患者さんはどこですかぁ！”と叫ぶなんて事態にならぬとも限らぬ。まあ、めったな事は口にしないほうがよろしい。
全国汗かき王選手権と仕事。午前中管理物件の見回り、22日のゴミ収集がないことを知らせる文書を作成して全戸に配るなどする。昼近くになってからＯ氏より契約書と必要書類がそろった旨の連絡が入り、受け取りの為西新のファミレスへ行く。もう気が急いているものだからコーヒーも飲まずに書類をチェック、仲介手数料を受け取って挨拶もそこそこに六本松のＦ不動産へ。担当者に契約書を渡してやっと安心。後は鍵の受け取りを待つだけになった。
この後ようやく昼飯、長住のファミレス、“ビックボーイ”にて一口ステーキ大根オロシソースを食った。実はＯ氏には昼飯はもう済ませましたからといっていたのだが、本当のことを話すとまあ、めしでも食っていきませんかということになりしかも彼の性格上、おごられてしまうのは目に見えていたのであえてそうしたのだ。これは私にとってはあくまで仕事でありいくら友人とはいえその辺のけじめはきちんとしておきたかったのである。
ビックボーイ、実は初体験だったのだがステーキ自体はやわらかくとても美味しかった。しかし、注文時にサラダバーはどうですか、ドリンクバーはどうですかとうるさく勧められるのが気になる。そんなファミレスの出し殻のようなコーヒーやひからびかけた野菜など食っていられるものか。断固としていりません、いりません、ステーキとゴハンだけで結構ですと断った。
その後、他のお客様の案内を1件やって午後8時過ぎに帰宅。夕食はエビフライ、魚白身フライ、鳥のささみフライの揚げ物連合軍。わっと喜び無闇にレモン汁振りかけてトンカツソースで頂く。ビールにあい、ゴハンに合い、もうたまらないの。ついつい食べ過ぎてしまった。
その後自室でＤＶＤ『火星から来たデビルガール』を見る。イギリスの寒村にいきなりちゃちなＵＦＯで乗りつけ、本当はロンドンに行く筈だったのが事故でここへ来てしまったといわんでいいことを言う、デビルガール。厚底靴で足元が怪しいロボットをあやつり木や車を蒸発させて、わははは、火星の力を見よといばる、デビルガール。そんなことができるならさっさとロンドンに行け、ロンドンに。
11月19日（日）ツァーリが酷くてゴハンも食べられません
ロシア革命以前の嫁。学生時代の私のアパート、長屋式で部屋代が2万円と当時としても破格に安い、その代わりひどいボロというところだったのだが、私は自分の部屋のトイレに“このドアをくぐるものはすべての希望を捨てよ”、台所の流しに“危険！猛獣が水を飲みにきます”と張り紙をしていたりしたのだ。部屋が部屋なら住んでいる奴もキチガイといったオモムキすらしていたのだ。私のことを良く知っている友人達はただ笑っているだけだったが、たまさか友人の友人が私の部屋を訪れたりすると一様に驚いた顔をしてもう二度とやってこないという、それを当時の私はヒソカに喜んでいたりして、まあ、若気のいたりとはいえ随分恥かしいことをしていたものである。
しゃーっ、ああっ、そんなことされたらおしっこが出ちゃうと仕事。日曜であるのでお客がないと暇でしかたない。午前12時近くになってぴんでんさん来訪、25日の動き方など綿密に打ち合わせ、私の事務所に保管してあった実物投影機やトランシーバーなどの機材を持ち帰る。昼飯は二人で“郷屋”のラーメン、行列ができていて15分ほど待ってようやく食べられたのだがその甲斐はある味。最後に私がカバンを店内に忘れて取りに行くというオチがついた。
午後はある入居者からのクレーム処理に追われる。だいたいこういう時に限ってトイレの水が止まらなくなってしまったりするのは何故なのか。古いマンションなので仕方ないとはいえせめて即修理のきく平日に起こるという訳にはいかないのだろうか。
夕食はアジのたたき、鶏肉とタマネギとニンニクの目の炒め物、コンブ・キュウリ・ホタテ貝柱の酢味噌。サトイモの煮付け。あれこれつまみながらビールを一缶、特に昆布を重点的に責める。後は白菜の漬物でゴハン一膳を食べて締め。前日馬鹿食い、馬鹿飲みした時はこんな健康的な食事がよろしい。
午後9時からＤＶＤ「空の大怪獣Ｑ」を見る。たしかにストーリー・設定は好い加減だがラストのＱと警官隊の大銃撃戦が燃えるッ！これだけでこのＤＶＤを買った甲斐があるというもの。しかし、宝石強盗をからませるならからませるでもっと単純なプロットにすればいいものを、なんでＱの巣を偶然に発見した宝石強盗がその場所を盾に司法取引をせまるというなんとも悪凝りした話にしなくちゃいけないのか。ちょっと理解に苦しんだ。また台詞の録音が悪くかなりヴォリュームを上げなければ聞き取れないのも不満。こういうのは疲れるのである。
シャワーを浴びてから昨日録画しておいた「アウターリミッツ」完全版を見る。なんだ、このクロモ星人というやつは。食料が欲しいのなら欲しいと素直に言えばいいじゃないか、それを隠して研究所の池で勝手に食料を作ったりするから話がややこしくなるのだ。
11月18日（土）クアール茶
ムギ、じゃないよ。寝入りばなにこの日記のシャレを考えている。もともと私は病的に寝付きが悪く酒を飲まない場合、30分から1時間ほどかかってようやく眠りの国に誘われるのを日常としているのだ。この時間が実にもったいないので京都の老舗料亭の女将さん風に“始末せな、あきまへんえ”とせっせとシャレを考えているのである。しかしこれが所詮、寝入りばなのウスバカぼんやり頭で考えているのでなんの役にもたたないの。せっかくうまいシャレを思い付いても翌朝には忘れてしまう、はなはだしい場合など昨夜はあれほど面白く思えたシャレがまるで意味をなしていないということすらあるのだ。昨晩もそのデンで藤田まことと藤原紀香と組み合わせシャレを考えつきベッドの中で喝采まで叫んだというのに今考えてみると、はて、確か藤田というのを藤原と読み替えて、“藤原まこと”というシャレのつもりだったのに、なんだ、これはとなってしまったのだ。かようにつまらないシャレでも毎日続けるというのは難しいことなのである。
プス、ぴー、ビリッってあー、やべえと仕事。昨日までどたばたした甲斐があって本日の仕事は社内業務のみ。管理物件の水道料金の徴収やら物件の整理やら。午前中、廃品回収の日であったので貯まっている物件シートを汗をかきながらわっせわっせと運びだす。昼食は例によって自宅でインスタントラーメンと柿二切れ、まるでコドモのおやつだな。
午後よりちょっと外出し管理物件の見回り等して、午後4時くらいから公演会場の下見に行っているぴんでんさんや獅子児さんに電話を数本。代表でありながら参加できないのはまことに心苦しいのだが仕事なのだもの、しかたないさ、みつをなのだ。午後6時過ぎに下見から戻ってきたしおやさんが来訪。当日の会場に張り出す注意書きについての打ち合わせ。
その後午後7時のバスで天神へ向かう。まず居酒屋“しっとおや”に顔を出し、えー系列店の友膳亭で公演の打ち上げを予約したのでチラシを置きなさいと店長を脅迫。それから福家書店にいってチケットの枚数を確認、また店員のＮさんと当日会場で売る本の運搬方法について簡単に打ち合わせする。ついでに岡田さんの同人誌“超おたく”の取り置きを頼む。むっしっしっし。おっと忘れるところだった、福家書店の本日までのチケット売上は105枚、なんとか獅子児さんと予想した最低枚数には届きそうである。でも多く売れる分は一向に構わないのでみなさん、どんとどどんと買ってたもんせ。
午後8時よりアクロス福岡地下のしゃぶしゃぶ屋にてミーティング兼飲み会。出席者はオレ、ぴんでんさん、獅子児さん、魔朱妲愛普羅さん、Ａさん、それに当日手伝いのＯ君。3.000円で飲み放題食べ放題なものでみんな意地汚く注文する、する（笑）。ぴんでんさん、何故か勝ち誇ったようにラストオーダーを告げにきた店員さんにならば生ビール6杯と叫ぶ。私はもうこの時点で生ビールだけでへろへろという誠に持ってシアワセな状態。途中、藤原御夫妻と劇団仲間の人達が来られたが人数が多過ぎ御一緒できなかったのが残念であった。
我々はそれからさらに中洲のカラオケ屋に行き午前2時まで高歌放吟、前夜あまり寝ていなかったものだから途中からもう眠くてたまらない。これからラーメンを食べに行くというみんなと一足先にお別れ、タクシーで帰宅しそのままベッドに飛び込んで寝る。
11月17日（金）日常左談志
一口に日常といっても人それぞれでしてな・・・。2ちゃんねるの噂板、日航機墜落事故の真相というスレッドにあれは国家の重大機密を握った人物が乗っていたので自衛隊機に撃墜されたのだと主張している人がいて大笑い。なんでそんなジェームス・ボンドみたいな真似をせねばならぬのだ。よしんばそんな人物がいたとしてもちょいと拉致して始末してしまえば済む事ではないか。そりゃあさ、森に木を隠すというチェスタートン的な考え方もあるけどいくらなんでも森が大き過ぎるよ。これが某北の国のテロだというのならまだ話が分かるのだけどね。
しゃーっ、ああ、こんな恥かしいところを見ないでと仕事。朝1番にメールで物件探索の依頼あり。午前中いっぱいかかって良さそうな物件を選びとりあえず、日曜の案内を約束する。昼飯はまたも自宅に戻って冷凍ラーメン。折良く貰物のチャーシューやネギがありそれぞれをきってトッピングする。なんとなく特をした気分になる。
その後外出してガソリン補給やら銀行の用件を済ます。帰途、ブックオフによって小松左京「日本アパッチ族」、「ミナミの帝王」20、23、24、27をそれぞれ100円で買う。事務所へ戻って書類仕事で午後の時間を費やした。午後5時半にF不動産よりO氏の物件の契約書類が完成したという電話があり急いで取りに行く。O氏と午後7時に薬院駅にて待ち合わせ近くのロイヤルホストで書類の受け渡しと書き方の説明。ああ、これでなんとかなりそうだ。1ヶ月近くもかかっただけに感慨ひとしおである。その後事務所へ戻って仕事を終わらせ帰宅したのが午後9時となった。
夕食はカワハギ鍋の小鍋たて、サーモン、ハマチの刺身。ビール一缶飲みながらこれらを平らげ一膳分のご飯を使って雑炊を作り締めとする。んーしかし、やはりカワハギというものはいいものだなあ。これが安値で簡単に手に入るのだから福岡も捨てた物じゃない。
それから自室に篭り「日本アパッチ族」を読む。午後11時にシャワーを浴びてまた事務所へ行きアミーゴス会議室のRTへ参加を試みるが11時45分までまっても誰も現れず諦めて帰ってしまった。録画しておいた「ぐるない」、「うりなり」を見ながら「日本アパッチ族」読了。
11月16日（木）湯浅 beautiful
to me. 昭和ガメラのファンか。東野英心死去。NHKの大河ドラマを見ない私にとっては「あばれはっちゃく」の父親役しか思い出せない。情けないことである。悔しがっていたらそうだ、まだテレビ東京が東京12チャンネルだった時代にやっていた「私は名探偵」という推理ヴァラェティー番組の問題VTRでしょぼくれ私立探偵をやっていたのを思い出したぞ。安アパートからぼろぼろの軽自動車に乗って御出勤、ちんけなコートを翻してちびた鉛筆なめながら事情聴取するといういくらなんでもこんなべたなという演技であった。ああ、懐かしいなあ。ちなみにその時の解決編は日めくりメモの破き方で犯人が左ききだと見破るという好い加減なもので、こんなの綾辻行人だってやんないのである。
掲示板にアウトサイダー氏が御来臨、これでこの掲示板も一人前になったわいとニヤニヤする。唐沢さんの一行知識掲示板までとはいかないまでも新しい人が来てくれて発言数が増えるというのはやっぱり嬉しいもの。これですこしはカウンターが回ってくれるかな。
じょーじょーじょー、げっぷと仕事。午前中、O氏の物件に掛かりきり。管理先の不動産屋より市内在住の保証人をつけてくれとの連絡が入ったためである。たかだかン万円の物件でここまで要求されたのは初めて、いろいろと勉強になる仕事ではある。それにしてもこのデンで行くと地方から出て来た独身者はマンションを借りられないということになってしまうがあれくらい古い物件でこんなに威張ったことを言っていて大丈夫なのか。
昼飯は自宅に戻ってインスタントラーメン。母親の足が悪化して歩くことができないと言うので銀行への振り込み、買物を代わりにやることになった。あんまり事務所を空けたくないので急いで銀行、スーパーを回ってくる。なんとか午後2時少し過ぎに帰社することが出来た。その後ちょっと休んで物件整理、管理物件の水道検針、ゴミ収集の注意書き作成などやってもう忙しいのなんの。午後6時すぎに別のお客様が見えられてとある物件の説明。ようやく全ての仕事が終わったのが午後7時半。
本日は午後8時半から保証人代行システムの件である金融会社の社長とお会いする事になっていたのだが、都合が悪く来週に延ばしてほしいとの連絡が入る。なんだ、こんなことならぴんでんさんとの約束を断ることはなかったのだ。ぶつぶつ言っても仕方ないのでレッドテール水槽の水換えをやって帰宅。
夕食は前述の通り自分で買ってきたマグロの刺身、筋子の醤油づけ、ヒレカツ。この筋子、3パック1.000円という値段の通り、明らかに他の魚の卵をそれらしく着色しているマガイ物らしい。皮が固くてつぶを引き剥がすのに大苦労するアリサマ。それでも山葵醤油をちょっと垂らして食べるとビールにもゴハンにも合うのである。オレってつくづく安上がりな男やね。
夕食後は自室でDVD『カリートの道』を見る。実は注文していた『火星からのデビルガール』と『空の大怪獣Q』が届いていたのだけれどやはり『カリートの道』には勝てなかったのだ。
11月15日（水）マッサカサマ慶子
あの大女優が『さくや妖怪伝』なんかに、ううっ・・・。これはこのシャレの技法上の問題であり私はけっして『さくや妖怪伝』を嫌っているのではない。誤解しないように。むしろ好きなんだから。アメリカ大統領選挙、今だ決まらず。あろうことかあるまいことか得票数を手で数えるべきかいなかという暢気な裁判まで起こされる始末だ。この20世紀の最後の最後にこんなドタバタ劇で我々を魅せてくれるとはさすがに世界最強国家の大統領選挙だね。
本日は休み。何時ものごとく午前9時半に起きてシャワーを浴び、コンビニのパンで朝食。10時過ぎに事務所へ行ってネットのチェックなどし半になってから車で西新パレスに向かう。現地でぴんでんさんと合流、さっそく会場の機材下見にかかる。照明のスイッチの確認、コンセントの場所、プロジェクターの置き場所等々をあーでもない、こーでもないと約1時間を要して検討、それから会場事務所へ机、椅子を含めた会場使用料の見積もりを依頼してようやく下見を終える。このあと、学園祭が行われているであろう西南大学へ向かったが途中張り出してあった看板で今日は前夜祭のみであることを知り西新パレスに引き返した。やれやれ、危うく福岡大学と同じマチガイをしてしまうところであった。
ぴんでんさんと車2台を連ねて天神へ向かう。ちょうどお昼時であったので赤のれんでラーメン定食の昼飯、ぴんでんさん、ギョーザ3個、ミニチャーハン、ラーメンでは物足りなかったのか替玉まで注文、ちょっと驚いた（笑）。その後、福家書店へ行ってアオリ文句を書いた紙を届ける。これを公演のポスターに貼りつけ更なる集客を狙おうという作戦。うまくいってくれるといいのだが。また店長さんと当日会場で売る本の運送について打ち合わせする。
ここでぴんでんさんと分かれ私はまた車を駆って福岡大学へ。以前と同じく福大病院の駐車場に車を止めとぼとぼ歩く。とぼとぼ歩いてチラシを置いてもらっているチケットピアのブースへ行ったのだがちょびっとだけしか減っていなかったのでちょびっとだけ補充。帰りの道程がなんと遠かったことか。1件本屋をひやかして午後3時半に帰宅。ステレオで「サウスパーク映画版」のサントラを聞きながらうつらうつら・・・。気持ちいいったらありゃしない。
午後5時からまた事務所へ行って日記つけやメールの返事など。これに約2時間を要した。夕食はオデン、ビール一缶で卵,大根、牛筋、ちくわなどのねたを飽食。でもやっぱり巾着はモチが入っているほうがいいなあ。膨れ上がった腹をさすりながらCSで「スタートレック・ヴォイジャー」を見る。未知の異星生物に寄生されたべラナの命を救うためにこの分野の第一人者であるカーデシア人医師のホログラムを作製するドクターとハリー・キム。このホログラム医師は予想を越えた活躍振りを示すが、カーデシアのベイジョー占領時に残酷な生態実験を行っていた事実が明らかになって・・・。ジェーンウェイの割きり方に今一つ納得のいかないエピソードであった。
シャワーを浴びてから今度は昨日買っておいたDVD『サウスパーク vol4』を見た。老人ホームに慰問に来たといいながら老人達を“サウスパークファンに挨拶しないか、このくたばりぞこない！”と怒鳴りつけるマットとトレイのすがすがしさよ。
11月14日（火）マッサカサマ元帥
晩年の不遇さを思うと、ううっ・・・。先ごろ開設された見えない世代氏のホームページの掲示板で我らがアウトサイダー氏がアミーゴス九州公演の時期にちょうど出張が入っているから行こうかなと御発言。わうっとのけぞってしまう。一瞬、是非お出で下さいませとレスをつけようとしたのだが、唐沢さんによって裏モノ会議室を利用拒否設定されたお人である、まずくすれば唐沢さんの御気分を損ねてしまう恐れがあると考えたので安易なレスつけはやめておいた。しかしアウトサイダー氏、出張でなんて言っているけれども本当は来たくてくるんじゃないだろうな（笑）。
しゃーしゃーしゃ、しゃじゃじゃぼんと仕事。昨日の物件の入居申し込み書がO氏よりFAXされてくるのを待ちながら事務書回りの掃除、書類仕事などやる。なかなかFAXは送られて来ず、待ちあぐねてO氏に直接物件を管理している不動産屋へ送るよう頼み、昨日借りた鍵を返しに行く。室見、港、六本松と回ってついでに入荷の連絡のあった『サウスパーク vol4』を天神のビックカメラに取りに行った。最初はこれと『ブラックレイン』を買うつもりだったのだが、気がついてみれば手にしているのはアル・パチーノ/デ・パルマコレクション『スカーフェイス』、『カリートの道』の2枚組DVD。ま、いいか、これで。
昼飯はカップラーメン、コンビニお握りつき。ようやくFAXが送られてきて管理先のF不動産の担当、K氏と入居日について話あい、結果をO氏に連絡。その後も、必要書類やなんだのの連絡であっと言う間に携帯のバッテリーが上がってしまった。他のお客様の御案内やAIQの仕事をしているうちに時間が矢のように過ぎて帰宅は午後8時半。
夕食はカワハギ刺身、生野菜、ハンバーグ。刺身でビールをあぐあぐじるじると飲み、ケチャップを塗りたくったハンバーグでゴハンを一膳。また例のタレでキャベツの千切りをむさぼり食う。あー、うめー。それから自室に戻って『スカーフェイス』を見る。実はお恥かしいことに私はこの名作を見ていなかったのだ。
ある麻薬密売組織に入り込んで大ボスの知遇を得るやいなや、金と女という誠に分かりやすい柳沢きみお的上昇志向でもって出世していくパチーノ。ついには大ボスに成り代わって麻薬業界の大立者になってしまう。ついでにちゃっかり大ボスの情婦まで手に入れるしたたかさ。こうして成り上がり者の頂点を極めたパチーノであったがあらゆる悪行に手を染めたが、女子供だけには手をださないという彼の最後の矜持がアダとなりコロンビアのコカインカルテルの軍勢に雨霰と弾丸を打ち込まれて息絶えるのである。彼のこの生きざまの余りのカッコ良さに映画が終わった後しばらく動けなかったほどであった。
感動を引きずりながらシャワーを浴びて録画しておいた「踊るさんま御殿」を見る。やはり伊集院の喋りは秀逸、私もこういう語り口を目指さなければならぬ。それから「ガチンコ」は録画しそこねていたけど、これはどうでもいいのである。
11月13日（月）ロデム、ロデム、五香のすりきれ
あれは何にでも化けるからな、転じてどんな仕事でもやっていけるような子に・・・。唐沢さんの11月12日の日記、私と同じ“体固めに鐘は鳴る”のシャレが使ってあった。無論、偶然の一致であろうがかの才人と同じ発想の仕方をしていたというのが嬉しいのだ。これで毎日毎日足りぬ頭を必死でこきつかい下らないシャレを捻り出してきたかいもあろうというものである。
やっぱり寒い、じょぼぼ、じょぼ、じょぼじょと仕事。朝1番に昨日O氏より依頼された物件についての問合せ。その結果をO氏に伝え午後6時から3件の物件の案内を約束。その他書類仕事など。昼飯は久し振りに“一蘭”でラーメン、ここのラーメンは何故かやたらに腹に持たれるので夕食が遅くなるであろうと思われる今日のような日にぴったりだと考えたのだ。この目論みは見事に当たって午後9時半に夕食を食べるまでまったく空腹を覚えなかった。やはりここのラーメンはいろんな意味で凄い。
ばたばたと会社の仕事、AIQの仕事、メールの返事などを書いて午後4時過ぎから外出。案内予定の物件の鍵を3軒の不動産屋を回って集める。待ち合わせまで多少時間があったので場所の下見でもしておくべえと思ったのがオオマチガイ、この室見というところ、一丁目から五丁目まであるのだが、その四丁目だけ区画整理されておらず車の離合はおろか通りぬけすら容易でない魔窟となっているのである。ホンの50メートル先のマンションに行くのに車をこすりそうな細い細い細い細い道をぐるぐる回り30分ほどかかってしまったのだ。くたくたになって地図の上に場所を書き込み休む間も無く待ち合わせ場所まで戻った。この際、渋滞を覚悟で大通りを使ってみたら5分で到着。なんということだ、畜生、オレの30分を返せ。
午後6時半にO氏と合流し案内。2時間近くかかって案内を終え、唐人町の駅まで送る。最初の1件が気に入ったとのことなので明日さっそく入居申込書を書いてもらうことにした。こんどこそ決まるであろう（笑）。それから酒を買って事務所へ戻りAIQパティオへ書き込み、前メンバーのK君に当日手伝い依頼の電話をして事務所を閉めようやく帰宅。
夕食は珍しいことにエビフライと牡蠣フライ、おまけにハマチの刺身、生野菜という豪華メニューであった。2日振りのビールをズキュ、バキュ、ゴキュ、ゴキュッと飲みながらマヨネーズにちょっぴりのケチャップを混ぜ、レモン汁を加えながらインチキ洋食屋のソースというものを作りエビフライ、牡蠣フライのフライ連合軍を迎え撃つ。ゴハンも一膳食べてあー満足だ。
11月12日（日）干支の花嫁
うっとこの嫁はな、龍年と決まっているんじゃけん。寒い、寒い、寒い。無闇矢鱈に寒い。オーストリアケーブルカー火災現場の犠牲者は暑かったのかもしれないが、オレは寒い。かといってストーブ、ファンヒーターなどの暖房器具をだすほどではないというこの中途半端さが憎い。仕方ないので毛布にくるまって震えながらCSで録画した映画をみるというはめになる。頼むからもっと寒くなるか、暖かくなるかどっちかにしてくれい。
じゃーじゃーはあ、ぷるぷると仕事。定時に出社してコンビニのパンで朝食。ゆるゆると書類仕事する。昼飯は昨日と同じクノールカップスープポタージュ。朝飯を食っていればこれで十分である。昼休に天神のビックカメラへ架電、「サウスパーク vol4」の在庫を確認するが予想通り売りきれ。畜生とうめいて取り寄せを依頼する。前回の入荷分が同じくあっという間に売りきれてサウスパークの人気の程は良く分かっているだろうに何をやっているのか。
午後4時近くにO氏来訪、前回案内分で決定していたのだがある事件が起こってその物件への入居は取りやめ、もっと条件の違った物件を捜して欲しいとのことである。とほほほ、またやりなおしだああ。1時間ほど掛かってよさそうな物件を4件選び出し明日案内することになった。
その後、アミーゴス公演の問合せに答えたりパティオ関係に書き込んだり、他のお客様の物件を探索したりして午後8時帰宅。夕食は関アジ生干し、ハマチの刺身、生野菜というヘルシーきわまるメニュー。今日もビールはやらずにごはんをアジをオカズに一膳、生卵をかけて一膳。仕上げはやっぱりコーヒーなのだ。
自室で2時間ほどテレビを見てうだうだ過ごし、シャワーを浴びてからCSで録画しておいた『遥かなる国の唄』を見る。小林旭がトランペッターとしてまた楽団マッハ（笑）のバンドマスターとしてスターを夢見るという異色作。イキオイよく大手プロダクションから飛び出して独立したのはいいが泣かず飛ばずの毎日、その時たまたまフィリピンから生き別れの母を日本に捜しにきた混血児トミー（山内 賢）と出会った小林旭はヨシ、この感動のエピソードを武器にマスコミに売り込んでやれとほくそえむ。その目論みは見事にあたって楽団マッハとトミーは人気者になるが・・・。ラストがあまりにも日活的な人情話なのが鼻につくが、軽妙なストーリー展開が楽しい快作。歌手となった山内 賢がべたべたのクルーナーなのが笑えます。
あまりの寒さに映画が終わるやいなやソソクサとベッドに潜り込んだ情けないオレなのであった。
11月11日（土）見サルサ、聞かサルサ、言わサルサ
しかし、どうしてラテン系の踊りというのはああ、すけべえなのかねえ。平成ガメラ三部作のDVDボックスが来年3月に発売される由。オーディオコメンタリー等の豪華特典ありとのことであるが、肝心の本編の仕様が新聞に載っていない。特典の内容を詳しく報道するくらいなら、頼むから、音声仕様、たとえば5.1チャンネル音声だとか、映像はスクイーズで収録などということをきちんと知らせて欲しい。これをしないからまさかと思うが特典ばかりに力を取られてドルビーサラウンド音声でレターボックス収録なんてことになるんじゃないだろうな、よもやと思うがそんなDVDおらぁ買わないからななどと考えてしまうのだ。
ばり、ばりばり、ぼっとんと仕事。午前9時ちょっとすぎにぴんでんさんを送り出して出社。午前中、ある物件担当の不動産屋へ入居申し込み書をFAXする。25歳の男性で遅いコドモだったらしく御両親がすでに年金生活に入っておられるので叔父さんを保証人にしていたのだが、明らかに支払い能力のたかい叔父さんよりも実の両親を保証人にしてくれと断られた。急ぎお客様に連絡を入れて保証人変更の件を伝える。しかし、なんだな、ここらへん不動産屋によって対応がまちまちなのだよな。こういう場合、両親では断られこともあるし、今回のように“いや、やっぱり両親のほうが確実だから”と言われることもあるのだ。えっ？ウチはどうかって？そりゃあ、やっぱり叔父さんの方へお願いすると思いますね。
たっぷりとした朝飯を食っていたので昼はクノールカップスープのポタージュ70Kcalで済ませる。ねとねとした食感が二日酔の胃にとてもやさしい。それから外出もせず一生懸命物件整理。時期が時期だけにあまりぱっとしたものがないのは仕方ないか。午後6時半にAIQのしおやさん来訪。アンケート、ネタリクエスト用紙の元ネタを持ってきていただいたのである。これを某所ですばやくコピーして完成させるのだ。その後、30分程とりとめのない話。花屋さんの経営の実態を聞いて驚く。
午後7時半に帰宅。夕食はハマチ、マグロの刺身、水炊き、ゴハン。ビールは無。ちと寂しいが昨日飲み過ぎたからな、我慢、我慢。その後午後9時からCSで「アウターリミッツ」、「サタデーナイト・ライブ」を続けて。ザンティ星人のこまかな特撮にびっくり。ちらりちらりと音をたてながらおそらくコマどりで人面蟻が追っかけてくるのである。あー、気色悪！
殊能将之「美濃牛」読了。なんだか焼肉屋のようなタイトルだが期待にたがわぬ面白さ。寒村の旧家における連続殺人といういかにもな設定であるがそれをスピーディに読ませるストーリーテリングに感心した。実は被害者が殺人者を待ち伏せていてその為に殺人者のアリバイが成立してしまうというトリックににやりとする。やはりこの人はミステリというものをよく知っておるわ。
11月10日（金）俳号、俳号
句会だ、句会だ。腰の痛みもようやく落ち付き、まあ一安心といったところなのだが、掲示板にしげさんの次のような書き込みがあった。うふふふ、それは間違い無くぎっくり腰ですよん、サポーターつけなければ駄目ですよん。たいそう落ち込む（笑）。今までこの年齢にしてはあまりオトロエというものを自覚していなかったのだが、そりゃあ体力は落ちたけどもともと運動が苦手で大キライだから関係ないねとすましておったのだがついにサポーターをつけねばならぬようになってしまったのか。これでもう肉体的にはまぎれもなく36歳であることを思いしらされてしまったのだ。あーあ、やっぱりオレはおじさんだ、公演終わったら精密検査うけようかと真剣に悩んでいる。
びちびち、ぷすーっと仕事。Ｏ氏のマンションが決まったので入居申し込み用紙をファックスする。この条件で大家さんのＯＫが出れば契約書の発行、はれて無事契約の運びとなる見込み。何かと慌しいのだがこのクロージングの作業はなんどやっても楽しい。そうだよな、これが無きゃ不動産屋などやってられないよな。
昼飯はまたも自宅でインスタントラーメン。せめて“牧野うどん”で370円のきつねうどん食べたいがそれすら適わぬほど財政状況が切迫しているのだ。この先、最終ミーティングにともなう飲み会、アミーゴスのお三方の歓迎会、公演終了後の打ち上げ等あるので無駄遣いなどしていられない。
終業後、ぴんでんさんに迎えにきてもらって室住団地へ。前の会社の同僚であるT氏なじみの居酒屋で飲む。実は公演に際して椅子並べなどの準備をT氏に手伝ってもらうのでそのちょっとした顔合わせのようなもの。ここで12時過ぎまでわいわい焼酎を飲みまくる。ぴんでんさんとT氏、初対面と思えぬほど話が弾んでいた様子で私としても嬉しい限りだ。へろへろになって店をで運転代行を使ってぴんでんさんと共に帰宅。ぴんでんさん、運転代行の人にいや、このナビゲーター凄いでしょうと無闇に威張りまくるのが楽しい。
自宅近くのコンビニでビール、夜食などを買って戻ったのだが私、すでにべろんべろんでありぴんでんさん用の布団を用意するのがやっとであった。
11月9日（木）伊勢田パレード
意味が分からない人はオタクアミーゴス第3回九州公演にくること。とある紀行漫画で知ったのだが関が原の合戦で東軍へ寝返った小早川秋秀の陣は現在の松尾山登山口から徒歩で40分もかかるところに位置していたという。ということは秋秀の軍はこんな山の中腹から山道を駆け下ったのち白兵戦に突入したのか。いや現在の軍事的常識からは考えられないほどの体力・持久力である。もしオレなどがこの中にいたら5分と走らぬうちに疲労で足をもつれさせ、すっころんだところを後続の足軽達に踏み潰されて頓死してしまうのがオチであろう。
ぶりぶりぽっとんと仕事。昨日のプチぎっくり腰のせいでいまだに腰が痛い。大した痛みではないのだが物件の展示ラックなどを店頭にだすとき気を使わねばならないのが困る。なるたけ腰に負担をかけぬよう腰をまっすぐにして腕の力だけで持ち上げて運ぶ。そうして運び終わると安心して溜息。すっかりジジイだな、オレは。
午前中に昨日とどいていた物件の整理を終わらせ来週案内予定の物件の下見。分譲賃貸なのでエントランスの作りなど全体的に豪華なもの。これで家賃がウン万円なのだからかならず決まると信じているのだが。途中自宅によって買い置きのインスタントラーメンで昼食をすませる。午後は事務所で書類仕事。お客様からの案内依頼にまじってアミーゴスチケットの問合せ2件あり、よーし、いいぞその調子でもっともっと売れてくれ。
夕食は母親がサボったのでコンビニ飯。焼鳥と酢モツでビールを飲み、冷凍食品のスパゲティ・ナス入りミートソースを食べる。このスパゲティ、ソースは申し分ないのだがメンにイヤな臭みがある。腰ももう一つだし早急な改善が望まれるところだ。同じメーカーのナポリタンがそこそこイケタのだから出来ぬ筈もあるまい。
自室で一息ついて午後11時からＣＳのファミリー劇場でやっていた『宇宙戦艦ヤマト 完結編』を見る。ああ、水の惑星、アクエリアスから本当に大量の水が地球に向かって飛んでいくぞ、す、すげぇ。また蘇った沖田艦長の出たとこ勝負の長嶋監督的な戦闘指揮に爆笑する。ま、いいんだけどね（笑）。
ブックオフで買った牧野修「ウイルス」読了。ラストの畳みかけに牧野修らしくない粗雑さを感じたのだが、あ、これはセガサターンのゲームのノヴェライズだったのね。ああ、納得、納得。
11月8日（水）オールウェルの性
Ｖシネマにこんなのなかったか。どうも最近この日記の出来が悪い。別に新しい文体を試みようとしている訳でもないのに微妙に文章がおかしくなってきているようだ。いろいろ考えたのだが原因はやはり2ちゃんねるの雑誌板か。“書き捨て御免”の脊髄反射的な文章を読んでいるうちに知らず知らず影響を受けているのかもしれない。
本日は休み。例によって午前9時半に起きてコンビにのパンで朝食を取り、ぼんやりＴＶ。11時過ぎから事務所へ行ってネットのチェック。日記つけはやらずにそのまま近くのスーパーへと向かった。母親の誕生日が11日なので祝いの意味で今夜の夕食をつくることになったのである。メニューは前々から決まっていた豚バラ塊入りのカレー。スーパーにて各種刺身、タマネギ5個、カレールー、ビーフコンソメ、豚バラ塊を求めて帰宅、すぐさまタマネギをきざみにかかる。15分ほど掛かって全部のタマネギを微塵にしサラダ油でじっくり炒めていく。その間、豚バラを八つに切り分け念入りに塩をすりこむ。フライパンで焦げ目をつけたあと、40分炒め続けてあめ色になったタマネギの鍋に移し浄水機を通した水を加え、煮る、煮る、煮る。もちろんアクもとる。
アクを取り終わりフタをしてとろ火でぐずぐず。父親に鍋の監視を頼んで私は外出することにした。車で天神の福家書店へ。アミーゴスのチケットの売上をきくと90枚、うーん、だいたい1日1枚のペースか。公演日までに後20枚行くかどうかだな。チラシの在庫を確認して、殊能将之「ハサミ男」求める。それから小笹経由で西新パレスへ向かった。控え室などを見せてもらいチラシ20枚置いてボーリング場その他に置いてくれるよう依頼する。
帰宅は午後3時半。30分程自室のソファーで仮眠をとった後再び事務所へ。日記をつけたりアミーゴスパティオや掲示板への書き込みなど。急ぎ自宅へ戻ってカレーを仕上げた。今日のカレー有体にいって出来は70点ぐらいか。コクがないわりに塩からすぎるという弟の意見が痛い。それでもやはりタマネギの甘さと豚バラの柔らかさは感動的であった。
このころよりにわかに寒気がしてくしゃみを連発。どうも風邪をひいたらしい。3回続けざまにハクションとやったら腰がぐきっと鳴った。突然の痛みにジェリーにぶっといハリをに刺されたトムのように絶叫する。ああ、これが噂に聞くぎっくり腰か、それでは二三日動けなくなってしまうではないかと怯えるが幸い大事にはいたらなかったようで軽い痛みが残っただけであった。風邪のほうも薬をのんだらぴたりと収まり一安心。
修理の終わったテレビでスーパーチャンネルの「スタートレック・ヴォイジャー」2時間スペシャルを見る。おおう、未知の宇宙ステーションの中に何故かサンフランシスコにあるはずの艦隊本部が！実はこれは生命体8472の地球侵略の為の訓練施設だったのだ。8472自体も人類そっくりに形態変化しているのだからそのシツコサが伺えるというもの。ここにチャコティが潜入したことがきっかけとなり両種族間初の会合が開かれるというまさに驚くべき展開となる。まあ実にウマイやリ方で8472が人間の形態をとることによって彼らの人類側の侵略を恐れているが故に先制攻撃をしかけるという極めて人間臭い考え方も説得力が出てくるし特撮の予算も節約できるのではないか。
「ハサミ男」読了。物語の構造そのものがトリックになっているというメタミステリーであり筒井康隆の「ロートレック荘」を連想させるが、主人公たるシリアルキラーの病理そのものもトリックを際立たせるために機能しているのが素晴らしい。謎解きで初めてばらまかれたヒントの存在に気づき、しかもそのヒントそれぞれがああ、そうだったのかと納得できるというミステリーなんてなかなかないんだよ、最近。
11月7日（火）弁慶脱毛症
逃避行のストレスで。またヘンな夢を見た。舞台がべたべたの未来都市でオレはそこの長官（笑）の娘の婚約者。ところが不細工だが妙に肉感的な女にだまされ婚約解消。同時に長官から追われる身となる。なんだか良く分からんがやたらに高いビルの天辺にあるホテルに逃げ込んだのだがそこでであった男と肉感的な女ができてしまい、キレイに裏切られてしまう。オレは憤然としてホテルからでようとするが下に降りるための階段がどこにもない。掃除のおばさんに教えてもらってエレベーターを使おうとするのだがエレベーターホールが何故かハマーのホラー映画ふうに飾ってあってどうにも不気味悪くて使えない。そこでまた階段を捜してさまようという・・・。まるでカフカだね。
そりそり仕事。管理物件の見回り、銀行にいって家賃の振り込まれていることを確認したり何かと忙しい。昼飯はカップラーメン。腹が減っていたのでたまらずフルサイズの奴を食ってしまう。午後は事務仕事、お客様の御案内。終業後、ポリプ水槽の水換えをすませ、午後8時に予約しておいた床屋へいったのだが・・・。顔見知りの美容師のおっちゃん、笑いを含んだ声で「○○さん−何度も使うようだが私の本名だね−円形脱毛症になってますよ」 驚愕して合わせ鏡で問題の部分を見せてもらったら、ひ、ひいいいいいー、そこにはおぞましくも十円玉大の、禿げがあったのだあああ。就職直後、なれぬ仕事と人間関係のストレスで円形脱毛症になったことがあるがその時はまだ22.3であった。仕事に慣れるにつれて自然と回復した。しかし、しかしである、今やオレも36歳、とても美しいとは言えない年齢だ、ど、どうしよう、このままこの禿げが拡大していったらと身を震わせた。今、仕事的にはこれといってモンダイはないから、やはりこれはＡＩＱ運営上のストレスだろうなあ、最近いろいろあったからなあ。これで柳瀬さんに取材してもらう際のネタが一つできたと思えばいいかとむりやり自分を納得させた。
本日の夕食は肉じゃが、刺身各種。べら棒にうまいカワハギの刺身でビール一缶飲み卵を落とした肉じゃがでご飯を一膳。わかめなんか食べたほうがいいかな。その後は自室にこもってひたすらＴＶ。
『スタートレック・ヴォイジャー』 べラナ・トレスの心がヴォイジャーに乗艦して1年をへてなおマキにあることが分かる。アルファ宙域で昔のマキの仲間がカーデシアに虐殺されていたという事実が彼女を苛み、一種の鬱状態に追い込んでしまったのである。それは巨大ガス惑星よりの探査機回収のミッションが終了するまで続いたのだった。彼女の苦しみをホロデッキを使ってうまく表現していたプロットだったがそれだけに彼女の立ち直るきっかけが説明不足になってしまったのが惜しい。
小林信彦「おかしな男」、円谷プロ監修「全ウルトラマン特撮研究」読了。後者は本家本元の円谷プロが関っているだけあって資料的に充実している。ただ、この読み難さはなんとかした方がいいと思う。
11月6日（月）色悪星人
「大辞林」に」よれば（1 怪獣映画の役柄の一つ。外見は眉目秀麗、口がうまいが本性は悪人である宇宙人。『怪獣大戦争』のＸ星人、『怪獣総進撃』のキラアク星人など。また2ちゃんねるのＡＶ板から。ＤＶＤの耐久性を心配してコピーガードをキャンセルしてビデオに録画したものしか見ないという人がいるそうだ。ＬＤの盟主パイオニアが実にあっさりと専用機の販売を止めてしまい永続的な画像の記録メディアなどというものは存在しないということが明らかになった今、こういう人が出てくるのも無理ないとは思うが何もここまで気を使うことはあるまい。ＬＤと違ってソフト自体の値段も安いしレンタルもあるのだからおおらかな気持ちでＤＶＤの高画質を楽しめばいいではないか。だいたいビデオでは5.1チャンネル音声が記録できないし画質的なパフォーマンスも劣ってしまうのだから・・・。
すりゃすりゃと仕事。午前10時に母親をまた外科医院まで送る。もはや恒例となった感のある病院通い。母親、「あそこの先生はね、ほら、足をなるべく使わないようにしなさいなんて言うんだけれどねえ、そんな足を使わないなんてできないしねえ、もう、こまっちゃうわよ」などと言う。そのくせ着物の講習会には大きな荷物を下げてひょこたんひょこたん出かけていくのである。どこかしら間違っていると思う。午後12時すぎに本日案内予定の物件の鍵を七隈のある不動産屋へ借りに行く。途中の王将でサバイバルセットというさいとうたかおの漫画のようなセットメニューを頼んで昼食とする。ここの王将、味的にはまあまあなのだが、おばさんが「はい、ラーメンお待たせし・・・、あら、違うワ」、バイトのお兄ちゃんが「はい、餃子お待たせし・・・、じゃなかった」とそれぞれ出しかけた料理を別のお客さんに持っていってしまうのだ。かっと逆上しラー油をバイトの目にひっかけて目潰しし叔母さんを椅子ですばやく殴り殺す、あうう目が、目がとホラー映画ふうにうめいているバイトの兄ちゃんの顔をガスレンジに押し付け点火。激しく痙攣するのを押さえながら右足で飛びかかってきたコックさんの睾丸をけり潰す。顔を黒コゲにして絶命した兄ちゃんを投げ飛ばし中華包丁で泡を吹きながらのたうち回っているコックさんの首を切断して止めをさす。レジで震えているネエちゃんに580円を渡してこのケッタクソの悪い店を出た。
午後6時に地下鉄藤崎駅でＯ氏と待ち合わせ、都合4回目となる御案内。幸い今日の物件を気に入ってくれたようでヨロコビながら入居申し込み書を渡す。ああ、良かった、良かった。Ｏ氏とその彼女と分かれて事務所へ戻り、大急ぎでいくつかの用件をすませて午後8時のバスに飛び乗った。
午後8時40分、しおやさんの事務所へ到着。先に来ていたぴんでんさんを交えて公演のアンケート、リクエスト用紙、貼物、機材などの細かい打ち合わせ。10時近くまでかかってようやく満足すべき結果をだすことができた。ここまで来たら後はチケットを売るだけである。
その後、近くの居酒屋に席を移し食事と称した飲み会（笑）。軽く軽くといいつつ午前12時半を過ぎてしまうのもいつも通りか。皆様、私どもはこんなところでテレフォンセックスがあるのだから、チャットセックスというものがあってもいいじゃないか、なんてったってインターネットの時代だからなどと大声で話して公演へのモチベーションを高めているのであります。
11月5日（日）恋愛したことあるかい？ いや・・・・、パーデンネンばかりで
そりゃできんわな。ジョン・フォード『荒野の決闘』より。輸入ＤＶＤで『火星からきたデビルガール』と『空の大怪獣Ｑ』を注文した。いや、笑われるのは分かっているんだよ、もっとマジメなものを見なさいと説教されかねないことも承知の上だ。が、しかし、ディレクが潰れてＳＦチャンネルが朝露のごとく雲散霧消した今となっては、こういうダメダメＳＦ・ホラー映画なんてのは輸入ＤＶＤでしか見られないのだもの。送料を考えると1枚3.000円ほどかかる計算になって不経済なことこの上ないが、こんなオタクに生れついてしまったのだもの、仕方ないではないか。
れじれじ仕事。午前中1件、午後1件とお客様を御案内し快調至極。こういう日はめったにないので実に気分がいい。母親が足が痛くて買物できないと言うので昼休に近くのスーパーへ行ってキャベツ、刺身3種、骨付きカルビ、3枚980円のステーキ、幕の内弁当、天ぷら弁当などを買いこんでくる。昼食はここでかったネギトロ巻き。これはこれで美味いのだ。生ゴミを出したくなかったので添付のしょうがまで余さず食べるたら口が曲がってしまった。
帰宅は午後7時半。ぶうぶうと豚の如く鼻をならす弟達の為に、骨付きカルビを焼き、キャベツを刻んでかいがいしく夕食の用意。ビールを飲みながら食べる骨付きカルビがたまらなくうまい。大の男3人がそこそこ満足できる量でなんと600円なのだ。オレは毎日これでも一向に構わないぞ。その後ステーキも焼いてこれをオカズにゴハンを一膳。
夕食後自室でＬＤの『ゴジラ対へドラ』を見る（笑）。いや昨日映画秘宝の「映画なつかし地獄」を読んじゃったもんだからさ、どうしてもどうしても見たかったんだよ。しかし、やはりこんなカルトなものをゴジラ映画という枠でしかも東宝チャンピオン祭というぼっちゃん、嬢ちゃんしかこない場所でよくやったよな。男たちが麻雀をしている部屋にヘドラのきれっぱしが飛び込んでくるカット、何度見ても背筋が寒くなる。
午後10時過ぎよりウィスキーの水割りを飲みながら録画しておいた輸入ペットについてのＮＨＫスペシャルを見た。10年程前には考えられなかったほどの珍奇な動物達がペットとして飼われている由。そりゃあ、マニアはいいけどさ、一般の人が何の知識もなくアライグマやらカミツキガメを買っちゃいかんよな。でっかくなって飼いきれなくなるなりぽんと捨てる、捨てられたのが野生化して日本の生態系を脅かす。冗談抜きでそろそろ帰化する可能性のある動物については販売を許可・登録制にしたほうがいいと思うんだけどねえ。
司馬遼太郎「箱根の坂」を読了。
11月4日（土）韮には韮の韮がいる・・・
全然難しくない早口言葉。クローズドキャプションデコーダーという、輸入版ビデオ、ＬＤ、ＤＶＤに入っている聴覚障害者用の隠し字幕を表示する機械がありましてな、私も輸入ＬＤを買い捲っていたころにはまた随分とお世話になったもんです。ただ、当時のＬＤプレーヤー、Ｓ端子のみに力を入れておりクローズドキャプションデコーダーに接続すべきコンポジット端子はオマケ扱いでＳ端子用に分離させた輝度信号と色信号をわざわざミックスしなおして出力していたのですな。この方式だとクローズドキャプションが出にくいんだ、これが。特に裏面開始そうそう台詞があるソフトなど字幕が出るまで何度も何度も早送りや巻き戻し（ＬＤにこの言葉は不適当だな）を繰り返さねばならなかったのである。『ブラック・レイン』やスタートレックＴＮＧの『ジェネレーションズ』など字幕の出にくさにどれだけ泣かされたものか。後にこの問題はコンポジット信号をダイレクトに出力するＣＬＤ−ＨＦ9Ｇに買い換えることによって解決されたのだが、さてＤＶＤのクローズドキャプションはどうなりますかな。
じらじらと仕事。三連休の中日であるので来客も電話もありゃしない。昨日は午前中自社物件の空確認ながら電話が続けざまに入ってきていたのに比べるとまるでウソのような静けさ。営業に回ろうにも相手先は大概休みなので回るところもない。仕方ないので管理物件を回って徹底的に細部の掃除なんかをしたりする。昼近くになり母親から足が痛いので病院へ連れていくざますとのリクエスト。はいはいと答えて車で2日と同じ外科病院へ叩き込んでくる。昼飯は“牧野うどん”できつねうどん。お客が多くて落ち付かぬ。
午後はもっぱら（有）宝 誠のＨＰのお手入れ。途中、二回もフリーズしやがってその度に立ち上げなおす。やっと書き込めると思ったら、あ、あれれ、キーボードに反応しないぞ。マウスのポインタは軽やかに動くくせにキーボードをいくらかちゃかちゃやっても何も入力されない。故障かと青ざめつつ結線を確認してようやく復旧。あせりました。午後3時にいったん帰宅し、スーパーチャンネルの「スタートレック丸ごと2000」の録画を開始。
午後7時帰宅。念の為、録画されているであろうビデオをチェックしてみるとなんとスカパーチューナーのスイッチが切れている。あれだけ、触るなと言っていたのにも関らず、ウチの馬鹿オヤジがリモコンを弄ってうっかりＯＦＦにしてしまいやがったのだ。がああと逆上してオヤジを絞め殺し7時から録画を再開。ち、ちくしょう、『時空侵略戦争パートU』を録画しそこねてしまったではないか。
夕食は母親が足の痛みで準備できなかったので冷凍の餃子、コンビニのキムチ、生キャベツとなる。ビールを一缶飲んで買い置きのカップヌードルで〆る。うん、同情なんていらないからね。
その後、レンタルＤＶＤで『ボーンコレクター』を見る。事故で全身の9割が麻痺してしまったデンゼル・ワシントンが卓抜した洞察力で連続殺人犯を追うというかなり異色のストーリー。安楽椅子探偵（アームチェアディテクティヴ）ならぬ寝たきり探偵（ベッドリドゥンディテクティヴ）だね。しかしラストで明かされる意外な犯人という約束事の安易さとその動機の陳腐さに呆れた。二十世紀初頭の連続殺人事件を模倣して劇中6人も殺してしまうという異常性とこのあまりといえばあまりに普通な動機が乖離してしまっているのだ。やはりこの手のサイコパスストーリーは『セブン』のジョン・ドゥーのように高い知性を持ちながら絶望的に狂っているとか『羊達の沈黙』のバッファロー・ビルのごとく窮極の女装道具として女性の皮を求めるなどというその犯人ならではの特徴（笑）を持たさなければ収まりがつくまい。
この後午前3時までにブックオフで100円で買ってきた井上ひさし編「ちょっといやな話」、上野正彦の監察医体験記「死体は生きている」を読了。スタトレのテープを入れ替えた後、就寝。
11月3日（金）母さん、お肩をたたきましょー、カントン、カントン、カントントン
包茎。平常時は亀頭をどうにか露出できるが、包皮口が狭く、亀頭の根元が締めつけられるタイプ。私が日常的にお世話になっている福岡の私鉄、西鉄の運行しているバスにはバスカードというものが導入されている。これがなかなかの優れもので以前は乗車場所を特定するために整理券を使わなければならなかったのだがこのカードを使うことによってその手間が省け、しかも例えば1.000円のカードならば1.100円分乗れる割増までついているというまさに至れりつくせりのシステムなのだ。ただ、そんなバスカードにも一つの欠点がある。それはカードを識別するキカイが壊れやすいと言うこと。一度、私の乗っているバスでおばあさんがヘンな角度でカードを突っ込み、キカイが詰まってしまったことがあった。そのキカイ、もうぴいぴいぴいぴい、ご主人様、壊れてしまいましたよ、早く修理して下さい、ねえ、ねえ、ねえ、ぴいぴいぴいぴいと叫び散らすのである。こうなると運転手さんにも直せず終点の博多駅までえんえんぴいぴいぴいぴいぴいぴい・・・。また母親から聞いた話だが、やはりおばあさんが誤ってテレホンカードを突っ込んでしまい、そのままえんえんぴいぴいぴいぴいぴいぴい・・・。
べりべりと仕事。午前10時にぴんでんさんが来訪。学園祭回りの為のチラシを取りに来る。やあ、頑張ってくださいと送りだし、書類仕事をあれこれ。11時半過ぎにあるお客様とあい、ついでに天ぷら定食の昼飯。帰途、あ、事務所のトイレットペーパーが切れていたなと思いだし、ホームセンターに寄って1番安いのを鵜の目鷹の目で捜していたらさっきあったばかりのぴんでんさんよりＴＥＬ。事後報告をしたいので事務所へ行きますとのこと。えっ、お、オレ、出かけているよ、あと20分ぐらいかかるよと答えて電話を切りトイレットペーパーを引っつかんで金も払わず車に飛び込む。
大急ぎで帰社したのだがぴんでんさんとしおやさん、事務所のドア前にて退屈したのかうんこ座りで待っていた。いや、ぴんでんさんに至ってはさしてウツクシクもない尻をまろびださせ今まさに脱糞せんとするところ。あわててそれを押し留めてようよう二人を事務所内に御案内する。落ち付いたところでしおやさんに学園祭はどうでしたと聞いてみるとうかない顔で一言、“人がいないんだよ”何でも福岡大学のバス停前でチラシを配ったのだが全然人がこなかったのだそうだ。ならばと思って漫研などの部室に行っても反応がイマイチだったという。九州一のマンモス私大がそれでは他の大学は尚更期待できない、現に中村学園に行ってもやはり人がおらず似たような結果に終わったとか。思ってもみない事態に3人でこれからどうすりゃいいのだと頭を抱え込む。我々、結構学園祭でのチラシ撒きに期待していたのだよねえ。やはり市内のオタクスポットに丁寧に撒いていくしかないのだろうか。
二人を送り出した後、大急ぎで管理物件を見回り土曜日案内予定の物件の鍵を取りに行く。打ち上げ場所候補の居酒屋に予約を入れたりしていたらあっと言うまに午後6時半。本日はしおやさんの事務所でまたまたビデオ大会をやるので午後7時のバスに乗らねばならないのだ。だーっと事務所を閉めて帰宅し、着替えていくつかのビデオ予約をすませ、なんとか間に合った。
ビール数本とカワキモノを中心としたおつまみをかってしおやさんの事務所へ到着したのが午後8時近く。それからほぼ2時間に渡って藤原御夫妻、その劇団仲間の女性、しおやさん、ぴんでんさんとともに昨年の公演ビデオを楽しむ。おれ、このビデオを見るのはもう4回目なのだが大勢でみるとやっぱり楽しい。一人でみるにはちとツライ『聖ジェルノン』にも大爆笑できる。
午後10時近くになって未練を残しつつぴんでんさんとともにその場を辞する。てくてく歩いて親不孝通の“友膳亭”というお店へ。あんまりオナカは空いて無かったのだが何しろ公演打ち上げ会場の候補であり、下調べしなければならないので鍋物を始めとしていろいろ頼んだ。また営業終了後に3階の座敷も見せてもらう。うんうん、料理もなかなかだし座敷は独立していて思いっきり騒げそうだし、ここがいいのではないかな。ぴんでんさんと相談してとりあえず20人規模の宴会を予約した。ついでにカウンター横にチラシを置かせてもらったのは言うまでもない。
店をでたあたりで急に酔いが深くなり、もうひとりのお調子者の私が騒ぎ出し、すぐ近くの“スナック Ｓ”に行こうと喚き散らす。ぴんでんさんに止められたからよかったものの、あやうく8千円なにがしを使ってしまうところであった。ぴんでんさん、どうも有難うございました（笑）。
11月2日（木）飲めない世代
敬称略、使わせてもらいました。事務所が入っているマンションの近くで銭湯の建設が予定されている。えっ、今時、銭湯？、あれ、冗談じゃなかったのと驚いた。ここ、以前は空き地で駐車場となっていたのだがそこをつぶしてマンションが建つのかと思っていたらあにはからんや
S E N T O U、そうそう大きい風呂であるところの銭湯が出来てしまうのである。銭湯といっても当節はやりの健康センターみたいなものなのだろうが、この近辺は静かなる住宅地、どう考えても流行りそうにない。意地悪くもこの銭湯の行く末を笑いながらみてやろうというのは私だけかもしれないが。
ダイナマイトがよお、ダイナマイトがよお、100万頓！と仕事。さて物件の見回りでもするかと思った瞬間、昨日とほぼ同じタイミングで自宅から電話。なんと父親が血尿を出しているので福大付属病院まで送っていけとのことであった。一昨日その福大病院に行って来たばかりなのになぜこんな異変が起きるのか。不吉な予感に身を震わせつつ父親を車に乗っけて病院へと急いだ。父親を降ろして事務所へ直帰、書類仕事をしているうちに検査の結果、以上はなかったとの知らせが入って一安心。ようやく管理物件の見回りに出かけることができた。
昼食にざる蕎麦を食べ午後は物件の整理に追われる。平行してＡＩＱの仕事をいろいろ。会場の確認、チケット代金の確認、メールの返事、パティオへの書き込みなど。午後6時半ぐらいから魔朱妲愛普羅さんより電話。30分程掛かっていろいろ打ち合わせ。パティオへの書き込みをしつこいくらいにお願いした。また唐沢さんからの今回の公演に角川文庫の編集者が同行するので取材の為の席を作って欲しいという要望を伝えられる。ううむ、柳瀬さんの件といい、今回の件といい、オタクアミーゴスのお三方、次のアミーゴス本にかなり真剣に取り組んでおられる様子。我々ももっと宣伝に取り組んで少しでも多くの観客を集めなければ。我々に出来るのはそれだけしかない。
夕食はマグロ幼魚の刺身、カワハギのちり鍋。マグロ幼魚の刺身は同類であるカツオのそれとまったく区別がつかない。しいて言えばねっとりしている割にカツオ特有の生臭さがないというところか。山葵を多めにつけて食べると美味い。考えてみるとこのマグロの幼魚が成長するともうとても我々の口に入るすべのない高級品となってしまう訳で、それをカツオと区別がつかないやなどと言いつつぱくぱく食べるのは実に痛快なのである。痛快ついでにビール一缶、ゴハンを一膳。
夕食後、本日は『トイストーリー』を見る。スクイ−ズ収録なので以前買ったＬＤよりも画質が向上。何度となく見返した映画なのにところどころうっとりとなってしまうほどであった。これに比べると昨日の『トイストーリー2』はＴＶサイズなので画質的には数段落ちる。メーカーに何らかの事情があったのかもしれないが、やはりこれは許せん。
シャワーを浴びて今度は録画しておいた『名探偵アジャパー氏』を見る。冒頭でりんごの皮を剥いておもむろにりんご本体を投げ捨てた後、残った皮に塩を振り掛けて食べるという伝説のギャグが見られて感激。これは嬉しい（笑）。ただ、全編のテンポがいかにも悪く正直退屈させられた。特に整形手術で伴淳と同じ顔になったギャングのボスとの絡みが中途半端なのが惜しい。特撮技術の未熟さというのもあるのだろうが、ああ、オレならこうすると映画を見ながらいろんなギャグを考えてしまうのがつらい。ラストの元気一杯のカーチェイスシーンが唯一の救いであった。
この間、東京にいる獅子児さんからＴＥＬ。興奮しきった口調で「いま、アミーゴス終わったんだけど、もう凄いんだよ、あれの続編やらあれのパート3なんかあって、もうオナカ一杯」 皆様、今年の九州公演も期待できますぞ。
11月1日（水）植樹植物
なんだ、フツーじゃん。あのへタレな雰囲気が心地よい「タモリのジャングルＴＶ」、いきなり“一行知識”を始めやがった。私も子供じゃないからこんな露骨なパクリをと怒りはしないが、あの番組中でひけらかされる一行知識のウスさはいただけない。番組に数人の作家がついているのだからもう少し考えたらどうか。また、更に情けないのはこの番組で披露されたイルカとクジラについての一行知識を本家本元（笑）の一行知識掲示板に投稿する輩。もう少しプライドを持てと言いたくなる。まあ、人それぞれだからうるさいことは言いたくないが（うわっ、えらそうに）一行知識とは簡単なように見えてその実すこぶる深遠なものなのだ。ヨノナカの森羅万象すべてにアンテナを張り巡らし仕事の最中にも、勉強の最中にも食事の最中にも歩いている最中にももちろんセックスしている最中にもオナニーしている最中にも常に一行知識を念頭に置き収集するようでないととてもじゃないが一行知識掲示板の常連になることはかなわぬ。そしてその結果得られた一行知識がごくごくつまらないものであってもそれは仕方のないこと。こうやっていればそのうちいつかは金鉱を発見することができるだろうから。
さて本日は休み。午後9時半に起き朝飯にコンビニのパンを買って別に面白くもない朝のテレビを見ながらもそもそ齧る。午前11時に事務所へ行ってネットをチェックし日記をつけようとしたら家から電話。母親の足が痛くてたまらないので病院へ連れて行けとのこと。以前、踵のところに脂肪の塊が出来て吸出したのが再発したらしい。急遽車で大橋近くの外科医院まで連れていきその帰りに夕食の買物を手伝う。ついでに米やビールも買ってわっせわっせ家に運び込んだらすでに午後一時近くになっていた。
再び事務所へ戻って日記をつけ終わり今度は学園祭の開催されている福大へ向かう。予想通り車が止められなかったので本当はイケナイのだが福大の付属病院の駐車場に車を止めて500メートルほどをのんのんずいずいと歩く。そぼ降る雨の中をようやく辿り付いたがどうも様子がおかしい。展示や模擬店が全然ないのだ。実行委員らしき学生さんをとらまえて聞いてみると、ああ、今日は前夜祭だけですよとのこと。ぜ、前夜祭？来る前に念の為電話まで掛けて確認したというのになんということなのか。ち、ちくしょう、○○○-○○○○（電話番号）、福岡大学（代）の電話番のおねえさんめ、なぜ一言前夜祭と言ってくれなかったのか。がっかりしたがただ帰るのも勿体無いので前回チラシを置いてもらったチケットピアのブースに寄りチラシを15枚ほど補充する。
好い加減腹が減ったので名も無く美しくもないラーメン屋でラーメンプラス替玉をすする。その後天神のビックカメラに行って待望の『トイ・ストーリー1.2』のＤＶＤダブルディスク仕様を買った。事務所へ戻って掲示板への書き込みやらメールの返事やら。
夕食はアジの塩焼きとアジの刺身というアジアジづくし。なんという単調なメニューなのかと驚くが、食ってみるとそれぞれ美味くってビール一缶、ゴハン一膳。締めにコーヒーを飲んで御満悦なのだから、まあ単純なものであります。
その後、ＡＶアンプにたっぷり火をくれてやって『トイストーリー 2』を観賞。前作の『トイストーリー』は世界初のフルＣＧアニメ−ションでありながらその高度な技術を前面に押し出すこと無くそれどころかストーリーを引き立てるのみに徹しているという見識の高さに驚愕させられた名作であったが、『トイストーリー 2』はその前作すら児戯に見せてしまうほどの大傑作であった。ウッディがオタクいうところのレアアイテムであったことが明らかになり、トイコレクターによって誘拐される、そして彼を救出せんとするバズ・ライトイヤー以下の仲間達というストーリーの骨格は単純極まりないが、その中にスプートニク以前の子供番組に対するノスタルジー、おもちゃと人との関り方、またおもちゃは子供と濃密な関係を結ぶゆえに子供の成長とともに捨てられる運命にあるという悲しさ、が込められているのだ。そしてそのおもちゃゆえの悲しい定めまでもが新しいキャラクター達、ウッディが主役であった操り人形西部劇『ラウンドナップ』の仲間キャラクター達の性格決定に関連づけられているという重厚さ。いやはやまったくなんという映画なのか。
エンドクレジットを見ていたら自然と涙が滲んだ。いやストーリーに感動して、ではない。『サウスパーク映画版』といい、『トイストーリー 2』といいこれほどのモノを作り上げてしまうアメリカのクリエーター達のエンターティメントというものに対する基礎教養の高さ、また映画（あえてアニメ映画というくくり方はしない）製作会社としてのディズニーのしたたかさに感動してしまったのである。
ＴＯＰＰＡＧＥへ