観 笑 亭 日 乗
1999年11月10日から12月16日までの日記
1999年12月17日から2000年2月29日までの日記
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観食亭訪食記 熱帯魚の話 改作落語
ジ・ワン・アンド・オンリー（ジュディ・ガーランドの全て）
なんだばかやろう（ドリフ映画全集）
扉言葉集 オタクアミーゴス 天才馬鹿本 灰色の話 松村邦洋のひみつ
掲示板
12月31日（日）ニカラグアから目薬
2階からでもむつかしいのに。いやあ、ついに20世紀最後の日でありますなあ。とは言っても何の感慨も無く、ぼんやり9時半頃に起きてコンビニのパンで朝食をとりTVを眺めただけ。コーヒーを二杯飲んで身体をしゃきっとさせ、事務所へ行って最後の家賃受け取りとネットのチェック、アーンド日記つけ。唐沢さんの日記を読んでいるとどうもSF大会よりもコミケの方が楽しそうに思えるのは気のせいか。
昼はまたしてもコンビニでかったUFOヤキソバ。美味い、美味いんだけれどもまさか20世紀最後の日までもUFOヤキソバを食って過ごす事になるとは夢にもおもわなんだ。少し複雑な気分になる。それから車で外出し、トイレットペーパー・ティッシュペーパー、灯油、米、ホッカイロなど正しく寝正月を迎える為の諸用品を買物。帰りにレンタル屋へよってAV一本と例の『ミッション・トウ・マーズ』のDVDを借りてくる。
それからしばらくTVを見てうふーっなどと言いながら部屋の掃除にかかる。多すぎて本棚に収容し切れなかった漫画本や文庫本の類を寝室の壁にそってずらりと並べる。見場が悪いが平積みにしているよりかはまし、すくなくとも目的のタイトルが捜しやすくなった。本棚を買えと言われそうだがこれだけの本を収容するには最低2つの本棚が必要となりしかも本は時々刻々と増加を続けて行くにちがいないのだ、とてもおっつかない。また自室のソファー横の本棚、別名“私のココロの鏡”のラインナップを変更し唐沢さんやと学会関係の著書をまとめて納める。その他「酒のほそみち」やなをきさんの「怪獣王」なども並べてうん、だいぶオタクの本棚らしくなってきたな。
本の整理を終えた後、TVの画面を拭き清め部屋全体に掃除機をかける。めったに掃除などしないのでなにやら判然としない小さなものが吸い込まれてざらざら音をたてる。私はこの音を聞いてああ、今年も終わったな、来年はがんばらなきゃとかないもしない誓いをたてるのを常としているのだ。
夕食はスモークトタンのレモン汁かけ、鰤の刺身、博多名物がめ煮。どれもうまく調子にのってビールを3缶。ゴハンはなし。コーヒーを飲んで年末のつまらないTVを大晦日なのにナンちゃんのへなへなのラッパなんか聞かせるんじゃないよ、学芸会じゃないんだからなどとツッコミながら見た。
さらにビールを飲みつつ迎えた21世紀へのカウントダウン、日本TVのつまらなさ、だらしなさは改めて書くまでもあるまい。その後録画しておいた『TVタックル 超常現象スペシャル 世界はこうしてだまされた』を見た。今まではうってかわってUFOやUMAの有名な事例についてデバンキングするという体裁になっていたが、つっこみが甘過ぎる。今時“外科医の写真”がどうたらとかいってみてもマニアは納得しないぞ。それにこの題名、あの本のパクリだろ、パクリ。
12月30日（土）お台場ダッダの魂宿し
東京の海のそば、修行して。最近車の練習にやっきになっている弟、もうすっかりうまくなったからと鼻高々なのだがじゃあ、灯油を買ってきてくれと頼むと急にうろたえてい、いや年末のガソリンスタンドは車が多いからなどという。まったく役にたたない奴なのだ。こやつは車を走らせるだけ走らせて平気な顔で兄貴、ガソリンなくなったから入れて来てくれよと頼むはなはだ失礼な奴であり、いっぺん絞め殺してやろうかと思っている。あっ、そうそう絞め殺すといえば、あのタクシーの運転手さんをわずか一万かそこらの金の為に刺し殺してしまった16歳の男女、巷間言われているようなボニーとクライドではなくどちからと言えばスタークウェザーとカレン（だったけか）のイメージだな。
休みの2日目、とはいっても家賃の集まり具合がはかばかしくないため、昨日に引き続き事務所詰を余儀なくされる。ぽつぽつやってくる入居人から集金し、挨拶して合間、合間にパソゲーの「風来のシレン 月影村の怪物」をプレイ。寂しい年末風景であるが俺にはこんなのが似あっているのである。一段落ついてから外出し灯油かったり缶ビールかったり、レンタル屋で『ミッション・トウ・マーズ』を借りようとして貸し出し中だったのにくやしがったり。午後5時過ぎに帰宅してまた間抜けな年末のTVを見てほとほと喜んだ。
夕食はお歳暮のハムを焼いたの、鰤大根、マグロの刺身。ハムと鰤大根をちびちびやりながら缶ビールを2本、マグロをヅケにしてゴハンを一膳。まあ、美味い。食事中、母親が明日は蕎麦に寿司でもとるかねなどと言い出すが私と弟の二人で猛反対、そんな大晦日にまともなネタがあるわけないんだから、そんなもったいないことはよそうよ、明日は普通のゴハンにしてその分、幕が開けてから豪勢な奴をたのもうと説得する。ビンボー臭いようだが、なるたけなら美味しいお寿司が食べたいじゃありませんか。
その後、自室にて『スターシップトルーパーズ』を再見、画質が向上したこともあって燃える、燃える、ロジャーヤングの出航シーンなどもう涙ものである。見終わってからもやたらに高揚し、バーボン呷りながらDVDをとっかえてつぎつぎと見る。ああ、俺はシアワセだ。
12月29日（金）大川高揚
大川興行のライブを見に行って高ぶること。28日の唐沢さんの日記を読んだ。どうやらお馴染み魔朱妲愛普羅さんが唐沢さんのマンションにいきなり荷物を置かせてくださいと現れた由。どしゃー、唐沢さんのところをコインロッカー代わりにするなああ。彼から年末に上京する旨を聞いていたので、唐沢さん忙しいから電話とか掛けないでメールで連絡するようにした方がいいですよ、何の為に私とぴんでんさんが夜遅くまでかかってパソ通とインターネットできるようにセッティングしたと思っているんですかとか何、ほとんどの作業はぴんでんさんがやって私はただ眺めていただけなのだが、東京行くって行っても唐沢さん、実家へ帰っちゃってますよとか、何、コミケがあるからいるに決まっているのだが、いろいろ虚実取り混ぜて忠告していたのだがなあ。もう、まいったなあ。
本日から休みになっているのだが家賃の受け取りがあるので事務所へ詰めていなければならないのは例年の通り。午前9時半にぼけっと起きだしシャワーを浴びてから事務所へ。コンビニで買った「まんがくらぶ」を読みつつコーヒー牛乳を飲んだりタバコを吸ったり。ネットに繋げて裏モノ会議室への書き込みをちょっとやったり日記をつけたり、まあ、平和な1日であった。
昼飯は冷凍のスパゲッティナポリタンと生キャベツ。午後5時に事務所を閉めて散髪に行く。好い加減伸び過ぎていた髪を思いきり短くするともう気分爽快、口笛を吹きながらスキップでもしたくなるほどであった。ただ気にかかるのは前回私の円形脱毛症を発見してげらげら笑っていた理容師さんが今回まったくそのことについて触れようとしなかったこと。順調に回復しておれば“おっ、よくなってきているじゃないですか”ぐらい言うだろうし、してみるとよほどはかばかしくないのであろう。怖かったので私もどうなってますかと聞く事ができなかった。こうなってみると分かる、ほんと、髪は長ーい友達なのだ。
散髪を終えてからレンタルショップへ行きDVD『タイタン AE』を借りて帰宅。夕食は出来合いのヒレカツ・牡蠣フライ・ブリの刺身・生キャベツハム添え・キャベツとジャガイモの味噌汁。ビールを一缶飲みヒレカツにたっぷりレモン汁とトンカツソースをかけてご飯を一膳。豆を切らしているので残念ながらコーヒーは無し。
夕食後自室で『タイタン AE』を見る。大袈裟なオープニングにいい年こいてわくわくしたが、あまりにも御都合主義なストーリーに呆れかえってしまった。なんか、『スター・ウォーズ』と『スタトレ』と『宇宙戦艦ヤマト』と『超時空要塞マクロス』をまぜこぜにして秘伝の“安くなる”スパイスを満遍なく振りかけたという感じの実につまらないアニメであった。CGを使った驚異のヴィジュアルとやらも30分もすればあきてしまうのですよ。
腹がたったので続けてマイ・フェイバリットの『スターシップ・トルーパーズ』の冒頭30分を観賞。大幅な画質の向上を初めて実感する。とここでぴんでんさんとZUBATさんから電話。なんとも脳天気な声で「いやあ、今東京にいるんすよ、や、これからあそこいこうかなと」あ、あそこってどこなんでぇ、ち、畜生、俺も東京生きてぇよお、コミケのと学会のブースに行ったりしたいよお。
12月28日（木）密室の恋
名古屋で子供を餓死させた鬼夫婦、これによる殺人罪を適用される。来年7月14日公開の米映画『パールハーバー』のポスター、零戦による米空母への空爆を叙情的に表現しているのだと。真珠湾攻撃の映画のポスターの絵柄が空母というのも無茶だが、零戦による空爆という間抜けなことを書いておいて何が叙情かと思う。
車に乗っていてウンコを我慢していると道路に大穴がぱかっと開いて地獄へ落ちていくかのような酩酊感が味わえると仕事。仕事納めであるので電話を転送にセットし、朝っぱらから大掃除である。母親の買ってきた窓ガラスクリーナーを事務所の窓にしゅーぱっぱ、しゅーぱっぱ、雑巾でごしごしふきふき、しゅーぱっぱ、ごしごしふきふき、しゅーぱっぱ、ごしごしふきふき、2時間続けたら汗まみれになった。
午前11時過ぎに待望のパイオニアDV-S737リージョンフリーDVDプレーヤーが到着。代金引換だったのだが、消費税の計算を間違えており余裕を持たせていたはずの財布の中がほとんど空となる。コンビニの笊蕎麦すら買えず、自宅へ戻って買置きのインスタントラーメンで昼飯。
午後も引き続いてお掃除。事務所の倉庫に入れてあったダンボール箱を細かくちぎってごみ袋にぽい。今年分の入居申し込み書等の書類を入念にファイリングしたりいろいろやっているうちに午後7時。今年の仕事もようやく終わったのでありました。やれやれと帰宅してにやにやしながらDVDプレーヤーを我がAVシステムに組み込む。この瞬間は何度味わってもいいものだな。
夕食は鱈や鶏が入ったごった鍋、カツオのタタキ、生キャベツ。3日ブリのビールをきゅーっと飲んで目を回しながら頂いた。やたらに骨の多い鶏が美味しくって、最後はこれでゴハンを、と思っていたのだが弟に先を越されてしまう。しかたないので小鉢にとった鍋の汁にゴハン、生卵を投入、ぐるぐるかき回し最後にもう一度汁をぶっかけて簡易雑炊とでもいうべきものをつくってごまかした。それでも美味かったんだけどね。
その後自室へ戻って新DVDプレーヤーをテスト。『ジュラシックパーク』のハモンド様御一行が島に向かうシーンを繰り返して再生し画質・音質をチェックする。先代機のソニーDVP-1000に比べたら音質は文句無く良い、画質も白が飛び気味になるのが気にかかるが絵の詰まった感じが薄れLDの画質に近づいている印象、もうにやにや笑いが止まらないのである。ただ、木目細かい画質調整がしにくいのと、DVDを乗っけるトレイがプラスチックで安っぽいというのが欠点だな。
一通りのテストを終えていよいよリージョン1の『トレッキーズ』を見る。かなりのスタトレオタクである私からみてもこれはどうかと思われるヘンなトレッキー達がぞくぞく登場して大笑い、オリジナルのキャストの一人に向かって注射器を見せ、あなたの血をくださいなとやっていた奴、ネクストジェネレーションのキャストにも同じ事をやっていたとか10年もの間毎日ファンレターを送って来るのだが、でもそのなかみはスタトレとはなんの関係もなくてメキシコの旅行ガイドとか園芸の手引きとか自分で旅行の写真とかで“こいつは何を考えているのだろう”とスタッフを呆れさせている奴とか、もうたまらないのよ。挙句には自作のカーン・ヌエニン・シンの歌を歌い出す奴までいてちょっとめげた（笑）。それでも映画全体としては今や一つの現象となっているトレッキーをまじめに見つめようとする姿勢が伺えるのが一つの救いか。
疲れて酒飲んで寝る。
12月27日（水）出るとこ出たろやないか・タイガース
柄の悪いところらしい。最近のTV、20世紀の衝撃映像などと称して日常のハプニング集やらショッキングな事件の決定的瞬間やらのVTR番組ばっかりである。各局こぞってやるもんだから当然使いまわしばっかりでモノによっては3回も4回も見せられる事になり退屈至極。まあ、そういう番組をだらだら見るというのも年末の楽しみの一つであるが。
本日は休み。午前9時半の起床となるが例によって寝ついたのが遅かったので軽い睡眠不足。ぼんやりした頭を熱いシャワーではっきりさせ身をこしらえて事務所へ行く。コンビニのパンで朝食を済ませてネットのチェック・日記つけなど。昨日できなかったレッドテール水槽の水かえを終わらせたらもう午後一時。いそいそと車でお出かけ。
まず、大濠公園近くの蕎麦屋“喜志屋”へ。いろいろなガイドブックで紹介されている有名店らしく午後一時半でテーブル席を1つ残すだけの盛況ぶり。大盛りを頼む。出てきた蕎麦はいかにも手打ち蕎麦らしい短目の見事なもの。腰がつよくて啜り込むより噛んで食べろという店主の主張がこめられているかのよう。そして特筆すべきなのが蕎麦湯のウマサ、とろりとしたのをツユに混ぜ込み残った薬味を入れて啜ると口の中から食道のあたりまで快感が広がって行く。この蕎麦湯だけではるばるやってきた甲斐があるな。金700円也を支払って大満足で店をでる。
それからいつもの通り天神に向かい、ビックカメラ天神店、本屋数軒をひやかす。福家書店にて待望の「と学会年鑑 2001」を求める。帰途レンタルショップでDVD『リトルスチュワート』を借りて午後3時半過ぎに帰宅。自室のソファーにねっころがりお気に入りのダイドーブレンドコーヒーオリジナル缶をゆっくりすすりながら「と学会年鑑 2001」を読んだ。
山本弘会長をはじめとして執筆陣が充実している印象。先代のと学会本はもとより歴代のと学会白書の中で1番面白いのではないか。また巻末の横浜SF大会における「第9回トンデモ本大賞」の採録も自分がその場に参加していただけあって忘れた事を思い出しながら楽しむ。実はここに収録してある“二億円のインパクトに負けました”というコメントは私が原田政彦「小さな宇宙人」について書いたものであり嬉しいやら恥ずかしいやら。でもこのコメント、会場では1番受けてなかったんだよな（笑）。ちょっぴり複雑な気分になった。
夕食は牛肉とニンニクの芽の炒め物、マグロ・カツオの刺身、アラ切りキャベツ。今日もビールなどのアルコールはなし。代わりに炒め物でゴハンを一膳、刺身で一膳、お茶漬けで半膳。食い過ぎなんだけど飲まなかったからいいだろと自分を納得させる。その後自室で『スチュワートリトル』を見た。養子を貰いにいった夫婦が孤児院で出会った喋るネズミ、スチュワートに魅せられ家へ連れて帰る。当然、人間の弟ができると期待していた長男はブスクれ、親戚も複雑な顔をするが幾多の事件を通じてスチュワートは家族の一員として受け入れられていくのであったというプロットを追うだけで気恥ずかしくなるファミリーピクチャーなのだが、これがなかなかのものであったのですよ。奇妙におとぎ話めいたニューヨークの風景、スチュワートが長男と和解するきっかけとなる模型のヨットレース、機知あふれる野良猫どもとのおっかけっこ、これらが自然な特撮で見事に映像化されているのだ。冒頭こそネズミが喋る事があたりまえで孤児院にネズミの孤児がいるという世界なのに猫は人間と喋れないなどの世界観の不統一が気になったが、そんな些細なことなどラストシーンでは忘れてしまっていたほど。こんな手垢にまみれきった陳腐なストーリーでもやりようによってはコレほどまでの映画が作れるという、素晴らしい見本であった。まったく東宝のおえらいさんに見せてやりたいものである。
シャワーを浴びてから録画しておいた『スタートレック・ヴォイジャー』、ヴォイジャーが亜空間のひずみに囚われてしまう、いつものように『キャプテン・プロトン』のホログラムで遊んでいたプログラムを停止できなくなってパリスとキムは大慌て、ようやく転送で脱出することができたのだがホログラム内の亜空間のひずみから現れた光子生命体が自分達と同じ生命体であると勘違いしてキャプテンプロトンの悪役、ケアテカル率いる悪の軍団と大戦争をおっぱじめちゃったのであった。この危機を打開するためにはケアテカルを倒すしかない、かくしてパリスはキャプテン・プロトンとして、ジェーンウェイはケアテカルが岡惚れのクモ族の女王、アラクネーとしてプログラムに殴り込んだ・・・。
スタッフ楽しみ過ぎだよ（笑）。それにしてもホロプログラムの暴走によってクルーが危険に陥るというプロットは今までにもあったがそこにホログラムと身体の構造が同じという光子生命体を絡ませたアイデアが見事である。こんな話があるからスタトレはやめられないのだ。
12月26日（火）タイガー・ジェットシン・タイガース
下らなさここに極まれり、だな。ジュディ・ガーランドの『ショーコレクション』というDVDが気に掛かっている。VOL1〜からVOL4まであってさらに『クリスマススペシャル』なんてものまである。買っちゃおうかなあと思っているのであるが、彼女のショーというのははっきり言って全盛時代の残滓にしかすぎないからなあ、どうしようかなあ、『魔人ハンターミツルギ』のBOXも買わなきゃならないからなあ、っておれこればっかりだなあ。
自分のウンコを見つめてたったひとりでさえこんなにウンコがでるのだから、地球人類全体ではいったい1日にどのくらいのウンコをひりだしているのだろうと考えた事はないかと仕事。アットホームより配送された今年最後の物件シートいかにも数がすくなく、HPにアップするのを断念しファイルの入れ替えのみやる。昼飯はまたコンビニの笊蕎麦、つまらないので明日の休みはどっか美味しい蕎麦を食べに行こうっと。
午後から挨拶を兼ねた営業回り。最後にM不動産へ行って30分程話し込み帰社。残りの仕事を片付け、午後8時半に帰宅。夕食はオデン、鯛の刺身、シメサバ、キャベツの荒く切ったの。どうにも酒向きのメニューであり喉をぐびぐび鳴らすがなんとか思い止まっておでんを食い刺身でゴハンを一膳。キャベツに例の酢醤油をかけてやまほど食べた。
その後は自室でTVと読書。爆笑問題のNG番組や録画しておいた（笑）「ガチンコ」などを見る。爆笑問題あいかわらず司会がへたなのに苦笑。ギャグの切れはいいのに仕切りがまずくて見ていてはらはらする。資質的にむいていないのではないか。まあ、彼らの場合はもともと芸人としてのポテンシャルが高いのでこんな番組の司会をやらなくてもリッパにやっていけるのだろうが。この間に吉村昭「蜜蜂乱舞」を読了。これ、同じ題材の短編がなかったか。
シンシンと冷え込むなか、午前2時半に就寝。寒かろうと思い、厚手の掛け布団を使ったら確かにあったかいのだが、こんどは布団の重さが気になってどうにも寝つかれない。けっきょくその掛け布団をよして代わりに従来の薄いやつを使ってようやく眠りに入れた。どうも難儀なことである。
12月25日（月）ムラマツ体脂肪、キリヤマ体脂肪
最近、わしらの出番が少なくなって太ってしまってのう。2ちゃんねるのペット板でこんなバカモノがいた！犬の散歩をさせている人がいた、その犬がやにわに駆け出し、明かにスピード違反をしている車に跳ねられた。ドライバーはあやまりもしないで車の心配ばかりしている、それを見ていた件のバカモノが腹をたてて飼主でもないのにドライバーを殴り付けたら傷害罪で告訴された、こんな理不尽なことがあるか、どうにも納得できないとドライバーを断罪するスレッドを立てたというのだ。あまりに身勝手かつ頭の悪い話なのでネタではないかと疑ったのだが、えんえんレスをつけ返し、あまつさえスレッドのPART2さえたててしまったのだからおそらく事実なのであろう。
そりゃ、犬も可哀想だが、なぜ当時者でもないのにドライバーに暴行を加えなければならないのか。それではただの乱暴者ではないか、犬好きなのは分かるが、そうでない人にとって、また法律の上でも犬はただの器物に過ぎないのではないか。犬を引いてしまったドライバーは実は大の車好きかもしれない、友達にてめえ、靴脱げよとかドアを力いっぱいしめるな、取れちゃうじゃないかと叫んでいるような人物かもしれないではないか。この社会、この人は犬好き、あの人は車が好き、その人は怪獣映画が好きというように多種多様な価値観が混在して成り立っているのであり、そんな中で他人のことはいっさい考えず、オノレの価値観のみを唯一ゼッタイなものとしてあたかも自分が正義であるようなモノイイをするこのバカモノのような人間が私はダイキライなのである。
柄にもなく怒ってしまったが、俺のこれまでの人生、こんなしょうもない奴らに山ほどあってきているからね、車のことしらないなんておかしいんじゃないの、大人になったほうがいいよ、いつまでもそんなもの見てないでさ、そろそろアナタも『タイタニック』のような映画を見た方がいいよ、これらは実際に私がそのしょうもない奴らに投げかけられた言葉である。うう、ち、畜生、車がなんだ、免許もってりゃいいだろ、『タイタニック』がなんだ、そんなこと言ってるから『アルマゲドン』で涙を流したり、『シックスセンス』の落ちがわかんなくって頭傾げたりしているんだよ、ええい、そんな奴らはし、死ね、死ね、死んでしまえ。え、えらそうなことを言うんじゃない、はあ、はあ、はあ・・・。
ウンコを限界まで我慢して一気にひりだすと非常に気持ちよくありませんかと仕事。管理物件の見回り等のルーティンワーク。午前中来客無く母親と来年のことについて少し話合う。来年はマンションの管理士の資格も取らなければならないし、新しい自社物件のこともある。忙しくなりそうだ。
昼飯はコンビニのザル蕎麦。当然腹が減るが、ちょっとは我慢しなければならぬ。その後、書類仕事に追われ、クレームの処理にばたばたしたりして午後8時に帰宅。
夕食は焼きうどん、サーモンとハマチの刺身、ホウレンソウの和え物。昨日のオイタがまだ残っているのでビールは飲まずにお茶でごまかす。焼きうどんを平らげた後、生卵でゴハンを一膳。ま、こんなもんか。自室に戻ってぼんやりTV。『世界まるみえTV特捜部2時間スペシャル』や昨日録画しておいた“ズームイン朝”のビデオ特集など。素人が撮影したというブロッケン現象の映像に驚く。
午前2時半にベッドに入ったのだが寒過ぎたせいか水槽が水漏れしてベッドまで水が押し寄せてきたという夢を見て飛び起きる。恐ろしくリアルで目が覚めてからベッドが濡れていないか確かめてしまったほど。やれやれともう一度寝たら、今度は部屋に侵入してきた少年に包丁で肩のあたりに切り付けられてぎゃあああっ。もちろん夢なのであるが恐ろしさのあまりこの後2時間ほども眠れなかった。ひょっとして俺、発狂しかけているのかしら。
12月24日（日）郵便東スポ
て、定期購読しているのか。ひとつ懺悔をしなければならぬ。実は本日予定しているクリスマスイブなのに焼肉を食いに行くか、フツー、そんなに煙もうもうさせて楽しいか3人会であるが、メールでしおやさん、ぴんでんさんに間違えて25日と伝えてしまっていたのだ。ぴんでんさんはここの掲示板などで24日と察してくれたのだが、しおやさんは結局参加できなくなってしまったのだ、あああああああ、ご、ごめんなさいい、すみませんん、この償いはいつかきっとさせてもらいますから。
焼肉食った翌日のウンコって重いよなと仕事。最近また管理物件のいくつかで好い加減なゴミだしをしている入居者がいるので、注意する文章を作成し、一戸、一戸に配る。なんでそんな些細なことにこう大騒ぎをするのかと言われてしまいそうだが、資源ゴミと燃えないゴミとを間違えて出す、あるいは混ぜてしまって回収されない、これは人間だから仕方ない、オレだって間違える時がある、そのまま引き上げて翌月にまた捨ててもらえばいいのだ、でもね、大概はだしたら出しっぱなし、自分から進んで回収されなかったゴミを引き上げる人なんていやしないんだ。だもんで、ゴミ収集の翌日は不肖、この私めが自らどたばた走り回る羽目になる。回収されなかったゴミをそのままにしておくと通行人があっ、これはイイトコロがあるとばかりににやにやしながら飲んでいたジュースの缶などを放り込んでいくのだ。もうこうなるとワヤなのよ。だからこうして朝っぱらからイキドオッているのです。役所の人、お願いですから燃えないゴミ、資源ゴミの袋には捨てる人の名前の記入を義務付けるようにしてくださいよ、生ゴミはプライバシーの問題があるから不可能だろうけど、ペット・ボトルや空き缶はそんなもん関係ないでしょ。
昼飯は夜の焼肉に備えて軽いカップラーメン、それもとんこつではなく東京風のショーユ味をチョイスする。別に美味くも不味くもないソレをずるずる食べて午後の仕事。来客あるが入居予定が来年2月とのことであり新築物件の幾つかを御案内。こういうケースはムツカシイのだ。その後、書類仕事、あるマンションの管球とりかえ（いちいち脚立を運んで行かなきゃならないので結構大変なのよ）、裏モノ会議室への書き込み等して午後7時20分のバスで天神へ向かう。
待ち合わせに多少時間があったのでいくつかの書店を回ってみるがと学会の新刊はまだ入荷していないようす。がっかりするも偶然目に止まった爆笑問題の対談本を立ち読み、小林信彦との対談についつい引き込まれ気がつくと8時前5分。あわてて天神ホルモンへ向かった。先に来ていたぴんでんさんと合流し、しおやさんへ間違った日付を伝えていたコトに初めて思い当たってびっくり。電話で平謝りにあやまる。しおやさん、申しわけありません、この代わりと言ってはなんですが、ぴんでんさんが鶏のトサカを食わせる焼鳥屋を知っているそうなので1月はそこへ行きましょう。
この後、カルビやらロースやら牛の横隔膜やら血管やら馬の肺やら鶏の尻尾のところやらをタレで口の回りをべたべたにしながら貪り食らう。酒もビールやらチューハイなどをがぶがぶやる。その食欲はいつまでも続くかと思われたのだが突然、打ち止めが来て楽しみにしていたキムチチャーハンが食べられなかったのが残念であった。
天神ホルモンを出てさあ帰ろうかと思ったのだがぴんでんさんが思いつめたような顔で、今日は2軒目行きますよと言い出した。いや、DVDプレーヤー買うんで金がないんだよとやけに具体的な断り方をしたのだが、何を言ってんですか、冗談じゃありませんよ、そのままむりやり引きずられて彼の馴染みのスナックへ行ってしまう。店内に入ってからもいや、本当にお金がないから、ああ、酒そんなに濃くしないでいいから、カラオケ、そんな気分じゃないのよとぐずぐず言っていた私であったが気がついたらカラオケを4曲、特撮ソングを３曲、フツーの歌を1曲がなり、「もう12時半ですよ、そろそろ帰りましょうよ」というぴんでんさんに「バカヤロー、夜は長いんだよ」 まったくこりない人ですな。
12月23日（土）ガサラキ死すとも自由は死せず
ガサラキってどんなアニメだったっけ。あるゲイの人がグインサーガ76巻の後書きの「やおい差別は同性愛差別と同じ」という記述に腹をたて、栗本薫先生に抗議のメールを送ったそうである。そのメールと多忙にも関らずたった1日で返って来た栗本薫先生の返事をウェブ上で公開しているのだが、これがあと30年生きていたってもうお目にかかれないようなとんでもない代物。私はゲイであるがやおいは嫌い。やおいはゲイの本質に迫るものではなくたんなる空想上のざれごと、私はやおいの人にとても失礼な仕打ちを受けたことがある、表現としてのやおいの存在を認めないわけにはいかないがやおいと同性愛を同列に扱うなというある意味もっともな抗議に対して先生は私はゲイというものをよく分かっている、男女を問わずに同性愛の友人をたくさんもっているし、女性とのセックスすら経験しているのだ・・・、死ぬかと思うほど笑った。さらにやおいについてたしかにやおいの名を借りたしょうもない創作物もある、しかし、それは程度の低い同人女によって作られた志の低いものである、私、やおいの開祖たる栗本のやおいは人間の根本に迫る、これで自殺を思い止まった人がいるほどスバラシイものなのだと強弁、誤植がひどいと言われれば、編集者やワープロのプログラムをした人に文句言っとくれ、ヒロイックファンタジーにふさわしからぬ言葉遣いがあると指摘されたら、グインサーガをヒロイックファンタジーだと言った覚えはない、あれは私の創作物であり、私の物語なのだ、私は好き勝手に書くのだ、文句を言うんじゃないこのアホタレがと言い返す。2CHで電波度200パーセントと揶揄されるのもむべなるかな。
正直言って私はコワクなりました。この先生のモノイイ、考え方はマチガイなく誇大妄想、手っ取り早く言えばキチガイである。しかも人気作家という（笑）ある種の権力を身にまとったヒトラーやスターリンの類と代わらぬ非常に危険なキチガイである。こんな人に関りあってはいけない、もうこの日記や裏モノ会議室で栗本薫先生を馬鹿にするのはやめようとすら思っているのだ。なんだ、この弱虫め、と笑わば笑え、俺はじゃあ、アンタ、男とセックスしてみなさいよとか言われたくないのである。
大きくて固いウンコをやっとの思いでひりだしたのち、思わず“たふっ”と声が出てしまうのはどうしてだろうかと仕事。ごみの始末をしたり入居人のクレームを処理したりのルーティンワーク。昼飯は日清のマーボ茄子ラーメンとお握り。ラーメンそのものの味はしょうもなかったが具の茄子が予想以上にちゃんとしていたことに感激、科学の進歩のすばらしさに思いをはせた。
午後もだらだら仕事をして午後8時に事務所を閉める。夕食は昨日の豪華版とは180度違った、“冷蔵庫の中のモノで食べなさい”メニュー。舌打ちしつつお歳暮のソーセージをいため、白菜の漬物を刻む。これでビール一缶、ゴハンを二膳。デザートとしてコーヒーを飲みながら母親が義理で買ってきたケーキを食べた。1年に1、2回しか食わぬせいか、もう生クリームが美味しくって美味しくって、思わずお代わりなんかしちゃった私。
その後自室へ戻ってレンタルDVD『ライアー・ライアー』を観はじめたのだが、10分もたたぬうちに、既に1回観ていることに気づいた。途法も無くがっかりしておとなしくTVを見る。あーなんてことだ、畜生め、でもレンタル代200円だからまあいいか。午後9時よりCSで「アウターリミッツ」、レーザー光線につかまってするすると天空から降りてくる宇宙人（げんみつには違うのだが）のビジュアルに一驚する。
佐々木譲「エトロフ発緊急電」読了
12月22日（金）重純情艦
物凄く純情な水兵ばかりが乗っている艦、これがもう少しスレてくると軽純情艦となる。こんなメールが届いた。タイトルは“セッカス” ニホンノ ミナサン セッカススキダヨメ
カワイイ ガングロlady ト ナンパパシマセタ
ミテクリャサイ 単なるアダルトサイトのスパムなのだが、どうやら日本語をあんまり良く分かっていないだが、海外にあるためなんでもOKというサイトの主催者がいっしょうけんめい書きましたというつもりらしい。でもガングロなんてフツーの外人は知らないと思うぞ。それにセッカススキダヨメなんて言われてもそんなん大きなお世話なのである。
学校の検便でウンコが出なかったので代わりに犬のウンコを持っていったら保険の先生が蒼い顔で呼びにきたというのはもう何千何万回使われたネタであろうかと仕事。朝1番に来客あり、こりゃ幸先良いわいと喜ぶが、つまらないことに駐車場の問合せであった。物件がないことは分かりきっているのだが一応捜してみますと答える。お客様が帰られた後、いくつかの伝手を頼って探索したがやはりこの近辺に駐車場の空はなし。がっかりしつつお客様にその旨を連絡した。
昼飯は“牧野うどん”で卵うどん、カタ麺。相変わらず美味くこれで370円というのはいかにも安い。途中本屋でHi-Viの1月号を買い、レンタルショップに「くれよんしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル」を返却。そのままジム・キャリーの『ライアー・ライアー』を借りて帰社。管理物件見回り、書類仕事、昨日不当に出されていたゴミの始末など。このゴミ、只の紙袋に大きなカンがそのままいれてあったのだが中を改めてみるとそのカンの中身はボンドであった。ぐあ、どっかのイカレポンチがボンド吸引してそのまま捨てやがったな。オレは怒りに燃えつつカンはカンで燃えないゴミの袋に移し変え、燃えたり燃えなかったり忙しいのであるが、本日のゴミ収集にだすことにした。
本日の夕食は弟夫婦が明日神戸の方へ行ってしまうというので奮発して（笑）寿司。例のビールサーバーを使ってビールを飲みつつマグロ、烏賊、貝柱、うなぎなどのネタを飽食する。赤ん坊は相変わらず食う事に命を掛けていて午後5時過ぎに食事をしていたのにも関らず、食べさせて食べさせてと泣き喚く。弟の嫁さんは仕方ないわねえといいつつ茶碗蒸を食べさせていたが、このままでは将来大食い選手権に出るような人間になってしまわないかとちょっと心配。弟もこいつ、沢山食って凄くデカイウンコするんだよなあとか言ってたしなあ。それとも赤ん坊とはこんなもんなんでしょうか。
コーヒーを飲んで食事を終わり、自室に戻ってぼんやりTV。タイトルは忘れたが爆笑問題と和田アキ子が司会しているヴァラエティで10メートルの蛇を捕まえようという探検隊、人間の足をオトリにするという誠にランボウな方法で2メートル級と7メートル級の大蛇の捕獲に成功していたが、かなり前に「世界丸見えTV特捜部」でアフリカのある部族が同じような方法をつかっているのをみた事があるぞ。その部族の場合はもっと酷くて大蛇がオトリとなった足を丸呑み、喉のところが足の形に膨らんでいるというあまりのことに大笑いしてしまうようなシーンが見られたのだが件の番組はそのパクリなのだろうか。それとも大蛇を捕まえるためにはこれが1番良い方法なのだろうか、識者による解明が待たれるところである。
午前2時頃就寝。
12月21日（木）ネタバレ定食
あれがこーなって、だれそれが死んでラストの落ちはに味噌汁とゴハンが。ようやくラズウェル細木の「酒のほそ道」8巻を買う。期待通りの大傑作。すでにゴラク本誌で読んでいるエピソードに入っているのだがいささかも飽きさせないその語り口はまさに絶品。特に池波正太郎のカツと蕎麦屋での酒の飲み方の回はよだれが口にあふれついつい何回も読んでしまうほどの“ウマサ”であった。
酷い下痢の時に何気なく屁をたれたらぴりっと少量の下痢弁が出た、神様に裏切られたような気がするのは俺だけかと仕事。午前中、物件シートが届いたのだが前回よりもさらに少なく普段の半分の量。オレの店で大野城の物件なんか紹介しても仕方ないんだよなとぶつぶつ言いながら物件の整理をし、(有)宝 誠のHPを更新する。
昼飯は自宅でインスタントラーメンに無闇にネギをぶち込んだものと地鶏おにぎり。どちらも美味し、すくなくとも惨めな気持ちにはならなくてすむ。それから管理物件の見回りに出て、ついでに本屋で「酒のほそ道」8巻を買いさらにレンタルショップで「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル」のビデオを借りてくる。その後は事務所で書類仕事。
夕食は海老シューマイとフツーのシュウマイ、生野菜、レトルトのカレー。弟夫婦は赤ん坊を母親に預け中洲に焼鳥を食いに出ていた。赤ん坊、夕食を食べたばかりだというのに、私の食い物に興味津々、わたしがビールを一口飲むとこっちを向いてきゃーっと叫ぶ。シューマイを1個食べるとぎえーっと言う。カレーを食い始めたところでついに泣き出してしまった。母親がバナナを小さく切って食べさせなだめていたがいやはやなんとも食い意地の張ったコドモだ。
食後午後9時から「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル」見た。自室のビデオではトラッキングが合わなかったので仕方なくCSを繋いである26インチのTVでの視聴となってしまったのがくやしい。アクション仮面の新作試写会を兼ねた豪華客船のツアーに出かけたしんのすけ一家、普段に似合わぬ優雅な船旅を満喫している。船内の映画館でアクション仮面の新作が上映されるがアクション仮面初っ端から大ピーンチ、手に汗握るしんのすけ達だがそこへ謎の猿軍団が襲来し大人達を連れ去ってしまう。しんのすけ達、春日部防衛隊の面々は大人達が連れて行かれたと思しき南海の孤島に決死の侵入を試みるのだが・・・。
正直いって、ここまではいかにも御約束な展開で退屈したのだがしんのすけとひまわり、シロが今回の悪役であるパラダイスキングの本拠地、サイケ船に潜入を果たすくらいからぐっと面白くなる。捕えられた大人達を開放し、一気にパラダイスキングその人にせまるダイナミズムの素晴らしさよ。この後展開されるアクション仮面（現実の役者なのだけど）とパラダイスキングの戦いは最初、あまりにもマッチョなパラダイスキングにやられっぱなしとなるのだがここで猿軍団の襲来によって中断されたままのアクション仮面の新作映画に見事にリンクし、コドモ達の声援によって息を吹き返したアクション仮面はパラダイスキングをこてんぱんにやっつけるのである。
ラストの大空中戦もアクション・ギャグが絶妙に融合し、まさに“まんが映画”を見たという満足感を与えてくれる秀抜なものであった。いやー、やっぱりクレしん映画はおもしろいわ。ただ、惜しむらくはビデオではなくDVDで、大画面、5.1チャンネル音声で見たかったと思うのでメーカーさん、早いところDVDをレンタルにだして下さいね（買えよ、お前は！）。
その後シャワーを浴びてから昨日録画しておいた「スタートレック ヴォイジャー」見る。ひょんなことから自分の記憶に欠落があるのに気づくドクター、何者かが自分のプログラムを改竄したという疑いをもったドクターは罠をしかけてその犯人を特定するが、実はそれはジェーンウェイ艦長その人であった。
数ヶ月前、ドクターはシャトルで行われたある調査任務に同行していたのだが、謎の異星人の攻撃によりキムと他1名のクルーが重傷を負ってしまったのである。いっこくも早く手術を行わなければ二人とも死んでしまう、しかし同じに手術することは不可能、そこでドクターはキムを生かすことを選択したのである。しかし、その選択がドクターのプログラムに悪影響を与え、サブルーチンに堂々めぐりを起こさせてしまったのだ。このまま放置すればドクターのプログラム全体が崩壊する恐れがあったためジェーンウェイはドクターの気億を削除することを決定したのであった。
当初ジェーンウェイはドクターをホログラムという一種の道具とみなしてドクターの抗議には耳を貸さなかったのだが、セブン・オブ・ナインの進言により記憶を回復させ、ドクターのホログラムとしてもオリジナルのプログラムとドクター自身が築いてきた擬似人格との統合を決意した・・・。通常ならばジェーンウェイの処置はまことにもって正しいのだがそこはそれスタートレック世界だから、こういうストーリーになるのですな。でもドクターはマルチタスクの機能があったはずだから分身して手術すればよかったのに・・・なんてこというのは野暮ですよ、野暮。
紗藤一樹「X雨」読了。あんまり怖くないメタ小説になっていていささかがっかり。前作の「プルトニウムと半月」がマットウなダークファンタジィだったので期待していたのだが。
12月20日（水）WHAT HAPPEND WHITE TIE AND TAILS.
そんなに急に踊り出すなんて一体何が起こったのだ。三田佳子の次男、かああ、毎月の小遣い30万かよ、それで鍵のかかる地下室を与えられたらそりゃ、母親自らいたらんことをするのですよと言っているのも同然だな。次男の友人という男の彼は覚醒剤の吸引をためらう女の子に“そろそろ吸えよ”と言っていたという供述に大笑いする。
本日は休み、昨日寝たのが午前3時半だったので少々寝坊して午前10時に起床。コンビニのパンで朝食をとりはああなどとため息つきながら午前11時半まで息以外のことはしたくないという窮極のなまけモードに入りうだうだうだうだ。これはキモチがよろしい。その後事務所へ行ってネットのチェック。
午後一時過ぎから車で天神へ。まずビックカメラでDVDの棚を素見し“赤のれん”でラーメン定食の昼飯。それから丸善書店で小1時間過ごして紗藤一樹「X雨」を求める。途中、レンタル屋でDVD「グリーンマイル」を借りてさらにお米、灯油を仕入れて帰宅。帰ってみると弟夫婦がすでに到着していた。
赤ん坊、ようやくつかまり立ちができるようになっていて、テーブルに手をつきあたりを見まわしながらどうだと威張った顔をしている。それはいいとして座って飯を食べさせようとするととたんにむずがりだすのがオカシイ。せっかく立っているのにどうして座らなくちゃイケナイのヨ、ということなのだろうが何もそんなに頑固になることはないやね。
それから自室で篭って「バトルロワイアル」の原作を再読。二回目だからわずか2時間半ほどで4/3を読んでしまう。午後5時半から再び事務所へ行って日記つけと各掲示板への書き込みなど。
夕食はゴマ鯖、酢豚、酢味噌で食べる野菜、モチ2個が入った雑煮。ちと気が早いようだが、明後日には神戸へ行ってしまう弟夫婦に合わせたのだ。ビールを少し飲んでモチをあぐあぐ食べる。締めのコーヒーは如例。
映画『グリーンマイル』を見た。ほぼ原作どおりのストーリー展開でまあ安心して感動できる佳作。でも主人公のトム・ハンクスが重度の尿道感染症に苦しめられていてトイレに行くたびにリアルに痛がり見ている人の股間をむずむずさせ、ヒーリング能力をもつ死刑囚のジョン・コフィーに治してもらったら、今まで病気のせいで御無沙汰だったからと奥さんにせまり徹夜でセックス4回、へんなの。その他にも転院してきたたちの悪い囚人は看守におしっこ引っ掛けるし、この囚人に首根っこを捕まえられたサディストの看守（Xファイルで物凄くキモチ悪かったダグ・ハッチソン）は恐怖のあまりおしっこをもらすという、この徹底したおしっこへのこだわりは一体何だったのであろうか。後、電気椅子での処刑がリアル過ぎて怖すぎるのもいかん。感動の名作を見せるつもりで連れて行った子供がひきつけを起したらどうするんだ。
その後、「バトルロワイアル」読み終えて心静かに就寝（笑）。
12月19日（火）スタンスで十分ですよ！
分かってくださいよ。本日はユナイテッドシネマで『バトルロワイヤル』レイトを見る予定。しかし、12月に『ピッチブラック』、『ゴジラ対メガギラス』、『バトルロワイヤル』と3本続けてみるのかよ。つくづく映画秘宝だな、オレって。
地下のコンクリートが濡れている汲取り便所に入って行く夢を見ることがある。またでっかいホテルの秘密の豪華なトイレに入る夢もみることがあると仕事。午前中から書類仕事。年末調整や税金関係の書類をしこしこ拵える。うんうん唸っているとブザーが鳴って出てみると広告社の営業マンが飛びきりの大声で「おはようございます！年末の特別広告キャンペーンの御案内に参りました！」不機嫌そうなオレを見て「あっ！お忙しいのですか！」 君、頼むからそんな！が四つもつくようなテンションの高い営業はやめてくれよ。
昼飯は笊蕎麦、うーん、年末の休暇に入ったらかねてから気になっていたあの蕎麦の名店にいってみるか。ついでにホームセンターで事務所用のガムテープとゴミ袋を買い本屋を覗いて帰る。やはり「酒の細道」第8巻は入手できなかった。その後は管理物件の見回り、電話での御案内など。
夕食はハンバーグ、生野菜、マイタケのソテー、ハマチの刺身。車でユナイテッドシネマに行くつもりだったのでビールは飲まない。代わりにゴハン二膳を食べTVを見ながら締めのコーヒーをゆっくりすすった。午後8時半より車で出発。わずか20分ほどで到着したが、駐車代がもったいないので午後9時になるのを待ちながら福岡ドームの回りをぐーるぐる。こんなオレって少しく馬鹿ではないのだろうか。
午後9時5分にようやくユナイテッドシネマに入場。待ちに待った、ホントウか？おい、『バトルロワイアル』を見た。原作本と同じデザインのロゴがばーんと現れるところで思わず身震い。むむ、やるなと思い気を引き締めて画面に相対する。
中学生1クラス、42人が最後の一人なるまで殺し合うという基本設定は変わりないが原作の極端な残酷描写はなく、思ったよりずっと大人しい印象。あの議員の皆様方は何に騒いでいらっしゃったのか。そりゃ沢山死体が出てくるけれども劇中の中学生達はクサイくらい前向きではないか。R指定にする必然性すら感じられなかったぞ。まあ普段映画なんか見ておられない方々が評判なので久し振りに映画でも見てみるかというくらいのキモチで見て、わあと驚いたのだろうが、これで驚いてちゃ『悪魔のいけにえ』なんて見られませんぜ（笑）。
いずれにせよ映画というメディアについてまったくの素人があの深作監督に文句をつけた、しかも“子供によろしくない”と実にツマラナイ正論を大上段に振りかぶって言論弾圧、まあこういっても差し支えないだろうが、しようとしたわけでこんな間抜けなことは今度切りにしてもらいたいもんでありますな。
映画のできについてはあれこれ言いたくないが（笑）、原作では単なる狂言回しであった教師役のビート・たけしの演技が秀逸。おかしなものでこの人がでてくるととたんに“生と死の境界”がたちまちアイマイになってしまうのがスゴイ。もう私はこれだけで許す、この人がいたからこそ中学生達の最後の言葉が字幕で（しかも黒バックで白抜き！）示されるという痛い演出もなかったことにできるのだ。
12月18日（月）てっけてけって、ぱぱぱぱっら、アギラ！
スマイリー小原がカプセル怪獣を持っていたら。とある古本屋に何気なく入ったのだが、見付けたよ、見つけちゃったよ、角松かのりのとんでもなく助兵衛なイメージビデオ第2弾、『空の涙』 大喜びで1.300円也を支払い購入。これをオカズに仕事が終わって1回、夕食前に一回、夕食後に一回、映画みて帰ってきた後に1回、寝る前に1回、床についてから思いだし欲情してもう1回と計6回オナニーし、バケツニ杯分の男の精をぶちまける。いやあ、たまにはBOOK OFF以外の古本屋にも入ってみるものですな。
大学の友人でうんこする時のべつあはん、ああ、ふーと声をだすクセのあるやつがいたがあれはよくないと仕事。さすがにこの年末になると来客無く、まあこう押し詰まってから引越しをしようという人もないので仕方ない。物件の整理をするがこちらの件数も普段に比べると半分しかないのである。昼飯はザル蕎麦でも食おうかと思っていたのだがあいにく蕎麦屋が休み、すばやく方針を転換してトンカツを食べる。あちゃ、今日の豚汁すこし薄いよ、しかしトンカツそのものは変わらずうまくて満足の溜息をつく。ああ、揚げ物っていいなあ。
午後になって1件来客。とある信販会社の無人機設置の為の土地を探しておられたのだがあいにく合致する物件がなく涙を飲んで御断りする。このお客様、女性で年のころ、22〜23、しかも細面のどうだ、まいったかというくらいの美人。私はこの手の顔立ちに人には言えぬ理由でものすごいコンプレックスを抱いているので、仮に適当な物件があり事務所内で詳しい打ち合わせというような事態になればその途中でこらえきれず必ずやけしからぬ振るまいに及んでいたであろう。こう考えると物件がなかったという不都合も“お前はマットウに生きるんだよ”という神様のハカライに他ならなかったのかもしれぬ。
夕食は鳥やアンコウ、牡蠣のごちゃ混ぜ鍋物、鯖の刺身。この後見に行くゴジラが気にかかって味がろくに分からない。とりあえずビールを飲み、ゴハンを一膳。外出用の私服に着替えその時を静かにまった。
午後8時20分のバスで天神へ。自然に早足になるのを押さえつつ、いや、私は『ヴァーティカル・リミット』を見にきたんですよという呈を装って天神東宝にはいる。午後9時10分より待望の『ゴジラ対メガギラス G消滅作戦』を見た。いや、まいりました、現在の平成ゴジラの最大の弱点、科学特捜隊もどきの対ゴジラ組織を設定しなければならない、この組織とゴジラの戦いだけで十分なのになおかつ新怪獣を出さねばならない、結果、どちらもストーリー上の必然性が薄まってしまいがちゃがちゃになるという部分が見事に払拭されている。ゴジラ撃滅のために開発したブラックホール兵器の試射によって時空が歪み、古代生物メガヌロンが出現する、メガヌロンは常にエネルギーを欲しているのでゴジラを襲うといったようにゴジラ、対ゴジラ組織、新怪獣の三者が見事にリンクしあっているのだ。これはまさにゴジラ映画の歴史上、画期的な出来事であり我々ゴジラオタクはこの映画を見るために12年間我慢したのだといっても過言ではない。
無論欠点も山ほどある、特撮の安っぽさ、薄っぺらいCG、脚本の練りこみのたらなさ、いちいちあげていったらキリがないのだが、それでもこの映画の評価を貶めるものではない。手塚監督を初めとするスタッフの人々がここまでやってくれた、後は我々オタクがこの映画をホメ、クリスマスには恋人とディナーというのがマットウだと信ずる人々を少しでもこの分野にひっぱりこみ、ヒットさせるしかないのである。
終映後、あまりのウレシサににやにやしながら天神東宝を出てタクシーで帰る。ふふふ、今夜は飲まなくちゃな。
12月17日（日）杉田かおるはなお及ばざるが如し
ＴＶ見てりゃわかるよねえ。通販を申し込んだパイオニアのＤＶＤ Ｓ-737であるが、メールで人気商品ゆえ現在品切れ、次の入荷は25日になりますがどうされますかという返事。いやもおうもない、買います、買いますよってんだ、来年になったって買いますよ。まあ楽しみを先に延ばしたと思えばいいのだ。
ウンコといえば、公園の砂場はきたない、犬がうんこしている可能性がある、そんなんではお大事のうちの子供を遊ばせられないなどという主婦25歳がいるが、何を言っているのか、オレらが子供の頃の砂場っていうのはウンコぐらいしょっちゅうだったぞ、ガラスや釘が混入しているのならともかくそんなことまで気にすんな、犬のウンコぐらい怖がっていて子育てなどできるものか、もっとも、その頃のばい菌でオレがこんな人間になってしまったという話もあるがと仕事。日曜日であるので御客がこないと暇なのである。それでも管理物件の見回り、書類仕事などやって午前中が潰れる。
昼飯は金がないので日新のＵＦＯやきそば。美味いのだがこれ食った後しばらく事務所にやきそばの臭いがたちこめるのがよくない。この寒空に窓を開けて換気をしなけりゃならんのだ。その後、乞われて昼休の間、この間免許をとったばかりの弟の“車の練習”に付き合う。弟、車に乗り込む前から早くも緊張している様子。いやな予感が頭をよぎる。その予感があたって駐車場をでる時にいきなり猛ダッシュ！ぎゃあああと悲鳴をあげる俺に、弟、蒼い顔ですまん、すまん、ブレーキとアクセルを踏み間違えた、わざとやったんじゃないんだ。わざとやられてたまるものか。
弟、右後方を確認するのにまるで牽制球を投げる前のピッチャーのように、ぴっ、ぴっと頭をふっているので、お前はセットポジションかと突っ込んだら恩知らずにも顔を真っ赤にして怒り出した。なんとかなだめて“車の練習”を続行。わずか30分ほどであったが酷く疲れた。なんとか事務所に生還。だらりだらりと仕事する。
夕食は海老の踊り、刺身各種、昨日ののこりの鰻、レトルトのカレー、生野菜。海老の頭をもぎりばりばりと殻を外してミソをすすり、なんだかよく分からない気管も余さず食べる。身のほうも山葵をちょいとのっけてショーユで食べる。美味い。これでビール一缶飲んでカレーでゴハン。まあ幸せというところであろうか。
その後レンタルＤＶＤの『ロミオマストダイ』。つきつめて言ってしまえばＮＦＬのフットボール場建設をめぐった中国人と黒人のギャングの争いなのであるが、弟を殺されてあいまいな顔で怒ったジェット・リーが絡んだところからぐっと面白くなる。ストーリーそのものは陳腐としか言い様がないのであるがＳＦＸを使ったカンフーアクションがケレンミたっぷりで楽しいのなんの。５人の黒人に囲まれたジェット・リー、ばっと飛びあがって右手の黒人にキックを炸裂させる、そのままぐるりと回転しながら残りの4人を順々にキック、キック、キック、キック。お前はスーパーサイヤ人か。
その後バーボン呷りつつ佐々木譲の｢ベルリン飛行指令」読んで午前１時に就寝。
12月16日（土）フォアグラ回れ
そうあせって食べるものじゃないよ。ＡＶ専門店アバック福岡に電話してリージョンフリーのＤＶＤプレーヤーを扱ってないか聞いてみた。答えは予想通り、うちでは扱っておりません。うーん、仕方ないな、ネットの通販、代引きで買うか。とある通販でパイオニアのｓ737を二万円引きで売っているところがあるのでそこに申し込もう。うふふふ、早く欲しいな、在庫はあるのかな。
小学生の頃、学校でかくれんぼをやってて木の茂みにもぐりこんだら誰かがけしからぬことにウンコをたれておってズボンにべったりくっついてしまったのはさすがに情けなかったなと仕事。朝から来客１件、電話での以来１件、管理物件からの電気についてのクレーム、一気に忙しくなる。まず、事務所に見えられたお客さまのご要望を聞出し物件の探索、これをやっている間にタクミさんに電話して管理物件の方の修理を以来する。なんとか御要望にかなる物件が見つかったので直ちに御案内。それがすんでから電話のお客様の分の物件を探索し結果をお伝えする。こちらは一応検討してから案内をお願するということであった。
午後２時半にようやく昼食。とは言っても金も暇もないのでカップラーメンで簡単にすませる。その後すぐ外出、Ｍ不動産に赴き、現在検討中であるあらたな自社物件用の土地のことで相談。ぐずぐずと長いして戻って来るともう５時半になっていた。その後書類仕事、アミーゴス公演のアンケートの集計、仕事、プライベートの年賀状の制作など。
夕食は夏でもないのに鰻の蒲焼、刺身各種、キムチ。弟、この間お歳暮で貰った“缶ビールなのにあたかもビアホールのビールの如く注げるマシーン”（正式名称を知らぬのだ）に夢中。普段はビール取ってくれと頼んでも不機嫌そうに自分でとりなというのがせいぜいの不精者が今日ばかりはすすんで家族全員のビール注ぎを買って出る。このマシーン、究めて優れモノでハンドルをがっしゅん、がっしゅん押し込んで空気を圧縮、その圧力でビールを注ぎ口から噴出されるのだ。これによって形成される泡はじつにクリーミーで、そりゃこの道何十年のベテランには適わないだろうけど、バイト4年目でよく働く物だから社長から目をかけられ来春には正社員として採用されそうな河本恵一21歳（仮名）に勝るとも劣らないくらいのうまうまビールになるのだ。このうまうまビールをコップ二杯飲んで、簡易うな丼と豆腐とワカメの味噌汁でしめる。ああ、しあわせなり。
当初の予定で本日は『ゴジラ対メガギラス』を見に行くつもりだったのだが、諸般の事情により中止し、のんびりと「アウターリミッツ」などを見る。宇宙からやってきて人間に寄生し絶対的な支配をもくろむ宇宙生物にそれを阻止しようとする国防省のスパイが絡むというなんだかよく分からない話であった。ハードボイルドタッチの演出意図はわかるがこう話が分からないのではどうしようもない。
12月15日（金）ドゥーリットル先生航海記
東京行き。現在ではどこの熱帯魚屋でもフツーに売っている、アマゾン淡水エイ、実に人気が有る魚種なのだがこいつの尻尾のトゲにさされるとこんなことになる。ある熱帯魚ショップの店員の話。体長25センチほどの淡水エイに人差指と中指の間を刺された。4センチくらい刺さったのだがその時は大した痛みなし。しかし出血が酷かったので救急車を呼び病院へ。その車中で痛みが酷くなり手がグローブのように腫れ上がり腕から肘までもぶくぶくに腫れちゃってまるで水死体のようになった。病院で人間が火傷するかしないかギリギリの温度の湯に腕を24時間浸けてやっと危地を脱した。その後もまる2日間痛みがひかなかったという。うーん、やっぱり飼えないよな。
風呂に入った後、ウンコをするとすごく残念な気分になるのはなぜだろうかと仕事。管理物件の見回りしていたらどこかの薄馬鹿下郎がガムを吐き捨てあまつさえ靴で踏みにじっているのを見つけて激怒する。10分ほどかかってようやく剥がし持参のビニール袋に入れる。だいたい住んでいる人ならば自分の住かであるという意識があるのかせいぜいタバコの吸殻を捨てるくらいであろうから大方尋ねてきた友人・知人、もしくは不法侵入したセールスマンなどの仕業であろう。車に乗り込んでここではちょっと掛けないような罵り言葉を吐き散らした。
昼飯はまたまた“牧野うどん”で丸天うどん、久方ぶりに食べたのだがヴォリュームのある丸天がうどんの麺の味わいを阻害するな。これならばきつねうどんやわかめうどんの方が美味いと思う。事務所へ戻って午後3時からお客様をご案内。2件回って午後4時すぎまでかかったか。西鉄薬院駅まで送り帰社したら午後5時近くになっていた。それから営業、趣味それぞれの分野のメールの返事を書く。これに意外と時間をとられて午後8時半に帰社。
夕食はまたもうどん、刺身各種、生野菜ハム添え。刺身と生野菜でビール二缶、ショーユ、胡椒、レモン汁を混ぜたマヨネーズで食うレタスとハムがことのほか美味い。うどんは昼飯のことがあったので恥ずかしながらざるうどんとする。このうどんは能古うどんといって知る人ぞ知る、知らない人は知らない、美味いうどんなのだが、母親がいつもながらに茹で過ぎている。しかもそれを30分もほっとくので麺同士がくっついてしまってよろしくない。結局、いったん水でほぐしてから食べたのだが、これではそこらの駄うどんと代わりがないのである。また生麺に添付されていたざるうどん用のツユの味がずいぶんと落ちてしまった様に感じるのは気のせいか。
その後また事務所へ戻って先日のアミーゴス公演へ来てくださったお客さまのＥメール住所録を作成する。うんうん、この分なら日曜日までに終わるな。そのまま居残ってアミーゴス会議室のＲＴに参加しようとしていたのだが寒くって断念。自室へ戻ってストーブがんがん焚きながら「タモリ倶楽部」他、ＴＶを数本見て午後2時に就寝。と思ったらどうも寝られなくって午前3時半くらいまでもんもんとしちゃったぜい。
12月14日（木）女、サンガリアに家なし
サンガリアコーヒーは不況対策として女性の雇用削減をすることを発表した。とあるところで「川口浩探検隊スペシャル」のタイトル集を見つけたのでここに記す。
川口浩探検隊の軌跡 （以下、新聞のテレビ欄よりの抜粋）
★１９７７（昭和５２）年７月２０日 「死の山八甲田山の謎！！映画も明かさなせなかったその真相」
地獄の雪中行軍隊１９９人は何を見たか！？
★１９７８（昭和５３）年１月１８日 「地上最大の毒蛇デビルファングを追え！」
タイの秘境驚異のキングコブラ狩り・幻の大蛇実体ＶＴＲ完全取材に成功
★１９７８（昭和５３）年３月１５日 「２０世紀の奇跡を見た！！
ミンダナオ島・人跡未踏の密林に石器民族は１０００年前の姿そのままに実在した！」
★１９７８（昭和５３）年６月２８日 「驚異の人食いワニ・ブラックポロサスを追え！！
恐怖の毒蛇タイパン狩り！２億年の恐竜は実在した！」
★１９７９（昭和５４）年２月１４日 「緊急特報！パラオ島奥地に生き残り日本兵を追え！！」
衝撃！戦後３３年閉ざされたままの大洞窟発掘！！５００体の遺骨が語る玉砕の真実
★１９７９（昭和５４）年５月９日 「あの“ジョーズ”の海フロリダ沖に人食い鮫は実在した！！」
追跡３０日！死闘１７時間・ついに捕らえた５ｍの巨体！！
魔の海域に謎の沈没船発見！！ ★１９７９（昭和５４）年７月４日
「怪奇！！衝撃のミイラついに発掘！！土中深く響く怨念の叫び声！！
今甦る２７０年前の即身仏法海上人」 怨念が呼ぶ全国怪奇現象の恐怖！！
★１９７９（昭和５４）年８月１５日 「完全踏破！ガダルカナル奥地に白骨街道は実在した！！
２万５０００の遺骨が語るガ島奪回丸山道作戦の謎」
今よみがえるラバウル湾の英霊 ★１９７９（昭和５４）年１０月３１日
「これが地球の底だ！！人類未踏！オーストラリア世界最大の地底大洞穴探検！！」
地底湖の底に謎の人骨発見・幻の地下都市は実在した！！
★１９８１（昭和５６）年２月１１日 「恐怖の猛毒大死闘！
巨大毒蛇キングコブラ対必殺大毒トカゲ！！」
ワニ対毒魚コブラフィッシュ・毒カエル対毒ヘビ・ピラニア対フグほか
★１９８１（昭和５６）年２月２５日 「恐怖の世界猛獣探検隊シリーズ総特集！！」
死闘巨大ワニ生け捕り・猛襲ピラニア弱肉強食・恐怖の毒蛇狩り・衝撃！人食いトラ
★１９８１（昭和５６）年４月２９日 「首狩り族か！人食い人種か！？
最後の魔境ボルネオ奥地に恐怖のムル族は実在した！！」
目撃！頭ガイ骨の山・残酷！鮮血の原始奇習
★１９８１（昭和５６）年６月３日 「“冷凍人間”これが２１世紀のミイラだ！！
生き返るか！衝撃の死体実験！！」 暗黒−１９５度超低温カプセルに眠る１５体・恐怖の復活手術米国完全取材
★１９８１（昭和５６）年７月８日 「恐怖の吸血コウモリ数万大群をメキシコ魔境洞穴に捕獲せよ！！」
猛襲！！毒大トガゲ！ガラガラ蛇！毒大グモ・発見！怪奇ミイラ２００体
★１９８１（昭和５６）年１０月７日 「巨大怪奇地底都市！！美少女ミイラ発見！
トルコ秘境に幻の黄金宮殿の謎を追え！！」
迷路潜入！地下２０階６万人の大市街カッパドキア２０００年の衝撃
★１９８１（昭和５６）年１１月４日 「“湖が消えた！”謎の巨大異常現象をユーゴスラビアに見た！！」
１５年目の怪３００平方キロの大湖水の行方？・空前世界最大洞窟ポストイナの謎
★１９８１（昭和５６）年１１月１１日 「密林の王者ターザンは実在した！！」
衝撃の発見アフリカ奥地に巨象を従えライオンと眠るトニー！！
恐怖・魔境探索３５００キロ謎の男の全貌 ★１９８２（昭和５７）年５月１２日
「恐怖！双頭の巨大怪蛇“ゴーグ！” 南部タイ秘境に蛇島カウングの魔人は実在した！！」
衝撃！大蛇の腹から人間が！！・猛毒死闘！コブラ数千大群
★１９８２（昭和５７）年６月９日 「謎の原始猿人バーゴンは実在した！
バラワン島奥地絶壁洞穴に黒い野人を追え！」
恐怖！人食いワニ・大蛇・女裸族毒矢の猛襲・密林探索２４００キロほか
★１９８２（昭和５７）年７月２８日 「恐怖の死闘！猛毒ハブ異常大群団も謎を台湾秘境洞穴に見た！！」
衝撃！幻の超毒蛇“百歩蛇”・決死の毒ハブ大捕獲・発見！大卵集団
★１９８２（昭和５７）年９月１５日 「謎の即身仏ミイラ！霊場出羽三山に密教の神秘を見た！！」
衝撃の土中生き埋め即身仏！入定塚発掘・恐怖体験！現代版ミイラ仏挑戦
★１９８２（昭和５７）年１２月１日 「謎の巨大要塞島！コレヒドール地底に白骨トンネルは実在した」
発見突入！３８年前の地獄・恐怖の不発弾！人骨散乱・マッカーサー指令部全貌！
★１９８２（昭和５７）年１２月８日 「恐怖の人食いトラ！スマトラ奥地密林に血に飢えた牙を追え！！」
衝撃の犠牲者続発！村民殺害１３名・緊張の包囲網！・猛獣探索２００時間！鮮血死闘
そういえば「双頭の巨大怪蛇 ゴーグ」の回であったか、やたらに蛇が出てくる場面があったのだが、当時の私は弟とむっ、アレはおかしい、ここは東南アジアの筈なのにアフリカの蛇がいるなどと言い合っていた覚えがある。そのころからマニアだったのね。
仕事的には特筆すべきことなし、まったくいつものルーティンワーク。昼飯はいったん帰宅してインスタントラーメンに焼豚を多めにいれたもの。ガソリン補給のついでにＢＯＯＫ ＯＦＦで小林信彦氏の「オヨヨ城の秘密」買ってくる。その後物件の整理して午後7時からレッドテール水槽の水かえをすまし、午後8時に帰宅。
夕食は母親が出かけていたので出来合いのヒレカツ、牡蠣フライ、お湯であっためるハンバーグ、生キャベツ、鯛・ハマチの刺身。バランスがとれていないようだが仕方あるまい。ビールを飲みながらフライを齧り、生キャベツにトンカツソースを振りかけて貪り、ハンバーグでゴハンを一膳。けっして嫌いではないのだ。
自室に篭って「オヨヨ城の秘密」読む。この本持ってはいるのだけど、いつもまにか見当たらなくなっていたのだ。何度となく読んできた本ゆえ、今回も30分ほどで読了。いつもながらあまりのギャグの濃密さに驚く。しかしこれで子供向けとは図々しい（笑）。
ウィスキーの水割りを飲みながら杉田かおるが出ていた「ダウンタウンデラックス」を見た。杉田かおるの泥酔話、やれ、酔っ払って函館の朝市でカニの横で寝ていたことがある、やれ、ぐでんぐでんの状態でカラオケボックスに入っていき店員に毒づいた、げらげら笑う。究めつけはアタシの人生、“チー坊”で終わったのよと溜息をついている杉田かおるを慰めようとしてしょうへい（あー字が思いだせん）が「そんなことないですって、『金八先生』も『池中玄太』もありますやんか」と言うと、「でもあのころからもうお酒飲んでいたもん」 やっぱすげーぜ、杉田かおる。
12月13日（水）キャベツ主義者
なんといったってねえ、野菜じゃキャベツが最高なのよねえ、ピーマンとか茄子とか人参てのはクソよ、クソ。物件情報でお世話になっている（株）アットホームにアンケートを提出した。事務所の住所や電話番号がいろいろあって、日曜日も営業している会社、当然マル、Ｅメールで情報提供できる会社、ちと怪しいがこれもマル、英語がＯＫな会社、迷った末にマル、お、おいおい、いいのか、大丈夫なのか、まあ、いいさ、その内なんとかなるだろう。
本日は休み。午前9時半に寒い、ああ、寒い、足の先が腐ってしまいそうだと飛び起きいそいでシャワーを浴びる。コンビニのパンで朝食を済まし午前11時まで自室でぼんやりしたのはいつもの通り。それから事務所へ行ってネットのチェックと日記つけ。唐沢 俊一さんの一行知識ホームページ、日記は更新されていないが、代わりにＫ子先生の男前のコーナーで大坂旅行の様子が読める。絶品のクジラを食べて道行く人々をやーい、私らはいま、とんでもなく美味しい鯨を食べてきたんだぞと見下しながら帰るという個所に思わず苦笑する。いや、何もそこまで。
午前12時過ぎから車で久山のヴァージンシネマに向かう。途中、いっぷくラーメンでラーメンプラス替玉。相変わらず美味し。ガス欠の恐怖に怯えながらようやっと到着しすぐさま『ピッチブラック』1時45分の回のチケットを買う。「どちらの席を御希望でございますか」と聞くチケットブースのお姐さんに「前、真中」と叫ぶ俺。インディアンか、お前は。
私の他に約6名の客、しかもそのうち二人は上映中に出ていってしまったという盛況の中で見た『ピッチブラック』、なんといってもギャオス似の怪獣が女子供も容赦なく食ってしまうのが心地よい。また三つの太陽に照らされたという設定の惑星の乾ききったルックがスバラシイ。そんな惑星に不時着した主人公達が水を探していると遠くに見える木、すわ、水があるのに違いないとかけつけると、木のように見えたのは巨大な生物の骨という場面は『怒れる赤い惑星』以来のビジュアルショックであった。
映画の余韻を引きずりつつ帰宅。途中あるレンタル屋に寄ってみたのだがお目当ての『ロミオ マストダイ』のＤＶＤは貸し出し中であった。一息ついてからまた事務所へいき、裏モノ会議室の書き込みとメールの返事書き。これに1時間ほど費やす。
夕食はマグロの刺身、カツオの叩き、山芋を短冊に切ったやつ。刺身でビール一缶、残ったマグロを細かく切り醤油を山葵をたっぷりつけてゴハンに乗っけて簡易鉄火丼。簡単なようだがこれが美味い。
本日の「スタートレック ヴォイジャー」、いきなりデーヴォンなる異星人の戦艦に取り囲まれて監査をうけるヴォイジャー。この極端な鎖国政策をとる異星人はテレパスの存在を極端に嫌い、見つけるはしから収容所に送り込んでいたのである。ジェーンウェイはテレパスであるトゥボクを初めとするヴァルカン人クルー、ベタゾイドのクルー、さらに難破船から救助した亡命者12名を転送しそのパターンを保存することによってデーヴォンの監査部隊から隠していたのだ。そこへ監査部隊のリーダーが亡命を申し出て乗艦、協力しあって亡命者を逃がす鍵となるワームホールの探査に取りかかる。首尾よくワームホールを発見できたのだが、このリーダーの一連の行動は亡命者の捕獲、ワームホールの発見の一石二鳥をもくろんだデーヴォンの罠であった・・・。
もちろん、最後はジェーんウェイが奥の手を使ってデーヴォン人にうっちゃりをかませるのだが、シャトルでワームホールへ逃げ込んだ亡命者達はいいとしてヴォイジャーのテレパスのクルー達はどうやって監査をごまかしたのだ？ﾄゥボクなんて監査部隊が乗り込んできているのにブリッジに頑張っているし、冒頭での苦労はいったいなんだったんだ。ストーリーそのものは良く出来ていたのにこれらの矛盾が気になって楽しめなかった。
その後ずっと前にディレクで録画しておいた『地球最終戦争』を見る。平たく言えば東宝特撮の『宇宙大戦争』に似た謎の宇宙人による侵略のオハナシであるが、特撮と本編のつなぎがめちゃくちゃでえっ、えっ、一体何が起こったのだと当惑させられるのがいかん。円谷英二の偉大さを再認識、だな。
12月12日（火）赤影連盟
ワトスン、これは飛騨忍群の仕業に違いないよ。弁当を半分食ったところで気がついた。これは昨日の朝、コンビにで買った弁当。ということは間違いなく腐っているではないか。あわてて大量の水を飲み、人差指を喉につっこんでげえげえ吐いた。実はこれは昨晩見た夢。なんで俺というものはこうカッコ悪い夢ばかりみるのかね。
はじめて痔の出血があったのは大学生の時、初めはその頃盛んに飲んでいたトマトジュースのせいだと思って飲むのをやめたら本当にぴたりと収まった事があったなと仕事。いつも通りのルーティン・ワーク。物件の探索なく、とたんに暇となる。まあ、この年末だからある程度仕方ないのだが。昼飯はまたカップラーメン。ワンタン入りのトンコツラーメンを食べるという心掛けの悪さを突っ込まれたらどうしようもないのだが、どうしてこうマズイのか。
午後来客1件あり、しかし見るからに不健康そうな若者でありいろいろ聞いてみると安いアパートを借りたいのだが、職はなく、しかも両親も保証人になってくれないという。どうもケンカして家を飛び出してきたらしい。保証人なし、ましてや定職についていないようではどこも貸してくれない、それよりお家に帰りなさい。お家が1番と『オズの魔法使』のドロシーの口調で説得する。やっと帰ってもらったのだがこんな一文の得にもならない仕事、やってられるかという感じ。
ポリプ水槽の水かえをやってから午後8時に帰宅。夕食は安そうなステーキ肉とホウレンソウのおひたしじゃこがけ、鯛の刺身。ステーキはレアめに焼いて日本酒のアルコールを飛ばした物にショーユを加えたソースで頂く。ナイフがすっと入っていく柔らかさでまあ美味しい事。ビール一缶、ゴハンを二膳。だからァ食いすぎだってえの。
本日の一押しＴＶは当然「ガチンコ」の“ガチンコファイトクラブV” だははは、三期生、服装がどんどんエスカレートしていくぞ。オーディションに集まった奴の中には何を考えているのかスカーフを顔に巻きつけて砂漠のゲリラみたいになっているのがいて大笑い。いやー、やっぱ、この番組、最高だわ。
その後、就寝まで平山夢明の「異常快楽殺人」読む。16人のホモ相手を殺害し、その肉を食っていたジェフリー・ダーマー、強度のサディスﾄ・マゾヒストで400人の子供を殺害し、そのうち100件が立証されたアルバート・フィッシュ、33人の青年を拷問して殺し自宅の床下に埋めていたジョン・ウェイン・ゲーシー、360人を殺害したヘンリールーカス。俺がこの手の本を好むのは、この名だたるモンスター達に比べたら、いくら結婚してないとはいえ、いい年こいて怪獣映画に夢中とはいえ、俺はまだまだまともだなと安心できるからなのである。ちょっと倒錯しているかもしれないが。
12月11日（月）シュバルムが勝ち
ドイツの空軍は世界一ィィィ。檜山良昭氏の架空戦記「大戦略 日独決戦」シリーズをＢＯＯＫ ＯＦＦで100円で買ってきた。巻頭いきなりスターリンが暗殺されさまざまな紆余曲折の後に日本とドイツが戦うことになるという誠にもって正しい架空戦記のあり方。よしよしと喜んでいると4巻の「謀略編」のラストではヒトラーの確保しているロンギヌスの槍対石原莞爾将軍の信奉する日蓮の戦いになるという展開になってびっくりする。どははは、流石は我らが檜山良昭、早いところ続きがよみたいものである。
便器にこびりついたウンコというものはどうしてああしつこく頑固なのであろうかと仕事。午前中のルーティンの仕事をこなし“牧野うどん”で釜揚うどんを食って昼飯とする。この釜揚げうどん、でっかい丼の中にお湯とウドンが入っていてこれを冷たいツユですするのである。薬味のネギとしょうがを多めにいれて食べるとうどんそのものの味が分かってうまいのなんの。でもこの内容で卵ウドンや丸天ウドンより10円高いてぇのは解せませんなあ。あ、これを食べるひとってのはめったにいないから、調理する手間賃ということなのかしら。
午後は物件整理、昨日のお客様用の物件探索など。午後6時過ぎに来客あり帰宅は午後8時半となった。夕食はすき焼き、ちょうど肉が食いたい食いたいと思っていたので見苦しいほど喜ぶ。卵2個を使って大量の肉、白菜、ネギ、エノキダケなどを摂取。調子にのってビール二缶、ゴハンを一膳。食いすぎ、食いすぎ。
本日の「世界丸見えＴＶ特捜部」、ザ・ベストの『蘇る死者たち』、題名からハイチのゾンビものかと思っていたがあにはからんや実は“早すぎた埋葬”テーマのドキュメントであった。ぐえ、俺は子供のころ、ハマー映画の『早すぎた埋葬』をうっかりみてしまっていらい、“生きたまま埋葬”恐怖症とでも言うべきフォビアに苛まされているのだ。それなのについつい怖いもの見たさで最後まで見てしまったのだ。
第二次大戦の死者数を正確にカウントする為にアーリントン墓地を掘り返して見たら実に6000もの棺のフタになかから引っかいたような傷があったというとんでもない事実に震えあがる。だから見なきゃよかったのだ。また悪夢を見てしまうではないか。
和田はつ子「鳥追い」読了。お馴染み、文化人類学者・日下部リョウと女性刑事・水野薫が活躍するシリーズモノである。劇中の連続殺人がラストの落ちにまったく結び付かないことに憤慨。無理してＳＦパニックものの要素を入れることはなかったのだ。
12月10日（日）糖尿特許許可局
京都にぃ、いるときゃあ、しのぶぅと呼ばれたよー。グインサーガ76巻「魔の聖域」読了。内容については裏モノにも書いたことだしあえて触れるつもりがないが、もう私としては辛抱たまらん。ひ、一言だけ言わせてくれ、い、いいかな。栗本先生、みんな、ヤオイが入ったからグイン嫌ってるわけじゃないんです。ヒロイックファンタジーなのに、ヒロイックファンタジーなのに、（以下50回繰り返し）、そうは問屋がおろさないとか救命ブイとかベストドレッサーとかそんなどうしょうもない言葉を使うから文句言ってるんです。あなた、『ウルトラマン80』で“お釈迦様でも気がつくまい”とうっかりいってしまって若き日の庵野監督を大笑いさせたというバルタン星人並ですよ。
固いウンコをヒリ出していると肛門が裂けそうな気がするのはいつも通りと仕事。2日酔いと睡眠不足でよろよろしながら事務所へ向かう。げえげえといいつつ鍵をあけ、物件の展示スタンドや旗を運び出す。ルーティンの開店準備なのだが、もうこれだけで息絶え絶え。午前中お客様より電話あり、本日午後物件をみたいとのこと。先方の不動産屋が営業していることを確かめ鍵を借りに行く。事務所へ戻ってカップラーメンの昼食。ああ、肉が食べたい、肉が食べたい、分厚いのをソテーして塩胡椒ぶっかけて貪り食いたい。付けあわせはホウレンソウのバター炒めでゴハンではなくフランスパンがついていれば俺はシアワセだ。
午後より西鉄の平尾駅までお客様を出迎えてとあるマンションに御案内。どひ、あんまり気にいられなかったようだ。後日、更なる物件の紹介を約して分かれる。その後は事務所へ戻ってだらだら仕事。帰宅はちょいと早めの午後7時。母親が飯を作ってくれなかったのでコンビニでオイルサーディン、サラダ、ウィンナーを買ってきて一人寂しく用意する。オイルサーディンは開缶後、ちょいと火で炙って暖め、醤油をたらしレモン汁をやたらに振りかける。ウィンナーは手早く油で炒めてこれもやっぱり醤油をちょろっ。意外と美味くって缶ビール二缶も飲んじゃったぜ。この後ゴハン一膳食べたのは如例。
それから自室へ篭り待望のＤＶＤ『サウスパーク
vol5』を見る。俺のフェイバリットキャラのネッドが大活躍。大喜びである。マットとトレイは料理番組のホストに扮し、ベーコンを豚に食べさせて、こいつ馬鹿だから共食いってわかんないんだとにやにやしているし、相変わらずの悪趣味攻撃が頼もしい。
ぼけっとしていたので「Ｋ-1 グランプリ」の前半1時間とやすきよの特集番組を見逃してしまった。なんということであろうか。
12月9日（土）ピカチュー風月
ああもう、映画が公開される季節となりましたか。福岡空港近くにまたも大型のシネコンができたのだが、そこでも『ギャラクシークエスト』は公開しないらしい。なんでも福岡は大野城のワーナー、中洲のキャナルシティ、久山のヴァージンシネマ、ホークスタウンのユナイテッドシネマと合わせて五つのシネコンが競合する全国一の映画都市になったそうなのだが、それでも『ギャラクシークエスト』はやらないのだ。く、くそ、一体どうしてくれるのだ。
下痢はいやなものだけど、それでも中途半端に柔らかくてふき取るのに苦労するようなウンコよりましだなあと仕事。最近、ビール以外の強い酒を断っているので今日の飲み会が楽しみでならぬ。物件の整理などやりながらさあ、焼酎をやろうか、それとも地酒を冷でやろうか、バーボンをロックでやるか、ぐっと砕けてチューハイもいいななどと考えると口の中に唾が沸いてくる。以前、スコットランドのじいさんが、目隠しして鼻をつまんでからスコッチを飲むというジョークを読んだ事がある。スコッチを見たり、その香を嗅いでしまえば口中に唾が沸き、せっかくの素晴らしいスコッチが薄まってしまうからという訳なのだが今の俺がまさにそんな状態だな。
昼飯はいてもたってもいられぬ程の衝動に駆られて日清の“ＵＦＯヤキソバ”を食べた。安っぽいソースの香がまたたまんなくてまふまふ言いながら夢中で食った。できれば毎日食べたいほどなのだが、いかんせんこのヤキソバは見かけと違って実に560カロリーもあるデブ養成食品なのである。ましてや大盛りにいたっては700カロリーを越えるというほとんどカツ重弁当と変わらない“重さ”。そうそう食えるものではない。
午後7時に店を閉め、7時20分のバスで博多駅へ向かう。このバスの運転手さん、渋滞で26分遅れて運行しておりますというなりもう飛ばす、飛ばす。左折しようという車がいたら癇性にもハンドルをグイと回してバスを傾けながらその脇をすり抜ける。まるで「頭文字Ｄ」のような運転だ。40分過ぎには博多駅へついてしまった。
待ち合わせに20分ほどあったので紀伊国屋へ行き、グインサーガ最新刊『魔の聖域』求める。急いで待ち合わせ場所にもどり本にかけられている輪ゴムをはずす手ももどかしく後書きを（笑）読んだ。どしぇー、思った通りだ。75巻で私の悪口を言う奴はテキだと断じたイキオイいささかも衰えず、ヤオイがいやなら読むな、ヤオイがだめだというならそれは同性愛者に対する差別だという論理のすり替えに人目も構わず哄笑する。やっぱりすげえや、クリモトの姐さん、俺はあなたに一生ついていきますぜ。でもグイン以外の本は買わないけどね。
午後8時より博多駅近くの鍋料理屋“まつだ”にてアミーゴス公演のお疲れ様会。参加者は私、しおやさん、ぴんでんさん、獅子児さん、藤原敬之さん、武内さん、ロデム君。うまい地鶏鍋やキムチ鍋、ホルモン鍋を飽食する。特に生卵をからめて食べる地鶏鍋が絶品で箸を伸ばそうとするほかの人たちを殴り倒しつつ、一人占め。その後、ウドンを入れてずるずるやるともうオナカ一杯。勘定を払ってげぶげぶ言いながら店を出た。
それから私、ぴんでんさん、武内さんの3人で薬院六つ角のカラオケボックスへ行き、午前2時半まで歌う。わたしゃ、最後のほうは死んでましたがな、はははは。
12月8日（金）アーサー王に釣瓶とられて貰水
コネティカットのヤンキーはどうするのか。昨晩の夢、なにやらジンギスカン大食い大会に出場したらしいのだが、驚いた事に胸焼けがして目が覚めた。どうにも胃の当たりが重苦しくてしばらく眠れなかったほど。たしかに夕食を食ってからは間食をしない主義なのだから腹が減っていても不思議はないのだけれど、これはいかにも我慢が足らなさすぎやしないか。ダイエットに生き、ダイエットを究め、肺炎で死す。少しは美白の女王、故鈴木その子女史を見習うがよかろう。
最近、電話関連の勧誘が喧しい。記憶できないほどあちらこちらから市内、市外ともに通話料が安くなりますという電話が頻繁に掛かってくる。でもわが社はつい最近、ＮＴＴの割引サービスに加入したばかりなのだ、どうもすみませんね。でもあんまりかけてこられるといかに温厚な私でもぶち切れるからね、うん、ほどほどにしようね。
メガネってさ、うっかり転倒して割ってしまったりしたら、その破片で眼球をずたずたにされかねないってイメージない？と仕事。事務所前の道路で水道工事が始まって駐車場の出入りが面倒くさくて仕方ない。その上、来週、月曜日に2時間ほど断水しますが、その説明の紙をマンション内の掲示板に貼っていいですかなどといって係の人が現れるので仕事にも差し支える。公共事業だから仕方ないとはいえ、うっとおしくてかなわないのだ。ああ、早く工事、終わんねえかなあ。
昼飯はホカ弁のシャケ弁当。弁当自体は美味いのだが、これ、シャケの骨が残るねい、生ゴミだしたくないので弁当の類を食う時には普段はこのまぬ漬物なども全て平らげるようにしているのだが、さすがにこれはまずい。喉に引っかかってしまう。結局、空箱に骨をいれ、輪ゴムで止め、さらにビニール袋で密封するようにして始末した。その後、先日のお客様の案件を処理、管理物件の見回り、問合せの応対、事業用の定期借家契約書の作成などをやって午後8時過ぎに帰宅。
夕食はサーモン、あま海老の刺身、鶏肉とサトイモの煮物、蛸とワカメの酢の物。刺身でビールを一缶飲んでふりかけ、納豆でご飯一膳。久しぶりの納豆が美味しい。やはり身体が求めているのか。その後、レンタルＤＶＤでジム・キャリーの『マン・オン・ザ・ムーン』を見る。どうも私がギャグマンとして凡庸なせいなのか、「サタデーナイトライブ」、シットコム、日本語にするのは難しいのだが字幕ではお笑いドラマと訳されていた、「タクシー」への出演を経て、一応は人気者になったカウフマンが、自分の目指すものと大衆の要求するものとのあまりのギャップに愕然となり、その差をなんとか埋め様として奇行に走ったとしか思えなかった。おそらくカウフマンはそういう自分のあり方をフェイク（偽物）と思っておりそれがラスト近くのフィリピンでのインチキ心霊手術シーンで表現されていたのだと思う。
シャワーを浴びてから事務所へ行き、久し振りに「ディレクターズカット らくだ」を書く。1時間ほど伸吟したのち、自室に戻ってこの間録画しておいた「踊る！さんま御殿」を見る。暴言ヴァイオリニストの高嶋さち子を、ああ、女王さまとか言っている奴が山ほどいるんだろうな。
12月7日（木）変態を追って
アステア・ロジャースが物凄い変態プレイを繰り広げるという・・・。来年3月発売の『平成ガメラ三部作』ＤＶＤ ＢＯＸの仕様が明らかになった。特典関係はともかくとして全作スクイーズ収録、ドルビーデジタル5.1ＣＨ音声というのがウレシイ。ただ値段が24.000円というのは少々高過ぎると思わないでもないが、このＢＯＸの前後に発売される三部作単体ＤＶＤは『ガメラ 大怪獣空中決戦』、『レギオン 襲来』が単なるステレオ音声になっておりいやがおうでもこのＢＯＸセットを買わなければならなくなってしまうのである。どうもオタクというのは因果なものなのである。
メガネは掛けたら掛けたでまた不便な物で一度など飲んでいる最中に片方のレンズが落ちてしまった事がありそのレンズをなくさないようにポケットに入れてさらに飲みつづけたことがあると仕事。朝から来客、来客で忙しい。昼までに案内2件をこなし、ようやく事務所へ戻ってコンビニのゴボウ天うどんで昼食。昼休みを利用してのびのびになっていたレッドテール水槽の水かえを終わらせた。
午後一時過ぎからまた外出、午前中できなかった管理物件の見回り、ついでにまたもＢＯＯＫ ＯＦＦへより「静かなるドン」1冊と高木彬光「連合艦隊ついに勝つ」を買ってきた。事務所へ戻ってから物件の整理、書類仕事。これが午後5時過ぎに終わって来客の予定がある午後6時半までに裏モノ会議室への書き込みとメール数通、掲示板への書き込みをすませる。すこし遅れて午後6時45分にＭ不動産の社長が来社。事務所などの業務用賃貸物件について情報交換など。
帰宅は午後8時半、夕食はかつおの刺身、シューマイ、味の南蛮漬け、ほうれん草の和え物。アジとシューマイでビール一缶のみ、醤油につけ込んでいたかつお刺身を簡易銀火丼としてぱくつく。ほうれん草もどうしてかと思うくらい美味しい。南蛮漬けも骨までがりがりかじってしまう。おお、これで本日のカルシュウム摂取量は十分過ぎるほどだ。
その後、ＤＶＤで『ロストワールド』見る。あらかじめＡＶアンプをプリヒートしていたのは何時もの通り。『ロストワールド』、中盤の猛獣狩り映画にオマージュを捧げた恐竜狩りのシーンと終盤のまるっきり怪獣映画であるティラノのサンディエゴ上陸シーンがスピルバークの趣味爆発といった感じで誠に素晴らしい。よくクサされるこの映画のわざとらしいエコロジーの思想というのはじつはこんな映像をとりたかったスピルバークの免罪符に過ぎないのだから、もうちょっと暖かい目でみてやれないものだろうかと思うぞ。
シャワーを浴びてからＳＦチャンネルでずっと前に録画しておいた、早い、安い、でもあんまりおいしくない（笑）ロジャー・コーマン監督映画の『地球最後の女』を見る。アカプルコで休暇を楽しんでいる金持ちとその妻。ついでに仕事でやってきた弁護士と共にスキューバダイビングを楽しんでいる最中になぜか彼ら以外の地球人類が絶滅してしまう。何故なのかと言われてもいっさい説明はない。呆然としながらもたくましく生きつづける3人。その内に弁護士と妻が出来てしまって怒った金持ちが弁護士を殺したところでジ・エンド。腐りきった映画である。
高木彬光「連合艦隊ついに勝つ」読了。ああっ、なんだ、オレが“天才馬鹿本”でさんざんけなしている柘植久慶のセックスしてああ、いっちゃう、いっちゃうと戦国時代に行っちゃうというのの元ネタはこれだったのか。
12月6日（水）マッハバロンの要塞
意外とこういう映画が作られるかもしれぬ。昨日こういう光景をみかけた。どうも親子らしい自転車と歩きの二人連れが寄り添っている。ああ、親子で散歩か、微笑ましいなあと思っていると自転車が父親らしき人にぶつかりその人は驚いて飛びのいた。自転車はその脇を摺り抜けそのままぴゅーっと行ってしまったのである。何のことはない、まったくの他人同士で自転車が父親みたいだった人の脇を通り抜け様としていただけだったのだ。そこで父親みたいだった人が自転車の方にに寄ってしまったので結果的に寄り添っているように見えたのである。自転車の奴もじーっと我慢してないで声をかけりゃいいのに。なんか見ていて釈然としない光景であった。
本日はお休み。ちょっと寝坊して午前10時10分前に起床。コーヒーを飲みながらＴＶを見てうすぼんやりする。プレイステーションのゲーム「信長の野望」をすこしやって事務所へ行き、ネットのチェックと日記つけ。メールを2通書いてから車で天神へ向かう。まずはビックカメラで取り置きを頼んでおいたＤＶＤ『ジュラシックパーク』、『ロストワールド』のツインパックを買う。実に久し振りの紐付きではない休日にうきうきしながら丸善書店へ行き、時間をかけてあっちこっちでつまみ立ち読み。そのあげくに浦浜圭一郎「ドームズディ」を求める。
その後ベスト電器天神店へ行ってＤＶＤソフトの品揃えをチェック、あっ、なんということだ、「魔人ハンターミツルギ」のＢＯＸがあるぞ、こっ、ここで買ってしまおうかとぐびぐび激しく喉をならす。しかし、まて、これをビックカメラで買えば一割引だし、ポイントもついて結局、3.000円の得になるのだ、一時の激情に惑わされて大局を見失ってはいけない、あやうく思い止まる。この凄まじい葛藤に心と身体が疲れ果てよろばうように“赤のれん”に行ってラーメン定食を食うのがやっとであった。
途中、レンタルショップでＡＶ一本借りて帰宅。どうでもいいけど、おっさんよう、ＡＶコーナーでＢＧＭとして流れていた山下達郎の「クリスマスイブ」に合わせてふんちゃっ、ふんちゃっとリズムとるなよう、二人きりだったので真剣に怖かったぞう。ワイドショーを見て、コーヒーを飲んだりタバコをすったりしながら「ドームズディ」を読む。午後6時半にまた事務所へ行って掲示板などへの書き込み。最近、2ちゃんねるも飽きてきたなあ。
夕食はハマチの刺身にいろんな具が入ったなんだかよく分からん鍋。ビール一缶、ゴハンを一膳。食欲が無く鍋はほとんど食べなかった。その後、たっぷり30分、ＡＶアンプをプリヒートしてＤＶＤ『ジュラシック・パーク』を見る。ようやくオリジナルの5.1チャンネル音声で見ることが出来たわけだ。サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドプラムがヘリコプターで島に赴きブラキオサウルスを目撃するまでのシークエンス、もうこれはたまりませんよ。また、ガリミムスのスタンピードはドルビーサラウンドのそれとはまったく違った大迫力で以前買ったＴＨＸのＬＤとは雲泥の差であった。
本日の「スタートレック・ヴォイジャー」、破壊されたボーグキューブの部品であったボーグ集合体とドローンのリンク強化装置に影響されセブン・オブ・ナインの内層心理に埋もれていた他種族の記憶が蘇り始める。ボーグに同化された個体の記憶が地球人で言えば多重人格障害のような症状を引き起こして彼女を苦しめはじめたのだ。そこへリンク強化装置へ罠をしかけてボーグを滅ぼそうとする異星人の思惑が絡んで・・・。このエピソードでヴォイジャーの製作スタッフがセブン・オブ・ナインが単に人間性を取り戻すのではなく、ボーグ集合体から切り離された最初のドローンといういわばまったく新しい生命体として描こうとしているのが興味深い。
小福田晧文「零戦開発物語」読了。
12月5日（火）イメクラ蛇に怖じず
そりゃあね、何匹蛇がいたって行きたいよね、イメクラ。12月16日公開の『ゴジラ対メガギラス』、なかなかウルサ型のオタクにも評判がいいようである。唐沢さんの日記でもホメテあったしこうなるとヤミクモにみたくなるのが怪獣オタクの性でありますな。ええと、あと11日か、また最終上映を見に行ってその後、さまざまなことどもをかみ締めつつ酒でも飲もうかなっと。
中学生のころまた性懲りもなくソフトコンタクトレンズというものに憧れ、目も悪くないくせにああ使ってみたいと思った事があったなと仕事。とはいえ今日は全体的にヒマであり書類仕事、管理物件の見回りなどを終日。昼飯はなもなき店でラーメンと替玉。しょっぱいだけでコクがなくなら替玉まで食うなという味であった。
午後8時に事務所を閉め、酒を買って、またまたＢＯＯＫ ＯＦＦへ。昨日もう買わぬとちかったばかりの「静かなるドン」を3冊買う。急いで帰宅してちゃんぽんと刺身の夕食。母親、余ったちゃんぽんの具をあんたなら食べられるだろう、いや食べなさいと俺の丼にぶちこんでくれた。おかげでビール一缶飲んでそれをやっとの思いで平らげるともう腹がぱんぱん。生ゴミをだしたくないのよという母親の愛に涙を流したのであった。
その後、自室に篭ってＴＶ。お楽しみの「ガチンコ ラーメン道」、あのハゲ店主のまるでジャイアンのような怒り方をじっくり楽しむ。いやあ、この人、ＴＶだからってんでわざと怒鳴っているのだろうが、そのうち、これがクセになってしまったらどうするのだろうか。家に帰って奥さんに（いるのかどうか知らんが）、ただいまだよ、エーっ、ゴハンを食べて、なんだ、この野郎、エーっ、うまいじゃないかよ、セックスして、エーっ、イッたならイッたって言えよ、この野郎、出ちまったじゃないかよ・・・、まさかそんなことはあるまいが。
シャワーを浴びてロデム君に土曜日のことで電話し、「ジャングルＴＶ タモリの法則」を見ながらウィスキーを飲む。家で飲んだのは久し振りだったので実に良い気分になりとまらなくなってＬＤで「超時空要塞 マクロス」の「ダイダロスアタックの巻」を見てしまったのであった。ああ、恥かしい。
12月4日（月）深夜バスだよ、お富さん
これだけしか歌詞を覚えていないので気のきいたコメントがつけられません。実につまらない夢をみた。なぜかオレがヤクザのチンピラで組の若頭にとてつもなく失礼なことをしてしまい、平身低頭であやまるのである。これがえんえんと続くものだからもういやになってしまう。ああ、昨日、ＢＯＯＫ ＯＦＦで新田たつおの「静かなるドン」を100円で纏め買いなどしなければよかったのだ。
小学生のころ、メガネに憧れていた時期があったが、実際にメガネが必要になってみるとこれほどつまらないモノはないなと仕事。管理物件を廻ってゴミ収集の後始末。最近はすっとんきょうなゴミの出し方をする人もなく、また防護ネットの導入でカラスどもが悪さしなくなったこともあって各ゴミ捨て場がきれいなのがありがたい。これも粘り強い啓蒙の効果と自画自賛。にやにやしながら事務所へもどる。このころから鼻のアレルギーのスイッチが入ったのかクシャミを十数回。鼻がとれてしまうかという酷い状態になってしまった。昼飯は自宅へ戻ってインスタントラーメン。食っている間にもクシャミが数発。へぐしゃびっしゃんという聞いたこともないような音がでるのには驚いた。
昨日のお客様の物件の問合せ。危惧していたとおりどの物件の担当不動産屋も兄弟で入居ということを聞くとそれはですねえと言葉を濁す。それでも1件だけＯＫというところがあったのでお客様に連絡して今週土曜の案内を約す。後は物件の整理、ＡＩＱのお疲れ様会の会場を予約したりメールを書いたりする。
夕食は鯖の刺身、かんぱちの焼き魚、生野菜。ビール一缶、ゴハン一膳はいつもどおり。これだけ魚食っている家も珍しいのではないか。鼻に効くのかわからないが取りあえず風邪薬を飲んでおく。その後は自室でレンタルＤＶＤの「ＵＭＡ レイクプラシッド」を見る。あらら、もう最初っからワニ、ワニで通しちゃうのね、これ。少しは夢を見させてくれよとがっかりしながら見ていたら、ワニ用の罠にやたらにひっかかる保安官とか実は湖畔の家に一人で住んでいる婆さんが件のワニに餌をやって大事に育てていたとかへんなコメディ要素が多いのに気づいた。そういう映画だったのか（笑）。コメディ映画としてはなかなかよく出来ているよ、佳作だね。
それから録画しておいた「世界まるみえＴＶ特捜部」を見たり、あれこれ本を拾い読みなどしたりして午前2時に就寝。
12月3日（日）ガダルカナル・ドン
昔な、あの親分さんはガダルカナルにおったとげな。アミーゴス公演の際に、眠田 直さんに聞かれたのだが不動産屋って良い娘がいたら、合鍵とか作れちゃうわけじゃん、あなた、そんなことしないの？しません（笑）。確かに作ろうと思えば合鍵など赤子の手を捻るより簡単に作れちゃうし、たとえターゲットの住んでいる物件がオートロックなどセキュリティに気をつかっているようなところでもいやあ、他の住民から苦情がありましてなどといいつつ浸入することも可能だ。事実、これは聞いた話だが、とある女性が会社を早退し普段より早い時間に帰宅したら入居の仲介をした不動産の店員がバスルームでごそごそやっていて、びっくりしたその女性が何やってんですかと叫んだところ「あ、て、点検です」と答えたという事例があったそうである。
そりゃあね、私だって心の中にどす黒い何かがあることは否定しませんよ。ああ、×××を××して、思うさま××××してみたいなどという欲望があったりもするのだけれど、職業倫理というものもあるし、なによりひとたびこんなことをやって捕まるようなことがあれば、近所の人にああ、あの息子さんはね、あの年なのに独身だから何かあると思っていたんだワと陰口叩かれ、石を投げられ、いやがらせで駐車場にウンコされ、いたづら電話でノイローゼになり、道を歩けば犬に吼えられるという具合になってしまうだろうし、肝心の営業免許も取り消されてしまうのである。いくら私でもそんなリスクまでおかしてああ、×××を××して、思うさま××××してみたいとは考えないのである。
現在でも夏など特に足が蒸れる季節には時々靴下脱いで足を乾かしていると仕事。管理物件の見回り、掃除など地味なルーティンワーク。昼飯をカップヌードルで済ませ素早くビックカメラに行ってみるが目当ての『ジュラシックパーク』、『ロストワールド』の2枚組ＤＶＤはすでに売りきれておりがっかり。もう、売れるの分かってんだからもうすこし数入れろよな。
午後4時過ぎに来訪されたお客様、兄弟で入居したいとのこと。それが18歳と21歳の組合せでありちょっと考え込む。ウチの自社物件なら父親が保証人なのでＯＫをだすところなのだが、あいにく空部屋がなくまたオトコの兄弟の同居を嫌う大家さんがまだまだ多いのである。それでも4件ほど良さそうな物件をピックアップし月曜に問合せてみる事にした。
帰宅は午後8時半。夕食はちょっと事情があって出来合いのお弁当と数種類の刺身。ビール一缶飲んでさしてうまくもない幕の内弁当をもそもそやる。たまにはいいのだ。夕食後また事務所へ戻って今年の公演に来ていただいたお客様の名簿作りをすこし。メールアドレスを書いていただいた方だけにでもお礼と来年の公演についてチラシ撒きなどの協力をお願いするメールを出そうというのだ。鬼が笑うかもしれないがもう来年に向けての闘いは始まっているのだ。
午前12時よりパーフェクＴＶの「アウターリミッツ」を見る。ある富豪の結婚披露宴に地球外生物の罠がしかけられた怪しいプレゼントが届いて・・・。なんだかよく分からんストーリーであった。そういや西遊記にこんなのなかったか。
12月2日（土）15で不能とよばれたよ
海鼠みたいにしおれては・・・。子供のころ、庭に池がありましてな、鮒やら鯉がぎょうさん泳いどりましたんや。ある年の夏、掃除しようかということになりましてな、朝から家族総出で魚とらまえて樽にいれ、ドロをさらいましてな、新しい水を入れてカルキが抜けるまでちゅうて魚放っといたら全部しんだった。普通やったらああ、あかんやったねと捨てるとこですが、わてのおじいさんは物を無駄にしないえらいお人やった。その日の晩飯に味噌汁がでて、うまそおや、実はなんやろかと覗きこんだら赤いかたまりがぷかー。昨日まで池で元気に泳いどった錦鯉や。それ以来、鯉こくとか鮒寿司って聞くだけでえずきそうになりますのん。
新入社員のころ、足がもうどうしてかって思うくらい臭くなって困ったことがあったなと仕事。昨日10時間も寝たお蔭で快調至極。町の風景まで輝いて見えるのがおかしい。午前中ぽちぽち家賃と水道料の受け取り、お客様からの駐車場の問合せがあるが、いつもの如く物件がないためにお断りするしかなかった。昼飯はフランスパンにチーズとベーコンを詰めこんだ調理パン、コーヒーを沸かして本など読みながらゆっくり頂く。久し振りのフランスパンなのでもううまくって仕方ない。幸せである。
午後は来客無くこれはヒマだなと思っていたらある管理物件からガスの臭いがするというクレーム。あわてて確認し、即座にガス会社を呼ぶ。3時間ほどかかって修理。なんでも地中のガス管が腐食してそこから漏れ出していたのだという。これで後10年は大丈夫ですとガス会社の人は笑っていたのだが年末になってこの修理代は痛い。
午後7時過ぎに事務所を閉めてバスで天神に向かう。親不孝通のとある居酒屋、もう少し詳しく言えば26日にアミーゴス公演の打ち上げの会場となったところなのだが、ここでぴんでんさん、しおやさんと飲もうと言うことになっていたのだ。5分ほどしてしおやさん、20分ほどしてぴんでんさんが到着。二人ともにこにこ笑っている。口には出さねども“キョウハトコトンヤリマショウ”との思いで一杯らしい。私も軽く微笑んで心の中で“ハクマデノミマスヨ”と頷く。ああ、アミーゴス公演で結ばれた男3人友情の図なのである。
今日が30ウン歳の誕生日であるぴんでんさんにしおやさんと示し合わせて買ってきたショートケーキをプレゼント。それに30ウン本のロウソクをばすばす突き刺して火をつける。まるでキャリーの誕生日だ。ハッピーバースデーを歌い一息にロウソクの火を吹き消すぴんでんさん。我々は溶けた蝋で覆われているケーキを食べるように勧めたが「ぐががが、こんなの食べられませんよう」「オレ達の親切を袖にしようってのか」無理やり食べさせた。ぴんでんさんはよほど嬉しかったのか涙まで浮かべている。ああ、いい事をした後は気持ちがいい。
その後、来年の公演の話やら、今年の公演の反省、益体もない馬鹿話などしてあっという間に午前1時。この1週間強い酒を控えていただけあってさして飲んでもいないのにしたたかに酔っ払う。この後スナックＳに行こうと騒ぎ、ぴんでんさんに窘められるのもいつもの通りであった。
12月1日（金）シャドウヶ島
西暦2012年、人類は対異星人地球防衛組織“SHADO”の本部を佐渡島に移設した。後にこの島はシャドウヶ島と呼ばれる事になった。私が大感動した（笑）先日の「ＴＶチャンピオン 大食い選手権」であるが、またぞろやらせなどといっている輩がいるようだ。まあ、自分の考えていた展開と違う方向にいってしまえばそくやらせと判断するまずしい発想はもう何をかいわんやなのだけれど、もうちょっと考えてほしいものである。あんまり言いたかないのだがこれスタジオといういわば密室空間で収録しているんじゃないんだぜ。もしやらせをやっているとすると店主はいうに及ばず見物人からなにまで全部因果を含ませなければならないのだ。テレ東にそんな金があるものか。何故、これほどまで長くけっして上品ではなく誉められたものでもない「大食い選手権」が長く続いているのか、それは手間もかからず元でもいらず安定した視聴率がとれるからということにほかならない。まさにテレビ東京的としかいいようのない番組なのである。それが1番の利点なのになんで今更やらせなどというある意味非常に手間がかかることをやらねばならないのだ。
子供のころシャーペンで頭皮をがりがり削ってかちかちノックするとシャーペンの先からふけの塊がにゅーっとでてきて面白かったと仕事。昨日に引続き家賃や水道料の受け取りに追われる。外出して銀行で振り込み状況を確認したのも昨日の通りである。昼飯はまたコンビニのざる蕎麦、水で麺をいったん洗うとスムーズにすすれて誠に美味し。残ったツユにお湯を足して蕎麦湯ふうにしてもなかなかいけるしコンビニの食い物も進歩したものである。
午後、火曜日のお客様が再来訪。近辺で御希望の物件が見つからなかった事を説明する。その場で平尾をお勧めし、同意を頂いたので探しておいたある物件に御案内。とりあえず気にいっていただけたようだが、最終的な返事は来週月曜になるとのこと。さあてどうなりますことやら。お客様が帰られたころから悪寒がし頭が痛みだす。しばらく我慢して裏モノへの書き込み、お客様へのメール書き、ＡＩＱ関係のパティオの書き込みなどするが悪化するばかりでありちと早いが午後7時に事務所を閉めて帰宅する。
夕食は鯛の刺身、シメサバ、オムレツ、生野菜。こんな時でも缶ビール一缶。仕上げにニュウ麺を食べる。その後部屋に引っ込んでテレビを見ながら松本清張「渦」を読了。ＴＶの視聴率のカラクリを暴くというジャーナリスティックな発端が車で海に飛び込んだ男女の心中事件に帰結するというまことにもって松本清張らしい展開。
頭はがんがんし、眠くて仕方なくなってきたので風邪薬を飲み普段からいえば3時間以上も早い10時過ぎにベッドに入る。どうせ眠れないだろうと思っていたがあにはからんや1時間ほどもんもんとするうちにいつのまにか夢の中へ。午前12時と午前7時半に小用に起きただけであとはこんこんと眠り続けたのであった。
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