観 笑 亭 日 乗
1999年11月10日から12月16日までの日記
1999年12月17日から2000年2月29日までの日記
2000年3月の日記 2000年9月の日記
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観食亭訪食記 熱帯魚の話 改作落語
ジ・ワン・アンド・オンリー（ジュディ・ガーランドの全て）
なんだばかやろう（ドリフ映画全集）
扉言葉集 オタクアミーゴス 天才馬鹿本 灰色の話 松村邦洋のひみつ
掲示板
2月28日（水）セクハラ、喉に浅田飴
意外な効用。最近、野口五郎と三井ゆりの結婚式について考えている。私見では野口五郎は器用で頭が切れるタレント、しかし、大物感に欠ける、例えこの先、どんなヒット曲を出そうとも、この大物感のなさはそのまんまである人、一方三井ゆりはどうも盛りを過ぎていて、あと2年ぐらいしたらテレビ東京のグルメ旅行番組の常連レポーターになって、「わーぁ、このイセエビ生きている」、「わーぁ、この温泉濁っている」などといって視聴者を呆れさているであろうなという予想が成り立つ程度の人でしかない。なのに、なぜこの二人の結婚式がTVで中継されるのか？そりゃあ、年ごまかして芸能界に入り、いろいろがんばった挙句に野口五郎をゲット、私勝ったのよという三井ゆりの思惑は別として、どうも納得いかないのである。ひょっとして私の知らないところで、この二人、物凄く人気があったりするのだろうか。
本日は休み、午前9時半にあらよっと起きだしてハムエッグ、トーストのブレックファーストと洒落込もうと思ったのだが、マーガリンを切らしていてやぬなく断念。仕方なくコンビニの調理パンで朝食を済ませる。午前11時から車でお出かけ、天神でビックカメラ、丸善書店など回る。ビックカメラでは3月23日発売のガメラDVD BOXを予約、売り場を回っていたらいつのまにかジョー・ダンテの『スモールソルジャー』DVDを買ってしまっていた。ううう、今月はガメラ、輸入版以外のDVDは買わぬつもりであったのに、一体どういうつもりなのか。ガメラが3枚、輸入版が6枚だから今月は10枚もDVD買うことになってしまうではないか。
丸善書店では殊能 将之 「黒い仏」、福家書店で唐沢なをき・よしこ夫妻「大人でよかった」を求める。帰途、ビールを箱買いし、今だ足の調子が思わしくない母親の為に夕食の買物をして午後12時半に帰宅。昼飯は買物のついでにかったパックのお寿司、500円也。そのまま家賃受け取りのために事務所へ詰める。午後6時半まで掛かって数人から家賃受け取った。この間、「おとなでよかった」読了、『チンポコモン』上映会のお誘いメールを数件、裏モノ会議室への書き込み1件。
夕食は鯵の南蛮漬け、マグロの刺身、ポテトサラダ、白菜と玉葱の味噌汁。本日も禁酒。ゴハン二膳のみ。これで体重が落ちないのはどういうわけか。夕食後、自室でコーヒーを飲みながら『スモールソルジャー』を見たのだが、これがよかったんですよ。軍事用のマイクロチップを産め込まれたソルジャーキャラクター人形が敵という設定のモンスター軍団と大戦争。ジョー・ダンテらしく数多の映画のパロディが決まっていてもうにやりとさせられることしきりである。なんてったってソルジャー人形がバービー人形もどきのアクションドールを、フランケンシュタインもしくはボーグ風に改造するところなんざ、私の好き心をびんびんに刺激してくれたのでした。主人公の少年の掘り下げがいまいちという欠点もあるがラストではほろりとさせられたりしてまずは第1級の娯楽作といって過言ではありますまい。ミズテンでこういういい映画にであうとまたうれしさも格別ですな。
シャワーを浴びてから、録画しておいた「スタートレック・ヴォイジャー」を見る。はた迷惑な放射性汚染物質不法投棄エイリアン、マロン人が再登場。彼らの社会システムが一部明かになる。こういうこだわりが物語世界に厚みを持たせるんだよなあ。
その後、午前2時までかかって「黒い仏」読了。いいかげん眠かったのだが、小説中ほどで“顔のない仏”という表現が使われ、はて、これはひょっとしてクトゥルー神話のナイアルラトホテップのことではあるまいか、いや、しかし、そんなはずはあるまい、これはラストまで読んでしまわなくてはという思いに駆られて一気読みしてしまったのである。
結論からいうとやっぱりこれはクトゥルー神話でした。その分、ミステリーとしてはいささかクイタリないものになってしまっているのが残念、やはりアリバイ工作がナイアルラトホテップ配下の妖魔によって時間を超越して行われたというのはまずいんじゃないでしょうか。
2月27日（火）リチャード・ドレミファソ
音楽好き。KCカードの〆日が月末なので3月に入ったらすぐ、こりもせずに輸入DVDを買おうと思っている。こんどはアマゾン・コムでDVDエクスプレスでは一向に入荷される気配のない、『7人の侍』、『原子力潜水艦』、『カニバル！ザ・ミュージカル』なんかを注文しようかと思っているとかなんとかいっちゃって実はすでにアマゾン・コムにアカウントつくって発送先の住所やカード番号も入力、それどころか欲しいDVDもショッピングカートに放り込んであって、あとは注文ボタンをクリックするだけになっているのだ。ああ、早くこないか3月1日。
ところで私は知らなかったのですけど、アマゾン・コムではDVDエクスプレスと違ってJCBのカードも使えるのですな。ということは最初からアマゾン・コムを使っていればわざわざ、マスターカードを作る必要はなかった？もう私は手遅れだが、これからDVDの個人輸入をしようという向きは覚えておられるがよかろう。
あーまたトイレットペーパー買わなくちゃと仕事。午前中早めに管理物件の見回りを済ませる。燃えるゴミ収集の翌朝にも関らず、全管理物件に残ったゴミはなし。うん、うん、みんなこの調子でやってくれよとエラそうに考える。帰社して物件情報の整理、ホームページ不動産部門の更新。昼飯はいかんいかんと思いつつ牧野うどんで“たまごうどん”370円なりを食ってしまった。
午後、タクミさんより架電。今月中に終わらせる約束だったリフォーム工事だが、職人さんの都合がつかず、3日ほど完成が遅れるとの事。入居予定のお客様からキャンセル入っているのでそう慌てることもないのだが、そんなことはおくびもださずにイヤミをたっぷり。このところ、仕事が遅くて少々困っているのでいうことは言っておかねばならぬ。このあと、1時間ばかり営業回り、帰途M不動産に寄ってナニゴトか密談する。
帰宅は午後7時半。夕食は芽昆布、サーモンの刺身、マグロネギトロ、豆腐となめこの味噌汁。今日から3日間は完全禁酒と決めたので、ビールは飲まずにゴハンを二膳。自室でコーヒーを飲みながら午後8時半までぼけーっとする。
午後8時半から車でお出かけ。ユナイテッドシネマでファレリー兄弟の新作『二人の男と一人の女』を見るためだ。ガソリンが残り少なくなっていたので近くのGSに寄ったら万杯で人がでてきやしねえ、バイトらしきぬぼっとした兄ちゃんがGS内で止まっている私の車を無視しやがるので腹をたててそのまま飛び出す。そうぼけぼけされたら映画に間にあわねえんだよ。むかむかしつつ、ユナイテッドシネマの駐車場まで来たのだが、普段はがらがらの駐車場が満車。敷地内で猿チン馬鹿たらいうサーカスのテントが設営されていてその分、駐車可能台数が少なくなっていたのだ。上映開始5分まで待たされ、ようやく入場する事ができた。まったく、もう間に合わないと思って帰ってしまうところだったぜ。
車を置いてだっとユナイテッドシネマに掛けこみ、辛うじて予告編の上映に間に合った。こういうのは体にも精神的にもストレスになるのであんまりやらないほうがよろしい。そうまでしてみた『二人の男と一人の女』、ロードアイランド州のマジメな警察官リチャード（ジム・キャリー）は町一番の美女と幸せな結婚をするが何故か生まれた3人の子供はみな、黒人。そのうち、奥さんは子供の本当の父親とはい、さようなら。その時のショックでリチャードは人との揉め事を極力避けるようになってしまう。
年月が経って子供達はみな順調に成長するがリチャードはすっかり町の人間から馬鹿にされている始末。ある日、リチャードのつもりつもった憤懣が爆発し、強暴な別人格、ハンクが覚醒した・・・。私は実は、二重人格というアイデアはあんまり好きではないのだが、ジム・キャリーの説得力ある演技がうまい具合に作用してウェルメイドなコメディに仕上がっている。ファレリー兄弟らしく、黒人、ハンディキャップの人々などのマイノリティ、動物虐待への配慮が忘れられていないのはさすがと言えよう。
第一、こんだけウンコ、シッコ、フォーレターワードいっぱいなのに見終わって爽やかな映画というのはそうありませんや。こんどまた、『メリーに首ったけ』見なくちゃならないな。
2月26日（月）アキレスは嫁に食わすな
ちょっといやらしいか。恥ずかしながら、大画面オナニーというものをやったことがある。まあ、良かったとか良くなかったとか、そんな問題ではないのだが、大画面オナニーがあるのだから、アイトレックオナニーというのはどうか。ああ、目の前に52インチの仮想大画面が、ほん、ほんほん、ああ、おっぱいがこんなに大きくほん、ほんほん、部屋を暗くして頭に布を被ったらイヤらしい画面以外何にも見えないよ、ほん、ほんほん。誰かやってみる人はいませんかね。
テレビ番組雑誌を読んでいたら数日前の深夜に『ルーカスの初恋メモリー』が放映されていたことに気づき、愕然。なぜ録画しなかったのかと臍を噛む。この映画、実はウィノナ・ライダーの事実上のデビュー作なのである。主人公のオタク少年、ルーカスを馬鹿にするいわゆる、ジョックス連中はどうでもいいのだが、そのルーカスに思いを寄せるという役柄のウィノナ・ライダーがまた、人間離れした可愛さなのだ。俺がもし、森で当時のノニー（何がノニーだ、馬鹿め）に出会ったとしたら思わず「こんにちは、妖精さん」って言っちゃうくらいのとてつもない、ガルガンチュワ的な、マンモス的な、恐竜的な可愛さなのだ。TVで見逃したからには是非、DVDを買いたいとおもうのだが、これは発売されているのだろうか、あっ、俺、考えてみたらこの映画の原題知らないや。
午前中にウンコがでないと不安になると仕事。昨日とうって変わって暇な1日であった。事務所にこもりきりで家賃の受け取り、書類仕事、リフォームの付き合いをやり、午後からちょっと管理物件の見回りに出かけただけ。この時に昼飯として久しぶりにカツカレーを食べる。どうにも不健康なことでありますな。午後6時過ぎにようやくお客様からの問い合わせあり、喜んで物件を探索し、金曜日の案内を約束。
帰宅は午後7時半、旅行から母親が帰ってきていた。片足が腫れているのでどうしたのかと聞くと、神社の参道でずっこけて捻挫したのだという。あなたねえ、デキモノが出来た片足の療養に温泉に行ったのに、そこでもう片方を痛めてどうするんですかと厳しく説教する。夕食は母親がそのざまなので中華料理の出前。味はいつも通りだったのだが、弟が買ってきた蛸の刺身が妙に美味かったのが救いか。ビール一缶飲んでゴハンはなし。〆のコーヒーは如例。
その後自室に引っ込んでDVDの『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を見る。やっぱりどうしようもない馬鹿映画だな、これは。時折くっくと笑いながら最後まで見る。ジュリエット・ルイスが相変わらずエッチなのがウレシイ。
シャワーを浴びて録画しておいた「世界丸見えTV特捜部」を見ながら母親のお土産の焼酎を飲む。かなり酔っ払って午前1時過ぎ、就寝。
5月25日（日）慰安婦の虹
フレッド・アステアが日本人医師役。今ですねえ、DVDカタログという有名サイトの掲示板読むのにハマっております。内容的には国内・海外問わないDVDについての総合的な掲示板でとりたてて変わっているわけではない、どうしてそんなにハマっているのかというと、タマに初心者という人が初歩的な質問を書き込むと必ず“過去ログを読んでから聞いてください”などとエラそうに嫌味ったらしいレスをつける馬鹿がいるのが面白くてたまらないの。膨大な量におよぶ過去ログをいちいち読んでなんかいられるか、アホ、そんなレスをつけるぐらいなら教えてやるがいいじゃないかとパソコンの前で腹をたてるのがまた快感だったりするのだ。ましてや他の人にそんなモノイイはしないほうがいいと窘められたその馬鹿が、「じゃあ、この掲示板がDVDとは何かなどのつまらない初歩的すぎる質問でいっぱいになってしまったりしたらどうするのですか」という唯我独尊的な書き込みをしたりすると、わあ、たまんねい、こいつ、とミモダエして喜んでしまうのだ。ああ、私ってヘンなのでしょうか。
花粉症のせいで睡眠極めて浅し。何度も目を覚ましその度に鼻が依然として詰まっているのが分かってがっかり。ずびずびいっているうちに夜が明けてしまった。ふらふらになって出社する。
エスキモーあ、もとい、イヌイットは凍傷を避ける為に限界ギリギリまでウンコを我慢して、あっと言う間に出してしまうと仕事。午前中一番に管理物件の見回りをすませ、事務所へ戻って家賃の受け取り、書類仕事。午前11時からお客様の御案内して午後2時過ぎに昼飯を食べることになった。すきっ腹にカップヌードルのトロ豚（うぬぬ、ヒトを馬鹿にしているのか）がやさしく染みる。それからまた外出してこの間、案内したお客様のクロージング。先方の不動産屋へ行って、契約書を受け取り、待ち合わせていたファミレスでお客様に説明して捺印してもらう。不動産屋へとって返して敷金その他を支払い、鍵を受取る。そのままファミレスに戻ってお客様に鍵を渡すという、まあ、貧乏暇なしとはこのことであるな。
事務所へ戻って後始末し、アミーゴス会議室に1件書き込みをして午後7時に帰宅。母親が今日から旅行に行っているので代わりに弟が生牡蠣、アンコウのキモ、豚軟骨などいろいろユニークなものを買って来ていた。私も餃子を焼いたり、ソーセージとピーマン炒めを作ったりいろいろやる。ビール一缶、ゴハン一膳。弟、買ってきたものが多すぎる、でも残しちゃいけないと呟きつつ一生懸命食っている。感心なことである。
その後、自室にこもってTV三昧。シャワーを浴びてから酒を飲みつつ、「ジャイアントロボ」のLDを見た。「スパイダー、おめえもヤキが回ったな」という江戸っ子風味満点の台詞回しに爆笑。これだから「ジャイアントロボ」って好きさ。
5月24日（土）忍法マニアック
忍術に淫した女。この間からDVD個人輸入指南のHPをいくつか覗いているのだが、掲示板で皆さんの苦労が伺えてなかなか興味深い。英語がまったくできない為に英文翻訳ソフトを使っている人の話によると、出荷していない（UNSHIPPED）という単語が“陸揚げされた”と訳されてしまうのだそうだ。これではまるっきり反対の意味になってしまうではないか。相当に高い翻訳ソフトでもあんまり役に立たないという噂はよく聞くけれどもこれはあまりにも酷いというもの。確かにSHIP（動詞では“発送”するという意味になる）は船であるという思い込みがあるので、SHIPPED（発送しました）というメールが来て、えー、船便で送ったの？何日くらいかかるんだろうと考えるいささかそそっかしい人もいるくらい、日本人にとって間違えやすい単語なのだが、反対の意味に訳されてはたまらない。やはり、翻訳ソフトなどには頼らず辞書を引き引き、自分でゆっくり考えて英文を書くべきだろう。
ウンコネタも飽きてきたと仕事。午前中、書類仕事、管理物件の見回り。昼飯はまたも冷ソーメン。こればっかり食ってなんなんだ、お前はと言われそうだが好きなんだからしょうがない。コンビニのソバも良いけど、こちらの方が安くって美味しいんだもの。午後からリフォームのお付き合い、ようやく新しい畳が入った。なんとか今月中に済みそうで一安心である。
その反面、次の入居者が今だ決まらない。理想的には今月中にリフォームを終えてからすぐに入居していただくのが一番なのだが、問い合わせすらないのだ。こうなると1週間から10日ばかりずれ込むのを覚悟しなければならないのだろう。そんなことを考えていたらとある管理物件から電話があった。台所と玄関の間のドアが開かなくなった、家族全員が台所に閉じ込められている、ドアのノブを玄関側から回せば開くと思うので助けに来てほしいって全然しゃれにならない事態だ。大慌てで鍵を持ってから車に飛び乗り、救助に向かう。なるほど２、３回がちゃつかせるだけで簡単に開いたのだが、これが水曜で私が休んでいたらと思うとぞっとする。その入居者宅を辞してからすぐにタクミさんに電話入れてドアの修理を依頼。
その後、なんだかんだ（笑）やってから午後8時に帰宅。夕食は鳥の水炊き、出来合いの鯖の竜田揚げ、カツオのタタキ。ビール一缶飲んでゴハンを一膳。水炊きスープが美味かったのでネギをたっぷり浮かして3杯飲んだ。
〆のコーヒーを飲みながら自室で『クェーターマス2』を見る。フシギな隕石の調査をしていたクェーターマス教授は偶然大規模な謎のプラント工場を発見する。なんだ、なんだと首をかしげている内に助手が隕石から吹き出したガスにやられて昏倒、顔に赤いデキモノが出来て横たわる助手をプラント工場からやってきた警備員達が問答無用で拉致してしまう。実はこれは隕石に入って地球にやってきた不定形エイリアンの地球侵略であった。そのエイリアンは陰険なことに隕石からぷしゅっと吹き出して人間にとりつきゾンビーにしてしまうのである。ゾンビー達はプラント工場を建設しその中の黒いドームにエイリアンを集め、育てていたのだ。クェーターマス教授は友人の警視、近くの村人と語らってプラント内へ浸入するが・・・。ラストで現れる巨大不定形エイリアンが圧巻、ストーリーのテンポも快調で、これはクェーターマス映画版の最高作ではあるまいか。今からクェーターマス映画を見ようという向きはこの第2作から始めるのがいいかもしれない。
クェーターマス教授、ラストでエイリアンの星を自前の宇宙基地から打ち上げた自前の原爆ミサイルで破壊するのだが、これはちょっとすごくないか、いったい何者なのだ、クェーターマス教授、ロケット工学の専門家ってことになっているけど、とてもそうは思えないぞ。
途中しおやさんから電話あり。私のホームページ不動産部門のことを原稿に書くということでURLなどいくつか質問される。電話が終わってからむー、貧弱なのはしかたないけど、なるたけマジメなページに見えるよう改良しようと決意。明日は忙しくなるな。
5月23日（金）病高校にいる
体育の時間に見学しているやつ。高田文夫尊師のお言葉。大坂にユニバーサルスタジオジャパンというのができるだろ、日本人ばかりか台湾とか韓国からもお客さんくるだろ、そういう人達は何にも知らないから、京都の太秦撮影所に連れて行ったら、どうだ、ぱあっと見せてこれがハリウッドだと、これがアメリカだと、そう教えちゃえばもう信じちゃうから。アハハハ、そんなことはあるまいが。
トイレに消臭剤の類を置かなくちゃなと仕事。午前中、管理物件の空部屋をいろんなところに登録。全日の物件情報システム、懇意にしている不動産屋いくつかにファックスを送りまくる。リフォームが終わるのが3月頭なのでそれまでに入居者を確保しなければならないのだ。2月の時点で入りたいといっていたお客様から一方的にキャンセルくらってしまったので、かように遅い時期の募集になってしまったわけ。この仕事にはこういう理不尽な事も多々あるのである。
昼飯はとあるラーメン屋でラーメンアンド替玉。近くのBOOK OFFで新田次郎の「氷原 非常のブリザード」という2時間ドラマみたいな通俗きわまる題名の文庫本を100円で買い、管理物件の見回りやって2時過ぎに帰社。大急ぎで物件の整理を済ませ、HPにアップ。それから、リフォーム工事の立会い、お客様のお相手、案内1件やって午後8時過ぎに帰宅。
夕食は母親の足が相変わらず思わしくないので出来合いの牡蠣フライ・ヒレカツ・カワハギの刺身・生野菜、そして豆腐とコンブの味噌汁。牡蠣フライを齧りながらビール一缶、ヒレカツでゴハン一膳を食べる。
夕食後、自室でコーヒーを飲みながらレンタルDVDの『フリントストーン・ビヴァ・ロック・ヴェガス』を見た。全編幼児的なギャグの羅列でうんざり。ビデオならば途中でやめてしまうところである。だいたい、DC-10の石器時代に引っ掛けたシャレ、BC-10だが、もはやマクドネルダグラスの旅客機の型番がMDに統一されているのでこれでは意味を為さないのである。本当は『X-MEN』見たかったのだが、貸し出し中でやむなくこれを借りたのだ。
シャワーを浴び、今度は『チンポコモン』三度目の観賞。いくらなんでも観過ぎなのは分かっているのだけれど繰り返し観込んでいないと上映会の時にしたり顔で解説できないから仕方ない。観終わってからバーボン飲んで酔っ払って寝る。
5月22日（木）プレスリー合うも他生の縁
ファン同士というのも何かの縁だから。東宝から発売される『キングコング対ゴジラ』のDVD、通常音声に加えて公開時の4チャンネル立体音響、さらにそれをリミックスした5.1チャンネル音声が収録されるとのこと。長年東宝怪獣映画のファンをやってきたが、その種の立体音響で観賞するのは始めてだわいとにやにやしている。こうなると当然『地球防衛軍』だって立体音響収録で発売される筈であり、技術の進歩というのはまったくもって素晴らしいことであるなあ。
あっ、トイレットペーパーが無くなってしまった、なんという事だと仕事。午前中、タクミさんに頼まれていた分の物件探索。幸い、条件に合致しているマンションが見つかり、さっそく先方の不動産屋へ連絡し、案内の手はずを整える。全ての準備が完了した時点でタクミさんに連絡。さあて、どうなるか。一段落ついてから管理物件の見回り。ある管理物件でちょうどよかったとばかりに入居人に捕まってガス関係のクレーム。やれやれ、まあ、夜中にガスの臭いがします、なんとかしてくださいという連絡を受けるよりは遥かにましなのであるが。
昼飯は好い加減冷ソーメンに飽きたので目先を変えようと思って某日清のカップヌードル1個。腹が満たされないのはもちろんであるが、これくらいは我慢しなくちゃ。その後、お客様の応対、書類仕事など。オタクアミーゴス会議室への書き込み1件。
夕食は安売りの骨付きカルビを塩胡椒して焼いたもの、生キャベツ、イカソーメン、鯵のタタキ。カルビは例の酢醤油をかけたキャベツとともに頂く。まったくこの酢醤油でくたくたになったキャベツがカルビの脂とことのほか良く合って、ああ・・・、ビール一缶で済ますのが惜しいくらいであった。ご飯は食べずに柔麺を少し。〆のコーヒーは如例。
その後、部屋へこもって読書。小野不由美「黒祠の島」をようやく読了。だめだよ、そんな親戚関係で同じような名前のやつを10人も20人も登場させては。あまりのややこしさに頭がごちゃつき最後の大トリックもふーん、それで？としか感じられなかった。伝奇的な味付けもいいけどもうちょっと整理しなくちゃ。
シャワーを浴びてから、久し振りに「原潜シュービー号 海底科学作戦」TVシリーズのLDを2話分見る。米原潜と漁業実習船の激突事故で『GODZILA』の放映自粛というアホらしい事態にむかつき、ならばこれでも見てやれということになったのだ。それはそうとシービュー号のミサイルルームには目立つ事このうえない字で“ミサイル発射パネル”とかかいてあるけど、あれ、いいのか？そんなに分かり易いと、乗っ取られた時などまずいんじゃないか。
2月21日（水）喧嘩両生類
ある種のカエルは同種同士で激しく争うという。昨日苦情メールを出したDVD EXPRESSから早くも返事が届いた。曰く“そら、すんまへんでしたなあ、ほな、変わりの品をちゃっちゃと送りますさかい、堪忍しとくんなはれ”、この対応の良さに少々驚く。正直、岩窟王さんのサイトにあるように、不良品を送り返せと言われるのを覚悟していたのだ。安い航空郵便を利用する限り、この種の事故はアマゾン・コムであろうがエクスプレスであろうが避けられないので、この素早い対応は心強い。これでもうちょっと商品の在庫状況がよくなればなあ。
本日はお休み。何時ものとおり午前9時半に起きだして、コンビニのパンで朝食。寝ぼけ眼で部屋にもどったら本棚に激突して15年前にロスのユニバーサルスタジオで描いてもらった私の似顔絵を納めてある額が落下、ガラスが粉みじんに砕けた。いっぺんに目が覚める。TVや映画ならば、は、もしやなにか悪いことが！と顔を曇らせるところだが、あいにくこれは現実世界の出来事、あー、もう、面倒くさいなあと嘆きつつ、砕け散ったガラスを掃除しただけであった。
午前11時に事務所へ出向いて日記つけとネットのチェック。1時間かかって終わらせ、床屋へ向かった。あいかわらず、理容師さん、私の頭の10円ハゲについて触れてくれない。それどころか最後の調髪でハゲのあるあたりをこっそりなで付けているのを見てしまった。ああ、なくなって分かる、髪は長−い友達。最近、床屋へ行くたび同じ事を言っているな。
それから車でお出かけ。とある場所の漫画喫茶で約1時間かけて鮭フライ定食の昼飯を食べ、ついでに古本屋を5軒ほど回る。お目当てのものは見つからなかったのだが、幸い捜していたつのだじろう「５五の龍」、文庫コミックスの2.3.4巻を求めることができたのでよしとしようか。午後4時過ぎに帰宅して部屋こもって「５五の龍」読む。ああ、呑気だねっと。
夕食はマグロの刺身と母親特製のなんでも入っているオムレツ（今日は竹の子が入っていた）、生野菜。ビール一缶、ふりかけでゴハンを一膳。コーヒーを飲んで溜息をつく。
本日の『スタートレック・ヴォイジャー』、のっけからすみません、すみません、誰かいませんかというまるで御用聞きのようなエイリアンが登場。彼はデルタ宇宙域最高の頭脳集団にトラブルを解決してもらい、そのお礼の為にやってきたのだった。その頭脳集団がにっちもさっちも行かない状況に追い込まれたヴォイジャーに対して援助を申し出てくるが・・・。広大なスタートレック世界でもマッチポンプのエイリアンというキャラクターは珍しいのではないか。
シャワーを浴びてから『サウスパーク』のメイキングドキュメンタリー『GOING DOWN
TO SOUTHPARK』を見る。不可解な自殺を遂げたマリー・ケイ・バーグマンのアフレコ場面が圧巻。サウスパークのほとんどの女性キャラを一人で演じていたという無茶な人なのであるが、キャラに合わせて声が変わるのはもちろん、表情までなりきってしまうのがスゴイ。今、裏モノで話題になっている多重人格少女にもこれくらいの芸が欲しいな。
このころより花粉症が悪化、鼻の片っ方が完全に詰まってしまう。どうせ眠れないからと思い、録画しておいた「ガチンコ」（笑）、「タモリのジャングルTV」をぼけーっと見る。午前3時近くになってからようやく寝付く事ができた。
2月20日（火）引導の山奥で修行して
オタクじゃなかったら引導カレーとするところ。DVD EXPRESSに『パイソン』のケース、壊れてましたで、おかげさんでDVDからから動いて傷だらけや、これ、取り替えてくれまんねんやろなというメールを書いた。もちろん、英文である（笑）。すこしどころかめちゃくちゃ恥かしいのだが、これから海外通販をやろうという無鉄砲な人に参考となるかもしれぬのでその英文を引用しておく。Dear
Customer Service, I received the DVDs on
2/10 which I had ordered from you on line.
However,I discovered that the case of"PAYTHON"
was broken. Clamp to fix DVD was broken.So
DVD disk was shaken badly in that case. There
are scratchs all over signal recorded side
of "PAYTHON"DVD. My request for
you is to send me a replacement of the broken
merchandise. My order number is 2762369 I
can be reached at the following e-mail address.
makoto hourai jzt07733@nifty.ne.jp Best regaeds,
ヘンな英語のなかにすこしばかりマトモなのがまじっているのは個人輸入の手引きサイトにあったクレーム分を参考としているため。さて、DVD EXPRESSはどんな対応をしてくれるであろうか。
むむ、自分の書いた英文を公開するというのは想像以上に恥かしいものなのだな。まるで、見知らぬ人に自分の肛門を、それも思いっきり両手で広げて見せているような気分だ。
ちょっと今日は下痢気味だなと仕事。午前中は物件整理、家賃督促状などの書類仕事。管理物件の見回りに出かけたついでに“筑後屋”なるラーメン屋でラーメンアンド替え玉の昼食。ま、不味い。こんなことなら850円のラーメン・チャーハンのセットにしておけばよかった。腹立ち紛れに水をがぶ飲みして店を出る。
午後からはリフォームのお付合い。午後遅くになって来訪したタクミさんに事務所内のこまごまとした修理を頼む。その時にタクミから、片江付近で6万円の物件を探してほしいとの依頼。知り合いから頼まれたということらしい。はいはい、合点承知、早急にやらせてもらいますぞ。その後、レッドテール水槽の水換え、オタクアミーゴス会議室への書き込みをやって午後7時半に帰宅。
夕食はなんとなんとのフグチリ。郵便局のなんたらいうセットが届いたらしい。喜んでポン酢にもみじオロシを混ぜたタレで頂くが、なんじゃ、これ、フグはフグでもかなとフグじゃないの？イマイチ納得いかなかったが、ビール二缶過ごし、ゴハン一膳食べる。普通ならここでやめておくのだが、美味い漬物があったので10分間悩みに悩んだ挙句、お茶漬けを一膳。食べ過ぎだがたまにはいいじゃんかなあ。
夕食後、コーヒーを飲みながら 『クェーターマス・アンド・ザ・ピット』を見た。ロンドンの地下鉄現場で発見された謎の物体。火星人の宇宙船だと主張するクェーターマス教授一派、第2次大戦中のドイツのミサイルだと主張する政府関係筋、この両者が対立するうちに件の宇宙船から火星人の残留思念が出現しロンドンを大混乱に陥れる。レターボックス収録ながら画質は良好。5.1チャンネルリミックスのサラウンド音声もラストの大破壊シーンで生き生きと暴れ回る。でもな、でもな、これ、クローズトキャプションが入ってなかったんだよ、DVD EXPRESSでもDVD ファンタジウムでもクローズトキャプション収録になっていたのに。
2月19日（月）ジューン・風来坊
6月の風来坊は幸せになれる。昨日、『謎の円盤 UFO』の人間爆弾の回見てて思ったんだけどさ、UFOに洗脳されて人間爆弾になった技師がスカイダイバー3号を爆破しようとする、ここまではいいんだ、でもね、SHADOの隊員を殺してその服、パスを奪い、指紋まで写し取ったのはいいけど、顔がそのまんまとはどういう訳だ。スカイダイバーの基地に潜入しようとしたら案の定、警備員にあっ、こいつ、顔が違う、別人だと見破られて閉じ込められてしまうのだから、宇宙人も何を考えているのだか。子供心に、へんだ、へんだと思っていたエピソードだったのだけれど、今見返してもやっぱり間抜けである。
コーヒーを飲んだら早くも便意が！と仕事。朝から保険会社の営業マン、リフォームの職人さんがひっきりなしにやってくる。ようやく落ち付いたと思ったら母親から、足が痛いので病院まで連れて行くざますという電話。とほほほ・・・。大人しく車で15分ほどかかる整形外科医院までお連れした。30分ほどかかって帰社し、書類仕事をしている内に午前中が終わってしまう。昼飯は自宅へ戻ってまたまたソーメン。玄関に小包置いてあったのですわ、DVD エクスプレスからの荷物が届いたやれウレシやと思ったら、なんと母親が注文していた化粧品であったのはおソマツ。ソーメンもそろそろ味気なくなってきたので明日はぎとぎとごってりのトンコツラーメンを食べようと心に誓った。
午後から管理物件の見回りにでる。ほとほとと仕事を終え、夕食の為の買物を済ました後で本屋に寄って小野不由美「黒祠の島」求めて帰社。相変わらずリフォームの職人さんが入れ替わり立ち代わりやってくるなか、請求書や清算書などの書類仕事。午後4時過ぎにあるガス会社の営業マンが訪問。ガスファンヒーターを導入することにしたのである。同行していた工事の人が台所のガス栓をみるなり「あっ、大丈夫です、これなら簡単な工事でOKです」がちゃがちゃやって30分後にはファンヒーターが設置されるという素早さ。ファンヒーター本体の値段も20.000円程度であり、この出費で面倒な灯油補給いらずで遠慮なく事務所を暖められるのがうれしいじゃないか。
リフォーム工事が一段落つくまで付き合っていたので帰宅は午後8時。DVD エクスプレスからDVDが届いていた。喜び勇んで開封してみると『パイソン』のケースのDVDを固定する為のクランプが壊れていて、DVDが中で動き回ったらしく信号面が傷だらけ、とほほほ。ケースがもはや使用に耐えぬのでCD-Rのジュエルケースに一時避難させることにした。気を取り直して食べた夕食はマグロの中落ち、イカソーメン、生野菜、豚汁。イカソーメンは丼に入れて醤油、山葵、生卵を投入してぐるぐる掻き回し、一気に啜り込むと最低700円の価値があると思われるほどの美味さ。ビール一缶飲んで豚汁でゴハン一膳、コーヒーは如例。
夕食後、おそるおそる『パイソン』を再生してみる。最後まで通して見たのだが、幸い傷による支障はないようだ。画質OK、音質も多少安っぽいが文句なし。すると問題はケースだけだな。これだけでいきなり返送するのもなんだし、取りあえず、明日問合せのメールを出す事にした。
シャワーを浴びてから待望の『チンポコモン』を見る。げら、げら、げららと笑う。チンポコモンによるアメリカ侵略計画に気づいた人々がエンペラーヒロヒトの「アメリカ人のちんぽはおっきいです。でも日本人のちんぽはとてもとても小さい。そんなちんぽの小さな日本人にそんな大それたことができましょうや」というちんぽこ理論であっさり説得されてしまうのがたまらない。なるほどこれは日本で開陳できぬわけである。
この『クリスマス・イン・サウスパーク』DVD、DVD エクスプレスのカタログではクローズトキャプションのみだったのに、しっかり英語字幕が入っていた。ちくしょう、キャプションデコーダーが使えるように苦労して配線した俺の立場はどうなるのだ。これで『クェーターマス 3』にクローズトキャプションが入っていなかったら俺は暴れるからな。
2月18日（日）能書きたれる奇病
元ネタは学研のジュニアチャンピオンコース 『怪奇ミステリー』（一九七三年）
佐藤有文著に載っていた“脳が溶ける奇病” 当時純情だった小学生の私は夜も眠れないほど怯えたものである。アマゾン・コム、VHSのSF作品を検索してみたところ、3.000にもならんとする品揃えの多さにびっくり。最近、見たくて見たくて仕方ない『死のオオカマキリ』や『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』、『水爆と深海の怪物』をはじめとしてほとんどの怪獣SF映画が網羅されている。DVDの芦屋小雁を目指している私としてはビデオでは買うわけにはいかぬのだが、それでも『死のオオカマキリ』ぐらいは買っておこうかなあと考えてしまうのも無理からぬところである。
ウンコが指についてしまった、うわ、汚いと振ったら便器にがん、痛ぇっと思わず指を咥えてしまったと仕事。午前中は来客無く暇、管理物件の見回りや書類仕事、事務所の掃除などに費やす。昼飯はまたもまたもの冷ソーメン、母親が気を効かせてあらかじめ茹でていてくれたのは良かったのだけれど、茹で過ぎで麺がふたふた。俺は口の中でぽきぽきするくらい固いソーメンが好きなんだけどな。
午後、来客2件、しかし、付近での駐車場を捜しているお客様と同じく付近でペットOKのマンションを探しているお客様、残念ながら駐車場のお客様は丁重にお断りし、ペットのお客様にはちょうど引き合いのきていた新築マンションを紹介するも家賃が高すぎるということであっさりぺけ。ま、こんなこともあるさ。
午後7時半に事務所を閉め、車でお出かけ。本屋で「鬼子母神
」安東能明著を求めてさっさと帰宅。夕食は母親の足の具合が悪かったので親父の買ってきた鯵のタタキ、カワハギの刺身、サーモンの半分凍った刺身、コンブの茹でた奴、レトルトカレー。コンブに味ポンをじゃぶじゃぶかけ貪り食う間に刺身をつついてビール一缶。カレーを一皿、〆のコーヒー。悪くはないですな。
今日、DVD EXPRESSから荷物が届いていれば当然『クオーターマス3』を見るつもりだったのだが、考えてみれば今日は日曜日、とどく筈も無かったのである。その代わり、久し振りに「謎の円盤 UFO」のLDボックスを取り出しテレビにて観賞。あっさりハマってしまい3話分、3時間続けてみてしまった。往年の高画質も健在で、心配していた劣化がまったくなかったのが何よりである。
シャワーを浴びてから「鬼子母神」読む。げぇっ、本のオビでネタばらしやってんじゃねえよ、お蔭で半分も読まないうちにオチの見当がついてしまったじゃねえかよ。つまりはストーリーがありきたりに過ぎるということだろうか。それでも、主人公の子供への虐待癖が癒されてない後味の悪いラストなど、さすがはホラーサスペンス大賞の特別作だけのことはある、プロフェッショナルが書いた小説だと大いに感心した。
平行して録画しておいた日本TVの「衝撃映像99連発」を見ていたのだが、中山ヒデの猿の物真似に、脱力、脱力、脱力。寝た。
2月17日（土）死んだはずだよ、アトミックさん
早く『アトミックサブマリーン』が見たい。山口雅也「生ける屍の夜」に影響されて、ネットでエンバーマーまたはエンバーミングについて調べてみた。最近、日本の葬儀社でも遺体にエンバーミングを施すところが増えてきたのだが、今現在、アメリカの正式な資格を持っているエンバーマーは日本に一人しかいないそうだ。ということはこの不況で職のない世の中、ありきたりの語学留学なんかやめて、アメリカにエンバーミング留学したらどうか。美術的な才能が必要とされるだろうから、決して簡単ではないが、首尾良く資格を得て帰国した暁には全国の葬儀社から引く手数多、就職難ってどこの国の話？ということになるのではないか。
DVD EXPRESSで品切れになっている『7人の侍』、『原子力潜水艦』、『カニバル・ザ・ミュージック』、依然として入荷しない。ほとほと呆れてアマゾン コムの方を覗いてみたら、こちらに在庫があった。アマゾン コムについては発送に時間がかかるなどの悪評を聞いていたのでなかなか注文に踏みきれなかったのだが、こうなれば一度買ってみるしかあるまい。また、DVDの他にもウディ・アレンTシャツやマルクス兄弟のフィギュアなどもし存在するならば欲しいしな。
ウンコの粘りが強い時には正直ウオッシュレットを使いたくなると仕事。午前中、タクミさんと打ちあわせ、先日退去した人へ明細書を手渡すなどあれこれやる。管理物件の見回りの為に外出しついでにBOOK OFFで吉村昭「蚤と爆弾」を求めた。近くのラーメン屋でラーメンあんど替玉を食べて帰社。
午後もさくさく仕事をすまして午後7時に帰宅する。本日は福岡市南区のとある場所でしおやさん、ぴんでんさんと脂身会なので弟に車で送ってもらう筈だったのだが、母親から思いも掛けぬ横槍が入った。「免許取り立てで夜、車を運転するのはアブナイ」面倒くさいのでバスを使うことにする。しかし、これで収まらないのが弟。俺のことがそんなに信用できないのかとブンむくれ、夕食なかばで席をたってしまった。
そんな騒動をおっぽり出してでかける。バスを乗り継いで午後8時に会場の焼き鳥屋へ到着。しおやさんのみ遅れていたが15分後には3人揃ってカンパーイ。鶏のトサカ、心臓と腎臓の間の内臓肉、尻尾、皮のしたの脂身など、怪しいものを鱈腹食った。トサカの刺身など、本当にそのまんまでありちょっと躊躇したものの、食べてみるとこりこりしてなかなか美味い。しかし考えてみるとこのトサカ、鶏一羽について一つしか取れないものであり、結局この日は3人で20羽分のトサカを食っちまった勘定となる。
ぴんでんさんと見合いする予定であった某職業の女性、うまくいけば今年のアミーゴス公演で便宜を図ってもらうことができると期待していたのだが、結局不戦敗だった由。関係ないのにしおやさんと私、テーブルを叩いて大いに悔しがる。
2月16日（金）ファック72
回数で勝負。毎度都市伝説の話題で恐縮ですが、ほれ、あの「ロンパールーム」の“きんたま”の話、おねえさんがある子供にきのつくものをいってみましょうといったら“きんたま”、おねえさんがひきつりつつもキレイなものが良いわねとフォローすると゛キレイなきんたま”CM後にはその子の席にクマのぬいぐるみがおかれていたというやつ。ところがこれが北海道のある地域で地元TV局の出来事だとして流布されているそうだ。都市伝説にはこんな例が山ほどあるので別段驚くにはあたらないが、これ、ひょっとして唐沢さんが広めたんじゃないだろうな。
ぷすぷすとオナカにガスが貯まるのは気持ち悪いものだなと仕事。午前中に来客2件、2時間ほどで用件を終えて管理物件の見回りに出かける。途中、BOOK OFFで捜していた筒井康隆「八十億の妄想」、小林信彦「オヨヨ大統領の晩餐」をそれぞれ100円で求めて帰社。昼飯は自宅に戻ってまたも冷ソーメン。んずる、んずるずる。美味くって美味くって仕方ない。本当に安上がりな男だ。
午後から物件整理、お客様見えられて10万程度のマンションがないかとの問い合わせ。運の良いことにすぐに該当する物件が見つかったのでさっそく案内。相手の不動産屋、これが中央区港の会社だったので遠いの何の、へ鍵を借りに行き、その足で南区某所のマンションにお連れする。即答は得られなかったものの、なかなかいい感触である。
午後6時近くに帰社し、裏モノ会議室をチェック。おお、このあいだ、ニフティのIDをとったというソルボンヌK子先生が書き込まれているぞ。その記念ということで、大したネタではなかったが、なんとかでっちあげて1件書き込み。その後物件整理の続き、書類仕事をして、午後8時半帰宅。
夕食は鯛の刺身、生野菜、大根オロシとじゃこをまぜたもの、マロニーとハム、キュウリの酢のもの。親子丼。じゃこオロシをつまみにビール一缶のみ、他のオカズをつつきながら親子丼をはふはふ頂く。おっと忘れるところだった、大根と揚げの味噌汁もあって、これがまた美味かったのよ。
その後、コーヒーを飲みながらゆっくりTV。「我々は地球人ダ」（こんなタイトルだったっけか）、「呪いのどくろ」という企画がよろしい。なんとなくゴシックホラーの雰囲気がありますな。その雰囲気に合わせたロケ地の選定がGOOD。ポーの「黄金虫」そっくりの暗号文もいい味だしてます。やはりテレビ番組というものはすべからくこのように丁寧に作られなければならないのである。
シャワーを浴びてから「魔人ハンターミツルギ」見る。首尾良く将軍家のお子達を誘拐したサソリ軍団の面々、子供達3人を押し込めていた駕籠が急に重くなったとぶつぶつ。中を改めてみると、やや、お前達はミツルギ三兄弟！ということはあの小さな駕籠の中に大の大人3人が入っていたのか、そりゃいくらなんでも無理がないか。
2月15日（木）エシャロットと言われても、今では遅すぎる
今頃エシャロットは食べられないって言われても。原潜と実習船衝突事故のさなかにゴルフやっていて、その知らせを聞いたのにも関らず脳天気にラウンドを続けていた森首相がめちゃくちゃに叩かれている。何を考えているのですかと問い詰められたらぶつぶつと「いや、ゴルフは趣味じゃなくて健康管理の為だから」「だって秘書官がやってていいって言ったんだもん」 か、かっこわりー。俺はつねづね健康の為にゴルフをやるなどと言っている輩は馬鹿だと主張しているのだが、図らずもこの説が証明されたな。
昨日の疲れからか便秘になってしまったあと仕事。午前中、前の会社の同僚のK氏が来訪。電話の件について暫く相談。帰り際、いつもいつも訳の分からん奴と飲みに行きやがって、たまには俺も連れて行けとの文句。はいはい、分かりましたよ（笑）。その後、管理物件の見回り。いつもながら投げ捨てられている空き缶に激怒、喚き散らしながら片付ける。昼飯は自宅に戻って昨日の残りの冷ソーメン。寒いけどウマイ、安い、カロリー低い、3束も食べるとさすがに腹一杯になる。ツユにいれるネギがなかったのは残念であるが、人間、贅沢を言ってはいけない、明日もこれにしようっと。
午後から西鉄平尾駅までお客様を迎えに行き、笹丘方面の物件をご案内。かなり気に入っていただけたようでその場で入居の申し込み。そのまま平尾駅までとってかえし、にこにこしながらお客様をお送りする。その後、本屋や古本屋をひやかして帰社。午後5時過ぎよりあるコインランドリー会社の営業マン来訪。単なる顔つなぎの訪問であったのだが、この機会を逃さずいろいろ質問。夜中にドキュンの人がたむろしたりしないのですかと聞くと、昔と違って今は午前7時〜午後10時の営業時間が普通、施錠も自動的に行われるのでその心配はないとのことであった。はああ、コインランドリーも進歩しているのね。
午後7時半に事務所を閉め、近くのホームセンターに行って昨日買えなかったDVDラックを求める。3.780円也。他に酒屋でバーボン買って帰宅。夕食はかんぱちの刺身、母親が一念発起して買ってきた佐賀牛のステーキ。アスパラガスの和え物。レアに焼いたステーキにナイフを入れたらほら、こんなに肉汁がと歓声を上げながらビールを一缶、ゴハンを一膳。ああ、やっぱりステーキはいいなあ。
夕食後〆のコーヒーもそこそこにDVDラックを組みたてる。梱包をばりばり引き裂き、あれとこれとそれと、うん全部あると部品を確認し、こんにゃろ、こんにゃろとネジを締めつける。完成したのをしげしげ眺めてみたらこれがかっこいいんだわ、4000円弱の値段とは思えない高級感である（笑）。さっそく本だなのDVDコレクションをこちらに移して、またほれぼれ。ふふふと笑った。
シャワーを浴びてから録画しておいた「TVチャンピオン インテリアコーディネーター選手権」を見る。この企画、大好きで欠かさず見ているのだが、布と板で西洋風出窓というのはいくらなんでも貧乏臭くないか。
山口雅也「生ける屍の夜」読了。最後はほとんど亡者劇になってしまい呆れる。とは言え推理小説としての骨格はしっかりしており死人が生き返るという設定がうまくトリックに生かされているのに感心した。それに一行知識掲示板のネタも拾えたしね。
2月14日（水）エンバーマー大王
いやなに、ちと地獄の営業品目を増やそうと思ってな。夢の話、俺が大学なんかに行っていて講義の開始を知らせるベルが鳴り響くなかあせってトイレへ。小便をしながらほっとしていたら隣にヘンな奴がやってきてにやりとするなり俺の足元に小便をじゃー。ぎゃっと飛びのいたらどこからともなく“戦闘開始”というアナウンスが・・・。そいつと俺は身をかわしたり物陰に隠れたりしながら小便の掛け合いを始めたのであった。あんまり情けなくって目が覚めてしまった。
本日は休み、休みなんだけど、前々から頼まれていた大分県の「高塚地蔵」へ母親を連れて行くことになっている。午前9時半に起床、コンビニの調理パンで朝食をすませ、午前10時半に車で出発。九州自動車道、大分自動車道を使1時間半かかってようやく「高塚地蔵」へ到着。母親、2年振りに来たものだから、もう張り切っちゃって鐘はつくわ、ロウソクは立てるわ、賽銭を投げるわ、抱き地蔵を抱きかかえるは、まさにお参りフルコース。雪の舞散る中を付き合わされる俺はただただ震えるのみであった。母親、これではまだ物足りなかったとみえて、地蔵にかける涎掛けみたいな布（なんていうかわからんが、お願とお礼の2種類がある）を買い求め、マジックででっかく、俺の本名を書いて、良縁をお願いしますだって。どひー、恥かしい。住所まで書いて丁寧に地蔵に掛けていた。今、高塚地蔵に行けば、誰でもこの涎掛けが見られるという訳で顔から火がでる思いである。
お参りを済ませた後、一般道を通って甘木市へ向かう。途中、駄ラーメン屋で麺がぐずぐずのクソウンチまずいラーメンを食べたのだが、このころから花粉症が悪化して青息吐息。車の運転が大変辛くなる。甘木市のある病院にて入院中の祖父を見舞い、へろへろになって帰りついたのが午後4時であった。昨日のDVD用ラックを買いに行く気力もなく、事務所へ行って日記つけとネットのチェック。
掲示板に何を考えたかエッチなサイトを教えてくださいとの書き込み。文体のわざとらしさを見るに、これは一種の荒らしなのであろう。無視しようかと思っていたのだが、やっかいなことになってはたまらないので馬鹿丁寧なレスをつけてやった。ここで完全に気力がつき、自宅へ戻ってTV見ながら夕食までまどろむ。
夕食はコンビニ飯。ベーコンとホウレンソウのサラダと急に食べたくなった冷ソーメン。ビール一缶飲んで思いっきり冷やしたソーメンをずるずる。体が冷え切ってしまったが久し振りなのでマコトに美味い。〆のコーヒーを飲みながらCS部屋で「スタートレック・ヴォイジャー」を見た。
本日の「スタートレック・ヴォイジャー」、カオススペースと呼ばれる空間に囚われてしまったヴォイジャー。脱出方法を模索する内にある異星人がチャコティの幻影を通じてコンタクトを求めてくるが・・・。ストーリーのアイデアは悪くないものの、まあ、チャコティのヴィジョン・クエストがらみのエピソードってあんまり面白くないんだよな。
シャワーを浴びてからSFチャンネルで録画しておいた『殺しを呼ぶメロディー』を見る。人気絶頂のピアニストがタクシーの事故で両手を失う。病院の医師はブラックジャック的決意でもって数時間前に運ばれてきた身元不明死体の両手を移植。手術は無事成功したかに見えたが・・・。悪人の手を移植された患者がその手に支配されて悪事を働くというありがちなプロットなのだが、なんか、ピアニストが両手が巧く動いてくれないことに苛立って、復讐の為に事故を起こしたタクシーの運転手の息子や医師の助手達を殺していくという風にしか見えなかったぞ。
その後、録画しておいた「オフレコ 超常現象スペシャル」というものを見る。碌でもない番組であった。特にアミーティヴィル事件を解決したという触れ込みの霊能力者をわざわざアメリカから連れてきて幽霊トンネルの除霊ををさせるという企画に呆れて開いた口が塞がらない。地元での目撃談が“トンネルの中央に車を止めてクラクションを3回鳴らすと幽霊が乗り込んでくる”“バイクで走っていた人が女の幽霊を見て驚いて壁に激突して死んでしまった”ってそれは典型的な都市伝説だろう。だいたい、死んでしまったのになんでそいつが幽霊見たってわかるんだか。
2月13日（火）笑点26事件
オマエタチノ親兄弟ハ落語家ニナルノデ皆泣イテオルゾ。本当は“はなしか”ってしようと思っていたんだけど、馬鹿ワープロが変換してくれないの。ついこのあいだまで、へいようがすとか言っちゃってぱっぱっと変換してくれていたのに。DVD EXPRESSでDVDの発売予定を調べたら、私がどうしても見たいと思っているB・I・ゴードンの映画の発売予定がまったくないことが判明した。だからぁ、『ヒルゴン』とか『魔の谷』とかどうでもいいからさ、ユニバーサルの大カマきり映画『DEADLY
MANTIS』とか、『コロッサス』や『マニング大佐』を早く発売してくれよう。俺買うからよう。今年発売予定のDVDで買ってもいいと思えるのがジョン・カーペンターの『ゴーストハンターズ』と『オメガマン』だけってのはいくらなんでも寂しいじゃないかよう。
あっ、トイレのタンクが詰まった！と仕事。午前中、物件整理をがりがりやり、管理物件の見回り。ついでにM不動産へ行って、秘密の相談。昼飯は郷屋のラーメンを久し振りに食べる。昼休み時間中、近くのホームセンターへDVDラックとして使えるものがないか捜しに行く。ほとんどのラック、本棚の類がいずれも奥行が深過ぎて好みに合わず、あきらめかけようとした矢先に文庫本ラックなるものが目にとまった。おしゃれな奥さんのキッチンにあるスパイスラックを大型にしたような形状で値段も4.000円弱と言うお手頃価格。底にキャスターがついていて実際に部屋へ置いた時に、その下にスピーカーケーブルを這わせることができるのがなにより心強い。よーし、明日の休みに買ってしまおう。
帰社後、自社物件用の土地探索。タクミさんとのリフォーム見積もりについての打ち合わせ。先日来られたお客様の物件紹介などをやる。なんだかんだ時間が掛かって帰宅は午後8時半。夕食はサーモン、ウニの刺身。魚の煮つけもあったのだが、食欲が今一つでパスし、ビールも飲まずにゴハンを二膳。生卵1個、生野菜少し。〆のコーヒーもあんまりウマクない。
部屋に引っ込んで大人しく読書。「生きる屍の夜」を読みつづける。午後11時にシャワーを浴びてから録画しておいた「踊る！さんま御殿」、「ガチンコ」（笑）、「タモリのジャングルテレビ」を続けて。頭が好い加減パーになった。午前3時近くになってからようやく就寝。
2月12日（月）角松カロリー
デブとグラマーは紙一重。例の原潜と航海実習船の衝突事故。いくら緊急浮上訓練中だからといってあの大きさの実習船にゴン！というのはお粗末すぎやしないか。例えばスカイダイバーだってUFO襲来という緊急時に少しでも早くスカイ1を射出しなければならないという状況でちゃんと潜望鏡で海上の様子をみて、「あっ、漁船がいる、やべ」としばらく待機なんかするんだぜ。この原潜の艦長さんに「だいたい、お前てぇものはね、『謎の円盤 UFO』の一つもみないから、こんな事故を起こすんだよ」と説教してやりたいね。
えーとっ、グインサーガ77巻「疑惑の月食」読了。あまりの酷さに絶句する。楽しみにしていた後書きもいつもの調子に戻っていて少しも面白くない。栗本先生、本編を面白くするか、後書きで狂うか、どっちかにしてくださいよ、これで540円（税別）出せというのはあんまりですよ、これは20年近くもグインサーガを買いつづけてきたファンの真摯な願い（笑）なんですから。
あっ、痔から出血が！と仕事。タクミさんからリフォームの見積もりを受け取り、母親と検討した上でゴーサインを出す。また改めて入居者用の見積もりを作ってくれるように依頼。その他、管理物件の見回りで午前中が潰れる。昼飯は昨日と同じツナうどん。今日のやつは麺がなかなかほぐれず、喉にひっかかる。味そのものはなかなか、なのだが。
午後は御客様の応対、物件の探索。午後7時過ぎからポリプ水槽の水かえをやって午後8時近くに帰宅。夕食は母親が出かけていたので近くの中華料理屋からの出前。メニューはマーボ豆腐、野菜炒め、鳥の空揚げ、豚肉と野菜の炒め物、海老チリソース。相変わらず美味しくない。いつものように「こんなんでよく潰れないよなあ」と言いながら割り当て分を全部平らげた。ビール二缶、後はコーヒー。
その後は自室に篭ってのんびり読書。山口雅也「生きる屍の夜」 全米各地で死者が蘇る怪奇現象が頻発。そんなさなか、墓地経営で財を築いた一族のパンク少年が毒殺される。が、元気に生きかえって自分を殺した犯人を捜し始めるってバカだねえ。好きだよ、こういうの。
2月11日（日）ニカラグア鳴かせてみせよう、ホトトギス
ニカラグアシリーズ、その4。熱帯魚の雑誌にのっていた画期的な餌の宣伝文句。「生餌・冷凍フードなみの柔らかい食感」“保存剤不使用で高熱殺菌を施しているため、病原菌の心配がなく、また美味しさも損ないません！”ません！って言われてもなあ、なんたって、アカムシ、ブラインシュリンプ（いわゆるシーモンキーである）、ミジンコだからなあ、熱帯魚にとって美味しいのだという意味なのは分かるけど、やっぱ引っかかるよなあ。
トイレ掃除ってのはいくつになってもイヤなものだと仕事。連休の二日目であり、来客がないと暇なことおびただしい。午前中、管理物件の見回り。だから、ペットボトルを今日出すなよってんだ、収集日は5日だったんだよ。2つで十分ですよ、分かってくださいよ。ぶつぶつ言いながら片付ける。昼飯はコンビニの新製品、ツナうどん、354カロリーなり。マヨネーズ混じりのツナと野菜が入っている冷やしうどん。なかなか美味い。ちょっと値段が高めなのがタマに疵だけれども。
午後は事務所へ詰めて書類仕事、昨日の退去者への請求書つくり。ルーティンの作業でありはかどること、はかどること。パソコンに入っている書式に数字を入れていくだけなのであっと言う間に出来てしまう。やはりパソコンは偉大。そう思うならエクセル使えという声がどこからか聞こえてくるがそんなものは無視、なのだ。午後6時過ぎにアミーゴス会議室に書き込み1件、またリンクに岩窟王さんのシネマキングダムを追加。午後7時半に帰宅する。
夕食は珍しいことにモツ鍋、マグロの刺身。野菜がまことに美味しい。が、肝心のモツは脂肪がしっかり掃除してあって、イマイチ。モツは脂が命なんだからさあ、脂ないと美味しくないんだからさあ。こうやって考えてみるとモツイコールヘルシーという考えはちょっと短絡的だな。ビール一缶、ゴハン一膳。〆のコーヒー飲みながら原潜と航海実習船衝突事故のニュースを見る。
午後8時半からレンタルDVDで『猿の惑星』を見た。ネットで画質があまり良くないと聞いていたので買うのを思い止まっていたのだが、いや本当は輸入DVDの買い過ぎで金が無かったんだ、どうしてどうして素晴らしい画質ではないか。これまで買ったDVDの中でも１、２を争うほどの高画質である。こういうのをプログレッシブで見られたらなあ。
この『猿の惑星』、メイキャップ技術のみ突出して語られているが、この映画の本当のキモは中世的な宗教観を持った猿社会をきわめてマジメにシュミレートしているところにある。真実を追究しようとするジーラ・コーネリアスの科学者夫婦がそのタブー故に弾圧されるくだりなど、何回見ても隙のない脚本だと感心させられるのだ。来月はきっとこの国内DVDを買おうと心に誓う。『月のキャットウーマン』、『女宇宙怪人 OX』は後回しだな（笑）。
ベッドに入ってあれこれ考えているうちにアミーゴス会議室の書き込みに使った竹内まりやの「二人はカップル」の歌詞が間違っていたことに気づいた。あれはさんざん迷ったすえに、じゃなくて散々遊んだ末に、だったのだ、ああ、しまった、いったん削除して再アップしようか、どうしようか・・・、グーグー。
2月10日（土）アマチュアでカッポレ
踊りがいまいち。昨日警察が一生懸命掘っていた死体、やはり件のルーシーさんと判明したよし。容疑者所有のマンションのすぐそばに埋められていたわけで、本当は笑っちゃいけないのだが、もう爆笑せずにはいられない。仮にも人を殺したんだからさ、手近ですませないで、もうちょっと手間をかけるがいいじゃないかなあ。どうやら私を含めてずぼらな人間というものは殺人にも向かぬらしい。
ゴミ収集の翌朝にゴミ捨て場に紙オムツが1個きりすててあったりすると途方もなくがっかりするぞと仕事。本日退去する入居者の御世話で午前中ばたばた。部屋の片付け掃除をしているところに乗り込んで行って部屋の点検や、鍵の返し方などの指示、水道料金の精算など。次の入居予定者へ電話し、近いうちに部屋を見に来てくれろと伝える。
昼飯はコンビニのアルミ鍋牛蒡天うどん、外出もできず、書類仕事で時間をつぶす。午後4時過ぎにタクミさん来訪、部屋を見てもらってリフォームの打ち合わせ。2時間ほどかかってそれを終わらせた頃、タイミング良く退去者の部屋の掃除が終わって鍵を返しにきてくれた。その後、急な用件ができて、外出。帰途、本屋によったり灯油を買ったりして午後8時過ぎに帰宅。
夕食はアジの空揚げ、出来合いの鳥の空揚げ、酢モツ、大根オロシ、生野菜。酢モツと鳥空でビールを一缶、アジをオカズにゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。夕食後、いったん事務所に戻ってDVD EXPRESSにアクセス。依然として入荷のない『7人の侍』、『原子力潜水艦』、『カニバル・ザ・ミュージカル』をいったんキャンセル。新たに『クェーターマス教授 2』、『クェーターマス教授 3』を注文する。キャンセルした3タイトルはウィッシュリストに載せておくことにした。このため、現時点で注文しているのは『パイソン』、『クリスマスイン・サウスパーク』、それに前述のクェーターマス教授ものが2本となったわけである。やっぱり『チンポコモン』、早くみたいものな。
午後9時からDVD『ロボットモンスター』を見た。噂通りの酷い映画（笑）。まあ、この映画のデタラメさは映画秘宝を始め多くの文献で語られており、また私自身もオタクアミーゴス会議室にかくつもりなので、この日記ではふれないこととしたい。ここではたったひとつだけこの映画について弁護するにとどめよう。ピクニックに来ていたジョニー君の家族と近くの洞窟に調査に来ていた考古学者のロニーと教授はまったくの無関係だったはずなのに、ローマンのカタストロフィ後にいつのまにか教授がジョニー君のパパになっているという？な展開。あれはジョニー君の夢の中だったのだな。ラストでジョニー君が夢から覚めると教授はもとの教授に戻るのだから、別にスタッフがトンチキかましてパパと教授をごっちゃにしたわけではなかったのだ。もちろん、なんでこんなややこしいことをするのか、パパを出したけりゃもう一人俳優を増やせばいいじゃないかという疑問は依然として解決されないのだけれど。
シャワーを浴びてからCSで録画しておいた『サタデー・ナイト・ライブ』、『緊急指令14-10-10』を続けて。『緊急指令・・・』、意外にストーリーがしっかりしているのに驚く。「人食いアメーバ」というキッチュ極まる題材をうまいこと料理していて、「アウターリミッツ」を凌駕しているのではないかとすら思ったくらいだ。
2月9日（金）ハマープロ 淳
『怪獣ウラン』が見られたのでもううれしくってさ。TVで長らく行方不明になっていたルーシーさんの死体らしいものを発掘のニュース。大騒ぎである。しかしなんだな、ついこの間、資産家殺人事件とかで駐車場をがりぐり掘り返していたし、なんだかやたらあちこちで穴を掘っているような気がする。年末の工事かってーの。
本日は誕生日。あいにくと37歳になってしまった。この年になるまで為し得なかったことばかり浮かんで忸怩たるものがある。来年はもっと落ち込むのに違いない。さて、トイレの掃除には何を使ってますかと仕事。午前中、昨日の件の続き。一軒、まあ見るだけ見てくださいという業者がいたので喜びいさんでE税理士に電話するが家賃面で折り合わず。母親から聞いていた話と食い違いがあり、がっかり。急いで件の業者に断りの電話をいれ母親に説教。まったくこういうのが一番大事なんだから。
昼飯は外でトンカツ定食。ハイカロリーだが、誕生日だからいいじゃんとゴハンを大盛りにして食べる。本屋をひやかしてから帰社。この頃からクシャミが頻発、頭がいたくなってくるが、明日退去予定の入居者がいるので風邪薬を飲み水道料の精算やらリフォームの手配。次の入居者候補が既に決まっているので急がなければならないのだ。何かと忙しく裏モノ会議室への書き込みもできなかった。
午後8時過ぎに帰宅。夕食は一応誕生日なので（笑）お寿司。ネタの質が良く、量もたっぷりしているのだが、シャリがロボットに握らせたことが丸分かりで興ざめ。ああ、四角、四角しているとがっくりしますな。それでもビール一缶飲んで腹一杯寿司を食べ、大満足。やはり玉の寿司はよろしい。夕食後、〆のコーヒーを飲みながらようやく届いた『怪獣ウラン』を見る。
この『怪獣ウラン』、子供の頃（おそらくは小学校高学年）創元推理文庫の解説でその存在を知って以来、ずうーっと見ることが適わぬ幻の作品であったのだ。一度、日本でビデオが発売されたらしいのだが、結局見る機会を持ち得なかったのである。その25年越しの夢が本日ようやくかなったというわけ。
その期待に違わず『怪獣ウラン』は大変面白い作品であった。地割れからもぐりもぐりと出現してんじりんじりと放射線発射。犠牲者はたちまち放射能火傷で絶命。女子供にも容赦なくんじりんじり。『ゴジラ対へドラ』のまんまのラストまでこういうものが見られる幸せをかみ締めたのであった。まったくこの作品を買う為にマスターカードまで作った甲斐があったというものよ。
さあて、明日は『ロボットモンスター』だ（笑）。
2月8日（木）夜の大陸間弾道弾 愛CBM
ああっ、この核分裂反応が！このHP、元祖エロ倶楽部の偽物を発見した。Googleでエロの冒険者で検索していて（タマにこんなことをやる）、偶然見付けたのだ。偽者といってもページの構成に変化がある訳ではなく、ただ、文章のところどころに2ちゃんねる風の顔文字キャラと、アニオタウザイなどの言葉が挿入されているだけなのだが極めて不愉快である。こんなつまんないことをやったのはどこのどいつだと憤り、アドレスの大元を辿ってみると“インチキリンク”なるサイトに行き当たった。どうやらこのサイトに登録かなんかするとCGIで自動的に文字が挿入されるらしい。いよいよ憤って登録したやつのメールアドレスが分からないかとあちこちクリックしてみるも、ちんちんの写真なんかが表示されるだけでらちがあかぬ。なくなく追跡を断念する。
今書いているこの日記もアップするなりこのセンスのない嫌がらせが挿入されるわけで、くやしくてくやしくて仕方がない。だいたいアニオタとはナニゴトだ、去年俺が見たアニメって『アイアンジャイアント』『サウスパーク』関連、『タイタンAE』しかないのだぞ。嫌がらせなら嫌がらせで怪獣オタとかするがいいじゃないか。まったくもうアニオタといえば、お前のかあちゃん、デベソと同様に悪口の定番だと思っているんだから。ぷんぷんぷんぷん・・・。
最近どうもウンコの切れが悪いんじゃないかと仕事。午前中から管理物件の見回り、ゴミの始末。それが終わってから（有）宝 誠で御世話になっているE税理士から頼まれている物件の探索。先生の息子さんが一人暮しされるのだが、この人が全盲という障害を背負っているためにあちこちで断られて困り果てているのだそうだ。私の方で2.3件の物件を当たってみるがやはりどこの業者もそれはやっぱりと口を濁してしまう。全日の本部にも相談してみるがやはりはかばかしい返答はなし。自分の無力を実感する。これはもう役所の福祉関係の部署にでも相談してみるしかないかな。
昼飯はザルソバ。うんうん、美味いね、やっぱり。いったん本屋へよって事務所へ戻り届いていた物件シートを素早く整理。後は続けて物件捜し。午後6時過ぎに来客あり、一段落着いたのが午後7時半。いろいろ片付けて午後8時帰宅。
あっ、なんということだ。DVD EXPRESSから荷物が届いていたのに、父親が出かけていて受取れなかったらしい。あまりの悔しさに不在配達票を握り締めて泣き喚く。幸い明日、母親が天神に出かけるそうなので受け取りを頼んだ。まあ、明日受けとって自分への誕生日プレゼントとすればいいのだと無理やり納得する。その騒動が終わってから夕食。母親が出かけていたので出来合いの地鶏弁当。オカズをつまみにビールを一缶飲み、地鶏飯を食べる。この弁当、三越で買ってきたものだそうだが、ゴハンがべたべたですこぶるマズイ。こんなんならコンビニの弁当の方が百万倍ましだぜと思うが口に出すと母親が怒り狂うに決まっているので黙って食べた。
〆のコーヒーを飲んで自室で3年振り（？）にスクイーズLD『クリフハンガー』を見る。『ヴァーテイカル・リミット』のおかげで何故か雪山登山アクション映画が見たくなったのだ。
2月7日（水）パンにはやっぱりエロソフト
やけに白くてどろどろしているマーガリン。先日見た小林旭の『ギターを抱いた一人旅』、スカパーの番組表によると“渡り鳥シリーズ”と並び称される“ギャンブラーシリーズ”の一本なのだそうだ。知らんかったなあ。こういう自分の知らなかったことをスカパーの番組表ごときに指摘されるとむかつくので、そのうち、日活映画の本でも買って勉強せねばなるまい。
本日は休み。昨日に引き続いて幾分暖かめの午前9時半に起床し、1時間ほど自室でぼけっと今日発売の『まんがくらぶ』3月号を読む。小梅ちゃんの連載が最終回、来月からは「まんがくらぶオリジナル」でしか読めなくなるとのこと。この雑誌ではベスト３に入るマンガだっただけになんとも残念。それから事務所へ行き、日記つけとネットのチェック。DVD EXPRESS、バックオーダー待ちの3枚が依然としてそのままなのにがっかりする。通常、バックオーダーというのは入荷にどのくらいの日数がかかるのか？何せ、初めての経験だけに不安ばかりがつのる。あんまり入荷しないようであれば、エンパイアやアマゾンでの購入も考えた方がいいだろう。
それから車でお出かけ。例によって古本屋を回り午後2時過ぎに天神へ。「赤のれん」でラーメン定食食ったのだが、どうもここサービスが急速に低下してないか？店内はかなりすいていたのだが、前の客がこぼしたラーメンの汁がそのまま、うっかりテーブルの上においた私の手にべとおっ！たちまち帝釈天の目つきになる。ラーメンやギョーザを運んでくるオバさんもお待たせしましたとか一言も言わずに、読んでいた雑誌の上にどん！テーブルの上のラーメンの汁に至っては私が席を断つまでとうとう拭きにこなかった。繁忙時でもないのにこのアツカイはちょっとひどい。かなり頭に来て当分行くものかと決意した。
「赤のれん」を出てから福家書店、丸善書店、ビックカメラを回って「浅草フランス座の時間」、黒武洋「そして粛清の扉を」を求める。途中、レンタル屋で運良く『U-571』のDVDが借りられたのでにこにこしながら帰宅。コーヒーを飲みながらさっそく「粛清の扉を」を開いた。新潮社の第1回ホラーサスペンス大賞受賞作であるこの小説、プロットこそ「バトルロワイアル」とスティーブン・キングの「ハイスクール・パニック」をミックスして2で割ったような、意外性のないものであったが、話の組みたて方が抜群にうまい。ラストのオチなどプロローグにキレイに繋がって拍手喝采ものであった。その存在が仄めかされる容疑者の背後組織は余計だとか、短過ぎて小説世界に深みがないなどの欠点はあるにせよ、語り口のみでここまでエンターティメントできるというテクニックは見事の一言につきる。読了後、コーフンのあまり事務所へ行って2ちゃんねるの読書板をチェックしてみると、意外や意外、クズ小説だなどという否定的な意見のみアップされていた。ちちち、だから君達は・・・。
夕食はカレー、刺身、コンブの茹でたの、シラスオロシ。ビール一缶飲んでカレーを一皿。ちょいと食い過ぎか。〆のコーヒーをゆっくり飲んで午後8時くらいから『U-571』見る。ミリタリー的な視点ではツッコミどころ満載なのだが、久しぶりに潜水艦映画の醍醐味を味あわせてくれた快作。早くDTS対応のAVアンプが欲しいなあ。
午後11時から録画しておいた「スタートレック ヴォイジャー」新ワープで地球への帰途を急ぐヴォイジャーを原因不明の艦体崩壊、なぞの伝染病が襲う。その伝染病によってパリスと結婚したばかりのべラナが死亡。そして驚いた事にその死体はどろどろと溶け崩れてしまう。彼らはオリジナルのヴォイジャーとそのクルーではなく、前エピソードに登場したモンスター惑星の流動生命体だったのである。ヴォイジャーとそのクルーのコピーであった彼らはオリジナルと別に地球を目指して旅を続けていたのだ。なんという異色なストーリーなのか。本物のヴォイジャーがちらりと姿をあらわす物悲しいラストも印象的で、また改めて「ヴォイジャー」の多様性に目を見張ったしだい。こんなことやられちゃわし、かなわんです。
それから調子にのって先週の分の「アウターリミッツ」見る。ヘンなエイリアンと地球人の月基地、ベトナム戦争の三題話。これで対立していた登場人物たちが“理想と現実は違うのだ”ということで和解するというなんだかよく分からん話だった。
2月6日（火）ボーンフリーの背比べ
ことわざのホームページを見て考えたのだが、その作者もまさかこんなことに使われるとは思っていなかったろう。新聞で、西竹一氏の訃報を読んで驚く。ええっ、この人、まだ生きていたの！これはもう架空戦記の読み過ぎの弊害としかいいようがない。だいたい、この人は数多の架空戦記において、ついに日本陸軍が持ち得なかったシャーマンを撃破できる新型戦車を縦横無尽にあやつって米軍をやっつけるという役どころばかり演じさせられており、その最後はたいがい玉砕なのである。それでてっきりこの人は戦争中に死んでいるのだなと思い込んでしまっていたのだ。自分の不勉強をちょっぴり反省する。
トイレットペーパーがなくなる時ってなにか切なくなりませんかと仕事。今日は雨が降っているせいか、奇妙に暖かいのがウレシイ。まったくのルーティンワーク。ゴミの後始末や管理物件の見回り。家賃が遅れているところへの催促。昼飯は醤油味のカップラーメンとお握り。まあ、美味いとかマズイとかの問題ではないのである。昼からお客様の相手やクレームの処理。レッドテール水槽の水かえを終わらせて午後8時20分頃帰宅する。
夕食はネギトロと鍋焼きうどん。鍋焼きうどん、美味しいのだが、母親が作り置きしていたのでうどんが汁を吸って膨れ上がり、半熟であるべき卵がかちんかちん。母親の手間を考えると仕方ないのである。それに文句をつけたりすれば、じゃあ、自分で作れと言われるのが分かりきっているのでおとなしくずるずるやる。ビール一缶、当然のことながらご飯はなし。
午後9時近くになってから車でユナイテッドシネマに赴く。『ヴァーティカルリミット』を見るためだ。まあ、レンタルDVDで見ればいいようなものなのだが、たまにはTHXシアターの高音質に身をひたすべぇと思って出向いたのである。しかし、ユナイテッドシネマに着いてみたら通常シアターでの上映になってしまっていることを発見してがっかり。ぐずぐずしていた俺が悪いのか。
タバコを一本吸ってから入場し、暇つぶしに『スピカ 原発占拠』を読む。原発を占拠したテロリストにミサイル攻撃をしたい。でも自衛隊のパイロットは実戦経験がないのでどうもこころもとない。じゃあ、米軍に頼もう。米軍に頼んだことがばれるとまずいから日系人のパイロットを使って自衛隊がやったことにしよう、ここまではいいのである（良くはないが）。そのパイロットの乗機はF-16、しかし、自衛隊にはF-16はないのでF-15に乗ってもらおうって、お前ら「エリア88」か！怒っているうちにようやく『ヴァーティカル・リミット』が始まった。
『ヴァーティカルリミット』、サスペンスの演出に見るべきところがあるのだが、キャラクターの作りこみがたりないのが頂けない。その為にキモとなるべきラストのアクションがまるで盛りあがらず、腰砕けになってしまっているのである。つまるところ、ニトログリセリンの扱いには注意しましょうという映画であった。
映画が終わってから帰宅したのが午前12時5分。やっぱり自宅から片道15分のところに良い映画館があるってのは本当に素晴らしいですね。
2月5日（月）ニカラグアから出た錆
ニカラグアシリーズその3。自分の家の庭にまたたびをおいてネコをおびき寄せ片っ端からボウガンで射殺していた会社員、逮捕される。世間の非難は会社員に集まっている様だが、私はむしろ今だ家猫を放し飼いにしている飼主がいることに驚かされた。飼主にとってみればそれは可愛くて堪らない愛猫なのだろうが、関係ない人にとっては庭に侵入してきてはフン、小便をまきちらすやっかい極まりない存在でしかないのだ。このキチガイ会社員が逮捕されるならのならば、飼主にもネコを放し飼いにさせないよう義務付けることが必要なのではないか。第一、外猫は猫エイズに罹る可能性も高いというし、世の中にはこんなキチガイもいる。外に出さないほうがネコにとっても幸せなんじゃないかと思うのですがねえ。もはやサザエさんのタマのような飼い方ができる世の中ではないのではないのだろうか。
酒を飲まないで寝るとやたらにいろんな夢をみる。この前なぞ、水族館のステージでたけしとさんまがタケちゃんマンショーをやっている夢を見たぞ。そのやりとりが当時のコントとそっくりで夢を見ながらくだらないことをよく覚えているもんだと我ながら感心してしまったくらい。ぼんやりと起きだしてコンビニのパンで朝食をとってからさあ、仕事。お客様に頼まれていた物件をネットなどで探索。見つからずに知り合いの不動産屋へかたっぱしから照会をかける。それでもなお、適当な物件が見つからず、お客様にお詫びとともに電話。もう少し待ちますと仰って下さったのでほっとする。昼飯は2ヶ月振りくらいの長崎ちゃんぽん、リンガーハット。ここのところ昼飯での野菜が不足気味だったので、細かなキャベツのクズまで丹念にあさって食らう。
そのまま管理物件の見回りをして午後2時半に帰社。届いていた物件シートをチェックし、HPを更新。これで約1時間半を要する。その後、来客の応対などするうちに午後7時半となってしまった。それからポリプ水槽の水かえをして午後8時過ぎに帰宅。水換えの時にうっかりヒーターの電源を抜かぬまま水を抜いてしまったのでひやりとしたが、別段何の故障もしなかったのは日頃の行いがよかったせいか。
夕食は出来合いのトンカツに刺身、生野菜。ビール一缶、ゴハン一膳。母親に昨日の件は断ってくれとはっきり言うと、とたんに怒りだす。楽しかるべき食卓がたちまち葬式が三日続いたような陰々滅々とした雰囲気となる。なんとかなだめて夕食を終了。そうそうにその場を退散した。やれやれと自室に篭ってコーヒーを飲み、気分が落ち着いたところでレンタルDVDの『エドTV』を見た。
あるケーブルTVがある一人の平凡な人間の生活を24時間生で中継するという番組を企画。31歳、レンタルビデオ店勤務のエドがその対象に選ばれた。お調子もののエドは後からどんなことになるか全然考えないではしゃぎまくり、視聴率も鰻登りになっていくが・・・。私くらいの年代の人間にとっては筒井康隆の「おれに関する噂」を思い出さずにはいられないストーリー。番組の企画で登場した恋人のアパートに行く場面で大群衆が押し寄せるという擬似イベント的な展開はよかったのだが、後半での感動させるぞ、この野郎という意図が見え見えのヒューマニズムが鼻につく。悪くはなかったのだけれど、このプロットで2時間超というのは少しキツイのではないか。
それからシャワーを浴びて録画しておいた『悪魔の弟子』を見た。ある田舎町で嫌われ者の老人が死んだ。数日後、その老人の甥だと名乗る好青年がやってきて、老人の家に住み始めるが、次々と奇怪な事件が！これが案外オモシロかったんですよ、初めはスティーブン・キングの「ニードフルシングス」のような“悪魔が町にやってきた”ものだと思っていたら実はその老人が悪魔の力を借りて青年へと姿を変え、自分につらく当たった町の住人に復讐しようとしていたのだという拍子抜けなラストも俺好み。ああ、SFチャンネル、スカパーで復活しねえかなあ。
2月4日（日）三遊亭ニカラグア
ニカラグアシリーズその2。先ごろ購入したパイオニアのＤＶ-Ｓ737リージョンフリーＤＶＤプレーヤーなのだが、なんと別の販売店で私が購入したようなリージョン自動切替ではなく、ディスプレイの画面上でリージョン設定を手動変更できるモデルを販売しているという。だぁ、しくじったあ！やっちまったという思いで胸を掻き毟り、くやしさのあまり、床を転がりまわる。この手動変更モデルならば、一部のアメリカ版ＤＶＤ最新作に採用されているリージョンフリープレーヤーでの再生を不可能にするという謎の信号（笑）を回避することができるのだ。最新作は買わないからと済ましていた私も、同じＤＶ-Ｓ737が手動切替になるというのなら冷静ではいられない。ああ、焦って買わないでもうちょっと様子を見ておけば良かったぁ。
さて、これからリージョンフリーＤＶＤプレーヤーを買おうという人にアドヴァイス。これからはリージョン設定が手動のものを買う方が絶対安全です。そして、販売店によって改造の仕方が違ったりしますので、1店だけをみて買わずに出きるだけ多くの販売店の商品を見ましょう。もっともこれから先、ずっと手動切替のモデルが有効だとは限らないので、ぐじぐじ心配する癖のある人は素直にＲ1のアメリカモデルを買うこってすな。
赤かったウンコが正常に戻って一安心と仕事。午前中、自社物件の土地の件で早良区のある不動産屋へお出かけ。そぼつく雨がうっとおしい。担当者に会い,条件を聞きて実際の土地を見せてもらう。急いで帰社して書類仕事。お昼までに大方の仕事をアゲてしまう。昼食は桜坂にて今度ウチの税金関係を担当してもらう予定の税理士さんと食事会・・・と思ったらこれは母親の陰謀による、“見合い”であった。どうも食事会なんて大袈裟だなと思っていたのだ。見合いするつもりなどまったくなかったので多いに当惑し、母親に対してむかっ腹をたてる。
知り合うだけでもいいじゃないなどと言っているが、このワタクシめの気持ちはどうなるのだ、第一、税理士として第一線で頑張っているような女性と鼻クソをほじりながら人生を送っているような私がうまく行くとでもおもっているのか。腹の中は煮えたぎっているのだが、そこは私も大人、表面上はにこやかに、そつなく応対してみせる。約2時間の苦行を終え、相手を大手門まで送ってから午後4時に事務所へ戻る。必要以上に疲れてしまった。
残った仕事を片付け、午後7時に帰宅。夕飯は刺身、ちゃんぽん。今日は飲まないつもりだったが心が荒んでいたので（笑）缶ビール一缶飲んだ。母親があれこれ話かけてくるが、面倒くさいので放っておく。夕食をとっとと終わらせ自室へ戻り、コーヒーを飲みながらレンタルＤＶＤの『タクシードライバー』を見た。
あ、あれ、これハッピーエンドじゃん、今の今まで苛烈なベトナム体験故に社会からはじき出された男（ロバート・デニーロ）がボンクラ魂を爆発させる映画だと思っていたのに。少女売春婦のジョディ・フォスターは救われ、ヒモとの銃撃戦で傷ついたデニーロも回復してタクシー運転手に復帰し、選挙事務所の女とも和解という予定調和に過ぎるラストにびっくり。御都合主義に見えないのはキャラクターの作り方が上手かったせいだろうか。ところで、デニーロの不眠症はどうなったんだ？
シャワーを浴びてから今度は録画しておいた小林旭『ギターを抱いた一人旅』見る。謎のいかさまギャンブラーに兄と恋人を奪われた小林旭、復讐を誓ってそのギャンブラーの潜伏先であろうと思われる北国のある町に向かうが・・・。だから、この映画でも小林旭はキッチュでギンギラギンの存在なんだって、キャバレーでいきなり「宇宙旅行の渡り鳥」なんて歌っちゃうようなキャラクターなんだから。それをフツーのヤクザ映画のフォーマットに押し込んでどうするのだ。最後の最後まで小林旭のキャラクターと物語世界の乖離が解消されなかった凡作であった。
2月3日（土）逆転フューチャー
キャプテン、これはあんまりだ、いくらなんでも酷すぎますぜ。黙れ、オットー。ラーメン党党首、林家木久蔵の話。中国にラーメン屋を開こうと思った。時の宰相、田中角栄に紹介状を書いてもらい勇んで中国に出かけたのだが、案内されるラーメン屋の敷地候補は五百坪、千坪のとてつもなく広いところばっかり。どうやら田中角栄の関係者だというのでよほど大きな組織と勘違いされたらしい。また日本から麺を輸入すると高くなりすぎる、中国で麺をつくろうにも食糧不足で小麦粉がない。まずは麦畑から始めなさいと言われてまた広大な土地に案内された・・・。くっくっく、いいな、こんな頓珍漢な話。
赤ワインをたらふく飲むとウンコが赤くなるって知ってた？と仕事。午前中いの一番に入居者からのクレーム処理。タクミさんに連絡がつかなかったので急遽別の業者を手配する。彼には悪いのだけれども迅速に手当てしてやらないとマズイのだ。こんど、リフォーム1件頼むから勘弁してくれと心の中で詫びる。そんなこんなで外に出る暇がなく、昼飯はカップラーメンとお握り。
午後からはお客様のお相手、1件案内。どうも決まりそうにない印象だった。その後は書類仕事。プリンタで切れかかっていた入居申し込み書を大量に作成。これで後3ヶ月は大丈夫である。寂しい事である。午後7時に事務所を閉め、午後7時20分のバスで天神へ向かう。途中の本屋で吉川潮「突飛な芸人伝」を求めて、本日の宴会場所である天神ホルモンへと急ぐ。
ロデム君、最初から遅れることは分かっていたのだが、ぴんでんさんからも20分ほど遅れるとの電話。仕方ないので酢モツをあてに生ビールをちびちびやりながら「突飛な芸人伝」を読む。冒頭に書いた林家木久蔵のラーメン話を読んで笑いをこらえているとほどなくぴんでんさんがやってきた。オナカが空いていたのでホルモン関係を多量に頼む。カルビもとったけれど二人ともなかなか焼こうとしない、ただひたすら、牛の腸やら気管、馬の肺などを詰め込んでいく。ヘンな客なのか俺達。
9時半近くになってようやくロデム君が登場。かなり酔っ払っていた私は彼がこの前公演を手伝った有久さんのところの劇団とＡＩＱ、どっちが良かったかなどというイジワルな質問をすると本気で困っていた（笑）。考えあぐねて「いや、どちらもいいところがあって」と答えていたが、あれはまあ、冗談なのだ、許してくれたまえ。
その後、中洲の餃子屋に言ったりして帰宅したのがたしか午前12時半過ぎ。したたかに酔っていたがきちんと服を脱ぎ、クローゼットに納めたのち寝巻きに着替えてベッドへ。ああ、こ、この布団の温もりが・・・、意識が途切れた。
２月２日（金）ANATOMY 神ヲ信ジマスカ？
そりゃあ、解剖学は信じるけれども・・・。身元確認のメールがくるのではないかと怯えていたＤＶＤ ＥＸＰＲＥＳＳ、案ずるよりうむが易しとはこのことで、注文の翌日に『ロボットモンスター』と『怪獣ウラン』を発送したというメールが届いた。調子に乗ってバックオーダーになっている『７人の侍』、『原子力潜水艦』に『カニバル・ザ・ミュージカル』『クリスマス・イン・サウスパーク』（あのチンポコモンが収録されている）『パイソン』を追加。これで送料を含めても約１万５千円、１枚当たり3,000円ですがな。あまりの安さに暫し狂乱する。この値段と手間でＯＫなんだから、ほんとリージョンコードさえなかったら、おれ、輸入ＤＶＤショップやってますわ。
あっ、下痢だ！と仕事。午前中ルーティンワークをもくもくこなす。一段落ついてから営業回り。ま、お客様がこないとこんなものなのである。途中、“牧野うどん”で昼飯。きつねうどんがまた美味しいのよ。本屋へ寄って恩田陸「６番目の佐世子」を求めて帰社。午後からお客様が２名、２時間掛かって3件ほど御案内。その後、物件の整理、書類仕事をやって帰宅は午後８時半。
夕食は久し振りの鳥の唐揚げ、生野菜、ハマチの刺身。もーたまらんようになってビール一缶。揚げたてで熱い奴に醤油とレモン汁と胡椒で作ったソースをちょいとつけてがぶり！あっ、あつ、あつ、あふっとなったのにビールをごきゅ、ごきゅ、ばきゅ、ぷはー。ああ、生きていて良かった。後はゴハン一膳、コーヒーで〆。
午後９時に夕食を終えてから自室に篭りＴＶつけっぱなしで読書。「6番目の佐世子」読了。おどろおどろしい導入部とあっけらかんとしたラストとのギャップにがっかり。ただ、学園生活の描写に透明感があって悪いものではない。でもやはり文庫本どまりだな（笑）。
シャワーを浴びてから珍しくＬＤで『ガス人間第１号』を再見。雑誌のインタビューで金子監督が『ファイアスターター』は同作品のオマージュということを語っていたのでどうしようもなく見たくなったのである。ところでみなさん、『ガス人間第１号』には後年の『ターミネーター2』とそっくりの特撮カットがあることをご存知か？
2月1日（木）胡椒恐怖症
もー、アタシったら胡椒恐怖症な人だから、胡椒のビンを見るだけでぇ、だめだからあ。日航機のニアミス、かなり危機的な状況であったらしい。高度差ゼロで60メートルまで近寄ったというからよく回避できたものである。急降下で大Ｇが掛かったというのも頷ける話ではないか。それにしても、そのイキオイで天井に突き刺さったというフライトアテンダント、こういっちゃなんだがギャグですな。
ウンコ、ウンコと繰り返すのも少々飽きてきたなと仕事。午前中、管理物件の見回り、ゴミの後始末。帰社して書類仕事に追われる。それが一段落してから昼休を利用して届いたばかりのＫＣマスターカードを使ってＤＶＤ ＥＸＰＲＥＳＳに『怪獣ウラン』、『ロボットモンスター』、『原子力潜水艦』、『７人の侍』を注文。あれこれ悩んで結局１時間ほど掛かってしまった。
当然外には出られずカップヌードルで昼食を済ます。お握りもつけたかったのだが、最近の食い過ぎを考慮して我慢、我慢。その後は物件の整理、家賃の受け取り。先日のコインランドリーの件で営業マン来社するが、事態の進展のないことを伝えたのみ。残念である。午後６時過ぎに裏モノ会議室、一行知識掲示板へそれぞれ書き込み、書類仕事を終わらせて午後７時半帰宅。
夕食は母親がなんだかの会合で余った奴を貰ってきた（笑）という懐石弁当と刺身、出来合いの牡蠣フライ。ビールは飲まずにゴハンを二膳。弁当の野菜の煮物を全部食ったのだが普段生野菜ばっかり食っているせいか物足りなくて不満足。後はコーヒーで〆る。
自室へ篭ってぼんやりＴＶ。午後10時過ぎから『サウスパーク』ＤＶＤの残り。雪山で凍っていた冷凍人間が発見された。調査の結果、なんと1966年から実に3年間もその状態でいたことが判明、ということはこの冷凍人間はひょっとしたら人類進化上の最大の謎であるミッシングリンクかもしれない。そんなことがあるわけないじゃないか（笑）。『亀有公園前派出所』の日暮巡査と似たアイデアだが、ギャグのまわし方はこちらの方が遥かにオモシロイな。
シャワーを浴びてから今は無きディレクＴＶのＳＦチャンネルで録画しておいた『新・猟奇島』を見る。どこかの海で舟遊びを楽しむばか者いや、若者4人。ヘンな島を見つけて探検に行こうと大はしゃぎ。「あすこだけは行っちゃなんねえだ」と必死に止める船頭を振りきってボートで上陸する。実はこの島、第2次大戦でマンハントの楽しさを覚えたキチガイ大富豪が人間狩りの為に移住してきたというとんでもない島だったのだあ、しかもこの大富豪、人間を捕まえちゃ島に放ち、それを狩りたてて剥製を地下の展示場に飾っているのだあああ。
話はバカだが、なかなか面白い映画でありました。あたかもなんでもない日常の作業であるかのように人間の剥製作り勤しむ大富豪の部下やヘンにゴージャスな地下の展示場など、ムードを醸し出す工夫がグッド。久し振りに流砂に沈む人間も見れたし意外な拾い物であったのだな。これならＤＶＤを買ってもいいやというデキでありました。
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